仮面ライダーセイバー 11~20話 感想

仮面ライダーセイバー 11~20話 感想です。

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第18章「炎の執念、メギドを討つ。」

やはりユーリは分離方法を知っていたというオチ。
これはこれで前の話からでもわかるのでそれはそれでいいのですが飛羽真の取った方法はどうかと思っています。

まず第一に前回クリムゾンドラゴンで一度は人と本を分離する事が出来ていた事。
次に本が完成したら人間が消滅してしまう事を知っていた事。
これらの事からまず最初にドラゴニックナイトでメギドを倒し、それでも本が分離できないなら次に飛羽真のやった方法を試すべきだと思います。

ユーリも言っていましたが今回の事は完全に賭け。完成した瞬間に人間が消滅していたら失敗ですしそもそも完成直後に本と人間が分離するという情報は無かったはず。
まず危険性の低い方法を試してから最終手段で飛羽真のやった方法を試すべきだと思います。本がいつ完成するかわからないですしその間他の人間が命を落とす可能性もあるので。
ゆきさんを出来る限り無傷な状態で本と分離させる方法に拘った結果かなり危ない橋を渡ったという感想。

ユーリの言う世界を守る、と飛羽真の言う世界を守るの違い。
人を守る事が世界を守る事に繋がるというのは良かったと思うのですがその人間の生命を危険に晒す今回の方法。
別の手法は無かったのかなと思ってしまいました。

ユーリ「はあ・・・混乱の極みだな」

というように最近の話は混乱の極みが続いてますね。
その原因はコミュニケーション不足だと思っています。それぞれ言葉が足りていない。
まずユーリは自身が簡単にメギドと人間を分離できる事を伝えていない(飛羽真の覚悟を確認したかったというのもあると思いますが)

飛羽真は飛羽真で前回レジエルが新しいメギドについて無駄に丁寧に教えてくれたのにそれを倫太郎に伝えずメギドを守ろうとした。
そしてそれらのコミュニケーション不足は以前から見られる傾向ですよね。上條も自分で現状を認識して一人で暴走。せめて信頼してそうな尾上か大秦寺に相談すればもう少し違っていた可能性が。
賢人も賢人で相談せず一人で私情に走りカリバーに倒されてしまいました。

多少の行き違いで仲間関係にひびが入るという展開自体は珍しくもないと思いますがそれが続くというのは視聴者的にもストレスが溜まる展開だと思うのですよね。特に視聴者には誰が原因で今回のような状況になっているというのは明白ですし。
この混乱の極みの現状を打破できるのは一体誰か。
この重く苦しい章の結末を変え、カタルシスが得られる展開を期待しています。

・ユーリ

ユーリ「俺がアヴァロンにアーサーの力を封印した。」
ユーリ「君はアヴァロンの力を手に入れた。それはつまり望むと望まざるとにかかわらず世界を守る運命を手にしたということだ」

アーサーの力って結局なんでしょうかね?ドラゴニックナイトもこの時に同時に手に入れたのでキングオブアーサーとドラゴニックナイトもアヴァロンの力と言う事だと思いますが。ユーリの言っていた試練自体は終わっているはずなのでアヴァロンの力はこの二つだけみたいですが特別な力があるようには思えません。
ただ単に強い力というだけでは世界を守る運命、とまではいかないような気がします。それともアヴァロンの力を手に入れる=光の聖剣に選ばれる可能性が出るという事でしょうか?

ユーリ「かつて俺は世界を守る剣士だった。最初に生まれた光と闇の剣。2つの聖剣が交わる時強大な力が生まれる。だから俺は光の剣が悪用されないように剣と同化し人であることをやめた。」
飛羽真「後悔はないんですか?」
ユーリ「剣士として当然のことをしただけだ。むしろ最高だろ!」

ユーリは生粋の剣士なんですね。世界を守る事が剣士であり、その剣士の本分を全うできるならそれが一番良いと。
しかしサラっと言っていますが剣と同化するってどうするのか。剣と同化する技術があるのか。それとも剣に取り込まれる必要があるのか。
後者だった場合闇の聖剣に取り込まれたと思われる賢人がユーリと対になる存在として再登場する可能性もありそうですが。

ユーリ「剣士同士で戦うなど言語道断。君たちが信じている正義を疑うべきだ。今のソードオブロゴスに正義はない。間違っているのは君たちだ!」

今のソードオブロゴスの理念は世界の均衡を守る事。ユーリの時は世界の平和を守る事。で良いのでしょうか?
ユーリがアヴァロンに引きこもる時には理念は変わっていなかったと思われるので1000年の間に変化した、そしてその変化させたのが”あの方”でいいのでしょうか?
あの方が全知全能の書の断片を保有していると仮定すると世界の終わりについて知っている、つまり未来永劫世界の平和が続く事ないと理解している訳で世界平和ではなく世界の均衡を守る、という発想になった可能性もありますね。

・倫太郎

「飛羽真君はカリバーに騙されているだけです!ソードオブロゴスに裏切り者はいません」

既に倫太郎の中では二人のカリバーについてはいなかった事になってる模様。元々二人ともソードオブロゴスなんですけどね。
それとも末端の剣士はともかく中枢に裏切り者はいないという認識でいいのでしょうか?
と言っても組織で育ち組織内の世界しかほぼ知らない倫太郎が組織を信じるのは当然といえば当然なのですが真実を知った時に倫太郎がどうなるのか気になるところです。

・大秦寺

「飛羽真と話す必要がある。私が行く。」

結局飛羽真と話していたのはほとんど倫太郎。まあ大秦寺さんに人と話せるわけもなくここは尾上さんが行くべきでした。というか一番のコミュ障(他の人間も大体コミュ障ですが)が話す必要があると言い出す前に他の人間も・・・駄目だ倫太郎と尾上さん以外話にならない。やはり外部との接触を断っている組織はコミュニケーション能力が育まれない。

ユーリ戦

確か大秦寺さんは耳が超いいはずで見えにくいアヒルの子戦で見えにくいアヒル相手に普通に戦っていたはず。今回後ろに回りこまれたとはいえユーリは声を出しながら斬りかかってきていたのでそこは少しでも反応して欲しかったと思います。

・飛羽真

飛羽真「この世界にはたくさんの人がいる。みんな一生懸命生きてこの世界を創ってる。俺にとって世界を守るってことはそこに生きる皆を守るってことなんだ。」
ユーリ「人が世界を創る?面白いな。なるほど。1000年の間に世界を守るという意味が変わったということか。」

ユーリにとっては世界を守るという事は世界の平和を脅かす敵を倒すという事。それが元々人間だろうが何だろうが関係ない。
飛羽真にとっては世界を守るとはそこに生きる人間を守る。人間あってこその世界だ、という認識でいいんですかね?
それはともかく他のライダーは世界を守るという認識は全員違うと思われるので一度全員に確認した方がいいと思います。そこの認識を曖昧にしているさらに混乱しそう。

ユーリ「世界は救いたい。人も救いたい。真実をつかみたい。でも仲間のことを引きずって悩んでる。甘すぎるよな」

かなり甘いですがその甘さを実現していき最終的にはその甘さを実現する強大な力を手に入れるのがお約束なので・・・そういった意味では主人公らしい悩み。
飛羽真は最終的にどのような力を手に入れるのか気になります。でも最終的に全知全能の書の書き換えをすることになるだろうと思われるのでその場合は今までに例のない力を手にしそうですが。鎧武も神のような力を手にしただけで全知全能ではないですしね。メガヘクスに苦戦してましたし。
飛羽真の物語の結末はどういったものになるか。

ユーリ「わざと攻撃を受けて本を完成させるギリギリの賭けに出たか。どうやら運も度胸もあるようだな。」

ユーリも言っている通り運なんですよね。本の完成=人間の死の可能性が高かった、というか本が飛び出す可能性があるか分かりませんでしたから。
そもそも前回の時にクリムゾンドラゴンで分離させられているんだから色々悩む時点で今回の話はおかしい。

・レジエル

ズオスちゃん「ずいぶんと機嫌がよさそうだな。」
レジエル「面白かったぞ。手も足も出せないセイバーの姿は!」

作戦が成功した訳でもないのにこの喜びよう。だから大事な作戦を未だに成功させたことがないのですよ。基本的にイエティは見境なく暴れまわっているんだから付きっ切りでサポートしないと。
というかズオスちゃんも遊んでないでサポートすればいいのに。前回の作戦時は剣士を殺してはいけなかったはずですが今回多分暴れたい放題ですよ。それともワンダーコンボにすら勝てなかったズオスちゃんがキングライオンに恐れをなして逃げている可能性もある?

・ストリウス

「あまり油断しない方がいいですよ。光の剣士が現れた。あの剣の力は未知数です。放っておくとまずいことになるかもしれませんよ。」

ストリウスも光の剣については断片的にしか知らない模様。1000年前にストリウスがいなかったという事でしょうかね?いつから存在しているか分かりませんが恐らく1000年の間に誕生したと思われます。15年前にはいたはずなのでその間でしょうか?範囲が広すぎますが。

第19章「炎と光、剣と剣。」

大秦寺「お前の剣からは何も響いてこない」
さすがにこのまま剣士全員と敵対するのではなく徐々に和解していくんですね、と思っていたら最後の台詞。
大秦寺なりの真意があるとは思うのですが本当に全く響いていない、という展開もあり得ると思えるのが怖いところ。

そもそもここまで拗れてしまったら言葉による説得は不可能だと思っています。
倫太郎は自身の価値観が揺さぶられて精神的に不安定。
蓮は自身の一番大事なものを消され暴走寸前。
大秦寺は言葉よりも剣による対話の方の方が信じられる。
一番話が通じそうな尾上は倫太郎と連の暴走を止める為に(さらにいうと神代の監視も?)残らないといけない。

といった訳で大秦寺と飛羽真が戦う事によって分かり合う展開はありだったとは思います。
・・・分かり合えたのが不明ですが。
しかし人間がメギドになる、という事は倫太郎たちに伝わる模様。話を聞かない蓮はともかく倫太郎、と尾上には飛羽真の真意は伝わってほしいところ。
特に尾上は神代の事を疑っているようでもあるのでこのまま神代の、そしてその背後にいる黒幕の思惑に気が付いて欲しいと思います。他のメンバーにはその辺全く期待できないですし。
次週完全に暴走した蓮はともかくそろそろ他のメンバーと和解していってほしいと

・飛羽真

飛羽真「ユーリで斬れば人間とメギドが分離できるってわかってれば…。」

何回も書いてますがイエティ初登場時にクリムゾンドラゴンで分離させてるんですよね。あの描写されなければもう少しわかりやすい展開になったのですが何故あそこで分離させたのか、そしてその事について一切触れないのか。疑問に思います。
まあ仲違いの根本的な問題はそこではないのが一番の問題なのですが。多分この事関係なく仲違いはしてると思いますしね。

飛羽真「まずは俺たちのこと信じてもらわないと」

一番の問題はこれですよね。信頼されていない。
とはいえ新参者の飛羽真が悪い訳では(それほど)ないのですが。何も言わずに裏切ったカリバー二人が悪い。カリバーのせいで一番まともに判断している尾上さんも迷ってますしね。ロゴスのメンバーは本当に全員コミュニケーションが取れてない。

・ルナ

ユーリ「はるか昔最初に世界をつないだ特別な女性がいた。」
ユーリ「ワンダーワールドにはいなかった。」

ルナはどこにいるんでしょうかね?というか繋ぐ事が出来るならワンダーワールドに閉じ込められても自由に行き来できるはず。だとすれば飛羽真たちの世界。まあユーリがワンダーワールド全てを探したという訳ではないのでワンダーワールドにいる可能性もありますが。
もしくはバハトが本の中に封印されていた事からルナもどこかの本に封印されている可能性もありそうですね。その場合一番可能性が高いのはルナが持っていた本の中ですが…”青い鳥”の前例もあるのであり得る…のかもしれない。

・ユーリ

「状況は理解した」(アメコミを読み終えてから)

世界の平和が脅かされそうになっている現状で他の事に気を取られすぎなユーリもユーリですね。本当に世界の平和を守る気があるのか疑問。

・ゆきさん

「変な世界は見えなくなっちゃたし」

本が無くなるとワンダーワールドは見えなくなる。つまり一人につき一冊の本しか作れないという事でしょうね。設定的には仮面ライダーウィザードっぽい。ウィザードは時々アンダーワールドのファントムを倒さず放置していましたが(九官鳥の時とか。あれは結局倒した?)セイバーはどうしていくのか気になります。強化形態で一気に特定して片っ端から切っていく展開になるのか。

・倫太郎

神代「彼がメギドをかばうのをその目で見たんですよね?彼が力を持つのは危険なのです」

分離できる(できた)のに飛羽真が邪魔するばかりに。
本当に何故最初にクリムゾンドラゴンで分離できる描写を入れたのか。それさえなければもう少し現状は違っていたと思うのですが。

・尾上

尾上「思いつめるな。小説家は悪い事はまだ何もしてない。」

さすがに尾上さんは比較的冷静。でも”まだ”なんですよね。前例二人いますし。
一番冷静になって物事を判断できる(そらくんが関わると冷静になれないですが)尾上さんにはもう少し頑張って欲しい。他は全員期待できない。

尾上「いいか?俺たちが今やるべきことはメギドを止めること。そしてソフィアの救出だ。それを忘れるな。」

ちゃんとやるべき事を示す尾上さんは素敵。ただの他のメンバーは一切指示について理解してないと思われるので多分無駄ですが。全員が全員飛羽真に斬りかかりそう。
尾上「俺たちが本と聖剣を集めるのは管理するため。組織のことは信じちゃいるが見極めないとな」
組織自体は信頼しているが前例(カリバー二人)がいる事から無条件に信じてはいない。まあ信頼していた二人が裏切ったので何かしら理由はあると思っているようですが…これだけ他のメンバーが暴走するなかだと一人で真実を探り、そして消されそうですよね。エグゼイドの監察医のように。それもこれも他のメンバーが全く頼れないのが原因。

・蓮

「飛羽真は賢人くんの敵を信じるって言ったんだ。それって十分悪いことなんじゃないの?」

一切ぶれない蓮が素敵。
こいつ飛羽真と他のメンバーの蟠りが解けても飛羽真に襲い掛かりそうな予感。
それどころか恐らく復活すると思われ、さらに闇の剣を使い暴走し始めると思われる賢人に喜んで付いて行きそうな気がします。

・大秦寺

「光の剣と火炎剣烈火の真意を探るためにも私が剣を交える」

飛羽真の真意ではなく飛羽真を信じて剣士として認めた火炎剣烈火の真意を探るって事ですね。さすが人に対してはコミュ障。一応飛羽真の真意も探ろうとはしているようですが…この人がある意味一番説得するのが難しそうな気がする。
蓮は説得が難しいではなく無理。

・王様メギド

王様メギドは理想の王国づくり(恐らく)。
じゃあイエティは何を目的に暴れていたのでしょうか?人々を氷漬けにするたびに本が完成に近づき本が完成した時はセイバーを氷漬け(未遂)にした時。
・・・編集長ストレスが溜まっていたのでは。そういえばストレス解消に山に行くとか言ってた気がします。もしかしたら編集長ってヤバイ人では。

・レジエル

レジエル「本は完成してたんだ!」
ズオスちゃん「破壊されたら意味はない。フッ…また創ればいいじゃねえか。本は着々とできてるんだ。」

やっぱり前回レジエルにサポートつけずに暴れさせていたのは今回の伏線だったと思われます。前回の感想で実験的にやらせてる、のではなく単なる時間稼ぎ。まあレジエルっぽい役割ですが。
ズオスちゃんって意外に命令に忠実に動きますしね。レジエルが一番話を聞かない。つまりはこの手の時間稼ぎ系が一番あう。

・ストリウス

ズオスちゃん「ストリウスが次の標的を見つけたみたいだぜ。」

本自体は複数ばら撒いているがメギド化するのには時間がかかるって事でしょうかね?
メギドの元になった人間から生み出されるストーリーでメギドが誕生、そして本の完成に向けて好き放題動く。その動きを幹部メギドがサポートという感じになりそうです。

ストリウス「それでいい。戦う必要は無い。」

ですよね。戦う必要は全くない。本の完成に剣士との戦闘が含まれているなら話は別ですがそうでないなら戦う必要は全くないですし本が破壊される可能性が高いですしね。レジエルの失策は最終段階で剣士と戦わせた事。
・・・なのですがメギドもメギドで幹部に忠実って訳ではなさそうなので戦闘は避けられないのですが。前のメギドは命令に忠実だったので(デザスト除く。それともあれは特例)今回の作戦の実行自体は簡単ですがそれの遂行は難しい、といった感じでしょうか?

ストリウス「君の夢を叶える力をあげましょう。」

凄いオーズっぽい。飛羽真に本を埋め込んだらどでかい本が誕生して幹部が潰されるとかそういった展開があり得そうな気がします。ユニコーンヤミーはちょっと可哀そうだった。

・神代

「神山飛羽真が光の剣を使いました。やはり彼は我々が求めるもののカギになるかと…」

結局のところ闇の聖剣は確保しているから今一番重要なのが光の剣でありそれを使える剣士が必要って事でいいのでしょうか?
ユーリ自体は他のメンバーを認める事はなさそうですし飛羽真も必須なんでしょうね。

第20章「牙城を崩す、剣の意志。」

今回で多少それぞれの関係が改善するかと思ったら悪化しました。
そろそろ本当に尾上さんには頑張って欲しいと思います。他のキャラは全く期待できない。
18章のユーリがセイバー、ブレイズ、メギドの3つ巴となった時に「混乱の極みだな」という台詞で現状を嘆いていました。

しかし3つ巴は極みではなかった。
今回は3つ巴に加えてデザスト参戦。
4つ巴。ライダーではなかなかに珍しい光景になったと思います。
一応今までにない事は無い、という事ではありません。
基本的に全員が敵の龍騎では4人以上で戦う事も(TVSP版ではほぼ全員揃った状態での乱戦)ありました。
しかしそれは各個人が対立していたからです。セイバーの場合は現在4つの勢力がぶつかる状態となっているのです。

世界を、人を守りたいセイバーと最光。
人をメギドに変え、大いなる力を手にしたいメギド。
聖剣と本を集め全知全能の書を手にしようとするマスターロゴス。
それらの勢力が混じり混乱の極みの中迷うノーザンベースの剣士たち。
賢人君しか見えない蓮。
そして祭りだと言わんばかりに乱入するデザスト。

・・・6つだった。
蓮をノーザンベース勢に入れるか微妙な展開ですが恐らくもう蓮は止まらないでしょう。それこそ賢人が復活しない限り。
混乱の極みが悪いという訳ではありません
しかしその状況が長く続くのは好ましい展開とは言えないでしょう。

飛羽真と尾上は現状を打破しようとしているのはわかります。
しかしそれがいつになるのか。そして本当に現状を打破できるのか。
これまでの展開からすんなりと元の関係に戻れる雰囲気はなさそうです。
単純に人間対メギドの構図にしたくない、剣士やメギド達のそれぞれの物語が入り混じるストーリーにしたいというスタッフの思いは伝わってきます。
しかし現時点ではそれらが入り混じっているだけで纏めきれているとは思えません。
物語の結末は俺たちが決める、の決め台詞の通りに剣士やメギドのそれぞれの物語が集結し最高な結末を決める展開を待っています。

・飛羽真

飛羽真「この本をノーザンベースから持ってきてくれ」

・最後の救世主
・伝説の希望の剣
・聖剣黙示録序章
・ブレイクナイトの城
・ラストイーグル聖剣団
・イミテーションプリズン

最後のイミテーションプリズンって何を調べようとしているのか。他は聖剣にまつわる物だと思うのですがこれだけ異質な気がします。
イミテーション=まがい物。模造品。
プリズン=刑務所。監獄。
イミテーションプリズンが何を指し示すのか。気になるところです。

飛羽真「俺が慎吾くんを救う!」
(クリムゾンドラゴンに変身)

クリムゾンドラゴン好きですね。ここ一度強化されると下位のフォームってあまり使われない印象があるのですがセイバーはドラゴニックナイトを使えるようになってもクリムゾンドラゴンを多用しているイメージ。
ドラゴニックよりクリムゾンの方がビジュアル的には好きなのでいいのですが慎吾君を救う覚悟を決めたからには最初から加減なしのドラゴニックでもいいと思ってます。

・ユーリ

飛羽真「だから世界を守る覚悟が持てる!」
ユーリ「覚悟か。最高だな!」
中略
王様メギド「私に勝てると思っているのか?」
ユーリ「最初から眼中にない!」

ユーリはあまりメギドに対して好戦的ではないと思ってたのですが飛羽真が光の剣を持つに相応しいか試し続けている、といった解釈でいいんですよね。
今まで使わせていたのはお試し期間。仮免合格したから本試験に向けて様子見。今回の剣で本試験合格みたいな。
そしてメギドは単なる試金石だったと。

それはそれでいいのですが世界の平和を守る為にあまり積極的に見えないのはどうか。多少メギドに変化した人間が傷ついても、そのメギドによる被害があっても黙認。多少の被害が出ても光の剣を使える人間を見定める方が世界平和に繋がる、といったところでしょうか?
1000年前、今より状況が厳しかったと思われるユーリらしい考え方だと思います。

最後の傷を治す描写

治せる傷を今まで放置していたのはとりあえず置いといて芽依と飛羽真とやり方が違うのはどうなのかと。(飛羽真は遠距離から。芽依は直接頭を揺さぶって)
そういえば慎吾は光って記憶を消していましたが編集長は頭を揺さぶっていたような。
結構ユーリは自身の好き嫌いでやり方変えてるような気がしないでもない。

というか広範囲の冷凍解除、メギド分離、治療、記憶削除と光の剣能力多すぎですね。闇の剣も結構色々能力ありましたが(能力吸収、闇の剣に取り込む等々)最初に作られた二振りの剣だから特別なのか。それとも他の聖剣も特殊能力持ちだが使いこなせていないのか。
EDの歌詞だと炎は悪を燃やす力、水は浄化の力、雷はスピードで状況を変える力、とあるようにそれぞれ使っていない能力があるのかもしれない。

・倫太郎

倫太郎「やはり飛羽真くんは嘘をついていなかったんですね。」
中略
飛羽真「問題は組織の中にいる真の敵だ」
倫太郎「組織の中に真の敵などいません!」

倫太郎は飛羽真を信じるのか信じていないのかどっちなのか。
尾上が前に倫太郎は迷いまくっている、と言ってますが本当に迷いまくっていますね。
現時点では倫太郎は飛羽真<組織の価値観なのでわからなくもないのですが…マスターロゴスの思惑に気が付いた時にどういった反応を示すのか。結構倫太郎にはつらい展開になりそう。

・蓮

飛羽真「お前も一緒に世界を守ると賢人と約束しただろ!?」
蓮「お前が賢人くんを語るな!」
飛羽真「話を…話を聞け!俺たちなら助けられるんだ!」
蓮「光の剣か?」
飛羽真「そうだ!これなら人も救える。」
蓮「だったらそいつを回収して俺が世界を守る!」

一応世界を救う気があるのはいい事です。でも下手に力を手にしたら賢人君がいない世界なんて滅びてしまえ、的な発想で暴れまわる気がしないでもないですが。
風の聖剣は本当に何故こいつを剣士として選んだのか。

デザスト「やっぱりお前はこっち側だな!」
蓮「マジないから!」

観てないのですがスピオンオフネタらしいですね。一度登録して観てみたい気もします。
それはともかく個人的には蓮はデザスト側と思っていますよ。
前にデザストが剣士から創られた本ではないかと書いた気がしますが蓮をメギド化したらデザストといいコンビになりそう。

・ストリウス

ストリウス「ソードオブロゴスの方々も光の剣と炎の剣士を狙っているようですねえ。」
ズオスちゃん「仲間割れとは笑えるな!」
ストリウス「向こう側にも我々と同じ考え方の者がいるかもしれませんねえ。力を求める何者かが…」

ズオスちゃんに笑われる組織の現状。まあデザスト制御しきれないメギドもどうかと思いますがズオスちゃんに笑われるぐらいの失笑物の展開ですしね。
それはともかくストリウスはマスターロゴスの存在自体は知らないといった解釈でいいんですかね?まあ組織の内情を知らないのは当然ですがマスターロゴスの存在自体は知っているのかと思っていました。

ストリウス「セイバー…。その力もいずれ私のもの」

私たちのもの。ではなく私のもの。
力を独占する気満々ですよね。それは他のメギドも同じ考えだと思いますが。
まあ他のメギドは大いなる力そのもの。ストリウスは大いなる力の属する全ての力を手に入れようとしている、といった違いはあるのかもしれません。それ以前にズオスちゃんとレジエルはなんとなく大きな力が手に入る、といった認識かもしれないですが。ストリウスだけは具体的にその力の全貌を把握していそう。

・王様メギド

「レンガレンガドンドン」
「積みあがってゆけ!我が城壁のために!」

気が付かなかったのですが車ってレンガのかわりだったんですね。しかしあの積み方だと城壁が一部除いてスカスカなんですがいいんでしょうか?それは理想の王国なのでしょうか?そして城は石を積み上げているだけですがそれは理想の城なのでしょうか?
理想の王国、というより理想の王国のミニチュアを創りたいという願望だと思うのでこれでいいんでしょうか。

・イエティメギド

そしてやっぱりイエティの目的がわからない。ストレスが溜まっているから全部凍らせてストレス解消、もしくは全部雪山状態にすればいつでも雪山に行けるね!といった目的だったんでしょうか?
多忙な社会人の抱える闇って怖いですね。

・デザスト

「悪しき者の禁術により生まれた3つの属性を併せ持つものが封印から目覚める」

来週のメギドもデザストと同様の方法で創りだされるらしいですね。(3つ掛け合わせ)どういった経緯で創られるのか、その本体の人間は誰になるのか気になるところです。

・神代

「エスパーダが死んだのは誰のせい?上條大地でしょ?彼と同じことを神山飛羽真がやろうとしている」

賢人君が死んだのは剣士としての使命を忘れ私情に走った部分が大きいと思いますが。まあ上條大地がやった事には間違いない。
しかしノーザンベースの現状。納得のいく理由があるなら別ですが神代の口先だけで完全に分裂しているのも視聴者的にストレスが溜まる原因ですよね。そんな言葉だけで完全に崩壊しているのかと。
神代が555の草加並みに仕掛けているならともかくこいつの言葉だけで混乱させられているのはどうなんでしょうねえ。

ユーリ「君たちの目的はなんだ?」
神代「もちろん世界の平和です」

前は世界の均衡って言ってなかったでしたっけ?それはソフィア?
光の剣の前だから均衡ではなく平和と言っている可能性もありますが。均衡と平和って別物ですしね。この台詞気になります。

・マスターロゴス

倫太郎「彼女はマスターロゴスの代理です。」
飛羽真「マスターロゴス?」
倫太郎「ソードオブロゴスを束ねるお方です」

来週のフードを被った?人間が恐らくマスターロゴス。
だとすれば映画のラストで出てきた人間も恐らくマスターロゴスなのでしょうか?(一瞬だったから覚えてないですが恐らく同一の姿をしていた)
しかしこのタイミングで姿を出すとなると…ドラゴニックナイトの上位フォームで蹴散らされそうな予感(エモーショナルドラゴン?)
ラスボスにはなりそうもないですね。まあ現時点ではタッセルがラスボスだと思っていますが。

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