映画 バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜 感想

映画 バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜
ネタバレありの感想です。
ドラマ版未視聴。

・感想

まとまっているような、まとまっていないような、そんな映画。
オチの汽車に見立てた各撮影所のバイプレーヤーズ達を映す、という流れは過程も含めて楽しく観れたのですが映画としてまとまっているかと聞かれたら微妙な感じもします。

というのも各面々が濃すぎるのですよ。
これだけの豪華俳優陣を(バイプレーヤーズと言いつつ主演も張れる人も多数)いるなかで濱田岳がメインとなって纏めようとしてもそりゃ纏まらないって話になってしまう気がするんですよね。
ちょっと言い方が悪かったです。
濱田岳だけじゃなくて他の誰でもこの中でメインの主役で一本のまとまった映画にしようというのは無理な話。
風を主演として捉えればそれなりに一本の映画としてまとまっているような気もしますが…。

とはいえこれは製作者側の意図した構図かもしれないですね。
名脇役が集まった上で一人だけにスポットライトを当てて映画を作るってのはちょっと違う気もしますし。
それぞれの名脇役たちがそれぞれの作品を作り上げる。
特定の作品だけが優れている、といったものではなくそれぞれの作品が作り上げた世界観を連ね、過去と未来を繋げていく、といった考えで作ったからこそ敢えてこういったややまとまりのない映画になったのではないか、と自分は思います。

…いやなんか批判的になってしまいました。こういった各エピソードが連なって最終的に一つにまとまる映画って好きですし(アイネクライネナハトムジークとか)この作品もいいと思うのですが…その個別エピソードが濃すぎる。俳優さんも濃すぎる。
なのでやや全体的に見ればまとまっていないと感じてしまいました。

以下雑記。

・小さいおじさん

凄い観てみたい。
銃撃戦がある幼児向け番組(ですよね?)って。
しかも強面の俳優さん多いですし。
途中で予算が足りないのは俳優のせいじゃね?的な台詞がありましたがそりゃあのメンバーじゃ足りないと思います。
売り上げを寄付している的な台詞もあったのであれはほぼノーギャラなのでしょうか?
それはそれでいいと思うのですが爆弾をかかえたおっさんに製作スタッフの仕事もさせるのは番組自体の寿命も爆弾の導火線のように減っていきそうなのでやめておいた方がいいと思います。

・幼児向け番組

名前がわからない。おかあさんといっしょ的な番組。
最終的にほのぼのとした映像が流れていましたがあの映像が完成するまでのメイキングを見てみたい。多分子役さん泣いてる。
そしてちいさいおじさんとコラボして欲しい。

・私の番です

あまりテレビドラマは観てないので他の作品についてはわからなかったのですがあなたの番です、は観てたので言わせて欲しい事が。
パロディ番組にパロディ元の番組出演者が出るのはいいのだろうか?
それともこの映画の劇場内作品って同じような役者さんを使っているのか?
ちょっと気になります。

・宮本武蔵

濱田岳が出演するのは別良い(麒麟が来るでも出たはず)なのですがアクション俳優役で出るのはどうかと思います。結局アクションシーン流さなかったですし。
どういう人選だ。

・風

実際の現場でも「気持ち入りました!」的な台詞があるのか気になります。

以下駄文

・高杉真宙

が出るわたしの番です超見たい。
きっと人畜無害な顔して元仲間を陥れたり必要であれば半殺しにしたりタブー(例えば変身中に攻撃)な攻撃したりとやりたい放題やってくれそうな予感。
いや本当にミッチはキャラが濃かった。というか鎧武はメインライダー全員キャラが濃かったですね。むしろ主人公(神)が一番キャラが薄いんじゃないかぐらいの勢いな作品だったと思います。

・名脇役

石丸謙二郎と稲葉友と宇梶剛士と高杉真宙と津田寛治と波岡一喜と浜野謙太と升毅等々の俳優陣で一つ作品を作って欲しいところ。
なかなか濃ゆい作品ができると思うのですが。
ざっと出演者見てみてましたがテレビ版仮面ライダーで出演していた人を見てみてもこれだけの人数が(抜けがありそうな気もする。映画でちょっと出た人とかは除外)
なんだろう、この中では一番メインライダーに近い稲葉友さんがこの中では一番薄いキャラに思えてくる。決して薄いキャラではないのに。
それだけこの映画に出てくる俳優さんたちがいい演技していたって事にもなりそうですが。

映画
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