映画 モータルコンバット 感想

映画 モータルコンバット
ネタバレありの感想です。
ゲームは昔、記事を読んだことがあるだけでやった事はないです。

・感想

原作の雰囲気を再現している…ような気がする。
というのもそもそもゲームやってないので詳細は知らないのですが昔読んだ記事、最近観たゲーム動画の雰囲気の再現は出来てるんじゃないかなあと思います。

…で何故このB級映画テイストの原作ゲームを今頃になって映画化したのか。
おかげで完全にB級映画ですよ。
いやアクションはレベル高いですよ。
ただ世界観が微妙なので完全にB級アクション映画なんですよね。
アクションレベル高いと言っても最近は他に凄い作品がいくらでもあるのでとびぬけて凄いアクションと言うほどでもない。
ラストのサブゼロ戦でのCGは凄いとは思いますが最近はCGが凄いぐらいじゃ大したウリにはならないですし。
原作モータルコンバットの特徴の一つでもあるフェイタリティも映画再現されているようですがこれを映画の売りにするのは難しいですしね。それほど数も多くなかったですし。
アクション要素は結構凄い。
でもそれ以上に今から見ると、いや昔から見ても微妙な世界観を再現したせいか物凄いB級映画テイストな映画になっていると思います。
一応予告で見て期待したレベルの作品ではあったのですがそれ以上でもなかったという感想でした。

以下雑記

・ジャクソン

…強化された義手はジャクソンのアルカナで良いんですよね?
いやなんか「この義手凄いな」的な台詞があったと思うのですがそれはあなたの能力ですよね?といった感じだったので。

・カノウ

結局アルカナ発動すらしていないソニアにやられたのは良いのでしょうか?
まあ石像の下敷きになっても怪我すらしていなかったソニアは既に超人の域に達しているとは思うので敗北も致し方なしといった感じですがあれってルール的にいいんでしょうかね?
あれが大丈夫なら他の面々はマシンガン装備した軍人さんでほぼ一網打尽に出来ると思うのですが。(サブゼロは無理っぽい)
散々アルカナ発動していないやつは足手まといだ、扱いされていたのにソニアが強すぎてこの辺の設定が物凄く微妙に感じます。ソニアはサポートで他のキャラで倒させるのじゃ駄目だったのでしょうか?
まあ倒したのは妖精さんですが。

・リュウカン

非常にアルカナが地味。調べてみたらゲーム1作目の主人公的キャラなんですかね?
それにしては単独では弱すぎると思います。
ラストのカバル戦はトラップ(タール?)使用してどうにか倒せたという感じですし。
アルカナ発動した瞬間敵を瞬殺できるようになったソニアさんと比べて地味すぎると思います。

・クンラオ

こっちもこっちで地味だと思ったら敵の1人瞬殺してました。
そもそも勘違いしていましたがこのキャラサイコキネシス使いなんですね。映画の公式HPだと「カミソリで縁取られた帽子を超能力で操り、強敵を倒す。」なんですよ。
つまりあの鋼鉄製の帽子はアルカナじゃないんですね。ジャクソンのようにアルカナ発動時に強化された可能性はありますが。
そして活躍したと思ったらお役御免とばかりにフェイタリティ食らって退場。
ある意味一番美味しいキャラではあったと思います。

・ミレーナ

この戦いは1対2もいいのでしょうか?(原作ゲームがそうっぽいので原作再現?)
トドメを刺す瞬間に後ろから奇襲からの瞬殺というのは結構可哀そうな役割だと思います。というかソニアが強すぎる。サブゼロ戦もソニアがいれば瞬殺できていた可能性が?

・ソニア

なんどか書いてますが強すぎる。
序盤は殺すのを躊躇った(痣持ちをむやみに殺さないようにしてただけかもですが)ような感じもありますが後半はカノウをアルカナなしで撃破。
ミレーナを瞬殺、と本当にこの人強すぎる。
ミレーナが防御力低めのタイプだったとは思いますが他のキャラでも即死させられるぐらいのスペックはありそうな気がします。
まあそもそも重火器で倒せそうな敵ばかりですけどね。

・コール

一応映画オリジナルキャラかつ映画主人公?
にしてはアルカナが地味。
体の硬質化で良いのでしょうか?サイっぽい武器も持っていましたがあれも自分で作り出せる=他の武器も作れるような感じでしたが。
そして戦績が地味。
ゴローは単独撃破しましたがサブゼロ戦はあまり役に立たず、というかラストバトルはどちらかというとサブゼロ対スコーピオン戦がメインでしたし。
ラスボスかと思ったシャン・ツンは戦わなかったですしね。
アルカナ発動までが長く、発動しても敵を単独撃破したのが一人だけ。主人公にしてはかなり地味な活躍だったと思います。
あとラストのハリウッド云々のネタがいまいち理解できませんでした。

・シャン・ツン

結局戦わなかったですよこの人。
クンラオ殺してるので戦うと思ったら…次回作があればラスボスになるのでしょうか?
まあそんなに強くもなさそうなのであの場では逃げるのが正解ですよね。ソニアがいるし。

・ライデン

神だから戦いはしない、とか言っていた気もしますが十二分に参戦していると思います。
ゲーム再現の為か全員ワープでタイマン(一部乱戦)させていましたがそれぞれ自軍が有利な場所に飛ばしていましたよね。あれは助力以外の何物でもない。そもそも敵を単独で飛ばして味方キャラ全員で倒すというのは駄目だったのでしょうか?サブゼロはそのつもりだったようですし。
この辺の設定はもうちょっと無理のない設定にして欲しかった(敵を単独でワープさせて重火器で武装した軍人さんで対処できる敵ばかりだったので非常に気になりました。敵が散々ルール破ってきてるんだからそれぐらいやっても大丈夫な気がします。映画としてどうなんだ、というのは知らない)

・スコーピオン

色々と設定がカッコよすぎて主人公にしか見えない。
というか実質主人公ですよね。
冒頭のアクションもいい。(というか冒頭が一番良かった)
コールに語り掛ける姿も印象的。
そしてラスト、満を持して復活、からのサブゼロにフェイタリティかますのは誰がどうみても主人公。

・サブゼロ

異常に強いのですが色々と甘かった。
冒頭のシーン。ハンゾウに止めを刺さず逃亡(一応あとで死んだのでこれはまだマシ)
そしてハンゾウの娘を見逃す。
ジャックスを落として放置。(あれで生きているジャックスもおかしいですが)
コールの家族も氷漬けにしただけで実質被害なし。
強い事は強いのですが色々と迂闊な場面が多かったと思います。
とは言え全体的にアクションは非常にカッコよく、氷の刀もいい。
流石原作の人気キャラ(らしい)ですね。

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