映画 ジャングルクルーズ
ネタバレありの感想です。
ちなみにディズニーランドのジャングルクルーズにのった事はないです。
そもそも十年以上ディズニーに行った記憶がない。
以下ネタバレありの感想。
・感想
ジャングルをクルーズしている感は満載だったのですがヒロインの性格が残念過ぎてそこが残念。
最初に書きましたがそもそも自分はジャングルクルーズは知らないんですよね。
でもこの映画のアドベンチャー部分は良いと思いました。
未知なる場所。
不可思議な動物達。
ジャングルの奥地に住む部族(仕込みアリ)
そして呪われた怪物たち。
最近では少なくなった(ヒーロー物にしろ冒険ものにしろ登場人物の心境に重点が置かれている作品が増えてきた印象)ジャンルの作品なのですが流石のディズニー。
非常に冒険感あふれる作品となっていました。
ジャングルクルーズの世界観(はよく知らないですが)を(恐らく)忠実に再現した世界観。そこを探検、冒険していると思わせるような内容は非常によく出来ていると思います。
敵役も良い。王子も悪くは無いですがそれ以上に呪われた敵キャラが非常に良い味を出していました。ジャングルの奥地に潜む神秘性が表現され、さらにそれが”花”の存在の裏付けにもなっている訳ですね。
人をあんな化け物にしてしまうものがあるのならば逆にどんな傷、病も治す事が出来るものがあってもおかしくない、と。
といった訳でアドベンチャー部分は非常に良い。
良いのですがヒロインの性格があまりにも自分に合わなかった。
弟を囮役にして窃盗。
ろくに調べもしないでジャングルに突入。
独善的な猿の解放(猿の売買自体はさておき)
一番重要な船の船長を戦闘能力(危機対応能力?)が高いだけで決定
その船長をガイド扱いして話を聞かない(出航時間、航路など)
むしろ船長以外の話も聞かない
とにかく人の話を聞かずに突っ走る
最後まで突っ走る
ジャングルクルーズのお客さんは話を聞かないのがデフォルトなのですか?と思わせるような数々の行動にまったくついていけませんでした。
弟の同性愛関係の話もかなり唐突、そして特にそれが活かされる事もなかったので非常につけたしっぽいエピソードに。
というかこの弟の話以外全く良いところが無かったので何故船長が惚れるのかがさっぱりわからなかった。(映画のくだり、知らない世界を体験できる、的な話だとは思うのですが)
とはいえ400年も呪われた状態で体どころか心までジャングルに蝕まれていた船長を本当の意味で救い出す為にはこれぐらいの行動力は必要だったのではないかとは思いますが…やっぱり好きになれないキャラです。
といった感じでアドベンチャー部分とドゥエインジョンソンは非常に良かった(というか単に好きな俳優さんといった理由なのですが)のですがヒロインが残念過ぎてちょっと残念な作品でした。
以下雑記
・マクレガー
ノリでタトゥーを入れるのは取り返しのつかない事になるので注意しましょう。
それはともかくあの同性愛の部分。最近この手のキャラ入れるのが多いですが表現が曖昧過ぎて(字幕で見ましたが他人、とボカシていたのでわかり辛かった)入れる必要があったのかどうか疑問。特に男性に惹かれるシーンが無かったですし。
あんなスキルにもなりそうな決め顔がカッコいい船長に惹かれないのは不自然と言わざるを得ない。いやその辺は好みだとは思うのですが。
それはそうとよくあのドライバーは捨てられなかったと思います。
・アギーレ
ビジュアル的には満点。非常によい悪役でした。
しかし途中から娘の事は完全になかった事にして復讐とジャングルからの解放だけを目的とする敵だったのはちょっと残念。
まあ時間的に娘さんが生きてる訳もないのですし、娘の事第一に考えているキャラだと最後倒しづらいですからね。その辺はしょうがないか。
・ヨアヒム王子
世界征服のために不死の花を求めるドイツの王子、というのは結構珍しい設定のような。この手のキャラだと大抵直接的な武力を求めるキャラが多い印象なので。
まあ不老不死に自在になれるのならそれはそれで脅威なのですが。それこそ世界征服ぐらい出来たかもしれない。
・リリー
感想の方で色々書いたので簡単に。
弟以外のメインキャラ全員にズボンの女扱いされているのは良い表現だと思いました。
時代背景的にもキャラ的にもビジュアル的にも。
・フランク
…あのダジャレってアトラクションのネタなんですね。ちょっと調べて知ったのですが。単にキャラ付けだと思ってました。
それはそうと狂暴なヒロインに銃弾2発も食らってましたが非常に説得力がありますね。1発じゃ死にそうにない。流石ロック様。2発でも死にそうないですが。
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