仮面ライダーセイバー タッセル

仮面ライダーセイバーの登場人物・タッセルについて色々と雑記。

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18章

「皆さんボンヌレクチュール!人間がメギドになっちゃう?そんなことってあるんだ!もちろん僕は知ってたけどね。飛羽真はメギドになった人を救う事ができるのか?でも飛羽真とユーリはどうも折り合いが悪いみたいだね。2人はどうなる?」

タッセルは人間がメギドになる事を知っていた。
まあそれは予想通りなのですがここで考察したい点が2点。

1点目はどうやってその方法を知ったのか。
全知全能の書を創ったのは自分だから当然知っている。
全知全能の書の断片を拾ったから知っている。
全知全能の書については知らないが人間をメギドに変える魔術を知っている。(ユーリに話を聞くなどして。もしくは自分で生み出した魔術)
等が考えられます。

今回の後半の台詞からやはり何らかの方法で全知全能の書の内容を把握している事がわかります。とすると最後の魔術だけ知っているというのは除外。
そもそもの話ですがタッセルが人間をメギドに変えていたとすればユーリに斬られてもおかしくはない。よって除外。何らかの方法で全知全能の書について知っている可能性が高いです。

ではどうやってその方法を知りえたか、ですが・・・さすがに情報不足。
基本的にタッセルってストーリーテラー以上の事はほとんどやってないので。時々ぽろっと自分の知ってる情報を小出しにしていますが。
むしろタッセルの話す内容よりその時の表情に注目した方が理解できるかもですね。

「なんだか2人は良いコンビになりそうだね!すっごく安心したよ。だってこれからたくさんの困難が待ち構えているんだからね。」

で、考察したい点が2点目。
困難が待ち構えているんだからね。の発言。
この前メギドの作戦を止めた時はこれでもう一安心、みたいな事を言っていましたが今回はたくさんの困難が待ち構えている、と断言しています。

これは短期間に情報を得たのか。
それとも前のは単に冗談だったのか。
個人的な予想では最初から全部知っている、タッセルが全知全能の書を創造したと思っているのですがそれについて裏付ける材料がないので考察しにくいのですが。

それとも単にロゴスの仲間と敵対する、メギドの動きも活発になる事からたくさんの困難が待ち構えている、と発言しただけかもしれないですけどね。
何にせよ次週以降のタッセルの動きに注目していきたいと思っています。

余談ですが前回、そして今回のユーリがタッセルを斬っていない件について。
ユーリは世界の平和を脅かすものは容赦なく斬る覚悟を決めているようです。多少の犠牲はあれどもそれが世界の平和に繋がるのならば仕方ない、といった考えのようです。
つまり現時点ではユーリはタッセルを世界の平和を脅かす存在だとは認識してない様子。

とするとタッセル自身に世界の平和を脅かす気はないと考えていいのか。それとも単にユーリが見抜けなかっただけなのか。それとも全知全能の書の力を使えばそれぐらい欺けるのか。
将来本編でタッセルとユーリが接触する機会があると思いますがその時の台詞にも注目してみたいですね。

19章

「皆さんボンヌレクチュール。最初はどうなることかと思ったけど飛羽真とユーリがうまくやっていけそうでホッとしたよ。でも倫太郎や尾上たちとはまだバチバチ対立してるままだしメギドは新しいことを始めたし大丈夫かなあ…?僕は心配だよ」

今週は冒頭だけ。
3人に分身していますが今回は石田巨匠回。あまり深く考えても意味のある事なのかわかりません。前も無意味に空を飛んでましたし。
しかし一応考察しておきます。今週冒頭しかない事もあるので。

セイバーで3人の分身と言えば「こぶた3兄弟」。
剣斬が時々使っているワンダーライドブックですね。
タッセルは全ワンダーライドブックと同じ能力を使えるとすれば?
もしくはウィザードの笛木のように主人公達の上位互換の能力が使える可能性も?
今週のユーリの発言からワンダーライドブックと聖剣を集めると全知全能の書を復活させる事が出来る(本と剣だけで完全に復活出来るかは不明、他にも必要な要素はあると思われる)が判明。
つまりワンダーライドブックは全知全能の書の断片でもあるという事です。完全な全知全能の書があればワンダーライドブックの上位互換の力を持つ事も不可能ではない可能性が高いですね。まあ全知全能の書ですし。

現時点でタッセルがどこまで本について知り、どこまで本について保有しているかは不明ですが最終的に全ワンダーライドブックの力を、もしくはその上位互換の力を使う可能性はあり得る、今回の冒頭はその伏線ではないかと…まあ巨匠回なので単なる演出の可能性が高いですが。

これだけだとタッセルの台詞について一応突っ込み。
バチバチやっているのは主に倫太郎と蓮であって尾上さんはあまりバチバチやっていません。その辺を間違えてはいけない。少なくとも尾上さんは会話を優先してくれそうです。多分。
絶対と言い切れないのがセイバーの怖いところ。

あとメギドが新しい事を始めた、というのはどうなのでしょうか?
先週の発言でタッセル自身は人間がメギドになる事を既に知っていた模様。
ユーリも知っていた、つまり前にもメギドがやっていた事になります。
これは新しい事と言えるのか。一応前のカリバー編ではやっていなかったので新しい事ではある事は間違いないのですが。

もしかしたら今まで人間をメギド化した、というのは人間が人間をメギドにしていた可能性も?
3幹部は全員イエティや王様同様人間から生み出されたメギドの可能性もあるんでしょうかね?
それならばメギドが人間からメギドを創り出す、というのは新しい事で間違いないですが。
そうすると最初に人間をメギドにしようとした人間がいるという事になりますが…その辺りはどうなんでしょうかね?
後々3幹部の誕生した経緯についてやると思うのでその辺りで何か判明しそうですね。

20章

「皆さん、ボンヌレクチュール!模型好きの高校生がメギドにされそうになってるんだ。飛羽真はそれを食い止めようと頑張ってるけどソードオブロゴスでは玲花が裏で怪しい動きをしてるんだ。もう~~!とっても心配!」

今回も出番は冒頭だけ。
前回は3つに分身していましたが今回は小さくなっていました。
現時点では小さくなれる能力の本は無かった(はず)ですがあるとすれば西遊ジャーニーでしょうか。
孫悟空(ドラゴンボールでなくて西遊記の)の能力に分身、自身を小さくできる能力があった気がします。
西遊記は原点から派生した物語が多すぎて何が孫悟空の能力かよくわかりませんが小さくなる能力があったはず。

という訳で前回に引き続いてタッセルはワンダーライドブックの能力を使えるという事にしておきます。前回と違って今回の能力は本編でも使ってないのでほぼ妄想ですが。
そもそも話石田巨匠回でタッセルの描写に触れるだけ間違っている可能性もありますが。

これだけだと台詞について全く触れてないのでタッセルの台詞についても。
ほぼあらすじを話しているだけなのでツッコミどころはない(本編の話はツッコミどころ満載ですが)のですが「裏で怪しい動き」は若干の違和感が。

言うほど裏でしょうか?
思いっきり正面から事実から予測される事を言って勝手に剣士たちが混乱しているだけなようにも見えますが。
飛羽真が組織に不信感(組織というかマスターロゴスに対してですが)を持っているのは事実。そして力を手にしようとしているのも事実。
大なり小なりノーザンベースの剣士は組織を信頼している為に(蓮除く)飛羽真を信じ切る事が出来ていない、その点を神代に突かれているだけに見えます。

555に変身して木場を襲った草加程ではない。あれぐらいやっていた裏で怪しい動きと言っていいと思いますが神代はそこまでやっていない。
むしろ普段からコミュニケーションが取れてない剣士側に問題があるのではないでしょうか?
…ここまで書いて気が付いたのですがソフィアがメギドに攫われた、とあからさまな嘘をついてますね。一応怪しい動きに該当しそうです。

しかしマスターロゴスがメギドを使役している可能性も否定できない。恐らく全知全能の書の一部を保有していると思われるマスターロゴスならばメギドを使う事も不可能ではないかもしれません。
そうなると神代は全く嘘をついてない事にもなりそうです。ストリウス達に攫われた、とは言ってないですしね。
タッセルの発言はともかく神代の発言に嘘はあるのかないのか。
気になるところです。

21章

タッセル「皆さん、ボンヌレクチュール。僕はタッセル。僕は今・・・。誰か来たようです。はーい!」
ユーリ「2000年前と今では正義の形が違う。俺はそれを神山飛羽真とこの本で学んだ。」
タッセル「へえ~。で、どうするんだい?」
ユーリ「俺は剣ではなく剣士に戻る。さあ返してくれ。俺の剣士としての歴史が全て記されたストーリーオブ光剛剣最光を。まさかなくしたのか!?」
タッセル「いやいや、いやいやいや。待って・・・待って。すぐ捜すから。」

中盤

タッセル「あった。これで彼らを導いてください。」
ユーリ「再び剣士となり、新たな歴史を刻む」

前回と前々回でタッセルは全知全能の書を持っているかもしれない、とか書いてしまいましたがもっと答えはシンプルでした。
普通にワンダーライドブック持ってるんですね。そりゃ分身や縮小化ぐらい楽勝で出来るって話で…今度はどうやって使っているかという疑問が。
剣士は通常聖剣に本を読ませて能力を発動していますがタッセルはそれらしきドライバーや聖剣は持っていません。

という事は普通に読むだけで発動できるのか。それとも一般的な仮面ライダーのようにドライバーを都合の良い時に出現させられるのか?
恐らくタッセルも終盤変身する事になると思うのでその時はしれっとドライバーを出現させるのでしょう。仮面ライダー変身者の基本的特殊能力。
ケースに入れて運搬するライダーは555ぐらいでいい。555は結構それで奪われてましたしね。

話しがそれましたが何故ユーリは剣士としての歴史が記された本をタッセルに渡したのか。
恐らくですが世界を守り続ける事を選択したからではないかと。
タピオカだか何かの飲み物は剣だから飲めない、と言っていました。剣士として生きる事を止め、(本に体を封印?)剣として生きる事で長きにわたって世界を守る事を選択したのではないかと。
剣になる事で弱体化はするものの人間としての寿命がなくなり剣が存在し続ける限り存在し続ける事ができるのではないでしょうか?

そして今回。剣として戦うには不十分だと考え剣士としての本領を発揮する為に剣士と再度戦う事を決めたのではないかと。たとえ寿命が人間のものになったとしても。
結構重い決意(剣士を止める際、そして剣士として復帰する際両方)だと思いますが…タッセルは気にしてないですね。

恐らく2000年前に預けられてそのまま(遊びに使っている可能性はありますが)だったので保管場所を忘れてしまっていたようですが…もしかしたらタッセルは一人の剣士の決意はどうでもよいのかもしれません。
その人間の半生(というか一生?)が記された本ですがタッセルにとっては重要な本ではなく他の普通の本と同じ扱いだった可能性もありますね。保管場所は特別でしたが。
しかしそれはともかくタッセルも少しずつ本編に侵食してきた様子です。
この調子ならマスターロゴス編(といって良いか分かりませんが)終了後ぐらいから本格的に本編に登場してきそうな予感がします。

22章

「皆さん、僕はタッセル。多くの救えなかった人に心を痛める飛羽真に戦いを挑んだ音の剣士。戦いの中で飛羽真は何かをつかんだ。飛羽真は烈火の真の力を引き出すことができるのでしょうか…?」

タッセルの出番は今回これだけ。
普通にあらすじ話しているだけで特に変わった事を言っている様子もない。
これだけで終わるのもなんなので火炎剣烈火の真の力について。

「人が鍛えし始まりの聖剣に火をともさんとするもの現れし時、星を結びて力を束ね、物語を終焉へと導く聖剣が生まれる。」
「火炎剣烈火の秘めたる力を引き出した時、全てを導く伝説の剣が生まれる。」

21章で説明があった大秦寺の一族に伝わる伝承です。
要は物語を終焉へと導く力、が烈火には備わっているという事ですね。
ちょっと話が変わるのですがセイバーのオチは全知全能の書に記された人類終焉の歴史を書き換える、物語の結末は俺が決める!といった展開になると予想してたのですよ。最初は。
しかし最近の流れ。人々が世界を創り、人を守る事は世界を守る事だ、といった展開になってきていますよね。
この流れで飛羽真が飛羽真個人の願い、力で物語の結末を決める、といったオチにはしないと思うのですよ。

で、上記の台詞中に「全てを導く伝説の剣」といったものがあります。
ここの全ては世界を創る、人々の意思を束ねる事が出来るのが火炎剣烈火であり、あくまで飛羽真はその剣を振るう力を有してるだけ。
飛羽真自身の意思だけではなく全ての、世界を創る人々の意思で物語の結末、人類の歴史の終焉を変える、決めるという流れになるのでは、と予想を変えてみました。

で、その予想が正しいとして、さらにはタッセルが全ての黒幕でありその流れをよしとしないのであれば…タッセルは火炎剣烈火の真の力の解放は望んでいないはずです。
もしかすればタッセルは人類を滅ぼそうとしてる訳ではなく、あくまで人類を試してるだけとすれば試練を与えつつ人類終焉の歴史を書き換える事が出来るように進化する事を望んでいるだけかもしれません。

本編だと遊んでいるだけにしか見えないタッセルなのでまだまだ真意はわかりません。
そもそも黒幕、ラスボスとも限らず単なるマスコットキャラの可能性もありますが…徐々に物語の真相に迫っていければいいと思っています。

23章

「皆さ~ん!ボンヌレクチュール!メギドにされた人たちを救い出す神山飛羽真。なかなかやるねえ!
でも忘れちゃいけないのはソードオブロゴスの中に裏切り者がいるかもってこと。探そうにも剣士が対立して手詰まりみたいだ。なんとか見つけ出す方法ないのかなあ?おおっ!うわあぁ~~!あっあっ…ああっ!」

前は傘で飛んで今回は風船で飛んでる。
ワンダーライドックを所有しているのでやろうと思えば空を普通に飛べそうですが…単に暇だから遊んでるだけな気がします。ユーリ以外家?に来ている様子ないですしね。

それはそうと裏切り者ってマスターロゴスと断定していましたが違う可能性もあるのでしょうか?
というのも神代とマスターって微妙に考えが違っていそうなんですよね。
今回の話でプリミティブを飛羽真に渡したのはマスターの意思、というのは間違いなさそうです。
ただしマスターロゴスと思わしき人物が本当にマスターロゴスなのか。寿司屋っぽい衛兵は本当にマスターロゴスなのか。別人物だとしたら何故あんな回りくどい事をしているのか。等々疑問が残りますがキリがないのでとりあえずプリミティブドラゴンを渡したのはマスターの意思、という事で。

で、恐らくプリミティブを渡す事を神代は知らなかったと思われます。
今回神代は飛羽真とストリウスに絡んでないですしね。
基本的には神代はマスターから直接指令を受ける立場ではあるもののその真意を把握している訳ではなさそうな気がするんですよね。
マスターにはマスターの真意があり、神代はその為の駒の一つに過ぎない。裏切った先代カリバーもマスターの駒の一つ。飛羽真も現時点では駒の一つ、といった感じがします。
神代は裏切り者ではなくマスターの意志の遂行者(の一人)

となるとやっぱり裏切り者はマスターロゴスなのでは…という結論なのですが組織のトップを裏切り者と断定するのは如何なものか。
いや単に言葉の問題なのですがトップがそういった意志を持って行動している以上裏切り者という表現はなんとなく似つかわしくない。
しかしタッセルが裏切り者と言っている以上(いるかもしれない、という表現ですが)他にいるのではないか。

と思うと…尾上が怪しい?
倫太郎は当然除外。あの性格が演技だとしたら怖いです。
そもそも先代カリバーの裏切りに関与できないですしね。
蓮も同じく。そもそも蓮は賢人君以外眼中にない。
となると先代カリバーを唆す事が出来、さらには現時点で剣士の動きをコントロールできる人物、というのが尾上しかいないんですよね。
というのも飛羽真をサウザンベースに引き入れ、さらにはプリミティブを渡す橋渡し的な存在となったのが尾上。
ゲートブックを渡したはずなのにしれっと現場に来ている時点で何か怪しい、といったぐらいしか根拠がないのですが。

まあこんな妄想をするぐらいタッセルについて語る事がない為にこんな妄想をしているだけなんですよね。
さらに言うとこの場合尾上がマスターの意思で動いている事になる為、マスターと同様裏切り者という表現は適していない事になるのですが。

「なんてことだ!飛羽真が手に入れた新しい力。あれは誰にも制御できないこのままでは飛羽真は…。」

タッセルの項目なのにタッセルについてほとんど触れていない為、ラストの発言についてはタッセル自身について。
「あれは誰にも制御できない」というのはタッセル自身が禁書について知っている事に他ならないですよね。
制御しようとした過去を知っているのか。それとも禁書自体の特性を把握しているのか。
ワンダーライドブックを複数所有している以上禁書についても所有している可能性が出てきたタッセル。
果たしてタッセルは何を、どこまで知っており、さらには何を所有しているのか。今後も注目していきたいと思っています。

24章

「皆さん、ボンヌレクチュール。大胆にもサウザンベースに侵入してマスターロゴスに会おうって…。そこで不思議な青年に導かれて新たな力を手に入れた。とんでもない力だったねえ。あの力はあるものを求めて破壊の限りを尽くす。」

「あの力はあるものを求めて破壊の限りを尽くす」

という台詞からタッセル自身は禁書の内容を知っている様子。本編からマスターロゴスも知っている(管理している以上内容を知っているのは当然なのですが)ようですが把握している内容が違う気がします。
マスターロゴスは禁書を読了し、内容は知っている。制御できれば自身(組織?)にとって有益な存在だと認識しているがその具体的な方法はわかっておらず飛羽真ならなんとなくどうにかできそう、という情報を知っているだけな気がします。なんとなく。
対してタッセルは禁書の内容を完全に把握。さらには具体的に禁書が何を求め、何が必要かを知っている気がします。こっちもなんとなく。
両者ともに台詞が少なくて真意が測りづらいのですよね。

ラスト

無人となり、ゲートが開いたタッセルの部屋。
ただこのシーンをどう見るか。
前のシーンと繋げて考えればタッセルがカリバーに変身して飛羽真を止めに行ったようにも見えますが…特にタッセルが止める理由もわからない。
そもそもの話個人的には今回のカリバー=賢人君だと思っているので。
前にも一度(ジャオウドラゴン戦?)にタッセルが外出しましたがあれはただ単に直接現場をみたかっただけな気がします。
今回もタッセルが直接介入する理由がない気がするのでただ見学に行っていただけ、という説で推してみます。

タッセルって飛羽真たちの話を物語として楽しんでいるように見えますが直接的な介入は避けている(ユーリの本は保管していましたが直接的な介入とは言えない、と思う)気がするんですよね。
自身が物語に介入して本筋が乱れる事を嫌っていそう。
じゃあ何でわざわざ飛羽真たちの世界に来るのかって話ですが…なぜでしょうか?
単にあの家誰もいないし滅多に人は来ないのでたまに外出したくなるのではないでしょうか?最近ユーリ忙しいですし。
という訳で寂しいから外の空気を吸いに行った。という事にしておきます。

25章

「皆さん、ボンヌレクチュール!…なんて言ってる場合じゃないんだよ!新しいカリバーが現れたんだ。富加宮隼人は力を求めて裏切り、上條大地は真相を探ろうとして力を求め、賢人を倒した。じゃあ新しいカリバーは一体何をしようとしてるんだ?」

今回のカリバーの件にタッセルがノータッチという事は前回どこに行ったのでしょうか?
もちろんこの件に関してタッセルが動いていて、なおかつ知らない振りをしている可能性は高い(例えば闇の聖剣に捕らわれた賢人を解放した、とか)のですが…。
その可能性より他の説を推します。
まず今週メギドが出なかった。そしてメギド3人のショートムービーが作成された。そのムービーでストリウスは人間から英語教材を買った、と言っています。
つまり前回タッセルが家を出たのはメギドに英語教材を売りつけに行った可能性が高い?
つまりタッセルは電話で神である東映から支持を受けて動いていた可能性が非常に高いという事ですね。

タッセル「今のは世界をつなぐ少女の声…。」
マスターロゴス「生きてたか。」

タッセルの言葉じゃなくてマスターの台詞も入ってますが一応この欄で扱います。
マスターの台詞からして賢人父を動かした理由の一つにルナを消そうとした可能性があるって事でいいのでしょうか?
つまりマスターにとって世界を繋ぐ存在は邪魔という事。となるとタッセルもマスターにとって邪魔になるのですが…。

タッセル「プリミティブドラゴンは誰にも止められないから封印されたんだよ!」
ユーリ「それでも俺は飛羽真を信じる。それよりも気になるのは新しいカリバーの目的だ。」
タッセル「そっちは君に任せるよ。僕は彼に会いに行かなきゃ。」

このタッセルの言う彼は誰でしょうかね?
英語教材を売りつけに行ったメギド勢はもちろん冗談(それにメギド達なら彼じゃなくて彼ら、になりそうですし)該当するキャラはマスターロゴスの可能性が高そうですが。
新しいカリバーの件は任せる=彼は賢人じゃないですし。
新キャラだったらわからないですがマスターの可能性がある。でも上で記述したようにマスターにとって世界を繋ぐ存在が邪魔だとしたらタッセルとマスターの関係はどういったものになるのでしょうか?
来週が気になりますね。

メギドのショートムービーでストリウスの垂れている髪が2000年前から気になっていた、という台詞があったのですがこれは本編で出されていない情報ですよね?推測できることではありましたがほぼ確定(本編じゃないので確定ではない)
あのメギド達は2000年前の騒動の際に本の力を奪おうとした勢力という事でいいんですよね?結構重要な情報だと思うのですが気になりました。

26章

マスターロゴス「現れたかビクトール。」
タッセル「今はタッセルと呼んで欲しいなあ。」

唐突に判明したタッセルの本名ビクトール。
ビクトールと言うと…ちょっと調べて観たのですがwikiにはビクトール(ヴィクトルで検索)だと人数が多すぎるしきっちり調べるとネタバレくらいそうだしで…まあ後々元ネタの名前は判明するでしょう。という訳でビクトールに関しては気にしない方向で。

それよりも何故改名したのかが気になります。
ワンダーワールドに住む事になったのでなんとなく改名したのか。
それともタッセルという名前自体に何か意味があるのか。
タッセルも調べるとネタバレをくらいそうなので調べられないジレンマ。
ジレンマが終わらない事態になりそうなので名前関係についてはまた今度。
もしかしたらしばらく登場しないかもしれないですが。

タッセル「君たちはこの世界を僕はワンダーワールドを守り、2つの世界の均衡を維持する。それが初代マスターロゴスとの約束だ。」
マスターロゴス「しょせん偽善者の自己満足だ。私がした約束ではない」
タッセル「君の目的は?」
マスターロゴス「私は全知全能の書を手に入れ、その力を我がものとする。この愚かな世界を創り替え支配者となる。」
タッセル「人間の運命を弄んじゃいけません。」
マスターロゴス「いいんですよ。私にはその資格がある。だから全てを利用する。剣士もメギドも、そしてあなたも。」
タッセル「うっ・・・。」

そういえば何で均衡を維持する必要があるのでしょうか?
前に(映画だった気がする)片方の世界が崩壊するともう片方の世界が連鎖的に崩壊するという話もあった気がするので世界崩壊を止める為ですかね?
でもそれが正しいと仮定するとタッセルもマスターロゴスも人類の歴史の終わりについて知らない事になりそうですが。

人類の歴史の終わりを知っている=それまで歴史は終わらない、という事なので均衡を維持する必要はないですからね。変えられない未来なら意味はない。
でも前にタッセル自身が全知全能の書に人類の歴史全てが書かれている、と言っていた気もするのでタッセルはその歴史について知っていると思うのですが。
この辺はどうなのでしょうかね?
メギド3人が全知全能の書の一部を取り込んだ以上タッセルと初代マスターロゴスもある程度取り込んでいる可能性は高そうですが。
現にタッセルは2000年以上生きてますし。

発想を変えて維持しているのはある程度歴史の終焉は遅らせる事が出来る(賢人の予知夢から終焉にはいくつかのパターンがありそう)事。
その間に人類の歴史を書き換える事が出来る存在を探しているとか?
そしてそれこそが炎の剣士、神山飛羽真、という可能性もありますね。
序盤でタッセルが飛羽真に対して飛羽真凄い!みたいな事を毎回言っていましたが飛羽真が2000年以上探していた人物であるならばそりゃ興奮もしますよって話になるのですよね。
実際この辺はどうなのか気になるところですが…もしかしたら寿司屋に消されて少しの間退場しているかもしれないですし、もしかしたら何事もなかったかのように次回登場する可能性もあります。
その辺りは次回放送を楽しみにしていましょう。

27章

タッセル「やっぱり君はすごいよ!神山飛羽真!」
飛羽真「あなたは…?」
タッセル「僕はタッセル。ありがとう。誰にも救えなかったこの子の魂を救ってくれて。きっとあの少女も喜んでいるはずだ。」
飛羽真「あの少女…?ルナのことですか!?」
タッセル「世界は今最悪の方向へと向かっている。君は早くあの子と会わなければ駄目だ。」

前回現マスターロゴスに消されたかと思われたタッセルでしたが普通に登場。
それ自体は特に問題ではないと思っています。
もう個人的に現マスターロゴスは小物と思っているので。
しかし全く影響がなかったか、と言われればまだわからないですよね。
今後あらすじを言わなくなる可能性、本の中でしか存在しなくなる可能性もあるので。こればかりは次回以降の放送を見てみないとわからない。
という訳でタッセルがどんな状態になっているのか考えても埒が明かないので台詞について。
予想ですが賢人の能力、未来予知と同等のものをタッセルは保有しているのではないかと思っています。

今回賢人は未来を予知できなかった訳ですがタッセルも同様に結末がどうなるかわからなかった。だからこそ飛羽真に対して「凄いよ」と称賛しているのではないでしょうか?
そして「やっぱり」なので前にも同様の事があった可能性が。
タッセルの発言を振り返ってみると一番タッセルが興奮していたのが9章。キングオブアーサーの力を使った後の話でしょうか?
この時は初とも言えるチームプレイで「物語の結末は俺たちが決める」からのキングオブアーサー覚醒で結局「物語の結末は俺が決める」という展開になってしまった訳ですが…。
一応飛羽真書いた筋書きによって仲間と力を合わせて戦う事になった、という展開なんですね。
一応人間の歴史に介入したと言えなくもない。

というのも感想の方で書いたのですが賢人が未来予知を外したのは賢人の能力は未来予知ではなく本に書かれた歴史を見る事ができる、と予想したんですね。
それとタッセルが同等の能力を保有しているのではないかと思っている訳なのですよ。
つまりタッセルは本の歴史を知っているが新たに書かれた歴史については知らない、知りようがない。
現時点ではほぼ全知全能の書に書かれた歴史通りに進んでいるが飛羽真が介入する事によって知らない歴史が進行していく。

知っている歴史通りに話が進んでも面白くはないが飛羽真によって自分が知らない歴史を見る事ができる。だからこそ飛羽真に注目するし、その結果に驚き、興奮する。
この予想があっているかどうかは不明なのですが…賢人が持っている能力は実際には未来予知ではないという予想は当たって欲しいです。賢人とタッセルの能力が同じか否かは別問題ですし。

で、もう一つ。ルナについて。
ルナに会わなければ世界が最悪な方向、恐らく崩壊待ったなしの状態になるという事ですよね。
今まで基本的に飛羽真に助言はしてこなかったタッセル(ユーリが色々話はしましたが)ですがこれは相当に危険な状況なのではないかと。
なんせ世界の終焉を知っている(恐らく)人物が世界が終わるから止めてね、的な事を言ってきてるんですよ。相当に危険な状況なのは間違いないでしょう。
ただ会う方法を全く伝えないで一方的に消え去るのはどうかと思いますが。オラディンだってもう少しヒントぐらいくれたと思いますよ。
とはいえ語り部的な存在だったタッセルが物語に介入してきたのは間違いない事実です。
タッセル自身の状態も気になるところですが物語大きく進行しそうな、次回以降の展開が気になるところですね。

39章

タッセル「おっと…。マスターロゴスのせいで大変な目に遭ったよ!やっと体が元に戻ったよ。どうやらその間に神山飛羽真が世界の危機を救ったみたいだ。君も大切な息子と話せたようだね。もう行くんだね。はっ!世界をつなぐ少女が…!」

大変な目にあったよ…と言っても力を失っただけ。全知全能の書の一部をもってしても消滅させる事の出来ない存在というのは怖いですね。
この辺はメギドと似たような感じになるでしょうか?タッセル自身の本があるとか。

ちなみに31章の隼人(小鳥)の台詞
「ビクトールはマスターロゴスの攻撃を受け一時的に力を失っています。力が戻れば帰ってくるでしょう」
肉体ではなく力を失っているだけにも聞こえます。もともと肉体は消滅しているのかもしれないですね。剣士に戻る前のユーリに実体がなかったのと似たような状況かもしれません。

で、問題はタッセルが何をしようとしているのか。
ルナを確保しようとしている訳ですが今回の台詞「危機を救ったみたいだ」から考察すると力を失っていた時は世界の状況を完全に把握できているようではない模様。つまりイザクがルナを捕えようとしている現状は知らないはずです。
なのでイザク関係なしにタッセルはルナを必要としている模様。

27章でタッセルは
「君は早くあの子と会わなければ駄目だ」と飛羽真に伝えています。
その時と状況は変わってきてはいますが飛羽真とルナを接触させようとしている可能性はありそうです。
クロスセイバー自体は誕生した訳でイザクを倒す事は可能な現在。イザクによる世界崩壊は避けられる可能性が高い訳です。
さらにタッセルは27章で世界は最悪な方向に向かっている、止めてくれ、と言っている事から世界崩壊を止める気はある模様。
つまりタッセルは世界を崩壊させようとする気はなく、世界を維持したいと考えている可能性が高そうです。
そして前に(バハトの件だったと思う)ワンダーワールドの崩壊は現実世界の崩壊に繋がる、的な事を言っていたはずなので飛羽真をワンダーワールドの守護者的なキャラにしたいのでは?と予想してみます。

その為に飛羽真とルナの接触が必要であり、ルナを探しているのではないかと予想してみます。
と言っても仮定ばかりの話なのでまだ予測の範疇でしかないのですが…そろそろイザクが退場して物語は終局へと向かうと思われます。
1話ごとにタッセルの登場が増えると予想できるのでこれからのタッセルに動き、そして恐らく出現する初代マスターロゴスの動向に注目してみたいですね。

40章

タッセル「ボンヌレクチュール!僕はタッセル。飛羽真が新しい聖剣の力で
マスターロゴスの野望を打ち砕いた。そして今あの少女がワンダーワールドに現れたんだ。早く見つけなきゃ…。おーい、どこだ?どこにいるんだ?ルナーッ!」

あらすじは置いといて
タッセルはルナが現れた事自体はわかるが場所までは特定できない様子。
前にユーリの実体化の際に大量のワンダーライドブックをバラまいていますがタッセル自体の能力はそれほど高くはなさそうにもみえます。

タッセル「大丈夫か~い?」
ルナ「誰?」
タッセル「お~とっとっとっ…!僕はタッセル。飛羽真の…友達さ。」
ルナ「飛羽真の友達?なら会わせて」
タッセル「いいよ。でもその前に君は知らなきゃいけない。自分が何者なのかを」
ルナ「えっ…?」
タッセル「ルナ、君はこのワンダーワールドの一部。いやワンダーワールドそのものなんだ」
ルナ「私がこの世界なの?」
タッセル「そうだよ。そして君が選んだ飛羽真がこの世界の力を全て手にすることになる」
ルナ「そうなったらどうなるの?」
タッセル「飛羽真とここでずっと一緒にいられるよ」
ルナ「でも飛羽真がここに来たら賢人や他の友達と離れ離れになっちゃう」
タッセル「そうだね」
ルナ「飛羽真も飛羽真の友達も悲しむよ。とても仲良しだから。飛羽真と一緒にいたい。でも飛羽真や飛羽真の友達が悲しむのは嫌」
タッセル「それが君に選ばれた飛羽真の…運命なんだ」

これまでの話から2000年前にタッセルが世界を繋ぐ少女に選ばれた可能性は高そうです。(2000年前に最初に到達したのが5人だった、というのが気になりますが)
で、そうすると気になる点がいくつか。

まずタッセルはワンダーワールドの力全てを手にしているようではなさそう、という事。
そもそもタッセル自体の戦闘能力は高くなく(イザクに一方的に敗北。賢人の予知では力を手にすれば全知全能の書を手に入れたイザクにも対抗できる力のはず)ワンダーワールドの力を手にしてはいない可能性が高い。
大量にワンダーライドブックを持ち、使用自体は可能の為、一部の力を有している可能性はありそうです。そもそも2000年生きていますしね。

ついでタッセル自体は現実世界をワンダーワールドを自由に行き来出来ている、という事。
現時点ではタッセルは有事の際(ジャオウドラゴン、イザク)に現実世界に行っています。つまり離れ離れにはならない。制限はあるのかもしれませんが自由に行き来できる訳なので。
つまりタッセルは一部の力を有し、ワンダーワールドの守護者として活動はしているが不完全な状態である可能性が高い訳です。

そして次、何故世界を繋ぐ少女の役割、そしてその結果を知っているのか?
これは前の世界を繋ぐ少女から直接聞いたではないかと思うのですが…だとしたら前の少女は自身の役割を知っていたにも関わらずルナは自身の役割を知らないのか、といった疑問がわきます。
世界を繋ぐ少女が覚醒すればおのずと理解する事なのか?
それとも2000年前に不完全な状態で世界と守護者となってしまったタッセルの影響でルナは知らないのか?

そもそも何故現実世界の人間が必要なのか、といった疑問がわきますが…
これからは個人的な予想です。
ワンダーワールド自体は創造主たるものの影響で世界を形作る。その創造主は数千年単位で入れ替えなければならない。その適格者はワンダーワールドの世界を創造できるような、物語を紡ぐことの出来る人物。
タッセルが世界となれる存在ではなかったのか、それとも世界そのものになるのを拒否し、その結果として飛羽真が必要となったのか。
色々疑問は残りますが…恐らく次週、色々と明らかになる事でしょう。

41章

タッセル「飛羽真にもうすぐ会えるよ」
ルナ「飛羽真に…」
タッセル「でもその前に僕にはやるべきことがあるんだ。君はここでちょっと待ってて。ねっ!」
ルナ「うん」
タッセル「ボンヌレクチュール」
飛羽真「…えっ?」
飛羽真「確か…タッセルさん?」
ユーリ「彼はビクトール。俺の友であり、はじまりの人の1人だ」
芽依「えっ…。ってことは2000歳⁉」
倫太郎「普通のホモサピエンスじゃないんですね」
大秦寺「どうしてそんな斬新な恰好をしているんだ…」
タッセル「斬新?」
飛羽真「あの…あの!ルナは?」
タッセル「その前に神山飛羽真。君に大切な話があるんだ」
飛羽真「大切な話?」
タッセル「僕にとっては過去の話であり、君にとっては未来の話だ」
飛羽真「俺の…未来?」
タッセル「全知全能の書とは何か…ワンダーワールドとは何か…全ての始まりは2000年前…」
タッセル「僕は人が手にする天の啓示、ひらめきはどこからくるのか、それを探していた。文明の基礎となった技術、そして物語を人に授ける知識の源がこの世界のどこかにあると信じていたんだ。一緒に探す仲間もいた」
ズオス「それを見つければ食うに困る人も減るな」
レジエル「もっと崇高なことができる。素晴らしい世界!」
ズオス「よっしゃー!」
マスターロゴス「そう、新しい世界を創ることすらできるはずです」
タッセル「人が飢えや疫病や天災に怯えなくて済む、今より豊かな世界になると信じて、探し続けた…探し続けた。そして…」
巫女「見つけた…見つけた!」
タッセル「そして見つけたんだ!ずっと探し続けていた知識の源を!それに触れると光は一冊の本になった。そしてワンダーワールドが生まれた。その世界は知識の源そのもの。感動したよ!僕はすぐに仲間を連れて行ったんだ」
タッセル「ほら見て!凄いだろう!」
レジエル「美しい…俺達がこの世界を初めて見た人間なんだな」
ズオス「力に満ち溢れた世界。そしてその本が力の源!」
マスター「これで人類はさらに繁栄するだろう」
ストリウス「人類の新たな物語が始まります…」
タッセル「でも…力に魅入られた3人の仲間が全知全能の書の一部を盗み…。彼らはメギドになってしまった」
タッセル「そして力を求めて争いが起こった。力を奪われないように世界を繋ぐ存在は全知全能の書をバラバラにし自らも消滅してしまった。でも争いは終わらなかった。だから僕と初代マスターロゴスは残された全知全能の書を2つに分け、この世界とワンダーワールド、2つの世界の均衡を守ると約束した。それでも争いは終わらなかったんだ…」
飛羽真「力があるのに、どうして争いを止めなかったんですか?」
タッセル「止めようと思ったよ。でも僕はこの世界に干渉することができないんだ」
芽依「干渉できないって…今こうやって来てますけど。おおっ!えっ?」
タッセル「これが力を手にした者の運命だ」
タッセル「僕はなんにもできなかった…。この2000年間見ていることしかできなかったんだ!でも…希望が生まれた。それが君だ」
タッセル「15年前、世界を繋ぐ少女が現れて君を選んだ。僕は嬉しかった。これで世界が変わるかもしれない。そう思ったのに新しいマスターは僕が平和への願いを込めて作った暗黒剣の力につけ込み、あの悲劇を引き起こした。世界を繋ぐ少女も消えてしまった。僕は再び絶望した…。あの子と会えば君はワンダーワールドの力を手にする。でも…」
ソフィア「その代償としてこの世界から消えてしまう」
そら「やだよ!飛羽真がいなくなっちゃうなんて」
芽依「うちもやだ!絶対反対!あ…でも…」
ユーリ「その運命を拒むということは、ルナにはもう二度と会えないということだ」
大秦寺「飛羽真に選べというのか!」
倫太郎「どっちを選んだとしても苦しむことになる」
尾上「おいタッセルさんよ!なんとかならねえのか?」
タッセル「神山飛羽真。それでも君はあの子に会いたいかい?」
飛羽真「ルナと会います。でも俺はルナとも仲間たちともずっと一緒にいたい。一緒に笑い合っていたい。だから俺はこの未来を変えます。約束します。仲間たちと一緒にこの長い争いを必ず終わらせます」
倫太郎「それでこそ飛羽真です!」
賢人「一緒に未来を変える、なっ!」
尾上「よいしょー!」
タッセル「じゃあ、あの子を迎えに行ってくるよ」
タッセル「ルナ?ルナ?どこへ行ったんだ?ここで待っててって…あっ…」
ストリウス「ようやく見つけましたよ、ビクトール!」

感想の方で散々タッセルが怪しいと書いたのですが…やっぱり気になるのが
世界を繋ぐ少女が本をバラバラにした後、残った全知全能の書を二つに分けた
ワンダーワールドの力を手にすると現実世界に干渉できないのに飛羽真にその力を与え、世界の争いを止めようとさせている
ですかね?

バラバラにしたというのにあの分厚い本が残っている事が不自然。
そもそも3人(少女、ビクトール、マスター)に共通の意識があったのかどうかすら不明ですからね。少女がバラバラにしたのに残る二人はその力を有しているという。
で、結局ワンダーワールドの力を手にしたら具体的に何ができるか不明(ビクトールは世界から消え、干渉できなくなる、しか言っていない)。
強いて言えばワンダーワールドを新しく創れる、としか言ってないと思います。
自身の起こした行動が完全に裏目に出た(今の世界より豊かな生活を求めた結果争いが生まれた)のを飛羽真に尻ぬぐいさせようとしているようにしか見えない。
実際のところ真意は不明ですが…やはり黒幕、もしくは事態の尻拭いをさせようとしているようにしか思えないです。

同じメイン脚本のゴーストの仙人=イーディス長官もある意味黒幕キャラであり、なおかつふざけまくっているキャラでしたが…セイバーの物語の結末が決まったらどちらが酷いキャラだったか比べてみようと思います。
まだタッセルは超善人の可能性が残ってますからね。多分。
(結果的に争いを起こした事は事実だが飛羽真にルナから接触してきた事を考えてもビクトールと少女が接触する=争いが生まれるのは時間の問題だった可能性あり)

42章

タッセル更新。しばらくタッセル更新はなくなりそうな展開ですね。
ストリウスが退場したらまた再登場しそうですが。

42章
ストリウス「2000年ぶりですねビクトール」
タッセル「とうとう…来たんだね。目的はこれだろ?」
ストリウス「反撃しないのですか?この世界で消滅すればあなたは本当に死ぬんですよ」
タッセル「もう…終わりにしないか?」
ストリウス「では、遠慮なく」
タッセル「思い出してくれ…!僕たちがなぜ、力を求めたのか…。全ては人のため…。人が困らず豊かに暮らすためだったはずだ…。力を見つけた時は嬉しかったなあ…。でも結局…力を求めて争いになった。悲しかったよ…友達と戦わなきゃいけないのは!」
ストリウス「友達…なんて懐かしい響き…」
タッセル「もう、はじまりの5人も…僕と君だけになっちゃったね」
ストリウス「私がこの力を手にした時、世界の終焉を見ました」
タッセル「でも…待ち望んだルナと神山飛羽真が現れた」
ストリウス「私も待ち焦がれました」
タッセル「この物語は…いや運命は…僕たちの手から離れたんだ」
ストリウス「でも…。結末を他人に委ねるなんて…愚かだ」
タッセル「ううっ…」
タッセル「ごめんね…。ぐっ…!僕が…力を見つけたせいで君たちは…。ごめんね…。ああっ…。君たちはきっと…大丈夫だよ。飛羽真」

今週の台詞の前に前回の章で気が付いた点について1点

1章
聖剣に選ばれた剣士たちがその本を守る事で世界の平和を保ってきたんだ
だけどある時その本を奪おうとすると悪いやつが現れて本はバラバラになってしまった。両者の戦いは何年も何年も続いて今も終わっていないんだ

41章
そして力を求めて争いが起こった。力を奪われないように世界を繋ぐ存在は全知全能の書をバラバラにし自らも消滅してしまった。でも争いは終わらなかった
かなり矛盾した発言ですね。番組当初と設定が変更になった可能性は大いにありますが(特撮よくある話)ですが違いを挙げてみます。

1章の話では
聖剣に選ばれた剣士たちが全知全能の書を守ってきた。
しかし悪いやつら(=メギド)が現れて本がバラバラになった。

41章の会話では
誕生した全知全能の書をきっかけに争いが起こり、世界を繋ぐ少女が本をバラバラにした。この時点では聖剣は創られていなかった。剣士たちもいなかった(はず)。
全知全能の書で争いが始まった事は確かなようですが聖剣や剣士たちに関してはいつ出来たのかはっきりしません。
話しの真偽に関しては後付け設定の41章が正しいとは思いますが…どこまで真実を話しているかは疑問が残ります。

また41章でタッセルは
「新しいマスターは僕が平和への願いを込めて作った暗黒剣の力につけ込み」とバラバラになった後に闇の聖剣を創ったと話しています。(争いが始まる→聖剣を作る→バラバラにする、でも矛盾はしないですが)

そもそも少女が争いを嘆いて本をバラバラにした後、聖剣作れるぐらいの力を有しているのはどうかと思うのですが…世界の均衡を守る為にやった、という訳でしょうか?
そのタッセルが創った光と闇の聖剣を元に刀鍛冶(大秦寺一族)が炎の聖剣を創った…とあるのでそれ以外全く何もしていないような気もします。

タッセルが本当に争いを収める気があったのかは不明ですが光と闇の聖剣を創る以外何もしていない。むしろその聖剣を巡り争いが起こっている(ジャアクドラゴン誕生に関して)
実際何も出来ていない、という訳なのですが…。
で、その実際に何も出来てない力を飛羽真が手にしたところで何が出来るのか?

ここで42章の会話
ストリウス「私がこの力を手にした時、世界の終焉を見ました」
タッセル「でも…待ち望んだルナと神山飛羽真が現れた」
ストリウス「私も待ち焦がれました」
一部省略
タッセル「ごめんね…。ぐっ…!僕が…力を見つけたせいで君たちは…。ごめんね…。ああっ…。君たちはきっと…大丈夫だよ。飛羽真」

君たちは大丈夫だよ、と発言している事から完全な全知全能の書を飛羽真が作成し、仲間たちと完全な本の運用ができれば世界の終焉を防ぐ事が出来る、と言っているようです。
自分たちはバラバラにしてしまったから失敗してしまった。君たちなら大丈夫…と。
なのでタッセルの41章~42章の会話に裏が無ければタッセルは飛羽真たちが裏切り合うことなく全知全能の書を正しく使う事を望んでいる、といった考えであると思われます。

黒幕であるならば…どこからどこまでが嘘なのかわからないので判断が難しいところですが残り話数的にストリウスラスボスは無いと思うのでやはりタッセルと初代マスターロゴス黒幕説を推してみます。
1章から黒幕説を推してはいますがいまだにタッセルが黒幕であると確証が持てないのが残念ですが…

ストリウス「私がこの力を手にした時、世界の終焉を見ました」
タッセル「でも…待ち望んだルナと神山飛羽真が現れた」
ストリウス「私も待ち焦がれました」

先ほども挙げたこの会話内容。
タッセルについては置いといてストリウスについて。
飛羽真はタッセルと同時にストリウスも望んだ存在である、といった内容。
タッセルは飛羽真を世界の争いを止めてくれる存在であると言っています(恐らく)
ストリウスは今週の他の発言(「私の英雄」)などから世界の終焉を自身が望む方向性に進めてくれる存在である、と考えているようです。世界の終焉、避けられない運命を知ったストリウスは世界を美しく終わらせる事を選択し、飛羽真を、物語の結末を変えてくれる存在を待ち焦がれました。
ただし終焉自体を回避するのではなく(できないと悟ってしまった?)終焉を美しく彩る存在として。
ストリウスが黒幕であるはずもないのでこれは仕向けられた事であると考えた方が自然です。

そもそもの話はじまりの5人のうち、メギドになった3人は「物語」「生物」「幻獣」の3ページ(ページ単位かわかりませんが回想では1ページしか奪っていなかった)しか使用していません。
本ごと奪えばいいものをわざわざ一部だけ使用する。不自然ですよね。本を奪って北斗の拳の雑魚のようにヒャッハーしていたのに。

やはりこれは黒幕、3人以外のタッセルと初代マスターに仕組まれたものであると考えた方が自然です。
世界の終焉を知ってしまった二人が世界の終焉を避ける為、自分達以外が犠牲となり世界を存続させる為に2000年にもわたる長き物語を創造し、飛羽真にその犠牲を担ってもらおうと画策している、
そう考えればこれまでの流れは全てタッセルの仕業である、やはり黒幕であると言えるのではないでしょうか?

先ほどは黒幕に推す根拠が弱いと書いてしまいましたがなんとなく説明が付きそうな気がしてきました。
やはりタッセルがラスボス。他の存在はイザクも飛羽真も含めて全て優秀な駒に過ぎなかったのである!
と言いたいところですが本当に今週で死んだ可能性もあるので(ただし東映公式でオールアップはしてないと、わざわざ書いてある)完全に的外れの可能性もありますが…どうなる事か。
ただし本当に黒幕ではなく41~42章の会話に嘘がない場合は争いを広げるだけ広げて死んでいったゴーストの仙人以下の存在である事が確定してしまう訳で…それはそれで問題な気がします。
※ゴーストの仙人はいらん事をしすぎて、もしくはしなさ過ぎて(特にアルゴスは放置しすぎて暴走していたはず)物事を悪化させまくったある意味黒幕であり元凶ですが結果的に平和に向けて動き出すきっかけになった存在ではあるので(主に動いているのはアラン様ですが)タッセルよりマシな気が…いや飛羽真が解決したら同様ですね。
タッセルが善人である場合はゴーストの仙人と同ランクとしてみます。

最終章

タッセルの発言まとめ。恐らく最終回?
黒幕説を推してきた自分としてはもうちょっと黒幕っぽくまとめてみようと思ったのですが何か違う方向にまとまってしまいました。
決め台詞で締めようとしたのが原因?

タッセル「これでみんな元の世界に戻れたはずだ」
タッセルが黒幕もしくはラスボス説を推し続け1章から追い続けてきたタッセルの発言もついに最終章。
結局のところラスボスでも黒幕でもありませんでした。ある意味元凶ではあるのですがタッセルも全知全能の書によって運命を翻弄された人物の一人である事を考えると黒幕や元凶として考えるのは酷でしょう。
そこで同じく世界を繋ぐ少女と巡り逢った飛羽真とタッセル、ビクトール。
何が違っていたのかを考察したいと思います。
以降タッセルはビクトールと呼称します。

まず今回の台詞。最初に書いたものだけだと理解しづらいので始まりの5人の台詞を書いてみます。

タッセル「これでみんな元の世界に戻れたはずだ」
マスターロゴス「世界はやっと均衡を取り戻しました」
レジエル「何が世界を変える力なのかようやくわかった」
ズオス「俺たち自身が力だったんだな」
ストリウス「人の思いが…物語が、世界を創る。やはりあなたは私の英雄だ」

で、さらに以前のビクトールの台詞

41章
タッセル「僕は人が手にする天の啓示、ひらめきはどこからくるのか、それを探していた。文明の基礎となった技術、そして物語を人に授ける知識の源がこの世界のどこかにあると信じていたんだ。一緒に探す仲間もいた」
ズオス「それを見つければ食うに困る人も減るな」
レジエル「もっと崇高なことができる。素晴らしい世界!」
ズオス「よっしゃー!」
マスターロゴス「そう、新しい世界を創ることすらできるはずです」
タッセル「人が飢えや疫病や天災に怯えなくて済む、今より豊かな世界になると信じて、探し続けた…探し続けた。そして…」
巫女「見つけた…見つけた!」
タッセル「そして見つけたんだ!ずっと探し続けていた知識の源を!それに触れると光は一冊の本になった。そしてワンダーワールドが生まれた。その世界は知識の源そのもの。感動したよ!僕はすぐに仲間を連れて行ったんだ」

要約すると
世界をより良くする力、世界を変える力があると思い世界を旅していた。
そして知識の源を発見した。それに触れると一冊の本、全知全能の書となった。そして全知全能の書からワンダーワールドが生まれた。
知識の源そのものであるワンダーワールドより世界を変える事が出来ると思った。
しかし知識や力を求め人々で争いが起こってしまった。
という事ですよね。

対して飛羽真たちの活躍を振り返ってみると
世界を自分たちの意のままに創り替えようとするメギド達の存在をしった。メギド達との戦いの中(特に人からメギドを創り出した中盤の戦い)、世界は人であり、人の思いで世界は出来ていると知った。
最終的に人の思い、物語を守る事によって一度消滅した世界を元に戻す事が出来た。
といった感じでしょうか?

要はビクトールたちは世界を変える力があると思った。しかし実際にはそれ、全知全能の書は世界を変える力そのものではなく、全知全能の書から生み出されたものによって自身の物語を生み出してきた人の思いそのものが世界を変える力だった、というオチ。
しかしこう考えるとビクトール自身が世界を変える力=人の思い、に気が付くのは難しかったように思えます。
何故なら飛羽真たちが人の思いの力を知れたのは文明が発達した事の影響が大きい為。2000年前では飢えや病により生存していくのも厳しい状況だったように思えます。ユーリ(1000年前の人間)も今と昔では世界を守るの意味が違う、と言っていたように人々が自身の物語を育むことが出来るようになったのはつい最近の事。

そしてそれらの知識や技術は全知全能の書によって齎されたものであり、2000年もの月日を重ねて人々は自身の物語を育み、破滅の結末が決まった世界の終焉を乗り越える事が出来たのです。
セイバーという物語の結末としては飛羽真が世界を救った英雄、という事になりましたが飛羽真とビクトールの立ち位置が逆だったならばビクトールが英雄であった可能性もあります。
いや、飛羽真が英雄となり得たのはビクトールが旅を続けた結果であると言ってもいいでしょう。つまり飛羽真が英雄であるならばビクトールも同様に英雄と呼ばれるに相応しい活躍をしたと言っても過言ではないでしょう。

…ワンダーワールドが誕生してからほぼ何もしていないような気がしますが多分気のせい。光と闇の聖剣を生み出したのはビクトールですし。
もう少しビクトール、そして実質何もしていない初代マスターロゴスにはもう少し頑張って欲しかったと思うところではありますが彼らもストリウス同様世界の終焉の歴史を知っていからこそあまり世界に干渉してこなかった(無駄だと悟っていた)のかもしれません。
しかし全知全能の書によって齎された”物語”は世界を変える”物語”となった事は事実。
飛羽真一人によって齎された結末ではありません。
つまり物語の結末(世界の終焉の回避)を決めたのは飛羽真一人ではなく俺達(飛羽真達剣士やビクトール達始まりの5人)だった。
「物語の結末は俺たちが決める!」
といった締めで最終章まで含めたタッセル発言のまとめとさせていただきます。

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