機界戦隊ゼンカイジャー 31~40話 感想

機界戦隊ゼンカイジャー 31~40話 感想です。

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第31カイ! ギュウっと合体!NEWっと公開!

最強ロボが出るときの敵は拘って欲しい。
前回の予告で今週最強ロボ登場というのはわかったのですが同時にその相手が牛乳ワルドというのも判明。
うーん、牛乳か。
最強ロボに関しては幹部交えた激戦で出して欲しいと常々思っているのですが今年に関しては
バラシタラ ステイシーとの因縁が全く解消されていない時点で死ぬわけもない
イジルデ 基本的に前線に出ない開発担当(最初は出てましたが)
ステイシー 相手としては申し分ないのですが出たら多分今度こそ死ぬ
ハカイザー 先週出たばかりの上に中身的にここで倒してはいけない相手。そもそもある意味開発者を初戦の相手に選ぶわけにもいかない
と言った訳で通常怪人でも仕方ないと思ってはいたのですが…よりにもよって牛乳か。
いや牛乳自体が悪い訳ではなく食材を強い弱いの範疇に入れていいのかわからないのですが(555のオクラオルフェノクは結構強かったですが)…やっぱりもうちょっと強そうな敵相手に使って欲しかったなあ、と思ったのが先週の事。
ところがどっこいギュウニュウワルドは最強ロボの相手どころかその前段階のゼンリョクイーグルに瞬殺。
満を持して登場したのは…まさかの量産ロボのバージョンアップとは。
量産ロボが最強ロボ初戦の相手ってのは過去に例がある(トッキュウジャーの超クライナーロボ)のでそれは別にいいんですよ。
あちらも量産ロボを合体(融合?)して超クライナーロボとなり初戦の相手となった訳なので。
でもあちらは幹部勢が揃って戦っていてそれなりに(そもそもストーリー的にかなりのピンチだった)最強ロボお披露目の前フリはあった訳です。
今回は何の前振りもなく(今回の話の冒頭でちょっと触れただけ)量産ロボをパワーアップさせた上に幹部勢が見てるだけ、といった展開で盛り上がるに欠けると思うのですよね。
幹部が絡むでもない。
前の話から伏線があった敵でもない。
というかそもそも量産ロボ。
ストーリー的には介人の想いが全力で爆発した回だったとは思うのですがそれにしても敵が適当過ぎる。
もう少し最強ロボに相応しい相手を用意して欲しかったと思う第31ギュウっと合体!NEWっと公開!感想でした。
さらに付け加えていうならニュークダイテストも大事にして欲しかったと思います。
いきなりぽっと出で最強ロボと戦う事になるってちょっと酷いと思うのですよ。
戦闘シーンを見る限りかなりの強敵だったとは思うのですが他のロボと戦っていないのでいまいち強さがわかり辛い。
ツーカイオー辺りを倒して(ツイカー一家はちょっと可哀そうですが)強さを強調してからゼンリョクゼンカイオーの噛ませ犬になって欲しかった。
ツーカイオーカッタナーもジュラガオーンを噛ませ犬にして(カタツムリワルド回)その強さをアピールした事もありましたしね。
やっぱり最強ロボ登場回は今までで最強クラスの敵をその圧倒的な力で粉砕する、ぐらいの見せ場とカタルシスを用意して欲しいと思います。

・介人

介人「その格好で悪い事すんな!ちょあっ!」
ハカイザー「恰好は関係ないだろ」
介人「ある!その格好は父ちゃん母ちゃんが世界を守るために考えたやつだ!」
ハカイザー「俺に言われても困るな」

先週もそうでしたが介人は両親絡みの事になると強い口調になりますね。それだけ両親に対する思い入れが強いと言えるのですが。
現在は描写されていないだけで美都子博士捜索自体は続いているはずですし父親に至っては捕らわれの身のまま(介人視点では)。焦る気持ちもわからないでもないですが…ハカイザーにとっては確かに言われても困る案件。
真相が明らかになった時、介人とハカイザーがどんな反応を示すのか気になるところです。

介人「セッちゃん俺だよ!介人。わかる?」
セッちゃん「かいと…誰チュン?」
介人「友達だよ。ずっと一緒だったじゃん。父ちゃん母ちゃんが何度もトライしてセッちゃんのこと作って。あれからずっと友達だったじゃん。しゃべれるようになる前からずっと友達だったじゃん!」
セッちゃん「友達…って何チュン?おいらは…何チュン…?」

そして両親の事で精一杯な状態で友達に対するギュウニュウワルドの卑劣な仕打ち。珍しく(というか初?)介人に涙を流してしまうといった展開。まあ介人からしたらセッちゃんは10年来の友達ですからね。そりゃ涙もろくもなるよって話なのですが…
あまり関係ないのですが介人って結構友達多そうなんですよね。セッちゃんだけが友達という訳でもないはずですがほぼ描写がない(レンアイワルド回、ブルーンの元カノぐらい?)。
友達の多さ関係なく友達が亡くなったら悲しむとは思うのですがなんか気になったので…。まあ戦隊メンバーの旧友の話って尺的にどうしても少なくなりますよね。

介人「1人じゃない!ゼンリョクゼンカイキャノン!」

単純にレジェンド戦隊の力が使える(一人ではなく複数人で戦える)といっただけではなく介人両親、そして全力全開キャノンが使えるように調整してくれたセッちゃんたちと一緒に戦っている、と介人が宣言をしているようにも思えるシーン。
流石に最強ロボが登場するだけあって主人公である介人の想いが爆発した回でもあったと思います。

・ゼンリョクゼンカイオー

「ゼンリョクゼンカイキャノンには設計データには残ってないまだ隠された力があるっぽいチュン」

東映公式HPによるとゼンリョクゼンカイオーは番組当初登場する予定がなかったそうですね。登場しなかった場合の最強ロボが気になるところですが…ゼンカイジュウオー?
キラメイジャーのグレイトフルゴーアローようにゼンリョクゼンカイキャノンはゼンカイジュウオー(もしくはスーパーゼンカイオージュラン?)の追加武装的な立ち位置となる予定だったのでしょうか?
どうなっていたかは定かではないのですがセッちゃんの台詞からするとそんな諸事情が見えてくるような気がします。
で、最強ロボが初期の4ロボ含めて5体合体ってなにかあったような…と思ってたのですが思い出しました。戦隊ではないのですがグランセイザーのダイセイザー。初期の4ロボと追加ロボのガントラスの5体合体。合体シークエンスも似たような感じ。あれが一番近いような気がします。しかしあちらの玩具は初期ロボを使用しているのにも関わらず初期に発売された玩具は合体に使用不可(恐らく全部再現しようとするとガントラスが異常にデカく、そしてダイセイザーが無茶苦茶デカくしないといけないと思われる)なのですがこちらは追加案にも関わらず初期のロボをそのまま合体に使用可能(というか別売りなのでゼンリョクゼンカイキャノンだけでは合体できない)。
ライブマンのスーパーライブロボもテコ入れで無理やり合体できるようにしたらしいですが…ゼンカイジャーのスタッフだけなくバンダイの玩具関連のスタッフも結構無茶しますよね。

・ガオーン

「みんなで合体ワクワクするね」

初期の頃はジュランとの合体嫌がっていた(ほぼ最初だけでしたが)ガオーンですが成長したものですね。
それだけの戦いを経て仲間との絆を育み、キカイノイドも仲間として認めたガオーンならではの台詞と言えるのではないでしょうか?

・ゾックス

「ハカイザーと戦ってて感じたんだけどさ。あいつなーんか介人と似てんだよな」

誰よりも戦いの場の介人を見てきたと思われる(ステイシーも同様ですが)ゾックスだからこそ最初にハカイザーの正体に気づきそうになっているのが面白いですね。
まあ本人的には自分がどんな風に話して、さらには戦っているかなんて自覚はない方が多そうですからね。自身の変身名乗りすら把握していないレジェンドが(ゴーカイジャーのグリーン。あんなおしっこした後手を拭くようなポーズしていないとか言っていたような)いましたし介人より先に気が付くのは当然の展開だったのかもしれません。

・ゼンリョクゼンカイキャノン

「吼えろ!ビーストパワー」

ハカイザーと違って全員色が違う模様。
これは公式設定っぽい(東映公式HP参照)ですね。
単にレジェンド戦隊を戦力としてしか認識していなかったハカイザーとそれなりに(主に映画やスピンオフですが)レジェンド戦隊を接してきた介人との違いでしょうか?
しかしそう考えると誰よりもレジェンド戦隊を研究してきたはずの介人の父親らしくない設定とも言えそうな気がしますが…果たしてハカイザーはどれぐらい父親の頭脳が使われているのか気になるところです。

ゼンリョクゼンカイフィナーレバスター!
ガオーン「介人に会った順ね!」

珍しい(というか戦隊では他に例がなさそうな)縦列並び。たいていこの手の武装は手を添えるだけになりがち、そして見栄えの問題で広がりますからね。分かり易いのだとキョウリュウジャーとか。
まあそもそもバズーカ系武器に反動がある方が珍しいのですが。ライダーだとたまにありますが(オーズの後藤さんがよく後ろに吹っ飛ばされていた気がする)戦隊で反動で吹っ飛ぶってシーンはあまり記憶にない。
本当に全力で全開すぎるキャノンですね。

・ハカイザー

ジュラン「こいつゼンリョクゼンカイキャノンがなくても」
マジーヌ「なんかはちゃめちゃ強いんだが~!」

むしろない方が強そう。
邪魔するやつは全力で破壊と言っている割にあまり全力に見えないんですよね。一人での戦いを好んでいるようにも見えます。

ハカイザー「大丈夫。ギュウニュウワルドがやられそうになったら俺が行くから」

そもそも全力で守る気があるならギュウニュウワルドと行動を共にするはずですからね。やられそうになるまで離れている必要性はないです。今回もそれで失敗してますし。

ゾックス「俺はカイゾク強敵出会えばこの血が騒ぐぜ。なあハカイザー」
ハカイザー「それ俺と戦いたいって意味だよな?」
ゾックス「わかってんじゃん」

この台詞からも戦いそのものを楽しんでいるように聞こえます。
本当に功博士の頭脳を使っているのか疑問に思えてきます。

ハカイザー「しまったー!世界が戻っちゃった。こりゃイジルデに怒られるな~!まあいっか。今日の仕事は終~わり。またな~!」

結局ギュウニュウワルドがやられてもこの態度。しまった、まあいいかで済ませていいとは思えない、少なくも何事にも全力でトライする功博士っぽくないんですよね。台詞だけ似せてはいますがハカイザーは本当に博士の頭脳が元になっているのか(というか明言はされていないですが)疑問に思うところがちらほらあるんですよね。果たして真相は如何に。
まったく関係ない話なのですが「しまった」で済ましていいのはグランセイザーの伝通院先生だけ。ダイセイザーの話で思い出しましたが。あの人敵側だったころとは言えダム破壊してしまったですませてましたからね…。

・ステイシー

ステイシー「あいつらをなめないほうがいい」
ハカイザー「あいつら?ゼンカイジャーのこと?」
ステイシー「いざとなると思いもよらないパワーを発揮してくる」
ハカイザー「へえ~それは楽しみだな」
ステイシー「楽しみだと?」

そう、いざとなるとステイシーが横やりを入れて破壊したり、ステイシーがニセの情報を流したり、ステイシーがテニスをしたりしてワルド撃破の切っ掛けとなったりと思いもよらないパワーを発揮してくるのですよ。
…ステイシーがいなかったら数回全滅してそうですね。
一番危なかったバカンスワルド回はバラシタラいなかったら征服完了されてましたし毎回結構いざとなると、といった状況になっている気もします。

・ギュウニュウワルド

ブルーン「ややっあなたはトウギュウワルドですね」
ジュラン「いや色的に乳牛じゃねえか?」
ギュウニュウ「ブッブーッ!俺はギュウニュウワルドだギュウニュウ!」

前回のホシガキは騙す気満々、そして大抵のワルドを名前を隠そうと(隠せないですが)している中、非常に男らしいワルドですね。
恐らく性別的にはメスだと思いますが。
そしてやっている事は色、そしてメモリーの除去と全く男らしくはないのですが。

ブルーン「おっ!あれだけ真っ白な洗濯物が並んでいると気持ちがいいですね」

真っ白な洗濯物を見ると555の最終回…ではなく啓太郎回(クロコダイルオルフェノク死亡回)を思い出します。
いやよく考えたらクロコダイルって3つ命持ってますからね。死亡回ではわかり辛い。クリムゾンスマッシュ弾かれてからのグランインパクトに繋げる非常にカッコいい回。何故クロコダイルが最後避けなかったのか疑問に思うシーンではありますが非常にカッコいいシーンなのでそんな事はどうでもいい。
それはそうとやっぱりブルーン掃除好きなので白系の方が好みなんでしょうかね?

ギュウニュウ「オ~チッチッ!貴様1人なら余裕で勝てるギュウニュウ!」

スーパーゼンカイザーって結構強かったカブトムシワルドを単独撃破できるぐらい(というかほぼ全てのワルドを単独撃破出来るはず。接近戦は弱いワルド多いので)強いはずなのですが…ギュウニュウワルドって接近戦だけなら結構強いほうなんですかね?

・ニュークダイテスト

イジルデ「さらにもう一つ新兵器を開発中でしてそちらの成果もご覧いただければと、はい」

そういえば前回新しいデータが云々って話がありましたが…ニュークダイテストがそれだったんですね。
しかしデザイン的に博士から生まれたものとも思えない(ゼンカイザーともハカイザーとも違った傾向のデザイン)ので…やっぱりハカイザー関係は色々怪しい気がしてきました。

ニュークダイテスト「ハハッ油断したな。貴様らが相棒と戦っている隙にトジルエネルギーをたっぷり充填したのだ」

相棒を犠牲にしてまでのパワーアップ。結構酷いと思います。
と言っても創ったばかりで相棒も何もない気がしますが。新兵器ですし。
それともニュークダイテストって優秀なクダックかクダイターが搭乗していて長年連れ添った相棒的な存在がやられているうちにパワーを充填したという事でしょうか?それはそれでやっぱり酷い話。

第32カイ! 怒るサカサマ!まさかサルかい?

戦隊恒例の入れ替わり回。
いつ入れ替わり回が恒例となったのかはわかりませんが(話的に面白く展開しやすいからでしょうかね?)恒例の話にも関わらず恒例のストーリー展開とならなかったはゼンカイジャーらしいところ。
というのも入れ替わり回の恒例のパターンは
戦隊メンバー同士で入れ替え
もしくは敵怪人と戦隊メンバーの入れ替え
がほとんである場合が多いからです(多分。調べれば例外多そうですが)。
敵幹部と、それも時に共闘する顔出し敵幹部と入れ替えってそうそうなかったと思うのですよね。
そもそも敵幹部と共闘すること自体が珍しい。映画だとちょくちょくある(キラメイジャーの映画もガルザと敵対していた時期にある意味共闘状態になりましたが)のですがテレビ本編だと珍しい気がします
思い出せる範囲だと(顔出し幹部限定。顔を完全に出している幹部のみ。クランチュラとか半分出してますが除外)
ジェットマンのラディゲ(記憶喪失)
ゴーオンジャーのケガレシア(G3プリンセス)
(ライブマンも何回かあった気がする。あれは元友人な上に顔出し幹部ばかりなので)
…とかですかね?
物語終盤だと幹部離反祭りだったチェンジマンとかマスクマンのイガムとかはいるのですが中盤で戦隊と共闘する顔出し敵幹部は珍しいはずです。
そもそも基本的に敵対関係ですしね。
で、今回はその敵幹部と入れ替わり、という非常に珍しいパターン。
そしてさらに言えば敵組織側のキャラが無茶をするパターンが多い(ルパパトの入れ替わり回とか)のですが今回は戦隊側のキャラが敵組織幹部(?)の立場を利用して好き勝手やり放題という特異なパターンだった訳です。
(逆にステイシーは大人しくお留守番状態)
そして例年の例だと入れ替わった互いの良いところを見つけて良かったね、で終わるパターンが多い訳なのですが今回はお互いの境遇を知ってしまったという展開。
厳しい世界で、ただ一人戦い続けるステイシーに介人は何を想うのか。
ゼンカイジャーらしさ全開の入れ替わり回だったのですがそれ以上に物語の進展があったように思える回。
今回の入れ替わりが今後の物語にどういった影響を及ぼすのか。気になる 第32カイ! 怒るサカサマ!まさかサルかい? 感想でした。
…ところで猿要素はあったのか疑問に思います。

・介人とステイシー

ジュラン「あんな世界で1人。よく頑張ったよお前」
介人(「あんな世界で1人」か…)

今回も、そして今までもステイシーの挑戦を適当にあしらってきた(というか全力で受け止めた回は殺しかけましたし)介人ですが今回の件で多少ステイシーに対する態度が変化する可能性も。
…と言っても次回学園物回なのですが。ゼンカイジャーは色々濃すぎて次の展開が予測しづらい。

ステイシー(あいつはいつもこんな大勢の人たちに思われたり感謝されたりしてるんだな。本当に僕にはないものばかり持っている。もしも僕がこのまま元に戻らなければ…)
(このまま…フンッ!何を僕は生ぬるいことを…)

逆にステイシーは介人を倒す決意をさらに固めたようにも思えます。
ステイシーの目的はバラシタラを超える事であって介人のような存在になりたいわけでもないですからね。介人がいる世界を体験した事で逆に決意が固まったといえるかもしれないですね。
ただしステイシーの本当にやりたい事はバラシタラを超える事でもなく母親との再会だと思われるのでバラシタラを超える=介人を倒す、という目的自体を変える事はできるはずなのですが…どうなることやら。

・ステイシー

介人「テニスの時は助けてくれてありがと!」
ステイシー「あれは忘れろ」

助力した事を忘れたと言っているシーンではあるのですがあの回が濃すぎたのであの回でテニスを披露した事自体を忘れろと言っているようにも聞こえます。
ゼンカイジャーは酷い(誉め言葉)回が多いのですがあの回は突出して酷かった(誉め言葉)
「仕方ない。しばらく横になって出ていくタイミングをうかがうか…」
介人はやる気満々だぜ!とも言わんばかりに牢屋を解放していましたが逆にステイシーは大人しくしている状態。
普通の戦隊であれば逆なんですけどね。これがサカサマワルドの本当の能力か…。

介人「命令だ!」
クダイター「何が命令だよ!貴様に命令される覚えなどない!」
介人(ステイシーってそんな偉くないんだ…」

前にもちょっと書いた気がしますがやっぱりクダイター>ステイシーなんですね。
普通の戦隊だと怪人>上級戦闘員な事が多いので勘違いしやすいですが恐らくゼンカイジャーではクダイター>ステイシー≧ワルド>クダックの関係。介人が勘違いするのも仕方がない。

捕らわれていた人「あなたは一体…」
介人「俺は五色田…。じゃなくてステイシー!今のうちに逃げて!」

この後ありがとうステイシーと言われているので…介人が何気なくやった行動が後々ステイシーにとってプラスになりそうな気もします。
あの時助けてくれた人だ!的な展開。

・ガオーン

ダイサカサマワルド「まさかまさか!俺の目が回るサカサマ!」
ガオーン「よしつながった!」

東映公式HPでも突っ込まれていましたが…何が「よし」か問い詰めてみたい。つながった時点で街の人は酷い状態になっていそうなのですが何がよしなのか。それいいのか。本当によくわからない台詞。

・ブルーン

介人「ごめんなさい。つい焦っちゃって…」
ブルーン「その気持ち、とても良くわかります」

そうですよね。ブルーン漫画回で他のメンバー戦っている間に漫画集めてましたからね。ボウケンジャーのギア使ってるだけあってプレシャス級のお宝があったらつい焦ってそちらを優先してしまいますからね。
という冗談は置いといて(基本的にボウケンジャーの面々は基本的にプレシャスより人命優先。サージェス上層部の一部はそうでもなかったですが)人の気持ちがわかる、と発言できるだけブルーンが成長したように思えます。

ブルーン「じゃあ私は外のガシャポンポンを…」
ヤッちゃん「はい。ガチャガチャね」
ブルーン「あっそれそれ」

ブルーンが物の名前を間違えるなんて珍しい…と思って調べてみたらガシャポンはバンダイの商標でした。
むしろヤッちゃんが間違っている(というかあれの正式名称がわかりませんが)可能性の方が高そうです。

・怒るサカサマ!まさかサルかい?

感想の方でサルの意味がわからないと書いてしまいましたが…凄い単純でした。OP見直してようやく気が付きましたよ。
ちょっと反省してきます。

・芋羊羹

ゾックス「じゃあ飯でも食って帰るか。」
フリント「何の気分ですか?兄貴は」
カッタナー「俺サンマ!」
ゾックス「あっ芋」
フリント「芋?」
リッキー「芋ようかんがいい!」

なんか非常に唐突に芋羊羹ネタを入れてきたのですが…。
いや別に戦隊のキャラが芋羊羹食べてもいいのですがリッキーやカッタナーが特定の芋生羊羹食べると巨大化する気がして…。
というか御飯の話の時に芋食べたいってキャラでもなさそうなんですけどね。兄貴。
この会話何かしらの意図がありそうで怖い。

・君の名は

ゾックス「俺ら…」
フリント「私たち…」
2人「入れ替わってる⁉」

ステイシーに対して
ガオーン「君の名は?」

天気の子は観たのですが君の名は。は観た事ないのでツッコミは止めておきます。

・出動!パトロールパワー

デカブルーとパトレン1号
介人「もう大丈夫!」

これ以上ないぐらい大丈夫なメンバー。
この二人で駄目だったらもう駄目ってぐらいのメンバーですね。
変えるとしたらデカブルーをデカグリーンに。パトレン1号を3号にするぐらいでしょうか?
でも今回の場面ならこの2人以上に適任はいないと思います。

・ボッコワウス

介人(えっ?ボッコワウス?あれが⁉」

そういえば初めてみましたね。そもそもボッコワウス様動けないので仕方ないですが。
ラスボス候補と初対面が32話ってそこそこ早い気がしますがそもそもラスボスかどうかすら怪しいので…。
まあ何にせよジャビウス1世のようにラスボスかと思いきやメガレンジャーのメンバーと一切顔を合わさず内乱で死んだ首領もいるので戦隊メンバーを顔合わせ出来ただけでジャビウスよりマシな扱いと言える気がします。

・ゲゲ

ゲゲ「侵入者ならそこにいる。お前ステイシーじゃないな?何者だ?」
シーン飛んで
ゲゲ「並行世界間ゲートならその奥さ」
介人「なんで急に助けてくれるの?」

侵入者だと見抜いた上でわざわざ助ける理由がわかりませんが…ゲゲは最初から色々企んでいるようなので(そもそも直接的な侵略を進言したのはゲゲ)今回の件も何かしらの意図があっての行動だと思われます。
…こういった怪しい言動を繰り返しているからボッコワウス様がラスボスに見えなくなっていくんですよね。
立ち位置的にはゴーバスターズのメサイアとエンターみたいな展開になりそうな気がします。

・トジテンド

介人「あの人たち、なんで捕まってるの?」
クダイター「あっ?決まってるだろ!トジテンドに反抗的な態度を取ったからだ」
介人「そんなことで…」

そうですよね。そんなことで貴重な牢屋のスペースを使用しているなんてトジテンドらしくないですよね。基本的に邪魔な存在はクラッシュするはずなので。
とは言え前に(カブトムシ回?)牢屋が云々と言う話自体はあったので牢屋がある事は確定してたんですよね。基本的に牢屋に入れるメリットがトジテンド側にない以上何故あるのか疑問ですが…クダイターの態度から考えると左遷されたクダイターとかの部署ですかね?
左遷される時点でクラッシュされそうな職場環境と言うのは置いといて。
もしくは優秀な人間を集める為に適当に牢屋に放り込んでおいて後から調べているとか?

・クダイター

介人「大変!あっちでなんか爆発が!」
クダイター「ちょっと持ってろ!これはチャンスだ!俺が解決してやらーっ!」

トジテンドの牢屋の見張り番って絶対立場悪いですからね。しかも昇格しようがないポジションだと思われます。脱獄するような人間はそもそも牢屋に入れずクラッシュしてそうですしね。そりゃチャンスだと言わんばかりに飛び出していきますよ。
しかしクダックが昇格するとクダイテストになるのか、それとも他のクダイターより立場が上のクダイターになるのか気になるところです。

第33カイ! グレートティーチャー鬼使い!

ひょっとしたらGTO要素が一番薄いんじゃないかと思うぐらいの学園モノ回でした。ネタを詰め込みすぎ。
数々の小ネタに関しては突っ込み切れないので置いといて。
今回気になったのはステイシー。
珍しくゼンカイジャー側に助力なしの回でした。
クイズに関してはゼンカイジャー側にガクエンワルドを倒すヒントを出しているのかと思いきや全く忖度なしの無慈悲なクイズ攻撃。
ゴミワルドとリサイクルワルドなんて胴体見なきゃわからないのだからあのクイズは実質確率50%の運ゲー。
逆に言えば間違っていたとしてもステイシーが正解だと判定すれば正解になっていた可能性のあるクイズでもあった訳です。
しかし実際は不正解で失格。
前回介人の立場を経験してしまった、自分には持っていないものを持っている事を知ってしまったからこその行動だったのかもしれません。
…まあ生徒に対して無敵となれるネクタイをした上で攻撃してこなかったのはステイシーなりの気遣いなのか、それとも自分自身の力だけで(ステイシーザーの力はイジルデから与えられたものというのは置いといて)介人を超えたかったのかもしれません。
さらに言えばゼンカイジャー側が完全敗北しそうになったらかのグレートティーチャーのように学校の理不尽なルールを破壊しにいった可能性も無きにしも非ず。
結局のところ今回の件ではステイシーの本心はわからなかった訳ですが。
ステイシーがどう思っているのであれ次週いよいよハカイザーの中の人が登場。
介人に対してどう思っているかはわからなかった訳ですがヤツデに対する思いは変わっていないはず。
ハカイザーの正体以上にハカイザーの正体が発覚した後のステイシーの行動が気になる第33カイ グレートティーチャー鬼使い!感想でした。

・ジュラン

「ねえ、ここオバケでない?ねえ、オバケ出ない⁉」

オカルトワルド回でオバケに遭遇したのが余程のトラウマになったと思われます。何故かジュランだけガチのオバケっぽいのに遭遇してましたからね。
ジュランおじちゃんはもう夜中一人でトイレに行けない。ちゃんと介人を巻き込んでトイレに行っている事でしょう。

「あんたあの娘のなんなのさ!」
「ビー・バップビー・バップ」
「つっぱることが男の勲章なんだオラァ!」
「俺、ラグビーもやるよ!」
「グレートだぜ」

いつも以上に細かく入れてくるそれっぽいアドリブ。
いやもしかしたら学園物と戦隊ネタを複合したネタなのかもしれない。
自分がわかるだけでも
「つっぱることが男の勲章なんだオラァ!」男の勲章=レッドファルコン
「俺、ラグビーもやるよ!」スクールウォーズ?=2代目キョウリュウシルバー 等。
いつも以上にやりたい放題なジュラン。きっとオバケが怖いのでいつも以上にテンション高めでやっていたんでしょう。オバケ怖いですからね。

・マジーヌ

「なめたらいかんぜよ」

こちらもそれっぽい(というかモロなパクリ)ですがこれも戦隊ネタだったのかもしれません。
ゲキレンジャーのスケバン回をオマージュした…いやマジーヌの見た目的に元ネタそのままなので違うか。ゲキレンジャーの方は単なるスケバンですし。
しかしマジーヌが不良役やるのって結構珍しい気もします。

・ブルーン

ブルーン「ワルドの主張でしょうか?」

学校へ行こうは学園物に入れていいのか怪しい。少なくともドラマではない。
それはともかく主張をやる寸前に打ち落とすなんて成長しましたね。前なら聞いていた気がします。まあ今回のワルド。そしてバカンスワルドのように能力発動=ほぼ敗北になるのでワルドは先制攻撃で仕留めるのが一番良いのですが。
ただ敵の名乗り(と言っていいか不明)を妨害するのは戦隊ヒーローとしてどうかと思う。自分たちがやられる事を考えて…いやいつも名乗り中に戦ってたましたねゼンカイジャーは。

・ガオーン

ブルーン「でも学校に通えるなんて幸せじゃないですか!」
ガオーン「気持ちわかるよブルーン!」

やっぱりトジテンドに学校関係の施設はないっぽいですね。ボッコワウス大王が作るわけもないのですが。
というかブルーンはともかくガオーンが学校に行きたいと思っていたのは意外。今では多少改善しましたがキカイノイドが集まる場所に行きたいとは思っていなかったはずなので。
もしかしたら介人の世界の学校に通いたいと言っているだけかもしれない。その場合ブルーンとガオーンの言っている事が若干違ってくるのですが…。

・フリント

ゾックス「チェンジ痛快だコラァ!」
フリント「焼肉定食だコラー‼」

焼肉食べたかったからだそうです(東映公式HPより)
他のキャストは学園物っぽいネタなのにこちらは完全に思いのたけを叫んだだけ。これが未成年の主張か…。いやもう未成年ではないのですが。

・ヤツデ

ヤツデ「偉い人を現場に引きずり出すにはもめごとよ」
セッちゃん「年の功」

ヤツデが直接作戦を提示するって結構珍しいような。前にありましたっけ?
しかし効果てきめんでしたね。
ガクエンワルドの敗因は校長先生なのに金八先生をやりたがった事。これがワルドのサガか…。

・クイズ DE トジテンド!

第2問 スシワルドの両腕のネタを4つ答えろ
フリント「はあ⁉誰だよ!そんなの知らねえし!」

理不尽過ぎる問題。5話登場のワルドなんかそりゃ知らんという話になりますよね。さらに言えばゴミワルドも6話登場。8話登場の(フリントは9話?)ツイカー一家には無茶な質問でした。
そして何故かジュランが適当にいったカリフォルニアロールを自信満々に書いていたのはそれだけジュランの事を信用していたのでしょうか?
アドリブおじちゃんのいう事を真に受けてはいけない。

第3問 ゴミワルドはどちらでしょう?
ブルーン「A!」
ステイシー「正解は…」
ジュラン「じらすな。ためるな、長い長い長い!」
ステイシー「Bだ」

理不尽問題その2。第一問はともかく(1も結構酷かったですが)2と3はそりゃ無理ですよといった難易度。
それはともかく本当に正解はBだったのか気になります。今回のステイシーは完全にトジテンド側でしたからね。この手の問題ならいくらでも不正ができそうな気がします。

・授業

トジテンドに君臨する大王。この世で一番偉い‼(テストに出る‼)
クダック トジテンドの世界侵略を実行するキカイノイド兵
トジテンドとは ボッコワウス大王が統べる王朝のこと。全ての並行世界を機械歯車トジルギアに閉じ込めて征服する

トジテンド大王はこの世で一番偉い!と言われましてもそれほど威厳が…。
基本的に幹部でトントン相撲やってるだけですし。ただ33話で追加幹部がハカイザーぐらいしか出ていない事を考えるとラスボスは大王になりそうなのですが。

・ゲゲ

介人「トジテンドにさ、なんかでっかい鳥いるじゃん」
ブルーン「ああ~ゲゲですね。ボッコワウスが可愛がってるペットのようです」
介人「あの鳥ってさ、双子だったりする?」

双子説。実はそう間違っていなくてセッちゃんとゲゲが双子のような関係なのかもしれない、という予想をしておきます。
功博士から作った(詳細は来週判明)ハカイザーがなんか変な性格になったようにゲゲもイジルデが介人両親の脳内データから作り上げたために何を考えているのかいまいちわからない性格になったという感じで。
トジテンドにペットがいない(はず)なのに鳥型ロボットだけいるって何かありそうですしね。
侵略を遅らせているのも介人を助けたのも実はゲゲがはからずとも介人両親の影響を受けているからとは…考えすぎでしょうか?

・ガクエンワルド

「たった今からこの世界はトジテンド学園となったガクエン」

能力発動=ほぼ勝利って結構怖いですよね。バカンスワルドに比べればまだマシですが。
戦闘能力はともかくワルドは発動=ほぼ勝利な能力持ちが結構いるのが恐ろしい。惜しむらくはワルドは自分の能力の役になり切ろうとしてしまう事ですが。というかそうでもしないとゼンカイジャー勝てないですしね。

「お…お前らは腐ったミカンじゃないガクエン!」

こんな感じで学園物をやりたがらなければ…学園物というか金八先生を。
もしサブタイトル通りにガクエンワルドがグレートなティーチャーだったら…こんな校則の学校一緒に破壊しそう。
もしかしたら敗因は学園物にした事そのものなのかもしれない。

・クダイテスト

ブルーン「ややっ?今日はニュークダイテストではないのですね」
イジルデ「ニュークダイテストは量産できんのだ」

ゼンリョクゼンカイオーと同じくニュークダイテストもCG専用って事ですね。
しかし量産出来ない新型を初戦で2体同時に投入するのは…いや間違ってはいないですね。戦略的には正しい。対応策とられる前に瞬殺ってのは理にかなってます。
それはともかくクダイテストの出番がある=ゼンリョクゼンカイオー以外の出番があるというのは良いですよね。流石に残り話数全部CG戦ってのも味気ないですし。

第34カイ! カボチャをトリトリ競技会!

ステイシー、そしてサブタイトルはどこを目指しているのか。
ステイシーがよくわからない方向に行こうとしてしまっている。
原因としてはステイシー自身が自分の目的を見失っている、というか本当にやりたい事ではないものを目標(バラシタラを超える)にしてしまっているせいでやっている事がブレまくりだったんですよね。今回も、そしてこれまでのゼンカイジャーも。
結局のところステイシーがやりたいのはバラシタラを超える事ではなく母親との再会。それが叶わないから(既に死んでしまったと思い込んでいる)こそバラシタラを超える、という目標を設定して行動してきた訳なのですが…。
結果としてバラシタラを超えるどころか利敵行為を頻発する始末。
よく今まで粛清されなかった(ある意味ボッコワウス大王がアホだから助かっているようなもの)と思いますが…ここに来て心境の変化が。
1人でバラシタラを超える必要は無い…って結局のところバラシタラを超えるという目標に固執してしまっている訳ですね。
母親が死んでしまったと思い込んでいる(実際には一縷の望みにかけて捜索しているようですが)から仕方ないとは言え何を目指しているのか本当にわからない状況。
バラシタラを超えたところで母親が戻ってくる訳でもないのですが…仲間もいない、誰も助けてくれない状況では何か絶対的な目標を立て、それにすがろうとしたのは仕方がなかったのかもしれません。
そしてそれ以上に訳が分からないのは次回サブタイトル。
これまでもよくわからないサブタイトル(まさかサルかい、とか。回文自体はいいのですがかなり強引)はあったのですが次回ダイヤモン◇ドユカイて…。
☆を◇にかえればパクリではなくグレートティーチャー鬼使いのようにパロディと言い張れるつもりなのでしょうか?
それともまた大蜘蛛大首領とか出すつもりなのでしょうか?
そもそも次回予告から受ける印象が全くユカイとは程遠い印象にあるのですが…最後にカイをつけるのに拘り過ぎていてサブタイトルの意味が全く分からなくなってきました。
いやでもよく考えたら次回で両親の話が解決すればユカイ間違いないですね。
きっとそういった展開である事を祈って次週…は休み。
再来週の放送を楽しみにしています。

・マジーヌ

介人「今日はハロウィン本番だー!」
ヤツデ「さあみんな。やり方は覚えてるね?」
マジーヌ「はーい、はいはーい!はーい!お店に来たちっちゃい子たちが…トリックオアトリート!」

ハロウィンとかマジーヌが好きそうなイベントなのでマジーヌ回になるかと思ったのですがステイシー回でした。
七夕回はちゃんとマジーヌ(と神代玲花)回だったのですが…ゼンカイジャーって個別エピソード回が少ないような。
というよりワルドの世界観に翻弄されるゼンカイジャー面々という回が多いので個別回凄い少ないんですよね。特に最近。
さらに言うと個別エピソードがあってもメインがカオス過ぎて印象に残り辛いという印象。ハカイザー関係の話が終わって…で恐らくステイシー関連の話をやるともう終盤な気がするのであと全員一度ぐらいメイン回をやって欲しいと思います。

・セッちゃん

「このカオス…またトジテンドの仕業チュン!」

ハロウィンで大人がところかまわず暴れまくる。
うん、普通ですね。ゼンカイジャーにしては。
それほどのカオス回ではない。そもそも今回比較的大人が暴れている(さらにはゼンカイジャーメンバーが暴れなかった)シーンが少なかったのでカオス回とは言えない。
…普通の戦隊だったらカオス回だったような気がしないでもない。敵味方全員カボチャ探すってあんまりないですよね。

・ゾックス

ゾックス「この絵じゃよくわかんねえから。片っ端から壊せばいいかって」
フリント「壊した後に食えるしな」

そういえばカボチャって緑もある、というか緑色のが普通なんですよね。色すらわからない介人の絵で判断しろという方が難しい。
それは別としてツイカー一家で基本的に食べる事優先ですよね。毎回毎回多種多様なものを食べてる追加戦士ってあまり観た事がない。
毎回のように役者さんが苦手な生野菜食べさせられているボウケンシルバーとかいましたが。

ゾックス「カボチャ探しは終わりだ。チェンジ痛快!」
ハロウィン「なんか踊ってるハロウィーン!」(走って逃走)

変身中に攻撃はご法度、と言われたのは昭和の話。
平成では結構変身中に攻撃、というか敵の攻撃中に変身というシーンはありました。
そして令和では変身中に敵怪人が走って逃走。新しいですね。
…まあスタンダードにはならないでしょうが。
別に踊らなくても変身自体は出来るので逃げ出したのを見逃したのは後から追いつけるという自信の表れなのか。それともシリアス展開になる前に踊っておこうという界賊なりの矜持なのか。

・レンジャーギア

初回観た時にそういえばロボでゴーゴーミキサーってあったよね、と勘違いしてしまったのですが見直した際にデュアルクラッシャーの方だと気が付きました。まあデュアルクラッシャーのミキサーモードなので間違いではないのですが。
それにしてもヒーローがコンクリートで敵を固めるってなかなか斬新な発想ですよね。15年前の作品ですが。

・ステイシー

介人「ステイシーはさ、一人でいたいの?バラシタラを超えたいんだよね。だったら仲間と協力してたくさん勝つ方がよくない?」
ステイシー「お前には関係ない」

ゼンカイジャー的には一度でも敗北=世界征服完了(一度バカンスワルドに完敗してますが)なのでたくさん勝つという状況はあり得ないのですが…。
まあそれは置いといてステイシーは目的の為に仲間と共闘するという意識自体なかったと思うのですよね。何しろあの世界(トジテンド)で1人だったので。

ステイシー「「一緒に頑張ろう」か…」《僕の目的はバラシタラを超えること。それが一人である必要は…ないのかもしれない》

そしてラスト。結局ハカイザーと共闘する事となるのでしょうか?
しかし次週介人もハカイザーの正体に気が付くようですし真相をしったステイシーはどのように動くのか気になります。
…ステイシーってハカイザーの正体知らなかったんでしたっけ?知っていたら何かしら行動を起こすはずなので知らなかった…はず。

・ハカイザー

ステイシー「お前の目的はなんだ?なんのためにイジルデの元で働く?」
ハカイザー「なんのため…?考えた事もないな。そうやって作られたからじゃないか?でも仲間の役に立つのは嬉しいし、ゼンカイジャーみたいな面白ーいやつらと戦うのは楽しいよ!これからも一緒に頑張ろうな!」

今回で正体が確定したハカイザーですが根本的な考え方は功博士ではないっぽいんですよね。戦うのが楽しい的な台詞は本人は言わなさそう。
ただ博士の影響は受けていそうですが。仲間の為に戦うのは嬉しい、という台詞からも。
マスクオフした時に無表情だったので基本的にイジルデの操り人形状態で時々博士の素が出るって事なんでしょうかね?

・ワルド

ゲゲ「パーツが外れて作戦中断だと?」
ボッコワウス「ぬぬっ…そのようなワルド欠陥品ではないか!」
イジルデ「いや…はいおっしゃるとおりで申し訳ございません」
バラシタラ「そもそもワルドができるまで、どういう仕様になるかわからんというのが問題である!」
全員「あっ…」

ワルドって能力が強すぎるからか若干扱いにくい面もありますよね。恐らく2人以上のワルドを同時に使用すると今以上に酷い世界観になりそうですし。
複数のワルド自体が使えないという事はなさそうなのですがトジテンドでワルドの能力検証していたらバカ上司…じゃないボッコワウスがさっさと征服してこいって追い出しそうなので…やっぱり扱いづらいですよね。

・ハロウィンワルド

「カボチャヘッドがないせいでトジルギアのパワーが半減したハロウィン…」

結構ワルドって気分で能力変わりますよね。序盤でカシワモチワルドが柏を剥がされてましたがあれは本当にモチワルドになっていたに違いない。ホシガキワルドもやろうと思えば柿の能力を使えたんじゃないかと…いや思いっきり使ってましたね。ダイホシガキワルドが。火器、花器とかでしたが。ワルドって思い込みで別の能力使えるようになるのではないかと推測してみます。

フリント「兄貴、これハロウィンワルドじゃね?」(ゴミ捨て場で)

もうちょっと隠れる場所を考えようと言いたくなるのですが…マヒルワルドだって下水道?とかにいましたし。
そもそもオニゴッコワルドなんか一度トジテンドに戻っても能力自体は継続中だったので隠れるならトジテンドに行けばいいのに。
シンケンジャーだって毒を使用した後に本拠地に引きこもろうとしたマジで外道な外道衆がいたのに…。
と思ったのですがそもそもオニゴッコワルドってボッコワウス様に作戦継続しろって追い出されたはず。引きこもり作戦が使えないのは上司のせいか。
…本当にボッコワウスがいなければとっくに征服完了していた気がします。
ゼンカイジャーの戦力バランスはボッコワウス(とゲゲの思惑)で保たれている気がします。

第35カイ! ダイヤモンド◇ユカイ?!

ステイシーが心配。
ステイシーの現在の目的はバラシタラを超える事。
1人で超える必要は無い。何故なら自分には心強い仲間がいるのだから。
と思った矢先にハカイザー=功博士=介人の父親である事を知ってしまいました。
家族を奪われ居場所を奪われたステイシーがやっと見つけた仲間。
そんな仲間も奪われようとしてしまった結果、ハカイザーを助けてしまったのは仕方ないのない事なのかもしれません。
それが同時にヤツデの息子を奪う事になってしまったとしても。
ステイシーにとって衝撃過ぎる展開だったため、咄嗟の判断でトジテンドに連れ帰ってしまったのは仕方のない面もあると思います。
しかし冷静になったステイシーがどうするのでしょうか?
ステイシーの目的を達成する為にはハカイザーは重要な存在です。
しかしそれは同時にヤツデも悲しませる事にもなる事を理解できるはず。
落ち着いた時、ステイシーがどう行動していくのか。
それは同時にステイシーの進む道を決定づける事にもなりそうな重要な決断になるはず。
ステイシーの選ぶ道がどうなるか、気になる第35カイ! ダイヤモンド◇ユカイ?!でした。
・・・で、この内容でどこがユカイなのか問い詰めたい気もしますが。
誰一人愉快な展開になっていない気もしますが。
そして次回サブタイトルはユーカイ。
流石にカイ縛りは厳しいと思わざるを得ない最近のサブタイトルでした。
というかそろそろ各所に怒られそうなサブタイトルですね。

・介人

「自分たちのこと守らせておいて後ろから攻撃ってハカイザーもダイヤワルドも卑怯全開だ!許さない…絶対倒してやる!」

介人がマジギレするのは珍しい。
ギュウニュウワルドの時が一番怒ってはいたと思いますが今回もそれに近い感じ。基本的に人の絆を破壊する敵に対してはかなり感情的になっている印象ですね。今回いきなりスーパーゼンカイザーに変身しましたし。
ただハカイザーもダイヤワルドも冤罪なのが難点ですが。
今までのワルドの能力が強力すぎるのもありますがそれ以上に名前を偽った前例(ホシガキワルド)があるので見た目と名前で能力判断しなくなってきているのでしょうか?

介人「ステイシー、ハカイザーと手を組んだんだ…」
ステイシー「利害の一致だ」

何故か敵が手を組んだのを嬉しそうにする介人と恥ずかしそうにそれを認めるステイシー。
敵味方とかではなく学校の友達のような関係に見えます。
本当に生まれが生まれでなかったら仲良い友達になれる、いやこれからなって欲しいのですが…。そればかりは介人ではどうしようもなくステイシーの母親が見つからないと駄目なんですよね。
徹底して一般人には危害を加えていないステイシーには幸せになって欲しい。

ジュラン「介人、いけるか?」
介人「…うん」

スシワルドの時は敵そっちのけで両親探そうとして暴走。
美都子博士がトジテンドから逃げ出した時は迷いながらもロボ戦。
そして今回は一瞬考え込みはしましたが冷静にロボ戦。
こうやってみると介人の成長っぷりが窺えますね。
逆に博士を連れ帰ってしまったステイシーの方が心配になります。

・ジュラン

ジュラン「でもよ、もし親父さん本人なら介人が何も知らねえまま倒しちまうのがぶっちゃけ一番やべえよな」
ガオーン「ショックだとしてもやっぱり言ってあげたほうがいいよね!」
ジュラン「よしわかった!ここは年長者の俺が言う!俺に任せとけ!」

さすが人生のパイセン。
…今回の敵がダイヤワルドでさえなければカッコよかったのですが。
まあその辺はゼンカイジャー。ダイヤの能力で口がきけなくなるという発想自体が凄すぎる。

ガオーン「でも家族が敵だったなんてショックなこと僕らも信じたくなくて…。なかなか言い出せなくて…」
ジュラン「いや…そんなの言い訳だ。もう少しでとんでもねえことになってた。すぐみんなに話すべきだったんだ。本当にすまなかった」

こうやってちゃんと謝れるのも人生のパイセン。
介人の両親が絡む話の時はきっちりジュランがパイセンっぷりみせてくれるんですよね。他のメンバーにはまだまだ難しい領域。
ゾックスもそれなりに助言はしてくれますが彼はやり方が完全に海賊なので…。

・ブルーン

「私、本で読みました!実はダイヤは意外と衝撃に弱いみたいです!」

本来ならもっとこの手の知識ネタが出たんじゃないかなと思う台詞。
何故でないか?
もちろんマジーヌが強引に(魔法)で解決してしまうからです。弱点知って攻略するのと弱点変更するのではやっぱりちょっと違うと思うのですよね。

・ゼンカイジャー

ジュラン「ダイヤ!」ダ…ダイヤ!ダダイヤ!ダイヤダイヤダイヤ!」
ガオーン「ダイヤ…。ダイヤ!」
ブルーン「ダイヤ!」
マジーヌ「ダイヤ!」
ヤツデ「何言ってんのかさっぱりわかんないけど…」
セッちゃん「通じ合ってるみたいチュン」

ゼンカイジャーの真骨頂を見た気がします。何言っているのかさっぱりわからないですが内容はしっかり理解できる。
いつもの回も何を言っているのかよくわからない時がありますが内容はしっかり理解できますしね。これが今まで積み重ねてきたものの重みですね。
何を言っているのかさっぱりですが。

・ジュウオウザワールド

フリント「釣りが得意なジュウオウザワールドの技だ!」

厳密に言うと釣りが得意、という訳ではなく釣りやめんこ、ランニング等、一人で出来る運動、趣味に関しては彼は一流なのです。
まあ人と一緒にやる事に関しては全く駄目なのですが。

ゾックス「わかんねえ…。なんか急に気分が落ち込んで…」
フリント「さっきのギアの副作用か?」

恐ろしい副作用。
今までこの手の副作用が出た事はなかったと思うのですが(アバレキラーとか副作用やばそうですが特に何もなかったですし)脚本が同じ人だからでしょうかね?操の特別?扱いは。
というかツーカイオーでCG戦が出来ない理由付けの為らしいですが結構うまり理由付けを考えるものだと思います。

・ゾックス

「お前らは来るな。操られてようがどうしようが次邪魔したら容赦しねえからな」

東映公式HPに書かれていました
ゴーカイジャーは海賊風のヒーロー。
ゾックスはヒーロー風の海賊。
その差は大きいですね。この溝はいつか埋まる日がくるのでしょうか?

・ステイシー

ステイシー「ハカイザー。僕と…。組んでみないか?」
ハカイザー「えっ?」
ステイシー「手を組まないかと言っている」
ハカイザー「ふーん…。ププププ…!組むも何も俺たち最初からチームじゃないか!だろ?」
ステイシー「そうか…」

ステイシーこの手の交渉ってやった事なさそうなので…というか人と協力するという概念自体がなかった為かこの手の交渉苦手そうですね。
ある意味ジュウオウジャーの操と同類なのかもしれない。ハカイザーが良い人で良かったですね。

・暗黒召喚

セッちゃん「スーパーゲキレッドの偽物とレッドバスターパワードカスタムの偽物チュン!」

偽物でよかった…。
ゲキレッドは最終的にスーパーにならなくてもラスボス圧倒出来るぐらい強くなるしパワードカスタムは単体で勝てる戦隊はそうそういないぐらいの強キャラなので…。
偽物じゃなかったら全滅してましたね。
ただ特に活躍する事もなく散って行くのは少し寂しかったので多少は能力を使って欲しかったと思います。

・ダイヤワルド

「かたさでどんどん混乱しろ!その隙にトジテンドが世界を支配するダイヤ!」

…地味じゃないですかね?
まあ混乱させているうちに、というのは序盤は結構やってきてはいたのですが最近は発動=ほぼ敗北に近い状態に陥る事が多かったので。
というか今回ハカイザー関連の話が無かったらあっけなく倒されていたような気がします。

介人「わかった!ハカイザーをかばったのは…ダイやワルドに操られたからだ!」
ヤツデ「こんだけ「ダイヤダイヤ」言ってんだもんね」
セッちゃん「きっとトジテンドのこと守らされちゃうチュン!」

ダイヤで守らされてしまう、という因果関係がわかりませんがワルドはそうっぽいというだけで能力使ってる事もあるので…。
勘違いさせてしまった先輩ワルド達が悪かった。ダイヤワルドはそれほど悪くない。多分。

ダイダイヤワルド「キラッと惨状!カラッと爆発~!」

そういうネタを使う時はちゃんとセンタイギアを使って欲しいと思います。

第36カイ! ビックリどっきり大ユーカイ!

ゾックス、ステイシーの心境の変化が面白い。
まずゾックス。
今回のサブタイトル通り誘拐とヒーローにあるまじき行為をしたゾックスですが東映公式HP、脚本の香村さんによると
「マーベラスたちは、海賊のフリをしたヒーロー。ゾックスたちは、ヒーローのフリをした海賊」
「いい人の不器用な偽悪と、悪い人の不器用な偽善」
だそうです。
つまりゾックスは本質的には海賊なんですね。今回の行動も一応介人の事を思っての行動ではあるのですが基本的なスタンスは海賊のまま。
まあそもそも初登場時からゼンカイジャーの面々に対して海賊行為を仕掛けたりとその本質的な性格は変わってはいなかった模様。
で、今回誘拐に失敗。変身不能に陥った後、介人たちの機転によってワルドを撃破する事にはなるのですがその際若干の心境の変化があったようです。
「仲間ができるってのは面倒くせえな」
と面倒くさいとは言いつつも悪くはない表情のゾックス。
ヒーローのフリをした海賊はヒーローと仲間になる事で本当のヒーローになるのでしょうか?
次いでステイシー。
前回ハカイザーを連れ帰ってしまったステイシーですが結局ハカイザーを介人の元に帰す事はなく、ハカイザーと行動を共にすることを選んだようです。
そのきっかけとなったのが介人の助言によるもの、というのは悲しいものではありますが…それ以上に今回の選択は介人だけが全て(ステイシーの視点からすればですが)持っている、自分は何も持っていないという事実が許せなかったようです。
それだけ初めて自分に出来た仲間と言う存在に思い入れがあったようで…その選択を取るしかなかったステイシーの心境に同情してしまうところではあります。
ゾックスは介人の影響によってヒーロー側に。
ステイシーは介人の影響によって悪役側に。
主人公を介してそれぞれのメインキャラが心境の変化をさせていく。
なかなか興味深い変化があった回ですね。
そして次回はマジーヌ回?
物語もそろそろ終盤。
ゾックス、ステイシーだけではなく他のゼンカイジャーのメンバーの成長、変化も気になる次回は…何故に大根。
大根モチーフの怪人っていたかなと思いつつ(オクラなら知ってるのですが)次回も楽しみにしています。

・介人

「ハカイザー!全力全開でぶつかってこい!そんで早く俺の父ちゃんに戻れ!」

両親の話関係で以前と違って取り乱したりはしなくなりましたがそれでもやっぱり強い思いはある模様。当然ですが。
このまま終盤までハカイザーが敵側といった展開はないと思うのですがもしあっさりハカイザーが元に戻ったら今度こそステイシーが精神的に駄目になりそう。
順序的にはステイシーの母親関連の話があって、その後介人両親の問題が解決すれば一番なのですが…それだとやっぱり最終盤の話になりそうです。

「あんなやり方、二度とすんなよ!」(ユーカイしたゾックスに対して)

ほぼ全員が思っていた通り、ゾックスに作戦に対しては怒る介人だったのですが…初期の頃ってゾックスが市民巻き添えで攻撃するのを仕方ない、それなら市民を守りながら戦ってやる、的なスタンスだったんですよね。
非道な作戦をするゾックスに対して非難するという事は逆に言えば言えばわかってくれるという思いもあるのでしょうか?
海賊である事は変わりないけれども決して悪人ではない。少なくとも介人はそう思っているようです。実際はどうなるのか。今回の件でゾックスも何か心境の変化があるといいのですが。

・ジュラン

「やべえなんか緊張する。おいブルーン、代わって代わって」

人生のパイセンも偉大なる諸先輩方の力を直接借りるのは緊張するようで…結果としてブルーンが酷い有様に。
どうでもいい話ですが諸先輩方と書くとウルトラマンオーブの最終回を思い出してしまいます。

・ブルーン

「私⁉やっていいんですか?嬉しいな。足よろしくお願いします。ゼンリョクゼンカイフィナーレバスター!」
ガオーン「ブルーンの上の部分がない!」

ブルーンは上の部分と下の部分どちらが本体なのでしょうか?もしかしたら上のブルーンと下のブルーンは別個体なのかもしれない。
それはともかく緊張してしまって逃げ出したジュランと違って好奇心から嬉々として諸先輩方の力をお借りしたブルーンは…まだちょっと早かったようです。
必殺技を放ったら自身の上半身が吹っ飛ぶ。言葉で書くとスーパー戦隊ではちょっと表現しづらい演出ですね。いやライダーでも駄目な演出なのですが。(アマゾンズならあり得そう)

・ゾックス

フリント「介人、こういうの嫌がりそうだけどな」
ゾックス「だからこっちで勝手にやってんだ」

介人の事を理解しつつも秘密裏に作戦を実行。
決して介人に嫌がらせをしている訳ではなく、逆に介人の事を思ってやった行為なのですが…結果として敵に隙を作る形となってしまった訳です。
結果論ですが捕まえた時点で必殺技を撃っていれば終わっていた話ではあるのですが…それまで見越して作戦を立てたバラシタラの方が上手だったという事ですね。

ヤツデ「あのねゾックス。気持ちはありがたいんだけど、あんたのやり方功も喜ばないと思うんだよ」
ゾックス「わかったよ。手遅れになっても知らねえからな」」

昔ならこんな事を言われても知らない、そもそも介人自身以外の事は知った事ではないといったスタンスだったのですが…この事だけ考えてもそれなりにヒーローに近づいてはいるのでしょうかね?
アバれた数だけ強く、優しく、そして痛みを知るのか。最終的にゾックスがどうなるのか、気になるところです。

・ステイシー

「あいつはようやく手に入れた僕の仲間だ。すまない、ヤツデ」
「黙れ!お前ばかりなんでも手に入れさせてたまるか!」

ゾックスとは逆に悪役っぽい立ち位置によってしまったステイシー。
それもこれも全て自身の悲しい出生によるものと考えると一概にステイシーを責められないのですが…この問題ばかりは介人がどういった説得をしようとも解決できそうにない話の為、ステイシーの母親関係の話が進む展開を期待しています。
意外に介人とステイシーの母親は同時に見つかりそうな気もする。

・ハカイザー

「渡せとか譲れとかやめてくれ。俺の仲間は俺が自分で決めるー!」

なんだかんだ言って洗脳されているとは言え自分の意思が強いですよね。これも介人両親の何事にも全力全開な気質のせいなのでしょうか?
あまり自分の意思が強すぎるとさらなる洗脳、もしくは廃棄が待っていそうで怖いのですが…今回もまだ洗脳すればやれる、的な台詞がありましたし。でもさすがに廃棄させられそうになったらステイシーがなんとかしそうではありますが。

・ゴセイナイト

よかった。前回のみっちゃんのように副作用が出なくて。
急に地球を汚す工場を破壊する!的な行動に出なくて良かったですね。
というか性格が一番やばいアバレキラーでさえ特に副作用が無かった訳で…それだけみっちゃんのギアは危ないって事なんでしょうかね。さすが自分の戦隊と関係ないバーサスシリーズに単独で出て訳の分からない行動に出る人物は違う…ってゴセイナイトの項目なのにいつのまにかジュウオウザワールドについて書いてしまっていました。

・ボッコワウス

ボッコワウス「ああ…。つまりハカイザーのみならずそもそもトジルギアの技術からしてゼンカイザーの両親から盗んでおったとそういうことだなイジルデ!このわしを騙しておったと、そういうことだな?」
ボッコワウス「よくやった!わしを騙したことは許せんが目の付け所が良い!トジテンドの最高技官にふさわしい実行力だ」

ゲゲ以外に褒めているのはかなり珍しいパターン。
たまに褒めている事はあったはず(カブトムシワルド回とか?)ですが作戦ではなく実行力を褒めるというのは初めてな気がします。
…技官の技術ではなく実行力を褒めるというのは良い事なのかわかりませんが。

・バラシタラ

「ハカイザーを狙うのはゼンカイザーだと思ったが貴様らが引っかかるとはな」

結構バラシタラって相手の心理面に配慮した作戦立てますよね。最近前線に立たないから忘れていましたが序盤もそんな事をしていた気がします。なんだかんだ言って優秀なのは間違いないんでしょうね。
スーパーツーカイザーとも互角以上に戦えていますしさすが幹部といったところ。

・イジルデ

「並行世界間ゲートを発明したのも並行世界を観察している時に有能な2人の科学者を見つけたのも小生でございます。はい!」

これはイジルデが凄いのか介人両親が凄いのかわからないですが一つだけ言える事があります。
イジルデや介人両親の技術をパクって自分のものとして運用しているフリント超凄い。

第37カイ! 恨みダイコン、根が深い!

久しぶりのマジーヌ回。
何度か書いてますがゼンカイジャーって個人回少ないんですよね。
敵幹部が多かったり、こなすイベントが多い戦隊だと個人回が少なくなりがちなのですが(逆に敵組織がなかったデカレンジャーは終始個人回をやっていた印象)ゼンカイジャーは敵幹部が極少数なわりに個人回が少なかった。
理由は色々とあるのですが基本的に敵の能力がワールドワイド過ぎて個人の話をやっているどころではなかった事。
さらに言えばストーリーの主軸が介人とその両親、その両親に関わるステイシーに焦点が当てられがちだったこと。
最近もハカイザーの話をやっていて介人とステイシーの話は盛りだくさんなのですがそれ以外のメンバーの話が少ないなあと思っていた矢先に今回のマジーヌ回がきた訳ですよ。
そしてその個人回がとても良かったと思います。
今回の話が如何に良かったと、説明するまでにこれまでのマジーヌ回を振り返り。
まず初回のマジーヌ加入回。
せっかく開きかけた新しい世界、自分を認めてくれる世界。
その世界を潰されてたまるか、という訳で加入したマジーヌ。
特に取柄もなく引っ込み思案で好きな占いも外ればかり。そんな自信が持てない自分でも認めてくれる世界を守る為にゼンカイジャーとして戦う事を決意。
その後は…ゴミワルド回でも焦点は当たりましたがこれはちょっと省略して…
次はトウメイワルド回。
共通の趣味を持つ仲間で作ったオカルト同好会。そんな仲間が楽しみにしていたオカルト騒ぎが実はワルドの仕業だった、という話。
全く非のない(オカルト騒ぎに関して。侵略に関しては言い逃れできないですが)トウメイワルドに対してマギギレしたのも仲間の思いを踏みにじられたと思ったから。
新しい世界が開け、そして仲間が出来た。
そんな大事な仲間の為に。自分ではなく他人の為にマジーヌは戦った訳なのです。
で、今回の話。
今回は仲間ではなく困っている、それもかつての自分を思い出すような人の為にマジーヌは戦った訳なのです。
それもただ敵を倒すわけではなく大事にしているものを取り戻すためにも。
かつて自分は自信がなく消極的だった。
しかし今は違う。人の為に。かつての自分のような人間を救うために戦う事ができる。
新しく開けた世界で戦い続けてきたマジーヌだからこそ、かつての自分と同じような存在の為に尽力出来たという流れ。
個人回の数は少ないですがそれだけに各エピソードが繋がっていて、マジーヌの成長度合いが見れる良い個人回だったと思います。
…ただしダイコンは無いと思いますが。ダイコンですよダイコン。
いやダイコン自体は素晴らしい野菜だと思います。
敵としてはどうなのかと。
(物理的に)美味しく料理されてしまうのはどうなのかと。
そんなことをちょっと思ってしまったマジーヌ回でした。

・マジーヌ

「みんなそういうのあるんすね。好きだし、大事だけど自信なくて「わあーっ!」ってなるもの」

今回の話は良い話でしたね。
誰しもが持っていて、そして何時か忘れて、無くしてしまった大事な物。そんなものを思い出させてくれる良いお話でした。
…ダイコンでなければ。
ダイコンの印象が強すぎて後々この話を思い出せる自信がない。

・ブルーン

「レンアイトピア、興味深かったですね~!好奇心のエンジンがブルンブルンしっぱなしでした」

前は「愛などいらぬ!」的な台詞を言っていたブルーンですが復活したようです。ただしレンアイトピアの何が興味深かったのかは不明。
他人のレンアイに興味はなさそうな気もするし、例え気にするとしても好奇心で人の色恋沙汰に首を突っ込むブルーンはみたくない。
とはいえブルーンが人の心に興味を持たないと今以上の成長は見込めない訳でして…とりあえず最終回でさくら姉さんの想いを完全スルーしたチーフよりは他人、そして自分にも興味を持ってほしいところ。

・フリント

「私もさ、やったことあんだよねえ。私が子供の時、初めて自力で作ったのがオルゴールだったんだけどさ」

ちょっと見ただけでギアや並行世界に纏わる技術をパクるフリントにもこういった時期が。ゾックスがオルゴールを発見できなければ恐らく今のフリントはない訳で…ゾックス一番の功績じゃないかと思えてきました。並行世界に行けなければ恐らくトジルギアに封印されていたと思いますしね。

・ミミちゃん

他のゴミが自分自身(と言っていいのかわからない)を使って襲い掛かってきたというのにミミちゃんはどこからその包丁を持ってきたのか気になります。
…もしかしたら最初から包丁付きで作っていた可能性が?

・ステイシー

イジルデ「そのためにも今回よりステイシーもワルドのガードをすることになりました」
ステイシー「現状ハカイザーの洗脳が不安定なようなので」

この件はイジルデ発案だとは思うのですがステイシーもハカイザーの負担を減らしたいと考えてた可能性は高いと思われます。
つまりハカイザーの事を思ってのワルドのガードなのですが…その思いが逆効果になりそうで嫌な展開になりそうですね。

・ボッコワウス

「ステイシーがワルドのガードをするというならハカイザーにはさらなる発展を期待したいところだがどう思う?」

といった感じに。
直属の部下を紙相撲の駒ぐらいにしか考えていない大王が完全部外者のハカイザーをまともに使う訳もなく…強化改造される、もしくは使い捨ての爆弾的な扱いをしてもおかしくはないですよね。
次週ステイシーの話も進むようですしこれで一気に話が進みそうな予感。

・ダイコンワルド

セッちゃん「なんでダイコンがゴミを操れるチュン?」
ヤツデ「もしかしたらダイコンは捨てる所がないからじゃないかな?」
介人「あー!だから捨てられたものたちの逆襲なんだ」

…いやよくわかりませんが。
ダイダイコンワルドの方はダイコンを活かした?戦い方でしたがダイコンワルドの方はさっぱりわからない。
ゴミワルドにそういった能力をつければいい、もしくは双方再生怪人として再利用して同時に能力を…ああ既にリサイクルできそうなリサイクルワルドは解放済み。こうなったら切っても再生できるカイワレダイコンワルドとかを出せば…いやもうワルドって何でもありですね。

キカイトピア「ステルナー!」
ダイコンワルド「貴様らに捨てられた故郷ダイコン」
ステイシー「この世界ごとのまれてしまうがいい」

結局特に影響なかった捨てられた故郷、キカイトピアですがこいつがいればもう侵略完了なのではと思いました。
そしてこのシーン。ステイシーの台詞がスタイリッシュ。ダイコンの能力なのは気にしない方向で。

・ダイダイコンワルド

ダイダイコンワルド「よぉ~っ⁉ど…どうした俺のダイコンおろし⁉」
ガオーン「そっか!ダイコンおろしだもん。ロボより料理に添えられたいよね~」

ガオーンは時々訳の分からない事を言う。前のジシャクワルドの時(よしつながった!)のように。
まあ今回はあの時以上に訳の分からない状況なので混乱するのも仕方のない事。そもそもロボに大根おろし攻撃を仕掛けるなと思うところであります。

第38カイ! ご先祖様だョ!大霊界

ステイシーが危ない。
今まで生存不明、つまり生きている可能性がある、と勝手に思っていたステイシーの母親リセが亡くなっている事が確定した今回。
ステイシーに訪れた平穏な時間はボンワルドの手によって一転。
リセの手によってステイシーが…と物理的に危険が迫ったところでボンワルドが消滅。リセも元の世界へ戻り事なきを得たのですが…
今度は自分が憎き父親と同様の事をしている事に気が付いてしまったのです。
その辺はハカイザーの正体発覚した直後ぐらいにやるのかなと思っていたのですがあの時は初めて出来た仲間に浮かれていましたし仕方のない事だったのかもしれません。
ただこれだけならステイシーも悩みながら戦い続ける事を選択していたのかもしれません。
しかし今度はボッコワウス大王が直々にハカイザー強化計画を立案。
先祖の(ボッコワウス大王も寿命自体は普通なのでしょうか?)大王のパーツを使ってハカイザー強化、という事はつまり功博士の大ピンチという訳にもなってしまう訳で…。
ハカイザーを助け出すのか、それとも強化されるのを黙ってみているのか。
自身の行為、大事な家族を奪ってしまったという行為を挽回するまたとない機会ではあるのですがそれは同時に大王への反逆を意味する事となってしまいます。
今までワルドを撃破してしまった事等はありますがそれはあくまでバラシタラやイジルデの作戦を邪魔したという話。
大王立案の計画を邪魔したとなってはさすがにトジテンドにはいられなくなってしまうでしょう。
ステイシーはハカイザーを救出し、介人の元に送り届けるのか。
それとも強化されたハカイザーと共に戦う事とするのか。
もしくはそのどちらでもない道を選ぶのか。
ステイシーにとって大きな選択を迫られる事となりそうな第38カイ! ご先祖様だョ!大霊界感想でした。

・介人

介人「父ちゃん…いやハカイザー!ステイシーの居場所わかる?」

普段は父ちゃん呼びなのに今回はちゃんとハカイザーと言い直しているところが介人らしい。
自分の事より他人の心配事優先なんですよね。スシワルド以降ずっと、敵も味方も変わりなく。
そんな介人だからこと今後のシリアス展開が心配…次回まったくシリアス展開じゃなかったような気がしないでもない。
何にせよ介人とハカイザーの決着は恐らくもうすぐ。
ヒーローがピンチの時に助けてくれるヒーローは現れるのでしょうか?

ステイシー「なぜお前まで僕を助けた…」
介人「ステイシーもお母さんもこんなの絶対悲しいからだよ!」

どこかで聞いたような台詞だと思いましたが思い出しました。リサイクルワルド回の台詞ですね。

ゾックス「やめとけって!お前がどんなに好きでもな今のそいつらには関係ねえんだよ!」
介人「そんなことない!だって…戻った時絶対悲しい!」

今回の件に関してもボンワルド撃破を優先していればすぐに終わっていたはず。でもただボンワルドを倒してもその間起こった出来事は変えられない。結果も過程も双方拘るのが介人らしいですよね。

・ジュラン

ジュラン「えっちょっと待てよ!この人(サンジョ)オバケ!?」

未だにトウメイワルド回がトラウマなのでしょうか?
まあ今回ガチの幽霊だったので深く考えると怖いとは思うのですが深く考えていたらゼンカイジャー世界でやっていけないと思います。

サンジョ「お前の親父のハクアはなもっと真面目で…」

ジュランの親族は時代の名前なんですね。アバレンジャーのようだ。
白亜紀、ジュラ紀、三畳紀…と順番的にはバラバラな上にサンジョの息子の名前が不明なのが気になりますが。ペルム紀?
いやなんか名前が可愛いのでジュランの息子がペルムという可能性に一票。

・ブルーン

「幽体離脱キック!」

最近ブルーンの上半身が緩んでいる気がします。
いやよく考えたら結構上半身が分離しているのはあったと思うのですが今までは下半身がどっか行って上半身が暴れている事が多かったので。
上半身なしで動き回るとジュランがいつか怖がりそうなのでそろそろ配慮してあげて欲しいところ。

ブルーン「あのキュウリとナスはなんですか?」
セッちゃん「精霊馬。ご先祖様をお迎えする乗り物チュン」

ブルーンが知らないって事はカラフルではお盆やらなかったっぽいですね。ヤツデなら絶対やりそうな気もしますが…バカンスで長期休暇取っていたのでやらなかった可能性が。
まあそもそも12月にお盆ネタをやるのはどうかと思うのですが。

・ガオーン

ゼンリョクゼンカイフィナーレバスターでボンワルド撃破。

これでゼンリョクゼンカイキャノンを使っていないのはマジーヌ…とジュラン。前に遠慮してしまって使わなかったジュランがフィナーレするのはいつになる事か…。

・ゾックス

ピラート「この店で一番価値のあるものはなんだ?出せ!」
ゾックス「おいやめろ!」
ピラート「なんでだ!貴様も海賊だろうが!」
ゾックス「約束があんだよ!」

海賊行為より介人の約束を優先するあたり介人の事をそれだけ重要視しているって事ですよね。
多少なりともヒーローっぽいところが出てきたような、そうでもないような。
しかしゾックスは他人の振り見て我が振り直せ、ではないのですが自身の行動を客観的に見せられる事が(偽ゾックス、ピラート)多いですね。この辺りで最終的には海賊風ヒーローになるのでしょうか?

・ハカイザー

ハカイザー「あーっ!しまった!ボンワルドをやられた!」
介人「ハカイザー!ステイシーのことよろしく!」
ハカイザー「お…おう」

ボンワルドよりステイシーを優先するあたり、介人の父親っぽいですよね。うっかり凡ミスが多い気がするのも介人の両親っぽい。
「失敗も挽回、何回もトライ!」な両親なので。

・ステイシー

「僕はハカイザーと五色田介人にバラシタラと同じことをしているのか…あの憎き父親と同じことを…」

感想でこの部分は長く書いたので簡単に。
この事実に気が付いたステイシーがどうなるのは本当に気になります。ただ母親関係の事もある意味終わってしまったので自暴自棄にならないか心配。

・リセ

リセ「あなたは優しい子だった。小さい頃からずっと…。バラシタラの悪だくみのせいでかもしれないけど、お母さんまたステイシーに会えてうれしかった」
ステイシー「僕もだ…母上…」

後半はシリアスでしたが前半は良いお話でした。
…ただボントピアに行けばいつでもリセに会えそうな気がするのは気のせいでしょうか?さすがにステイシーが解放されたボントピア移住してめでたし、という展開にはならないと思いますが。

・盆と正月

ジュラン「クリスマスだっつうのに盆と正月が一緒に来るんじゃねえよ!」

12月なのにボンと正月ネタをやる辺りゼンカイジャーらしいと思う自分はもう既にゼンカイ脳になってしまっていますね。特に違和感がなかった。

・トジルギア

マジーヌ「もしやトジルギアって1個ずつしか使えない?」
ボン・ショウガツ「えーっ!知らなかったボン!」

ゼンカイジャー側はともかくトジテンド側が知らないのはどうかと思います。
まあ一つでも結構酷い被害がでますし言ったもの勝ちな能力(ダイコンワルド)もあるので盆と正月、でまとめようとした作戦自体は良いかと思います。
と思ったのですがこの2人たまたま偶然あっただけだった…。もう少し考えて作戦立ててもいいと思いますよ?

・ボッコワウス

ボッコワウス「お前に渡したいものがあってな」
ゲゲ「先々代大王の体の一部だ」
ボッコワウス「これを使ってハカイザーを育ててみんか?」

先祖を敬っているのかそうでもないのかわからない回でしたが一番先祖を冒涜していそうなのが大王。
実験兵士に自身の祖先の形見?を埋め込むってなかなか酷い仕打ちだと思いますが…果たしてどういった結果になるのでしょうか?

・ボンワルド

ボン「俺はバラシタラ部隊、ボンワルドだボン!」

何も考えていないようで実は一番細かい事を考えていそうなバラシタラ部隊。今回の件もステイシー巻き込みのを見越した上で作戦を立てた可能性がありそうです。
ステイシーに対する嫌がらせ以外の何物でもないですが。

・ショウガツワルド

ブルーン「そちらはカキワルド?いや今度こそミカンワルドでしょう!」
ショウガツ「確かにミカンもついているが俺はイジルデ様配下、ショウガツワルドだショウガツ」

そういえば自分から名前を話すのって最近では珍しいような。カキワルドなんか体を張って自分を偽ってましたしね。
自分の名前を晒すほどの自信家、ショウガツワルドの活躍は次週のお楽しみですね。

第39カイ! 無限あけおめ誕生会!

クリスマスと正月を混ぜるな危険。
前回の感想で盆と正月を一緒にやるのはゼンカイジャーらしさ全開と書いたような記憶があるのですが今回それをさらに上回ってきました。
例年、クリスマス直前の話というのは盛り上がる事が多いんですね。
クリスマス商戦とも言われる玩具全登場のド派手な回をやる事が多く、それに合わせて物語も敵幹部との決戦に合わせたシリアスな回になる事が多い印象です。
何故かクリスマス話に鮭を投入してきたルパパトとかありますが(奇しくもゼンカイジャーと同じメイン脚本の作品ですね)基本的にはストーリー的にもバトル的にも盛り上がる回なんですよね。鮭回も盛り上がりでは負けていなかったのですが。
そんなある意味戦隊で一番重要とも言えるクリスマス回に我らがゼンカイジャーが送り込んできた回は…無限あけおめ誕生回!
いや無限あけおめってなに。そもそもクリスマス前なのにあけおめってどうなの?
といった疑問も吹き飛ばす勢いで連呼される新年のあいさつ。
果たして介人は何歳になってしまったのか…と言った疑問の裏で進行する介人父親の強化改造というドシリアスな展開。
戦隊史上最高に意味不明…はじけた展開だったルパパトのクリスマス回と戦隊史上最高に暗かったシンケンジャーの正月回を彷彿とさせるような展開のミックスに視聴者はついてこれるのかと心配になる出来でありました。
しかし磁石で地球が反転しても「よしつながった」で納得できる熱心なゼンカイジャー視聴者にとってはこの展開は想定内。
むしろ次週、ゼンカイジャー史上最高に全力全開な展開の前フリに心ときめかせている事間違いなしの第39カイ 無限あけおめ誕生会!感想でした。

・ゼンカイジャー

ブルーン「あれからなかなか出てこないと思ったらよりによって今日介人の誕生日に!」
介人「せっかくみんなが色々準備してくれたのに!」
ゾックス「人が気持ちよく歌おうとしてた時に!」
ガオーン「人が気持ちよく聴こうとしてた時に!」
ジュラン「どうせ来るなら二十日後に来てくれますか!」
マジーヌ「ただでさえまだクリスマス前で季節外れのくせに!」
ショウガツ「おおっ…なんかすごく責められてるショウガツ」

かつてここまで各キャラに責められたワルドがいただろうか、いやいない。
しかし皆責めるポイントが違うのが面白いですね。
ブルーンは人の誕生日に出た事(自分の準備を台無しにされた事かも)に。
介人は自分の為に皆が頑張ったのを台無しにされた事に。
ゾックスは自分が気持ちよくなろうとした時に
ガオーンはゾックスと似たような事で。
ジュランは季節外れなのに対して。
マジーヌも同様(ただしマジーヌはオカルト的に、な可能性があります。占いで日付って重要っぽいですしね)
戦隊全員から責められる怪人というのは珍しくもないですが全員違う事で責められている怪人というのはかなり珍しい気もします。
まあそもそも12月に出る正月怪人ってのが激レアパターンなのですが。どうせ来るなら20日後にして下さい。

マジーヌ「はちゃめちゃ楽しい~!(ショウガツワルドを穴に落として)
ジュラン「マジーヌよくこんな深く掘ったね…!」

戦いを楽しみながら、笑いながら敵を穴に突き落として総攻撃。
これは親御さんには見せられない光景。
という事は全くないのですが今回のショウガツワルド戦は傍から見たら結構ヤバイ光景になっているのでゼンカイ脳になっている人は気を付けましょう。

・ショウガツワルド

セッちゃん「どうやらショウガツワルドの年越しフラッシュを浴びると嫌なことをいったん忘れちゃうみたいチュン」
ヤツデ「新年に心機一転するみたいなもんだ」
ジュラン「確かに楽しいパーティ中断して戦うなんてぶっちゃけ嫌だもんな」

この流れから楽しい事なら忘れない!楽しみながら敵を倒してやるぜ!な流れになったのは実にゼンカイジャー。そもそも心機一転するみたいなものだ、から1時間ごとに嫌な事を忘れる能力にするあたりも実にゼンカイジャーなのですが。

ショウガツ「皆を将来的に困らせてやるショウガツ!」

台詞が面白かったので…。いや実に地味な嫌がらせをするワルドだなと。
能力的に一時間に一度数人を将来的に困らせてやるぜ!というのは侵略的にどうなのかなと思います。活動が地味すぎる。
そして問題を先送り(忘れさせるだけ)にした結果将来的に一番困ったのショウガツワルドという皮肉。

・ゲゲ

ステイシー「イジルデもハカイザーもいないか」
ゲゲ「格納庫にいるよ。のぞき見るかどうかは君次第。これからトジテンドでどうなりたいかよーく考えてからにしなよ」
ステイシー「どうして僕にそんなことを?」
バラシタラ《あの鳥、先ほどとは真逆のことを…》

のぞき見なかった場合→現状に流されるだけ。
のぞき見た場合→改造にされる現場に直面。
果たしてステイシーにとって見た方が正解だったのか。それとも逆なのか。
そもそもトジテンドでどうなりたいのか、というのもわかり辛い発言ですよね。
ボッコワウス派に着くのか、それとも今まで通り外様幹部の状態でいるのか、といった選択なんでしょうかね?
そもそも現状ゲゲの狙いがわからない以上何の目的でステイシーに情報を与えたのかわからないですし…。
個人的にはゲゲは下剋上を狙っているのでその下準備中、つまりは自身の手駒を増やしたい狙いがあるのではないかと(もしくはハカイザーのように功博士の脳内データから作られた存在で完全に別の目的がある?)思っているのですが…。果たしてゲゲの思惑は。

・ボッコワウス

「一つだけ教えてやるならば最凶兵器の開発といったところだ」

字幕で気が付いたのですが最強じゃなくて最凶って言ってますねこいつ。
ご先祖様のパーツをなんだと思っているのか。
パーツの使い道やその目的について考えるとかなり先祖を軽視しているようです。
まあ大王なので自分が一番偉い、そして最強だと思っているのでしょうかね?
このままでいくとラスボスはボッコワウスではなくゲゲな気もしますが…果たしてボッコワウス様はラスボスになれるのか。

第40カイ! とーちゃん奪回、ワンチャン一回!

ゼンカイジャーがヒーロー番組に!
いや元々ヒーロー番組なのですがつい…。
今までシリアス回はあった、いやシリアスシーンはあったのですが全力でシリアス回をやる日が来るとは思ってもいませんでした。
ハカイザーが先々代大王のパーツを使い破壊の化身ハカイジュウオーに。
街が破壊される中、次回がラストチャンスだと決意する介人。
そんな介人の思いを汲み、絶対に博士を助け出すと誓うゼンカイジャー。
ゾックス、ステイシーの助力もあり、功博士を救出する事に成功。
そして何故か始まる功の半生紹介。
揺らいだ心に介人の思いが突き刺さり父ちゃん奪回に成功、という実にヒーローシリアス回に相応しい…そうでもないような場面がありましたが実にゼンカイジャーらしいシリアス回でした。
功博士が元に戻った事も良かったのですがそれ以上に良かったのが全員介人の為を思って行動した事。
ゼンカイジャーメンバーは言うに及ばず。
基本的に人の為に行動しないゾックスも介人の為にゼンリョクゼンカイ。
さらにはステイシー…じゃないとある筋からの助力もあったのですがこれはいわば介人が今まで積み重ねてきた行動の結果。
介人が他人を思って行動した事が結果として介人への最高の誕生日プレゼントになった、というとても良い回でもありました。
29カイから続くハカイザー編も終わり、いよいよ年明けから始まるゼンカイジャーも最終局面に入ろうかと…いやなんだうどんと蕎麦って。
ゲゲの不穏な行動も吹っ飛ばすほどのインパクトな次回予告。
ゼンカイジャーは最後まで全力全開でその道を突き進んでいきそうで楽しみになった第40カイ!とーちゃん奪回、ワンチャン一回!感想でした。

・介人

介人「父ちゃんのことなんだけど…次で最後にしようと思って。次が…父ちゃん取り戻す最後のチャレンジ。全力全開の一回に懸ける。もしそれでダメなら…。ハカイジュウオーをどっか宇宙の果てとか世界の狭間とかに連れていけないかなって…」

介人の決意が全力過ぎる。
一応ダメなら倒す、ではなく宇宙の果て等に連れていけないかな、と言ってはいますが倒すのとほぼ同義ですからね。
街の被害から鑑みてこれ以上放置できないからと思った故の決断ですが…。
平和の為に戦ってきたヒーローにさせていい決断ではなかったようにも思えます。
いや結構そういう自己犠牲精神が強いヒーローって結構いるんですけどね。個人的にあまりヒーローだけが犠牲となって平和が訪れました、という展開は好きではないです。逆に言えば今回の結末は最高だとも思えました。

ゾックス「とある筋からの情報だ」
介人「とある筋…」

とある筋…で察する介人も良いですしステイシーの事を考慮してとある筋にするゾックスも良い。
単純な協力関係ではない三者ですがそれぞれが互いの事を理解しつつある状況は良いですね。最終決戦は7人揃い踏みで変身しないかな、と期待。

介人「父ちゃん見ろよ!これが父ちゃんの作った…。ゼンカイザーだ!」
介人「受け取れ、父ちゃんの全力全開!」

危うく父ちゃんが消え去るぐらいの全力全開。
コピーワルド回のように父ちゃんが作ったものを悪用される事を嫌う介人。ある意味最も悪用されているハカイザーを父ちゃんの作ったもので止める…という展開は熱いし良いシーンなのですが…あまりにも全力全開すぎる。

・ジュラン

「もしもなんてあるかよ!介人、お前がもしものことなんて考えんな!つーかお前が諦めたって俺は諦めねえぞ!」

実際に家族を失っている(はず)のジュランからしたら介人以上に諦めたくない状況だったんでしょうね。
自分は失ってしまって取り戻せない、しかし介人なら取り戻せる可能性がある。可能性がある以上諦めんな!という訳で。
実際ジュランの家族も行方不明(のはず)なので生きていはいそうですが…個人的にはジュランも幸せになって欲しい。ステイシーが駄目だったというのもありますが。

・ブルーン

ブルーン「2003年高い高いしていて小さい介人を落としヤツデさんと美都子さんにものすごく怒られる!こんな大事なことを忘れてしまったんですか!?」

…いやちょっと待って?それは他の情報を差し置いて今いう事なのでしょうか?いや2階から落ちたというのもどうかと思いますがもっと重要なエピソードがあるような気がしないでもない。カブトムシワルド回で3人で虫取りに行ったエピソードとかありましたがその手のエピソードを差し置いてこれはどうなのかと。
パネルはブルーンが勝手に作ったものではないとは思うのですがこれが「こんな大事なこと」に該当するかは微妙な気もします。

・ゼンカイジャー

介人「ごめんターさん。こんなんなっちゃって…」
ターさん「何言ってんだ。ゼンカイジャーが守ってくれたからこんなもんで済んでるんだ」
介人「ごめんね…」

たまにあるヒーローを責めるような展開にならなくて良かった。戦隊だとメガレンジャーの最終回で一般市民から責められるエピソードが印象的。逆にクラスメイトの応援が凄い良かったシーンでもありますが。
しかしこのターさんの励ましもこれまで介人なりに被害を出さないようにしてきた成果でもあるように思えます。(リサイクルワルド回とか)
それだけに介人が2回ごめん…と言っているのが悲しいシーンでもあります。

ジュラン「おい忘れたか?お前には俺たちがついてんじゃねえか。「5人そろって機界戦隊ゼンカイジャー」だろ?」

毎回毎回5人揃って(たまに揃ってないですが)ゼンカイジャーやってましたからね。これ以上ないぐらいの説得力。
今回は熱いシーン多かったのですがそれはこれまでの積み重ねがあってこそのシーンになっていたと思います。

・ゾックス

ゾックス「だから言ったんだ!急がないと間に合わなくなるって…」

どちらかというと思考が悪よりのゾックスだからこその助言であった訳なんですよね。介人、そしてステイシーは若干見通しが甘かったようにも思えます。ステイシーはともかく介人は出来る限り傷つけたくないという思いからですが。
しかしこのシーンで怒っているのはゾックスも成長というか心境の変化があったようにも思えます。以前なら仕方ないから倒す、ぐらいの考えしてたと思うのですよね。他人の家族を大事に思う(ように見えるのは)成長の証…と考えてよいのでしょうか?

・クロコダイオー

フリント「兄貴!今こそクロコダイバズーカを使え!」

…今までなんで使わなかったんだ、と思うぐらいの超威力。ハカイジュウオーの最大の攻撃を一蹴しましたからね。これからはツーカーオーでなくてこれをメインに戦えば…よくわからない理屈で攻撃が返される時があるので普通に戦った方が安全な気がしてきました。跳ね返されたらゼンリョクゼンカイオーですら一撃で全壊しかねない。

・センタイギア

ゾックス「痛快にダイレンジャーギアだ!レッツゴー・やまびこ道路工事!」

よりにもよってレアな技を…印象的ではありますが劇中あまり使ってないですよねこの系統の技。
しかしゴーカイジャーの時も使用していたのでキバレンジャーと言えばこの技になっているのかもしれない。

・功

ブルーン「1993年中学校入学!別世界に行くんだと主張し2階の窓から飛び出して大怪我!」
ハカイザー「貴様らさっきから一体なんの真似だ!」

並行世界の研究をしていたら攫われて利用されて改造されてさらに改造された挙句みんなの前で恥ずかしい過去を暴露。功博士が何をしたというのか。そりゃハカイザーも怒りますよね。

・ステイシー

ステイシー「僕とは違って元は完全な人間だろう」
ハカイザー「何を言っている。俺はイジルデ様に作られた兵器ハカイザーだ。実験兵士は引っ込んでいろ」
ステイシー「どうしてこうなった…!?僕はこれを望んだのか…!?」

自分を完全な人間だと認識しているステイシーが悲しい。
しかし仲間を望んだ結果、最悪の事態に陥ってしまったというのは救いがない話。母親も亡くなっている事は確定してますし。
最終的にステイシーがどうなるのか。物語の本筋に関係ない以上色んな終わりが考えられますがステイシーが幸せになれる最後が来る良いと思います。

ステイシー「これを分析しろ」
フリント「データチップ?」

公式HPでも書かれていましたがデータチップの扱いが雑過ぎる。投げたらいけない。
しかしそれ以上にトジテンドのセキュリティは甘すぎますが。パネル一つで誰でも操作できるってノーガードじゃないですか。そろそろパスワードを書けるぐらいの対策をした方がいいと思います。

・ゲゲ

ゲゲ「ここはそろそろ潮時かな」

潮時、という事はゲゲの準備が整ったという事でしょうかね?
何の準備かは不明ですが…ステイシーにハカイザー関係の事を伝えた件でしょうか?つまりステイシーを利用し、行動に移す算段が整ったという訳なんでしょうかね?
年明け以降の話になると思いますがゲゲが何を仕掛けてくるのか気になるところです。

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