映画 劇場版 呪術廻戦 0 感想

映画 劇場版 呪術廻戦 0
ネタバレありの感想です。
アニメ版はほぼ未視聴。
漫画版はだいたい読んでます。
以下ネタバレありの感想です。

・感想

漫画0巻の内容に連載中の内容を加え補完した良い映画でした。
基本的なストーリー進行はほぼ0巻の内容通りなのですが要所要所で0巻には描かれていなかった(というか設定がなかった)現在連載中の漫画の内容が付け加えられており、よい作品になってたんじゃないかなと思います。

0巻は1巻分の分量しかなく余計なアニオリでも入れるのかと思っていたのですが、原作で語られてはいたものの描写がなかった京都高の生徒の活躍も描かれているなど余計な追加ではなく原作ファンが見たかった内容を詰め込んでおり、原作ファンからしても満足できる内容だったのではないでしょうか?
(そのせいでミゲルの株が一段と上昇した気もしますが)

ストーリーに関しては現在連載中の漫画がやや複雑な展開になっているのに比べればシンプルな内容ですがそれだけに各キャラに感情移入しやすく、ラストの「一緒に逝こう」は演出も相まって非常に良いシーンになってたのではないかと思います。
アクションもカッコいいですしね。
乙骨の刀アクションシーンはもちろんパンダのゴリラモード、ナナミンのデカブツ相手の戦闘シーンも良い。
一番はミゲル対五条先生ですが。ミゲル強すぎ、そしてカッコ良すぎ。

総合して原作ファンはもちろんアニメファン、そして原作とアニメ未視聴の人にもお勧めできる良い作品だったのではないでしょうか?

以下雑記

・パンダ

夏油戦で原作で使用していない(設定がなかったと思われる)ゴリラ核使用。激震掌もあり、優遇されていたような気がしないでもないのですが相手が悪すぎた。乙骨と殴り合える夏油相手じゃねえ…。核も一つ破壊(損傷?)したぐらいで運が良かったというか…夏油が手加減してただけだと思いますが。

・狗巻 棘

パンダと違って目立った追加要素はなし?
そもそもメイン回が無かったパンダと違って狗巻はきっちりメイン戦闘回ありましたからね。追加する必要が無かった気もします。

・禪院 真希

こちらも特に追加はなさそう。
まあ元々ヒロイン枠っぽい感じで原作から出番多かったですからね。夏油戦がほぼ無かったですが…逆にパンダだけあの場面は優遇されていたというか。
まあこの時点の真希じゃあ善戦すら出来ないので仕方ないですかね。
何故かローアングルからの描写が多かったような気がしないでもない。

・東堂 葵

百鬼夜行戦での戦闘が描かれてましたね。
この戦闘で特級1体1級1級5体倒したらしいですが…あのデカブツが特級だったのかそれとも他にいたのか。特級で人型の印象が強いのでデカいのは違ってそうですね。術式使ってなかったですし。

・京都高

交流戦に参加したメンバーは全員登場?
全員の連携(東堂除く)で戦っていたのはいいのですが…特級1級がいるあの場所に送り込まれたメンバーは若干可哀そう。まだ1年もいたはず(真依とか三輪とか)。ファンサービス的にはいい演出だと思うのですが京都高の先生は反対しなかったのでしょうかね?(特に庵とか)
まあその辺は本当にファンサービスという事で。東堂除くと加茂ですら準1級(1級相手になんとか戦える程度?)なのでかなり危なかったような気がしないでもない。

・秤金次

映画は出てません。
ですが京都の百鬼夜行の出向した際に停学になったはずなので登場してもおかしくはなかったはず。原作漫画でもその詳細がわかっていないので仕方ないのですが。もしかしたら場面に映っていた可能性も?

・七海 建人

百鬼夜行で大活躍。
流石1級といった活躍でした。
真人戦もいいのですがナナミンの術式はデカブツ相手の方が映えると思います。

・猪野 琢真

出てはいたのですが…四霊使ってましたっけ?
そもそも彼の術式の詳細忘れていてコミックス読み返すまで思い出せなかったのでもしかしたら画面内に映っていたのかもしれない。

・冥冥

他の術師と同様活躍が追加されていましたが流石にバードストライクは使っていなかった模様。敵の数が多い場合は使い勝手悪そうな技ですしね。そもそも1級クラスまでなら斧で十分ですし。
しかし原作読み返して気が付いたのですが冥冥って夏油が東京高に宣戦布告に来た時に1コマだけ登場しているような。だとしたら映画で追加された人物って訳でもないのでしょうかね?

・夏油一派

双子とミゲル以外ほぼ原作と同様の扱い、つまりほぼモブキャラだった気がします。
そもそも原作でもほぼ出番ないですしね。双子の戦闘シーンはそれなりに追加して欲しかったような気がします。アニメだとこの後…ですし。
しかし他の幹部は渋谷事変で日下部にこの程度のやつら、的な扱いをされていた気もしますがそれほど強くはないのでしょうかね?

・五条 悟

戦闘に関してはミゲル戦が大幅追加。それについてはミゲルの項目で。
ストーリー的には懐玉編の内容にちらっと触れていたような。一瞬ですが天内理子も出ていた気もする。
まあ夏油が百鬼夜行に至った経緯的に外せない事象なのでここで触れておくのは良さそうですね。原作ファン向けの演出。

・夏油 傑

原作の五条の無敵っぷりを考えると里香を手に入れたところでどうしようもない気もします。コピー能力あろうがなかろうが勝てる気がしない。
そもそも里香も特級の中で飛びぬけて強いって訳でもなさそうですしね。この辺はそこまで設定考えていなかったのもありそうですが里香を手に入れたところで勝率が99%以上になる可能性はないと断言できます。五条はどうしようもない。
という訳で原作を読んでからだと夏油の作戦は色々と甘かった気がします。

・乙骨 憂太

OPの宿舎(寺?)生活描写良いですね。
よく考えたら全校生徒10名前後(のはず?)の呪術高に宿舎は必要なさそうなので他のところに寝泊まりしてるはずですよね。パンダがどこにいるか気になりますが…学長のところでしょうか?
ところで夏油戦で黒閃っぽい演出があったような気がしますがあれは黒閃なんでしょうかね?逆にあれが黒閃だとすると乙骨の黒閃食らってかすり傷程度だった夏油の耐久値が異常(そしてその夏油に致命傷を与えた里香が怖い)になってしまうのですが…。

・祈本里香

怨霊となったらやりたい放題、好き勝手放題だったようにも見えますがそもそもあの指輪。母親の物(というか形見?)を勝手に送ったものだったはずなので…生前とあまり性格は変わっていなかったのかもしれない。
しかしどう考えても里香単体で五条をどうにかできるとは思えない。乙骨+里香だったら…ワンチャンあるかどうかじゃないでしょうかね?

・ミゲル

映画で戦闘シーンが大幅追加。
術式使用制限されてもなお特級複数体相手に殴り勝てる五条相手に12分も粘った異常に強い術師。
その内容もひたすら逃げ回っていたのかと思いきやある程度の肉弾戦(一方的にボコボコにはされていましたが)を行っていた訳なのです。一応10分弱は逃げ回っていただけだとは思いますが…五条から「厄介なのが一人いる」言われるだけの事はありますね。黒縄なしでも特級間違いなしなんじゃないでしょうか。
冥冥とかナナミンがいるのにも関わらず五条が残らないと判断したので…間違いなく特級ですね。きっとこの後原作漫画でも大活躍するのではないでしょうか?
五条の描写が増えるごとに勝手に株が上がっていく稀有な人物。

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