真犯人フラグ 人物ファイル アフターストーリー

真犯人フラグ 人物ファイル アフターストーリーに関する感想・雑記です。

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人物ファイル#04 木幡由実

真犯人フラグ 人物ファイル
木幡由実の感想…というか考察っぽいもの。
本編(18話)についても少し。


バタコが息子の圭樹を失い如何にして狂気に飲まれてしまったのか…という話。
年齢を計算してみると結構若い時に結婚している事にはなっていましたがその経緯についても。
バタコはともかく旦那も旦那な話(旦那高校生の時に結婚)でしたが…まあそれは置いといて。
悲しい事件ではありましたがだからと言って篤斗を誘拐していいという話にはなりませんよね。
そもそも篤斗誘拐犯人はバタコなのか、という疑問が残りますが…それは次回明らかに?
監禁したのは明らか、しかし誘拐したのは…朋子?
いや朋子も事件当日篤斗と一緒にいた事は確定しましたが誘拐したとは断言できません。
で、その誘拐犯ですが今回の話で気になる点が。
色々あって旦那と離婚したバタコ(無職)が一人で生活出来た理由として旦那と離婚した際の慰謝料だか生前贈与だかと言われていましたが…(教祖がうろ覚えで言っていたので詳細不明)
慰謝料はわかりますが生前贈与って貰えるのでしょうか?
現実的に生前贈与(しかも離婚した旦那家から)できるかどうか不明ですが番組内で1人その手の偽造できそうな人物がいますよね。
そう、強羅です。
前に飛び降り自殺にあった際。この手の仕事を色々やっていると言われていましたが強羅ならできるはず。
バタコは数万以上する商品を次々と購入していましたがいいところの坊ちゃんと離婚したからと言ってそうそうそんなお金が入るとも思えません。
強羅が関わっていたとすれば…資産をむしり取ることすら可能だと思われます。
かがやきの世界の影断ちで2人死んだ、夫と姑が殺された訳ですが姑が死んだ経緯は明かされてませんよね(多分)
となると強羅が姑の死に強羅が関わっていた可能性もあります。
そもそもかがやきの世界は等々力の配下、もしくは汚れ仕事専門を請け負う組織であると考えられます。(等々力所有の車があったはず)
強羅も等々力の便利屋。
かがやきの世界に入信したバタコと強羅に接点があってもおかしくはありません。
つまり誘拐犯は強羅。
篤斗と朋子が会った後何らかの方法で拉致してバタコの元へ送り届けたのではないでしょうか?
多額の資産と引き換えに子供を攫うぐらい強羅なら躊躇なくやるでしょう。
強羅が執拗に家族を狙うのはその事実を隠蔽する為。
色々繋がりそうですね。篤斗が朋子に殺されそうに(病室でのバタコと朋子バトル)なったのも篤斗を強羅に引き渡した(凌介から家族を遠ざける為)だと考えれば色々辻褄があいそうです。
ただし問題が。
じゃあ何故篤斗は再度凌介の元に送り返されたのか、という話になってしまうのですが。
これはまだ解明されてなかったはず。多分。おそらく。
それも生死不明の状態で。
これに関してはバタコがやったと偽装した真犯人によるものではないかなあと思うのですが…これに関してはちょっとわからないですね。
もちろん強羅が誘拐したからといって真犯人である訳もなく(単に強羅は金の為にやっただけと思われる。事件の真犯人から何らかの指示があった可能性はありそうですが)他に真犯人がいると仮定しての話ですが。
篤斗誘拐犯に関する考察はこれぐらいにしておいて…他に気になる点を。
ラストシーン。実は既に正気だったようにも見えるバタコでしたが…果たしてこの後活躍する機会はあるのでしょうか?
出てくるとしたら篤斗庇って死にそうな展開に思えるのですが…出てくる可能性がそもそも低いので。ちょっと気になりましたがバタコ関連の話はほぼ終わってるような気がします。だからこその人物ファイルだと思うので。
で、話はさらにかわって本編について。
18話の感想を書いた後で一星の一連のシーンで気になるところがあったんですよね。
凌介が新築の家に踏み込んだのは計算外だった…みたいなシーン。
つまりあの時点で真帆が電話したのは計算外だったという事になる可能性が高いです。
真犯人が真帆の声を録音して公衆電話から電話をかけた…という可能性もありますが意図が不明。特にやるメリットもなかったはずです。
となればあれは真帆本人が娘の危機(血を抜かれて危険な状態)を知らせる為にやった可能性も考えられるのですが…その辺は状況が複雑すぎて予想しづらいですが真帆が電話をかけていたとしたら…真帆が真犯人である可能性が低くなってしまうんですよね。
…いや18話の感想で真帆が真犯人かも?と何回か書いてしまったので。
真帆が真犯人で一星と共犯だった場合あの時の電話のメリットがないんですよね。
もちろんエスカレートしてやりすぎた一星を追い込む為に真帆が電話をかけたという可能性もあるのですが…おそらくないでしょう。多分。きっと。
18話の描写から真犯人と一星は共犯の可能性が高い。
しかし凌介が家にかけつけたのは計算外。
となれば真帆が真犯人の可能性は低いのではないか?といった考察でした。

人物ファイル#05 本木陽香


いびつなシンデレラの呪い。
今までストーリー、そして人物ファイルをまとめると
陽香は高校時代いじめを苦に自殺を図ろうとした。
止めたのは一星。彼氏として振舞う事で陽香の学園内カーストを上げいじめを無くした。高校卒業時に関係は無くなった。一星には夢があり陽香はそれを邪魔したくなかったから。
その後陽香は一星の情報をネットで得ていた。
一星がオンラインサロンを始めると即会員登録。目的は一星の会社が軌道に乗り、一星の周りに変なやつ(陽香視点)が集まるようになったから。自分が守らないとという思い。偽名を使ったのは個人的な好意で近づいたと思われたくないから。あくまで自分は一星の夢を応援する存在。救世主であり、神でもある一星に個人的な好意は抱いていない(陽香曰く)あくまで一星の助けになりたいとの願いから。
この頃プロキシマ社員からストーカーと認定。
社員から陽香をサロンから追放するように助言され陽香の真意を確認する為に呼び出すが陽香から自分の生きがい(一星の夢を応援)を奪わないでほしいと伝えられる。自殺の件もあり、陽香の生きがいを否定できなかった一星は生きがいを肯定せざるを得ない状況に。そのかわり陽香に人を傷つけないように約束させる。
その後一星と光莉が交際を始める。
一星のする事は全て正しいので誰と付き合おうとも構わない、と光莉は潰す対象ではなかった。
しかし光莉が一星を困らせて(家出計画)いた為、一星を守る為に家出計画に加わる事に。(自宅はストーキング結果から知った?)
トランクルームのカギを盗む。ローファーを家に埋める等の行為は一星から陽香への指示。
(この頃は真犯人からの指示はなかった?)
一星が光莉を凌介の元にどうやって戻すか思案している時真犯人からの脅迫文が届く。母親を狙われた一星は真犯人の言いなりに。監禁動画(1本目)を撮影。
一星一人では実行が難しかったため、陽香に協力を依頼する事が増えた。
陽香は一星から頼られている、特別な存在であると感じ罪悪感はなかった。
一星の行動はあくまで光莉の為。その事実から自殺を考えようとする事もあった陽香。その事実と光莉が自身をいじめていたやつに似ていた事もあり光莉に対する行動がエスカレートする事も。
その事を心配した為か一星から何度も確認の電話が入る。
「おい、なんだ今の質問。それさ、私が殺すと思っていないと出てこない質問だよね」と返す陽香。
そのころ真犯人から一星の要求がエスカレート(家に血液をバラまく等)。
同時に一星から陽香への頼み事もハードに。
一星と陽香は切っても切れない共犯関係に。
偶然が重なり一星と陽香は共依存関係に。
陽香は一星がかけてしまったシンデレラの呪いから解放されるのか…。
…といった感じでしょうか?長い。
この話を整理すると真犯人と繋がっていたのはあくまで一星だけで陽香は真犯人と繋がりはないように見えますが…一つ気になる台詞が。
「おい、なんだ今の質問。それさ、私が殺すと思っていないと出てこない質問だよね」
この台詞。陽香から一星に対する台詞にしては口調がきつすぎないでしょうか?他のシーン全部確認した訳ではないのですがここまで口調が荒いシーンはなったような。
人物ファイルでは真犯人からの指示は全て一星にしていたように見えるのですが実際このシーンから推測するに陽香は真犯人と繋がっていたのではないでしょうか?
一星と話していなかったので普段と口調が違っていたと考えられそうです。
ただし…真犯人と繋がっていたと仮定しても特に真犯人特定に繋がりそうな手掛かりはないんですよね。自分が確認した限りだと。
真犯人は陽香と一星の共依存関係を深めるのが狙い(一星を犯人に仕立てやすくなる&陽香を思い通りに動かしやすくなる)と考えられそうでもあるのですが…それが目的だとしても特に犯人を絞り込む事ができないという。
と言う訳で真犯人とこの2人の関係についてはこれ以上考察しておくのはやめておきます。
最後にシンデレラの呪いについて。
2人の共依存関係を解消できれば呪いも解けるとは思うのですが…依存関係が解消されたら陽香は即自殺しそうなんですよね。
根本的に自殺を救ってくれた救世主様、その救世主様を助けたいという思うがある為…それを解消するのは難しいような。
果たしてこれは一星が陽香にかけた解呪できるがしてはいけない呪いなのか。
それとも陽香が一星にかけた実質的に解呪できない呪いなのか。
気になるところですね。

アフターストーリー(前編)

真犯人フラグ アフターストーリー(前編)
最初に。
事件が時系列で整理されていた為まとめてみました

・事件
2005年3月4日
光莉と圭樹誕生。
相良一家とバタコ夫婦が出会うが数日の事の為、バタコ以外は覚えていなかった(バタコ旦那は凌介の事をどこかで会ったとは認識していた。凌介は全く記憶になし)
2010年10月16日
林と真帆が大学サッカー部の同窓会で出会う。林が真帆を酩酊させ一方的に関係を持つ。
そのころ林は同様の手口で複数の女性と関係を持っていた。空気清浄機にアルコールの強い酒を混ぜ酩酊させる悪質な手口。その際別の事件(政治家汚職関連?)を追っていた河村が偶然現場に出くわし2人が部屋に入る姿を撮影する。凌介に対して優越感を抱く。
2010年11月
林が当時の婚約者、瑞穂の姉、凪沙との婚約を解消する為別れさせ屋に依頼。
2010年12月22日
婚約破棄。そして職場への中傷が続き凪沙自殺。
林はそれなりに罪悪感を感じてはいた模様。
2015年12月18日
バタコの息子、圭樹交通事故。バタコと夫の手によって冷凍保存される。
圭樹はサッカー教室の為に塾を抜け出し事故に。圭樹死亡後バタコはかがやきの世界に入信。
2018年夏
瑞穂、林の浮気相手(と思い込んでいた)真帆に接近し復讐の機会をうかがう
2020年4月1日
凌介、偶然瑞穂の職場に異動。
上司となった凌介と接するうちに真帆に対する復讐心が揺らぐ。
2020年8月1日
林、相良家新居の担当となる。
2021年5月28日
真帆、親友の朋子に相談。その際の会話を光莉が立ち聞き。
光莉が真帆の事を信用できなくなり、悩む。
2021年7月30日
真帆、林を呼び出しDNA鑑定を依頼。林が拒否する。その姿を瑞穂、河村が目撃。
場所がホテルだった為、河村瑞穂両名関係が継続していると勘違いをする。
2021年8月25日
光莉、一星に真帆の事を相談。
この際一星は光莉に家出してしまえばと持ち掛ける。一星としては当初家出をさせる予定はなく問題を抱え込んでしまっていた光莉に対していざという時に逃げ道がある事を示す為に家出の計画だけを持ちかけている。(実際計画を立てた事で光莉は家出する気はなくなる。一時的に)
2021年9月15日
10月8日に日野の店がオープンするという話を聞く(河村)。凌介を呼び出す口実を思い付き、真帆と密会する計画を立てる。計画決行日は10月15日。真帆に手紙をプリペイド携帯を送る。
2021年9月29日
篤斗、サッカー教室で10番を貰う。バタコはその姿を見て篤斗が自身の息子だと思い始める。
2021年10月8日
至上の時オープン。
2021年10月9日
河村、凌介に15日に至上の時の来るようにメールを送る。
2021年10月10日
相良家、一家で新居予定地を見に行く。真帆はその晩の夕食時、15日はパートが遅番であると嘘をつく。
真帆は河村から何をばらされるかわからない不安があった為、嘘をついてしまう。
10月13日
篤斗、サッカー教室で上級生から嫌がらせを受ける。バタコ自身の息子(と思い込んだ)を守る為誘拐を決意。
バタコはこの際篤斗が真帆に何も言えない姿を目撃している。息子の危機に気が付けない母親は本当の母親ではないとも思っていた。
10月14日
真帆と河村が15日の密会確認電話。林と関係が続いていると勘違いした光莉は一度中断していた家出計画を実行する事を決意。
10月15日朝
真帆。夕食準備の為、炊飯器をセットしてパートへ。
10月15日夕
光莉、学校終了と一星と合流。一星家に。
真帆、職場退勤後公園のトイレで着替えて河村の職場へ。
篤斗、朋子と一緒にサッカー教室へ。ユニフォームが(結果として)きよくんに破られたと知って飛び出してしまう。その後バタコに拾われ誘拐事件へ。
陽香、ストーカー行為で突き止めた一星家に訪問。計画に加えないと光莉を殺害すると脅す。
10月15日6時過ぎ
真帆と河村、週刊追及の資料室で密会。河村が真帆を殺害する。その後河村はアリバイ作りも兼ねて至上の時へ。
河村は真帆殺害後仕事を終えてから至上の時へ。真帆が殺害されているにも関わらずのんきな凌介に会いこの事件の物語を小説にすることを決意。時間稼ぎのために凌介に睡眠薬を盛る(1話で凌介が帰宅後寝過ごしたのはこのため?)。その後強羅に真帆のエンバーミング処置を依頼。追加の依頼がある可能性を示唆。
それと同時に凌介子供達の失踪も知る。
アフターストーリー後編に続く?
以下雑記

・林
…この事件の真犯人は林でいいのでは?
死んだ後なのに後から後から林のやらかしが発覚していくのですが。人物ファイルだと女性に取り入るのがうまい、的な事が描かれていましたがそれ以上に酩酊状態にするって…。
林は誰も殺してはいない(凪沙は林のせいで自殺しましたが)のですが物語の発端はこいつですよね。
もう真犯人林でいいと思います。

・強羅
エンバーミング処置を依頼する河村に対して「やっとこちら側に来てくれた」との発言。
河村の前の編集長が強羅を頼っていた(はず)事から最初から強羅側にくることを予想していたのか(立場的に)
それとも河村が強羅を頼るような人物(性格)だと看破していたのか。気になるところです。

・日野
店が繁盛したと思ったら警察だったり宗教関係だったり強羅だったりで…ちょっと可哀そう。いや非常に可哀そう。
ミスリード役のせいで散々怪しい行動をとってはいましたが彼がこのドラマで一番の常識人かつまともな人。何一つ悪い事していないのは他にいない気もします。

・篤斗
10番で試合に出るらしい。
コーチがいじめに対して毅然とした態度をとっているようですが…果たして。
ただ篤斗をいじめると今度は非合法な手段も問わない一星が近くのいるのでその辺は安心ですかね?完全な味方の一星は頼れる存在。なにせ何をするかわからないので。

・一星
家庭教師を名目に光莉の部屋で密会。
はやくなんとかしないと次の事件が起こってしまう可能性が。
しかし日野曰く「いいやつで相殺」と言っていましたが本当に相殺できているのでしょうか。その辺は当事者の問題なのですが…あまり相殺できてないと思います。

・河村
結局のところ河村は凌介に対して優越感を感じたかった…というのが真帆殺害の動機でしょうか?
真帆の不倫を知った。その事で悩んでいる事も知った(はず)。その事をネタに真帆と関係を持てれば学生時代に自身に劣等感を与え続けた凌介に対して優越感を感じる事が出来る。
と思っていたが真帆から拒絶された事をきっかけに真帆を絞殺。
…いや真帆から拒絶された事が一番の原因ではなく真帆が陵介の事を信じ切っていた、というのが一番の原因でしょうかね?
劣等感を与える嫌なやつ(好きな部分もあった。逆に言えば好きな部分も多かった為に劣等感が増大してしまった?)と絶対的な信頼関係を築いた真帆の事も許せなくなってしまった…とかでしょうか?
それまで以上に自身が否定された気がして。
凌介の小説を超える物語云々の話は全部自分のしたことを正当化する言い訳だと思っています。
ただしこの辺りの心情はアフターストーリーの後半でもう少し詳細が明らかになりそうなので河村については後編が更新されたらまた考えてみようと思います。
ある意味被害者ですよね(やった事は許せるものではありませんが)
林の。林が全て悪い。
あと一星は事件と関係なく悪い。

アフターストーリー(後編)


河村の親友に対する歪んだ思いが明らかに。
と言ってもその内容の殆ど本編最終回で明らかとなったもの。
今回の特別編で発覚したのは…
週刊誌の仕事で相反する心で揺れ動いていた事
親友に固執していた事に気が付いた事
親友に対しても二律背反の感情で揺れ動いていた事
そしてその揺れ動く天秤を傾けた最大の要因は自身の小説を親友に読んでもらいたいと願った事
でしょうか?
「お前だよ!俺は絶対的に自身があった小説でお前に負けた。でもお前は小説を辞めた。お前はまた俺が欲しかったものを大した努力も苦労も代償もなくヘラヘラ笑いながら奪っていく。だから真帆ちゃんを奪った。お前を、お前の大切なものを徹底的に痛めつけてやったんだよ」
この最終回の台詞と特別編での話を総合すると…
かまってちゃんですね。間違いない。
河村は凌介に対して羨望と嫉妬という相反する心理を持ち合わせていた事は間違いないでしょう。
絶対的に自信があった小説で凌介に負かされてしまった。大した努力もしていない小説であるにも関わらず圧倒的な実力差を見せつけられたが故に生まれた嫉妬心。
それと同時に凌介を神格化してしまうという心理。
嫌な奴だと思うと同時に絶対に勝てない、雲の上の存在だと認識してしまっていた。
しかも相手は勝手に勝負の土俵から降りてしまい勝負すら出来ない状況。
そんな中、偶然にも相手の持つ全ての物を超える、蹂躙できる機会が出来た事に気が付いてしまった。
結局のところ河村は色々やった訳ですが凌介に自分を認めて欲しいと願っていただけなんでしょうね。
凌介に対する支えも、嫌がらせも、何もかも全て自分を見て、認めて欲しかったから。
うん、かまってちゃんですね。
ただし編集の仕事で自身の編集としての矜持と悲劇自体を喜ぶ第三者的な立場で揺れ動いていた事は確かでしょう。
編集ではなく、文章に関わらない全く別の道を選んでいれば今回のような歪んだ思いを凌介にぶつける事はなかったのかもしれません。
編集の仕事を選んだのも小説では敵わなくとも文章の世界で凌介を超えたかったという願いがあったのかもしれませんが。
今回の事件は二律背反の複雑な心理が引き起こした悲劇だったのかもしれません。
林などと違いほんの少しですが同情してしまう点がある事は確かだったと思います。
ただしそんな心理も凌介に見透かされていた可能性もありますが。
というのもこの特別編。河村だけではなく凌介にも明らかになった点があります。
小説でコンクールに出したが箸にも棒にも掛からず落選した事。
サークル自体日野と河村の小説にダメだししまくって号泣させた事(本編でも言っていた?)
河村と日野は凌介の事を神格化してはいましたが凌介からしてみれば自分は凡人だと思っていたのでしょう。
しかし河村は凌介を神格化して、その神格化した凌介を超えようとしていた事。
それを最終話の独白で気が付いてしまったのではないでしょうか?
何せ親友の小説にダメだししまくるやつですし。
だからこそ真帆を殺害したと分かった後にもそれ以上日野を責める気にはなれなかった…かもしれませんね。
河村を責めても真帆は取り戻せない事がわかっていた事と、河村自身の心理を理解してしまった事をあわせて。
それ以上に真帆に対する小説を書きたいと願った事が大きかったのかもしれませんが。
様々な要因が積み重なって起きた炊飯器失踪事件。
結局のところ親友への歪んだ思い、願いが引き起こしてしまった事件だったようです。
…いやよく考えなくても林が真犯人では?
真帆失踪←林が関係を迫った事が原因。
光莉家出←林が関係を迫った事が原因。
篤斗誘拐←林の遺伝子のためか(劇中で確定はしていない?)サッカーがうまかった事が原因。つまり林が関係を迫った事が原因。
炊飯器失踪事件の真犯人は林という事でお願いします。
そしてこの感想をもって真犯人フラグ最後の更新になるかと思っていたのですが…次週コージーの特別編配信らしいです。
という訳で次週も更新予定です。

おっちーとコージーの事件簿

あれだけ悲惨な事件を目の当たりにして人の大事なものを奪っていこうとしたおっちー最低。
というかおっちーのやる事が雑過ぎて本当に思い付きで行動してしまったのだと思われる事件でした。
いくら猫おばさんの猫が多いからってあの人と何回か接触していればヤバイ事になるのは間違いないとわかるだろうに…。
それに対してコージーは基本的には真面目ですよね。
合間合間に冗談は言うけれどもやるべきことをきっちりやっていた印象。
初登場時は事件が家出かわからない炊飯器失踪事件に対してやる気は全くなかったですが真相が明らかになるにつれて頼れる刑事さんに。
まあファミレスで変な名前書いたり国籍偽って(誇張あり)働いていたりもしていたのですが…それはさておき。
結局のところ今回の特別編は友人知人部下、それにヤバイ人が入り乱れて混沌としていた炊飯器失踪事件後にやるショートストーリーとしてはお気楽に観られる感じで良かったと思います。
事件の真相も究めて単純。
それをやったのは刑事さん、というオチはどうかと思うのですがそれだけ猫のパラサイト能力が凄まじいという事で。
間違いなく人間を洗脳している危険な生物ですよね。猫って。
真面目で純粋な(ところもある気がする)おっちーを洗脳して誘拐させた猫恐るべしという事件でした。

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