仮面ライダーリバイス 31話~40話 感想

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第31話 「幻想の導き、夢のあとさき」

力の代償として記憶を失うという絶望。
しかしその記憶を取り戻す事が可能という希望。
家族写真から一輝の姿だけ消えるのはバイスとの契約が原因だった事が判明。
納得しかけたのですが…ちょっと腑に落ちない事が。
18年前一輝はバイスと家族を守る契約をした←わかる
バイスの力を使うとその代償に記憶が失われる←バイスが説明していなかったのが気になる
一輝の記憶が失われると家族写真から一輝の姿が消える←わからない
一輝の記憶が消えたからといってその事実が消える訳じゃないですよね?
一輝が写真を見てもその記憶を思い出せない、というのならばわかりますが物理的に写真から一輝が消えている訳です。
一輝が写真から消える描写を確認したのが一輝とバイスだけならばその理屈はわかるのですが狩崎も消える事実を確認しています。(29話)
これは記憶だけではなく一輝の存在自体に影響を与えているのではないでしょうか…。
といいたいところですが今週狩崎がデモンズドライバーの副作用らしき症状をみせていました。
悪魔に魅入られた人間は悪魔によって引き起こされた現象に影響を受ける可能性もあるかもしれませんね。こればかりは他の人間の反応が無ければわかりませんが…家族写真見られるのは一輝の家族だけなのでわかり辛い。ママさん以外は全員悪魔、ギフの遺伝子持ちでした。
この写真から消える件についてはまだまだ秘められた事実がありそうな気がします。
というのも東映公式HP、30話の記事で
「この2エピソードの中で「一輝がサッカーを辞めた理由」や「写真から一輝が消える理由」の一端が明らかになります」
と記載されています。あくまで一端なんですよね。全貌ではない。まだまだ隠されていた事実があるのかも…しれません。
それを裏付ける訳でもないのですがこの件についてバイスが黙っていたのが気になります。
最初にも書いたのですが「バイスの力を使うとその代償に記憶が失われる」の部分。
超重要な部分じゃないですか。
一輝が18年前の出来事を覚えていなかったのはその重責に押しつぶされないようにバイスが背負った為、と言っていたのですが…単に契約の代償だったようにも思えてきました。
で、29話のセリフを再確認してみました。
一輝「あの日俺が背負ったものに押し潰されないように、子供の頃からずっと支えていてくれたんだよな。ありがとう。俺の大切な友達。バイス。これからは…俺が君を守るよ」
…バイスが守る為に消したとは意図的に消した言っていないですね(言っていたシーンもあったような気がしますが)
一輝が勝手に納得しただけです。
そもそもバイスは18年前の件について極力触れないようにしてきました。
それは契約の縛りで黙秘していたのか。それとも力の代償の件に触れられたくなかったからなのか…。
バイスが隠している事。まだまだありそうな気がしてきました。
ハッキリしないバイスの真意はとりあえず置いといて今回の件で明らかとなった点がもう一つあります。
記憶は消される事は事実。
しかし思い出す事も可能と言う事。
今回の件に関してはラフレシアの能力もあってか一輝は思い出す事ができました。
つまり一輝の中からは完全に消去されておらず事実を思い出せないだけの可能性はあります。
家族を、そして世界を守る代償に記憶を失う事が判明した訳ですが逆に思い出す事も不可能ではないと証明された回だったんですね。
家族を守る為に家族の記憶を失う。
誰よりも家族を思う一輝にとって残酷な真実ですが希望がない訳ではなさそうです。
「バイスの力を使うとその代償に記憶が失われる」事実。
その事実をバイスが黙っていた事実。
しかし記憶を取り戻す事は可能だという事実。
一輝に関する様々な謎、事実が明らかとなった第31話「幻想の導き、夢のあとさき」。
暗い展開を予想させる事実が明らかとはなりましたが逆に希望を見出せる事実も明らかとなった今回。
この先一輝とバイスの関係はどうなっていくのか。次回も楽しみにしています。

・一輝

一輝「俺とジーコには夢があった。必ずかなうはずの大きな夢が…」
一輝「そうだ…。俺はジーコに大ケガをさせたんだ…」

「知ってるかな。夢っていうのは呪いと同じなんだ。途中で挫折した者はずっと呪われたまま、らしい。あなたの、罪は重い。」
今回の話は夢に関する話ですよね。夢を断たれたジーコ。夢を断ってしまった一輝。夢に呪われてしまった二人の若者の物語。

ジーコ「じゃあ俺も謝らなきゃな。俺の言葉がお前を十字架に縛りつけてたんだ。そのことに全然気づいてなかった。俺のほうこそごめん」

夢を断ってしまった一輝も夢を叶えないと、という十字架で縛られてしまい、結果として二人の夢は潰えてしまう事に。
ただし…

昴「全部カタがついたら…。またサッカーしようぜ」
一輝「あざっした!」

ジーコはプロサッカー選手という夢は断たれたけれども声優の道を進み始め。一輝はギフとの戦いが終わればプロのサッカー選手になるという夢を叶える事が出来る…かもしれないですね。
というのも…

一輝「バイス…。説明してくれないか?」
バイス「18年前のあの俺は一輝と契約をした」
18年前バイス「俺っちと契約すればお前の代わりに家族を守ってやる。その代わり記憶からなくなっちゃうけどいいよな?」
一輝「つまり写真から俺が消えるのは…」
バイス「俺が力を貸すとその代償として記憶や思い出が消えるってことになる」
一輝「じゃあこのまま戦い続けたら…」
バイス「大好きな家族のこと…忘れちまうかもな」

そもそも戦い終わった後に一輝が過去の事をどれだけ覚えているかは不明。いつからか自分に興味が持てなくなったという一輝(18話)。

一輝「バイス、記憶が消えていたのは契約が原因なんだろ?」
バイス「あの頃は俺も一輝の力になりたくて…。すまねえ!」
一輝「違う…。本当は俺が願ったんだ。何もかも忘れたいって」
バイス「一輝…」

自分に興味が持てなくなったのはこの事件を忘れると同時に自身の夢も忘れ、自分よりも誰かの夢を叶える事を優先してしまったからでしょう。

一輝「ジーコにケガさせてしまった罪悪感に耐えられなかった俺はただ練習に没頭した」
バイス「正直見てらんなかったぜ、あの頃の一輝」
一輝「ジーコの夢も背負ったそのプレッシャーに次第に押しつぶされ、そしてサッカーをやめたんだ。なんで忘れてたんだよ、こんな大事なこと…」

自分の夢と他人の夢。一緒に背負ってしまったが為に夢に押しつぶされてしまった一輝。本当に夢は呪いと同じようなものですね。経緯はともかく途中で挫折してしまったものは呪われたまま…らしいです。
しかし…

ジーコ「なあ一輝。ストライカーにとって一番必要な能力が何か知ってるか?エゴイストであることだ。チャンスを逃さずに絶対に自分が決めるという覚悟だ。仮面ライダー頑張れよ。どっちが先にてっぺん取るか勝負だな」

夢破れたものが新しい夢に挑戦する事は出来る。
夢を叶えられなかったものは呪われたままですがその呪いを解く事は出来る。
自身の欠点だと思っていたエゴイストも場合によっては長所となり得るように夢破れたからこそ本当にやりたかった事が見えてくる事もある。
自身の記憶と引き換えに誰かを救い、そしてのその記憶が新たな自身の夢の原動力となる…かもしれないですね。
大丈夫。いざとなればラフレシアで強制的に記憶を呼び起こせばいいのだから…。
という最低な纏め方となってしまいましたがとにかく一輝にはプロサッカー選手になるという自分自身の夢を叶えてほしいと思います。
「夢を持つとなぁ、時々すっごく切なくなるが、時々すっごく熱くなる」らしいですから。

・木村昴

一輝「昴先輩…あなたが犯人だったんですね」
昴「ああ。このバイスタンプを使えば幻覚の世界で過去の記憶を掘り起こすことができるんだ。同窓会で一輝がジーコをケガさせたことを覚えてない理由はわからなかったが一輝はウソをつくようなやつじゃない」
一輝「でもバイスタンプを使ってまでどうして…」
昴「あの日コーチをしていたのは俺だったんだ。2人の若者の未来を潰してしまった責任は俺にある」
一輝「だからって昴先輩が罪を背負う必要ないじゃないですか」
昴「わかってるさ。でも…逃げちゃいけないって思った」

若者の夢を潰してしまったが為に罪を背負った超人気声優の昴パイセン。
一見いい話風に聞こえますが…何度かスタンプ実験してしませんかね?この人。
ラフレシアバイスタンプは流出したスタンプを使用したものだと思いますが説明を聞くかそもそも試してみないと効果は解らないはず。
もし初使用だとしたら悩む後輩の、どんな記憶が掘りこせるかわからない能力を使用した事になりますし…どんな記憶が掘りこせるかわかっていたらそれはそれで犠牲者が出ていそうですし…。
フェニックスに拘束されるのも致し方ない人物。
まあそもそも何故ラフレシアだけこんな特殊な能力があるのか気になる(実際のラフレシアとは全く関係なさそう。チョウセンアサガオのように幻覚効果がある花なら納得できなくはないのですがそれだとテラフォーマーズと被ってしまうから?)ますが…多分気にしたら負けでしょう。だって木村昴だし。

・狩崎

デモンズドライバーに引き寄せられる狩崎
狩崎「ふう…」

明らかに影響が出ている狩崎。ヒロミが使っていたベルトにはベイルが宿っていましたがこちらは別の悪魔が宿っているとかでしょうかね?
他のドライバーは不明ですがデモンズドライバーはギフの遺伝子が直接使われていそうは気がします。

・アギレラ

光「さくらさんに固執するのはやめろ」
アギレラ「ハハハ…ウケる。2人ともさくらちゃんのストーカーだ」
光「僕はさくらさんを守っているんだ」
アギレラ「私はさくらちゃんに大事な用があるのよ」
光「どんな用だ?」
アギレラ「私の願いをかなえてもらうの」

さくらの知らないところでさくらのストーカー同士の戦い…。
さくらさんを守っていると勘違いしているストーカーとさくらちゃんに倒してもらおうと願っているストーカーの熱きバトル。
次週と次の回でさくらとアギレラの決着がつくようですが(東映公式HP参照)果たしてストーカーたちの行く末は。気になりますね。

・玉置

玉置「これはラフレシアです。植物のバイスタンプは珍しかったので覚えています」

玉置の知識が初めて役に立った…のでしょうか?
結局記憶に関する能力は昴から明かされていたと思いますし…名前を当てただけですね。つまりほぼ役に立っていない。
そろそろ玉置が完全にモブキャラになりつつある…。頑張れ玉置。

・ベイル

ベイル「ギフが復活したというのにずいぶんと回りくどいな」
赤石「人間社会には手順というものがいるんだよ。それに君のためでもある、ベイル」

ベイルの為、というのはどういった事なのでしょうか?
ベイルの現在の目的は五十嵐家の家族の崩壊だと思うのですが…。要は準備が済み次第五十嵐家含め敵対勢力全部倒すからベイルの為になると言っているのでしょうかね?
しかし先週は不明だったこの悪魔がベイルだと判明した訳ですが…となるとパパさんの両親を殺した悪魔がベイルの可能性も出てきたのでしょうか?そうしたら酷いマッチポンプですが…その場合は一輝ではなくパパさんにベイルを倒してもらいたいところ。

・ラフレシアデッドマン

大二「フェーズ1ですらこのレベルになっているのか…!」

…フェーズ3どころかフェーズ4に匹敵してないですか?
オルテカデモンズ>フェーズ3は確定。ホーリーライブ>オルテカデモンズも確定。ホーリーライブ単独で倒せずリバイスとホーリーライブで倒せた(恐らくリバイス単独で倒す事は出来た)事からフェーズ3以上は確定なのですが…インフレ恐るべし。
ギフテリアン(TRUE)がフェーズ3相当と言われていましたが相対的に弱体化しているような気がしないでもない。
そしてオルテカ戦以降ろくな戦績がないホーリーライブも頑張れ。再度カゲロウが誕生してもおかしくないぐらい大二が活躍出来ていない。

昴「一輝、ラフレシア・デッドマンを止めてくれ。そこまで狂暴なやつじゃなかったのに…」

…やっぱり何度か使ってますよね。余罪があると思うのでフェニックスの更生施設でしっかり更生してきてください。

第32話 「失った居場所、女王のプライド」

アギレラ様が可哀そう。
物心ついた頃からデッドマンズで育ったアギレラ様にとって今回のさくらの行動は屈辱以外の何物でもなかったはず。
物心ついた頃からデッドマンズで育ち、ギフの花嫁として生きる事を宿命づけられていたアギレラ様。しかし花嫁として生きる事を疑問に思った事はなく、また花嫁が実質生贄である事が判明した後もギフの為を思い行動し続けてきました。
それは彼女自身にそれだけの覚悟があったからに違いありません。
その選択が正しいか、正しくないか。そんな事はどうでもいい。何故なら自分が、自分の意思で決めた事だから。
肉親は存在しない。慕う人間がいてもそれはアギレラ様本人を慕っている訳ではなくデッドマンズの象徴として慕われてきた。つまり共に行動する仲間がいてもある意味孤独な存在だったアギレラ様。
しかし孤独こそがアギレラ様の強さの元となっていたと思われます。
何故なら迷いなく自分の道を進めるから。
他の誰に言われた訳でもなく自分の決断で決めた事だから迷いなく進む事が出来る。ある意味無敵なさくらと同質の人間な訳ですね。
しかしそんなアギレラ様も仲間に裏切られ、同時に自分を慕う存在に気が付いてしまった訳です。
自分は絶対的な存在ではないけれども決して孤独な存在でもない。
そんな事実にアギレラ様は迷ってしまった。自分で自分の道を決めなくてもいい。自分の道を共に歩んでくれる存在がいる。
自分で自分の道を決めてきたアギレラ様だからこそ他人の選択に自身を委ねたくなってしまったのかもしれません。
その選択肢の中にギフとさくらがいて玉置がいないのがちょっと可哀そうではあるのですが…玉置には強さが足りなかった。肉体的な強さではなく、自分と同種の強い精神、自分の道を自分で決められる存在に自身の選択を委ねたかったのではないでしょうか。
だからこそギフに付きまとい、そしてさくらに付きまとう事となったと思われます。二人ともさくらが認めた”強い”存在だから。
11話で
「口で言うのは簡単だけど力のない人間の言葉はむなしく響くだけ」とのセリフがありました。
力無き人間が何を言っても無駄。つまり力のある人間の言葉は他者にとっても影響力があるもの。
強い存在である他者に自分の人生を委ねたくなってしまったのかもしれません。
非常に前置きが長くなってしまいましたが…
そんな決意を踏みにじられたと感じてしまったのが今回の話。
アギレラ様の望みはさくらと決着をつける事。結果として敗北する事となってもそれはそれで構わないのでしょう。むしろ敗北する事を望んでいるようにすら見えます。これまでのリバイスの話はアギレラ様のこれまでの人生の否定の話でもあった訳で最期に自分の望みを叶えたいという想いもあったのでしょう。
しかしさくらはその思いを汲んではくれなかった。あろうことかこれまでの人生を捨て去り、違う人間として生きていく事を強いてきた訳です。
他者に自分の人生を委ねたとは言えそれは自分の意思の否定でもある訳で…アギレラ様にとって許されざる行為だった…と思われます。
次回はさくらとアギレラの決着編。
アギレラの想いを汲み取り、覚悟を決めたさくらがアギレラ様を討つのか。それともアギレラ様の心境を変化させる事が出来るのか。自分の弱さ、迷いに気が付いたさくらの取るべき道は…。
非常に気になると同時にアギレラ様がオールアップしないか気になる次回。オルテカと違って恐らく大丈夫だとは思うのですが…ちょっと心配になります。
余談ですがベイル3話を見て思った事。
絶対アギレラ様の家族はデッドマンズ関連の人物に殺されますよね。白波純平の家族がNOAHに殺されていたように。その辺りの真相も判明するのか気になりますが…逆に言えば真相が明らかにならない限りアギレラ様の生存は保証されているような気がしないでもない。
さらに余談。アギレラ様も可哀そうだけれども玉置も可哀そう。アギレラ様の望みを知りつつ自分では何もできないもどかしさ。それが玉置の涙だったと思うので…玉置にも幸せになってほしい。

・一輝

さくら「お願い。アギレラを人間に戻して」
一輝「アギレラが望んでなくてもか?」
さくら「うん…終わらせるなんてできっこない」
一輝「わかった!兄ちゃんに任せとけ」

アギレラよりさくらの意思を尊重しようとする一輝。
当然と言えば当然なのですが…アギレラの意思も汲んでいるのは一輝も変わったと言えるような気がします。
前回一輝の過去話をやりましたがその際に心境の変化があったのでしょうか。
今回のと似たようなケースだとフリオから悪魔を分離させた件が相当しそうですがあの時はフリオ自身の意思は尊重していなかったような気もします。とは言えあの時と状況が違う(フリオは大量虐殺の危険性。アギレラはさくらのみに固執)ので微妙に違うと言えそうですが…。
何にせよさくらの決意が固いとわかると「わかった!」と快く引き受ける一輝は良いお兄ちゃん。

・バイス

バイス「ごめんよ。契約は変えられないんだ」
一輝「わかってる。これが仮面ライダーとしての宿命なんだよな…」
バイス「うん」

最近バイスがうさんくさい。
18年前の出来事を黙っていた事。思い出した際も契約の詳細を伝えなかった事。そもそもの話あの時点の一輝に契約を断れる選択肢がない事。
さらに言うとスピンオフベイルの方でベイルが非常に丁寧に純平を悪魔側へと誘導しているのを見るとバイスも同様の事をしているように思えます。
そう考えるとバリッドレックス辺りから非常に物分かりが良いのも伏線に思えてきたり…。
今のうちの予想しておきます。ラスボスはギフではなくバイス。最終回はバイスと、自分自身の心との直接的な決着で締めると予想してみます。

・さくら

さくら「お願い。アギレラを人間に戻して」
一輝「アギレラが望んでなくてもか?」
さくら「うん…終わらせるなんてできっこない」
一輝「わかった!兄ちゃんに任せとけ」

さくらの迷いはアギレラの事を思っての迷いなのかそれとも自分で決着をつける事を躊躇った事によるものなのか。それとも色々含めた複合的な要因によるものなのか。
まあフェーズ3である以上倒す=死である訳で倒すのを躊躇するのは当然なのですが…。
フェーズ3が分離出来なかった頃の話ですが一輝と大二がさくらにはフェーズ3のデッドマンを倒させたくない、的な話をしていた事があったはず。あの時はさくらにその業を背負わせたくないという話だったと思いますがその覚悟もさせたくないという兄弟の思いもあったのかもしれませんね。
家族の庇護を嫌ってのウィークエンド参加もあったと思いますが結局のところ自身では決断しきれないさくらなのですが…次回どう決断するのか。

さくら「じゃあラブちゃんの不調はやっぱり…ギフ復活の影響…?」
真澄「それも少し違うな。ラブコフは君の弱さの象徴だ。つまり君自身の迷いがラブコフに伝染しているのではないかな」
さくら「私の…迷い…」
牛島「思い当たる節があるのですか?次はしっかりとアギレラを仕留めてくださいね」
光「さくらさんはそれでいいんですか?」
牛島「光。口を慎め」
光「しかし…!さくらさん。行きましょう」
さくら「私は…。アギレラを人間に戻したいです」

さくらの迷いがラブコフに影響。
最初はそもそも変身すらできなかったですからね。自分自身の弱さを見つめ直し、そして自分の弱さを受け入れる事で変身可能となったさくら。
さくらはアギレラを元に戻したいという想いもあったのは確か。しかしそれはアギレラにとって本当に良かったのか。自問自答とはこの事でしょうかね。
しかしこの件が解決するとさくらが精神的に無敵になりそう。大二もかなりカゲロウ寄りになっていますし最終的に五十嵐家は本当に精神的に最強になりそうな気がします。

・パパさん

一輝「父ちゃんは今どこにいるんですか?」
ブーさん「ウィークエンドだ」

…来週さくらとアギレラの決着が住み次第ウィークエンドが崩壊しそうな気がする。基本的に対悪魔の戦力がジャンヌしかないですからね。暴走したパパさんがスピンオフのような暴れっぷりをしそうな予感。

・ママさん

バイス「あ~あ…。ホントにみんなバラバラになっちまったな」
ママさん「バイス!何言ってるの⁉離れていても何があっても五十嵐家は最強家族なのよ!」

この辺は願望に思えます。最強家族という願望。
スピンオフの方だと家族がいなくていつ自分が死んでもいいかなあ、的な心境となっていましたがその反動からか自分達でつかんだ幸せは絶対に逃さない、的な心境になっているように思えます。

・玉置

玉置「僕は…ずっとあなたのそばで仕えてきました。だからこの宇宙の何よりもあなたが一番大切です」
アギレラ「宇宙って…広すぎじゃない?」
玉置「一度でいいんです。僕のお願い聞いてもらえませんか?」
アギレラ「私に指図する気?」
玉置「いえ…!もちろんアギレラ様の意思は尊重します。でもその前に…。うっ!」

結局願いを言う間に吹っ飛ばされた玉置。
しかし玉置の願いはなんでしょうかね?今更辞めろとは言わない(指図になりますし)と思うので…さくらときちんと対話して欲しいとかでしょうかね?
玉置の願いは叶うのか。次週は色々気になり事がありますね。

玉置「それは…アギレラ様が望んでいることじゃないんだ…」

アギレラ様の望みは知りつつも自身には力がないから泣きながら事態を見つめるだけしか出来ない玉置が不憫。
玉置もさくらのように生身の状態でライダーキックより早く動く事が出来れば違ったのに…。
というか今週のさくらいくら何でも動きが早すぎないでしょうか?ライダーキック発動後(しかも最速クラスのサンダーゲイル)にアギレラ様を庇っているのですが。
現状サンダーゲイルに一番ダメージを与えたのはさくらな気がします。サンダーゲイルを変身解除に追い込んだのは現状さくらだけ!

・真澄

真澄「どの道を選んだとしても必ず悔やむことだろう。正義はあっても正解というものはないのだ」

これはスピンオフの展開を踏まえての話でしょうか?
どう関わったか不明ですが白波純平両親殺害の現場に居合わせているんですよね。
一般論的にこの件には正解はないと言っているとも思えますが過去の自分の経験も踏まえてのセリフだと思います。

・牛島

さくら「私は…。アギレラを人間に戻したいです」
牛島「フッ…。ハハ…「戻したい」?戻してどうする?うん?命を救ったとて今後彼女が普通の…普通の生活を送れると思うか?」
真澄「どの道を選んだとしても必ず悔やむことだろう。正義はあっても正解というものはないのだ」

言い方は悪いですが牛島の発言も間違ってはいないんですよね。悪の組織で活動してきた、それ以外の生活を知らないアギレラを元に戻したからと言ってギフの問題が解決するわけでもないですし。
とは言え真澄の言う通り正解でもないですし…難しい問題ですね。ウィークエンド的には邪魔な存在は出来る限り排除したいと考えているはずなのでアギレラ排除を指示するのは当然なのですが。

・牛島光

さくら「ねえ光くんはどうしてウィークエンドに入ったの?」
光「ウィークエンドでは互いを詮索しないルールですよ」

一方的にさくらの監視をしてきたストーカーがルールを盾に逃げようとしている…。
それはともかく他のメンバーが基本的に年輩(だった気がする。さくらを襲ったメンバーとか)の中、若い男性がいるというのは気になりますね。親がフェニックス関係者でその反発とか?
もしくは本当にさくらのストーカーの可能性も。

・ブーさん

ブーさん「元ちゃんのことは俺とウィークエンドに任せてくれ」

ブーさんはある程度信用できる(恐らく元レジスタンス)のですが…ウィークエンドが信用できない。
とはいえベイルが完全態になったら五十嵐家以外誰も対抗できないのですが…それでもブーさんなら何かやってくれるに違いない。

・朱美

朱美「バイスタンプ…回収して廃棄するはずじゃ…?」
赤石「そんなに息を潜めて…。君が見たいものは一体なんなんだい?」

朱美が悪魔に囚われの身に。ヒロミ復活の前フリでしょうかね?
全く関係ない話なのですが朱美で悪魔というとデジタル・デビル物語を思い出します。悪魔召喚プログラムを作るのか。それとも保険医っぽい格好をしているので彼女を慕う人間が悪魔召喚プログラムを作るのか。どうでもいい妄想程止まらないのでこの辺で止めときます。

・アギレラ

さくら「アギレラの様子。なんだか変だった。私をわざと挑発してまるで自ら倒されるのを望んでいるみたい」
玉置「アギレラ様はもう終わりにしたいのかもしれません」
さくら「終わりって何よ?」
玉置「今のアギレラ様には…居場所がないんです」
一輝「居場所…」
玉置「アギレラ様にとってデッドマンズが人生の全てでした。当然デッドマンズの行為は許されることではありません。でもアギレラ様は信者に必要とされていました。あの頃はキラキラと輝いていました」
さくら「だからって…私に倒してほしいの?」
玉置「悪の女王としての最後のプライドなんです」

感想の方で長々書いたので簡単に。
結局のところ自身のプライドを優先しているという話ですよね。幼い頃からアギレラ様アギレラ様と言われ続けてくれば仕方ない面もありますが…悲しい話。
さくらはアギレラとの決着をどうつけるのか。そしてアギレラ様レギュラー続投はどうなるのか気になります。

さくら「一輝兄ならあんたの悪魔を分離できる」
一輝「アギレラ。人間に戻ったらしあわせ湯に来ないか?」
アギレラ「何?それ。さくら…見損なったわ!」

アギレラ様からしてみれば助けてやるから普通の生活を送れ、的な上から目線の指図をされたも同然の発言。そりゃ怒るって話ですよね。
果たしてアギレラ様がしあわせ湯で働く時が来るのか。
…気に入らない客に毒仕込みそうなイメージしか想像できない。

・赤石

隊員「長官。バイスタンプを回収しました」
赤石「ご苦労。ハハハハハッ…!」

前回赤石がベイルに色々言っていましたが…バイスタンプはベイルの為?
今更ギフにバイスタンプは必要なさそうですしね。
もしくは自分の為かもしれませんが。ギフの遺伝子を直接体内(手?)に埋め込んでいるようですしデモンズドライバーは問題なく使用できそうです。

大二「アギレラとジャンヌが交戦中との情報が入りました」
長官「放っておけ。盛者必衰の理。今や君の妹につきまとうだけの存在だ。ハッ…。もはやなんの害もなし!」

盛者必衰の理という事はギフもいずれは衰えるという解釈でいいのかな?
それはともかくもうアギレラ様に利用価値は無いという事でもあるようです。アギレラ様なしにギフが完全復活を遂げた事から当然と言えば当然なのですが…この発言が後で痛いしっぺ返しとなる事を期待しています。恐らくアギレラ様の家族を殺したのは赤石指示だと思いますし。

第33話 「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」

さくらに足りなかったのは自分の手を汚す覚悟。
ラブコフがさくらを見限ったのはさくらが自分自身の意思を貫き通す覚悟が無かったから。のようです。
さくらの夢は無敵になる事。
無敵、というのが何を指すのか不明でしたがこれまでの話、そして今回の話から推測すると自分の意思を貫き通す力と覚悟でしょうかね?
自分がやりたいと思った事は自分の力でやり通す。
今回アギレラ様を分離させる事には成功しましたが前回も一輝がやれなくはなかった話。
自分の力では出来ない可能性が高かったから一輝に頼んだ訳でその選択肢自体は間違いではなかった(ただし結局アギレラの心を救う事は出来ず正解とも言えない選択肢)のですが…それがラブコフには気に入らなかったようです。
ラブコフはさくらの弱さの象徴。
さくら自体には強い存在でいて欲しいと願っていると思われます。
だからこそ自身の手ではなく他者の力に頼ったさくらを見限ってしまったのかもしれません。
しかしそんなラブコフ、自身の弱さを見つめ直す事でさくらは成長し、結果としてアギレラ様は救われる事に。
もう決して迷う事もなくさくらは戦う事が出来るはず。
さくらの夢が叶うかはわかりませんがその夢に一歩近づいた事は間違いないと思われます。
そんな訳で一輝、大二、さくらの3兄妹全員が成長を果たした五十嵐家。
次週本性を表した赤石とどう戦っていくのか。
気になる第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」感想でした。
余談
ストーカーが多すぎる。
玉置。アギレラ様のストーカー。アギレラ様の意思を最大限尊重するストーカー。
アギレラ様。さくら大好きと公言しているさくらのストーカー。どうせ死ぬならさくらの手にかかって死にたいと願っていた熱狂的ストーカー。
牛島光。さくらのストーカー。任務とは言いつつさくらを監視し続けてきた、今後もし続けるストーカー。さくらからは相手にされていない。
ベイル。数十年前から白波純平を追い続ける古参のストーカー。かまってくれないと関係する人間全部殺害予告するなど凶悪なストーカー。
…ちょっと多すぎやしないだろうか。
まあライダーってお前だけは俺がやる的なストーカー…じゃないライバル関係が多いので仕方ない気もします。多分。

・一輝

「ライオン!」
ベイル「そんなもんか」
一輝「だったらこれだ!」「サンダーゲイル!」

最近バリッドレックスやボルケーノの出番が無くて寂しい。
あまり使う必要ないのですが…まあ中途半端なフォームって使いづらいのですが。
エグゼイドなんかはマイティブラザーズやレベル1も役割があってちょいちょい使ってはいたのですが…ボルケーノは使う利点がほぼ無いですしね。残念。

・大二

狩崎「分隊長である君が長官を尋問するのかい?」
大二「正義に階級は関係ありません」
狩崎「正義か…誰かさんに似てきたんじゃないの?」

ちょっと大二が暴走気味な気がします。
といっても今回は朱美の安否が不明という事。もともと長官が怪しかった事から強硬手段に出た訳(返り討ちにあいましたが)ですが…そういえば誰かさんも結構話を聞かないタイプだった。
色々と影響を受けて成長していくのはいいのですが誰よりも優しいという大二本来の性質は残っていてほしいと思います。

・さくら

さくら「あんたの望み、かなえてあげる。でもその代わりに、私の望みも聞いてもらう」
アギレラ「何よ?」
さくら「遊んで」
アギレラ「…はあ?」
さくら「私と あ そ ん で!」

さくらって結構人の思いを大事にするタイプですよね。
自分の望みはもちろん叶える。その上でアギレラの望み、玉置の望み、そして協力をダシにして真澄とジョージの関係修復も図る(これは意図したか不明)。
玉置の親友の時もそうでしたが人の思いそのものを大事に思うキャラに思えます。これは兄妹全員に言える事だと思いますが。
…まあその中でも一番優先するのがさくら自身の思いというところが他兄弟との違いだとは思いますが。さすが夢が無敵な子。

アギレラ「さくらちゃん…大好きだったよ」
さくら「勝手に過去にするな!私に足りなかったのは覚悟。たとえギフの力でも誰かを救えるなら私は戦う!アギレラ…。あんたもよ」

足りなかったのはアギレラを救う覚悟ではなく自分の手で救いだすという絶対的な覚悟。
分離させる可能性だけだったら一輝の方が高かったとは思いますがその場合アギレラの心を救う事が出来なかったと思われます。
自分の力が足りなくても。手にした力が悪魔の力だとしても。絶対に自分の道を諦めない。それがさくらの目指す無敵なんでしょうね。

・ラブコフ

(ヘビーメタルの音楽)
バイス「うわーっ!うるせえこれ!」
ラブコフ「何しに来た?」
バイス「何って。連れ戻しに来たんだよ!ほら、帰るぞ!」
ラブコフ「あたい、帰らないから!」
バイス「だあ~もうなんだよ。そんなこと言うなよ。お願い…ええーっ!ってか普通にしゃべった!」
ラブコフ「今のさくらじゃダメ!出てけ!クズ!」

さくらの弱さの象徴がラブコフのはずなのですが…なんか違うものが入ってる気がする。この辺りはギフの遺伝子の影響でしょうかね?
しかし兄妹の中で一番関係性が良かったと思われたさくらとラブコフですが…変身拒否したのはラブコフだけな気もします(カゲロウは拒否というよりさせなかった)。とはいえ他の悪魔と関係性が違うのですが。
一番単純な関係に見えて実は一番複雑な関係に思えてきました。
口が悪いのは恐らくさくらの素が出ているだけだと思いますが。

・アギレラ

アギレラ「私にはもう…居場所がないの…」
さくら「ここにあるじゃん!また一緒に遊ぼう。花」

ウィークエンドが女子高生2人(アギレラ様は年齢不明?)の遊び場に。
…というかウィークエンドに参加するとは思いませんでした。しあわせ湯だと玉置がいるからダメなのだろうか。
可哀そうな玉置。
アギレラ様ってデッドマンズ以外の組織に所属するタイプに見えないんですけどね。

・玉置

玉置「アギレラ様。一緒に思い出を作りませんか?」

結局思い切りはたかれただけの可哀そうな玉置。
さくらが代わりに思い出作ってくれたのですが…。まあ玉置じゃ無理ですね。
と言っても玉置はアギレラ様に嫌われている訳じゃなくて単にそういう関係性ではないというだけで大事な人には違いない(だからこそ玉置と決別したはず)のですが…。
今度この二人の関係性がどうなるかも気になります。

玉置「アギレラ様にはデッドマンズ以外の思い出がありません。だから最後に思い出を作ってほしいって思ったんです。戦いとは違う。普通の思い出を。でもやっぱり僕じゃダメでした…」

玉置は玉置でアギレラ様の思いを汲もうとしてたんですよね。女王として死のうとしていたアギレラ様の思いを尊重しようとしてたのは玉置だけですし。
この辺りは玉置自身に力とエゴイスト的な意思が足りなかったように思えます。
アギレラ様が生贄にされると知った時(デッドマンズベース戦)はアギレラ様の生存の為に戦ったのですが(それがアギレラ様の意思に反すると知りながら)…今回はアギレラ様の意思を尊重しすぎたように思えます。
あの頃はフリオだった事も関係あるのでしょうかね?

・真澄

真澄「私の技術ではリベラドライバーの修理が精いっぱいだ。しかしお前ならアギレラを分離するバイスタンプを作れるはずだ。力を貸してやってくれ」

そういえば真澄ってウィークエンドで何してたんでしょうね?ギフを倒すために色々やってはいたようですが…五十嵐兄妹がギフの影響を受ける事はわかっていたのでそれ対策に特化しすぎたとか?
バイスタンプはどちらかというとギフよりの力なので研究しなかった、もしくはバイスタンプ自体が手元になくて研究出来なかったとか。
とにかくバイスタンプの研究に関してはジョージが第一人者となっているようです。

・牛島

牛島「ようこそ。ウィークエンドへ」

前回の話でアギレラを人間に戻してどうする?と言っていた牛島ですが実際人間に戻った後は快く(?)受け入れているようです。
今のアギレラ様にウィークエンドで何が出来るのかは気になるところですが…まあ他のメンバーもほぼ有象無象の集団に思えますし現在のアギレラ様でも貴重な戦力なんでしょう。

・赤石

赤石「私はね はるか いにしえの時。ギフ様との契約により不朽不滅の存在となり、その代償として未来永劫人類の進化を監視してきたのだよ!」

はるかいにしえの時、というのは50年前の事を指すのかそれとももっと前の事を指すのか。
その場合ギフは遥か古の時代から存在する事となりますが…そういえば50年前は落ちてきたのではなく発見されただけでしたね。
となると相当昔から存在する事にはなりますが…そうなると最近活動が活発になってきた(そして発見されるまで赤石が何をやっていたのか)のは理由があるのか気になります。

大二「赤石長官。あなたはギフの居場所も知ってるんじゃないですか?」
赤石「知ってるよ。だって仲良しだからな」

ギフとの関係を隠そうともしない赤石。
つまりもうフェニックス自体に存在価値は無いという事でしょうか?隊員にバイスタンプを集めさせたのでもう用済みという可能性も。
しかし仲良しという割にやっている事は完全にパシリなのですが…どういった関係性かギフ様から直接聞きたい。

赤石「疾きこと風のごとく…。徐かなること林のごとく…。侵掠すること火のごとく!」
大二「この…化け物め!ああっ…!」
赤石「動かざること山のごとし。風林火山!」

4つの力と見せかけてこの後雷の力とか使いだすんですよね。テニスの漫画で(テニスの漫画かどうか疑問が残りますが)見たので知ってます。
しかし敵が人型だからと言って変身せず戦おうとする大二はまだ甘いですよね。さくらなら迷う事なく変身していた。
…まあ基本的にはタブーなのですがたまに破るヒーローもいるので。ニンニンジャーなんか帰って来たで生身の妹(強くなってはいましたが)に必殺技ぶちかます兄とか見れますしね。あれはあれでどうかと思いましたが。

・ベイル

赤石「誕生祝いのプレゼントだ」
ベイル「ああ…力がたぎる!待っていろ。五十嵐一族」

やっぱりバイスタンプはベイル用だったようです。
しかし今更バイスタンプの力ぐらいでリバイスがどうにか出来るとは思いませんが…ただ仮面ライダーベイルがバイスタンプの力を使用できるとなると話は別ですね。

ベイル「坊主…。お前の父親はどこだ?」
一輝「その声、まさか…ベイル⁉」
バイス「えーっ!俺っちにクリソツなんですけど!」

公式的にも形状はクリソツらしいですね。ベイルとバイス。
となると白波純平の両親を殺害した悪魔の正体が気になる(ベイルと同じ形状?)のですが…あれはベイルなのでしょうか。

ベイル「坊主、お前が父親に伝えるのだ。このまま隠れていれば1人ずつ家族が犠牲になるとな」
一輝「そんなことさせるか!俺たちは最強家族だ!」
ベイル「なるほど…。まだこの先があるのか。楽しみにとっておくぞ」

…ベイルってパパさんの居場所わからないんですね。
18年前の時も必死に探し回ったのだろうか。NOAHから逃走してから10年ぐらい経過しているはずなので…その間封印されていたと思っておきます。デモンズドライバーのリミッターが外された時はあっさりパパさん見つけてましたし。
そもそもパパさんの記憶は共有しているはずなので一時的に住んでいた居場所にいる事はわかるはず。なので18年前は何かあってベイルが解放されたのだと思っておきます。

第34話 「悪魔が悪魔を呼んでいる」

色々ありすぎて何について書いたらいいかわからない。
個人的にはダブルデートについて細かく書きたいのですが(特に花さん)…それについては後日。
今回本当に色々詰め込んでいたと思うので一度整理
アギレラ様改め花とさくら、玉置と光のダブルデート。
石田監督やりたい放題のバイス変装。
そのバイスをストーキングする(ママさん狙いだったような気がしないでもない)ベテランストーカーのベイル。
ベイルに唆され一輝を信じ切れないバイス。
最近雑魚以外には見せ場が一切ない大二の瞬殺。
御年数千歳の赤石長官。
朱美さん変身。
などなど色々ありすぎて全部まとめようとすると大変なので…ギフと赤石の目的について書いてみようかと思います。
まずギフの目的ですが人類の支配でしょう。物凄く単純に言えば。
人間は自身の餌とする事も出来る上にギフテリアンとして活用する事も出来る非常に優秀な手駒。ある意味人類の家畜化とも言えなくもない思います。
その後の目的が不明なのが気になりますがとりあえず現時点では人類の支配が目的と言えるでしょう。
赤石長官の目的は人類の存続。
数千年前ギフと契約し(させられ?)、長い年月を通しだした答えが人類の戦略的退化。要は家畜化ですよね。
人類は存続を許される代わりにいつでもギフの生贄となる存在。種として滅ぶ事はないけれども自由と進化は奪われる。
ギフの最終的な目的が何か不明なのですがある意味共存関係ともいえなくもないです。両者の利害が一致している訳ですね。
ギフは人類を自身の都合よく繁栄させたい。
赤石は人類を滅ぶ事無く存在させたい。
ギフの最終目的がビルドのブラッド族のように星を食らいつくす事だとすればまた話は変わってくるのですが…この辺りはなんとも言えないですね。
ギフは地球外生命体である事からブラッド族と同様の目的である可能性もありますが…それはさておき赤石について。
ギフは完全復活した状態でなければ決して倒せない相手ではないと思うのですが…ギフと契約した事でギフに逆らえない状態なのか。
それともギフと契約した事でギフの真の力について知ってしまったのか。
はたまた鎧武のミッチのようにどうせ抗えないのであれば新しい世界で生きようと考えているのか。
この辺も気になるところです。
人間に悪魔が存在する限りギフは不滅、つまりギフを滅ぼす事は出来ないとか。
人間に悪魔を植え付けたのはギフであり、ギフの意思次第では全人類一斉にギフテリアン化出来るとか…
色々理由は考えられますが何にせよどのようにギフに対抗していくのかが今後の展開のカギとなってきそうです。
個人的にはバイスと一輝の関係性が今後の展開に大きく影響すると予想してみます。
今回ベイルがバイスに対して人間は結局悪魔を捨てる、ような事を言って一輝とバイスの関係がギクシャクしてしまいましたが逆に言えばこれは最終フォームの前フリですよね。
完全に一体化したリバイスがどのような進化を遂げるのか気になりますが人間と悪魔が共存するような形にはなると思います。
これを一輝とバイスだけではなく他の人類も同様に自身と自身に潜む悪魔との共存関係を築く事が出来れば…ギフに支配される事無くギフに対抗する事ができる…かもしれないですね。
赤石の行動を見る限り単純に強ければ打倒ギフとはいかないような状況。
エグゼイドのムテキゲーマーが戦闘面では文字通り無敵であったにも関わらずパンデミックには無力だった事と同様単純に強くなれば良い訳ではなさそうです。
果たして打倒ギフのキーとなるのは何なのか。
今後も気になる第34話「悪魔が悪魔を呼んでいる」感想でした。

・バイス

ベイル「やはりお前か。18年前に俺の邪魔をした悪魔は!」
バイス「そうだ!一輝の家族は絶対に俺っちが守る!」

最近の感想でバイスがなんか怪しい、と書いてはいますがこの家族を守る発言は本当だと思うんですよね。ベイルとバイス以外いない状況でしたし。
ただその目的が本当に家族を守るだけなのか、というのは疑問が残ります。ベイルもさもいい人のように白波純平に囁き、そして裏切った経緯があるので。
一輝を戦わせ、代償として家族の記憶を消し、そして自身が五十嵐家の家族の一員として居座るのが目的・・・というのは考えすぎでしょうか?

ベイル「助けが来たか。だがその関係がいつまでも続くと思うなよ。悪魔はいずれ人間に捨てられる」
バイス「俺っちと一輝の関係が終わる…⁉」
ベイル「俺のようにな」

やりたい放題やって捨てられた偉大なる先輩の言葉は重い。
両親を殺害し、復讐心を抱くようにさせたNOAHは憎いだろう、とか言っていましたが実行犯は当の本人ですしね。そりゃ捨てられますよ。
それはさておき話の流れ的に最終フォームの前フリでしょうかね?今週、そして次回予告からも大ピンチ状態。そろそろ起死回生の一手という事で最終フォーム出てもおかしくない展開(そして時期)なので人間と悪魔の関係性を発展させたものが最終フォームに関連してくると予想しておきます。

ベイル「バイス。忘れるんじゃないぞ。悪魔らしく生きろ。悪魔らしく・・・」

誰よりも悪魔らしく生きた結果、捨てられストーカーと化した悪魔の言葉。まさに悪魔。
現状一輝とバイスの関係性は悪くない(ように見える)のでバイスがしすぎているように見える(そして一輝は何故バイスが悩んでいるか見当がついていないように見える)のですが・・・それを壊そうとするベイルはマジで悪魔。

・大二

大二「俺たちでフェニックスをあるべき姿に戻すんだ!」

最近大二がろくに活躍出来ていない(今週に至っては変身直後に変身解除)のは焦りがあるから?と思えてきました。
ホーリーライブ誕生回で大二が学んだのはカゲロウの非情さ。ただし最近は非情さばかり優先しすぎていて大二本来の強さ、優しがが抜け落ちているようにも思えるんですよね。
それについては後述。

大二「朱美さんが人質に取られている以上俺たちがうかつに動けないと考えているはず。それを逆手にとって突入します」
一輝「ちょっと待てよ!それじゃ朱美さんが危ないんじゃ・・・」
大二「朱美さんは必ず俺が助け出してみせる。狩崎さんと連携を取りますので俺の連絡を待っていてください」
牛島「大丈夫か。なんだか彼はずいぶん焦っているように見えるが」

この台詞からも朱美さんの安否はそれほど気にしてない模様。もしくは自分が助け出すという絶対の自信があった可能性も。
前の大二ならば朱美さんの身の安全を第一に考えていたと思うのですが最近はカゲロウに寄り過ぎな気がします。
優しさも非情さも併せ持つのが今の大二の強みのはずなのでそのバランスが崩れているようも思えるんですよね。それがホーリーライブの不振に繋がっているようにも思えます。

大二「今ならヒロミさんの気持ちがわかります。この命にかけても守りたい正義があるって」

原因はこれでしょうかね?ヒロミが戦えない以上自分がその分戦うしかないという思い。
前にママさんは大二の事を自分も含めて誰も傷つけたくない、と評していましたが現在はヒロミのように自分の身を軽んじているようにも思えます。大二には大二の良いところがあるのでヒロミの極端なところは見習わなくてもいいと思うのですが・・・果たして大二の焦りは解消されるのでしょうか?

・狩崎

狩崎「ドライバーに封印されていた悪魔ベイルに変身者の命を食らわせ、その力を利用していたデモンズドライバーですが今回の改良によって変身者の中にいる悪魔の力を利用し制御することでの変身が可能となりました」
赤石「素晴らしいじゃないか」
狩崎「このドライバーであれば量産が可能です。長官がお望みとあらば」

・・・リバイスドライバーと何が違うの?
と言ってもこのシーン長官を罠にはめようとしているので狩崎のセリフ自体は適当でもいいんですよね。要は目の前で変身して長官倒せればいいってシーンなので。
しかしドライバーの開発自体は長官の指示だったはずなので量産化はギフにとって都合の良い話だったのでしょうか?
どういった経緯で作り始めたは不明なのでいまいちわかりませんが・・・ちょっと気になります。

・夏木花

花「ありがとう。さくらちゃんのおかげで楽しい」
さくら「まあお邪魔虫がいなきゃもっといいんだけど。休みの日ぐらいついてこなくていいのに」」

結局前回のストーカーたちの話はまるく収まったようです。
花様が可愛いだけのキャラになっていますが。
しかし敵幹部が味方側(ウィークエンドなので完全な味方とも言い難いですが)についてマスコット的な立ち位置となっているのはライダーではあまり記憶が無い。
敵側の女幹部が味方側になると大抵死にますからね(剣のトラ姉、キバの現在のクイーン、Wのクレイドール、フォーゼのおとめ座・・・は男だった。等々。そもそも味方側に着く顔出し女幹部が少ないような)
果たして花様は今後ストーカーに追われるだけのキャラになってしまうのか。気になるところですが・・・変身しないかな。

花「っていうかアギレラって呼ばないでって言ってるでしょ?私は夏木花」
玉置「はい!花様」

自分はフリオと呼ぶなと散々言っておいて花様をアギレラ様扱いする玉置はどうかと思います。
そういえばフリオとオルテカはデッドマンズに入る前の名前だったと思うのですが夏木花ってどこから出てきた名前でしょうかね?
たしか物心ついた時からデッドマンズにいたはずですが・・・本名だけは覚えていたのでしょうか?

花「信じよう。さくらならきっと・・・大丈夫」

本当に戦闘面では何の役にも立たないですね。
光ですら盾になろうとしていたのに・・・
まあ出てきたところでギフテリアンにされる末路しか思い浮かばないですし基地内で祈っていた方がいいとは思うのですがその場合ウィークエンドにいなくてもいいんじゃないかという疑問が。公私ともにさくらと一緒にいたいだけ・・・あれ別にしあわせ湯でもいいようが気がしますね。さくらと一緒の制服を着たいだけな気がしてきました。

・光

光「さくらさんが心配です。僕も現場に行かせてください」
牛島「ダメだ」
光「僕の仕事はさくらさんのボディーガードじゃないんですか⁉」
牛島「落ち着け。今のお前では弾よけにすらなれない」
光「じゃあ・・・僕にもドライバーを作ってくださいよ」

光の変身フラグ?まあ光変身させるなら花様を変身させてほしいですが。
しかし牛島さんは真っ当な助言しかしないですね。言い方はきついですが。その勢いでさくらのボディーガードの任務を解いた方がいいと思いますが。少なくとも光より花様の方が肉弾戦強いですし本人からの信頼もあるでしょう。
・・・色々やけになって暴走して死にそうな気がしてきました。リバイスはレギュラーメンバーが結構退場するので油断ならない。

・玉置

花「玉置。なんのつもりでここにいるの?」
玉置「アギレラ様の楽しそうな姿を見ていたいだけです」
花「気持ち悪っ」
玉置「気持ち悪い・・・?」

気持ち悪い自覚がなかったのか・・・。
少なくとも光は自分の行為をボディーガードとして正当化する=自分の行為がストーカーっぽいと自覚していたのに。玉置にはその自覚がなかったようです。
とはいえ今までと同じ行為をしているだけで玉置が変わった訳ではないのですが・・・もう少し色々と自重した方がいいと思います。

・朱美

赤石「君は絶望の意味を知る必要があるようだ。朱美くん、君の選択を披露したまえ」
朱美「大二くん・・・ごめんね。私人類の未来が・・・見えない」
大二「朱美さん・・・?」
赤石「ギフ様。お願いいたします」
朱美 ギフデモスに変身
赤石「彼女もまた悪魔のささやきに負けたんだ。いずれ君も・・・」

レギュラーメンバーがまた一人退場?
ただしギフテリアンと違い変身解除できそうな(現時点では不可能そう。最終フォームなら可能?)なのが気になります。
朱美が見たのはギフが人間をギフテリアンに変える過程でしょうかね?多数のギフテリアンが存在していましたが恐らく相当数の人間が囚われ、ギフテリアンにされたはず。それを止める事が出来ないとすれば朱美が絶望する理由もわからなくもないです。
気になるのが赤石の「いずれ君も・・・」。前々から赤石は大二を高く評価していましたが最終的な目的はギフの忠実なしもべとする事でしょうか?
「悪魔のささやきに負けた」とも言っているので負けなければギフの力を逆に利用できそうな気もがしますがどうなる事か。

・ベイル

ベイル「俺は純平の荒んだ日常の中で自由に生き、悪魔としての強さを得たのだ。お前も悪魔らしくもっと気ままに生きてみろ。そうすれば強くなれるぞ」

荒んだ日常=両親の敵をとる事だけに囚われた日常。
両親の敵は他ならぬベイルなのでマッチポンプというか自作自演というか・・・確かに悪魔らしいのですが。
しかし逆に言えばあのアクマハンターになった時期がなければここまでベイルは成長しなかったという事。ベイルも純平の悪魔である以上純平が生み出すエサ的な感情がなければ成長できなかったという事でしょうか?
現在ベイルが五十嵐家を突け狙ってきているのも相棒を取り戻す事に加えて自身の更なる成長を狙っているのかもしれませんね。

・赤石

赤石「ここに宣言します。明日我々フェニックスは皆さんに苦渋の決断を迫ることになります。それはなぜか⁉皆さんが当たり前のように享受している平和を破壊する脅威が目前に迫っているのです!現在全力で情報を収集中です。明日の正午、再び会見を開きその脅威の全貌を説明しますので、その折には必ず耳を傾けていただきたい!」

わざわざ前日に告知したのは一輝たちを罠にはめる事に加えてギフの姿を見せたいという思惑がありそうな気がします。
ギフが今まで静観してきたのは赤石の段取りもあったとは思いますがそれ以上に問答無用で全人類を悪魔化出来ないという事でもありそうです。できならさっさとやっているはずですしね。
少なくとも現段階では直接自身が触れなければ悪魔化は出来ないはず。ただし引きこもっていてもギフテリアンを量産していた事から何らかの方法でギフテリアン化する事は出来るはずなんですよね。
その条件がギフの姿を見せるとかではないでしょうか?なのでわざわざ前日に告知したとか。
朱美が何を見たのかは気になりますがそれがこの台詞に関連していそうな気がします。

赤石「私がこの世に生まれたのは数千年前だ。人類が知性を手に入れた頃、とある文明の王だった私はギフ様と出会い、契約を結んだ。そして託されたのだ。人類の未来の選択を!」
大二「人類の未来?」
赤石「そうだ。人類はギフ様のしもべとなるべきか?それともあらがい戦うべきか?それを選べと!」
狩崎「あなたが動き出したということはその答えが出たということですか?」
赤石「人類はどうやってもギフ様に勝つことはできない。そう!私が選んだ人類の未来は戦略的退化。今こそ全人類が進化を諦めて従順なるギフ様のしもべとなるべきだ。それが人類が種として存続する唯一の道。人類はギフ様とともに未来を生き延びることができる!」
一輝「そんなことお前に決める権利はない!」
赤石「逆だね・フフッ・・・ハハハハハッ!私にしか決める権利はない」

私にしか決める権利はない、とか言い出すとセイバーのイザクを思い出します。オルテカの時もそんな事言っていたような気がする。
なぜ「私にしか決める権利がない」と言っているのかは気になりますがそれはさておきギフの選択肢にあらがう、というのがあったのが気になります。数千年前の話なので今と人口は全く違ったはず。そこから数千年かけて人類は数を増やしてきた訳なので数が増えるのを見越してあらがう選択肢を残していた可能性もありますかね?
手駒にするなら多い方がいいだろう、という思惑。さらにいえばその間着々と人類に悪魔を植え付けていたのかもしれない。
赤石が何故数千年かけてギフと戦う選択肢をとらなかったというのは気になりますが・・・遺伝子を直接埋め込まれているようなので逆らえなかった可能性もありそうですね。この辺の経緯も知りたいところ。

第35話 「未知なる脅威、人の進むべき道」

それぞれの”らしさ”が強調されていた35話。
今回特にらしさを出していたのは
バイスに悪魔らしくではなく自分らしく生きるように助言する一輝
他ならぬ一輝の言葉で自信を取り戻すバイス
悪魔らしく、自分らしく、好き放題暴れるベイル
自身の目的の為に自分の身を犠牲(自作自演)にしてギフの脅威をアピールした赤石
さくらの為に悪魔の力を使いオーバーデモンズへと変身した光
それぞれ自分の信じる物、守りたいものの為に自分らしさを発揮した回だったように思えます。
一番らしさが出ていたのは変身した光・・・と書きたいところですが逆になんで今まで変身しようと思わなかったのかが気になります。
変身に際してギフ遺伝子持ち以外の人間のデメリットが解消された訳でもなく危険な行為に変わりはない(はず)な訳で変身を躊躇するのはわかるのですが・・・個人的にはもう少し光はエピソード重ねてから変身して欲しかったなあとは思うところです。
とはいえさくらを守りたいという思いから思いは間違いなく光自身のらしさなのですが。
(余談ですが光変身は番組開始直後にはなかった模様。東映公式HP参照。その為かやや急な展開に思えてしまったかもしれません)
で、誰が一番らしさを発揮していたかといえば赤石長官。
ここ数話は赤石中心に物語が動いているからかもしれませんが赤石の本領発揮といえる回でした。
元々数千年前の時代の王だった赤石。
ギフから与えられた能力以外にも王としての経験か、もしくは人よりはるかに多い人生経験の賜物か、他者を動かす能力が非常に高い印象です。
思えばオルテカは全て赤石の手のひらの上で動かされていました。
恐らくNOAH、フェニックスなどの組織も全て赤石の思惑通りに行動させられてきたと思われます。
そして今回。
一度倒した大二を護衛とする事でその行動を縛り、そして自身の思惑通りに計画を進めたようです。
まあ結局のところギフの能力ありきの作戦だったとは思いますが・・・それはともかく現時点では赤石がらしさを発揮し、物語を自分の思い通りに動かしていると思われます。
逆に一番らしさが発揮できていなかったのは大二。
フェニックスをあるべき姿に戻す。
その一点に命を懸けているように思えます。
元々大二は自分自身を含めて誰も傷つけたくない、優しい人間。
自身の悪魔であるカゲロウを消し去った事から優しがが強調されるのかと思いきや非情さばかりが際立っているようにみえてしまいます。
そもそもの話フェニックスは赤石がギフの為に作り上げた組織。あるべき姿も何も赤石の目論見通り崩壊させられた今こそがフェニックスのあるべき姿とも言えるのですが・・・。
といった訳で今回は自分らしさを最大限発揮していた赤石とまったく自分らしさをだせていなかった大二との対比が印象的。
赤石「一将功成りて万骨枯る」
と、赤石は大二を自分側に引き入れようとしているようにも思えるラストシーンでしたが自分を見失っている大二はどう決断するのか。
厳しい展開が続くリバイス。
東映公式HPによると次週よりライダー側の反撃が始まるようですが一輝以上に大二の想いが気になる 第35話「未知なる脅威、人の進むべき道」 感想でした。

・一輝

一輝「直接ギフをやる!」

エースストライカーが直接やろうとしたけれども瞬殺。
現状最強のリバイスが全く戦力にならないというのはきついですね。
ベイルに対してもほぼ互角と言っていい程度なので・・・敵側との戦力差が激しすぎないだろうか。
今回で光がオーバーデモンズへ。次回玉置が変身?となると花様も変身しそうな雰囲気なので・・・一輝が最終フォームになればいい勝負になるのでしょうかね?
個人的には大二にもう少し頑張ってほしいのですが。

・バイス

バイス「一輝は俺っちのこと見捨てたりしないよな?」
一輝「当たり前だろ!ハハッ・・・」
バイス「笑いごとじゃないって!俺っち必死なんだぞ!」
一輝「じゃあバイスにとって悪魔らしいってなんだよ?」
バイス「ヘヘッそりゃもう欲望のままに悪事を働いてだな・・・」
一輝「働いて?」
バイス「・・・あれ?わかんない!そもそも悪魔ってなんだよ⁉」
一輝「それでいい。お前は悪魔じゃない。バイスだ」
バイス「俺っちはバイス?」
一輝「そうだ。お前はどんなバイスでいたい?」
バイス「俺っちは一輝のそばにいて一輝と戦いたい!」
一輝「それが俺の知ってるバイスだ。バイスは・・・バイスらしく。よろしく頼むぜ。相棒」
バイス「おう!なんだか力が沸いてきたぜ!」

そういえばそもそも悪魔ってなんでしょうね?
人間に元々存在したものなのか。
それともギフが数千年かけて植え付けてきた存在なのか。
なんにせよバイスは悪魔らしくではなくバイスらしくという事で戦う力を取り戻した模様。
・・・まあ瞬殺だったのですが。
それはさておきここ最近バイスの行動に裏があると思って感想を書いてきたのですがこの一連のシーンを見る限りそんな事もなさそう?
しかし、だからこそギフが滅んだあとはバイスが本性を現してバイスがラスボスになると予想。根拠は特にない。

・大二

一輝「大二。朱美さんのことだけど・・・」
大二「赤石長官に操られてるんだ。朱美さんが自分であんなこと言うはずない!長官を倒せば朱美さんも元に戻ってくるはずだ」
一輝「でも・・・あれがギフの力ならもう・・・」
大二「とにかく・・・!赤石長官を倒してフェニックスの理念が正しいことを証明するんだ」

フェニックスの理念って何でしたっけ?
それはともかく大二は自身の行動が正しいと思い込みをしているように思えます。自分の中に絶対的な正義があり、それこそが唯一正しい道だという考え・・・というか思い込み?

一輝「なあ大二・・・。この前からちょっとおかしいぞ」
大二「俺が?俺のどこがおかしいっていうんだよ」
一輝「俺がどんなに熱くなってもお前は冷静だった。そんな大二に俺は助けられてきたんだ。お前らしくないぞ」

冷静さを失っている・・・というか正義に固執しているというか。
自分を客観視できなくなっているのでしょうかね?

狩崎「大二。本当の悪意を前に正しさが通じないこともある」
大二「だからって黙って見てるわけにはいかないでしょう」
狩崎「心配してるだけさ。人は誰しも善悪のバランスをとって生きている。だが君はすでにカゲロウを失っている。君の正しさが君を追い詰めすぎなければいいんだけどね」
大二「俺は・・・自分の使命を全うするだけです」

悪であるカゲロウを失った事で善のみに固執している、といった状態でしょうか?
今回の脚本の毛利さんでオーズのバッタヤミー回を思い出しました。確かあの回は毛利さん脚本だったはず。
正義の為に行動し続けた結果、些細な悪も許さない独善的な敵となってしまったバッタヤミー。
今の大二はそんな状態なのでしょうかね?

大二「朱美さん・・・。必ずフェニックスを正しく導きます」
(回想)朱美「あのね。正しいっていう言葉を簡単に使うほうが危ないから」
大二「それでも俺は・・・自分の正しさを信じ抜きます!」

こんな感じで自分の正しさ、フェニックスはこうあるべきだという独善的な考えに支配されているような。

大二「演説が始まったら機を見て俺が赤石長官を襲撃する」
一輝「1人でか?むちゃだ!」
大二「これしか道はないんだ。兄ちゃんとさくらはベイルやギフテリアン、それと・・・朱美さんに備えてくれ。俺はこの作戦に・・・。命をかける」

そしてそれはカゲロウを失った事に加えてヒロミの影響もあったのかもしれません。
一番のターニングポイントは家族がバラバラになってしまった時でしょうかね?自分の意思でフェニックスに残ると話した時。
自分の意思でフェニックスの腐った部分を排除すると決めた時から彼の正義感は独善的になってしまったのかもしれません。

大二「俺はフェニックスを守り抜く・・・。守り抜く・・・」
赤石「実に頼もしい!一将功成りて万骨枯る・・・。私は人類を導く功績を独り占めするつもりはない」

そしてその結果、赤石の想定通りに動かされてしまった大二。
果たして大二はどうなってしまうのか。流石にそのままギフ配下になるという展開はなさそうですが・・・カゲロウを失った、つまり悪魔が存在していない大二に新たにギフの遺伝子を移植するとか・・・あるのでしょうか?

・夏木花

花「さくらの代わりに私が戦えればいいんだけど・・・」

光と違って割り切り方がアギレラ様っぽい。
力無きものの言葉は無力だ、的な台詞を前に言っていましたが実際自分が戦力にならない事を自覚し、そしてそれを受け入れてしまっているかのよう。
次週玉置が変身するかもしれないのでその次は花様の番となるのでしょうか?

・玉置

玉置「これ差し入れなんだけどさ、アギレラ様に渡してくれないか?」
光「今忙しいんだ!」
玉置「そうだよね・・・。ごめん」

花様にアギレラと呼ぶなと言われているはずなのにアギレラ様という名前に固執するストーカー。
玉置にとっては花ではなくアギレラという存在に憧れていたから・・・と思えばわからなくもないのですが花様に受け入れられないのはこういったシーンの積み重ねだと思います。

玉置「いや俺ってさ、すぐ空回るんだよな。みんなは大変そうだから差し入れでもって思ったんだけど・・・。いやでも・・・くじけるな俺!今までだって自分で行動してきたんだ・・・。よし!自分で動けば何かが変わる!」
光「自分で動けば何かが変わる・・・。ありがとう!」

結果として光がオーバーデモンズへと変身した訳ですがその変身の結果を踏まえて次週玉置が変身なのでしょうか?フェイクの可能性もありますが・・・。
とはいえ光が変身した事から玉置と花様も変身する可能性は高い訳で・・・でも全員オーバーデモンズというのも寂しいので何か変化をつけて欲しいところ。

・真澄

牛島「戦略的退化・・・そう言ってましたね。人類はギフの強大な力の前に服従の道しかないと!」
真澄「確かに正論には違いない。だが正論どおりに服従を求める人間だけではない。なぜなら人間には感情がある。頭では理解しても心では納得できない。だから抵抗する」

ギフに服従を正論としているのはかつてギフの研究をし続けてきたからでしょうか?
誰よりもギフを知っているからこそギフに勝てないと思ってしまっている。しかし白波純平の件もあり、心では納得できなかったからこそウィークエンドを立ち上げた、といったところでしょうか?

・牛島光

牛島「どこに行くんだ!」
光「さくらさんを助けに・・・!」
牛島「光!落ち着け」
真澄「今の我々の戦力ではなすすべがない。今の戦力ではな・・・」

ウィークエンドの戦力ではなす術がないからこそ狩崎の力を借りた光。
これからは光が切っ掛けとなってウィークエンドと狩崎の和解が進んでいくのでしょうか?
・・・まあ五十嵐家が双方に所属していた事から視聴者的にはそれほど大きな変化があったようには思えないのですが。さくらもハシビロコウの件で狩崎の力を借りてますしね。

・オーバーデモンズ

「クワガタ!」「Deal」「Delete Up!」「Unknown. Unlest.Unlimited・・・」「Rider Over Demons!!」

また不穏な変身音声。
それはともかくスペック的にはデモンズよりは強いようですがリバイスはベイルには遠く及ばないようです。劇中の描写だとホーリーウイングぐらい強そうなんですけどね。
量産型ドライバーという事で他のメンバーも変身するのか気になるところですが・・・クワガタ以外のスタンプ使って色違いとかになるのでしょうかね?

・朱美

朱美「大二くんもきっといつかわかる・・・」

もう完全に諦めモードの朱美さんですが一応自我は残っているようなんですよね。
ただし操られているようにも思えますが・・・朱美さんが元通りになる展開はあるのでしょうか?あるとすれば大二ではなくヒロミに関係してほしいですが。

・ベイル

ベイル「恩に着る。これでまたあの家族をなぶり殺しにできる・・・」
赤石「一応釘を刺しておくが五十嵐兄妹は殺してはダメだぞ」
ベイル「嫌だと言ったら?」
赤石「無論君との協力関係は終わりだ」
ベイル「ハハハハハ・・・!では死なない程度にいたぶってやる」

流石悪魔。人の話をあまり聞かない。いたぶるのもどうかと思います。
しかしベイル的にはともかく赤石的にベイルと協力関係を築くメリットってなんでしょうかね?
戦力的にはギフとギフテリアンだけで世界を殲滅できそうですが・・・五十嵐兄妹を戦力として取り込む段取りに必要なんでしょうかね?

ベイル「ああ・・・エネルギー切れか。バイス、次に会う時はもっと正しい悪魔らしさを見せてくれ」

自分自身でエネルギーを補充できず、人に頼りっぱなしのベイルが悪魔らしいのかどうか。今後ギフにベイルが反旗を翻せば非常に悪魔らしいと言える気もしますが・・・ベイルの真の目的はなんでしょうかね?本能に従って暴れまくるとかでしょうか?

・赤石

大二「どうして、とどめを刺さない・・・?」
赤石「君は何か勘違いしている。私も君もギフ様の子供なんだよ。家族で殺し合いをするのはおかしいと思わないかい?」

ライダーあるあるの何故止めを刺さないについての回答がこちら。
わかるようなわからないような。一応ギフテリアンと違って遺伝子を直接埋め込まれたもの(適性があるもの?)は別扱いなのでしょうか?
単に全人類を退化させてしまうと寂しいから同族を少し残しておこうという人間らしい思いかもしれませんが。

赤石「我がフェニックスは人類が文明を捨て、ギフに服従するべきであると考えます」

そういえば頑なに退化を促しているのは進化し続ければギフの脅威となると思っているからでしょうか?
物語の展開的にはこの後ギフと戦えるようになるので当然といえば当然なのですがギフは人間の進化をそれなりに脅威と思っている証拠にも思えます。

大二「待った!この人の言うことを信じちゃダメだ!この人は・・・!」
赤石「君には私を守ってもらうよ」
大二「なんだと?」
赤石「君の作戦などお見通しってことだ。さあ早く変身しないと私がやられてしまうぞ」
赤石「人類の唯一の希望は我がフェニックスが誇る仮面ライダーだ。だがその力をもってしてもどこまで対抗できるか・・・あっ!」
赤石「そんな・・・この私が・・・死ぬのか・・・?」
大二「まさか・・・最初からそれが目的か⁉」

結局赤石の狙いは仮面ライダーが無力の存在であると人々に認識させたかったという事でしょうかね?
仮面ライダーが赤石長官を襲った場合はギフの影響で悪の存在であると認識させられる。守れなかった場合は無力感を演出できると。
どちらにしろ赤石の狙い通りになったと思われます。唯一ギフが敗北する事があれば話は違ったのですが・・・現状では無理だとわかっていたのでしょうね。
なんにせよ赤石らしい作戦だったと思います。

第36話 「岐路に立つ人類、それぞれの決意」

ようやくアギレラ様変身の36話。
真澄「アギレラであった事を恥じる必要はない。むしろ誇りに思いなさい」
アギレラ様が変身を躊躇していたのはデッドマンズで罪を重ねていた事が負い目となっていたからでしょうか?
玉置にアギレラと呼ばないで、と言っていたのもそんな過去を捨て去りたかったからの想いが強かったのかもしれません。
しかしそんな想いが強かった夏木花が変わった切っ掛けもまたアギレラであった事からだと思われます。
さくらの力になりたい。
そんな想いもあってウィークエンドに所属した花ですが実際のところさくらから守られているだけの存在。
力になりたいだけじゃない。肩を並べて一緒に戦いたい。
かつてのアギレラ様はこう言っていました。
アギレラ「言ったでしょ。弱い人が何を言っても響かないって」(12話)
主義主張は大事な事。
しかし力無き言葉はかき消されてしまうもの。特に今のような状況では。
さくらと一緒に戦いたい。
その想いを実現する為には自分も武器を持って戦う必要がある。
その考えに至る過程にはアギレラであった事も大きく影響している事と思われます。
一度アギレラ様はさくらに倒される事を望みました。
それは罪な存在であった自分を捨て去りたかったという思いもあったと思われます。
しかしそんな過去の自分も今の自分、人の為に戦いたいと願う夏木花に強く影響しているはずです。
過去の自分を恥じることなく誇りに思う。
かつて似たような経験をした真澄だからこそのセリフ、そしてアギレラ様の想いが顕現した仮面ライダーアギレラの初変身だったと思います。
とまあアギレラ様に関しては良かったと思うのですが・・・本編の展開に違和感。
あの映像(先週の赤石会見)見せられてじゃあスタンプうっとくか、といった流れにはならんでしょう。ワクチン接種じゃないんだから。
一方的にやれられ様をみせつけただけじゃダメだと思うんですよね。
特区は安全だと言っているようですがそれに何の保証もない訳ですし。やるならば逆らうものに対しては制圧を、受け入れるものに対しては安全の保障を同時にみせつける必要があると思います。
大二の心を丁寧にへし折りに来ている赤石に関してはいいのですが他の大多数の人間の行動に違和感。
もしかしたら既にギフ様の手によって洗脳されている可能性すらあり得る。他のフェニックスメンバーに関して何も描写がないというのもどうかと思うんですよね。
といった訳でメインキャラの心境の変化に関してはよかったと思うのですが一般市民の描写に違和感があった36話。
次週以降どういった展開を迎え、そして結末に向かっていくのか。気になる「岐路に立つ人類、それぞれの決意」感想でした。

・一輝

一輝「狩崎さん・・・。朱美さんを救いたいんです」

最近主人公の影が薄い。他のメンバーに尺取られているから&最終フォーム以降から出番増えるからでしょうか?
それはともかくこれが最終フォーム誕生のきっかけとなりそうですね。

朱美「ギフを倒すには・・・ギフの力が必要よ・・・」
一輝「朱美さん・・・!」
朱美「私を使って。うっ・・・ううっ・・・!」

とのやり取りがあった事から恐らくギフの力の一部を使って最終フォームとなるのでしょうか。
リバイスは自身の中にいるギフを否定し、バイスの力と一体化して誕生したフォーム。
最終は自身の中のギフ、もしくは他者に植え付けられたギフの力を利用するフォームでしょうか?
どれだけギフの力が強くともその力をそのまま利用できるならば対抗できるはずですし。
問題はどうやって使うのかですが・・・新型のデモンズドライバーを開発(もしくは改良?)ようなのでそれ関連でしょうかね?

・バイス

一輝「玉置がベイルに誘拐された?」
バイス「弱っちい玉置っちに手を出すなんて悪魔の風上にも置けねえな!ベイルだっせえ!」
バイス「うーわっ!逃げやがったよ!さすが悪魔らしい悪魔だねえったくよお」

流石悪魔。
弱者を攻撃したら非難。強者から逃げても非難。どちらにせよ難癖つけてくるまさに悪魔ですね。
しかし前回悪魔らしいとは?とのやり取りがあったはずですが今現在ベイルの中では悪魔はどういった立ち位置なのか気になります。

・大二

女性「仮面ライダーが負けたんだって。ギフにはやっぱりかなわないんだよ・・・」
男性「大丈夫ですか⁉」
大二「ああ・・・はい・・・」
男性「あの・・・バイスタンプを打ちたいのですがまだ間に合いますか?」
大二「はい・・・。ご案内します」

・・・大二がここから浮上していく姿が思い浮かばない。
もう最近かませ役が多すぎて大二が可哀そう。赤石からはギフ様統治のための噛ませ犬になってね、的な事を言われてますし・・・他のメンバーはウィークエンドで和気あいあいとしている中一人ボロボロになっていくし・・・で可哀そう。
これだけ悲惨な境遇となっているのは最終フォームがあってそれに向けての布石なのでしょうか?

・さくら

さくら「花・・・ごめん。私少し過保護だったかも」
アギレラ「ううん。でも自分の居場所は自分で守るわ」

さくらって人から守られるのは嫌がる(その為にウィークエンドに参加)のですが人の事は守りたい性分なんですかね?
まあ夢が無敵の人なので自分の道は自分で切り開きたい、守りたいのでしょう。
花は逆に守られるのも嫌ではないけれども守られているだけの存在でもないって事でしょうかね?アギレラ様時代が大きく影響してそうですが。

・五十嵐元太

元太「全ては俺の責任だ」
さくら「パパ!出てこないで・・・ベイルの狙いはパパなんだから!」
元太「いつまでも隠れているわけにはいかない」
一輝「父ちゃん。ベイルは俺たちで倒すよ」
元太「いや・・・ベイルは俺の悪魔だ。俺が決着をつける」

結局スピンオフでは決着つかず(倒せはしたけれども純平も死ぬので封印した形に)なので決着は本編でつけるのでしょうか?
・・・結局ベイルを倒せば純平も死ぬ事は変わらないのですがどう決着つけるのか。大二とカゲロウのような形になれば出来そうですが・・・純平とベイルだと無理ですね。再封印するのでしょうか?

・アギレラ

玉置「アギレラ様・・・」
アギレラ「そう・・・。私はかつて悪の女王として罪を重ねてきた。だから全力で償うわ」
「ウィークエンドライバー!」
アギレラ「さくら・・・これが私の覚悟よ!」
「クインビー!」
アギレラ「変身!」
「Subvert up!Wow!Just belive in myself!仮面ライダーAh!アギレラ!」

過去の自身を忘れようとした、捨て去ろうとしたアギレラが過去を受け入れ、かつて培った力を使用して仮面ライダーに変身。
変身音声もいい感じ(Just belive in myself!あたり)なのですが・・・何故先週やらなかった。
ぽっと出のオーバーデモンズよりアギレラの力でギフの脅威から助かる的な方が良いと思うのですが・・・まあこの辺は好みですかね?ベイルと戦闘面での相性は良かったですがギフ相手だと決め手はなさそうですし。

花「私も試験を受けさせてください。私もウィークエンドの一員として戦って償いをしたい」
真澄「いつかこんな日が来ると思ってね・・・。ウィークエンドライバーで起動できるように調整をしておいたよ」
花「これは・・・アギレラの・・・」
真澄「アギレラであったことを恥じる必要はない。むしろ誇りに思いなさい」
花「・・・はい。アギレラにも居場所が必要なんですね」

アギレラの名と共に死のうとした花ですが結局現在の自分があるのはアギレラであった過去があるから。
償いとしたいというのも過去を捨てるのではなく向き合うといった前向きな視点によるもの。
花の良いシーンなのですが・・・それと同等に真澄のセリフも印象的。花に対して言っているように見えますがそれ以上に自分自身に言い聞かせている台詞に聞こえます。
過程はどうあれ純平の両親の殺害に関わってますからね。(他にも犠牲者多数)。似たような境遇の花に対しても思うところがあるのでしょう。ただし真澄の場合は誇りには思っていないと思われますが。

花「私は夏木花。またの名を仮面ライダーアギレラ!かかっておいでベイル」

夏木花であると同時にアギレラである事を宣言。
過去の自分を受け入れたいいシーンなのですが・・・最近「またの名を」って聞かないですね。昔の特撮ではよくあったのですが。
それはともかく自分は花であり、アギレラでもあるという意思表示でしょうかね?他のライダーはその辺曖昧というか気にしていないようですが・・・花にとっては変身は重要な事なのでしょう。

・玉置

玉置「俺もウィークエンドに入れてください。俺がアギレラ様をお守りします」
牛島公子「あなたは、もうただの人間。むちゃ言わないで」
玉置「それならアギレラ様だって同じじゃないですか」
光「「アギレラ」じゃなくて夏木花さんですよ」

結局のところアギレラ様の事を一番思っていた、理解していたのは玉置だったという事でしょうか?
過程はどうあれフリオが救われたのはアギレラ様に違いないですからね。悪の象徴ではあったもののアギレラ様によって救われた人間はいる、よって花にアギレラ様の名前を捨て去って欲しくなかった、というのがここ数話でのアギレラ様呼びだったのでしょう。

さくら「玉置はわざと捕まったわけ?」
光「はい。ドライバーにGPSが仕込んであります」
さくら「なんでそんな危ないことをさせるのよ⁉」
光「玉置自身が選んだんです。みんなの役に立ちたいって」

結局ウィークエンドライバーでの変身は叶わず。
でも量産型のドライバーがあるので変身は可能・・・いやあれは狩崎所有のベルトだった。今すぐにスタンプ持って狩崎の所にいった方がいい。
というか光が変身したからには玉置にも変身して欲しい。

玉置「お前を退治して・・・みんなを笑顔にする!変身!」
「バッファロー!」

こんな感じに。ウルフ捨て去ってバッファローというのがわかりませんが・・・
バッファローというとスーパー1の死神バッファローが何故か真っ先に思い浮かびましたが・・・調べてみたら結構少ない。
何故バッファロースタンプだったのでしょうか?特に初代と関連(デッドマンズ幹部はショッカー関連のスタンプが多い)なさそうなのですが。

・狩崎

狩崎「ああ・・・エクスキューズミー。エクスキューズミー!ヘイ一輝。フェニックスベースが破壊されて私には研究場所が必要なんだ。奥のスペースをお借りしても?」
一輝「あっ・・・まあ・・・お客さんもしばらく来なさそうだし・・・」

研究所が無くなった狩崎とお客さんがいなくなった一輝の利害が一致・・・利害じゃなさそう。
しかしこの後に及んで父親の所にいかない(行きたくない)というのは・・・どれだけ真澄の事を嫌っているかわかるシーンですね。
最終フォーム誕生時には和解していると思いたい。

・朱美

一輝「朱美さん・・・!もう意思はないのか・・・。いや違う・・・。何かを伝えようとしているのか?よし・・・分離を狙うぞ!」
バイス「あいよ!」
「爆爆リバイストライク!」
一輝「・・・やったか?」
朱美「ギフを倒すには・・・ギフの力が必要よ・・・」
一輝「朱美さん・・・!」
朱美「私を使って。うっ・・・ううっ・・・!」

ギフテリアンと違ってこちらは意識がある模様。
もしくはフェーズ4を分離させられるリバイスの能力で分離しかかっただけかもしれませんが・・・まあギフテリアンって人間を食い殺して誕生しているので朱美のケースとは全然違いますね。特殊なフェーズ4相当みたいな感じでしょうか?
強さ的にもリバイスで倒す事は出来そうなのでフェーズ4以上ヘルギフテリアン未満って感じでしょうかね?

・ウィークエンド

牛島「恐らく赤石は生きている。私たちは居場所を探りたい」
真澄「私の予測ではベイルは次にウィークエンドの人間を襲う。人質に取り元太の身柄を要求してくるはずだ」
玉置「つまり・・・人質になって赤石の居場所を聞き出せと?」
牛島「玉置豪。これがウィークエンドの最初で最後の試験だ」

さくらの時といい試練大好きですね。特にさくらの試験は何だったのか。あれは全く意味が解らなかった。
ただし今回の試験に関しては意味があるんですよね。花の心の問題解決に関して。
試験の結果(過程も含めて)として花は過去と向き合う事が出来たので。
・・・玉置に関してはよくわからない。花が受けるしさくらもやったからついでに試験っぽいものをやっておこう的な考えでしょうか?成功したらラッキー。失敗したら死ぬけどいいよね、的な発想で怖いですが。

・ベイル

さくら「ベイル・・・」
ベイル「貴様の親父はどこにいる?」
さくら「しつこい!あんたパパのストーカーじゃん!」

この番組ストーカー多いですね(もう何度も書いてますが)
公式にストーカー扱いされたのこれで3人目ですよ(光、アギレラ、そしてベイル)
今後も新たなストーカーが出てこないか(明言されていないだけで玉置も立派なストーカーですし)楽しみです。

ベイル「どうやって?」
玉置「あれ?あっ・・・!スタンプ・・・」
ベイル「気づかないとでも思ったか?最初からリュックを気にしすぎだ、小僧。これでこのバイスタンプもただのおもちゃだ」

流石ベイル。
ドライバーに仕込まれていたGPSに気が付かなかった事は棚に上げてスタンプ奪い取ってご満悦。流石悪魔。都合の悪い事はスルーしてきますね。
しかしバイスタンプってベイルが使うと使い捨て扱いになるんですね。そりゃ赤石の協力が無ければ戦えないですよこの悪魔。燃費が悪すぎる。本当に何で赤石はベイルを飼っているのか・・・。

牛島「玉置くん・・・合格だ!」
光「えっと・・・玉置もですか?」
さくら「赤石の潜伏先をベイルから聞き出してたんだって」
真澄「これは相当なお手柄だ」

これに関してはわざとな気がします。
赤石と協力関係になっているのは確かですが赤石と一蓮托生するつもりはないでしょうね。赤石とは純平の体が手に入るまでの一時的な付き合いだと思っているのではないでしょうか?
・・・元彼、現地妻みたいな関係ですね。流石悪魔。

・全国でバイスタンプ押印義務化

アナウンサー「先日フェニックスから発表された戦略的人類退化政策に基づき、悪魔を排除するための国民のバイスタンプ押印の義務化が決定しました。しかし一連の突然の決定に対する国民の反応は賛否あり、バイスタンプ押印会場に向かう出足は鈍いようです」

賛否?
否だけじゃなくて賛があるのが怖い。恐らく赤石のこれまでの仕込みだと思うのですが・・・描写が無い以上判断出来ない。
赤石も今までの計画、そして先日の会見だけでは不十分である事を見越していたようですが・・・果たして犠牲となりそうな大二はどうなるのか。

アナウンサー「なお政府の都市開発構想にのっとり全国各地で準備が進んでいた開発エリアが、国家安全保障特区アララトとなり、バイスタンプを押印して体内の悪魔を取り除いた国民は優先的に移住が認められます」

このニュースで一番気になったのはこれ。
何故安全が保障されているのか、どうやって安全を保障しているのか。その説明や描写が全くないので市民に行動に違和感しかないんですよね。安全性の確保が全くなされていない。先日の会見もただ単に仮面ライダーが敗走して、フェニックストップが殺されたというだけですし。
この特区に関してもう少し詳しく描写してほしいと思います。

・赤石

赤石「私は人類を助けたいんだよ。そのためにギフ様に忠誠の意を示してもらう必要がある」

この言い分は解らないでもない。
全滅of服従なら服従を選ぶ人間がいても不思議ではない(鎧武のミッチとか。どちらにせよライダー世界ではろくでもない人間に描写されていますが)
ただし朱美さんがギフを倒す方法を伝えようとしている以上、一度ギフに忠誠を誓っても倒す方法は発見できる(ギフの演技の可能性もありますが)ようで・・・それをしない以上赤石は明確な敵側なんですよね。

赤石「よき、よき。どの時代にも大義のためには象徴的な犠牲が必要だ!」

この台詞で赤石が何故大二を大切に扱ってきたかわかりました。要は最後のダメ押しになってほしいんですね。
ギフの力を見せつけるだけでもそれなりに効果はある。しかしそれだけでは不十分でその為の犠牲としてライダーが必要・・・という事ですね。
ベイルに五十嵐兄妹を殺すなと言った理由もこれでわかりました。しかし逆にやっぱり何故ベイルを飼いならしているのかが疑問となってしまいますが。ヘルギフテリアンなら命令にも忠実っぽいですしね。
仮面ライダーベイルの力が必要なのでしょうか?スピンオフのラストで気になる描写(赤石がデモンズドライバーを発見しているシーン)もありますが・・・真意が気になります。
象徴的な犠牲の対極として象徴的なシンボル(仮面ライダーベイル?)が必要なのでしょうかね?

・ヘルギフテリアン

ヘルギフテリアン「愚かな人類・・・退屈な世界・・・全てが無駄」
大二「それでも守る価値はあるんだ!」
ホーリーライブ瞬殺
赤石「これで国民の危機感があおられる。大二くん、ご苦労さま」

・・・もうベイル捨ててヘルギフテリアンでいいのでは。
しかしギフテリアンはほぼ知能なし(喋る事は可能だったはず。玉置の親友をまずいとか言ってましたし)なのにこちらは知能が高そう。
いやよく考えたらあまり知能が高い台詞ではない。来週以降のセリフに注目したいです。

第37話 「激戦必至!決死の悪魔奪還ミッション!」

作戦は失敗したものの最終フォーム登場の準備は整った37話。
結局朱美奪還ミッションは失敗に。
結果だけをみると・・・
・朱美死亡
・大二と五十嵐家完全に決裂
・全員疲弊しただけで得たものなし
と散々な結果だったのですが・・・
物理的に得られたものはなくとも進展はあったようです。
まず次週予告から。
リバイス最終フォームの登場確定。
次回予告の流れからみると純平に植え付けられたギフの細胞から新たなるバイスタンプを手に入れる模様。
直近の次回予告ではオーバーデモンズや仮面ライダーアギレラの登場は伏せられていたにも関わらず最終フォームに関しては予告で登場。
ここ数話展開が暗かっただけに(特に今週)その流れを吹き飛ばすような登場シーンは良かったですね。
そして最終フォーム登場の過程で親子関係にも変化が。
狩崎親子は互いに自身の傷を晒す事で和解に向けた道が見えてきた模様。
真澄はベイル封印の結果、負ってしまった消えない火傷を。
ジョージは・・・詳細は不明なものの受けた精神的な傷を。
互いに傷ついたものを晒す事で和解する・・・のかどうかは不明。
単なる協力関係となるのか。それとも親子として絆を取り戻すのか。
最終フォーム登場=研究者の出番が無くなるという訳でもないので今後もまた変化があるのかもしれませんね。
そして五十嵐親子にも。
五十嵐元太・・・白波純平はギフの遺伝子提供に自らの体を提供するようです。
最初からやっておけば・・・と思わないでもない展開ですが恐らく朱美とは違うのでしょう。
朱美はギフの遺伝子を取り除かない限り悪魔として暴れまわる状態。
純平はギフの遺伝子によって生かされている状態(の可能性が高い)。さらに言えばベイルがいない事によって心臓がない状態。
ギフの遺伝子を取り除いたら死ぬ可能性がある訳です。
実際どうなるのかは不明ですが危険性が高い手術には違いないでしょう。
それでも自分の身を犠牲にしようとするのはこれまで五十嵐家がギフと戦ってきたから。自身しか戦えない状況であれば自分の身を犠牲にしてでも自分自身の力で戦い抜こうとするはずです。スピンオフ最終回はそんな流れでしたし。
・・・度重なるストーカーの襲撃も関係している可能性もありますが。
ヒロミの登場は・・・大局に大きな影響があるとは思えないのが悲しい。
大二の暴走っぷりの一番の原因はギフに勝てないと思いこんでしまった事。カゲロウを失った事も影響しているとは思いますが一番はギフに対する絶望感でしょう。
今回の大二と一輝のやりとりは4話を思い出しますが・・・そういえば4話がカゲロウ成長の切っ掛けともなった回でした。
それはさておき大二と一輝が家族の絆を取り戻す為にはギフに対する対抗手段を見出すのが一番だと思われます。つまり最終フォームですね。
ただしそれだけでは足りない可能性もあるので・・・そこでヒロミが関係してくる可能性が。
命を懸けて人類を守ろうとしている大二がもう一度奮起するためには同じく命を懸けてヒーローとなろうとしたヒロミの存在が必要なのかもしれません。
その辺は次週以降の展開を楽しみにするという事で。
なんにせよ朱美さんは亡くなってしまったのですが反撃の糸口は見つかったリバイス37話。
ここ数話、暗い展開が続いていましたがそれを吹き飛ばすような展開と強さを見せつけて欲しい38話を期待しています。

・一輝

大二「兄ちゃんは平和と自由、どっちを選ぶんだよ?」
一輝「俺は・・・。平和じゃない自由も自由じゃない平和も嫌だ!」
大二「ハッ・・・そんなのきれいごとだ」

この大二の問い。五十嵐兄妹全員違う答えになりそうですね。
今の大二は平和。自由がなくても平和に暮らしたい。
今のさくらは自由。平和でなくても自由が欲しい。
そして一輝は両方。平和で自由な道を選択する。
あれですね。真女神転生で言うところのニュートラルルートですね。
きっと太上老君が道を示して・・・はくれなさそうなので次週その自由で平和な道を切り開くための力を手に入れると思われます。
しかしその自由で平和な道を手に入れる為に必要なのがボス悪魔の力というのは・・・なんというか非常に仮面ライダーっぽい。
初代からしてそんな感じですしね。

光「問題はどうやって捕獲するか・・・ですね」
狩崎「それならノープロブレムさ。これ以上の悪魔化を止める意味でも凍らせるのがベストだ。従って・・・バリッドレックスを使え。氷の力を強化してある。これで彼女を凍らせて連れ帰ってきてくれ」

久しぶりに、そして意義のあった(結果としては意味はなかった)バリッドレックス変身。
残念ながら作戦自体は失敗したものの中間フォームを使ってくれると嬉しいです。
・・・ボルケーノとジャックリバイスの出番はあるのだろうか。ボルケーノはまだしもジャックリバイスは完全にない気もします。ローリングバイスタンプはちょいちょい使ってはいるのですが。

・大二

一輝「なあ大二。みんなで協力してギフと戦わないか?」
大二「赤石の会見の時、兄ちゃんも見ただろ?どうあがいても人類はギフには勝てない」
さくら「じゃあ大ちゃんは赤石の味方をするの?」
大二「平和のためだ。俺は人類を救いたいんだ」
さくら「その先に自由はあるの?それで生き残ったとして意味ないじゃん」

自由と平和の両方を選んだ一輝と違い大二は平和を選択。
元々大二は誰も傷つけたくない(自分含めて)という考え方でした。つまりある程度の自由は平和の為に制限されるべきである、といった考え方だったと思われます。
各個人が自由に動けばそれだけ平和を脅かすリスクが上がりますからね。
しかし完全服従といってもよい大二の選択は自由を完全に放棄しているのと同義なんですよね。そもそも平和が保障されているかすら不明なのに。
これだけ極端な選択をしてしまったのはやっぱりカゲロウの存在が大きかったのでしょうかね?
ホーリーライブ覚醒の時には大二を信じ、色々なものを託して逝ったカゲロウですが今の大二を見てどう思うのでしょうか?

大二「とにかくこれ以上中途半端にギフを刺激するのはやめてくれ。他に道がないのなら・・・」
一輝「道ならある。ギフを倒す方法がわかったかもしれない」
大二「「かも」ってなんだよ。それを・・・中途半端っていうんだよ」

カゲロウの存在も大きかったと思いますがそれに加えギフの圧倒的な力による影響も大きかったと思われます。
特に現在の大二は孤軍奮闘して戦ってますからね。
「かもしれない」程度の情報では大二の心を動かすには至らなかったようです。

隊員「五十嵐分隊長!赤石長官から緊急連絡です」
回想一輝「道ならある。ギフを倒す方法がわかったかもしれない」
大二「まさか朱美さんを犠牲に・・・」

何故朱美を犠牲にするという結論に至ったかは不明。
朱美さんを犠牲にすれば勝てる可能性があると大二が思っていたのでしょうか?
自他ともに認める日本一のおせっかい兄貴がそんな選択を取る事はないとわかりそうなものですが・・・。

朱美「正しさのために・・・独りぼっちにならないで・・・かっこいい男になりなよ・・・」

朱美さんの言う”正しい”の定義がわかり辛いのでこの台詞の真意がわかり辛い。
まず前提として前に朱美さんはこんな事を言っています。
朱美「あのね、正しいっていう言葉を簡単に使うほうが危ないから」
正しいなんて人それぞれ。自分の正しさが人にとって正しいとは限らない、みたいな意味でしょうか?
で、それを踏まえると自分の考えに凝り固まって一人にならないでほしい。苦いコーヒーも、甘いお菓子も楽しめる、酸いも甘いも噛み分けられるカッコいい人間になってほしい、的な意味でしょうかね?
果たして一輝の行動を他人を犠牲にすると捉える大二にそれが出来るのか。

大二「お前の・・・お前のおせっかいじゃ・・・世界は救えないんだよ・・・!」
バイス「やめろ!」
ヒロミ「ただいま」

鍵となるのはヒロミなのでしょうか?
ただヒロミ自身も自身のヒーロー像を理想に戦ってきたある意味大二以上に独りぼっちだった人間。あまり当てにならないような気がしますが・・・逆に言えば独りぼっちの先輩とも言える訳です。
成長したヒロミの・・・記憶喪失が成長といえるのかは疑問ですが色々な経験を経たヒロミが大二にとってのヒーローとなるのか。見ものですね。

・夏木花

光「どっちが多く倒せるか勝負します?」
花「へえ・・・そんな余裕あるの?」

違うんですよ。視聴者がみたいのは光と花のW変身ではないのです。
さくらと一緒に戦う姿がみたいのです。恐らく1000%の視聴者はそう思っているはず。
まあさくらと花のW変身は後程のお楽しみという事で。

・狩崎

幼狩崎「ダディー。僕の宝物をあげるよ」
狩崎「ダディー・・・。死んだままでいてくれたほうが楽だったよ」

この幼狩崎の宝物って何でしたっけ?
前に一度幼狩崎が出てきた時になんか実験していた記憶があるのですがそれ関連?忘れてしまいました。
しかし死んだままでいてくれた方が楽だったというのは・・・ダディーをライバルと認識してしまったという事でしょうか?
死んだままなら自分の理想の為に実験を重ね、その事故でなくなった偉大な父親だったのが過去にあった事実を知ってしまいその理想が崩れてしまった。その事から素直に和解できず、敵対するような道を取るしかなくなってしまったという事でしょうかね?
宝物を上げたり毎年命日(だと思われる日に)に墓参りに行ったりと父親の事は嫌っていない事は確かだったのですが・・・。なかなか難しい問題ですね。

狩崎「このバイスタンプはあんたと私の力を合わせなければ恐らく完成しない。だがその前に聞きたいことがある」
真澄「なんだ?」
狩崎「なぜギフの細胞を人間に移植した?」
真澄「・・・悪魔のささやきに耳を貸してしまった結果だ」
狩崎「いいだろう。ここで正義を盾にするなら帰っていたよ」
真澄「私を軽蔑したいならするがいい。今日まで最低だと何度も自分を責めてきた・・・」
狩崎「そのやけどは・・・」
真澄「これが悪魔に手を貸し家族を捨てた男の末路だ」
狩崎「だからどうした⁉消えない傷を負ってるのはあんただけじゃないんだよ!」

そういえばNOAH設立の目的ってスピンオフで解説されましたっけ?されていなかったような。
それ次第で真澄が「悪魔のささやきに耳を貸してしまった」という台詞に関して説得力が上がると思うのですが・・・世界平和とか?
ベイルのスピンオフはあくまで純平関連の話だったので真澄に関してはあまり描写されていなかったような気がします。
それはともかく真澄は過去を正当化せず過ちだったと認め、ジョージはそれを受け入れた・・・とまではいかないですね。多分。
次週恐らく純平が実験の影響で死にかけるけれども真澄のおかげで復活。それがきっかけで一輝と純平、真澄とジョージ関連の話に進展が(そして最終フォームが)ありそうな気がします。

・朱美

真澄「ギフデモスを捕獲してギフの細胞を全て取り除く。そうすれば理論上は人間に戻せるはずだ」

白波純平のように人体実験ならともかくギフから直接遺伝子を埋め込まれた朱美が助かったのかは不明。あくまで理論上の話になってしまいました。
しかし準レギュラーが結構な頻度で死ぬ(ゲストも結構な確率で)話になってしまったのですが最終的には助かる話になるのかそれとも犠牲者は犠牲者のままになるのか気になるところ。
ギフテリアンが多く存在する事からそれこそビルドぐらい壮大な話&どんでん返しがないと復活は出来なさそうですが。キビポイントの導入が待たれる。

・ウィークエンド

牛島「これはあなた自身の問題です。胸に手を当てて考えてください」
公子「自由を守りましょう」
光「自由のために戦いましょう」
牛島「これはあなた自身の問題です!」

ウィークエンドは反政府というより自由の為に戦う組織なんですかね?
まあ元々真澄がギフ討伐の為に作った組織なのでギフに反発する=自由を求める組織という事になりそうですが。
最終的には名前の由来が明かされたりするのでしょうかね?元太のように。

・赤石

赤石「命のともしびが消える・・・まさにその時奇跡が起こったのです!私を救ったのはギフが備える異次元の修復能力。ギフは私に語りかけました。私が再び生かされた意味は?役目は何か?それは決して仮面ライダーを使ってギフを倒すことではない。彼は断じて人類の滅亡を望んでいるわけではない。ただ刺激さえしなければ安全なのです」

この台詞、結局ギフが赤石に何を伝えたかは言ってないですよね。
まあ基本的にギフが人間を食料としている限り人類を滅亡させる気はないというのは確かですが・・・それはさておき。
逆らったら殺す。ただし気が向いたら蘇生してやる、というのは一般市民に向けたメッセージとしてはどうかと思います。
それこそヘルギフテリアンに赤石を襲わせてそれをギフが撃退した、みたいな形の方が説得力がありそう。

大二「なぜ人々から吸収した悪魔を解き放ってる⁉」
赤石「バイスタンプ押印を義務化したにもかかわらず、どうも危機意識の低さが目立つのでね。だが少しは風向きも変わってきたようだ。大二くん、君の活躍のおかげでね」
大二「もうこれ以上悪魔を街に放つのはやめてくれ」
赤石「このまま賛同者が増えればな。だがそうすると今度は吸収した悪魔の処理力が追いつかずやはり野に放つことになる。ならば賛同せぬ愚かな人類を駆逐する先兵として利用すればよいではないか」

・・・もしかしたらベイルは悪魔の処理の為に使われている?
そもそもこの大事に向けて台詞全て詭弁だと思いますが。悪魔で溢れても赤石的には問題なさそうですし。
赤石の目的というか与えられた役目は人口の調整とかでしょうかね?人間=悪魔が増えすぎたからギフを王とする世界の為に調整している・・・。
ネオショッカーの目的が増えすぎた人口を抑制する的なものだったと思いますがそれに関連しているのだろうか?

赤石「お疲れさま。君の仕事はここまでだ」

朱美の役割はプロパガンダ的なものでしょうかね?それに加えて大二の孤立。役目が終わったら即ポイ捨てと赤石は徹底してますね。オルテカの時もそうだった気がしますが。
しかし朱美が奪還されそうになった時何かを察知したような表情をしていましたがギフの遺伝子を奪われたら危険だと理解していたのでしょうかね?
やっぱり赤石はギフに対して人類は勝てないから服従しているのではなくギフの作る世界が自分にとって都合のいい世界なので服従しているような気がします。
もしかしたらギフが数千年前に接触した人類は赤石以外にもいたのかもしれませんね。その中でギフにとって都合のよい人物が赤石だった可能性が。

・ヘルギフテリアン

ヘル「無駄だ。私はギフ様の化身。この肉体は無限なり!」

無敵じゃないんですよね。
まあこの時戦っていたのが無敵のジャンヌなのでその表現を避けたのかもしれませんが。
そもそも必殺技でダメージは与えられている模様。再生能力がなければ倒せそう(それでもベイル以上の戦闘力はありそうですが)ですが果たしてどうするのか。
・・・無限とか無敵の能力持ちって新フォームのかませにされやすいんですよね。
ぱっと思い出せるのがWのエクストリーム初変身のビーストドーパント。あれはエクストリームに再生能力を封印されて敗北しましたがヘルギフテリアンはいつまで粘れる事か。
赤石はまだ倒せない。ギフはラスボスor準ラスボス。ベイルは倒すと純平が死ぬという事で今現在強さの指標として解り易い敵がヘルギフテリアンしかいないんですよね。
という訳で最終フォームのかませ犬になってヘルギフテリアンは来週退場に一票。

・ギフ

コメンテーター「ギフという存在を侵略者ととるか、我々人類の救済者とみなすかで国民の運命は大きく変わるでしょう」

どこをどう解釈したら救済者となるのか説明してほしい。
赤石は刺激しなければ安全と言っていましたが逆に刺激したら危険という事ですよね。どの辺が救済しているのか・・・この辺の描写がほしいと思います。
最近この手の感想毎回書いている気がする。

第38話 「父と子が紡ぐ!究極のリバイス!」

父と子が紡ぐ・・・?
狩崎親子の絆を紡いでいたシーンを一輝が物理的に粉砕してようにも見えますが。
それについては後述。
とりあえずアルティメットリバイスについて。
いよいよ登場したリバイス最終フォームですが・・・初見の感想は皆同じですよね。
ガタキリバかと。
実際の話ガタキリバなんか目じゃないぐらいヤバイ代物なのですが(ガタキリバは分身数に制限あり。こちらはスタンプ押印で増やした分身がまた分身を生み出せる。ヒロアカのトゥワイスぐらいヤバイ)・・・まあ令和の最強フォームなのでこれぐらい強くてもいいですよね。
※一応ガタキリバの補足をしておくと映画でオールコンボ使用に使っていたのであれはあれで最強コンボ。ガラがちょっと可哀そう。そして率先してメダル投げるウヴァさんが可愛い。
で、分身はともかくメインの能力は磁力。
磁力というとマグネットステイツが思い浮かびますが・・・使い方が結構違いますね。
マグネットステイツは磁力を活かした遠距離砲撃型のライダーでしたがこちらは磁力の引力、斥力を自在に操るどちらかというと接近戦メインのライダー。
時にはひきつけ合い、時には反発しあう。しかし相性は最高の一輝とバイスにぴったりな能力と言えるのではないでしょうか?
悪魔的な要素は薄い気もしますが・・・悪魔の力って具体的に何かと言われてもパッと思いつかないですし磁力でも良い気がしてきました。
数話前にバイスが悪魔らしいってなんだ?という結論に達していたので人間にない超常的な力は全て悪魔な力にしてしまっていい気がします。
個人的に一番良かったのがデザイン。
リバイスでは一輝とバイスが融合していましたがアルティメットリバイスでは分離した状態。
しかしどちらも仮面ライダーリバイに見えるしバイスに見える。
リバイは人間的要素を持ちながら悪魔的要素も有している。その逆もしかり。
一輝とバイスの関係性を表現している良いデザインではないかと思います。
とこんな感じでアルティメットリバイスというライダーについては良いのですが・・・誕生過程があまり好みではないです。
一輝がちょっとやりたい放題しすぎ。
一応一輝のやらんとしたことはわからないでもないです。
彼にとって一番大事なものは家族。その家族を犠牲にしてまで得られた勝利は意味はない。
これはわかるんですよ。
しかしその為に狩崎親子の紡ごうとしていた絆を粉砕しているように見えるのはどうなのかと思います。
父である純平の想いよりも自身の想いを優先しているように見えますが・・・純平は純平で自分の身を犠牲にしてでも、という考え(スピンオフでもそうだった)なのである意味仕方ない。二人の想いは相反するものなので。
だからといって失敗確定でもないのに実験の詳細確認せず中断させるのはどうなのかと。
ジャックリバイス回のように狩崎を信じてあげて欲しかった。
まあ一輝も一輝で狩崎を疑っていた時期もあるし、真澄はよくわからん人扱いな気もするので仕方ない面があるのかも・・・しれない。
バイスと同様の信頼関係はまだ築けていなかったという事ですね。
それとこれは仕方ないのですがベイル消滅させようとしないでほしい。ベイル死んだら純平死ぬのですが・・・まあ一輝はその事を知らないはず(知っているのは真澄、純平、ママさん、ブーさんぐらい?)なので仕方ないのですが・・・下手したら一輝は純平に止めを刺す事になり、またバイスの記憶消去の出番になるところでした。
という訳でアルティメットリバイスの戦闘描写自体はいいのですがその過程があまり好みではなかったかなと思う 第38話「父と子が紡ぐ!究極のリバイス!」 感想でした。
完全に余談ですが個人的に最強フォームで一番好きな変身はパラダイスロストのブラスターフォーム。あの映画凄い好きなんですよね。
・・・最初から持っていて変身できたのに出し惜しみしていた(一応異常に負荷がかかるので常時使えないという制限はありますが)のも含めて。
限定フォームで一番好きなのはWのゴールドエクストリームなのですが・・・これに関しては語ると非常に長くなるのでやめときます。

・一輝

一輝「俺たちはどこにでもいるような普通の家族だ。俺はそんな家族の思い出を絶対に忘れない」

これから記憶を失っていくフラグにしか聞こえない。
どれだけ強くなろうともバイスとの契約・力を使う度に大切な記憶が消去されるという縛り自体はなくなっていない訳で・・・より強力な力を使うようになった一輝の記憶が心配ですね。

真澄「ジョージ!まだか⁉」
狩崎「あと数パーセントだ!」
真澄「拒絶反応だ。これ以上は危険だ!」
狩崎「ギフの細胞をインジェクションしているんだぞ!今ストップしたらまずい!未完成のままになる!」
真澄「純平!純平!負けるんじゃない!しっかりするんだ!純平!」
一輝「うわあああーっ‼」(装置を破壊する一輝)
狩崎「一輝・・・!」
一輝「2人とも・・・すみません。父ちゃんの命が犠牲になるならこのスタンプは使えない。たとえ世界を救ったとしてもその世界に俺の大好きな家族がいなきゃ意味がない!」

この件の一輝の行動については感想の方で書いたので置いといて。
結局完全な完成品ではないという事でよろしいでしょうか?数パーセントはギフの細胞が足りていないようにみますもしくは純平の体に数パーセント細胞が残っている状態?
なんにせよまだ少しパワーアップの余地は残っているという事でよろしいでしょうか?
令和ライダーの前例をみると最終回で最終回限定フォームは出そうな気はしますがフィーチャリングセイバーのように純粋な強化フォームも出る可能性もありますね。
となればギフの細胞が必要になりそうですが・・・赤石倒して細胞ゲット?

・大二

ヒロミ「それより大二は一体どうしたんだ?」
一輝「正義感と責任感が一人歩きしてるっていうか・・・」
幸実「私は心配してないわ。大二は周りの人に恵まれてるから。こうやって気にかけてくれる人がたくさんいる」

ママさんも今の状態が危険だと思っている訳ですね。大二自身ではどうしようもない状態だと。
自暴自棄的な人間を救ってくれるのはそれまで助けてきた人間、つまりこれまでの大二の行いが大二自身を救ってくれる。そういった子供に育ってくれたと思っているようです。

ヒロミ「大二!俺の中には悪魔がいない。命をかけるたびに大切な人が悲しむ。そんなことさえ気づかなかった。正義が暴走していたんだ。今のお前もそうじゃないのか?戻ってこい。本当に俺たちと戦うことになるぞ」
大二「失礼します」

大二がヒロミのような事を言い出した(命をかけて)のは大二がヒロミの事を理想としていたのではなく(その可能性もありますが)大二とヒロミが同じような状況だったから、という事でよさそうですね。双方ともに悪魔が消滅した状態。
正義が暴走した事で悪、というか平和を害する存在を許せないといった心境なのでしょうか?例えそれが家族であっても。
それはともかくヒロミって悪魔持ちではあったけれどもレックス一体で完全に打ち切りだったのでしょうか?
複数回ブラキオ発動させていたパイセンたちや複数悪魔を所有していたマネージャーに比べれば可愛らしい事で。
まあ一般的にはギフジュニアが関の山なのでデッドマンズを生み出せるだけ特別な存在ではあるのですが・・・。
そしてもう一つ疑問が。ベイルはベイルが消滅したら純平が消えるって話でしたが他の人間には当てはまらないようですね。ギフの細胞持ちは特殊なのかもしれませんね。該当するのは純平、赤石ぐらいかもしれませんが。

・純平

純平「真澄さん。手術の成功率は?はっきり言ってくれ」
真澄「恐らく五分五分だ」

成功確率知らずに強がっていたのはお父さんという立場がそうさせたのか、それとも無理して純平を演じていたからなのか。スピンオフの純平なら成功率なんて気にしそうもないですしね。多分無理をしていたと思われます。

純平「一輝、もっとおせっかいに生きろ。大二。我慢をするなよ。さくら、昔も今もこれからもずっとかわいいぞ。そして幸実。ありがとう」

家族に別れを告げるお父さんが切ない。
しかしママさんに対する言葉が気になります。どこまで記憶を取り戻したかによるのですが・・・全部思い出したとしたら記憶失った直後の事も覚えてるという事ですよね。ママさんが結婚していたと言い出したシーン。
ちょっと強引だなあとは思いましたが純平が受け入れているのだとしたら全く問題ないですね。そもそも双方家族になりたいとは言っていたので問題なかったのかもしれませんが。
どこまで覚えているかわからないですが色々な感情がつまった「ありがとう」だと思います。

純平「すまなかった。愛する家族に別れを告げるのはその・・・つらくてだな」
さくら「ああ・・・パパ、ストップ!まずそのキャラやめてくれない?」
一輝「そうそう。まったく父ちゃんらしくなくて調子狂うんだよね」
幸実「私も疑問には思ってたんだけど記憶を取り戻したからってそんなに急に性格まで変わらないわよね」
純平「たはっ!正直に言います。お父さん結構無理して純平やってました!」

純平としての人格が否定されている・・・。
といっても年齢的には純平として過ごした日々よりも元太になってからの方が長い気もするのですが・・・そもそも純平が元太のような性格だったかもしれないですしね。両親を殺されて変化してしまった可能性。
ただそうすると何故無理して純平をやっていたのか、という疑問が残りますが・・・バイチューバーお父さんからかっこいいお父さんに代わる良い切っ掛けだと思っていたのかもしれない。見事に失敗しましたが。

・ぶーさん

ぶーさん「美しい家族の風景だ」
さくら「ちなみにぶーさんそのキャラやめて」
ぶーさん「はい。やめます!」

・・・ブーさんは元々こんな性格なのに。多分。
まあブーさんは色んなところに潜入しているっぽいので色々と演じ分けていそうですが。スピンオフで研究所脱出していた時の性格が素ですかね?

・夏木花

花「ギフに味方するやつ全員ギッタギタにしてやる!」
光「花さん。きれいな顔が台無しですよ」

光に一字一句同意。
それはさておきギフに対する嫌悪感が酷い。吹っ切れた女性は強いですね。ギフ様は他の人間と違って食わずに平手打ちで済ませてくれたのに・・・。
まあ花からしてみればギフは用済みとなった途端手のひら返しした元婚約者という存在なので気持ちはわからないでもない。

・ヒロミ

一輝「ヒロミさん、記憶喪失じゃなかったんですね」
ヒロミ「ああ。すまなかった。あの頃のお前たちは楽しそうだったのにな」

・・・記憶喪失じゃなかった?
なんか物凄いさらっと流されましたのですが結構凄い事言っているような。
記憶が戻ったから戦えというメンバーのあの中にはいない(はず)ので記憶喪失という設定の意味がわからない。しかも同期には記憶喪失が嘘だったと言っているっぽいですし。
好意的に解釈すれば記憶喪失のフリをしてフェニックスの内部を調査していたとかでしょうか?この辺はスピンオフで語られる可能性も?
・・・もしかしたら他のメンバーはともかく狩崎は信用ならんという事で記憶喪失だと偽っていた可能性に一票。狩崎はヒロミに対して死んでも構わないというスタンスでやってましたからね。この辺非常に気になります。

一輝「朱美さんを救えなかった・・・」
ヒロミ「お前が背負う必要はない。それに中にいた隊員や更生施設の人間は事前に避難させておいた」
一輝「そうなんですか?」
ヒロミ「同期の田淵竜彦協力してもらった。ここ最近赤石の指示で機密データや重要書類を地上の基地に移動していたらしい。竜彦からそれを聞いてなんだか胸騒ぎがしてな」
バイス「いやいや、いやいや、いやいや・・・この人優秀すぎない?本当にヒロミっち?」

人的被害を抑えたと言えば聞こえはいいですがフェニックス隊員ってゼクトルーパー並みに扱い悪いのでそれが多少生き残ったところで物語的に有意義な動きをしていたかと言えば・・・どうなんでしょうね?
もちろんヒーローには違いないのですが。
それはさておき赤石がデータを移動させていたというのが気になります。フェニックスの情報自体は有益なものと考えている証拠ですよね。まあ今までため込んだデータとかもあるのかもしれませんが。

・狩崎

一輝「狩崎さん!」
狩崎「やるべきことはわかってるさ。だがあの男の言動全てに過剰に反応してしまう・・・。惨めだろ」
一輝「なぜ真澄さんの前では素直になれないんですか?」
狩崎「全てはあの男が家族を捨てたからだ」
一輝「運命にあらがって立ち向かった結果じゃないんですか?」
一輝「俺とバイスが必ずギフを倒します。だから親子で力を合わせて最強のバイスタンプを作ってください」

親子関係の蟠り解消の切っ掛けとなるいいシーンなのですが・・・この後の一輝の破壊シーンが無ければね・・・。
結局狩崎親子の力あんまり関係なかったですし。中途半端に細胞を移植したら飛び出したのでバイスと二人で頑張ったら使えるようになりました、というのはどうかと思います。

真澄「ジョージ・・・!」(墓に供えられたジョージの宝物を落とし、拾おうとする真澄)
狩崎「ダディー・・・。遅れてごめん」

とはいえこのシーンは良かったと思います。
家族を捨てたと思った父親が実は息子の事を大事に思っていたというシーン。
ジョージも真澄が自身の事を大切に思っていたのは理解できていたと思うのですがだからと言っていきなり関係修復は難しいですもんね。
口ではなんとでも言えますしこの手の切っ掛けって重要ですよね。

・真澄

真澄「君のからだからギフの細胞を・・・大手術になるぞ」
純平「構わない。けど家族には黙っていてほしい
真澄「わかった。君の人生を壊してしまったその借りを返す時がきたようだな」
36話で真澄は花さんに
真澄「アギレラであったことを恥じる必要はない。むしろ誇りに思いなさい」

と言ってはいましたが・・・やっぱり自分の人生に関しては恥じるというか後悔しているようですね。
まあなんだかんだいって数十人(それ以上かも)実験で殺している訳ですしね。そりゃ色々思うところはありますよね。

・ベイル

ベイル「うぉっ!ううっ・・・!貴様ら純平に何をしている⁉」
一輝「お前の知ったことか!」
ベイル「そういうわけにはいかない!お前の父親が死んだら俺も消滅してしまうのだからな。ううっ!ううっ・・・。そうか・・・貴様ら心臓を・・・!」
一輝「まさか・・・!父ちゃんが・・・死ぬ⁉」

結局この後必殺技をくらったベイルはどうなったのでしょうか?下手したら父ちゃん死んでましたが・・・それはさておき今まで余裕の態度がベイルが純平の事になると必死になるのは可愛い。
そもそも自分の弱点をばらす(一輝にとっては意味ない弱点ですが)のは切羽詰まり過ぎ。それだけ余裕なかったという事ですよね。

・赤石

赤石「太古の時代人類との共存を望んでいたギフ様は私と契約を結び、私はその仲介役を担った。だが人類はあまたの時代・文明・場所でギフ様を悪魔とののしり拒絶した!やがてギフ様は人類に失望し、永き眠りについた。私にその目覚めの時の選択を託してね」
ヘルギフテリアン「なぜ今この時を?」
赤石「人類は進化しすぎたのだ。科学を武器に地球史上最悪の脅威となり宇宙の害悪と化した!人類こそ真の悪魔だ」
ヘルギフテリアンがアルティメットリバイスに敗北
赤石「そんなに絶滅したいのか人類は⁉」

なんだかんだ言ってますが要はこれ以上科学が進むとギフが負ける可能性が高まるって事ですよね。
結局のところ赤石はギフには勝てないから共存(というなの家畜化)という道を選んだのではなく自身が王としての立場を維持できるからギフを指示しているようにしかみえない。
とはいえ数千年前にギフと出会っていたら赤石のような選択をするのも仕方ない気もしますがね。絶対に勝てないですし。
しかし長き眠りについた、というのはギフの活動に制限があるのでしょうか?それとも人類の管理が面倒だからとりあえず眠ってみた?
この眠っていた経緯が気になります。

第39話 「希望と絶望、三兄妹の葛藤」

次週で大二が元に戻る姿が思い浮かばない。
アルティメットリバイスが登場し、暗い展開が続いてきた物語が明るい方向へと向かうかと思いきやまたしても戦死者が。
光の母親(役)の公子がヘルギフテリアンの手により犠牲に。
レギュラーというほど登場頻度が高い訳ではないのですが1話から登場し、準レギュラーと言っても差し支えない人が死ぬのはなかなかにきつい展開ですね。
この調子だと牛島も死にそう。真澄も死亡フラグを着々と積み重ねているので・・・どうなる事か。
といった感じでギフに抗う事によって犠牲者の数が増えている状態。
大二が憂いていたのはこの状態ですね。
ギフに抗わなければ出る事の無かった犠牲。
自分も誰も傷つけたくない大二にとって精神的に非常にきつい状態だと言えます。
で、この状態の大二をどうやって元に戻すかですが・・・
一番良いのはギフを瞬殺。
ただこれが出来ないからこういった展開になっている訳で・・・別の方法が必要な訳です。
次週その鍵を握るのは・・・次週予告からすると兄弟喧嘩?
兄弟喧嘩と言えば4話。
大二が変身できず一輝に劣等感を抱き、事件は解決したけれども結局カゲロウを生み出す事になった回ですね。
今の大二はカゲロウ、自身の悪魔がいなくなり正義が暴走している状態。つまり大二の悪魔を再度出現させれば問題は解決するという訳ですね。
悪魔がいなくなったとは言え、ギフの細胞は残っている状態。つまりアルティメットリバイスでボコボコにして劣等感を抱かせまくれば新たな悪魔の出現になるって訳で・・・いやないですね。
流石にその行為は主人公としてどうかと思いますし。
そしてその方法だと再度自身の悪魔に体を乗っ取られかねない。
じゃあ別の方法を考えてみましょう。
大二が赤石に協力しているのはアララトに住まう住人の安全が保障されているから。
逆に言えばアララトの住民に被害が及ぶ事になれば赤石に協力する理由はなくなる訳ですね。
だとすれば次週はアララトを襲撃して・・・いやこれはこれで大二がさらに孤立しかねない。
俺の正義を解ってくれないと全員を敵と見なす可能性が高いです。却下。
といった感じで一向に大二が家族の元に戻ってくる方向性が見えない訳です。
ただちょっと言わせてもらうとそもそも大二が敵対する事になった経緯がわかり辛いというか納得しづらい理由だったので・・・そのわかり辛い理由を覆す理由を考えるのって難しいんですよね。
最近のリバイス、特に大二関係の話は理解しづらい面があるので・・・今後どうなっていくのかわからないと同時に楽しみでもある訳ですが。
ここで来週きっちりと大二関連の話を終わらせてギフ討伐となればそれはそれで良いと思いますし楽しみなのですがどんな展開になってもきっちり納得出来なさそうな気がします。
何にせよここからどうやって反撃していくのかは楽しみなところでもあるので次週のどんでん返しを期待しています。

・一輝

元太「大二が帰ってきたらまた家族で温泉旅行にでも行きたいな」
一輝「温泉旅行?そんなの行ったことあったっけ?」
元太「何言ってんだ。行っただろ。ママさんの快気祝いで」
一輝「・・・えっ?」

前回記憶を失う前フリかも・・・といった感想を書いた気がしますがいきなりぶっこんできました。これだと最終回前には記憶を全て失ってもおかしくないですね。
ラストバトル(仮)は記憶を取り戻すためにバイスと一騎打ちする一輝という事でお願いします。
バイス倒して記憶が戻るのかは知らない。寿命失ったヒロミの寿命が戻ってこないように復活しない可能性が高そう。
その場合は記憶は失ったけれども平和な世界で新しい家族の記憶を作って行こうENDになるのでしょうか?

バイス「初恋の人は?」
一輝「小3の時のミオちゃん」

・・・桶谷彩夏(コングデッドマン)じゃないの?初恋の人は。
バイスとの契約は重要な記憶から消えていくっぽいので彩夏の記憶が抜け落ちた可能性もあるのでしょうか?
それはさておきバイスは小3の時の記憶がある事が判明(可愛いと認識していた)。
つまり最近見えるようになっただけでバイス自体はずっと一輝と行動を共にしてきたという事になりそうですね。

バイス「じゃあこの温泉旅行のことは?」
一輝「ここに・・・俺もいたのか?」
バイス「記憶がなくなるスピードが速くなってんじゃねえか!どうして教えてくれなかったんだよ!」
一輝「自分じゃわかんないんだよ!むちゃ言うなって」

まあわからないですよね。自分の記憶が無いと認識するのは。
もう自分の自伝を書くか年表を作成するしかないですね。最終回は四天王倒した後年表でラスボス撃破、後日談まで行いコンビニに行くところで終了と予想してみます。

・バイス

バイス「なあ一輝。ギフと戦う以外に方法はないのかよ?俺っちと一輝みたいにギフと人間が手を・・・」
一輝「なんか悪魔らしくないぞ」
バイス「ちゃかすな!一輝だってそう・・・」
一輝「思ってる。誰も傷つけたくない道を諦めたくない」
バイス「うん・・・。だよな」

一応ギフとの和解ENDも想定はしている模様。
ただ和解ってのは相手方の意志もある訳で非常に難しいんですよね。(ライダーで和解ENDはアギト(微妙。神様は様子見続けてるだけ)剣(和解とは言えない気が)キバ(和解。ただ息子が台無しに)鎧武(強者とは和解?)ゴースト(アラン様一族とは和解な気がする)ゼロワン(滅とは和解)。戦隊なそこそこ和解(幹部含めればかなりの数和解していますが・・・)してますが・・・ギフは難しいですね。基本的に食料ですし。もしくはシン・ウルトラマンのメフィラス星人のように戦略的価値のある資源扱い?
なんにせよ誰も傷つけたくないのは一輝も大二も同じなんですよね。

・大二

赤石「五十嵐一輝の力が人々の希望となったか・・・」
大二「余計なことを・・・。どうしてわからないんだ・・・」
赤石「大二くん。君ならこの状況をどう打開する?」
大二「簡単です。わからないやつにはわからせてやればいい」

日本一のおせっかい相手に「わからせてやればいい」とは傲慢な。さすが正義感が暴走している大二。
カゲロウがいれば・・・いやカゲロウもわからないやつにはわからせてやればいい、的な考えでした。
ただしカゲロウは絶対服従はしない。

大二「聞いてくれ!俺はみんなを助けに来た。危険なまねはやめて今すぐアララトに行くんだ!ただギフに従うだけでみんな助かる!俺たちにはもう服従の道しかないんだ!」
(人々の罵声)
大二「どうしてだ・・・。どうしてわかんないんだ・・・」
女性「私たちには仮面ライダーがいる!」
男性「この人たちがいればギフなんて怖くない!」
空き缶を投げつけられる大二
大二「なんでだよ・・・。なんでなんだよーっ!俺は正しいことをしてるだけなのに・・・もういい。力ずくで連行する」

まあ大二からしてみたら絶対に安全な道を示しているだけになんでわからないんだ、と思う気持ちはわからないでもない。
ただしその絶対に安全な道が絶対に安全ではない事を視聴者は知っている訳で・・・大二の考えには賛同できないんですよね。
ただもしかしたら大二も絶対に安全ではないと思っているのかもしれない。ギフの支配する世界において犠牲になる人間はいるのは理解しているが逆らわなければそれ以上被害は出る事は無い、と認識しているかもしれません。それならまだ救いはあるのですが・・・絶対にギフが安全だと思っていたらそっちの方が怖い。

さくら「待って大ちゃん!こんなの私の知ってる大ちゃんじゃないよ!」
大二「俺が変わったんじゃない。兄ちゃんやさくらが変わったんだ」

大二は4話の時点で「誰も傷つかない道を模索している」と言われてますからね。ある意味変わってはいないのですが・・・。
ただカゲロウがいなくなって絶対的な強者に対しての反骨精神的なものを失ってしまっている状態なのかもしれません。

さくら「大ちゃん目を覚まして!」
大二「目を覚ますのはそっちだ!なぜ朱美さんを手にかけた!」
さくら「それは誤解だって!」
大二「朱美さんだけじゃない!兄ちゃんたちのせいで余計な血が流れて救えるはずの命が失われているんだよ!俺は・・・俺の正義を貫くだけだ!」
さくら「大ちゃんの・・・バカーッ‼」

俺の正義=誰も傷つけたくない?
大二の考え方は一貫はしているのですが考え方がねえ・・・。大二の考えに共感できている視聴者はいるのだろうか?
視聴者からしてみれば朱美に関しても誤解だと分かりきっているから大二のやっている事が暴走にしかみえないんですよね。

大二「兄ちゃんがみんなに偽りの希望を与えるからそのせいで・・・。世界が危機にさらされてるんだぞ!それがどうしてわからない!」
一輝「お前は赤石にだまされているだけだ!」
大二「うるさい!」
一輝「大二、お前何やってるのかわかってるのか!」
大二「わかってるさ。俺は世界を守る。そのために邪魔者を排除するだけだ!」

世界を守る=ギフへの服従って解釈でいいのかな?
まあ何にせよこの数話の大二は全く話を聞かない状態が続いているので視聴者的にもストレスになっているような気がしないでもない。
次回放送ではそれを解消してくれる道を示してほしいものです。

・ヒロミ

狩崎「ヘイ!元気そうで何よりだ、ヒロミ」
ヒロミ「なんの用だ?」
狩崎「これは君で実験を重ねて完成した量産型デモンズドライバーだ。部下たちに渡してくれたまえ」
ヒロミ「俺は用済みというわけか・・・」
狩崎「君の体はもう変身に耐えられないからね。まあ部隊長としてせいぜい頑張りたまえ。ああ・・・許してもらうつもりはないが・・・。悪かった」
拳を寸止めし、胸を軽くたたくようなしぐさをするヒロミ。
その場を去るヒロミ。デモンズドライバーを掲げながら。
眼鏡をはずして礼をする狩崎。

ヒロミと狩崎の関連の話はこれで終わりな気もします。
狩崎は茶化し流れもきちんと謝り、ヒロミは想うところはあれどもその意思を尊重した・・・ような流れに見えます。
ヒロミは失った寿命は戻っていはいないですがこれはこれで良い結果なのか・・・と思ったのですがどうやら数十年後の映画の世界でもヒロミは生き残っている模様。
・・・いやヒロミの寿命が何歳だろうが失った事にはかわりない。寿命が長ければ多少短くなってもいい、というのはおかしいでしょう。
まあそれはともかく狩崎は過去の過ちを正当化するのを嫌うようですね。真澄の犯した罪も許していたようですし。
ヒロミもそういった狩崎の性格を知っていからこそのシーンに見えます。なんだかんだ言って二人は勝手知ったる戦友のような関係なんでしょうね。

・夏木花

花「何してんの?」
玉置「公子さんが・・・」
花「嘆くな!立て!私たちは自分がやってきたことを忘れちゃいけない。今やれることをやる」

玉置はフリオとして色々やってますしね。
・・・アキレス腱狙いの期間が長すぎてそうは思えませんでしたが。1回負けたら即アキレス腱を狙いにいった記憶しかない。
といっても対五十嵐家以外にも色々やっているはずなので犠牲者も結構多いはずなんですよね。
で、玉置はその事を忘れ(もしくは無かった事にしようと)、花は過去の出来事を自覚し行動していようとしていると。
まあ花は初変身時「私は夏木花。またの名を仮面ライダーアギレラ!」と言っている事から過去の出来事を自覚したのは最近っぽいですが。
もう玉置も花を見習って仮面ライダーフリオに変身すればいいと思います。

花「兄弟で戦わせたりしない!」
大二「お前も邪魔するなら容赦しない」

ギフと家族になる事を目的として生きてきたアギレラなので家族間で争うのは嫌なんでしょうね。
対する大二の反応が酷い・・・あれ?邪魔しないなら攻撃しないようにも聞こえます。極力犠牲を出さないようにする大二らしい台詞なのか?

・狩崎

狩崎「気分はどうだい?ダディー」
真澄「ジョージか・・・(せき込み)悪くない・・・」
狩崎「強がる年でもないだろ」
真澄「そうはいかない。私にはまだやるべきことがある」
狩崎「私はダディーの腕をすでに超えている。だからここから先は私に任せてみるっていうのはどうだい?」
真澄「ジョージ・・・」

前回の出来事で和解できたようで良かったですね。
軽口を叩きながら相手の事を思いやるのは狩崎らしい。デモンズドライバーを使っていたころのヒロミに嫌がらせのような言動を続けていたのは狩崎なりの優しさだったのかもしれない。辞めろと言われて辞めるようなやつじゃないから嫌味を言ってやる気を削いでいってやろう的な。
・・・いや普通に使わせなければいいだけの話なので多分違う。そもそも自身の責任があると思ったからこそ今週ヒロミに対して謝ったので。
つまりあの頃の言動は純粋な嫌がらせ。もしくは嫌味。

・ウィークエンド

牛島「ギフに屈することだけが人類が生き残る道ではない。恐怖に負けて自由を捨てる必要はない!アララトへ行かないと決めたあなたには我らと歩みを共にするという選択肢がある。我らには力がある!ギフに打ち勝つ力が!今こそ人類の底力を見せる時!反撃ののろしを上げろ!人類の未来、自由を我々の手に‼」

言わんとしている事は解らないでもないのですが・・・ウィークエンドで匿う必要性ってあるのでしょうかね?
現状一番安全なのはアララトで匿ってもらって(少なくとも人口の殆どが収容されるまで中の安全は確保されるはず。途中で襲い始めたら意味が無いので)その間にギフを倒す算段をたてギフを瞬殺する事だと思うのですが。
そもそも市民が一斉蜂起してもどうなる問題でもないですしね。守る者が増えればそれだけ守るのが大変になりますし。今回のシェルター襲撃もそのせい。大二の言っている余計な犠牲者云々の話はわからないでもない。

光「アララトに入ることを疑問に感じた人々が各所のシェルターに続々と集まってきています」
公子「少しずつ潮目が変わりつつありますね」
牛島「油断するな。勝機を感じ攻勢に転じようとした瞬間に敵が付け込む隙が生まれる」

攻勢に転じよう・・・攻勢に転じる必要があるのでしょうか?
一般市民全員量産型ドライバーを使って戦うというなら話は別ですが全員ギフジュニアすら勝てない人間ですよね。人々を鼓舞する必要性があるのかは疑問が残ります。
とはいえ何時ギフを倒せるかわからない現状少しでも計画を遅らせる為に戦う意思を示すというのは重要だとは思いますが。

・牛島

牛島「避難民を連れて撤退しろ!」
光「でも母さんが・・・!」
牛島「見捨てろ。被害がこれ以上大きくなる前に撤退をするんだ」
公子「行きなさい!」
光「どうして母さんを助けに行かせてくれなかったんですか!救えたかもしれないのに!」
牛島「今のお前に救えたか?根拠のない話をするな。我々は任務で家族を偽装していたにすぎない。そういう甘い考えは捨てろ!」
真澄「少し言い過ぎではないのか?」
牛島「いえ・・・これでも甘くなったほうです」
真澄「・・・そうだな」

甘くなったのは自身も家族としての情があったのでしょうかね?少なくとも公子殺害時動揺はしていたようですし。
公子も大切に思っていたけれども今後の事を考えると光は戦力として必要。苦渋の決断で撤退の指示を出した。光の気持ちも痛いほどわかるから甘い処分となった、といった感じですかね?

・光

光「使命のために感情は捨てろと教え込まれてきました。でもさくらさんや一輝さんたちを見てて家族っていいなって思い始めて・・・。偽物の家族なのにおかしいですよね」
さくら「家族に偽物も本物もない。いろんな家族の形があっていいんじゃない?」
光(泣き声)

リバイスは家族もテーマのはず。
五十嵐家、牛島家、そしてギフを父とするデッドマンズ。
いろんな家族の形あり、そのどれも大切な繋がり。それに偽物も本物もない。
・・・いいテーマだとは思うのですが光の変身はこの後の方が盛り上がったような気がしないでもない。

・赤石

赤石「私は人類の分断を望んでいるのではない。私は悲しい。我々の平和へ向けての努力に水を差そうとしている者がいることが・・・!その者たちの名前は・・・ウィークエンド。この映像をご覧ください。彼らは我らの呼びかけに応じようとしている市民を武力をもって制圧。そして自分たちの都合のいいように洗脳し争いを大きくしようとしている。彼らはギフ様を怒らせた・・・我々は平和のためウィークエンドの制圧を決定しました。だまされている皆さん、目を覚ましてください」

赤石に賛同するわけではないのですが一応赤石の目指す者が平和である事には違いない気もしてきました。
デスノートのキラがデスノートによる力で犯罪抑制を狙ったように圧倒的なギフの力があれば犯罪を抑制する事は可能でしょう。簡単に見せしめの死刑に出来そうですし。
かつての王だった赤石には王なりのビジョンがあり、それがギフの思惑と一致したのかもしれませんね。
とは言えフェイクニュース等々絡め手ばかり使うのは如何なものかと思いますが・・・元々そういう性格なんでしょうね。もしくはそれが一番有効だと実体験でわかっているとか。記者会見の件も含めて。

・ベイル

ベイル「なあ、俺と組まないか?」
大二「もうちょっとマシな冗談言えよ」
ベイル「悪くないだろ?お前の中の悪魔はいなくなり、俺は純平に捨てられた。お互いフリーってわけだ」
大二「俺は一人でいい。二度と話かけんな」

・・・結局吹き飛ばされていたのは何だったのか。そしてもう完全に元太とは独立してしまったのか。
ストーカー、ベイルが次にストーキングする獲物が気になります。

第40話 「家族か世界か…魂の兄弟喧嘩!」

まさか解決しないとは・・・。
いやだってもう残り10話ぐらいじゃないですか。
ここ数話ずっと暗い展開続いてるじゃないですか。
そろそろ人類側反撃の機会が来ると思うじゃないですか。
まさか派手な兄弟喧嘩までして問題解決しないどころか事態悪化するとは思いませんでしたよ。
先週どうやってこの問題解決するのかなと、楽しみにこの放送待っていたのですが実際は・・・
一輝、確証なく大二と思い切り喧嘩すれば大二との問題解決するんじゃない?という考えで防衛放置して出動
→当然ながら襲われるシェルター
→赤石ギフデモスは愚かヘルギフテリアンにすら勝てない布陣で当然の敗北
→何故か組織幹部が出張って来て光を庇って死亡
この展開はちょっとどうかと思います。
話しの聞かない兄弟同士の決着はどうつける?→つきませんでした。そして自体は悪化しました。
ずっと暗い展開が続いてきているので最強フォームが登場すれば好転していくのかと思いきや・・・最近ずっと暗い話ばかり。
しかもそのほとんどがそれはどうなの?と思う話ばかり。
令和ライダーでいくとゼロワンもセイバーも最強フォーム登場直前は暗い展開ばかりだったのですが登場直後数話はその陰惨な雰囲気を吹き飛ばすような展開が待っていたんですよね。
リバイスはアルティメットが登場してもその辺が全くない。むしろ準レギュラーが死亡し始めて暗い展開続き。
ここ数話の展開(というか大二が赤石側についてから)は正直どうかと思います。
これだけだと感想ではなく単なる愚痴なので今回自体が好転し始めた点について。
大二関連の話は世界云々以前に兄に対する想いが強すぎるのも原因かなと思いました。
世界を平和に導きたいのは一輝、大二それぞれ同じ想い。
しかし兄は自由のない平和を、平和のない自由を嫌い・・・
対して大二は自由を犠牲に確実な(大二視点)平和への道を選びました。
この選択自体は解らないでもないです。
大二は極力誰も傷つかない道を選びたい性格なので。自分含めて。
ただし兄の示す道も選択肢に入ってない訳ではないと思うのですよね。
戦ってギフに勝つ道を。
ただしそれは自分の力で実行する事は出来ない。
絶対に兄の協力が必要な案件な訳です。
正義感が暴走している大二にとっては自分の力で平和を勝ち取りたいはず。例えそれが自由のない世界だとしても。兄の力だけで(大二視点)平和を勝ち取っても意味がない訳です。
一輝が家族を何よりも思うのと同様、大二には兄を超えたいという思いもあるはずなので。
結局大二が兄に対して劣等感を抱いているからこそ兄の示す道に反発したいんじゃないか?というのが自分の予想です。
とすれば一輝のとった魂の兄弟喧嘩という選択肢も間違ってはいないんですよね。
両者納得する為には両者本音でぶつかり合う必要があるので。
例えばの話ですが大二案のアララト保護をしつつ、裏でギフと和解、もしくは倒すという一輝の案を採用すれば極力被害は抑えられるはずです。
こうやって両者歩み寄る道がある以上兄弟和解もできそうな気はするのですが・・・なんか赤石が余計な事をしだしました。
こうなってくるともう本当に予想が出来ない。
本当にこの物語はハッピーエンドで終わるのかという疑問すら出てきたのですが・・・その辺は期待しています。
といった感じで最近の話は正直言ってどうかと思うのですがそろそろ明るい展開期待していますよ、といった 第40話「家族か世界か…魂の兄弟喧嘩!」 感想でした。
余談
メイン脚本の人はどんでん返しが得意(らしい)のでハッピーエンドを期待はしているのですがそもそも原作って超暗いんですよね。テレビ版ではなく漫画版の方。
初代ライダーは本郷猛死亡(脳みそだけで活動はしてましたが)な上に病気の子供は救えなかった。
ブラックの方はラスボス撃破するも自身が・・・(この辺はジオウっぽいというかジオウが漫画版ブラックオマージュに見える)といった展開なので
その辺を意識しているのだとしたら・・・暗いエンディングが待っていそうです。
果たしてリバイスのラストはどうなるのか。気になります。

・一輝

幸実「一輝こそ大変だったわね。大二とケンカしたんだって?」
一輝「違うよ。ケンカってレベルじゃない・・・」
幸実「ただの兄弟ゲンカよ。あんたたちは昔っからそう」
一輝「ねえ・・・。俺と大二ってしょっちゅうケンカしてたよね?」
幸実「何言ってんのよ。これでもかってくらい派手にやり合ってたわよ。男の子育てるのはこんなに大変なのかっていつも思ってたわ」
一輝「どうやって仲直りしてたかな?」
幸実「知らない。でもいっつも本気でお互いの思いをぶつけ合ってそのあとは妙にすっきりとした顔で笑い合ってたわよ」
一輝「なんか見えた気がする。ありがとう母ちゃん」

・・・もしかしてケンカしていた記憶も消えてる?
大昔(といっても15年程度前?3話とかでも大喧嘩していたので比較的最近まで?)の事なので詳細を覚えていないのは仕方ないのですが記憶を失いつつある一輝なので本当に喧嘩をしていた記憶がなくなっている可能性が。
といっても全部を忘れた訳でもなさそうですが・・・最終回前に全部忘れそう。そして思い出しそう。その時は一輝と共に色んなものを経験してきたバイスがキーとなるのでしょうか?俺の記憶は俺のもの。お前の記憶も俺のもの。
それはさておき結局のところ互いに誤解しあった状態ではなく両者が抱える全ての思いをぶつけ合う事を選択した一輝。果たして結果は・・・いつわかるのでしょうか?

一輝「一度お互いの思いを本気でぶつけ合おうと思います」
さくら「一輝兄・・・私の分もよろしく」
真澄「一輝くんがシェルターを離れれば必ず赤石がその隙を突いて仕掛けてくる」
花「私とさくらがいれば怖いもんなしね」
光「僕もいます。一輝さんは心配せず家族のことだけを考えていてください。いいですよね?」
牛島「それぞれ準備にかかれ」

感想の項目で色々書きましたがちゃんと真澄からシェルター危ないよ、と言われているんですよね。それでも大二と喧嘩の道を選んだのはどうかと思います・・・と言いたいところですが実際の所ライダー複数いてもギフに対抗できるライダーって一輝しかいないんですよね。他はヘルギフテリアンすら倒せない。
で、その一輝は家族関連の事があるとそちらを優先してしまう。(アルティメットの時も手術を止める為に戦線を他のライダーに任せた)つまり大二問題をどうにかしないと絶対にギフに勝てない訳です。
という訳で一輝の選択自体はどうかと思うのですが一輝の性格上、大二との関係改善を優先するのは正解だと言わざるを得ない。それがいいのかはわからないですが。

バイス「一輝、ホントに大丈夫か?」
一輝「えっ?何が?」
バイス「ごまかすなよ!手震えてんじゃん」
一輝「あっ・・・!正直言うと・・・すっげえ怖い!本気でケンカして・・・もし、それでもわかり合えないってなったらって考えるとさ・・・」
バイス「あ~あ!超無理してんじゃん!やっぱやめよう。なっ!」
一輝「でも・・・俺たちもそうだったから」
バイス「・・・ったくよお。わかったよ」

今回の件で一番問題なのがケンカしたところで問題解決するか不明なところなんですよね。それは一輝も自覚しているようなのですが・・・どうなる事か。
この件で一輝を止められるのはバイスだけでしたがバイスもバイスで本気でケンカした結果、現在のバイスがある訳で・・・何も言えないですよね。

大二「どうして戦う気になった?
一輝「俺たち今までもそうしてきたろ。兄弟ゲンカして言いたいこと言って。最後は一緒に笑い合えた」
大二「人類の危機に兄弟ゲンカ・・・ハッ・・・笑わせるな!」
一輝「人類も大事だけど俺には家族の危機のほうが大問題だ」
大二「兄ちゃんのそういうところ・・・ホントにイラッとするよ」

アルティメットの件でも一輝は人類<家族といった結論でした。
大二は家族<人類なんですよね。
ただし家族が大事ではないかと言われたらそういう訳でもなく・・・だからこそ人類<家族と言い切ってしまえる兄に対してイラッとしてしまうのかもしれません。自分が家族を蔑ろにしているんじゃないかと言われているようで。色々難しい問題ですね。

一輝「大二、どうしてギフに服従するしかないと思うんだ?」
大二「兄ちゃんだって見たはずだ!ギフの力を!戦うだけ無駄だ!その先に人類の未来はない!」
一輝「どうしてそう言いきれる?俺はそうは思わない!父ちゃんやみんなの力を借りて俺たちはギフを倒す力を手に入れた!それが俺たちならできるんだ!みんながくれたこの力を・・・俺とバイスを信じてくれ!」
大二「・・・口だけならなんとでも言える!」

ギフと戦うだけ無駄だ、という結論自体はわからないでもない。それぐらい圧倒的な戦力差(付け加えるなら手加減されてなければ全滅していた)でした。
大二が一番気にしているのはそれよりもみんなと力を合わせて一輝が新しい力を手に入れたというところじゃないですかね?
大二は長い間一人で戦ってきたので余計みんなといる一輝に嫉妬しまっているように思えます。
前に大二がいつの間にか皆の輪の中心にいる兄が羨ましい的なシーンがあった気がしますが今回もそれに該当する事なのかもしれません。

・大二

大二「兄ちゃんは人類に大きな危機をもたらす存在だ!兄ちゃんさえいなければ・・・!」
バイス「どうしちまったんだよ、大二!」
大二の頬を叩くさくら
さくら「一輝兄になんかしたら私許さないから‼」
大二「なんで・・・どいつもこいつもわからないんだ!俺のほうが正しいのに・・・!どうして・・・」

大二の暴走はカゲロウがいなくなった事が関連していると劇中で言われていますが「俺のほうが正しいのに」がそれにあたるのでしょうか?
自分が正しいと信じて疑わない。いや疑えない?
なんにせよカゲロウがいなくなった影響はありそうですね。根本的な問題はそこではない気もしますが。恐らく「兄ちゃんさえいなければ」が一番の本音な気がします。
そもそもカゲロウ誕生の一番の原因は兄に対して絶対に勝てないと思ってしまったから、だったはずなので。

大二「どうして・・・!どうして・・・!どうして・・・!ギフに従えば平和が手に入るってことがわからないのか!どうして犠牲を出してまで自由を選ぶんだ⁉」
一輝「俺は・・・どっちも選ばない!自由なき平和にも平和なき自由にも笑顔がない。人々が笑って暮らせない平和や自由なんて必要ない!俺は・・・みんなの笑顔を守る」
大二「黙れよ・・・」
一輝「帰ろう大二。みんなが待つ家に」
大二「いいから黙っとけよ・・・。兄ちゃんとは背負ってるものが違うんだよ‼」

背負ってるもの自体は一輝も大二も変わりないはずなんですけどね。双方共に人類を未来を背負っているはず。その辺が認められない辺り大二がどれだけ拗らせているかわかるのですが・・・それはさておき。
今のリバイス、というか大二関連の話で一番理解できないのが「ギフに従えば平和が手に入る」というロジックではないでしょうか?
ギフには勝てないから服従する←わかる
ギフに従えば平和が手に入る←わからない
この辺きっちり説明というか納得できる描写がないから現在の展開に対してモヤとしてしまうんでしょうね。少なくとも自分はそうです。

・夏木花

花「さくら大丈夫?」
さくら「大丈夫なわけないでしょ!私は大ちゃんと戦ったんだよ⁉もう一人にして!」
花「・・・わかった」
さくらを抱きしめる花
さくら「何してんのよ!」
花「別に」
さくら「・・・ごめん花に当たったりして。私どうかしてる」
花「話ならいつでも聞くよ」

前に(さくらとアギレラのデート回)された事を返す花が可愛い。
なんだかんだ言って似た者同士な2人なので心理的な問題の解決方法がわかるんですよね。多分。

・牛島

光を庇って赤石に刺される牛島
光「父さん・・・どうして」
牛島「オーバーデモンズはウィークエンドの貴重な戦力だ。失うわけにはいかない。行け!命令だ!行けえええーーっ‼」

他人に対してあまり情がない(ような描写が多かった)牛島ですがそれは自分に対して同様だったんじゃないでしょうか?
ギフに勝つには自他ともに情を捨てなければならないと。
ただし下記のセリフを見る限り光に対してそれなりの情はあったようですが・・・

赤石「これが君の本当の家族か。亡くなったのかね?」
牛島「ああ。デッドマンズの汚い手にかかってな」
赤石「さぞつらかったろう」
牛島「気にするな。過去のことだ。俺は・・・俺はな・・・おい・・・!ああくそ・・・くそっ・・・!ああっ・・・!俺は未来しか見ない。自由な気平和などなんの意味もない。それを必ず証明してくれる・・・私の・・・息子がな・・・」

なかなかに重い設定。ウィークエンド幹部は全員同様の過去がありそう(光は物心つく前に家族を失っていそう)な気もしますが。
それはさておき息子に全てを託して逝ってしまった牛島ですが・・・それ以上に赤石に影響があったのが気になります。
赤石の「さぞつらかったろう」も本音に聞こえますし。
果たして牛島の選択の結末は?

・光

牛島「撤退だ‼」
光「ここは僕が食い止めます!」
さくら「1人じゃ無理だよ!」
光「お願いです!みんなを守ってください!」
さくら「光くん!絶対戻るって約束して!」
一瞬の間があった後
光「もちろんです。すぐに追いかけますから!」
牛島「お前も戻れ‼」
赤石「私から逃げられると思うか?」
光「思ってないさ!でも・・・僕はやるべきことをやる!」
赤石「その意気や良し」

母親(と思っていた存在)を失った光ですが・・・ちょっと自暴自棄になっていたようにも思えます。
赤石からは逃げられないというのは理解していたようですが・・・逆に言えば完全に死ぬ気だったようです。
しかし自分は死なず結果的に両親(同様の存在)を失ってしまった光はどう行動するのか。気になるところですね。

・赤石

赤石「その孤独。誰よりも私が一番よくわかる。私は何千年も一人で生きてきた。誰からも理解されずにね・・・」
大二「俺は・・・俺は・・・」
赤石「不思議だよ。こんな感情がまだ残っていたとはね」

その孤独に追い込んだのは他ならぬ赤石なのですが・・・ただ「こんな感情」は本音にも聞こえます。
大二をさらに追い込む手段にも見えなくもないのですが誰からも理解されなかったというのは事実。
他のキャラと違って自分の感情よりギフの為に動く人物ではあると思うのですが・・・赤石がどう動くのかわからなくなってきました。

赤石「出る杭は打たれる。世の常だ」

今更な話なのですが・・・赤石の選択自体は間違っていなかったと思うんですよね。数千年前にギフで出会った時の選択の話。
仮面ライダーセイバーでビクトールが人々を飢えや病気から救うために全知全能の書を手に入れようしたエピソードがありましたが赤石が王だった頃も同様だったと思うのですよね。現在と違って生き残るだけでも精一杯な時代。
その時圧倒的な力を持った存在に身の安全を保障してやるから支配下となれと言われたら否定しづらいと思うのですよ。恐らくギフの支配下となった方が生存率が高い。
なのでその時の赤石の選択は間違いではなかったとは思うのですが・・・現在でもそれが正解なのかは別問題。出まくっている杭はそりゃ打たれるってもんですよね。

赤石「愛してたか?」
こときれる牛島。
光を追わず、牛島の傍で座り込み家族の写真を遺体に置く赤石

なんだかんだ言って家族に対して思うところはある模様。
・・・逆に言えば今まで大二のような存在はいなかったとも言える気がしますが。
数千年かけて自分の理解者、それも同様の遺伝子を持つ人物が現れたら・・・多少の変化があってもおかしくはないですよね。

赤石「触るな‼」
一輝「赤石・・・!」
赤石「私の大事な家族に・・・手を出すな」

こんな感じに。
果たしてこれが赤石の本音なのか。それとも大二をさらに取り込む為の策略なのか。
どっちもありそうですが赤石はいざとなれば大二を切り捨てる事はしそうなんですよね。今後の赤石の行動も気になります。

・ギフデモス

ギフデモス「疾きこと・・・風のごとく。侵掠すること・・・火のごとく。知りがたきこと陰かげのごとく。動くこと雷霆のごとし!」

風林火山と言えば風、林、火、山が有名ですが陰と雷もあるんですよね。知っている人は歴史マニアかもしくはテニプリ好きな人間だとは思いますが。自分は後者。真田なら赤石と戦えそうな気がする。光の速度で動けるし。
その真田ですらインフレについていけない新テニスは異常。

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