映画 キングダム2 遥かなる大地へ

映画 キングダム2 遥かなる大地へ
ネタバレありの感想です。
原作漫画はあまり読んだ事はありません。
映画前作は観てます。
以下ネタバレありの感想です。

・感想

続編ありきの2作目といった印象。
長編漫画原作の映画化という事で色々とストーリー的には仕方ない面があると思うのですが主人公がいまいち活躍していない。
といっても主人公達の活躍が戦況を変える切っ掛けとなった訳で全く役に立っていない訳でもないのですが敵側のメイン人物である宮元と呉慶を倒したのは別の人物。
終盤の一番盛り上がる場面で観てるだけ状態の主人公というのは若干地味な印象が残ってしまうと思うのですよね。
さらに言えば羌瘣も宿敵がいる、という設定だけでその敵は今作の映画にほとんど(名前だけ?)出てこないのでこちらも地味。
観ている時は回想シーンが長いかなと思ったのですが観終わって納得。あの回想シーンがないと単純に戦闘能力が高いだけのキャラになってしまう。
他にもメイン人物であるはずの漂も出番少な目。
河了貂もほぼいるだけになってしまっているので他のメインキャストの出番も見せ場も少ないんですよね。
原作の設定を捻じ曲げてメインキャストの出番を増やしたりする事が多い邦画ですがその辺をほとんど変えず(多分)他のキャラに見せ場を作るというのはある意味思い切ったやり方だと思います。

で、最後までみた人はわかると思うのですが3作目作りますよ、という流れ。
つまり今作は3作目、もしくは映画キングダムシリーズを続けていきますよという流れで作った作品になっていると思われます。
それならメインキャストの活躍が地味目なのもわかりますし原作愛が感じられるのですがどうしても映画単体で観ると地味な印象が残ってしまいます。
個人的には好きなやり方なのですが・・・原作60巻以上出ている作品で今回は5~7巻の内容のみ。
いったいどこまでやるのかは不明ですが若干展開がゆっくり過ぎやしないでしょうか?
某鋼のように3作で終われとか言っている訳ではないのですが。
個人的には面白かったとは思いますが映画単体で観ると前作の方が良かったかなあという印象。
ただし3以降の出来次第でこの作品の評価も変わってくるかなといった感想でした。

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