映画 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』
ネタバレありの感想です。
リバイス感想もこの後更新する予定。
・感想
いつも通り酷かった。
もちろん誉め言葉です。多分。恐らく。
というのも良くも悪くもテレビ版の内容を豪華にしただけなんですよね。
劇場版限定フォームは無し。限定ロボもなし。
そもそもロボ戦が無いという。
例年の劇場版だと敵幹部との共闘があったりするのですが(キラメイジャーのガルザとか。あれは共闘と言ってよいかわからないですが)ドンブラだと結構やってますからね。
そもそも脳人達を敵幹部と呼んで良いのかすらわからない。
で、それほど特別感もない普通のドンブラザーズなのかと言えば・・・そうではなくいつも通り、いやいつも以上に酷い(誉め言葉。多分)ドンブラザーズで個人的には大満足でした。
一番は・・・絞り切れないのですがやっぱり名乗りでしょうかね?
youtubeの特別編だと既にやってはいますが本編では5人揃っての名乗りは初。20話やっているのに名乗りすらしない(オニがみたにじではるかが名乗ってはいましたが)ドンブラザーズで初の名乗り。
その際神輿の方々が名乗りに恐れをなして一目散に逃げていくのも素晴らしい。あの世界の名乗りが如何に恐ろしい・・・じゃない珍しいものだと分かる良い描写でした。
他は強いて言えばノリノリな脳人達ですね。
テレビ放送の方でも謎のやる気を出していたソノイとソノニはともかくソノザも吸血鬼だかゾンビ役だかわかりませんがモンスター役でノリノリ。
監督のその場のノリで云々の話を聞いた後台本に書き込みまくるソノイも良かった。
ドンブラザーズの面々は・・・まあいつも通り。
いつも通りお芝居ですら嘘が言えず死ぬタロウに走り疲れて死ぬはるか。白馬な白馬の王子様の翼などは・・・テレビ版でもっと凄い事やってますからね。
・・・いつも何をやっているのだろうと思いましたがそれもドンブラザーズ。
総じてシナリオの流れ的には通常の戦隊の劇場版という感じはしなかったのですがドンブラザーズの特別版と言われれば納得の出来。
いつも以上に酷すぎて個人的には大満足な出来でした。
・・・例年の戦隊映画を期待して観に行った人はちょっと残念な期待外れだった気もしますが。テレビ版見続けている人でその期待をしている人はいないと思うのですが子供の付き添いできた親御さんはこの作品を観て何を思うのでしょうか?
そのままドンブラザーズにハマればいいですね。問題なし。
以下雑記
・名乗り
youtube特別編の名乗りは覚えていない(検索すると他の動画のサムネでネタバレされまくるのでしたくない)のですが同じでしたっけ?
それはさておき気になったのがオニシスターの名乗り。
確か「漫画マスター オニシスター!」だったと思うのですが一つ言わせてほしい。
スターが入っているとキュウレンジャーの名乗りっぽく聞こえる。フードマイスターとかいたので・・・。ちょっと気になりました。
しかしテレビ版で名乗りが登場するのはいつになるのか。外されそうなジロウが闇落ちするのか。そしてテレビ版でも天女が逃げ出すのか。色々気になる名乗りでした。
・新初恋ヒーロー
・・・よくあの原作で映画化したものですね。
ベッタベタな恋愛映画じゃないですか。どこからどこまで原作通りかわからないですが。そもそも最初の米粒ついているシーンですら原作を再現していない可能性が。
はるかの初恋ヒーローとは似ても似つかない作品だったのですが(そもそも初恋ヒーロー要素が無い)・・・原作再現していないと言われればそれまでですね。
一応ゾンビが出現した後に変身するのは原作通りだったのだろうか?それなら少し納得。
しかし忍風鬼がその場のノリで脚本変える、的な事を言っていましたがある意味自虐ネタですよね。井上先生脚本の。
・忍風鬼
・・・エンドロールまでクワガライジャーだと気がつかなかった。ダメダメですね。
しかしこの敵。シャンゼリオンのヒーローマニアを思い出しました。シャンゼリオンにダメだししまくって最後満足して死んでいくあいつ。
ヒトツ鬼になってもあまり暴走していない(元から暴走してたから?)ヒトツ鬼って珍しいですね。
あと完全に重箱の隅つつきなのですが正確に言えばハリケンジャーじゃなくてゴウライジャーですよね。少しだけ残念。忍風の役者さんって今でも結構TTFCだと出てる(ギャオスとか)のでそちらの方々も出てくれると嬉しかった。
・ソノイ
映画は芸術とかもっともらしい事を言いながらノリノリで台本書き換えまくってるソノイが良い。
しかし映画の冒頭。監督じゃなくてもダメだししますよ。ソノイとソノニじゃ普通の恋愛映画にしか見えない。さすが脳人のファッションリーダー。格好良すぎる。
・ソノニ
冒頭で主演の座を下ろされるも主演より目立てばいい、的な発想をするソノニ可愛い。
・・・まあ相手が悪かったですが。あんな個性的な演技をする主演を食うのは不可能ですね。はるかをいじめるシーンでは目立ってはいましたが・・・相手が悪すぎた。
・ソノザ
ノリノリじゃないですか。
きっとテレビ版で読んでいた初恋ヒーローに触発されてあんな事になってしまったに違いない。はるかの初恋ヒーローにあんなコテコテのモンスターが出るかは不明。
最後始まる前から笑って突っ込まれるソノザも良かった。
・タロウ
お芝居ならウソも言えるんじゃなかったんですか⁉
そもそもお芝居で言えるならテレビで最初に死んだ時も言えたはずなので・・・つまり劇中のセリフは全て素という事ですね。恐らく。
実際にタロウが高校生の時はあんな喋り方をしていたに違いない。それならヤンキーにボコボコにされる事件があったのも頷ける。あれはウザい。
逆に言えばはるかに対して好意は一切ないという事でいいのでしょうか?あくまで主従関係という事なんですかね?プレゼント貰った時は喜んでいましたが・・・はるか個人に好意は抱いていないという事?
まあ戦隊内で恋愛すると誰か死ぬ(ジェットマンは黒が。マジレンジャーでは先生が。生き返りましたが。メガレンジャーは赤だけハブられ精神的に死ぬ)ので自重しただけかもしれませんが。
・はるか
夢落ちか・・・。
あの演技で賞貰ったらそれはそれで怖いですが。そもそも全国上映される前に止められてますしね。
しかし映画内でのはるかの演技は良かったと思います。特にタロウが捨て猫を拾うシーン。猫の演技しててあざとい。そりゃいじめられもしますわ、という納得の演技。
しかしルームランナー走り続けて色んな意味で死んだ(映画内、そして実際の撮影も走りっぱなしできつかった模様)のははるからしい。
主人公、ヒロイン双方死ぬ双方死ぬ恋愛映画ってそうそうないですよね?
・雉野
愛するみほちゃんがいるのに恋愛映画の主演の座をもぎ取ろうとするのはいいのだろうか?
いい感じの幼馴染がいるのに時々ホワイトスワンに好意を見せていた(原始編だったか?)イエローオウルのようなものだと思えばいいのだろうか?
しかし三十路ヒーローでショックを受けているのは・・・最近はそこそこ増えているので頑張ってほしい。
・真一
最近は完全に俗物になってしまって・・・まあ鼻高になった後のエピソードっぽいので違和感はないですが。
しかし大事な場面で字余りするのは歌人としてどうかと思います。風流な見せ場もソノイに奪われてますし。
奇人と言われて登場したはいいけど周りがそれ以上の奇人変人だらけで影が薄くなってきているので次回メイン回は頑張ってほしい。
・翼
・・・自前?
その白馬は自前でしょうか?悪魔は知り合いに作ってもらったらしいですが・・・突っ込んでいたので製作者側が用意したんでしょうね。多分。
・・・という事は原作の新初恋ヒーローには馬面の白馬の王子様が?
しかし今回ほぼ本人とわかる状態で変身していたような気がしますが多分スルーされますよね。
きっと最終回近くまでイヌブラザーはどんぶらに置いてあるイヌのヌイグルミが本体扱いされるのでしょう。
あと一つ気になった事が。
エンディングのシーン。キャストやスタッフを集中して観ていたので気がつかなかったのですが白馬の王子様のシーンだけ追加映像流れてませんでした?ニンジンを貪り食うシーンとはるか背負ってアクションするシーン。他にも未公開映像がなかったのか気になります。
・ジロウ
闇ジロウにはなっていなかった気もしますがトラボルト使ってましたね。ジロウでも使えるのか。それともハブられた事で一瞬でやみおちスイッチが入ったのか。
しかし例年追加戦士は扱い悪いというか出番少ないのですがジロウはぐるぐる回されただけでほぼ出番なし。いつも以上に酷かった。
撮影時期的に仕方ない面もあるかと思いますがもう少し戦闘面では頑張ってほしかった。
・介人
ヒーロー云々の話。
言っている事とやっている事が逆・・・と言いたいですがはなたかえれじいでも似たような事やってました。
まあ介人ってあんな性格ですよね。トピア変わればその世界に染まってしまう。
しかし一瞬とは言え他のゼンカイジャーも登場したのはよかったです。
監督がすかさず「ぶるんぶるん」「ぬぬぬ」とかやりだしたのは・・・多分マニアだったんでしょう。
・椎名ナオキ
新初恋ヒーロー作者。
結局正体不明だったのですが後々判明するのでしょうか?
その際ははるかとウサギの着ぐるみの壮絶なバトルが見られる?
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