映画 ブレット・トレイン 感想

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映画 ブレット・トレイン
ネタバレありの感想です。
原作小説は読んでません。むしろ読んでいる人は観ない方が良い気がします。
※9月1日 22時20分 色々と追記しました。
・感想
これは酷い。
もう一度。
これは酷い。
でも個人的には好き。
原作読んで無いので原作の雰囲気はわからないのですが恐らく原作者の意図している世界観とはかけ離れた作品になっていると思われます。
どこの国の鉄道かわからないあまりにも国際色豊かな乗客(というか日本人がほぼいない)が乗る列車。
車内もスマートトイレはともかくバーがあったり車内販売がおかしかったりマスコットがうろついていたり少なくとも日本の新幹線内の風景ではなく、荷物置き場も超適当。日本人ならあんな場所に荷物を放置しても盗まれないと思っているのだろうか?
車掌の対応もおかしい。序盤のあんな混雑した状況で切符を確認するだろうか?
そもそもの話原作が日本人の殺し屋大集合の話なのに映画ではほぼほぼ外国人の殺し屋ばかり。
作者はこの出来で納得しているのか。
非情に気になる内容でした。
で、原作の雰囲気無視(恐らく)で作った作品が面白いかと言えば・・・普通の人はそうは思わない内容ではないでしょうか?
全く関係ない(実際はほぼ全員関係あり)殺し屋たちが生き残る為に手を取り合いボスと対峙する流れは良いと思うのですが・・・演出が独特過ぎてついて行けない観客が多いのではないかと。
原作好きには(多分)認められない。
映画好きにもどうだろうか、といった内容。
・・・でも個人的には好き。
ニンジャスレイヤーが好きな人ならこの独特な世界観もあっさり受け入れられる(むしろニンジャスレイヤーの方が独特)と思います。
ヤクザが重火器で武装していても何ら違和感はなく。
珍妙なマスクをしていても当然と思い。
むしろなんでニンジャがエントリーしてこないかと思うような内容。
むしろなんでニンジャスレイヤーを映画化しないかと思うような内容。
この作品が受けたのなら是非ともニンジャスレイヤーの実写版を作ってほしいと思うところです。
・・・多分この作品コケると思いますが。
いや日本以外なら案外受けるのかもしれない。少なくとも日本では受けない。ごく一部以外。
といった感じで普通の人には全くお勧めはしないですがニンジャスレイヤー好きなら観てもいいんじゃないかなと思います。
デッドブール好きにもオススメできそう。デップーが序盤でヤクザと抗争してた時の雰囲気が好きな人ならいける。
どれほどいるかは知らない。
以下雑記
・人間関係
結構複雑な人間関係だったのでまとめ
ところどころ笑うのを堪えつつ観ていたので間違っていたらすみません
それと字幕版でみたのですが字幕版と吹き替え版で名前が違うようなので(字幕版は原作寄りの名前?吹き替え版はオリジナルっぽい?)その辺も違っていたらすみません
今回の事件について
白い死神が妻を殺した(もしくは関わった)殺し屋をまとめて殺すために仕組んだ事件?
カバー←死神妻(以下長いので妻で表記)を事故死と見せかけて殺害
ホーネット←妻の手術担当の外科医を毒殺
レモンとミカン←死神の部下たちを殺害。その事後処理のせいで死神が動けず妻が息子を助けに行こうとしてカバーに殺害される?(カバーの本来の狙いは死神)つまり妻殺害の遠因
死神がまとめて殺害しようとしたのは上記4名。のはず。
他殺し屋たちは・・・
オオカミ←自身の結婚式で婚約者をホーネットによって殺害される。ホーネット殺害の為に列車に乗り込む。
王子←死神の娘。バカ息子ばかり構う(正確には違うけれども)父親の気を引こうとして父親殺害計画を立てる?
木村←王子の計画の為に利用される。(息子を突き落とし王子を狙わせるように仕向けてその後息子を盾に死神を殺そうとした?)
長老←木村父。峰岸の元幹部。死神に殺された峰岸の敵討ちの為に列車に乗り込む
そして主人公は・・・
事件を察知したカバーの身代わりに送り込まれる可哀そうな人。
といった感じでよいのだろうか?
王子の動機あたりは間違っているような気がしますがだいたいこんな感じですかね?
・オオカミ
出オチ殺し屋。
しかし本人的には死に装束的な感じであの血まみれの衣装を着て行ったのだと思いますが駅員さんは止めて下さい。
この日本のセキュリティーは甘すぎる。
・・・いや各駅に武装ヤクザ配置出来ているあたりもう治外法権なのでしょう。
ラストの京都駅は仕方ないにしても(完全に死神の支配下っぽいですし)静岡駅あたりであんな輩がうろついていたら下車できない。
・ホーネット
モモもん。
着ぐるみで暗殺は殺し屋っぽいなと思いましたが残念ながら日本の新幹線に着ぐるみは常駐していない。原作だとどういうキャラなのか気になる。
しかし血清を二人分確保していないのはどうかと思います。
・木村
原作主人公。らしいです。
まあ映画の冒頭のシーンみれば主人公っぽい扱いですよね。
しかし字幕版で観たのですがこの人の日本語にも字幕がほしいと思いました。若干聞き取りづらい。
・長老
木村父。
主人公(レディバグ)置いといて死神と戦うのかと思ってしまいました。
因縁とか含めたら木村親子が完全に主人公ですしね。
実際途中まで死神と戦ってますし。
・・・そもそも死神に止めを刺した(自爆ですが)のは王子ですし。レディバグ可哀そう。
・レモン
トーマス大好き殺し屋。
しかし数発撃たれる→列車から振り落とされる→ミカン輸送車強奪して・・・と不死身すぎる。むしろどうやったら倒せるのかというレベル。
しかしトーマスにそんなメッセージ性があるとは思いませんでした。今度1話観なおして防弾チョッキの重要性を確認しておきます。
・ミカン
レモンの相棒。
レモンが異常に強かったのですがこちらも耐久値以外はおかしいレベル。
走り始めた列車に飛び乗って先頭までたどり着き、窓ガラス素手で割って侵入していたような気がしますが・・・車のガラス割るのと訳が違うと思うのですが。多分素手で破壊出来る強度のガラスは使用していない。
しかしどうやって死んだのかが思い出せない・・・木村に撃たれて?
しかしこの映画の主人公はレディバグでも木村でもなくレモン&ミカンだと思う。
・白い死神
なんで洋画の日本ヤクザはみんな仮面をかぶっているのだろうか?
それはともかくこの人自分の妻以外全てゴミクズ同然に考えてますよね?
王子がバカ息子に嫉妬していましたが実際はバカ息子を心配する母親(妻)の事以外見えていなかった、という解釈でいいはず。
つまり最初から子供は全く興味がなかった、いやむしろ足を引っ張るから始末しようとしか考えていなかったですよね?
・息子
バカ息子。
・・・名前出てましたっけ?公式HPでもTHE SON表記ですし。
しかし毒殺され、パペットにされ爆発で吹っ飛ぶなんてなかなか酷い死にざまですね。とはいえ多分父親、妹?からバカにされていたあたりろくでもない事しかやってなさそうなので自業自得か。
・王子
ミカンに轢かれた王子様。
ラスト、トラックに轢かれたシーンやや違和感があった(流石に日本のトラックなら道に立っている人に突っ込んでこない)のですが・・・エンドロールで納得。そりゃ躊躇なく突っ込んできますよ。
しかしこの列車の事件は死神によって計画されたものだと思いますがその計画内に王子は入っていたのか気になります。
単に王子が事件察知してその計画に乗っかっただけ?
・死神部下
トランクを開けた部下2人。
危険度が高いとわかっていもトランクを開けざるを得ないその立場に涙。こんなマスクで防げるかって愚痴っていたのも好印象。
いやまあヤクザなんで色々やっているとは思うのですが・・・それはともかくモブにしては良いキャラでした。
・客室乗務員
乗客が立ち入れる場所で物品の補充できるのはセキュリティ的にどうかと思います。荷物の管理が雑なのもあわせて日本人ならあんな場所に置いといても安全だと思っているのだろうか?
というかこの人は日本人なのかそうでもないのか・・・いや日本語しか話していなかったような気がするので日本人だと思うのですが新幹線の客室乗務員が金髪だとクレームがきそうな気がするのでやめておいた方がいいと思います。
・スマートトイレ
スマートトイレに蛇は流さないでほしい。流れなかったですが。
しかし一つ言わせてほしい。あのお湯の勢いだと尻に穴があきそうなのですが・・・大丈夫なのだろうか?
・ウォーターボトル
他の殺し屋同様メイン人物のように扱われていたような気がしますが別にそんな事はなかった。たまたまラスボス戦でいい位置に転がっていただけだと思うのですが・・・いやオオカミとかに比べれば死神討伐に貢献しているので殺し屋と言っても過言ではない?
・レディバグ
結局レディバグというのは悲しみを背負って死ね、というカバーからの嫌がらせでつけられたのだろうか?
最終的にカバーが物語に関わってこなかったのでよくわからない。カバーとマリアが最初から全てわかった上でレディバグを送り込んだ可能性もありますし・・・。
まあ最後マリアが救援に来たあたりマリアは把握していなかったと思いますが。
しかし何にせよ可哀そうな主人公でした。
メインの敵キャラ倒したのは王子が死神を、ミカンが王子を倒しているので実質雑魚しかやっていない。
運がいいのか悪いのか。いやそれは本人の心次第ですよね。多分。
・カバー
気になって調べて観たのですが・・・やっぱりライアンレイノルズだった。
あまり洋画の役者さんは覚えていない(日本も怪しいですが)のですがデッドプールとかフリーガイ好きなので。

映画
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