仮面ライダーギーツ 8話 邂逅Ⅶ:切り札ニンジャ 感想

・・・景和リタイアしちゃった。

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感想

両親失踪の原因が判明(ただしライダー以外の犠牲者は死んでも復活するはずなので不可思議な点はありますが)し、姉を救うためにニンジャフォームへの変身を果たした景和でしたが・・・残念ながらここでリタイア。

この流れでラスボス倒せないとか・・・なかなか衝撃的な展開。
2号ライダーでここまで退場が早かったライダーはそうはいない。
とはいえ途中退場した(そして復活した)2号ライダーはそこそこいたような気がするので景和も無事に戻ってくる事でしょう。多分。
ただし仮面ライダー失格となったからには復帰に必要なものがありそうですが・・・その辺は英寿がなんとかするのでしょうね。
もしくは運営側がルールを変えるとか。

東映公式HPによるとラスボスが倒れなかった理由は「ジャマトは進化する怪物だから」
今までルール説明が曖昧だったのはルールを曖昧にせざる理由があったのかもしれません。今回のように攻略条件が変わるジャマトがいるとすればクリア条件を明言できない理由にもなりそうですね。
もちろん運営側はジャマトと繋がっている可能性が高いのでジャマトの進化も想定内というか想定通りだとは思いますが・・・
とにかくその進化するジャマトと戦うためにライダー復活の可能性を示す可能性はないとは言い切れません。

今回の戦いで真に戦う理由を見つけた景和。
自分の幸せに為に他者を犠牲にするのではなく、他者も含めて幸せになる為に自己犠牲を選択した景和ですがその心にニンジャバックルは共鳴。
景和の目論見通り姉を助ける事は出来、そして缶蹴りを成功させた景和ですが結果として戦う力を失ってしまう事に。
自己犠牲精神が過ぎる・・・。

とはいえ何かしらの要因で復活できる可能性は高い訳です。
となれば景和の真の戦いはこれから始まるという事。
ある意味最も傲慢な願いだった景和の願い。平和な世界。
他者の願いを踏みにじってまで実現できる「平和な世界」があるのでしょうか?

今回の戦いで自分の戦う本当意味。そして自分の願いである平和な世界を見つめ直す事となった景和。
戦う意思を持ち、そして戦う力を失った景和が次に戦う時には何を思い、何を願うのか。
気になるところですが・・・とりあえずしばらく景和はお休み。

次回いよいよ邂逅F。
ラスボスジャマトとの最終決戦が行われる模様ですが果たしてデザ神の栄光は英寿以外に輝く事があるのか。
道長はデザ神になった瞬間番組が終わりそうなのであり得ないとして祢音ちゃんが優勝する可能性も無きにしも非ず?いや道長が勝ち残って「その願いは無効です」となる可能性も?

冗談は置いておいてほぼデザ神が決まった今回のデザグラですがブーストニンジャフォームを超える熱い展開は期待できるのか?
気になる 8話 邂逅Ⅶ:切り札ニンジャ 感想でした。

浮世英寿


英寿「あとは任せろタイクーン。こんな世界。俺が終わらせる」

任せろという英寿は珍しいような。
英寿「誰も間違っていない。世界のために自ら犠牲になろうとするやつなんてそうはいない」
という台詞もありましたが世界の為に自ら犠牲となれる人間はそうはいないと認識している英寿。
だからこそ世界の為に犠牲になれる人間は貴重であるしその思いを尊重したいという意思があるのかもしれません。
英寿が完全に自分の願いの為に戦っているのでそれに対して負い目というか思うところがあるのかもしれませんね。ギンペンの息子の治療費を出したように。

桜井景和


沙羅「あの時景和はいなかったから・・・なんでこんな大切なこと忘れてたんだろ・・・」
景和「ジャマトが・・・?父さんと母さんを・・・?」

そば屋の店主が無事だったにも関わらずライダーではない(はず)の両親が犠牲になったのかはさておき。
今回の件でデザイアグランプリに参加する理由ができた模様。
今まで世界の平和といったぼんやりというか具体的実現できるのか不明な願いで戦ってはいましたが両親をデザグラで失ったという事で両親をデザグラで取り戻す為に戦う目的が出来たはず。
ツムリから退場したライダーでもデザ神が願えば復活させられる事は聞いていますしね。
ただ景和は今回で失格となってしまい、デザ神決定次第記憶を取り戻した沙羅も再び記憶を失ってしまうのですが・・・
それはさておき今回の話。

景和「これ以上ジャマトに姉ちゃんまで奪われるなんて嫌だ。ずっと事故だと思ってたけど姉ちゃんが思い出したんだ。父さんと母さんはジャマトの犠牲になったって・・・もう家族を失いたくない」

両親をデザグラで失い、さらには姉まで犠牲になろうとしている状況で自身のやるべき事がはっきりしたようです。

景和「みんな・・・俺に考えがある」
祢音「共同作戦?」
景和「・・・ああ。4人で一気に仕掛けよう。誰かが注意を引きつければ他の誰かが缶を蹴れるはず」
道長「そんな分の悪い賭けにはのれないな」
景和「そんなこと言ってる場合じゃない!これは世界を救う戦いなんだ」
道長「理想を叶えるゲームだ」
景和「ゲームじゃない!」
道長「見返りをかなえるために俺たちは戦っているんだ。誰かに価値を譲るなんてあり得ない」

世界を救うため、姉である沙羅を助け出す為に。
他の2人と共闘しようとする景和。
他の参加者はあくまで願いを叶える為に戦うのに対して世界を救う、人を助ける為に戦う事を提案する景和なのですが自身の理想を優先する道長。

景和「2人は?作戦のってくれる?」
祢音「私も勝ちは譲れない」
景和「えっ・・・」
祢音「自分の手でかなえたいから・・・私が望んでいる世界を」

そして祢音ちゃんからも拒否。
他の参加者は理想を叶える為に戦っているので景和と共闘する事は出来ない模様。
他の参加者もダパーンを除いて世界が存続させることは大前提。その上で自身の願いを叶える事を優先しているので当然ではあるのですが・・・

景和「世界がこんな時でも?」
英寿「誰も間違っていない。世界のために自ら犠牲になろうとするやつなんてそうはいない」
景和「自分さえよければ他の人が犠牲になってもいいっていうのか」
英寿「その言葉、そっくりお返しするよ」
景和「えっ?」
英寿「自分の姉さえ守れれば・・・自分たちさえ幸せなら誰かが幸せになれなくても構わないというのか。誰よりも傲慢なのはお前のほうじゃないのか?かなえたいことがあるなら戦え。それしかない」
景和「わかった・・・」

自分の幸せのみ優先して他人の願いを優先しないという姿勢は傲慢であると言われ何かを決意する景和でしたが・・・。
ただこの一連の流れ。ちょっと言いたい事があります。

ラスボスに有効なニンジャバックルを手に入れた英寿でさえも単独で勝てないラスボス相手に共闘を持ちかけるのはありだと思うんですよね。英寿単体で勝てるならともかく他のメンバーはどうやって缶を蹴ろうとしていたのか。道長はニンジャバックルを奪うつもりだったようですが・・・祢音ちゃんは意地で戦っているようにしか思えない。今回は蹴った缶を横から蹴り直していましたがそもそも誰かが蹴らなければ無理な話でしたし。

それぞれのライダーは理想を叶える事が優先ではあるのですがそもそもラスボスを倒さないと全滅する状況。共同作戦を考慮してもいいのではと思うのですが。

ただし景和が傲慢であるというのは同意。傲慢というのは少し言い過ぎな気もしますがデザ神が一人しか存在できない世界。つまり景和が「平和な世界」を叶えれば他のメンバーは理想を叶えらないんですよね。他者の理想を無視して「平和な世界」を叶えてもそれは平和な世界なのでしょうか?

そもそもの話「平和な世界」をデザグラで叶えようとする事自体傲慢な願いになってしまうのかもしれません。
ただしこれは他の参加者にも言える事。ある意味全員傲慢なんですよね。他者の理想を潰そうとしている訳なので。英寿は景和に対して傲慢であると言っていますが自身に対しても言っているようも思えるシーン。

景和「ラスボス!ここにいるぞ!どうした⁉当ててみろよ!」
祢音「何してんの⁉」
道長「自分がおとりになる気か」
英寿「どこまでもお人よしなやつだ。なら望みどおり俺が終わらせる。ん・・・?」

景和の選択は自分が囮になること。
景和の理想の世界は「平和な世界」ですが平和な世界を叶える前に自分の姉を救うを事を選択。
自分が勝てなくても誰かがラスボスを倒せば目的は達成できますし。
そんな景和の思いに反応したのは・・・

景和「俺のことは気にしないで・・・みんなを・・・助けるまでは・・・倒れないから!」
ラスボスに攻撃される景和。変わり身の術で攻撃を回避し、ラスボスの真上から切りかかる景和。
道長「どうなってやがる?」
英寿「どうやらニンジャバックルが共鳴したみたいだな。目的を果たすためなら・・・自己犠牲をいとわないタイクーンの忍びの心に」
景和「言ったでしょ?俺は倒れないって」

ニンジャバックルでした。
・・・これってもしかしてバックルは誰かの意思、つまり過去退場となったライダーの意思が存在しているとかのオチじゃないですよね?
それはともかくニンジャバックルと共鳴しタイクーンニンジャフォームへと変身した景和。
見事ラスボスを撃破・・・この流れで出来ない模様。
次回ちゃんとラスボスを倒せなかった理由。そして今回できなくて次回倒せる理由を説明してほしいと思います。
ジャマトは進化するからこちらも同様に進化、新しい力が必要的な流れでしょうかね?

景和「これ返すよ。おかげで姉ちゃんを救えた」
英寿「お前自身の心が奇跡を起こしたんだ」
景和「英寿くんがそんなこと言うの珍しいね。また化かしてる?」
英寿「ああ、そうかもな」
景和「あーあ・・・姉ちゃん一人救うだけでこれだもんな。世界の平和を守るってのは簡単じゃないな」

結局今回はデザ神となれなかった景和。
姉を救う事は出来た景和ですが同時に世界の平和を守る難しさを痛感した模様。
次回デザ神が決定するという事は次々回新たなデザグラが開始するはず。その際景和は参加するのか。仮面ライダー失格となった景和がどう復帰するのか気になります。

桜井沙羅


沙羅「なんなの?今の怪物たち・・・」
景和「もう大丈夫だから!」
沙羅「大丈夫なわけない!だって・・・あいつらのせいでお父さんとお母さんは・・・」
景和「えっ?どういうこと?」
沙羅「思い出したの・・・忘れてた記憶を」
景和「記憶?これに触れたから・・・?」
沙羅「お父さんとお母さんは事故で亡くなったんじゃない。あいつらに・・・!」

これで沙羅にも戦う理由が出来たので次回タイクーンは沙羅になる可能性が?
景和がライダー失格になってもタイクーンが消滅した訳ではないですしね。道長が透を失った事で仮面ライダーを潰す力を願ったように沙羅が両親を求めれば次回以降のデザ神候補者に選出される可能性は高そうですが果たして。
今回デザグラの景和と沙羅の立ち位置が逆になる可能性もありそうです。

沙羅「お父さん!お母さん!あっ・・・!」
ジャマトに攻撃され倒される両親
桜井茂「逃げろ!沙羅!」
桜井由紀乃「誰か・・・娘を・・・!」

景和の項目では長くなるでスルーしましたがここで何故両親が犠牲となって元に戻らないのかを考察。

そば屋の店主はジャマトの攻撃によって負傷(死亡?)しましたが問題なく復活。世界がリセットされれば退場したライダー以外は復活、というかリセットされるはず。
なのになぜ両親が元に戻らないのか?

仮面ライダーだった場合。
バックルも持っていませんでしたが仮面ライダーだった可能性はあります。ただしギンペンは退場後、消息不明となったので両親も仮面ライダーだった場合事故ではなく消息不明となる可能性が高そうです。
なので仮面ライダーではなかった可能性が高い。

次はゲームオーバーになった場合。
その場合はジャマーエリアにいた人間は消滅しているはずですが・・・沙羅が制服、恐らく高校生だった時の話なので恐らく数年前の話。
英寿は西暦元年からデザグラに参加しているはずなので当然ゲームオーバーにはなっていないはず。
なのでゲームオーバーでもなさそうです。

何か特殊なジャマト、もしくはルールだった場合。
上記の可能性が低いのでこれでしょうかね?
沙羅が両親を事故で、と話している時に何か英寿に思い当たるような表情をしていましたが・・・該当するようなゲームがあったのかもしれません。
この場合はライダー以外の犠牲者は復活するというツムリの説明に矛盾点が出ますが・・・後出しルールばかりのデザグラなので何かしらの要因でジャマーエリアが消滅。その犠牲となったという可能性が高いですかね?
真相は不明ですが沙羅、もしくは景和がその謎を解き明かしてくれると予想しておきます。

吾妻道長


英寿「プレーヤーへの攻撃はペナルティだぞ」
道長「お前にクリアされるよりマシだ」

ある意味正解な行動なのかもしれませんね。
そもそも道長の目的は「全てのライダーをぶっ潰す力」。ニンジャバックルを奪ってゲーム成功させれば一番よし。ギーツだけでも潰せれば目的の一部を達成できるので。
・・・まあ道長単体でゲームクリアは難しいと思いますしそもそも英寿からニンジャバックルを奪う時点で無理ゲーなので今回は(城ジャマト同様今回も)大人しくしておいた方が正解だったような気もしますが。
やるなら最低限ブーストを確保してからやるべきだったと思います。

鞍馬祢音


祢音「私だってお行儀の悪いことしてるなってわかってるよ。でもゲームを攻略するにはジャマーエリアの場外まで缶を蹴らなくちゃいけないんだも~ん!あっ・・・!」
ギロリ「訓練をご希望ならトレーニングエリアをご用意してございます」

トレーニングエリアがある事は神経衰弱ゲームで知っているはずなのに・・・。単純に道長への嫌がらせだった可能性が?
といっても道長へ当たったのは多分偶然なので単なる憂さ晴らしだった可能性が。祢音ちゃん単独でゲームクリアは無理ですしね。

ツムリ


景和「今すぐ現場に移送してくれ」
ツムリ「そのケガで大丈夫ですか?もしジャマトにやられたらただでは済みませんよ」

なんか若干景和に対して優しい?
ゾンビゲームでダパーンと祢音ちゃんがゾンビになりかかっても何も言わなかったのですが・・・

2話で景和の願いを見たツムリが
「へえ~壮大な願い」
と言っていましたが共感できるところがあったのかもしれません。
ツムリは敵側の人間だと思っているのですが本当に単にゲームの進行係、中立な存在なのかもしれません。
中立な存在だったらなおさら中立でいてほしいとは思いますが。

デザイアグランプリ


ツムリ「もう一度忠告しておきますがラスボスとまともに戦ってはいけません。缶を蹴る以外に攻略方法はありません」

缶を蹴っても攻略できなかったのですが・・・。
城ジャマトも倒せなかったはずの存在なのに英寿が倒していたことからラスボスも他に攻略法がありそうな予感。
そもそもこのゲーム。缶蹴り成功させるとボスは弱体化できますがその後のルール説明が一切ないんですよね。
ゲームの説明が不十分な点が多すぎるのでデザグラ運営は全く信用できない。

道長「ニンジャバックルをよこせ!」
システムメッセージ「参加者への攻撃は違反行為です」

攻撃は違反行為ですがペナルティ無しなら実質意味ない忠告では?
ゾンビゲームの時は点数がひかれるというペナルティがありましたが今回はラスボスを倒したか否かだけが評価対象。
次回以降のゲームに響くとかならまだしも・・・そもそもニンジャバックルが無ければ攻略不可なら道長の攻撃は至極真っ当な攻略方法とも言えそうなのですが・・・。
運営が奪い合いを想定してこのルールにしたのか。それとも単にルール変更するのが面倒だったのか。

ツムリ「このままだと・・・過去最大の被害が出ますね」

3,4か所ジャマーエリアで消滅したような描写が出ていましたが・・・過去最大という事は以前ラスボスに敗北した時はここまでの被害は出なかったという事?
最初のエリアで仮面ライダー全滅していた可能性が高そうです。
それ以降のゲームでは英寿がクリアしていたから被害が大きくならなかったのでしょうかね?

ツムリ「桜井景和様。これ以上の参戦大変危険なためここで脱落となります」
景和「脱落なら元の生活に戻れるんですよね?」
ツムリ「はい」

デスゲームで死にそうだからリタイアさせてくれるなんて・・・甘いというか若干違和感が。
運営側としてもメリットなさそうなのですが(建前は世界を守る為。脱落すると以降仮面ライダーになれないのであれば脱落させる意味もない)果たして何の意図があるのか。
そもそも最初に死んだら世界から退場と伝えていなかったのに・・・その辺参加者にはきちんと説明しないからこのゲーム茶番というかジャマト側の実験にしかみえないんですよね。

DGPルール


「負傷や病など緊急の理由によって参戦不可能となった場合、脱落となる」

今回の負傷はともかく病で参戦不可能になった場合、脱落となるというのは有りな気がしますが・・・。
自身の不死の病を治すために戦っているライダーだったらこれで脱落するのは納得できないと思う。例えば龍騎のゾルダとか。
恐らく運営側の都合だとは思いますが・・・強敵的に退場とならないだけまだいいのですかね?

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