暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン32話 けっとうソノ2 感想

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感想


新手の総集編かと思った。

ドンブラザーズの総集編と言えば仮面ライダーリバイスの最終回にあわせた「フィナーレいさみあし」。
戦隊の総集編で仮面ライダーの最終回を流す斬新な総集編でしたが・・・真の総集編は今回だった可能性が?

なにせ今回。
ドン 27話 けっとうマジマジとほぼ同じ構成。
冒頭・決闘に至るまでの流れ・そして結末。
些細な違いはあれどもほぼ同じ内容。
強いて言えば獣人が出なかった事ぐらい。
決闘の結果は真逆でしたが・・・前回はソノイが敗北した事により今回ソノイが復活してパワーアップ。
そして今回は・・・次週タロウがパワーアップして再登場。
・・・いやそこまで似たような構成にしなくてもと思うのですが。

そもそもタロウにパワーアップ、強化フォームは必要なのかと問いたい。
ただでさえ無敵なタロウ。
今回ソノイに敗北したとは言え力の差は紙一重にも見えました。
そのあたりのパワーバランスはお供達との絆で・・・絆?
いやなんか仲間と力を合わせてなんとかするという展開は・・・前回といい今回といい仲間置いてけぼりでしたね。絆なんてなかった。
ロボタロウ回では少し、ほんの少し仲間(というかはるかとの)絆が芽生え始めたと思ったのですが・・・

やはり強化フォームは必要なのかもしれません。
準レギュラーとなりかけていた轟轟鬼も爆発四散してしまった事ですし。
タロウの力が圧倒的ならばソノイに後れを取る事はなかった。
お供達との絆よりソノイとの絆を深める事にご執心なタロウがソノイと戦い続ける為に強化フォームは必要不可欠なものに思えてきました。
恐るべし井上先生のストーリー展開。

そうやって考えてみると今までのストーリー展開は次週、強化フォームの登場に全て必要な過程だったのですね。
タロウが一人、お供を無視して決闘に挑む事も。
タロウが誰よりもソノイの復活を喜んだ事も。
そしてタロウがソノイと戦うために一人勝手にパワーアップする事も。
全てが次回の話に繋がってくるのです。

そう考えるとやはり今回の話はある意味総集編だったと言えます。
これまでのタロウとソノイの思い、戦いをまとめそして次への展開と繋げる。
今までの映像をまとめて流すだけが総集編ではない。これが新時代、令和の桃太郎の総集編であると!

といった勢いで今回の話は総集編だ!と言い切って見せれば総集編にも見えなくはない気がしてきませんか?
多少無理があったとは思いますが本編に比べたらそうでもないと思います。

という訳でよくわからない勢いでソノイが復活し、そして次週タロウがパワーアップするらしい ドン32話 けっとうソノ2 感想でした。

ソノ2


ソノザ<今日で決着がつく。脳人か、ドンモモタロウか・・・なぜこうなったかといえば・・・>

今回の話。
なぜこうなったかと説明がほしい。
27話 けっとうマジマジとほぼ同じ構成じゃないですか。
東映公式HPによると井上先生お得意の天丼ネタらしいですが。
シャンゼリオンの時も同様のネタ(サバじゃねえ!2)がありましたがあれはタイトルが同じなだけで展開は全然違ったのですが・・・井上先生も進化しているという事ですね。きっと。

対決の報告を待つお供たち。荷物の配送に来るタロウ
タロウ「お届け物だ。サインかハンコを」
介人「はいよ」
はるか「戦いは?勝ったの?」
タロウ「いやまだだ」
真一「前にもこんなことあったような・・・」

ソノニ「ドンモモタロウ、貴様・・・」
ソノザ「何をしている?」
タロウ「見てのとおり、急な仕事が入ってしまった。しかしソノイの時と同じような展開だな・・・まさかこのあと・・・!」
ソノザ「早く乗れ!」
ソノニ「私たちも仕事を手伝う」

タロウや真一がメタ的なツッコミを入れているのはいいのですが・・・ソノニとソノザは手伝わない気がする。親友のソノイじゃないのだから遅れた時点で襲い掛かってくると思いますよ。

ソノニ《ドンモモタロウ・・・ついに来た、この時が。私の人生の全てを懸けお前を倒す!》
タロウ《感じる・・・ものすごい殺気だ。ソノイにも勝るとも劣らない・・・》

この殺気は仕事を手伝わされ、さらにやりたくないクレーマーの対処までやらされたソノニの殺意なのかもしれない。
・・・個人的な感情ですね。きっとこの件でソノニも人間の感情について学んで事でしょう。
つまりこの回は焼き直し回ではなく脳人の成長を描いた回だった可能性が?

桃井タロウ


タロウ「うれしいぞソノイ。だがなぜ生き返った?お前は確かに死んだはずだ」
ソノイ「お前が生きているからだ!似ているんだよ・・・俺とお前は。海と空のように!海と空は互いに向き合いながら決して交わることはない。だがどちらも青い!」

説明になっているような、そうでもないような。
そもそもソノイは自分が復活した理由を理解しているのかわかりませんが・・・これが有名なあれですね。言葉の意味はよく分からんが、とにかくすごい自信だ!というやつですね。
話しの本筋とは関係ないですが空と海はどちらも青いですが青い理由が違うそうです。
海が青いのは水が青以外の色を吸収する為。
空が青いのは太陽光の青い色が昼間強く反射する為。らしいです。
互いに青く、似ているけれどもその本質は違い、決して交わる事はない。
タロウとソノイの違いを現した良い表現・・・なのかもしれないですね。

ソノイの話ばかりしてしまったのでタロウの事を。
「嬉しいぞ」とはタロウにしては珍しい言葉。

27話
ソノイ「どちらが勝っても相手に思いを残さぬようにしよう。食べ終わった果実の種を捨てるように・・・」
タロウ「・・・ああ。いやだが待て。種を捨てればやがて芽が出て再び果物が実る」
ソノイ「では・・・履きつぶした靴を捨てるように・・・」
タロウ「・・・わかった」

と言っていたのに。
結局ソノイへの思いが残り、ソノイの葬儀に出席した結果ソノイが復活してしまったのですが・・・やっぱり食べ終わった果実の実を捨てるように、という表現であっていた気がする。
まあ復活の方法は怪しいものではありましたが結果としてタロウとソノイが実際におでんを食うENDが見れそうで良かったような気がします。
・・・さすがにラスボス倒すためにソノイが死ぬとかないですよね?ジェットマンだとラスボス倒す為にマリアが犠牲となりましたが・・・どうなる事か。

鬼頭はるか


はるか「きれい・・・カレーみたい」
真一「どういう感性をしているのかな、君は」
つよし「もう秋ですね」

どういった感性で10月に花火をやろうとしたのか井上先生に聞いてみたい。アドリブとかではなく台本通りらしい(東映公式HP参照)ですし。
けっとうマジマジでも9月に入ってから何故かプール回やってましたしその辺を踏まえての事だとは思うのですが・・・
なんにせよ花火をしてカレーみたいと言って違和感のないヒロインになってしまった鬼頭はるか先生の次回作に期待します。

犬塚翼


オープニング
タロウ<イヌブラザーの正体を明かそうとした俺たち。そんなことにうつつを抜かすうち最強のライバルが復活しようとしていた>

・・・そんなこと?
30話超えてメンバーの顔すら知らない現状をそんなことで片付けないでほしい。といっても本人も顔バレしたくないようなので問題ないのだろうか?

轟轟鬼の出現で呼び出されるお供たち
翼「なんだ?何がどうなっている?・・・って何回言わせるんだ!」

何回も言わないようにそろそろ正体バレしてもいいのですよ?
本当に翼が顔バレわんわんするのはいつの日になるのか。

ドンブラザーズ


はるか「タロウの邪魔はさせない!」
真一「君(闇ジロウ)はどいてろ!神聖なる決闘に無粋な邪魔は謹んでもらおう!」

他のメンバーは全員空気を読んで決闘の邪魔をしないようにしているのに・・・。
ジロウ、闇ジロウに足りないのはこの辺の配慮だと思うのですが・・・いまだに顔バレしていない翼はともかくジロウがドンブラザーズに真の意味で加入する日はくるのだろうか。

桃谷ジロウ


桃井陣「ではタロウの強さの秘密が知りたいというわけか」
ジロウ「はい。僕には到底、到達できそうにない強さで・・・」
陣「強さの秘密・・・。それはタロウがタロウだからだ」
ジロウ「でもそれじゃ僕にはどうしようもないってことじゃ・・・」
陣「そう。だが君の中には2人の君がいるようだ。その2人がひとつになった時、あるいはタロウに迫ることができるかもしれない」
ジロウ「2人が・・・ひとつに・・・」

・・・これは最近の追加戦士にありがちな強化フォームフラグ?
しかし2人に分かれた経緯もいまいち(かごめかごめやっていたら何故かジロウが発生)なのに・・・一つになるのでしょうか?
そもそもジロウと闇ジロウが合体したらラスボスになりそう。互いに悪いところを吸収しあって。

ジロウ「タロウさん!聞きましたよ、脳人との対決!今度は僕も力にならせてください!」
タロウ「10年・・・いや100年・・・いや1000年早い」
ジロウ「ちょ・・・ちょっと待ってください!僕だって進歩してますから!」
タロウ「変わっていない。試してみるか?」

1000年早いというか決闘の邪魔をしないという発想にならないのか。
その辺含めて「早い」と言われていそうな気がします。
進歩していると言われても・・・前回(決闘邪魔した回)から成長した感じないですし。どこからこの自信が来るのか知りたい。

闇ジロウ


闇ジロウ「ちょっと待て!ドンモモタロウは俺の獲物だ!誰にも渡さん!」
ソノニ《こいつマジでウザいな》
タロウ「よせジロウ!これは俺の戦いだ」
闇ジロウ「戦いは常に早い者勝ちだ!」

これでジロウ、闇ジロウ共に決闘を邪魔した訳ですが・・・闇ジロウの方がマシに見える。
闇ジロウはタロウを倒したいから戦っている。
ジロウの方はタロウを助けたいと願って結果としてタロウの邪魔をしている。本人に悪意は無いのですが・・・悪意が無いからこそ質が悪い。
闇ジロウは邪魔になっている事を理解している(はず)ですがジロウはそうではないはず。
悪意に気が付けない人間ってのは本当に質が悪い。闇ジロウの方が相対的にマシに見えてしまいます。
・・・まあどっちもどっちなんですけどね。この二人は合体させちゃダメだ。

ソノイ


ムラサメを解放したソノザと斬り合うタロウ。衝撃と共に突如ソノイが登場する
タロウ「何⁉あれは・・・!」
ソノイ「ワーッハッハッハッハッ・・・!」
ソノニ「ソ・・・ソノイ⁉」
はるか「えっどういうこと?タロウが倒したはずじゃ・・・」
タロウ「フフッ・・・あいつ・・・」

ソノイの馬鹿笑い・・・じゃない高笑いは長すぎたので省略してます。
しかし完全にタロウの力、というかドンモモタロウの力を吸収しての復活の為かドンモモタロウ化していますよね。
そもそもドンブラザーズの力って呪いのように見えますし・・・全体的に呪われているシステムなのかもしれない。

ソノイ「待たせたな、お供たち!」
ソノザ「お・・・お供たち?」
ソノイ「ドンモモタロウ!まだ勝負は終わってないぞ!」

性格も完全にドンモモタロウ化してますし。
・・・いやタロウもお供たちの事はお供と認識しているのでこちらはタロウ化と言っていいのかもしれない。

ソノニ「な・・・なぜ、ソノイが・・・?だがやめろソノイ。これは私とソノザの戦いだ」
ソノイ「うるさいぞお供たち。お供のくせに意見をするな!」
つよし「な・・・なんか様子が変じゃないですか?」
はるか「うん・・・なんかタロウみたい」

元祖お供達のお供たちにもタロウ化していると認識されているし・・・。
前に獣人を作ったのはドン家ではなく元老院?とか考察しましたがこの様子だと本当にドン家が獣人を作ってはドン家の人間は全てこんな感じだった可能性も出てきた気がします。

ソノニ


ソノニ「忘れるな。我らは誇り高き脳人の戦士。ソノイが倒されて以来私はずっと考えていたことがある。それを実行に移す」

花火をするドンブラザーズ。突如花火からソノニのホログラム(?)が浮かび上がる。
ソノニ「私は脳人のソノニ。ドンモモタロウ。お前に決闘を申し込む」

ずっと登場方法を考えていたのだろうか。
ソノイがやった時はプールに出現したせいか全身ずぶ濡れでしたからね。こちらの方が幾分スマートな気がします。
といっても10月に花火やるのは想定していたのかそうでもなかったのか。ちょっと気になります。

ソノニ「今度の戦い。ソノイの弔い合戦ではない。ソノイの敗因は相打ちを狙ったことだ。愚か者にすぎん」
ソノザ「・・・ああ、わかっている。俺たちは脳人としてドン家の生き残りを倒さねばならない」

ソノイの敗因は相打ちを狙った事ではなく一人で決闘を挑んだ事だと思います。とは言え3人で襲い掛かってきたらお供たちが止めに入ったとは思いますが。
しかし今回特訓したとは言えほぼ無策でタロウに決闘を挑んだのは愚か者に思えるのですが・・・ムラサメもタロウ用の兵器ではなく獣人用に兵器ですし。
今回のソノイの行動は色々無理がある気がします。

ソノザ


ソノニ「ソノザ、お前何度同じ本を読んでいる?」
ソノザ「83回目だ」
初恋ヒーローを取り上げられるソノザ
ソノザ「・・・あっ!」
ソノニ「いい加減にしろ。せっかく手に入れたムラサメが泣いているぞ!」

原作者が途中で連載を打ち切られてしまったから・・・完結していないからこそ続きが気になってしまったんですね。わかります。
という訳でハンターハンター連載再開おめでとうございます。

ムラサメ


ソノザ「俺たちには倒さねばならない者がいる。お前も知っているドンモモタロウだ」
ソノニ「力を貸せ。お前はドン家の科学力で作られた生命体。ドンモモタロウの力と通じるものがあるだろう」
マザー「ムラサメ。その者たちの力になりなさい」
ムラサメ「・・・はい、マザー」

マザーが何を考えているのかさっぱり。
多分井上先生も深く考えてはいないと思いますが。マザーの正体が発覚した後行動を振り返ってみると矛盾点が大量に出てくる気がする。
それはさておきムラサメはドン家の科学力で作られたのでしょうか?元老院がドン家の技術使って作り上げた生命体だと認識していたのですが・・・そもそも番組開始時には登場予定のなかったムラサメなので細かい設定があやふやになっている気がします。

轟轟鬼を倒すソノイ
ソノニ「ソノイ・・・こうなったら・・・ムラサメ!ドン家の力を見せてみろ!」
マザー「ブラックオニタイジンです。ムラサメ」
ムラサメ「はい、マザー」

・・・前回ソノイのロボだと勘違いしてしまいました。
オニタイジンなのでドン家の力、つまりムラサメの力に決まってますよね。
いやでもソノイはドンモモタロウの力を使って復活したのだからオニタイジンが使えてもいいのでは?という気もしますが。
しかし幹部用のロボが無い戦隊って・・・いや結構ありますね。
とは言え脳人幹部のロボも欲しいとは思いますが。

轟轟鬼


大野稔「よーしよしよし・・・。ハンゾウ(馬)気持ちいいか?気持ちいいだろう」

まさかの3回目の登場の大野さん。もうオリジナルメンバーと言っても差し支えない。

大野の母「それにしてもよかったよ。お前の変な忍者熱が冷めてくれてさ。母ちゃん幸せだよ」
馬の模様が手裏剣に見え始める大野
稔「えっ⁉おおーっ!母ちゃんごめん!忍者道が俺を呼んでいるーっ‼」

馬にハンゾウという忍者っぽい名前を付ける。
飼育している馬が忍者に見えてくる。
・・・もう色々とダメな気がします。

轟轟鬼「俺と勝負しろーっ‼」
タロウ「こい!人間に戻してやる」
タロウに斬られる寸前にソノイによって切り捨てられる轟轟鬼
轟轟鬼「ううっ・・・ああっ・・・母ちゃん・・・ごめーん‼」
爆発する轟轟鬼

結局ドンブラザーズでは見た事のないような大爆発と共に散ってしまった大野さん。
・・・いや多分人間に戻っても再度ヒトツ鬼になる事は確定しているのでその方が良かったのでは。周囲の人間も危険だし。
しかし基本的にはソノイ達の攻撃で消滅したヒトツ鬼は異空間に飛ばされる(そのまま消滅したように見えた怪盗鬼もいましたが)だけですよね。今回大爆発していたのが気になります。
ドン家の力が脳人に入り込んで力の性質が変化しているとか?
何はともあれオリジナルメンバーとなった大野さんには最終回にも登場してほしいので復活待っています。

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