感想
戦隊史上類を見ないパワーアップ回。
戦隊のパワーアップ回と言うと・・・
新たな強敵が登場。苦戦を強いられる戦隊。そして「こんなこともこともあろうかと！」と突然登場する強化アイテム。
そしてパワーアップされた戦隊たちは圧倒的な力で敵を粉砕。
いや最近はあまりないですね。
ちゃんと1，2話前から強化アイテムの登場を仄めかしつつ。
戦隊メンバーの精神的成長を描きつつ。
満を持して登場するのが強化フォームというもの。
そして今回。ある意味満を持して登場のゴールドンモモタロウと言えば・・・
主人公タロウの力によって強化された強敵ソノイ。
そのソノイに敗北し瀕死の重傷を負うタロウ。
追加戦士がその危機を救い・・・
ここまではある。結構ある。主人公の力で強化される敵幹部というのはレアケースな気がしますがよくある事な気がする。
しかし・・・
前作主人公が謎手術を開始
一刻を争う状況にも関わらず敵幹部の喉のつまりで中断される手術
「不毛な戦い」を終わらせる為に始まった不毛な大食い競争
そして何故かそこから謎エネルギーを抽出
漏斗で無理やり注入される謎エネルギー
そして復活
敵はパワーアップした強敵ではなくパワーアップした戦隊メンバー
そしてやっぱり突如ととして登場する謎アイテム
・・・どうしてこうなった
ちなみに公式HPのストーリー（あらすじ）ですが
”その間、介人の治療と、ドンブラザーズと脳人のエネルギーを少しずつもらったタロウが回復。ゴールドンモモタロウに変身し、太陽鬼を倒す。タロウも復活し、ドンブラザーズも元に戻ったのだった。”
いやこれは内容を改変していないでしょうか？
これだけみるとまともなパワーアップ回じゃないですか。
ちゃんと公式はしっかりとしたあらすじを載せてほしい。
と言いたくもなる回でした。
多分一番困ったのは公式のストーリーを書いた人だと思いますが。無茶ぶりにも程がある。
今回はソノイの口から重要そうな設定が語られたような気がしますが全て忘れてしまいました。
それほどゴールドンモモタロウの印象が強かった。
つよしのヒトツ鬼も2回目とネタにはされそうですが・・・まあ主人公には勝てないですよね。むしろ歴代戦隊でも屈指のネタ・・・パワーアップ回でしたし。
さて戦力的に無用な気がするパワーアップを果たしたドンブラザーズ。
強化回の次回以降は販促の為にかませいぬとなる怪人が多くなる傾向があるのですが・・・次回はつよし対翼。
そうか。戦隊内の内輪もめならいくら戦隊が強化されても問題ないですね。今回も内輪もめだった気がしますが多分気のせいですよね。
これは全て井上大先生による緻密な脚本によるものだと思われます。
そんな行き当たりばったりな戦隊ドンブラザーズ。
果たしてつよしとみほ、そしてツル獣人の運命は。
主人公が戦隊メンバーの力をもらってパワーアップする回からもハブられた翼が顔バレわんわんする事はあるのか。
色々気になる ドン33話 ワッショイなとり 感想でした。
桃井タロウ
真一「やはり会社にも出ていないか・・・」
はるか「うん。宅配便のみんなも心配してた。タロウが無断欠勤なんて初めてだから」
脳人達との決闘は無断欠勤するのに会社は無断欠勤しないタロウは会社員の鑑。
といっても脳人達は既にほぼ無害な存在。（ヒトツ鬼戦でもほぼ出てこないし）
決闘をやる意味も意義も特にないので・・・仕事＞決闘になってしまうのか仕方ない事なのかもしれません。
それ以前の問題として連絡手段がない可能性がありますが。基本的に連絡って脳人からの一方通行ですしね。それに関しては脳人が悪い。ただし決闘にいかないなら暇・・・じゃない生きる事が仕事の真一あたりをメッセンジャーにすればいいことですが。
太陽鬼に変身するお供たち
タロウ「何をしている？お供たち」
太陽鬼から元に戻るはるか、真一
真一・はるか「あっ・・・タロウ！」
ソノイ「貴様・・・生きていたのか！」
タロウ「当然だ。天国も地獄も俺には縁がない。俺は不死身だ。フェニックスのようにな」
強化アイテムがフェニックスなのでこの台詞もフェニックスにしたと思うのですが・・・桃太郎原作のパワーアップアイテムがフェニックスというのは如何なものか。といってもロボタロウギアからして桃太郎関係ないのですが。
せめて不死鳥とかではダメだったのだろうか。
いや、よく考えればタロウは販促もこなす人間。追加アイテムがフェニックスなら自分をフェニックスと言い切るのにも一切躊躇がないって事ですよね。多分。
しかし一度ヒトツ鬼に変身しつつもタロウが来た事で元に戻る二人は偉い。それほどタロウの存在が大きいという事でもありそうですが。
もう一人は・・・頑張って怪人になる回数歴代一位を狙って下さい。大野稔が3回変身したので4回ぐらいでどうでしょう？
はるか「いつか（激走鬼）の雉野より全然強い！（太陽鬼）」
タロウ「問題ない！お前たちのエネルギーが俺に新しい力をくれたからな」
指笛を吹くタロウ
「オミコシフェニックス！」
タロウ「フッ！来たか」
オミコシフェニックスってなんだ・・・。
そもそも強いからと言ってタロウ一人で倒せなくもなさそうな敵なのでゴールドンモモタロウになる必要性も薄かったのですが・・・今までの敵全部そうですね。ロボタロウギアも。オニタイジンも。トラドラオニタイジンも。タロウが強すぎるので強化する必要性が薄いんですよね。
さらに言えば初戦の相手が戦隊メンバー。普通の戦隊だったら強化されたソノイを倒す展開になるのですが・・・普通の戦隊じゃなかったですね。
ゴールドンモモタロウ
タロウ「抱腹絶桃・・・」
「超！フェスティバルタイム！」
タロウ「フェスティバル縁弩」
必殺技で捧腹絶倒というのはどうなのかと。
視聴者の腹を捻じ曲げてやるぜ！的な意気込みの必殺技なのでしょうか？
以前某アニメ版ポケモ〇で視聴者にダイレクトアタックしてきた例がありますが今回は別の意味で視聴者をしとめにきているような気がします。
しかし今までは一騎当千とか前人未踏とかそれっぽい言葉だったのによりにもよって最強フォームの必殺技が匍匐絶倒というのは・・・ドンブラザーズっぽいですね。
鬼頭はるか
ソノザ「マンガは描いているのか？」
はるか《気づいていたか～！やっぱり・・・》
はるか「それがずっとスランプで・・・」
ソノザ「スランプから抜け出せればきっと成長できる。ある意味チャンスだ」
はるか「はい頑張ります！編集長」
編集長が編集長らしいことを・・・。
いやソノザは編集長ではない。最終回は二人でマンガを続けていく事になるのだろうか？
しかしスランプとかなさそうな脳人がスランプはチャンスとか言うと違和感しかない。
「きっと」と言っている事から編集長はマンガから知識を得て助言しているのだと思います。きっと。
ソノイ「欲望解放！」
はるか《マンガ・・・面白いマンガを描きたい！》
一番強い欲望がマンガというのは・・・はるからしいですね。
そういえば翼に軟禁された時も自分の安否より誘拐の体験ができるって言ってましたし。生粋の漫画家なのかもしれません。
猿原真一
真一「ところで仮にタロウが死んだとしてなんで私たちが脳人の仲間にならねばならないのかな？」
ソノイ「お前たちには力がある。俺が鍛えればいいお供になるだろう！」
真一「前々から気になっていたがせっかくのことだ、聞いておこう。私たちの力はなんなのか？」
ソノイ「お前の質問に答える必要はない」
真一「私たちも君のお供になる必要はない。話は終わりだな」
すごい。真一がまともに参謀っぽい事を言っている。
いや参謀っぽいポジションではあるのですがいつも大体タロウが解決してしまうので違和感があるんですよね。
タロウが一時的に退場したから出番がきたようなだけの気はしますが普段は薄いキャラの個性が発揮されていると嬉しいものですね。
・・・普段はもう少し頑張ってほしい。
ソノイ「欲望解放！」
真一《もっとわびを・・・！もっとさびを・・・！》
わびさびについてよく知らないのですが・・・わびとさびは分けて考えるものなのでしょうか？
そしてわびさびを突き詰めて欲望に囚われるのはわびさびを理解していないような気がしますが・・・深く考えたら負けな気がする。
雉野つよし
ソノイ「欲望解放！」
つよし《みほちゃん・・・誰にも渡さない！みほちゃーん！》
他の二人はヒトツ鬼から人間に戻ったのに・・・。
まあ他の二人はタロウがある意味心の支えとなっていますがつよしはみほが全てなので仕方ない。
このままヒトツ鬼の道を突き進んでいってほしいものです。
犬塚翼
翼《夏美と付き合っていた頃、俺は何度も髪を切ってもらったことがある。だからわかる。彼女は・・・夏美だ。間違いない。夏美だ！》
夏美＝みほである事はほぼ間違いないと思うのですが・・・獣人って本人を乗っ取るんじゃなくてコピーを作るって言ってたようが気がします。本当に夏美なのか、それともツル獣人がコピーしただけなのか。
次回いよいよ（？）つよしと翼が対決するようですが果たしてどうなる事か。
闇ジロウ
瀕死のタロウを運んできた闇ジロウ
闇ジロウ「脈が弱い・・・だがどうすれば・・・」
川で布を濡らし、タロウの額にあてる闇ジロウ
闇ジロウ「死ぬなタロウ。お前が死んだら俺はどう生きれば・・・」
病院に行こう。まず病院。
タロウは健康保険に入ってるはずなのでまず病院に行きましょう。川で介抱したりどんぶらに連れて行く必要性は全くないはずです。
その辺は闇ジロウだから仕方なさそうな面はありますが・・・ジロウだったら逆にトドメさしそうで怖い。魔が差したとか言って。
しかし闇ジロウの心の拠り所がタロウってのが意外ですね。タロウを倒すために存在している（？）ので仕方ない面があるかもしれませんが。
闇ジロウ「よせ。こいつは俺が倒す！こいつが治ったらな」
ムラサメ「意味不明です」
ジロウが性格的にヤバイ人間なので埋もれがちですが闇ジロウもヤバイですよね。悪意が無い悪のジロウに対して悪意しかない悪の闇ジロウなので当然と言えば当然なのですが。
この二人が一つになるらしい（桃井陣談）ですが・・・やっぱりラスボスかな？
しかしムラサメはド直球な意見を言ってくれるこの番組では貴重な存在。真一も突っ込むけどここまで直球では言わない。
ドンブラザーズ
ソノイ「お前たちの力は脳人のかつての王家・・・ドン家が作ったものだ。恐らくタロウが覚醒すると同時に発動するようになっていたのだろう。タロウを助けるために」
主人公の強化フォームの登場回でやっとあかされる戦隊の力の秘密。
・・・「だろう」なので確定ですらないですが。元老院も関わってきてそうですしね。果たして本当にタロウを助ける為の力なのでしょうか？
ヒトツ鬼と戦わないと戦隊メンバーとして認められない設定から単なる対ヒトツ鬼用の戦力もみえるのですが。
ムラサメが人口生命体であると同時にタロウも人口生命体である可能性も？性格の邪悪さ加減から言ったらジロウが本当のドン家でタロウは作られた存在である可能性すらありえそう。
真一「納得できないな、その格差は。今まで君たちと互角に戦ってきた私たちを評価してもらいたい！」
はるか《そ・・・そういう問題か？》
ソノイ「ならば試そう！脳人は決してヒトツ鬼になることはない。今からお前たちの欲望を解放する。もしヒトツ鬼にならなければ同等と認めよう」
真一「バカバカしい！私たちがヒトツ鬼などに・・・なあ」
はるか「そうよ！あり得ないわ。ねえ雉野」
雉野「も・・・もちろんですよ！」
はるかはツッコミはするのですが心の中で突っ込むのが多いですね。
それはさておき結局全員ヒトツ鬼となったドンブラザーズ。二人は戻りましたが雉野は本領発揮。
果たして本当にドンブラザーズはタロウを助ける為の存在なのか。そしてお供たちはあと何回変身を残しているのか。気になるところですね。
次回は色々あって翼が変身しそう。
五色田介人
闇ジロウ「助けてくれ・・・桃井タロウを」
介人「これは・・・ひどいな。すぐオペ室に運ぼう」
闇ジロウ「オペ室・・・？」
介人「喫茶どんぶらにないものはない」
「これは・・・ひどいな」というのはここからの展開でしょうか？
しかしピアノ室、オペ室があって他にも無い物はない。並行世界間ゲートでも設置してあってそこから他のトピアに移動している可能性が。
もちろんドンブラザーズなので特に説明もなく普通になんでもあるという可能性はありますが。
はるか「マスター！マスター？」
手術着で現れる介人
はるか「あれ？マスター？」
真一「その服は・・・？」
介人「これから緊急手術でね」
はるか「何？シュールなギャグ？」
シュールなギャグは毎回だろう・・・。
いや今回は特にシュールでしたね。強化アイテム登場回でここまでシュールな戦隊はなかった。と思う。
ゼンカイジャーだってゼンリョクゼンカイオー初登場回はシリアスだったのに・・・敵はギュウニュウでしたが。ただし介人がマジ切れした珍しい回。
きびだんごをのどに詰まらせたソノイを介助する介人
介人「もう大丈夫。きびだんごがのどにつかえたようだ」
はるか「ねえマスター！信じられないよね？タロウが死んだなんて」
介人「・・・ああ。生きてるよ、今のところ」
はるか「ほーら」
ソノイ「なぜあの男の言葉を信じる？何者だ？あの男は」
はるか「謎の男・・・。信用できる謎の男」
のどにつかえさせておけばいいのに・・・。その場合でもタロウの力で復活しそうですが。
しかしタロウの手術中に敵である（多分）脳人幹部を介抱するとか・・・ある意味介人らしい気もしますが・・・謎な存在ですよね。
信用できるらしい謎の男。
ドンブラザーズなので最後まで謎の男で済ませそうなのが怖いですが。
介人「じゃあ次の君たちのゲームは・・・大食い競争だ。スタート」
ゼンカイザーに変身する介人
介人《よし。君たちのエネルギーを少々もらう》
ギアトリンガーでお供、脳人からエネルギーを抽出する介人
タロウの口に巨大な漏斗を入れ、エネルギーを注入する介人
介人「いくぞ」
主人公復活に仲間たちのエネルギーを集める展開←わかる
そのエネルギーを集めるのに大食い競争をさせる←わからない
エネルギーを入れるのに巨大漏斗を使って直接注ぎ込む←意味不明
ギアトリンガーでエネルギーを直接抽出できるならギアトリンガーでそのままタロウに注ぎ込む演出じゃダメだったのでしょうか？
その辺考えだしたらキリがないのでやめておきます。不毛だ。
脳人
ソノニ「何⁉ドンモモタロウを倒した・・・？」
ソノザ「本当か？」
ソノイ「何を驚いているお供たち。当然のことだ」
ソノザ「その言い方はやめろ。俺たちはお前のお供ではない！同等の仲間だ」
ソノニ「そのとおり。お前・・・ちょっと変だぞ」
ソノイ「言葉に気をつけろお供たち！」
ちょっと変だぞ。
・・・ちょっと？
この変化をちょっとですませる脳人たちもちょっと、いやだいぶおかしい。
最初に登場した時には脳人達は少しずつ人間から感情を学んで少しずつ人間っぽいくなっていくのだと思っていたのですが・・・色々飛び越えてしまったようです。
変身してソノニたちを攻撃するソノイ
ソノニ「何をする⁉ソノイ」
ソノイ「お前たちは俺のお供だ！それを教えてやる」
ソノイ「ハッハッハッハッ・・・ひざまづけ！そして俺に忠誠を誓え！」
ソノニ「ソノイ様、私たちお供は・・・」
ソノザ「あなたに忠誠を誓います・・・」
初期の頃のタロウでもこんな非道はしなかった・・・いやしてた気もする。
もしかしたらタロウはモモタロウのエネルギーで色々おかしくなって徐々に慣れてきたから今のタロウがあるのかもしれませんね。
という事は徐々にソノイも今のタロウにようになるのかもしれない。
・・・いや元に戻してあげてください。脳人お供達が可哀そうです。
真一「それで・・・何かな？大事な話というのは」
ソノイ「結論から言おう。タロウは俺が倒した。お前たちドンブラザーズは俺のお供になれ！」
はるか「そんなのあり得ないから。タロウは不死身だもん！」
ソノイ「いや・・・間違いない・・・うっ！ううっ・・・！」
きびだんごをのどに詰まらせるソノイ
ソノニ「ソ・・・ソノイ様⁉」
タロウはボロタロウ状態できびだんご600個（1個足りなかったですが）食わされても一切つまらせなかったのに・・・ソノイにはきびだんごは合わないようです。
やっぱりタロウは唯一無二。他の誰にもタロウにはなれないのですね。
という訳で早く元に戻ってほしいと思います。
しかしはるかの「あり得ない」というのはどうかと。劇中で幾度となく脈が止まり、ソノイに消滅までさせられたタロウですよ。脈が止まった回数では歴代一位だと思います（ガオレンジャーが次に続きそう。結構死んでたはず）
大食い競争で敗北するお供たち
ソノイ「これでお前たちは全員俺のお供・・・脳人だ！」
ソノザ「あくまで二軍だがな！ここだけははっきりしておきたい」
ソノニ「そうね。私とソノザは一軍。お前たちとは違う」
その辺あまり拘りなさそうだったのに。一軍二軍。
これも人間を学んできた成果ですね。多分。
しかしお供扱いはよしとしたのでしょうか？まあ逆らっても勝てないですし・・・ソノイが変化した（してしまった）ように他の2人もいい意味で変化してほしいものです。
悪しき力に侵食された仲間を元に戻すために奮闘するとか・・・主人公の仲間っぽいじゃないですか。
マザー
マザー「ドンモモタロウにとどめを刺しなさいムラサメ」
ムラサメ「はいマザー」
まだマザーが何を考えているのかは不明ですがドンモモタロウを狙っている事は確かそうですね。初登場もモモタロウ狙ってましたし。
マザーもムラサメ同様ドン家に作られたからドン家の人間を憎んでいるのか。それとも他に意図があるのか。色々気になりますね。
ラスボスはマザーになるのか元老院になるのかそれともペンギン獣人になるのか。個人的にはジロウを推しておきます。
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