暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン34話 なつみミーツミー 感想

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感想


雉野つよしが本領発揮してきた・・・。

今まで散々普通の人っぷりを見せてきたつよし。
ヒトツ鬼に二度なる等多少の暴太郎戦隊っぷりをみせてきた訳ですが他のお供達に比べれば普通の人。
・・・普通の人?
普通の人の基準値がインフレしてきたようにも思えますがお供達の中ではあくまで普通の人よりだったつよし。

そんなつよしが本領を発揮してきた今回。
目の前で翼にみほを攫われたつよしの行動は警察へのタレコミ。

そういえば以前(ドン8話 ろんげのとりこ回)こんな事を言っていました

「みほちゃんは僕が守る。絶対に。たとえ相手が誰でも、何をしても・・・」

・・・いや本当にやるとは思いませんでした。
普通の人とか言ってすみません。
常時壊れている他のメンバーと比べると(比較的)普通の人ですが振れ幅がヤバイ。
普段善人っぽい振る舞いが多いのでそれだけに落差が大きい。
彼はやるときはやる男でした・・・。

いや彼は悪い人ではないんですよね。
愛する人を守る為に出来る行動をしただけ。
その手段がえげつない、というか話し合いをほぼすっ飛ばしただけであって・・・いやヒーローというか人としてどうかと思います。本当に。

という訳で宇宙最高裁判所にジャッジメントかけたらギリギリデリート不許可になりそうなつよしですが次回も含め物語は大きく動き出す模様。
スーパー戦隊的には例え仲違いしても誤解が解ければ仲直り。
仮面ライダーのように誤解が誤解を生み、さらなる混乱を引き起こす事なんてないのですよ。例えば井上先生脚本の555のように。

・・・なんか次回で事態が悪化しそうなのですが。
翼に対して人で無くなってもいいとか・・・次回つよしがジャッジメントされたらデリート許可でそうな勢い。

果たして次回つよしと翼はどうなってしまうのか。
みほの記憶を失ったように見える夏美は果たしてどちらに寄り添う事となるのか。ツル獣人の真意は?

ソノイが辛子食べて元に戻ったという超展開すら軽く吹っ飛ばしてきた ドン34話 なつみミーツミー。次回も楽しみ・・・楽しみにしたい。
ちょっと見るのが怖くなってきました。

桃井タロウ


タロウ「元気を出せ。たとえ虫けらであってもそれなりに命の価値はあるものだ」
つよし《虫けら・・・》
タロウ「それに見ろ。額の文字が完全に消えているのはお前だけだ」

タロウが地味に酷い。いや普通に酷い。
虫けらとか言う人でしたっけ?
正直というか嘘がつけないのは最初からですがここまで口が悪かった記憶がないのですが・・・ただ最近周囲の人間がおかしい人ばかりになり、そのインフレに対抗してかタロウも壊れ始めているような気がするので・・・多分問題ないですね。
しかし脳人の文字が消えたのはゴールドンモモタロウの必殺技の効果か何かだと思うので他二人にも食らわせてあげてください。

真一「さっぱりわからないことが多いが一番気になるのはソノイ。なぜあのような性格になったのか、ということだ」
はるか「そうそう。まるでタロウみたいに・・・」
タロウ「俺に?バカを言うな。似ていない。全然な」
はるか「似てるよ!」
タロウ「似ていない!」

タロウは自分を客観視出来ないのか。それとも単に認めたくないのか。
というかタロウって変身時明らかにおかしくなっている(普段もおかしいですが)のですがそれについては自覚がないのでしょうかね?
自分の変化に気づけなければ似ているとは気づけないので・・・何かしらの伏線の可能性が無きにしも非ず?
それはともかくタロウとソノイはそっくりですね。

真一「仮に似ているとして何か心当たりはないか?」
タロウ《もしあの時奪われた力を使ってソノイがよみがえったとしたら・・・》
タロウ「・・・いや、似ていない。俺は唯一無二だ」

昔のタロウなら正直に答えたはずなのに。ウソつけないですからね。
心当たりがあれば絶対に言ったはず。
逆に言えば今ならウソをつけるのかもしれない。なにせ前回の復活の際には他お供たち(+ソノイ)からエネルギーを貰っている状態。
ソノイの性格がタロウの(ドンモモタロウの?)エネルギーに影響を受けたとしたらタロウの性格が変わっていてもおかしくはない・・・ような気がしないでもない。
もしかしたらタロウも辛子で元に戻る可能性が?

タロウ・ソノイ「最近お供たちが妙なことを言う。俺たちが似ている・・・とな!気に入らない。似ているはずがない!」

ソノイ曰く(32話)
ソノイ「お前が生きているからだ!似ているんだよ・・・俺とお前は。海と空のように!海と空は互いに向き合いながら決して交わることはない。だがどちらも青い!」

・・・似ているって自分で言っていた。
とは言え似ているようで決して交わらない二人の関係性を他人に指摘されたくはないという心境なのですかね?
まあそれはともかく二人はそっくり。

はるか「負けてるよタロウ。タロウも何かいいこと言ったら?」
真一「今日はタロウのおごりだ。俺にここで一句」
俳句を詠むが店主にかき消される真一
はるか「早くタロウ!」
タロウ「ああ・・・ここのおでんは・・・32点だ」
はるか《やっちまった~》
店主「ふざけるな!俺は天才シェフ様だ!文句を言うな~」
特捜鬼へと変身する店主
はるか《これは完全にタロウが悪い》

いえ。これは完全にはるかが悪い。タロウに料理で何か言わせたら十中八九点数つける事はわかっているのに。
それはそうとこの点数。東映公式HPによると興味深い設定が明かされました。この点数は倍にしたものが偏差値となるようで・・・つまりこのおでんの偏差値は64。結構高い数値ですね。
はるかのビーフストロガノフの点数は25点だったので偏差値50。普通のビーフストロガノフという事らしいです。
・・・いやそれを相手に言わないとまたヒトツ鬼が量産されてしまいますよ?30点台で褒めてるとは誰も思わないでしょう。
タロウは少し自分の言動に気を付けた方が良い。つよしがヒトツ鬼になった回数2位なら(1位は大野稔の3回)タロウは他人をヒトツ鬼にさせた回数1人(人数不明)なので。

鬼頭はるか


はるか「やっぱり襲うんかい!編集長~!」
ソノザ「甘えるな!戦いは戦いだ!」

最近まわりの言動がおかしすぎてはるかがインフレについていけない・・・。
初期ではぶっちぎりでおかしな言動1位だと思っていたのに。
敵を編集長と呼んでいる時点で他の戦隊だったらおかしなキャラ扱いされると思うのですがね。つよし、翼が限界突破しそうなので相対的に大人しくみえる。
世間から変人を呼ばれている真一が一番まともなのはどうなのかと思います。

鬼頭ゆり子


ユリ子「あなたが犬塚翼くんね。はじめまして。警部補の鬼頭ゆり子よ。よろしく」

繋がってく縁と縁 出会いは少しトリッキー
エンディングの歌詞によって張られた伏線が回収されていく・・・。
少しどころか物凄いトリッキーですが。
戦隊黒とピンクが女性を巡ってトラブルに。警察に売られた黒は黄の叔母と出会う事に・・・とこれだけ聞いたら何を言っているのかさっぱりですね。
それはともかく果たしてこの出会いが何をもたらすのか?
・・・この人誘拐されたとき目的忘れてイケメンにご満悦だったので特に役に立つ気もしない。翼は完全にイケメン枠ですしね。下手したら自体が悪化しそう。

雉野つよし


つよし<脳人に欲望を解放され再びヒトツ鬼となってしまった僕。桃井さんはゴールドンモモタロウに進化を遂げたというのに僕ときたら・・・>

大丈夫。タロウが進化しているのと同時につよしも進化しているので。
悪い方向に。

つよし「それでですね。折り入ってお願いがありまして。そろそろみほちゃんを返してくれませんか?」
翼「はっきり言う。みほは夏美だ。倉持夏美・・・俺の彼女だ。ずっと前から・・・」
つよし「フフッ・・・そんなバカな・・・あり得ませんよ、そんなこと!一体みほちゃんに何をしたんですか?」
翼「夏美に何があったのかそれは俺もわからない・・・。これからそれを探っていくつもり・・・」
つよし「話をはぐらかさないでください!返してください!みほちゃんを今すぐ!みほちゃんは僕の命なんだ!」
翼「雉野!気持ちはわかる。同情もする。お前は悪くない!だが・・・みほはいない!存在しないんだ。元々な」
つよし「バカなこと言うなあぁぁーー‼」

この一連の台詞を見て戦隊番組内での会話だと誰がわかるだろうか。
ジェットマン視聴者ならギリギリ?
・・・どちらも井上脚本じゃないですか。時代はかわっても井上先生は本質的にはかわってなさそうですね。
しかしジェットマンは戦うトレンディドラマと称されましたがドンブラザーズは後年なんと称されるのか気になります。

刑事「犬塚翼だな。署に連行する」
警官「貴様!抵抗しても無駄だ!」
翼「離せ!俺は無実だ!」
つよし「いえ・・・有罪ですよ」
翼「お前・・・売ったな、俺をーっ!」
警察「行くぞ。おとなしくしろ」
翼「やめろ!離せ!雉野ーっ!」

こちらも戦隊内での、しかも戦隊メンバー同士での会話だと誰が信じるのか。
まあ過去戦隊では組織内の覇権争いで負けた幹部が精神病院に収容されるという結末もありましたからね。
・・・やっぱり井上脚本じゃないか。
もう井上先生は好きにやって伝説を残したらいい。

雉野みほ


みほ「仕事でまたなんかあったの?」
つよし「うん・・・僕・・・もうダメだ~・・・」
みほ「すぐ弱気になるんだから。何度も言うけど何があっても私だけはつよしくんの味方だよ」
つよし「ぼ・・・僕・・・僕が・・・ば・・・化け物になっても?」
みほ「もちろん!きっとかわいい化け物に決まってるもん。私がギュッとしてあげる」

実際の話、つよしはここまでされたらヒトツ鬼解除されそうな気がする。
天装鬼も欲望が解除されてヒトツ鬼でなくなりましたからね。ただ逆にパワーアップしそうな気もしますが。
しかしみほの人格はツル獣人が演じているのでしょうか?夏美と性格が少し違うのですが・・・。
ネコは気ままに遊び、ツルは物語を紡ぐという事でしたが・・・果たしてツル獣人の目的はなんでしょうかね?出会い自体は完全に偶然(つよしがたまたま美容院で出会った)なので偶然を装うというのは難しいと思いますが。人間界では無駄に暴れないのが掟らしいので手ごろな男を捕まえただけとか?その男がたまたまドンブラザーズになってたまたまヒトツ鬼になっただけなのでしょうか?

犬塚翼


つよし「みほちゃんお得意の・・・」
翼《ボンゴレ・ビアンカと豚肉のリンゴソース!俺が夏美に教えた料理だ。間違いない。やはり・・・夏美だ!》

得意料理が丸被りするってそうそうないので翼が確信するのもわからないでもない。普通の人あまり作らない料理ですしね。
しかし翼の料理が伏線になるとは・・・いや別に料理で判断できなくても他の方法で判明する展開もありなので料理に拘る必要はないんですけどね。井上先生が料理描写好きなのでそれをうまく活用したってだけだと思います。

みほ「素敵な人なんでしょうね」
つよし「みほちゃんの次ぐらいに素敵な人だよ」
翼「などと申しており・・・」
「などと申しており」に反応するみほ

何故「などと申しており」に反応するのでしょうかね?
みほの人格はツル獣人のもの。夏美の人格はツル獣人に支配されていて普段は抑えられているけれども翼との思い出で夏美の人格がメインになるとか?

翼「夏美教えてくれ。何があった?あれから・・・お前に一体何があった?なぜ雉野と・・・」
夏美「何訳の分からないこと言ってるの?お芝居の練習?あっそういえば翼。次の公演の脚本、書きたいって言ってたわよね。聞きたいな、どんな話なのか」
翼「いいんだ・・・。お前が帰ってきてくれただけで。いいんだ・・・」

この台詞に嘘偽りが無ければ夏美はみほの記憶はない模様。
みほも夏美の記憶はなかったようなので二人の人格は記憶を共有していないという事でしょうかね?
もちろんツル獣人の演技でなければの話ですが。
この辺の話は次回詳しくやりそうなので解明に期待。
次回翼が折り紙で獣人にされかかるよう(猫獣人?)なのでその時ツルが何かしそうな予感。

ゴールドンオニタイジン


翼「なんだ?これ。こいつなんで金なんだ?」
タロウ「この新しい力。俺だけのものではない。お供たち。オミコシ大合体だ!」
「超ロボタロウ合身!」
翼「ワオーン!」
はるか「最強~!」
真一「前が見えるぞ!ウホウホッ!」
つよし「それでは皆さんご一緒・・・肩~!あっ僕のしっぽ!」
一同「完成!ゴールドンオニタイジン!」
つよし「あれ?ちょっとこれ前見えないんですけど!」
真一「これはまたなんというか・・・」

足に文句を言わないはるかに違和感。
多分次回以降文句言ってると思いますが。
しかし翼が可哀そう。ゴールドンオニタイジンすら知らない。いつもの事ですが。
そして普通に台詞を言っている雉野が逆に怖い。
しかしせっかく全合体で顔パーツが見えるように設計したのにサルとキジの顔が隠れるというのはどういう事なのか。そして最終合体(?)にハブられたジロウの運命は・・・。
しかし何故ゴールドンオニタイジンとトラドラオニタイジンと別にしたのか疑問だったのですが東映公式HP見て納得。
ゼンリョクゼンカイオーとゼンカイジュウオーみたいな関係なんですね。
詳しくは公式HP参照。

闇ジロウ


闇ジロウ「ううっ・・・うっ・・・!痛い・・・体中がきしむ・・・ルミ・・・」
ジロウ「ルミちゃん・・・うっ・・・!」

・・・あれ今回これで終わり?
と思ったら次回に続く模様。
桃井陣から二人の人格が一つになればタロウに匹敵するかもしれない、という事で次回そのイベントですかね?何故かルミちゃんがいましたが・・・

五色田介人


タロウ「あんたには世話になった。礼を言う」
はるか「なんのこと?なんの話?」
介人「大したことじゃない」

介人にとっては大したことないのかもしれませんが他のメンバーにとってはかなり衝撃的な内容(大食い競争で復活した)なので正確に伝えた方がいいかと思います。
しかし介人がこれまでにやった事を振り返ると・・・

秘密戦隊の力を有したゼンカイザーに変身
ドンブラザーズの長官(自称)に就任
味方を改造手術

令和の宮内洋を目指しているのかもしれない。

秘密戦隊のアオレンジャー。
オーレンジャーの参謀長(長官ポジション)
仮面ライダーXを改造したV3
等々。

最終的に介人がどうなるのか。期待しています。
・・・ビッグワンみたいにラスボスと単独で戦い始めそうなのが怖い。

ソノイ


ソノイ「何?俺が桃井タロウに似ているだと?バカを言うな。似ていない!全然な」
ソノザ「似ている」
ソノイ「似ていない!」
ソノニ「似ている。頼むソノイ。以前のお前に戻ってくれ」
ソノザ「そうだ。前のお前のほうがずっといい」
ソノイ「似ていない。俺は唯一無二だ。大体言葉遣いに気をつけろ、お供ども!」

タロウとそっくり。
しかしタロウはタロウでいてと言われるのに対して(主にはるかだけですが)ソノイは元に戻って欲しいと願われるのは・・・いや元の性格から変わり過ぎなので当然ですね。
早く元に戻って・・・いや今回の展開はどうだろうか?

ソノイ「ここだ。おでん屋」
ソノザ「おでん?」
ソノイ「この世で一番うまいもの・・・らしい」

ソノイさん?
13話の台詞ですが・・・

タロウ「もし・・・俺たちがその相手を倒せたら何かうまいものでも食うか」
ソノイ「うまいもの・・・」
タロウ「そうだなあ・・・おでんとか。夏のおでんもいい」

と言っているようにタロウはこの世で一番うまいとは言ってませんよ?親友補正が効きすぎてソノイがおかしくなっている・・・。

タロウ「驚いたな。まさかここで会うとは」
ソノイ「何か問題が?」
真一「ここは人間の店だ。脳人が・・・来ていいのか?」
タロウ「よで。おでんはおでん。みんなのものだ」

しかしタロウとソノイが共におでんを食うのは最終回だとばかり思っていたのに・・・。

ソノイ「うまい」
タロウ「そうだろう。それでいい」
ソノイ「何を威張っている?お前が作ったわけではないだろう」
タロウ「元々教えてやったのは俺だ。ほら使え」
からしを渡すタロウ。からしをそのまま食べるソノイ
ソノイ「うっ・・・!」
タロウ「痩せ我慢をするな。涙が出ているぞ」
ソノイ「違う。おでんの力だ。私が今まで食べたものでも上位に位置する味。初めて食べたのに不思議と故郷を思い出すような・・・」
ソノニ「い・・・今の言い方・・・元に戻ったのかソノイ!」
ソノイ「なんの話だ?私はずっと私のままだが・・・」
ソノザ「戻った!ハハハハッ!」

こんな感じでソノイがタロウ化したけどからしで元に戻りました!とか先にネタバレされても絶対に信じなかったと思います。
むしろ今でも信じられない。訳が分からないよ・・・。
しかしこの衝撃も今週のラストで全部すっ飛びましたが。つよしの罪は重い・・・。

ソノイ「おでんのルーツは室町時代の豆腐田楽。その後江戸時代になって煮込み料理へと発展した」
ソノニ《調べたのか?》
タロウ「なんだ?それは。おでんを食べるのに余計な知識はいらない。五感で食べるものだ」

急にシャンゼリオンの黒岩省吾のような事を言い出した・・・
次回以降事ある毎に「知っているか!」とか言い出さないか心配です。

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