東映特撮ファン大賞 2022 投稿集

TTFCの東映特撮ファン大賞2022に応募した投稿をまとめました。

目的はネタ被りを避ける為。来年以降もファン大賞募集があると思いますがなるべく同じネタは使いたくないので。別に同じネタ使ってもいいとは思うのですが・・・なるべく避けたいという事で。

色々思いついては書き加えてきたので今年は12本も書いてしまった。そろそろ運営に怒られないかと思っていますが・・・まあ本数制限はない(はず)なので大丈夫ですよね。

ちなみに最後の龍騎なのですが若干書き足りないのですがこれには理由が。

ファン大賞締め切りが11月20日の23時59分。

ギーツ11話観終わって感想書き始めたのが20日の22時過ぎ。ギーツの裏話を見る為に東映公式HPをみたら冬映画に龍騎参戦との話が。

・・・そういえば龍騎のこの超有名なシーン。書いたことがなかったと思い記事を書き始めたのが11時30分過ぎ。(ギーツ感想書いていたらこんな時間に)

時間が無さ過ぎて全く書き足りない状態になってしまいました。思い出すのが遅かった。

まあ時間があると余分な事を書きたくなるのでこれぐらいの分量でもよかったのかもしれません。

余分な前置きはともかく以下はTTFC投稿記事の転載です。

スポンサーリンク

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その1仮面ライダー555 8話 夢の守り人 555・ホースオルフェノク変身シーン

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その1
仮面ライダー555 8話 夢の守り人 555・ホースオルフェノク変身シーン

今年のファン大賞は役者さんが演じているシーンでもOK!という事で555のこのシーン。

「おい知ってるか。夢を持つとなぁ、時々すっごく切なくなるが、時々すっごく熱くなる、らしいぜ」
「俺には夢がない。だが、夢を守ることはできる」
「知ってるかな?夢っていうのは、呪いと同じなんだ。途中で挫折した者は、ずっと呪われたまま… らしい。あなたの…罪は重い」

この一連のシーン。よい台詞が多すぎて一つのシーンを選べない。
というか7、8話の話の流れが良すぎて語りきれないのですが・・・とりあえずこのシーンについて。

夢が無い巧と木場がそれぞれ他人の夢を守る為に変身するシーン。
同じ目的で変身するシーンですが・・・

巧は夢に向かって努力する人間を守る、応援する為に変身。
木場は夢を断たれないように、呪われないようにするために変身。

それぞれ夢がない(巧は夢自体を持っていなかった。木場は事故で夢を失った)二人ですがそれぞれ夢に対する思い入れはあり、その思いがこのシーンで表現されてますよね。

夢が無いけれども夢を守る手段は持ち合わせていた巧。
結局最終的には巧も夢を持つ事が出来た(最終回)のですが・・・その後の展開を考えるとちょっと、いやかなり切ない。

対して夢を持つことは出来たけれども道を挫折し、その挫折した道を巧に対して託して逝った木場。

このシーンに555という作品のテーマ、そして魅力が溢れているとても好きなシーン・・・というか特撮でもトップクラスに好きなシーンです。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その2橘さん対ピーコックアンデッド

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その2
橘さん対ピーコックアンデッド

今年は役者さんの顔が映っていても良いという事でこの・・・見返してみたら橘さんあんまり映ってなかった。まあ変身シーン、回想と役者さんの顔が映っているシーンが多いので・・・

で、このシーン・・・の前に解説。
烏丸所長の変身システムに不備があり(本人は不備は認めず謝らないですが)恐怖心が増長される不具合の為、繊細な橘さんが戦意を喪失してしまい戦えない状況に。

最強のライダーを生み出す事が目標(そもそもアンデッドは他のアンデッドを封印出来ないので)だった伊坂によって目をつけられたのが橘さん。

精神的に弱っている橘さんをもずく風呂・・・ではなくシェルトケスナー藻(中枢神経を激しく刺激、闘争心を高める効果を持つ)につけ、操ろうとしたのでした。

藻の効果はバツグンであり、藻が効きすぎた橘さんは何を思ったのか伊坂を倒す事を決意。
当然藻の効果を考慮して橘さんを操っていた伊坂は橘さんを撃退。
さらには橘さんの精神的な変化に気が付いていた橘さんの同僚・小夜子は伊坂によって亡き者にされてしまいました。

小夜子を失い、その存在の大きさを再認識した橘さんは自分の為、そして小夜子の為伊坂・ピーコックアンデッドを倒す為に変身する・・・

といった流れ。

全体的に橘さんがコメディーリリーフ的な立ち位置というか・・・橘さんという立ち位置なのでネタにされやすいシーンではあるのですがそれを差し引いても非常に熱いシーン。

愛する人を失った仮面ライダーがその人間に対する思いを胸に強敵を打ち破る!
非常に熱いシーンですよね。

そもそも伊坂は剣通して初の上級アンデッド。
他の作品であれば主人公が倒してもおかしくないポジションの敵です。
その主人公を差し置いて2号ライダー(ギャレンは本来1号ですが・・・その辺は置いといて)が強敵を打ち破るってそうそうないですよね。

さらに言えば敵の攻撃にきっちり対処して戦ってるんですよね。
今のライダーだと強化フォーム入手してそのパワーで蹴散らすシーンが多いですがこのピーコックアンデッド戦は伊坂の羽ミサイルをバックジャンプで距離をとりながら銃で羽と本体まとめて狙撃。
大ダメージで隙を作ってからの必殺技、と戦闘の流れを見ても文句の付け所が無い最高のシーン。

思えば橘さんはこの後も桐生レンゲル戦でリモート封じながらバーニングディバイドを発動したり銃ライダーの利点を活かして戦っているんですよね。
かと思えば実質ラストのギラファ戦でゼロ距離射撃したり・・・と戦法が多彩。かつカッコいい。

話が逸れましたが魅力的な橘さんの中でも一番カッコいいこのシーン。
2022の特撮ファン大賞に推してみます。

ダメだったら2023年に再度推してみます。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その3ストロンガーの「そんな事、俺が知るか!」

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その3
ストロンガーの「そんな事、俺が知るか!」

その1は555、その2は剣と比較的新しい作品の事ばかり書いてしまったので懐かしい作品も。

このシーンの説明の前になぜこのシーンを選んだか、ですが・・・
ドンブラザーズでゴールドンモモタロウが超獣鬼の青春スローを無効化したじゃないですか。特に説明もなく。
あの時このシーンを思い出したので・・・

で、このシーン。
敵の睡眠ガスを完全に無効化しているんですよね。
で、何故と聞かれて上記の台詞。
「そんな事、俺が知るか!」
ですよ。

とはいえストロンガーが改造された経緯を考えれば無理もない話。
何せストロンガーは親友の敵を討つために自らブラックサタンに囚われ改造された経緯を持ちます。
そしてその時あまりの身体能力の高さに驚いたブラックサタンは大幹部用の怪人にと改造している訳なんですよね。

茂が目的をもって、復讐用に改造される怪人を自ら選んだのなら自身の特殊能力について知っていてもおかしくはないはず。
しかし茂は改造され、施された処置については知らない。わからない。
だから何故無力化したのか「そんな事、俺が知るか!」となるのはある意味当然なんですよね。

まあ大幹部用の戦闘ボディなんで幹部でない怪人のガスなんて効かないのもある意味当然ではあるのですが・・・

と思っていたのですが再視聴して愕然としました。
このガス。ストロンガー用に調整されたガスだったんですね。
何故このガスが効かなかったのか・・・そんな事、俺が知るか!

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その4仮面ライダーウィザード フレイムドラゴン初変身シーン

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その4
仮面ライダーウィザード フレイムドラゴン初変身シーン

ウィザードで一番・・・いやビースト対白い魔法使い戦も良かったのですが今回はこちらにしておきます。
今回は役者さんの顔映ってもOKという事で。

で、このシーン。
何が熱いってその前のシーンが非常に熱い。

基本的に魔法切れ以外に弱点が無く非常に強いウィザードでしたが敵幹部・フェニックスに大苦戦。
ほぼ全てのスタイルが通用せずハリケーンスタイルで逃げ出すぐらいの強敵。

ドラゴンの力を求めるも新たなスタイルに変身できず・・・
といった絶望的な状況でしたが自身の絶望、そして希望を再確認する事で自身のファントム・ドラゴンにその意志を認められフレイムドラゴンに変身。
強敵だったフェニックスを一時的に倒す事に成功、という非常に熱い展開。

それまで飄々した態度が多かった晴人が必死に「俺に力を貸せ!」と叫ぶのも印象的。

インフィニティスタイル変身時もいいのですがやっぱり自分の原点を見つめ直し、そして自分が最後の希望となろうとするこのシーン。
ウィザードでかなり好きなシーンです。

いややっぱりビーストのラストバトルも捨てがたいのですが・・・それはまた今度。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その5ゼンカイジャー 神とのジャンケン

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その5
ゼンカイジャー 神とのジャンケン

2022年の大賞なので2022年の作品も。

ゼンカイジャーも好きなシーンが多くて選びづらいのですが・・・個人的にはハカイザーの説得シーン(過去の思い出暴露シーン)とかステイシー関連の話とかマジーヌのダイコンワルド回とかブルーンのレンアイワルド回とかジュランのスシワルド回(コタツも良いよね)とかバカンスワルド回とか・・・色々あるのですが一番といったらこれですかね?

このシーンですが・・・直近の作品なので解説するまでもなさそうですが一応解説。

他の世界・トピアを閉じまくっていたトジテンドのボス・ボッコワウス様を倒して世界全快・オールオッケーとなったゼンカイジャーでしたが・・・
倒した直後、世界は介人たちの世界を除いて全て閉じられてしまう事に。

原因は神様。(結局名前わからず)
色々な世界・トピアを作ったのは神様。
一見全知全能な神でしたが出来る事と言えば世界を創る事。そして消す事。
人を操る能力もありましたが基本的には世界創造と世界破壊しかできない神様でした。

そして神の目的はお片付け。
調子に乗って世界を創り過ぎたら管理できなくなってきたので整理しようと思い立ったのですが白羽の矢が立ったのがトジテンドのトジルギア。
世界を壊せるとは言え創った世界は出来る限り壊したくない神様。
オミクジトピアを破壊する事にはなってしまいましたがその時も惜しむ気持ちはあった模様。

で、トジルギアで世界を壊さず保管しようと思い至った神。
一つだけ世界を残して後は世界を閉じてしまおうと画策していたのでした。

最終的にキカイトピアと介人たちの世界(のちのゼンカイトピア)が残った訳ですが・・・面白そうだかといった理由でゼンカイジャーに肩入れし生き残ったのは介人たちの世界。

しかし人の気持ちを何より大事にする介人の逆鱗に触れ、世界を全開する為に最後の戦いに挑む介人のとった手段とは・・・まさかのジャンケン。

ラスボスが神である特撮作品はそこそこありますが(全知全能の神は神にカウントしていいのか不明)神とジャンケンで雌雄を決しようとしたのはこの作品だけ。
ゼンカイジャーの常に全力全開な作品のラストバトルにある意味相応しいラストバトルだったと思います。

この時介人がジャンケンで出した手も良いですよね。
相手を拒絶、殴る意志にも思えるグーを包み込むようなパー。
思えば第一話。キカイトピアと介人の世界が繋がった時、最初に介人が取った行為は友好を示す握手、つまりパーでした。

物語の締めに相応しい、そしてゼンカイジャーらしいラストバトルだったと思います。

東映特撮ファン大賞 2022  投稿 その6仮面ライダータイクーン ニンジャフォーム初変身

東映特撮ファン大賞 2022  投稿 その6
仮面ライダータイクーン ニンジャフォーム初変身

次回で一番は変わるかもしれませんが現時点でギーツの1位はこのシーン。
やっぱり覚醒シーンは良いですよね。

ゼンカイジャー以上に直近の作品、というか現行作品なので説明不要だとは思いますが一応解説。

願いが叶うデザイアグランプリ。
景和の願いは「平和な世界」

ただし景和自身に具体的な平和な世界についてのビジョンはなく普段から世界平和を願ってはいるものの具体的な行動は募金などに留まっている景和。

デザイアグランプリでも勝ち抜ける意欲は他ライダーより薄く、自身の願いを叶えるよりジャマトから人を守ろうとしている事の多かった景和。

そんな景和でしたがラスボスジャマト、サボテンナイトジャマトが登場した事で事態は急変。
姉である沙羅がラスボスに囚われ、さらには自身の両親が事故ではなくジャマトによって消された事をしってしまったのでした。

世界を守る為に戦っていた景和でしたが自身の家族が危険に晒された事で家族を守る事を優先。
強敵であるラスボスを倒すために他ライダーとの共闘を持ちかけるのですが・・・自身の願いを優先する為に他者の願いを蔑ろにするようにも見えるその行為は傲慢と言われてしまう事に。

自身の願い、世界平和より自身の思い、唯一の家族を守ろうと決意した景和は自己犠牲を厭わない囮を買って出るのでした。
攻略法を熟知している英寿ですら単独で勝てないラスボスジャマト相手に囮を買って出た景和は当然ボロボロとなり、あわや退場まで追い込まれるのですが・・・その自己犠牲精神にニンジャバックルが共鳴。
タイクーンニンジャブーストフォームへと変身し、ラスボスを撃破・・・できなかったのは置いといて。ラスボスを撤退させ、姉を助ける事に成功した、という流れ。

今まで世界平和という願いを叶えつつ具体的な行動を起こせなかった景和でしたが世界平和の前にまず家族を守るという具体的な願いを叶える事に成功した非常にいいシーン。

他のライダーが自分の目的に向かって戦い続けている中、一人自身の目的と向かい合いそして一つの結論を出した事からも現時点では景和が一番印象に残っています。

次週新デザグラが始まって景和も・・・登場するかと思ったのですが次回予告にも一切登場していない?
・・・今後の景和のご健闘をお祈り致します。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その7仮面ライダーリバイス キングカズとのシーン

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その7
仮面ライダーリバイス キングカズとのシーン

リバイスもボルケーノとかジャックリバイスとかホーリーライブとかアギレラ様とか迷いましたが一番はこのシーン。

このシーンって完璧だと思うのですよね。
何が良いって・・・

一輝は1話の時点で既にキングカズを神の如く崇拝している
一輝はジーコ(親友)をケガをさせた事で結果的にサッカーを引退する事となった
その結果、自分に興味が持てなくなり、他者の願いを叶える事を優先する「日本一のおせっかい」となる
仮面ライダーとして自分の記憶すら蔑ろにしてまで他者におせっかいをかける
最終的に平和となったけれども自身の夢もなく燻ぶっている

といった状態。
ジーコとも和解したしプロサッカー選手を目指そうかな・・・、でも遅いしな・・・と思っているところで現役プロサッカー選手のキングカズから
「夢に遅いも早いもないよ。1センチでもいいから前へ出ようぜ。君の全盛期はこれからだよ」と言われる訳です。

そりゃ一輝でなくても「沸いてきたぜ!」となりますよ。
自分の尊敬するプロ、しかも最年長で現役のプロから「これからだよ」と言われれば沸きまくりですよね。

仮面ライダーは最終決戦後、平和となり主人公ライダーはライダーではなく自身の夢に向かって走り出す、といった展開も多いのですが・・・
その中でもこれは最高峰のラストじゃないでしょうか。

特にリバイスは自身の記憶を失って、そして相棒を失ってまで戦い続けたライダー。
その分このシーンは夢に溢れ、そして夢に向かって一気に進む一輝の姿が目に浮かぶとても好きなシーン。

・・・強いて言えばバイス復活してほしかったとは思っていますがそれは冬映画に期待という事で。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その8暴太郎戦隊ドンブラザーズ フィナーレいさみあし 冒頭シーン

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その8
暴太郎戦隊ドンブラザーズ フィナーレいさみあし 冒頭シーン

ドンブラザーズから一位を選べない・・・
どうせ毎週毎週一位が変わっていくのだから・・・

というのは言い過ぎですが数週間に一度は一位が変わっていくのでとりあえず現時点ではこれにしておきます。
他にも衝撃的なシーンは数あれど私はこの総集編を一生忘れない事でしょう。

事の始まりは25話の次回予告。
リバイスが最終回だからドンブラザーズも最終回やろうぜ!という衝撃的な内容の次回予告でしたが・・・実際に始まってみたら恐ろしい展開が待っていました。

まさかのリバイス最終回のラストシーンを流すとは。
投稿その7でリバイス最終回のシーンについて書きましたがまさかそのシーンが戦隊で流れるなんて誰も思わないじゃないですか。
そして介人が「良い最終回だった」と最終回の感想言い出すなんてねえ・・・

そもそも介人からして前回のゼンカイジャーのメンバーですし。
現行仮面ライダーの最終回の感想を前回の戦隊のパイセンが話し出すとか・・・まさに前代未聞。

まあその後の内容的には(比較的)大人しい総集編ではありましたがこれほど衝撃を受けた総集編はこれまでに・・・いやこれからもないでしょう。

残り10話以上残ってはいますが流石にこれ以上の衝撃はない・・・と思っていると最終回辺りで悶絶しそうな気がしますが良い意味でこれ以上に印象に残るシーンを期待しています。

完全に余談ですが最近は戦隊→ライダーの順で見る事が多いんですよね。
この時は最終回と総集編なら先に最終回観ようと思ってリバイスから見始めたのですが・・・逆じゃなくてよかった。戦隊で最終回ネタバレされるところでした。
そういった意味でも印象に残ったシーンです。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その9ガールズリミックス 2話 「やっぱり仮面ライダーは助け合いだね」 のシーン

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その9
ガールズリミックス 2話 「やっぱり仮面ライダーは助け合いだね」 のシーン

花と喧嘩してしまい、その原因がわからないというさくら。
先輩ガールズライダー達にその事を打ち明けると原因を察した先輩たちから仲直りの為にも協力してくれる、という展開に。
その時の所長・・・ではなく亜樹子のセリフが「やっぱり仮面ライダーは助け合いだね」というもの。

普通に良い台詞、良いシーンなのですが・・・この台詞の(恐らく)元ネタになったシーンを考えるとさらに良いシーンに見えてきます。

で、その(恐らく)元ネタになった台詞が
仮面ライダーWの映画。運命のガイアメモリにゲストライダーとして共演したオーズ・火野映司 の「 ライダーは助け合いでしょ 」だと思われます。

この台詞。
単に人が良い映司のキャラ紹介的な台詞に聞こえるのですがオーズ本編を見ると結構印象が変わってきます。

というのも映司はライダー同士、力のある物同士は助け合いをした方がいいね、というキャラではありますがそれ以上に一人で色々なものを抱え込みすぎる傾向があるんですね。

地球規模での平和を願ってはいるのですがその中に自分が含まれているの?とヒロインに思われた事もあるほど自分の事を顧みない人間。
最終回では人を助ける、平和を求めるのに自分の手だけを伸ばす必要性はない事に気が付くのですが・・・その辺の詳細はオーズ全話観て下さい。

運命のガイアメモリの時の映司が本編でどの時期にあたるかは不明ですが最終回前であることは確実。
ライダー同士の助け合いは必要だよね、というキャラではありますがライダーの問題はライダーだけで解決しよう、というキャラでもあったと思います。

話は戻って亜樹子の台詞。
「やっぱり仮面ライダーは助け合いだね」
確かにこの場面。ほぼ全員仮面ライダーですよね。
亜樹子を除いて。(なにわの美少女仮面はノーカウント)

仮面ライダーではない亜樹子が仮面ライダーの助け合いを肯定して、さらには自身もその仮面ライダーの力になりたいと願う。
仮面ライダーも、ライダーではない人間も平和の為に戦い、協力しあう事を誓う。
これこそが最終回後の映司が思う「 ライダーは助け合いでしょ 」ではないでしょうか。

上記ほぼ全て根拠のない個人的は妄想ではあるのですが
やっぱり仮面ライダーの助け合いは良いものであり、良いシーンですよね。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その10ドン8話 ろんげのとりこ つよし「みほちゃんは僕が守る。絶対に」

2022年の大賞応募。ドンブラザーズは2本目ですが・・・2本目でもいいですよね。むしろ一本に絞れという方が難しい。

で、他にも衝撃的なシーンしかないドンブラザーズで何故このシーンなのかと言えば・・・一番ギャップに驚いたので。

序盤は普通の、いやかなり真面目で大人しい、どちらかと言えば根暗なタイプのヒーローだったつよし。
「キジみっかてんか」では多少調子にのってはいましたがそれでも一般人よりな描写でした。

何をやってもダメ。得意な事が無い典型的な一般人なつよし。
何をやっても出来る。だから得意な事が無いと言い切るパワハラ上司に対して反旗を翻そうとしても何らおかしいところはありませんでした。
むしろもっとやれとも思う場面も。

しかし今回のろんげのとりこ。
つよしの愛する人、みほを誘拐し絵のモデルとなるように強要したろんげに対してつよしが取った行動はまさかの見殺し。

いや見殺しではないですね。
間接的に消滅させてしまったと言っても過言ではないでしょう。
脳人がヒトツ鬼を倒せば消滅するのは理解した上でソノイの手助けをしたのだから。

問題児だらけのドンブラザーズで唯一常識的な人間だとされていたつよし。
そんなつよしが間接的に人を消滅させてしまうとは・・・といった衝撃的なシーンでした。

もちろん今は皆さんご存じの通り。
やりたい放題やり過ぎていきつくところまで到達してしまったつよしを常識人として扱う人はいないと思いますが・・・この8話の衝撃は凄かった。

加えて言うならこのシーン。
最初に書いた「みほちゃんは僕が守る。絶対に」の次に続く言葉も印象的。
「たとえ相手が誰でも何をしても・・・」

まさかこの相手が翼になるとは・・・。
この番組戦隊ですよ。
サスペンスドラマとかだったら別ですがまさか戦隊内で身内を貶めようとする人間が出るとは誰が思う・・・ジェットマン見ていた人なら予想できたかもしれないですね。シャンゼリオンでも可。

何にせよ現在進行形で続いている「みほちゃんは僕が守る。絶対に」
ツル獣人の事が明らかになりつつあるこの状況で最後までこの台詞が続くのもわかりませんが・・・気になってしまう台詞、シーンではあります。

そういった今後も気になるシーンといった点も含めて今年トップクラスに印象に残ったシーンでした。
ちなみに個人的にはファン大賞には相応しくないシーンだとは思っています。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その11不思議少女 ナイルなトトメス 夫婦悪魔戦

今年のファン大賞は役者さんの顔が映っていてもOKとの事でトトメスを。
今まではこの手のシーンがNGだったので不思議少女シリーズは除外していたのですが今年はOKという事で。
次年度以降はまたNGになる可能性もあるので今年のうちに。

この回見どころが多すぎてどのシーンを選ぶのか迷いましたがこのシーンを。
流石に古い作品なので解説を。

強敵、夫婦の悪魔に敗北したトトメス。
(物理的に)不幸のどん底に落とされたものの幸福行きへのバスに乗り不幸のどん底から脱出。
夫婦に悪魔にリベンジしようとするも「愛する夫婦の悪魔には勝てない」と悩むトトメス。
しかし”愛する”夫婦悪魔に勝てないのなら”愛さない”夫婦の悪魔にすればいいのね!と悪魔的発想に至ったトトメスは不幸のどん底に戻り不幸のお土産を購入。
不幸のわさびふりかけで夫婦悪魔を(精神的に)不幸のどん底へ叩き込み、愛する夫婦悪魔を愛さない夫婦悪魔にする事に成功。
さらに区役所の戸籍係を呼び出し夫婦悪魔を離婚させ封印する事が出来たのであった。

・・・文章で書くと酷いですね。どっちが悪魔なのか。
とはいえこのシーン。やり過ぎにも思えるトトメスですが一応それなりの理由が。

この話。夫婦の悪魔に家族の心を奪われているのです。
家族の心を奪われ、操られた家族に襲われるシーンはかなり印象的。
その操られた、愛する家族を取り戻す為の戦いとなれば・・・多少なりふり構わない戦いをしても仕方ないと言える気がします。

まあやっている事は完全なオーバーキルですが。
不幸のわさびふりかけを使った時点で倒す(封印)事は出来る状態なんですよね。
そこから残業好きな戸籍係(”残業”好きなのは理由がありますがそれは1話前を観てほしい)を呼び出してわざわざ離婚させてからの封印というのは・・・そこまで怒っていた、という事にしておきます。

トトメスは他にも印象深いシーンがあるのですが(トトメスの指令ガン無視で折り紙始める折り紙の先生、ラスボスを前に天使化する妹等)初の前編後編の2話構成。完全なる敗北。そこからの復帰。そしてラスト、家族と抱き合うシーンと非常に見どころが多い回でトトメスの中では一番好きなシーン。というか回でした。

東映特撮ファン大賞 2022 投稿その12仮面ライダー龍騎 49話 真司と蓮のシーン

冬映画のライダー見たら龍騎映っている!
という訳で2022年ファン大賞。最後の投稿は城戸真司が戦死するシーン。

超有名なシーンですが簡単に説明

戦わなければ生き残れない!で有名な龍騎ですが物語も終盤。
未だに自信の願いもハッキリしないまま戦い続けていた真司ですが最終盤になって自身の目的を戦いを止める事とした真司。
しかし大量発生したレイドラグーンの大群から人々を守る為に重傷を負ってしまう事に。
瀕死の状態で戦い続けるも、力尽き変身解除する真司。
駆け寄ってきた蓮に自身の思い、そして願いを伝え力尽きる真司・・・

「お前はなるべく生きろ」と伝えた真司の思いや如何に・・・。
前代未聞(というかライダー史上他にない)の展開に加えて、ライバルに自身の思いを伝え逝く主人公というのはまさに衝撃的なシーンでありました。

さてその龍騎がこの冬。
自身の母親に再開したいと願いデスゲームに参加し続けるギーツと共闘(敵対?)する事となるようですが・・・その願い、思いは如何に。

映画が今年一番印象に残るような期待、願いも込めてこのシーンをファン大賞に推したいと思います。

コメント