映画 かがみの孤城 感想 ※ネタバレあり

映画 かがみの孤城 ネタバレありの感想です。
むしろネタバレしかしていないです。ネタバレ注意。

原作小説は読んでいません。

以下ネタバレありの感想です。

各キャラまとめ
年齢順に記載。西暦はそれぞれ弧状に来た時点の年代。
ただし2年ぐらいズレているかも。7年間隔というのは間違いないはず。

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スバル


長久 昴(ながひさ すばる) 1984年?

自分や他の未来のゲームクリエイターの作ったゲームに触発されてゲームを作ったある意味チートな人。
最初は全部記憶消されるなら自分のゲームをやった事覚えていない事になるのでは・・・と思ったのですがアキの描写を見る限り記憶はある模様。

スバルだけアキのカウンセリング受けてないし他のメンバーに比べてそれほど悲壮感はないような。
原作だともう少し描写があるとは思うのですが映画だと祖父?の家に預けられてその祖父との関係がうまくいっていない、程度の事しかわからなかったですしね。自分が見逃していただけかもしれませんが。

しかし1984年?前後だとゲームボーイすら発売されいない年。それで2010年前後の携帯ゲーム(PSPっぽい?スイッチは発売されていないはず)を楽々クリアーってかなりハイレベルなゲーマーだったんじゃないかと予想。

アキ


井上 晶子(いのうえ あきこ) 1991年?

喜多嶋先生。
というのは割と解り易い描写だったと思います。
2度目にこころが孤城に来た際にストロベリーティーが好き、との描写が。
そしてその後、喜多嶋先生が家に来た後ストロベリーティーがお気に入りとの描写。

ここまでだと単なるミスリードかな?という可能性もあったのですがその後のルーズソックスで確定。違う時代の子供たちが集められたのだな、という解り易い描写だったように思います・・・もしかしてわかり辛い?
原作小説の対象年齢的にルーズソックスとか言われてもわからない可能性が。
大人だったら一発でわかると思うのですが子供にはわからない、もしくは非常にわかり辛い描写だった可能性が・・・?
ジェネレーションギャップって怖いですね。

もしかしたら最後の方のシーン。電話で助けを求める際にポケベル云々の話が出ていましたが・・・もしかしたらポケベルはルーズソックス以上の遺物になってしまっているのかもしれない。やっぱり怖いですね。

それはともかくラストシーンでこころと再会した時の描写。
こころの事を覚えていたようですがこれは最初から記憶は消されない設定だったのか(オオカミさまの雰囲気作り的な?)、それともリオンが願ったからなのか、それともこころの願いによって消すか消されるか決まったのか・・・ちょっと気になります。

しかしこの映画、というか作品。
悪役がもれなくマジで悪役。登校拒否になるにはそれほどの理由が必要だったのだとは思いますが・・・結構きつめの描写多いですね。

オオカミさま

オオカミさま 1998年?
リオンの姉。名前失念。

エンドロールのリオンを見守る姉の姿は切ない。
とは言えある意味一番の願いを叶えたのはこのオオカミさまと解釈してもいい・・・のか?
結局のところ超常的な力を手に入れたとは思いますが孤城限定かつ、今回の件以外で力は使いそうにないので。
リオンの願いを叶えたい、リオンと共に成長していきたいと願ってある程度は叶ってますからね。
2006年のリオンとこころを見守っているかのような描写があったのでいつでもそばにいるよ、的な描写だったのでしょうかね?

それはさておき・・・
鍵のヒントは十分に渡したとは言っていましたがあれはヒントなのか疑問に思います。
時計まで自力でたどり着ければちゃんと鍵が手に入ったのか、それともペナルティのオオカミに6人食われる事が最後の鍵にたどり着く必須条件だったのか。そもそも隠れた場所にバッテンつけときました!と言われてもそこから時計にたどり着くのは難しいのでは?
本当の目的はリオンの願いを叶えたい、そして自分と同じような境遇(学校にいけない)子供たちの力になりたい、学校に居場所がなくても居場所を作ってあげたい、的なものだったと思うので・・・最初から3月末まで終わらせる気はなかった可能性もありますが。
共同で鍵を探すと子供たちが言い出した時も賛同してましたからね。全員に共通のミッションを与える事で生きる目的自体を与えるのが狙いだったんじゃないかと思います。

こころ


安西 こころ(あんざい こころ) 2005年?

意外に口が悪い。
いや別に人間なんで本音はあんなもんだと思うのですがこの手のキャラって自分に非があるから~的なキャラが多い印象なんですよね。
最初っからいじめっ子消してやる、的なキャラだとは思いませんでした。

とはいえ最初から学校に「行かない」ではなく「行けない」と思っていたように自分が何をしたい、という意思はハッキリしているキャラなんですよね。
ただし自分に自信がない。
最初に孤城に行った後もしばらく家に籠ってましたしその後も聞きたい事があるけど雰囲気的には聞けない・・・的な描写が多かったですし。

それだけに自分から真田に何をされたか、を仲間に伝え始めた事などはよい成長の描写だったと思います。
最終的には精神的に成長して真田と・・・結局真田とはどうなったか描写されず。
残念とも思いますが萌が言っていたように真田のような人間はどこにでもいる可能性はありますからね。真田を倒せば後は問題ない、作品ではないはず。

真田と別の学校に行く選択肢はあったけれどもそれでも同じ学校に通い続ける選択肢をとった。
自分一人では戦えないかもしれないけれども母親も味方である事がわかり、アキもいる。そしてリオンも一緒にいる事となった。
エンドロールに入るシーン。バラバラだった二人の歩調が一緒になって歩いていく、という描写(だったはず)がこころの成長、そしてこれからの未来を予想させるシーンで非常に良かったと思います。

余談ですが最初オオカミさまの正体は成長した(姿は変化させた)こころかと予想してしまいました。
それなら最初にこころを引きずり回した事にも説明つきそうですしね。自分ならある程度雑に扱っても大丈夫だろう、という判断。
結局全く違ってましたが。とはいえ最初に集まったシーンからオオカミさまの正体がわかる人はいないと思いますが。リオンの姉の話が出てきたのってかなり後半じゃなかったでしたっけ?

リオン


水守 理音(みずもり りおん) 2005年?

結局母親から遠ざけられたのはリオンが原因ではなくリオンの成長を見ると姉が成長した姿を思い浮かべてしまって母親が耐えきれないから、という解釈でいいんですかね?
わざわざハワイまでケーキを作りに来ているので愛情がなくなった訳ではないはず。
母親がお前は元気に育ってる、的な事を皮肉っぽく言ってはいましたがあれは本心ではなく姉も一緒に元気に生きていてほしかった、という思いが溢れただけだと思いますし。

しかしオオカミさまの正体。そしてラストシーン。
こちらが主人公に見えてしまう。

マサムネ


政宗 青澄(まさむね あーす) 2012年?

いじめられていた原因は虚言壁?
とは言え今回の話を通して噓から出たまこと状態になりましたが。知り合いというか実質生みの親。胸を張ってロクレンは俺が育てたと言っていい。

しかし名前が先進的ですね。まあアースとマサムネだったらマサムネと名乗る気はわからないでもない。2000年前後の生まれだと思いますがそれでもかなり珍しいはず。

それはともかく言いたい事が。
真実はいつも一つとかは言ってはいけない。
ビーストウォーズで元太のものマネを始めたチータス並みに反則。
しかしパラレルワールド説はオオカミさまに否定されてはいましたがある意味当たりだったような気がしないでもない。
オオカミさまの存在はある意味パラレルワールドですよね?

フウカ


長谷川 風歌(はせがわ ふうか) 2019年?

結局最終的にウレシノとフウカはどうなったのか気になります。
入場者特典だとこの二人の事については描写されていなかったので。それともあの特典は中身ランダムなのだろうか?

しかし最初保健室の先生がフウカじゃないかと思ってしまいました。
アキがカウンセラーの先生なのは明白。他のメンバーも全員こころの関係者なのでは・・・と思ってしまいましたがそんなことは全くなかった。

ウレシノ


嬉野 遥(うれしの はるか) 2026年?

未来のいじめ怖い。
しかしウレシノはメンタル強すぎじゃないだろうか。
女子全員にアタックかけてフウカといい雰囲気になるし。
そもそもいじめられて包帯ぐるぐる巻きにされるような傷を負った後、マサムネの頼みがあったとは言え私服で校門前で待機してるし。
身体能力的はともかくメンタル的に滅茶苦茶強そう。
・・・そもそもケガしたのって最初に相手に傷を負わせたからじゃなかったでしたっけ?フィジカルも意外に強いのかもしれない。

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