暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン44話 しろバレ、くろバレ 感想

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感想


よくこの流れでヒトツ鬼と戦えると思う。

さて44話にして早くも全員揃った(次回ジロウが一時離脱しそう)ドンブラザーズですが・・・いや遅いですよ!
最終回でメンバー全員揃うダイレンジャー(2代目)とかありますよレギュラーメンバーが44話でようやく揃って初名乗り・・・いや名乗ってすらいない。(猫獣人入れての名乗りは済んではいますが・・・)
ようやく揃っての初変身でした。
(調べたらレギュラーメンバー揃っての初名乗り、初変身が一番遅そうなのはアバレンジャーの47話?)

しかも最後まではるか以外全く気にしていないという。
はるかもはるかで数時間?ほど経過してようやく気が付いたという・・・
まあドンブラザーズなら仕方ない。

それはさておき本編感想。
・・・直前まで殺し合っていたのに、よくヒトツ鬼と戦えるなあと思いました。
しかもつよしが正気を取り戻す(多分?)切っ掛けが敵幹部を誤射というか撃ってしまうというよくわからない流れ。
その程度で「おれはしょうきにもどった!」にはならんでしょう。
いや元ネタの「しょうきをとりもどした」は正気に戻ってないのはさておき。

とはいえ多分つよしはギリギリヒーローとしての最低限の心が残っていた、という事にしておきましょう。
以前ヒトツ鬼化して暴れてなければやばかった。多分この程度で正気を取り戻す事は出来なかったはず。
つまり以前のヒトツ鬼化ネタは今回の伏線だった・・・?
恐るべし井上先生。

ただし普通の戦隊はメンバーが怪人化した人間を見殺しにしたり仲間を警察に売ったり人形に話しかけたり仲間を撃ち殺そうとすることはないので・・・伏線も何もない気がしないでもないですが深く追求するのは止めておきます。不毛だ。

とはいえ今回の話。以前に張った伏線を回収している回ではあるんですよね。
脳人それぞれがそれぞれの方法で人間を知り、人間と共存を望むようになったから今回のような話になってと思われます。

特にソノニは・・・
人間の愛を知りたい→翼の愛を知りたい→翼の愛が欲しい→翼を愛するが故に翼に夏美を殺させたくない・・・という流れだったと思います。
個人的に恋愛系のストーリーはよくわからない事が多いのですが今回の話はわりかし理解しやすかったように思います。解釈間違いでなければ。

色々あって一致団結して・・・してない。全くしていない。
それはさておき脳人3人衆も人間との共存を望むようになってついに全員揃って(揃ってない)元老院との戦いが・・・いや敵幹部増えてる。
5と6、そして4の再登場。さらにはペンギン獣人関連の話も進んできていよいよ最終決戦も近い雰囲気になってきました。
あくまで雰囲気だけですが。夏美話が全く解決していない(東映公式HPネタバレによると46話が夏美回らしい)ので翼とつよしの関係性が完全に終わったままなのですが最終決戦らしい雰囲気は漂ってきました。

果たして夏美、そしてみほの運命は。
ペンギン獣人と関係が深いと思われるジロウの運命は。
そしてこの期に及んで幹部を追加投入してくる元老院は?
そして刺身のつま程度に扱われている主人公・タロウの夢、幸せに関する話はどうなっていくのか。

色々気になり過ぎる ドン44話 しろバレ、くろバレ 感想でした。

桃井タロウ


翼「俺が知っているのは獣人は人間をコピーする。そして獣人を倒せばコピーされた元の人間は帰ってくるということだけだ」
タロウ《妙だ。俺が知っている情報とは違う》
回想 みほ「獣人が死ねばコピーされた本物の人間も死ぬ」

なぜ鶴獣人であるみほはタロウにだけ真実を教えたのか・・・

タロウ「その傷はどうした?」
みほ「お前には関係ない・・・」
タロウ「聞きたいことがある。獣人についてお前が俺に言った言葉・・・あれは真実なのか?」
みほ「私は嘘は言わない」
タロウ「なぜ俺に・・・」
みほ「人間になってみてわかった。人間は小さなことで笑い、泣き、そして手が届かぬと知りながら時に遠くの星を見る」
タロウ「・・・どういうことだ?」
みほ「お前より私のほうが人間をわかっているということだ」

・・・よくわからない。
このシーン。みほの真意はいまいち不明ですが前回から言われているタロウには夢がない云々の話と同様の事を言っていると思われます。

前回、未来から来た真一とのやり取り
タロウ「夢?夢より目の前の現実のほうがずっと大事だ」
真ちゃん「いつでもどこでも変わらないな・・・君は。君は夢を持つほど不幸ではない。だから幸せを知らない」
タロウ「意味がわからない」

タロウは夢がわからない。
正確に書くと夢の存在自体は理解しているが現実を蔑ろにしてまで追い求めるものではないと思っている。

鶴獣人は物語を紡ぐ存在。
夏美の夢の存在であるみほの物語を紡ぐ事によって人間の夢を追い求める心を理解した。夢を理解できないタロウより自分の方が人間をわかっている。

ここまでは理解できるのですが・・・なぜタロウに獣人の事を教えたのかはわからない。
色々無理やりこじつけると・・・脳人(タロウ)は人間を理解できない。獣人は人間を理解できる。人間をイデオンを存続させる為の資源と扱っている脳人より獣人の方が優れた存在。だから獣人に手を出すな。
何故ならタロウなら獣人を倒し結果として人間を消し去る可能性があるから?
とかでしょうか?書いていてもよくわからない。
まあ次回獣人回、そしてその次の回は夏美回らしい(東映公式HP参照)のでその辺で詳しく語られるかもしれないし語られないかもしれない。


鬼頭はるか


はるかの新作マンガ
「残念。こんなビートじゃうちのベースは活かせられないよ」
ソノザ「ハハッ・・・アハハ・・・!」
はるか「あの・・・どうでしょう?」
ソノザ「傑作だ。よく頑張ったな。もうお前に教えることは何もない」
はるか「そんな・・・私編集長じゃなきゃダメなんです。これからもよろしくお願いします!」
ソノザ「バカだなお前も。いばらの道だぞ!」
はるか「はい!」

こんなやり取りがあったからこそ真ちゃんはソノザに嫉妬していたのだろうか?あの未来に繋がっているとは限らないですが。
しかし前回のマンガは「こんなビートじゃうちのビーツは活かせられないよ」とのシーンがありましたが・・・一応ボツ原稿の設定はというかキャラはこの作品に活かしたという訳ですね。
前回のマンガの方が個性的ではあったのですが・・・まあ色々と未来的すぎますね。人類には早すぎる。


ゆり子「どうしたの?はるか。そんな難しそうな顔して」
はるか「うーん・・・なんか大事なことを忘れている気がするんだけど・・・なんだっけ?えっ・・・ええ~~~~っ‼犬塚翼が・・・イヌさん⁉ワンちゃんが~⁉」

・・・戦闘後数時間経過してからこのリアクション。
自然に全員で変身していましたからね。違和感がなかったのも仕方ない・・・のか?
そもそもはるか以外誰も翼について触れてはないですし・・・もしかしたら翼がイヌブラザーだと頭のどこかで理解していたのかもしれない。

翼「あんたらは素人だ。獣人とは関わらないほうがいい」
はるか「あっちょっと・・・何?あれ。素人って・・・素人のくせに!」
真一「ヒーローにでもなったつもり・・・かな?」

・・・多分理解していなかったですね。
しかし他はともかくつよしが全く言及していなかったのはどういう事でしょうかね?
みほが翼に襲われた、という時点で理解していたのかもしれないしみほを傷つけるやつなんてどうでもいいと思っていたのでしょうか?


雉野つよし


つよし「えっ?働きたいって・・・ダメだよ!ダメダメ!みほちゃんはずーっと家にいて好きなことをしてればいいんだ」
みほ「でも好きなことって?」
つよし「そりゃあ・・・ゲームとか」
みほ「興味ないな私」
つよし「編み物とか一人占いとか手品の練習とかヒツジの数数えたりとかいろいろあるだろ。じゃあいってくる」

つよしの提案が酷い。
そもそもみほって夏美がやりたかった物語を紡いでいるだけ(のはず)なのでそれに反して家で引きこもっていろとか言われても納得できるはずもないですよね。結局家から出てしまった訳ですが・・・


つよし「一体何があったの?みほちゃん・・・」
みほ「犬塚・・・翼・・・うっ・・・!」
つよし「えっ?犬塚さんがみほちゃんを?」

このシーンでみほが獣人であると確信したのでしょうか?
つよしは精神的に不安定なので何を考えているのか本当にわからない・・・いや他メンバーも全員よくわからなかった。辛うじて真一がわかりやすいような気がしないでもない。

翼「雉野。話というのは?」
つよし「お前がやったんだな?みほちゃんを・・・お前が・・・」
翼「ああ。だがあれはみほではない。獣人だ!」
つよし「お前は絶対に許さない・・・!」

まあそれはともかくみほを獣人と言われて否定していないんですよね。つよしは獣人であろうがなかろうがみほを愛する妻として認識しているような気がする。
やっぱりつよしはみほと。翼は夏美と一緒になれば丸く収まるような気がする。ソノニは・・・どうなる事か。ジェットマンなら死んでたと思いますが今回わざわざ復活させたので・・・どうなるんでしょうかね?


翼にトドメを刺そうとするつよし。翼をかばい倒れるソノニ
翼「ソノニ・・・!」
つよし「えっ⁉あっ・・・ど・・・あっ・・・」
突如現れる超電子鬼。ソノニを守ろうとする翼とつよし

感想の方でも書きましたが何故ソノニを守ろうとするかよくわからない。みほならわかるのですが・・・この後普通に翼と一緒に変身してヒトツ鬼と戦う流れもよくわからない。
翼とソノニがメイン過ぎてつよしの行動がよくわからないんですよね。ただつよしはこれまで積み重ねて来た色々なものがあるのでつよしなら今回の行動をとってもそれほど違和感がない。ような気がする。
ソノニがかばわず翼を倒してたとしてもその後普通にヒトツ鬼と戦いそうな気もします。つよしだし。


犬塚翼


ソノニ「お前がやつを倒せ。そうすれば本物の夏美が戻ってくる。どうした?何を戸惑っている?」
翼「自信がないんだ・・・。たとえ獣人でも夏美の姿をしたやつを倒せるかどうか・・・」
ソノニ「バカな!今さら何を・・・」
翼「他に手はないのか?獣人の森へ行き直接夏美を助けだせれば・・・俺は以前森に行った。ならもう一度・・・」

自分の姿をした獣人を躊躇なく倒したのに・・・まあそれは別の話。
結局今回は迷いながらもみほにトドメを刺そうとしましたしね。まあそれだけ翼にとって夏美は重要な存在という事で。


みほと戦うイヌブラザー
みほ「ムダだ。私は不死身。仮に私を倒せたとして・・・本当の夏美も死ぬ」
翼「お前の言葉など誰が信じるか!」

まあ敵の言葉より味方の言葉を信じますよね。命乞いをしているように聞こえる。
・・・脳人って敵でしたっけ?味方でしたっけ?
そもそも翼が戦隊メンバーとしては異質の存在なので・・・次回正式(?)にドンブラザーズとなるようですが果たして翼は本当にドンブラザーズの一員となれるのか気になります。
そして今のメンバーの惨状を考慮すると別にならなくてもいいような気がしないでもない。


キビポイントを使い瀕死のソノニを復活させる翼
ソノニ「翼?」
ソノニの無事を確認すると離れようとする翼
ソノニ「翼!」
翼「よせ!話すな・・・来るな・・・俺を見るな・・・二度とお前には会いたくない!」

なかなかに難しい状況。
なんとなくは理解できますが翼の心境を正確に書ける気はしない。

翼「ソノニ・・・なぜ獣人をかばうような真似を・・・?」
ソノニ「お前に謝ることがある・・・。私は嘘をついた・・・」
翼「嘘?」
ソノニ「獣人を倒せば本物の夏美も・・・死ぬ・・・」
翼「なぜだ・・・なぜそんな嘘を・・・!」
ソノニ「すまない・・・」
翼「答えろ。なぜ・・・」
ソノニ「私は・・・」

このシーンで色々と察したので復活させたけれどもやった事(夏美を消滅させようとした事)は許せない。だから会いたくない、という事でしょうかね?
まあ翼とソノニの関係はこれで終わりという訳ではなさそうなので・・・最終的にどうなるのでしょうかね?

しかし久しぶりにキビポイントを使いましたが・・・所有ポイントは翼が圧倒的に多い。まあ人助けしているのは翼が圧倒的に多いですし・・・いやそもそもキビポイントがどう貯まるのかいまだに不明ですけどね。
それにしても瀕死の人間(脳人)を復活させるだけでこれだ消費するとなるとキビポイントって大したこと出来ないような気もしてきました。消されてしまったバスガイドさんや狭山はキビポイント使って復活させるのではないかと思っていましたが・・・全員のポイント使えばギリギリいけそう?


桃谷ジロウ


ジロウ「あっ皆さん!僕また近いうちに田舎に帰るのでよろしくです!」
真一「よく帰るなあ君は。そんなに田舎がいいのか?」
ジロウ「ルミちゃんが寂しがってるんで。すいません。あっタロウさんも一緒にどうですか?ルミちゃんを紹介しますよ。ついでに寺崎さんも」
タロウ「寺崎?」
ジロウ「はい。僕を赤ん坊から育ててくれた父親代わりみたいな」
タロウ「いいだろう。行ってやろう」
ジロウ「えっ!」
はるか「珍しいねタロウが・・・」
タロウ「ああ。ジロウは俺と同じドン家の者。ジロウの恩人ならひと言、礼を言っておきたい」
はるか「あら意外と古風」

そういえば桃井陣ってドン家関係者のタロウを育てた罪で幽閉されているはずですよね。
それと同じであれば寺崎さんも幽閉されていてもおかしくはないのですが・・・

ジロウ「フフッ。見ます?ルミちゃん。かわいいでしょ?」
スマホを見せるジロウ。ジロウには見えていたルミちゃんがつよしには見えない
つよし《この人やっぱり変だ・・・!》

そもそもこの描写を見る限り村の人間全てペンギン獣人が作った存在に思えてきました。
いやでもペンギン獣人であると思われるジロウの人格は幼い頃かごめで遊んでいる最中に出てきたので・・・(主人格は闇ジロウのはず)よくわからない。
もしかしたら実は闇ジロウが主人格ではなくジロウが主人格。闇ジロウはジロウ、ペンギン獣人が意図的に生み出した存在とか?
まあこの辺の詳細は次回のお楽しみという事で。
個人的にはペンギン獣人がラスボスでも一向にかまわない。


脳人


ソノニ<人間は悩み苦しみ欲望を抱く。そういう感情を私たち脳人が理解することは・・・ない。決して>

決して理解できないはずの感情を理解したソノイ達脳人三人衆。結果としてソノニも処刑されずに生き残ってめでたしめでたしと言いたいところですが・・・

ソノイ《できた・・・だがいつからだったろう。絵が描けるようになったのは》

タロウを忘れていた。主人公より先に人間の感情を理解するとは。ソノイが芸術を描けるようになったのは間違いなくタロウのおかげだと言うのに・・・
いやよく考えたらタロウも理解はしているんですよね。
つきはウソつき むすこ、ににんばおり ドンびきかぞくなどを通して。ただ夢を理解していないだけ。のはず。
まあソノイ達も完全に理解できたのではなく理解し始めた、というのが正しい気がするので脳人3人衆とタロウの物語はこれからですね!
・・・で何故か次回脳人幹部は6人に増える事となるようですがどうなる事か。
この追加幹部達も感情を理解する展開となると・・・グランセイザーの風のトライブのメンバー並みの速度で理解していく展開になりそう。
もしくはメタルダー最終盤のようにまとめて爆発。


ドン家


ソノイ「ソノニ・・・脳人の名においてお前を処刑する。ソノニ・・・お前はドン家と同じだ。ドン家は人間を愛した。そしてイデオンの世界を放棄し人間界での脳人と人間の共存を唱えた。それは脳人の堕落を意味する。だからドン家の者は処刑された。人間に思いを寄せた者は処刑される!それが脳人のおきてだ!」
ソノニ「わかっている。早くやれ」
攻撃を躊躇するソノイ
ソノザ「これはおきてだぞ。お前にできないのなら・・・俺が・・・」
同じく攻撃を躊躇するソノザ
ソノザ「お前と同じだ。私たちも・・・」
ふらつきながらその場を立ち去るソノニ
ソノイ「以前ソノニは言っていた。犬塚翼は愛という名の血を流すと・・・だがそれはソノニ自身だったか・・・」

結局ソノイ達はかつてのドン家と同じ道を辿る事となりそうですね。
獣人を作ったのは人間の代わりに資源とするためにだったはずなのでイデオン世界を放棄する気はなかったと思うのですが・・・その辺の真相は不明。ソノイもこの情報は元老院からもらっていると思うので。
結局ドン家が諸悪の根源なのか、それとも元老院がドン家を陥れようとしたのかは不明ですが・・・どちらでもやれそうなのが怖いところ。普通の戦隊主人公の血縁関係って悪い存在ではないのですが・・・ドンブラザーズだし。
ただソノイ達がドン家と同じ道を進もうというのであればドン家も元老院に利用されただけの方が色々と物語的には綺麗に終わりそう。
ただジェットマンの前例、綺麗に終わったと思ったら最後にぶちかましてきた井上先生なので油断はできない。


椎名ナオキ


ソノニ「お前は偶然アノーニと共に森へ送られたのだ。だがそんな偶然のタイミングは万に一つ。二度とはない。他に選択肢はない。お前の愛はその程度のものだったのか?夏美を取り戻せ・・・お前の力で!」

今週出てはいないのですが・・・結局椎名ナオキはどのように森へ行ったのか不明。出た方法も不明ですからね。
未来では獣人解析が進みある程度獣人の森を行き来できるようになっていた、と考えるのが良さそう?
翼しか助けなかったのではなく色々制限があるから翼しか助けられたなかった、と解釈しておきます。

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