王様戦隊キングオージャー 第1話 我は王なり 感想

こいつはすごいぜ! 王様戦隊キングオージャー 第1話 我は王なり 感想です。

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感想


凄すぎて色々心配。

各王様や王国について色々と書きたいのですがその前にこれだけは言いたい。

この勢いで1年やるのでしょうか?
スタッフが過労で倒れないか心配。

冒頭。
よくある世界観の説明の1話でこの後チーキュ・・・じゃない地球に来て王様たちが現代社会に馴染みながら地球を守っていくストーリーかと思いきや・・・チキューを舞台に全編やっていく模様?

ファンタジー戦隊かと思ったらマジでファンタジー世界の戦隊ですよ・・・。
いくら今までのノウハウがあるとは言えこれはきついのでは・・・と心配になってしまうぐらい力の入った1話でした。

ストーリーも単純な勧善懲悪ものではなく自国の王を見限って自身が「邪悪な王」になる事を決意したギラが主人公。

そのギラに見限られたラクレスもギラに話した事が真意かと言えば・・・まだ微妙。
何かしらの裏がありそう(そもそも一市民に王が自分の事を全て話す必然性はない)ですが・・・なんにせよ結構複雑そうなストーリー。

脚本の方も特撮ではあまり見ない名前ですが・・・真犯人フラグの人?
あのオチはあまり好きではない(最初の時点で・・・ネタバレは止めときます)のですが・・・まあ単純なストーリー展開とはならないでしょうかね?
特撮だとゼロワンのプログライズホッパーブレード回の脚本担当されているようで・・・熱い展開も問題なさそうでしょうか?

という訳で1話で制作スタッフの本気が伝わって来た。
脚本の方もやりたい事が伝わって来た。
これは期待したいところなのですが・・・この調子で1年続けられるのかが心配になってきてしまいます。

今までのシリーズで培ってきたノウハウがあるとは言え以前よりも制作に時間がかかりそうですし・・・ストーリーも路線変更で変わってしまったシリーズもいくつかあるので・・・。

こいつはすごいぜ!のメタルダーも個人的には好きだったんですけどねえ・・・。
色々あって路線変更&打ち切りとなってしまってますし。
ちょっと時代を先取りしすぎた。

ただしかなり独特な世界観だった(現代劇なのに)ドンブラザーズも自身のスタイルを一年貫き通した・・・貫き通し過ぎた偉大なパイセン戦隊の例もあるので是非ともキングオージャーはスタッフの創りたいものを全力で創っていただきたい。

そんな事を思う 王様戦隊キングオージャー 第1話 我は王なり 感想でした。

ギラ クワガタオージャー


ブーン「邪悪の王め!コガネを放せ!」
ギラ「フフフフフフッ・・・ハッハッハッハッハッ!そう!俺様は邪悪の王ギラ!卑怯!卑劣!最低!俺様が世界を支配する!」
コガネ「いーやー。助けてー」
ブーン「オージャカリバーの力、見せてやる!みんないくぞ!」
子供たち「王鎧武装!」
ギラ「それは・・・!王にしか使えぬ伝説の王剣!」

普段からこんな事ばかりやっていたから邪悪な王になる!とか言い出した模様。戦隊でこんな事を言いだした主役がいただろうか。
・・・桃井タロウは必要なら言いそう。
そもそもタロウは序盤は鍛える為にお供たちを襲ってましたからね。邪悪ではないですが・・・善と言える存在かどうかは微妙だった。幸せを届けたいだけだったのですがタロウは人に尽くし過ぎた・・・。彼なりのやり方で。
そしてライダーなら最低最悪の魔王がいた。
うん、それほど珍しくもないのかもしれない。多分。

それはともかく2000年前の戦いって子供たちも知ってるぐらいメジャーな話なんでしょうかね?王鎧武装がキングオージャーに変身する掛け声と認識しているようですし。
バグナラクが攻め入る前は王鎧武装する機会もなかったように思えますが。シュゴットも今までは他国に侵略する事もなかったはず。
バグナラク以外にも多少なりとも脅威があって、それに立ち向かうために時々王たちは変身してきたのか。それとも伝説は詳細に語り継がれてきたのか。ちょっと気になります。


兵士「いいからさっさと・・・」
ギラ「グダグダ抜かすな!愚民ども!」
兵士「なんだ⁉貴様!」
ギラ「文句があるなら俺様たちが相手になろう」
子供たち「合体!いくぞ!キングオージャー!食らえ!」
兵士「やめろ!やめろ!投げるな!ただで済むと思うなよ!」
子供たち「正義は勝つ!」
ギラ「大成功!イエーイ!」
男性「ありがとうギラ。でも気をつけろ。王様に刃向かって捕まりでもしたら園の子たちは路頭に迷っちまうぞ」
ギラ「そんなことにはならないよ。王様は悪者じゃない。王様は国民全員を守ってる。だから僕たちは手の届く大切な人たちを守る。それはきっと王様も望んでくれてるはずだろ?」

やたら王様の評価が高くて逆に兵士の評価が低いのが気になります。
これは王にとっては兵士も道具でしかないって事なんでしょうかね?
一見王は立派な為政者として振舞っているが実際は兵士にブラック企業も真っ青なノルマを課して自身に批判が集まらないように世論を操作しているとか?
性格的には好きになれる人物ではないですが王として資質はあるのかもしれない。あまり好ましい方向性ではないのですが。

この時のギラも兵士が私服を肥やそうと徴収しているからそれから人々を守っても王様は咎めないよ。むしろ望んでいるよ、という反応ですよね。
児童養護園がどのように作られたのかは不明ですがその園の出身であるギラからこのように認識されているのはかなり凄いような気がする。


ギラ「民を守るのが王じゃないんですか・・・?」
ラクレス「民は道具。私が国だ」
ギラ「ふざけるな!」

ただし・・・何故か自分の真意をそのどこの骨かもわからないギラに洗いざらい喋ってしまうのはどうかと思います。

ギラ「これ(オージャカリバー)があればみんなを救えるんだろ⁉」
ラクレス「無駄だ。王以外にそれは使えない」
ギラ「だからお前が使うんだ!」
ラクレス「この私に・・・王に剣を向ける意味がわかっているのか?お前は今、世界の敵になったのだ!」
ギラ「はあ・・・はあ・・・望むところだ・・・!貴様の語る正義などくだらん!つまらん!気に食わん!子供たちを犠牲にすることが正義なら、俺は正義をぶっ潰す悪になってやる!恐怖しろ!そしておののけ!一切の情け容赦なく一木一草ことごとく!貴様を討ち滅ぼす者の名はギラ!邪悪の王となる男!俺様が世界を支配する!」
ゴッドクワガタが覚醒する
ギラ「ああ、俺様も気に入った!」
ラクレス「バカな!なぜ・・・」

そんな王の姿を見たギラは自身が最低最悪・・・じゃない邪悪な王になると宣言。
まあ望んで邪悪な王になると宣言した訳ではなく子供を犠牲にするのが正義というのであればそんな概念ぶっ潰してやる、的な宣言ですよね。
決して全てのライダーをぶっ潰す・・・じゃない全ての王をぶっ潰すのではなく間違った正義をぶっ潰してやる、という事のはず。

実際なぜこの時にオージャカリバーとゴッドクワガタが反応したかは不明ですが・・・2000年前の戦いは王が始めた戦いではなくバグナラクを打ち倒した英雄が王となった模様。
つまり王がオージャカリバーを使えるのではなくゴッドクワガタが資質を認めた人物がキングオージャーとなれるのではないでしょうか?

もしかしたらラクレスはギラと同様に悪役の演技をしている可能性もある?
自身がゴッドクワガタを目覚めさせられない。ギラという少年にその資質があると知ったラクレスは国と巻き込んでの大芝居を打ってギラを覚醒させた可能性が?

・・・「バカな!なぜ・・・」と言わなきゃそんな可能性あったんですけどね。
つまり自国が襲撃された一大事に城に不法侵入を許し、さらは王たる証のオージャカリバーを奪われたのがラクレスという王という解釈でいいのかな?

ギラ「俺様が世界を支配する!みんなのために!」
兵士「動くな!」
ラクレス「反逆者の名はギラ。捕まえ次第、死罪とする!」

この辺も自身の無能を証明してますね。
バグナラクに襲撃された混乱に乗じてオージャカリバーを奪っていた反逆者がいるから捕まえろって事ですよね。
警備体制が一切機能していないと自ら証明しているのと同義ですが・・・。
そもそもギラがキングオージャー操縦してバグナラクを撃退してますし。

ああ、でもそう考えると違うのか。
自ら剣を取ってキングオージャーを使ってバグナラクを撃退したものの合体後の隙を狙われ(ドンモモタロウのように合体直後は隙ができるのでしょう)オージャカリバーを奪われたから捕まえて死罪にしろ!なんですかね?それなら納得できなくもない。

・・・ギラについて色々書こうと思ったのにラクレスについて色々と書きすぎてしまった。
これが5王国を束ねようとする王の魅力か・・・。
いや単にラクレスの方が書きたい事が多かっただけなんですが。

まあそれはともかくギラはオージャカリバーを使用できる事やキングオージャーを操縦できる事から王族関係とかあるのでしょうか?
もしくは2000年前の英雄の子孫とか?


ヤンマ・ガスト トンボオージャー


ンコソパ ペタ城
シオカラ「待って!待って~!」
ヤンマ「お守りはいらねえってつってんだろ。シュゴットの合体なんて俺一人でやれる」
シオカラ「そうじゃなくて!ヤンマ総長、おいらがいないとすぐもめるでしょ?」
舌打ちするヤンマ

最初に書きましたがヤンキー総長が技術者ってのが斬新な気がする。
マンガとかならともかく戦隊でこの手のキャラは珍しいような?
寿司屋がトップクラスの技術力を持つ侍戦隊はありましたが。後半の合体は寿司屋なしでは不可能だった。

それはともかくこのシーンだけで色々わかりますね。
技術力は非常に高い。
「俺一人でやれる」に対してシオカラは一切否定していないですからね。側近なのか舎弟なのか不明ですが腹心の部下っぽいキャラのお墨付き。
そしてそんな部下から絶対にもめ事を起こすと認識されている事も。

で、そんな部下を舌打ちしながらも置いて行かない総長。
ヤンマの技術力と仲間との信頼関係がよくわかるシーン。


リタ「あとはお前だけだ。ヤンマ・ガスト」
ヤンマ「ラクレスがキングオージャーの操縦権を握る、ってのが納得いかねえ」
カグラギ「なんと・・・!」
ヒメノ「今さら何?ホントに嫌!」
ヤンマ「てめえがリーダー面する道理はなんだよ」
ラクレス「始まりの国だからだ。キングオージャーはゴッドクワガタなくしてよみがえらない。であれば私がその任を担うのが当然の責務だ」
ヤンマ「昔話は聞いてねえ。2000年ビクともしなかったゴッドクワガタを電子制御して動かしたのは・・・俺だ」

要は昔テッペンとっていた派閥がその過去の実績だけで現在もリーダー面しているのが気に入らない、と言っているんですよね?
現時点では俺が最強。俺がてめえらまとめてテッペンとってやる、と。
・・・出る作品間違ってませんか?東リベとかHiGH & LOWに出る方では?
しかし「タイマン張らせてもらうぜ!」みたいなキャラなのに巨大ロボの制御出来たから私がみんなのまとめ役をやらせてもらいます、と言い換えると一国の王に見える不思議。

カグラギ「ラクレス殿に任せてなんの不満があるんです?」
ヤンマ「こいつは予言とやらと口実に力を独占したいだけだ。そうなんだろ?」
ラクレス「私は常にチキューの平和を願っている。むしろ力を欲しているは君のほうではないかな?」
ヤンマ「なめんじゃねえぞ・・・俺は降りる」
カグラギ「バグナラクがいつ来てもおかしくないんですよ?」
ヤンマ「うるせえスカポンタヌキ。俺がテッペンだ」

人を見る目は確かなようだし。
この時点でラクレスの真意はほぼ見抜いている。カグラギもタヌキとその本性を見透かしたような(二枚舌キャラらしい)事を言っているので・・・
きっと数々の抗争を繰り返し、その中で信じていた仲間に裏切られ何度もタイムリープした経験からくるものなんでしょう。多分。
ただ一つ言いたいのは・・・ここで言う事でない。
ヒメノも言ってますが揉めるならこの前段階でやるべきでしたね。まあ5王国の調印の他にもやるべきことは山積みだとは思いますが。仮にも族の総長・・・じゃない、一国の王なので。


ゴッドクワガタに対して
ヤンマ「起きろ!また人類を救ってみせろ!なんで・・・?ロックは完全に解除しただろ!」

電子制御して動かした、という台詞がありましたが・・・起動しただけ?ゴッドクワガタに色もついてなかったですし本当に起動させたのかよくわからない。
しかし総長っぽいキャラがロックは完全に解除しただろ!とか言っているのは違和感しかない。次第になれるのだろうか。


ヒメノ・ラン カマキリオージャー


イシャバーナ フラピュタル城
セバスチャン「出発のお時間でございます。ヒメノ様」
ヒメノ・ラン「嫌。おめかしが終わってない」
セバスチャン「と、おっしゃられましても今日ばかりは・・・」
ヒメノ「この私のお願い以上に大事なことなんてある?」

わかりやすい我儘姫系の王様。
ただし・・・

ギラ「コガネ!しっかりしろ!」
コガネ「大丈夫・・・王様が・・・守って・・・」
ギラ「コガネ‼」
ヒメノ「まだ息がある。この子は任せてあなたも逃げなさい。ラクレスは何をしてるの⁉」

やるべきことはきっちりやるし人の命も率先して救う。
王として資質はありそうです。
ヒメノは初登場時の印象地は違って意外に一番スタンダードな王様として描かれるような気がします。

ただ戦闘に立って戦うタイプの王様が同時に医者としてのスキルがあるらしいのは良いのですがそれはヒメノが忙しすぎやしないだろうか。
戦闘中に非戦闘員を治療している余力はないだろうし。キラメイジャーの小夜さんも戦闘中に医療行為はしていなかった気がする。医療系のキャラって戦闘中の扱いが難しいですよね。

関係ない話ですがソノナ・・・じゃないイエローレーサーは戦闘中にメカニック技能を使って相手を解体していましたが・・・あれぐらい極端にやらないと非戦闘員用のスキルって使いづらい気もします。
自分を治療しながら戦うキャラってマンガだとちょいちょいいる(幽遊白書の神谷とか)のですが戦隊だと記憶にない。
治療できるキャラ(ライダーだと最光とか)はいますが外科技術で治療しながら戦う戦隊キャラは思いつかない。
アバレキラーなら治療しながら戦えたのかもしれませんが・・・そもそもほぼ苦戦しないキャラだったし・・・。


カグラギ・ディボウスキ ハチオージャー


トウフ タキタテ城
カグラギ「うーん!うまい。今年の米は素晴らしい!」
「ハハハハッ・・・!カグラギ殿のご指導があってこそです」
カグラギ「幸先がいい!予言が外れ、平和が続くことを願いましょう!」

覚えづらい!他のキャラ以上に覚えづらい!
いや城の名前とかは憶えやすいのですが・・・ここまでストレートにされると逆に何を言っているのかわからなくなる自信がある。
神代剣のようにトゥーフーとか言ってくれた方がまだ覚えやすい気がしてきた。

しかしそのドスレートな城のネーミングに反して実際は二枚舌キャラらしく(公式HP参照)今後どう活躍するのか気になります。
ある意味ラクレスが二枚舌キャラなんですよね。二枚舌というかよくわからない点もあるキャラですが・・・。
果たして子供を犠牲にする正義をぶっ潰す事を宣言したギラはカグラギと仲間としてやっていく事ができるのでしょうか?
要は何のためにウソをつくのかが重要になってくるとは思いますが・・・カグラギ回が楽しみです。


リタ・カニスカ パピヨンオージャー


ゴッカン ザイバーン城
モルフォーニャ「リタは信じてるんですか?バグナラクがよみがえってまた大きな戦いになるって」
リタ「我々のやるべきことは一つ。ただ不動を貫くだけだ」

不動を貫く事、だとみて見ぬふりをする的な台詞に聞こえますが・・・実際は中立派な立場になって冷静に判断してやるべき事をやるって事ですよね。多分。
実際リタは最高裁判長的なキャラらしいですし・・・必要時以外動きそうにない点がギラと対立しそうではあります。
カグラギ程ではないですがリタ回も楽しみ。


ラクレス・ハスティー


兵士「今期分の税を徴収する。すぐに金を持ってこい!」
男性「この前払ったばっかだろ」
兵士「王様の命令に歯向かうのか⁉」
女性「ラクレス様がそんなこと言うわけないでしょ。どうせあんたが・・・」
兵士「口答えするな!」

ラクレスに関してはギラの項目であらかた書いてしまった・・・
まだ書きたいことはあるのですが重複する部分は多いです。

このシーンでもわかる通りラクレスは市民から慕われているんですよね。意外な事に。
「王様の命令に」に対して「どうせあなたが」的な返答をしていますがこれは兵士が私服を肥やしているのが常態化しているって事ですよね?
そんな状態でも慕われている王というのは・・・ある意味超優秀なキャラではないだろうか。
兵士は兵士で俺らにばっかり批判集中させやがって、と思っているキャラがいるのかもしれないですが。


ドゥーガ「ようこそシュゴッダムへ」
ヒメノ「まさかこの私を歩かせるとはね」
ボシマール「王たちの姿が民にとっての希望になるのです」
ヤンマ「さすがシュゴッダムの国王様。考えることがご立派だ」

ヤンマからさりげなく皮肉を言われているのが笑える。
ヤンマって直接言いそうですが(実際後で言ってるし)・・・その辺は空気を読んだのでしょう。多分。
しかしこうやって民にアピールする事に関しては手を抜かないっぽいですね。やっぱり有能な王に見えてきた・・・。


リタ「この5王国同盟は世界を脅かす敵が到来した時に備え、国境を越え、利害を排除し、国同士が一丸となって敵を打ち倒すために制定するものである」
ラクレス「長きにわたる悲願。守護神キングオージャーの復活が予言の年に達せられたことは奇跡か運命か・・・この先どんな脅威が待ち受けようとも・・・シュゴッダム国王ラクレス・ハスティー。民のため、チキューのため、この命を捧ぐことを誓おう。皆、剣を取ってくれ」

真面目なシーンでチキューと呼ぶのは止めてほしい。チーキュと勘違いして笑ってしまう。これも全てカーレンジャーってやつらの仕業なんだ・・・。

キングオージャーの復活は奇跡なのか運命なのかそれとも謀略通りなのか。
現時点では有能な面はあるものの迂闊で残念な王に見えてしまうラクレスですが後々の展開で印象が変わる・・・かもしれない。

ラクレス「悲劇にも予言は的中した。だが我らはこの日のために備えてきた。戦士たちにシュゴッドの加護があらんことを!」

襲撃自体は予測していたように見えますしね。もしくはバグナラクと繋がっていてマッチポンプしかけたとか。
操られていた。既にバグナラクの軍門に下っていた。などなど何かしらあるのかもしれないし、単に残念で迂闊なまま終わってしまうのかもしれない。


ドゥーガ「何者だ⁉どうやって城に入った?」
ギラ「そこで何やってるんですか?街で人が・・・」
ラクレス「それは悲しいな。尊い犠牲だ」
ギラ「何を言ってるんですか・・・?」
ラクレス「勘違いしないでほしい。これはゴッドクワガタの目覚めを拒否したヤンマ・ガストのせいで起こったことだ。バグナラクを退けたのち、我々は正義の名の下にンコソパに攻め入る」
ギラ「まさか・・・わざとバグナラクを放置したのか。他の国を侵略するために!」
ラクレス「人聞きの悪い。全てはチキューを統一するためだ。真の平和は絶対的な力によってもたらされる。だからこそ私の力で5王国を一つにする。ンコソパを皮切りにイシャバーナ、トウフ、ゴッカン・・・全ての国がシュゴッダムにひれ伏すまで私は戦い続けよう!たとえどれだけの犠牲を払おうとも」

チキューと(以下略)
しかしこのシーン。何故ギラに自分の真意を伝えたのか気になるんですよね。
ギラに特別な事情(隠し子とか。もしくはギラに伝える必要性があった、とか)がない限り他国を侵略しますよ、と伝える必要はないんですよね。単に捕まえればいいだけの話。
この後ギラが掴みかかりますがそれも不問にしてましたし・・・ギラを反逆者にして何かさせよう、というのまでもがラクレスの計画なのかもしれない。

予言にはギラを覚醒させないと全滅しますよ。それにはラクレスが悪役になる必要がありますよ、だからギラを追い込んで覚醒させてバグナラク倒してね、とか書かれていたのなら・・・ラクレスのやっている事も理解できなくはない。
ただし事実はどうであれ自国の民を尊い犠牲と言っている時点で・・・あまり良い王様には見えない。
きっちり何かしらの信念に基づいて悪役になるキャラって好きなのですが・・・こいつは多分違うと思います。
仲間にならないのであれば仮面ライダードライブの仁良光秀ぐらい突き抜けてほしい。


キングオージャー


<その昔、5人の英雄と守護神キングオージャーがバグナラクを打ち倒し、人類を救った。英雄は王となり5体のシュゴッドと共に国が生まれ、長きにわたる平和が訪れた。誰が言ったかもわからないこんな予言がある。2000年の眠りを経てバグナラクは地の底からよみがえる。んんっ・・・失礼。そして今、チキューは予言の年を迎える・・・とさ>

ナレーションがあやふや。
誰がいったかわからない。
・・・とさ。
とか。

何かしらの意図があってこのナレーションにしたのだとは思いますが気になります。予言の内容は間違って伝わっていた、もしくは誰がか意図的に曲解して伝えた、とかありそう。

個人的にはナレーションはきっちり断定してほしい。
セイバーのタッセルとか1話の時点で「そして人間の歴史が全て詰まっていたんだ」と全知全能の書について断定してますからね。ちょっとやり過ぎな気もしましたが。(そもそもあれはナレーションではない気も)

個人的に好きなナレーションはガオレンジャー。
パワーアニマルに勝手に名前つけたりしていた気もしますがあれぐらい断定してやってくれてもいい気がする。


<これは王たちの物語。そして・・・いつか王になる男の物語である>

最近こんな風に始まるマンガが多い気がする。
ヒロアカとか。
ギラがどのような過程を経て王となるのかは・・・今後の楽しみですね。
そして最低最悪の魔王が最高最善の魔王になったように・・・邪悪なる王は何になるのでしょうか?


バグナラク


デズナラク8世「人間どもは皆殺しだ!」

・・・非常にわかりやすい悪役ですね。
近年まれに見るドスレートなラスボス(暫定)
いやボッコワウス大王は自分の世界以外全て征服しようとしてましたし(ラスボスは神ですが)ヨドン皇帝も似たような考えだったような気がする。エラスは・・・過程は複雑ですが結論としては人間どもは皆殺しだ!だったはず。

前回のラスボスのソノナ・ソノヤが何を考えているのかわからない(そもそもぽっと出の処刑人)。さらにいえばソノシ以降の敵キャラが何を考えているのかよくわからなかったので感覚がマヒしていたのかもしれない。
多分こちらがストレートなラスボス。

それはともかく人間側の王・ラクレスとの対比でこっちは単純な悪役(複雑かもしれませんが)したのでしょうかね?
あまり敵側に色々な思惑があるとメイン視聴者層が混乱しそうですし。

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