幸せの総量(串カツのソースのように)は決まっている? 31話 慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム♡ 感想です。
感想
他人の幸せの為に生き残り、人々を守りたかった景和。
他人の幸せの為に自分を犠牲にし、退場していったアルキメデル。
なるほどこれが天国と地獄というやつですか。
どちらが天国でどちらが地獄かは・・・恐らくその人の想い次第。
幸せの総量が決まっている、デザグラはその幸せを集めて勝者に振り分けるゲームだと言う事とが示されましたが・・・他にも新しい情報があるので整理。
・未来人と現代人は子を成す事が出来ない
なぜなら体の構造自体が違うから
・ミツメが現代人と子を成せた理由は?
可能にする方法があったから。それは・・・
・幸せには総量がある
デザグラ、ジャマグラはそれを勝者に集めるゲーム。誰かが幸せになれば誰かが不幸になる世界
・復活できなかった人達がいる
他人の幸せを叶える為に犠牲となったから
などなど。
この状況に反発したのが道長と景和。
誰かの幸せを叶える為に誰かが犠牲になってよい訳がない。
ただし景和は人類全員が平等に幸せになる事が願い。
対して道長は・・・全員が平等になればいいとは思っていない模様。
その違いからか、景和は道長によって退場させられてしまった今回。
さて次回は女神の正体を知ってしまった(ある程度感づいてた?)英寿が不公平な幸せの上に成り立っている世界を懸けて道長と雌雄を決するようですが・・・英寿の決断が気になりますね。
果たして英寿、エースはデザグラ自体をよしとするのか。
自分の幸せを叶える為に他人を不幸にする世界を存続させるのか。
気になるところですね。
ただ英寿は幸せの総量が決まっているという事になんとなく気が付いていた可能性もありそう?
極力他人が不幸せになりそうにない願いを選んでいるような節もありますし
世界的スターは知らない。
まあ実際幸せの総量が決まっている事を知っていたかどうか不明ですがかなり自粛して願いを叶えて来た可能性はありそうです。
なにせ2000歳以上。デザグラの構造は知らなくても世界の成り立ち、他人の不幸の上に人の幸せが成り立っている側面がある事に気が付いていた、という事はありそうです。
対してそんな状況は全部自分がぶっ潰してやる、と勢いだけで色々やっていそうな道長との決戦は・・・両者がどのような結論を出すか気になりますね。
といった感じの31話 慟哭Ⅶ:天国と地獄ゲーム♡ 感想でした。
余談ですが未来人の体の構造が違う件。
もしかしたら最初から幸せの総量が決まっている。
じゃあ人類の総数を制限しよう、的な考えでやっている可能性もありそう?
総量が決まっているなら必要以上に創らなければいいじゃないか、的な。
もしかしたら景和の世界平和の願い、全員が幸せになれる世界を突き詰めて言ったら未来の世界が生まれた可能性が・・・?
あともう一つ余談。
プロデューサーが串カツの2度付けを咎められた件。
これはソースが欲しい、もっとソースをじゃぶじゃぶつけて食べたいという自分の幸せは他人を不幸(衛生的にも精神的にも)にしてしまう。
幸せの総量(ソース)は決まってるんだから2度つけんな、というプロデューサーからのありがたいメッセージなのかもしれない。
浮世英寿
英寿「何が言いたい?」
ベロバ「フフフッ・・・そんな残酷なことをしてきた創世の女神の正体って何者かしら?フフフッ・・・」
英寿「正体?」
祢音ちゃんの場合は事実をサプライズプレゼント、という形で押し付けて来たベロバ達ですが英寿に対しては直接言わなかった模様。
とは言えヒントを出せば答えにたどり着くだろうという考えはあったはず。敢えて直接言わなかったのは自分たちの発言だけでは信憑性がないと考えたからなのか。
それとも・・・
英寿「話がある」
ニラム「・・・聞こう」
串カツを2度付けしようとしてサマスに止められるニラム
英寿「創世の女神はいつどこで生まれた?何者なんだ?」
サマス「そんなことを聞いてどうするつもりですか?」
英寿「ずっと疑問に思っていた。俺は一体何者なのか・・・なぜ前世の記憶を持つ俺みたいな存在が生まれたのかって・・・」
ニラム「そう、本来・・・君は生まれるはずがない人間だ」
英寿「お前たち未来人と俺たち現代人の間で子供が生まれるはずがない・・・そういう意味か?」
ニラム「そもそも体の構造が違うからね」
英寿「だとしたら、母さんはどうやって俺を産んだのか・・・」
ニラム「あったのさ、可能にするすべが」
英寿「その方法があるとすれば・・・ただ一つ」
こうやって直接デザグラ運営に確認するのを期待したのか。
まあ英寿は散々「その言葉を信じるか」と他人に言っている訳でベロバ達の言葉を直接信用するはずもないですしね。
そしてデザグラ運営に確認させる事でデザグラ側への不信感にも繋がると考えたのではないでしょうか?
単にベロバの趣味かもしれませんが。その方が英寿が苦しんでくれそう、的な。
英寿「俺の母さんは・・・」
大智「ようやく難問の答えにたどり着いたかな?」
英寿「ナッジスパロウ・・・」
大智「本来結ばれるはずのない未来人と古代人。誰よりも幸せになりたいと願った彼女は忌まわしき力を手に入れた。人々の幸せを奪い大いなる理想の世界につくり変える力を・・・」
英寿「母さんこそが創世の女神・・・」
景和「それホント・・・?」
大智「ああ。僕はこの目で見たよヴィジョンドライバーに記録された歴史をね。あの神は創世の女神を模造したものさ。創世の女神は人類とジャマトを争わせ世界中の幸せを支配していた」
景和「そんな・・・」
大智「そして・・・かつて人々の幸せを犠牲にして誕生したのが君だ。女神の申し子、浮世英寿」
そして英寿に事実を伝えた訳ですが・・・
いや、伝えてないですね。
前回の判明した回想では・・・
スエル「奇跡の力を宿したか」
ミツメ「うっ・・・ああっ・・・!ああっ・・・ああーっ!」
スエル「女神となれ・・・ミツメよ!」
何らかの力で奇跡の力を宿したミツメが創世の女神に変えられたという事実。
しかし大智の言い分だと自分の幸福の為に女神になり幸せを分配、支配してきたように聞こえます。
果たして英寿は大智から告げられた事実に対してどう反応するのか・・・と言いたいところですが次回予告で「真実は、この目で確かめる」と言っているんですよね。
何らかの形で創世の女神にミツメが関わっている事は確実。以前母さんに会いたい、という願いをデザグラ運営に却下された事からも事実だろう。しかし実際何があったのかは・・・自分で確かめる。といったところでしょうか?
さすがに英寿は祢音ちゃんと違ってそうそう精神は崩れないですね。
・・・まあ祢音ちゃんは祢音ちゃんでお母様に直接確認した訳であれはあれで結構な強メンタル。
何にせよ次回ジャマトグランプリも大詰め、英寿がミツメの真相に近づく回になる事は間違いなさそうです。
それはさておき幸福の総量について。
感想の方でちょっと書きましたが串カツのソースみたいな考えでいいのでしょうかね?
皆が皆、二度付けせず一度でソースを使えば全員それなりに幸せになれる。しかし2度付けする、他者より幸福を得ようとすると他人の分が足りなくなる。場合によってはソースの入れ替えによって追加のソース、他者の幸福で補う必要がある、的な?
意図した描写かどうか不明ですが幸福の総量を考えるのに解り易い例えだったような気がします。
ブーストマークⅡ
道長「お前も落ちろ!」
道長に穴に落とされそうになり、レーザーブーストフォームで復帰する英寿
英寿「俺を落とそうとしても無駄だ」
道長がマークⅡ相手に戦えるのはどうなのかと。
なぜに道長がマークⅡ相手に優勢に立てるのか。グレア2ですらマークⅡ相手に苦戦していた(時差ボケで逆転したはず)なのに。
そもそも道長ってコマンドバックル使用した上でナイト(透)と組んだ状態でマークⅡに大敗してなかったでしたっけ?
そこから強化された訳でもないのに普通に戦える(ましてや優勢に立てるのは)のは・・・ライダーあるあるですが若干納得がいかない。
桜井景和
沙羅「どうしちゃったんだろう?祢音ちゃん・・・。「祢音TV」の配信、全然やらなくなっちゃって・・・なんか聞いてる?」
景和「家出して帰るところでも探してるんじゃないかな?」
沙羅「ああ・・・「祢音TV」なしでこの先どうやって生きていけばいいの~⁉」
景和「幸せになれればいいけど・・・」
沙羅「それ誰に言ってる?私?祢音ちゃん?」
景和「みんなだよ。世界中のみんな!ねっ」
各個人の幸せを祈りながらも世界中の平和を願う景和。
その心意気だけは立派だと思うのですが・・・
ケケラ「どうした?改まって相談って・・・」
景和「ずっと気になってたことがあって・・・デザグラで犠牲になった町の人たちの中には世界がつくり変えられても救われなかった人たちがいて・・・」
ケケラ「お前の両親のようにか・・・」
景和「その時のデザグラでライダーが全滅したからって聞きましたけど、どうして・・・?」
ケケラ「世界をつくり変える力に変えられたんだよ。そもそも世界中の幸せの総量っってのは決まってる。誰かが金持ちになりゃ誰かが貧しくなるようにな。つまりデザグラで失われた幸せが、別のデザ神の幸せに変えられてたってことさ」
景和「そんな・・・」
ケケラから世界の幸福の総量は決まっている。誰かが幸せになればその分誰かが不幸せになるという事実を知ってしまったわけです。
景和「父さんも母さんも・・・俺たち家族はただ家族で一緒に暮らせればそれだけで幸せだった・・・なのに・・・創世の女神がそんな幸せすらも奪ったんだ。誰かの幸せをかなえるために・・・」
邪神「さあ、第2の審判の時だ」
景和「みんなが何したってんだ・・・?小さい子たちだっている。なんの罪もない人たちをゲームに巻き込んで些細な幸せすらも奪ったんだ!俺は絶対、見捨てたくない・・・どんな人たちも」
結果として創世の女神を憎むような描写が。
家族で一緒に暮らせればそれで幸せ。そんな些細な幸せを個人の過剰な幸せを叶える為に犠牲にしてしまう組織がある。
まあ世界中を幸せにしたいと願う景和からしたら憎むべき相手かもしれませんね。
とはいえ幸せの総量が決まっているという設定上、デザグラがあろうがなかろうがそれは無理な話ですが。
そもそも景和の家族一緒に過ごせればそれだけで幸せ、という考えも些細な願いに聞こえますが世界の幸せの平均を考えれば上位の願いに聞こえなくもない。家族が離散した、家族を失った、という家族はいくらでもあるはず。
世界基準で考えれば日本で何不自由なく家族で暮らせるというのはそこそこ幸せなはずなんですよね。
その辺を景和がどう考えているのか。
道長から「お前が消えれば誰かを幸せにできるぞ。それが本望だろ⁉」と言われた時、一瞬何かを考えたようですが・・・何を思ったのか。
その後世界を幸せを願いながら退場してしまった訳ですが・・・復帰した後景和が何を思い、何をするのかが気になりますね。
そろそろ映画でカゲロウに指摘された悪魔が出てきそうな予感。
しかし幸せの総量が決まっている、という設定はよくわからない。
他者の幸せを奪って自分が幸福になるケースはあると思います。しかし必ずしもそれらは=ではない。皆が少しずつ幸せになっていく例もあるはず。
という事は幸せの総量は決まっているかもしれないですが総量事態を増やす事は可能なはず。
そもそもエースが初参戦した西暦元年と現在では人口の数が全く違うはずですが幸せの総量がその時と同じではないはず。同じなら人口が少なかった西暦元年は全員幸福で現在は皆不幸みたいな状態になっていてもおかしくはない。
とすれば何かしらの要因で幸せの総量を増やす事は出来るはず。景和はそれを目指していくのではないかと予想してみます。
全員が幸せになれならならその全員を減らせばいいじゃないか、という考えになる可能性は・・・ある?
悪魔がいるっぽいですし。カゲロウがドン引きするやつ。
それは完全に悪の組織の考えなので景和にはそれなりの答えを見つけてほしいと思います。ネオショッカーがそんな感じの世界征服企んでいた気がする。人口が多すぎるから減らすね、的な考え。
吾妻道長
英寿「新手のゲームか」
道長「そのとおりだ。人間最後に行き着くのは天国か地獄と相場は決まってる」
道長は自分が天国に行くのか、それとも地獄に行くのか考えているのでしょうかね?
まあ自分のやっている事が完全に正解だと思ってはいなさそうですが・・・
道長「女神の支配からは逃げられない。人より幸せになりたいと願うやつがいる限り争いは終わらない。だったら勝者になるしかない!女神を利用して理想の世界を手に入れるためにな!お前が消えれば誰かを幸せにできるぞ。それが本望だろ⁉」
景和「俺は諦めない・・・いつか必ず・・・!うわっ・・・!この世界の幸せを・・・!」
道長に突き落とされ、退場する景和
なんにせよ自分の理想を叶える為に戦っている道長。
しかし道長の理想の世界ってなんでしょうね。
「人より幸せになりたいと願うやつがいる限り争いは終わらない」なので全員同等に幸せになりましょう、という世界?
もしくは全員不幸せになりましょう?
景和と大差ないような気がする。
自分の理想の為に他者を犠牲に出来る道長。自分の理想の為に自分を犠牲にできる景和。その辺が違ってはいると思うのですが・・・
理想としている世界が近いとは思います。手段が違っているだけで。
道長「タイクーンは俺が消した。あとはお前だけだギーツ。天国か地獄か・・・俺たちの行く先を決めるぞ」
なんにせよこの台詞からすると自分が地獄に落ちる可能性を考えている道長。
彼の行く末は天国なのか地獄なのか。気になるところです。
アルキメデル
アルキ「どうだい?私の肥料はおいしいだろう?」
古代魚ジャマト「ウッ・・・!」
アルキメデル「はあ・・・!ハーッハッハッハッ・・・!愛すべき我が息子よ!」
大智「ああ、理解不能だね。自分自身を肥料にするなんて」
ベロバ「はあ・・・あの人、ピュアだから。ジャマトをめでたくてめでたくて仕方ないのよ」
前回の描写。東映公式HPによると指を切断したらしいです。
なかなかピュアですね・・・肥料にするだけなら献血とかありそうですがそれじゃあ気が済まなかったのでしょう。
その方が息子が喜ぶから!的な考え。
アルキ「ルークまで逝ってしまったか・・・!お前だけが頼りだ!ジャマトの理想の世界をお前がつくるんだ!栄養が欲しいか・・・?ん?いくらでもくれてやるぞ!」
古代魚ジャマトに食われるアルキメデル」
アルキ「そうだ・・・ハハハハハ・・・!うーんと食べて大きくな~れ!」
古代魚ジャマト?「理想の世界をかなえるのは・・・私だ」
そして最終的には自分が食われる事を選択。
息子の幸せ、理想を叶える為に自分を犠牲にしたアルキメデル。
他者の為に自分を犠牲にする。景和も似たような事はやっていますがそれの最上級の献身ですね。ピュア過ぎる。
ある意味アルキメデルも世界平和を願っていたのかもしれません。それが人間か、ジャマトかの違いはありましたが・・・。
まあそれはともかくジャマトが普通に人間食えるって設定やばくないですかね?
それに他のジャマトが気が付いたら人間が食われ放題になりそうですが。というか何故今までしてこなかったのか逆に不思議。その辺は相手の同意がない限りやらないように運営のプログラムされていたのか。
まあ食ってコピーするとか仮面ライダーカブトのワームと似たような話になりかねないので多分この後は出てこない気もします。
デザイアグランプリ
ベロバ「天国と地獄ゲームはまさにこの世界の縮図よ。大勢の犠牲者の上にたった一人の幸せが成り立つ不公平な世界。それがデザイアグランプリ」
景和「どういう意味だ!」
ベロバ「これまで数えきれないほどのゲームで多くの犠牲者を生んできた。彼らの幸せは女神のもとへと集められ、たった一人の勝者の大きな幸せに変えられる・・・それがデザイアグランプリの真実」
道長「敗者の幸せを奪って勝者だけに与える・・・そうやって人々の幸せを支配してきたのが創世の女神だ」
人の不幸を願っているベロバがこの事実をどうこう言うのはどうかと思いますがデザグラが意図的に幸せを集めてきたのは事実。
これは何を意味するのか気になりますね。
未来人と現代人は構造そのものが違うという事ですが・・・もはやそれは人間なのかすら怪しく思えてきます。ベロバとか350歳ですし。
未来の世界では極々少数の人間が生き残っていて幸福を独占。その人間の幸せを叶える為にオーディエンスたちのような未来人が存在しているとか?
働くのが幸せ、的な事を思うようにプログラムさせられて労働させられているとか?自分の意思で働いているけど実はそれは実際の人間からプログラムされていたんですよ、的なオチ。
で、その未来人たちの娯楽の為にデザグラを運営している?
幸福の分配を行っている人間がいてその人間の幸せを叶える為に未来人が働き、その未来人が幸せを感じるように過去の幸福を操作している・・・とか。
書いていてよくわからなくなってきた。
まあ過去の世界、その世界の幸せをひっかきまわしてショーとして楽しんでいるのは間違いない事実。色々歪んだものを感じますがその辺は最終章辺りで触れるのか気になるところです。
ジャマトグランプリ最終戦 天国と地獄ゲーム
邪神「審判の時だ。幸せになりたければ好きな色を選べ」
男性「みんな丸の上に乗れ!襲われないぞ!」
邪神「地獄の色が定まった。今、地獄は赤い!敗者は地獄へ落ちるがいい」
落ちる沙羅。落ちた沙羅を救い出す景和
沙羅「死ぬかと思った~!」
色判定に失敗しても復活出来る緩いゲーム。
と見せかけて復活出来ることを利用して人間が幸せを奪いあう姿を見たかったベロバの趣味全開なゲームなのかもしれない。
事実ジャマトに促されて他者を落とした女子高生がいましたしね。
ベロバ「あれこそ天国を見守る女神の姿。しかし女神が課した選択で間違えた者は地獄行き。ただしい選択をすれば生き残り次の試練に挑戦できる。そして最後まで生き残った人だけに幸せになる権利が与えられる。ゲームの参加者は町の人たちだけじゃない。あなたたち仮面ライダーも全員よ。ニラム、あなたもね」
最終的にはニラムのヴィジョンドライバーを奪う事が目的ではあるようですが・・・何にせよベロバ個人の意向がふんだんに盛り込まれたゲームである事は間違いなさそうです。
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