王様戦隊キングオージャー 第12話 6人目の王様 感想

人、バグナラク。全てを統べて世界の命運を定める者 第12話 6人目の王様 感想です。

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感想


かませ犬の古き王、デズナラク様ににネタバレされた・・・

前回あっさりと敗退させられたデズナラク様がいきなりイキり始めて「ハンパ者はこの手で縊り~」とか言い出してしまったのでその時点で正体がわかってしまいました。
今回も何もできずあっさり敗退させられたくせに・・・

それはともかくジェラミーの正体、そして目的が判明した今回。
今までいそうでいなかった・・・いやゼンカイジャーのステイシーが思いっきり該当するので・・・あまりいなかった敵組織と人間のハーフ。
それがジェラミー・ブラシエリ。

その目的は表舞台からなかった事にされ、狭間で生きてきたものたちの偏見や差別をなくし、全てを統べる狭間の王となる事。
これは結構癖が・・・いや非常に癖が強い追加戦士ですね。

まあ目的自体は非常にわかりやすい。

2000年前の戦いでは実は6人の英雄がいた。
しかしその英雄は許されない恋をしてしまった。
人間の英雄とバグナラクとの恋(バグナラクは17歳ぐらいな気がする)
結果、表舞台から姿を消されなかった事にされてしまった英雄。

その消されてしまった英雄たちと。
そして自分の存在を知らしめるために予言を改竄、いや最初から自身の都合の良いように作り上げたのがジェラミーだったというオチ。

行間読め読めいう割に自分もあまり読めていないあたり・・・若干独りよがりと言うかヒントの出し方が悪いような気がしますがそれはきっと狭間の人間だったから。

直接言って否定されるのが怖いから行間に自身の思いを詰め込めるだけ詰めた結果、誰にもわかっていない予言が出来上がったという、ちょっと可哀そうなジェラミー。
リタに「気持ちはわからんでもない」と言われるだけあって若干コミュ障な気はしますが・・・まあ最初から迫害されていたので仕方ないですよね。

そんな彼らもキングオージャーに認められ、見事に仲間に・・・なっていない事が次回予告で判明。
ジェラミーの真の目的はキングオージャーとして認められる事ではなく人間とバグナラクが手を取り合う未来。
そしてその手を取り合った世界で王となる事。

戦争状態である現状をどうにかしないとジェラミーの目的は達成できない訳です。
という訳で次回。
戦争を止めないならそれ以上の暴力で2度と戦争する気にさせねえぞ!といった意気込みで恐怖を与えると言い出したジェラミー。

果たしてジェラミーは予言の恐怖の大王となってしまうのか。
それとも人間とバグナラクを繋ぐ王となるのか。
アンゴルモア大王とか今の子供は知っているのか。

色々気になる 第12話 6人目の王様 感想でした。

余談
行間という訳ではないのですが2000年もの間、バグナラクが戦争を仕掛けてこなかった理由が気になります。
予言書はジェラミーが全て?作成した模様。
その予言書に2000年近くも侵攻を止められるだけの力があったとは信じられないのですが・・・。
8世は我々は無限だ!とか言い放つぐらいバグナラクは無尽蔵に沸いてきそうなので予言に従って大人しくしているようなやつらじゃないと思うんですよね。
何かしらそれなりの説得力があるものがあったんじゃないかと予想しますが・・・それが語られていないような気がしないでもない。

ギラ・ハスティー


ギラ「あいつ(ジェラミー)は「全てを統べる」と言った。ラクレスと同じだ」

この時点でジェラミーの正体は知らなかったので「ラクレスと同じだ」と言ってしまうのも仕方ないのですが・・・
それはさておきギラはこの手の全てを統べる系の王様は好まない様子。
これまでのギラの行動を見る限りギラは王は民を守り、民は王を支え、共に国を守っていく、的な王を理想としているようです。
今回ジェラミーの目指す王が判明したのですが今後ギラがジェラミーの考えに賛同していくのか、それともバグナラクは否定してしまうのか。
最近の戦隊は敵の一部と和解する事が多い(ドンブラは・・・一部過ぎるので置いといてゼンカイはボッコワウス派以外のトジテンドと、キラメイはクランチュラ派と和解)のですがバグナラクとはどうなるのか気になります。
人間を守る為にバグナラクを一掃する、ではラクレスの考えと大差ないような気もしますしジェラミーの言うはざまの人間を排除する事にもなりそうなので・・・
今後ギラが何を思い、どう行動するのか気になります。
そもそもギラは唯一シュゴットと対話できる時点で他の人間と同じ存在かどうかすら不明ですからね。


ヤンマ・ガスト


シオカラ「ンコソパ特性、超高性能嘘発見器~!・・・っすよ!」
ヤンマ「朝っぱらからうるせえよ」
一同「押忍!」
シオカラ「完璧っす」
ヤンマ「動作チェックしとくか。タコメンチ、つけろ」
ギラ「いいのか?」
ヤンマ「お前ホントは悪じゃねえだろ?」
ギラ「違う!俺様は邪悪の王、ギラ!」
(雷鳴)
ギラ「ギャアアーッ・・・!」
ヤンマ「よし!問題ねえ」
リタ「これからお前に質問する。ウソをついたらこうなる」
ジェラミー「拷問器具じゃないかな?」
ヤンマ「ウソつかなきゃいいんだよ」

拷問器具じゃないかな?
そもそも嘘発見器をつけられている時点で疑わしい、つまり事実が発覚したら罰せられる可能性が高い、つまりどのみち終わりっぽいのですが・・・
それはともかく現状唯一シュゴットと対話できる貴重なギラを嘘発見器の見本にして動作チェックするンコソパ総長マジパネェっす。
恐らくショックで仮死状態になっても蘇生できる手段があるに違いない。拷問・・・じゃない尋問は相手を死なせたら成り立たないですからね。ンコソパの技術力はマジパネェ・・・。
このあとシオカラの脈が止まって、他の配下が狼狽えていたような気がしますが多分気のせい。
まあ特撮で脈が止まるって大した事ないですからね。前作主人公なんて何度止まった事か・・・。最終的には誕生日(誕生日ではなかったですが)パーティで脈を止められる始末。


嘘発見器で倒れるシオカラ
ヤンマ「問題ねえ。ってことは事実か」
リタ「機械にも間違いはある」
ヤンマ「ねえ。ンコソパなめんな。とにかくこいつの言っていることが正しいと仮定しないと話が進まねえだろ」

この辺の自身の技術への自信は総長もヒメノも同じですね。
自身の技術力に絶対の自信があるからこそ、それを疑わない。そして疑えない。ヒメノはどうしようもない事態になると黙ってしまってましたし・・・
なんにせよ総長の言う通り正しいと仮定しないと話が進まないというのは総長らしいと思いますが。
ああ、でもヒメノもギラの遺伝子を確認してギラとラクレスが兄弟だと確信してましたしね。やっぱりヒメノと総長は似た者同士。


ジェラミー「頑固なところはギンちゃん譲りかな?」
リタ「知り合いか?」
ヤンマ「俺がパソコン教わったじじいだ」
ジェラミー「そのギンちゃんに教えたのが俺だよ。キングオージャーを動かせたのも俺のおかげ」
ヤンマ「ああ?んなわけ・・・」
ジェラミー「君は聡明だねえ。最初に解析できたシュゴットはなんだと思う?」
リタ「ゴッドクモか」
ジェラミー「俺は人間にキングオージャー復活のヒントをバグナラクには三大守護神のヒントを残したのさ。こいつ(嘘発見器)は素直でいいね」

徐々に明らかにされていく総長の過去。
両親の顔は知らないと話してましたがギンちゃんが親代わりだったのでしょうか?
かなりの技術力を持っていそうですが国政には関わってこなかったのでしょうか?この辺は後で判明しそうですが。前王なら前王といいそう(そもそも他の王達が知っているはず)なので単に技術力が超高い総長の親代わりの人物だった、という事でしょうか?
とすればなぜそんな人物にジェラミーがパソコンを教えたのか気になりますが・・・その辺も後で解説してほしい。


シオカラ


リタ「壊れてる」
ヤンマ「シオカラ!」
シオカラ「あれ?ごめんなさいね。ヤンマくんのバカーッ‼」
(雷鳴)
一同「シオカラさん・・・!」「息してねえ!」「脈もない!」

嘘をついた結果がどうなるのかわかっているにも関わらず一切の躊躇いもなく嘘をつけるシオカラ・・・。
さすがは総長の側近。
それはともかく他の有象無象のヤンキーは何かしら対処をしてあげてください。


ヒメノ・ラン


ヒメノ「どうしてバレてるの?」
セバス「美しさがあだとなったようです」
メイドたち「ああ・・・」

セバス・・・わかっているなら止めよう。
とはいえそれはヒメノの案を否定する事になるので絶対に出来なかったとは思いますが。
しかしメイドたちが一斉にああ・・・と崩れ落ちるシーンは面白いですね。「ヒメノ様が美しすぎるのが悪かったのね」ぐらいにしか思ってなさそう。ンコソパとイシャバーナは国民が個性的過ぎる。


ヤンマ「やっちゃいけねえワガママだろお姫様」
ヒメノ「私はスコピのソウルを返してほしいだけ」
ジェラミー「それかい?」
メイドだち「ヒメノ様・・・!」
ジェラミー「後ろ。先ほどのおわびです、お嬢様。おっと・・・失礼」

重要人物のギラを嘘発見器にかけるのはいいのでしょうか総長?
それはともかくジェラミーをさらう必要はなかったはず。ジェラミーが有罪であればソウルを没収出来るはずなので・・・その場合の管理は恐らくリタがやる可能性が高いのでそれを見越して奪いに行った可能性が?
・・・いや単に少しでも早く自分のものを取り戻した気持ちしかなかったんでしょうね。なにせ自分のものなんだから。


カグラギ・ディボウスキ


カグラギ「ギラ殿をさらった男ですが何やら三大守護神に詳しい様子。壁画の言い伝えも自分だと」
ラクレス「連れてきてくれ。何か気になるか?」
カグラギ「いえ・・・少々、意外でした。妄想をしゃべっているだけかもしれない男に、なぜそれほど興味があるのか・・・」
ラクレス「うたぐり深いな、君は。妹の素直さも少しは見習え」
カグラギ「スズメは元気にしておりますか?」
ラクレス「もちろんだ。だが君の態度次第ではどうなるか・・・フフフ・・・」
カグラギ「心得ております・・・」

カグラギがラクレスに協力的だったのは妹を人質に取られていたから、という事が判明。それにしてはラクレスを軽んじている発言も見られるので完全な人質状態ではなさそうですが・・・いざとなれば人質に出来る状態ってところでしょうか?
しかしラクレスはラクレスでジェラミーの正体に気づいていそうですね。妹の事で話題を反らしたっぽいですが。
本当にこの二人の会話は双方色々思惑がありそうで気になります。

カグラギ「示す真実は1つしかございません!その男はバグナラクの・・・」
ジェラミー「役者はそろったな」
カグラギ「手先です!」
ジェラミー「おっと?」
カグラギ「とぼけたところで無駄なこと。私にはウソはつけません。彼が放った爆炎の中、平然と立ち上がるデズナラク!つまり彼の攻撃はハッタリ。全てはデズナラクを逃がすためだったのです!」

そういえば前回の戦闘シーン、思いっきり「フェイク」と字幕で出てました。スルーしてしまってました。
しかしジェラミーはカグラギなら自身の正体に気づくと思っていたのでしょうか?
ヤンマの関係者のギンちゃんを知っていた事から他の王の事も調べていたはずですが・・・カグラギそんなやつじゃないですよ。
カグラギがジェラミーの正体に気が付いていても自分では絶対にいわない。何故なら話が面倒な事になるから。バグナラクと和平を結ぼうとするやつがいても自国の為にならないのだったら率先して泥をかぶりに行く男だと思いますよ。


リタ・カニスカ


リタ「モルフォーニャ。雷おこしの手配を」
モル「済んでまーす。ご愁傷さまでーす。ねっ?」

さすがモルさん。仕事の出来ない他の側近とは違う。
しかしわざわざンコソパに行ったのは貸出不可なのだろうか。それとも人権を考慮して普段は使わないようにしているのだろうか。
どうみても雷おこしは拷問器具ですからね。憎き転売ヤーですら調べに調べて判決を下すリタにとって基本的には使わないものなんでしょう。
そもそも自白って証拠になりそうにない(しそうにない)ですからね。
リタにとっては普段は必要ないものなんでしょう。


リタ「お前の正体は怪奇蜘蛛男」
ジェラミー「おっと・・・」
リタ「1000年以上前の事件資料に目撃情報が残っていた。その後、数十年か100年に一度の頻度で目撃されている。2000年生きていることはどうやら事実だ」

今回奇声をあげていたのはこの件?
まあ2000年生きてきた人間の罪状調べて有罪に持ち込むなんて他の人間の比にならないぐらい面倒な業務なので気持ちはわからんでもない。
今までやってきた事を確認できれば有罪に出来るけど(バグナラクに利するのは国家反逆罪に該当しそう)その証拠を集めるのが果てしなく面倒くさい、という案件だと思われます。


リタ「その気持ち。わからんでもない」

はざまの王様の演説を聞いてのリタの反応。
リタも他人と信頼関係を結ぶのが難しい立場にいますからね。一国の王ではありますが国民からは嫌われている立場。
その疎外感、孤独感はわからんでもない模様。
バグナラクを好きと言えないジェラミーに自身のもっふん好きを重ねてみているのかもしれませんが。


ジェラミー・ブラシエリ


ジェラミー「お話は静かに聞くもんだ。「その昔、5人の英雄と守護神キングオージャーがバグナラクを打ち倒し人類を救った」。おふくろさんに読んでもらったことは?」
ヤンマ「キングオージャーの伝説・・・知らねえやつはいねえだろ」
ジェラミー「嬉しいねえ・・・こいつを書いたのは俺だよ」
ヤンマ「ああ?」
カグラギ「では「2000年の眠りを経てバグナラクは地の底からよみがえる」これは?
ジェラミー「ああ・・・俺の予言さ」

予言の書はジェラミーが全て書いたって解釈でいいのかな?
しかしそうなるとバグナラク側がそれを知らない可能性が高い気がしてきました。なにでジェラミーの事を半端者、虫けら以下と蔑んでますし。知っていたらそれを信じないでしょう。
何故バグナラクが予言を信じていたかは置いといて・・・2000年もの猶予を与えたのは和平に持ち込む為の時間稼ぎでしょうかね?
実際いつ書かれたものかは不明ですが8世が「計ったのか!100年、1000年にわたってこのために我々を利用したのか!」と前回言っていたので1000年以上前からあった模様。
いつ書いたのか、そしてその目的は何なのか。色々と気になりますね。


ギラ「まさか貴様が2000年・・・裏で糸を引いていたのか⁉」
ヤンマ「あり得ねえ」
ジェラミー「おっと?」
ヒメノ「普通に考えればわかるでしょ。予言の頃から生きてたら一体、何歳?」
リタ「国家反逆罪、死体誘拐、偽証の罪で連行する」
ジェラミー「やれやれ・・・行間の読めない連中と話すのは疲れる。そんなことでよく王が務まるな」
リタ「侮辱罪も追加だ」
ジェラミー「見極めてやろう・・・お前さん方に王たる資格があるか」

2000年ある目的の為に生きてきた。
行間大好き。
浮世英寿と意気投合出来そうですね。英寿は行間読みまくりですし。
しかし他の王にもそれぞれ欠点はありますがジェラミーはこの辺が欠点になりそうですね。他人に行間を読む事を強いている。
生まれが生まれなので色々あったとは思いますが他人に行間を読むのを強いるのはやめておいた方がいいと思います。


リタ「氏名、国籍、犯行の動機を話せ」
ジェラミー「いきなり結末を聞いたら面白くないだろう?お前さんには俺がどう見えるんだい?」
リタ「戯れ言に付き合っている暇はない」
ジェラミー「王様じゃなくてお子様だな・・・よし・・・物語の読み方から教えてあげよう。いいかい?全ての事柄は繋がっているが全ては書かれていない。だからこそ自分で想像しながら道中のワクワクを楽しむのさ。例えばここに至るまでにずっと気になってたことがあったらそれを大切に読んでみるといい」
リタ「もういい。有罪だ」
ジェラミー「なぜこの国にゴッドスコーピオンのシュゴッドソウルがあったのか。・・・とか」
リタ「誰から聞いた?」
ジェラミー「俺が隠して言い伝えを残したからさ。「氷の寝床で眠っている」しゃれた言い回しだろ?」

「お子様だな」とは言いますが・・・リタは多忙なんで許してあげて下さい。しかしジェラミーは承認欲求が強い気がする。
というより今まではざまで生きていたから表舞台に立った今、他者に自分の事を認めて欲しい、その偉業を褒め称えて欲しいと願っている気持ちが溢れている気がします。
要は自分の書いた話を深読みしてほしい!そこに自分の想いが詰まっているから!的な思いですよね。これだけ他人に行間を読め読めと言ってくるのは。
しゃれた言い回しを好むのもその想いから?独特な言い回しで自身の存在をアピールしているようにも思えます。


リタ「なぜバグナラクにも手掛かりを残した?」
ジェラミー「そこに真意はない。大切なのは「なぜ俺がそんなことをやったのか」だ」

真意はありそうですが・・・雷おこしが反応していないので真意はないで確定?

ジェラミーの目的は
ギラ「人間もバグナラクも好き。だから喧嘩してほしくない。そういうことだろ?」

ですよね。
なので双方対立しないように立ち回っていると思うのですが・・・1~10話の戦いは人間、バグナラク双方痛み分け的な形で終わっているはず。
人間側は勝利したけれどもそれなりに被害はあった。バグナラクは敗北。
戦争自体を起こさせない道もあったとは思いますがそれは無理だったのでしょうかね?
次回予告を見る限り実際に戦ってみればその無意味に気づいて戦争を止めると思っていたのかもしれない。実際憎しみ合って戦った訳ではなく予言に踊らされて戦った訳なので。
しかし双方戦いを止めようとしない。それがわかったから次回は圧倒的な恐怖で戦いを終わらせようとしている、といったところでしょうか?
両親から2000年前の戦争の発端を聞かされていたからこそ戦争を止める事の難しさを知っていた。予言捏造して止められればよし。ダメでも自分が止めてやる、といった考えで2000年準備していたように思えます。
双方にヒントを与えていたのはバランサー的な考えですかね?実力が拮抗していないと和平も結べないといった考えから?やった結果が戦争の泥沼化に繋がらなければよいのですが・・・


ギラ「フン・・・やはり敵か。ひねり潰すしかないようだな!」
ジェラミー「敵か・・・そんな単純なものじゃない・・・」
メイド「ヒメノ様。バグナラクです」
ジェラミー「ちょうどいい」
サナギムを撃退するジェラミー
ジェラミー「これが最後の手掛かりだ。さすがにわかってくれなきゃ・・・」
ギラ「仲間割れか⁉」
ジェラミー「おおっと⁉」
リタ「敵味方区別なく攻撃する。最もたちの悪い犯罪者だ」
ジェラミー「ペンは剣より強くあれ・・・俺の信条だ。王様が力にすがったら暴君。名君は言葉を信じる」

犠牲になったサナギムが可哀そう。
とはいえジェラミーも互いに実際に被害を与えているやつは許さない、的な思いがあるのかもしれませんが。
しかし行間、手掛かり・・・と面倒なキャラですね。人は他者の行動の行間を読まない人が多い。英寿じゃないんだから。
そもそも「言葉を信じる」って・・・自分の真意を行間に詰め込みすぎなんですよ。伝えたい真意を言葉にするのが難しい、恥ずかしいなら・・・バッタのように当たって砕ければいい話。
・・・バッタもバッタでちょっと可哀そうでした。


ギラ「何を言ってるかわからん!」
ジェラミー「いい加減にしろ・・・謎を解く鍵は全て行間に・・・物語のはざまに隠した!」
ギラ「はざまに・・・?」
ジェラミー「もうわかるだろ!俺が何者か」
「俺は全てを統べる王だ」「その昔5人の英雄と守護神キングオージャーが人類を救った」「そこに真意はない」「自分で想像しながら道中のワクワクを楽しむのさ」「大切なのは「なぜ俺がそんなことをやったのか」だ」
ギラ「わからん‼」
ジェラミー「なぜだ⁉お前さん方ってのはどうして見えないものを見ようとしないんだ!王様失格だ!」
ヒメノ「ずっと何を言ってるの?」

これほどまでに「何を言っているのかわからん」と言われた追加戦士がいただろうか。
・・・ドンブラは主人公が何を言っているのかわからなかったような気がしないでもない。いや必要最低限の事すら言わなかったのか。タロウの行間を読むのは(お供以外)難しい。
それはさておき・・・

ジェラミー「その昔、5人の英雄と守護神キングオージャーがバグナラクを打ち倒し人類を救った」
ヤンマ「それはもう聞いた」
ジェラミー「だが実は英雄は6人いた」
ギラ「6人・・・?」
ジェラミー「6人目は罪を犯し、歴史から消されてしまった。その罪とは許されない相手と恋に落ちたこと。憎み合う種族同士が結ばれることを歓迎する者はいなかった。2人は誰もいない場所に逃げ、そして・・・呪われた子供が生まれた。2人は我が子の幸せを願い呪われた力を封印した・・・とさ」
ネフィラ「ごめんねジェラミー・・・」
ヤンマ「まさかお前・・・」
ジェラミー「俺のおやじは人間でおふくろはバグナラクだ。俺は人間でもバグナラクでもない。世界にはお前さん方の目には映らない、はざまに生きる者が大勢いる。確かにそこにいるのにまるで消されたかのような存在が・・・だから俺は全てを統べて手を取り合う!チキューの常識、掟、偏見、差別、思い込み、全てを俺が書き換える!そのために俺は自らの封印を解いた!」
5人「それを先に・・・」ギラ・ヤンマ・リタ「言え!」ヒメノ・カグラギ「言いなさい!」
ジェラミー「・・・ん?」
ギラ「人間もバグナラクも好き。だから喧嘩してほしくない。そういうことだろ?」

要は2000年前では両親が迫害された。英雄たちも歴史から隠ぺいした。
はざまで生きる人間を差別するのは許せない。
「王様が力にすがったら暴君。名君は言葉を信じる」というのは2000年前は力で自分達はざまに生きる人間を排除したから許せない。自分の考える名君はそんな事をしない。自分は自分の理想とする名君となってやる、というのがジェレミーの考えだとは思うのですが・・・
それを先に言え、と突っ込まれるのも仕方ない。行間読め読めとか言われてもそのヒントなければ他人にはわからないですよ。ジェレミー的には予言書に空白のページがあるのが最大のヒントだったと思うのですが・・・
まあそれだけ自身の出生・境遇をなんとかしたいってのがジェレミーの真意だったと思っておきます。

それはさておき・・・なんで両親のかけた封印の鍵が三大守護神なのか。
この行間を誰か説明してほしい。


ジェラミー「愛してる!この世で最も陳腐な言葉だ。直接的でひねりがなく、ありふれた表現。何より行間がない。そんな言葉を俺が書くわけないだろう」
ギラ「伝わらなかったら意味がないだろ!」
カグラギ「それが作家なんですよ。よっ大先生!」
ジェラミー「おっと・・・?」
カグラギ「おや?皮肉のつもりがまんざらでもなさげ」
ヤンマ「あいつも大概ギョーカン読めねえじゃねえか」
ヒメノ「行間。バカね」
ヤンマ「ああ?なんだコラてめえ」
カグラギ「まあまあまあ・・・!」
ギラ「ちょっと待ってくださいよ!リタさん!」
カグラギ「ここは落ち着いて」
ヤンマ「てめえが一番うるせえ・・・」
ジェラミー「まったく・・・これが今の王様か・・・母様」

愛している!に行間がないとか・・・。
カグラギが「愛している」と言ったら行間ありまくりだと思いますし要は使い方次第だと思います。
ドンブラもタロウの誕生日パーティでタロウの脈を止めて大喜びしているお供、と書いたら極悪非道なお供にしか聞こえませんが実際はそうではないでしょう。
・・・極悪非道だったかも。
それはさておき直接的で陳腐な言葉にも行間をもたせられるのが本当の大先生なのではないでしょうか?
つまり・・・やはり井上敏樹先生は大先生だった?
それもさておき他者がわからない行間は行間の意味がない。ドンブラの公式HPのあらすじなんて行間だらけですよ。あのあらすじ読んで本編を理解できる人間はいない。あれはあらすじどうでもいいから本編観てね!という公式の行間だと思います。
・・・今週はドンブラの事を書きすぎました。この辺でやめておきます。不毛だ。
という訳で行間の読めない王様たちが繰り広げる王となる物語。それがキングオージャー。これが今の王様。


ジェラミー「お前さん、人とともに生きる気はないかい?」
8世「下等生物どもに生きる価値などない。貴様のような半端者もだ」
ジェラミー「残念だ・・・古き王よ。俺はジェラミー・ブラシエリ。人、バグナラク、全てを統べて、世界の運命を定める者。はざまの王様。その有り様を永久に語り継ぐといい」

わざわざ8世を古き王と言っている事から昔の英雄たち、つまり2000年前の王様の事を揶揄しているように聞こえます。それと同時に8世様をディスっている。
残念だ、という事はやはり言葉でわからない人間、バグナラクは実力で排除するつもりのようですね。ただし今回も止めを刺さなかったように基本的は殺す事は極力避けるつもりのようですが。
しかし「全てを統べる」「運命を定める」
しゃれた言い回しはともかく・・・自信過剰な事この上ない。
その有り様。今後どうなっていくのか気になります。


スパイダークモノスに変身するジェラミー
ヤンマ「あんなん作ってねえぞ・・・」

という事はスパイダークモノスはジェラミーの自作の可能性が高いですね。総長の師匠の師匠っぽいですしそれぐらい出来て当然かもしれませんが・・・
追加武装を作るのかは不明ですが作るのであればジェラミーと総長の合作になりそうな予感?


ジェラミー「そして人も・・・バグナラクも、王すら統べるはざまの王に皆忠誠を誓いました・・・とさ」

「ペンは剣より強くあれ・・・俺の信条だ」との事ですが実力行使も辞さない模様。信条ってだけで剣が弱いとも言ってないですしね。
剣も強いがペンも強い。
・・・ペンが強いのかどうかは不明。誰も行間読んでなかったですし。
まあ人間、バグナラク双方予言を信じている時点で強いとは思いますが・・・予言を信じさせるために暗躍はしていそうなのでちょっと微妙。
さてそんなはざまの王ですが次回、忠誠を誓わせる為に剣を振るう模様。ペンの力を信じていないのか。それとも行間問題でペンの実力が足りていないと思ってしまったのか。
そもそも最初から両親を追放した世界に対して実力を行使するつもりだったのか。気になるはざまの王様でした。


デズナラク8世


カメジム「ジェラミー・ブラシエリ・・・!一体なんのつもりで・・・!」
8世「どうでもいい。シュゴッドソウルさえ奪い返せば世界は我らのものだ」
カメジム「まあしょせんは虫けら以下ですしね」
8世「あの半端者はこの手でくびり殺す・・・!」

何故今まで三大守護神の予言を信じていたのかは謎ですが三大守護神を奪った時点で勝ちという認識は変わってない模様。
10話観る限りレジェンドキングオージャーなしではバグナラクの攻撃を止めるのは不可能っぽいですしね。予言があろうがなかろうが守護神さえ手に入れれば良いという認識でしょう。
じゃあ何故今までそれをやってこなかったと言えば・・・やっぱり出来る限り綺麗なままチキューを手に入れたかったんでしょうね。下手に戦争して大地が汚染してもバグナラク側にとって不都合ですし。
ジェレミーがバグナラクをどうやって抑え込んでいたかは不明ですが予言を信じた方が利があると判断させていたのでしょう。多分。


8世「お前の力は全てまやかしだーっ!」
ジェラミー「ハッタリってのはなんのためにあると思う?びっくりのためさ」
8世「本物の毒か・・・!」

8世様の株が落ちまくり・・・。追加戦士のかませ犬になるとは。
10話で退場していた方がいくらかマシだったような気がする。
ただし今後の展開次第では別勢力が出てきてバグナラクと共闘する流れも・・・あるのかもしれないのでその展開への伏線かもしれないですが。姫パパ、ヒメママ暗殺した人物も不明ですしね。
今まで散々皆殺しだと言って誰も殺 してこなかった8世様ですが・・・共闘する日は来るのかどうか。

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