弱きを誇れ 第16話 10才の裁判長 感想です。
感想
リタの過去が明らかに。
以前、ヒメノが女王になった経緯をジェラミーに話した際
リタ「そして娘であるヒメノが女王に即位。まだ子供だった。他の王たちも私も似たようなものだ」
と、言っていましたがリタの経緯が発覚。
前王カーラスが神の怒りを引き起こした犯人を封印する為にやむを得なく王の座を退く必要があったから、という事ですね。
他にも色々判明した事があるので整理
・神の怒りは人が引き起こした人災
・なんらかの理由でその人物を裁く事は出来ない
・その人物を封印する為にカーラスは王の座を退いた。法で裁けぬ人物を封印する事は絶対中立で裁判長である自分には本来許されない事だから。
・カーラスは今も犯人を封印し続けている。犯人が死ぬまで監禁するつもり
・夫であるシロンもカーラスの居場所はわからない
・バグナラクもカーラスの、つまり犯人の居場所を探っている?
などなど?
神の怒りによって直接殺害された訳ではないのですが神の怒りによって王の座を退く必要があったらしいのは確かですね。
何故犯人を封印し続ける必要があるのか。
どのように封印しているのか。
なぜ裁くことが出来ないのか・・・
など気になる事は多々あれどそれに関しては長くなりそうなのでリタに話を戻して。
気弱・臆病・何をするにもおっかなびっくり。
何故自分が王になったのか。何故自分が裁判で人を裁かねばならないのか。
王になった自覚すらなかったと思われるリタでしたがカーラスはそんなリタだからこそ王にした模様。
自分のやる事に自信がない。
つまり自分が絶対の自信を持たない限り判決をくだせない。くださない。
だから大事なものは間違えない。
そんなリタにカーラスは王の、そして裁判長としての資質を見出した模様。
結局リタは自分が向いてないと思っているゴッカンの王であり続ける事にはかわりないのですが・・・真実を知った事で自分は一人ではない事を知ったリタがこれまで以上に揺るぎなく、弱きものの盾として戦う事を決意するという非常に良いリタ回でした。
まあ当の本人はプレミアムなもっふんに心揺らいでいましたがあれは仕方ない。
もっふんはハンターを30年以上捕らえ続けている恐ろしい生物なのだから・・・。
そろそろTTFCスタッフは「もっふんといっしょ」の初期設定を思い出してほしいと思う 第16話 10才の裁判長 感想でした。
ギラ・ハスティー
ギラ「俺様はラクレスが何をどうしようと信じない。やつはこの手で必ずたたき潰す!」
今更ですがギラが全くラクレスを信用しないのも何か理由がありそうな気がしてきました。
決闘裁判の時にラクレスが手加減したかも、とは感じていたようですがそれ以外だと常時この台詞のような態度なんですよね。
ラクレスの行動を見ればギラの考えが間違ってはなさそうではあるのですが・・・それにしても他の王と違って全くその考えに至った背景を考えようとしないのは何か理由がありそう。
子供の頃はあんなにも仲の良い兄弟に見えたのに・・・。
ヤンマ・ガスト
ヤンマ「ンコソパでバグナラクの目撃情報が出回ってる。仲間に何かあったら・・・てめえから、ぶちのめす」
ジェラミー「おっと・・・まったく勝手なやつらばかりだ」
次回ンコソパはバグナラクの新幹部に襲われるようですが・・・ラクレス的には4王国の中で一番厄介だと認識されているって解釈でいいのかな?
イシャバーナ、トウフは軍事力に乏しい。
ゴッカンは戦闘能力ある人間は多そうですが統率が取れない。
ンコソパは国民がロボ戦のサポートをしたように国民も戦闘のサポートは出来そう。一般市民もそこそこ戦えそう。テクノロジーが圧倒的。
そして何よりヤンマがラクレスに敵意を向けている。
という事で真っ先に狙われたような気がしないでもない。
この辺は次回で解説ありそうな気がします。
ヒメノ・ラン
リタ「神の怒り。あの災害は・・・」
ヒメノ「違う。人が起こした事件」
リタ「だとすると一つ気になることがある。私の前の王は15年前に殺された。ちょうど神の怒りがあった直後だ。犯行に使われたのは正体不明の毒」
ヒメノ「それがすこピの毒なら私のパパとママが殺されたことと絶対関係ある」
リタ「解析してほしい」
ヒメノ「わかった。セバス」
結局神の怒りは人災って事なんでしょうかね?
あれだけの事件を起こせるってのは考えづらいので災害を利用した人災だと思っているのですが・・・実際はどうなんでしょうかね?
リタとヒメノは神の怒りによる直接の被害者という事で神の怒りに関する事実はこの二人によって明かされていく事になりそう?
ヒメノ「いろいろあったのね、あなたも」
リタ「国の汚点だ。公にはしてこなかった」
ヒメノ「私たち、ちょっと似てるのね。子供の時に訳もわからないまま王様になって・・・ねえ・・・いつ自分が王様なんだって思えた?」
リタ「やめろ」
ヒメノ「えっ?」
リタ「私は中立だ。仕事以外の無駄話はしない」
ヒメノ「あっそ・・・」
リタはこの時点で自分が王様だとは思っていなかったはずなので答えられなかったとは思うのですがヒメノはいつ自分が王様だと思えたのでしょうかね?
もっふんの誕生秘話を知らなかった事からもっふんを初めて観た日ではないと思いますし・・・ヒメノが自身を王と思えた日の事も気になります。
リタ「なんだ?」
ヒメノ「あなたのおかげで神の怒りは人が起こしたって証明されたでしょ?」
リタ「それが?」
ヒメノ「ずっと一人だった。バカげた妄想だって思われて・・・でもリタは信じてくれて証明してくれた。嬉しかったの!」
リタ「私は中立だ。受け取れない」
ヒメノ「あっそ。じゃあ捨てといて。これゴミだから。ゴミはどうしたって関係ないでしょ?」
リタ「わあっ・・・!ありがとう」
ヒメノがいつ王であると自覚したかは置いといて。
二人の中で関係が大きく変化したのは今回で間違いないですよね。
最終的には二人の王が共に手を取り合って、15年前の真相を突き止めていってほしいと思います。
リタ・カニスカ
「ちびもっふんプレミアム好評発売中。大好きなみんなのお家にお迎えしてね~」
リタ「欲しい・・・」
リタ「リッたん、いっぱい持ってるよ~」
リタ「違う。プレミアムシリーズはイシャバーナの職人さんの手作り。全然手に入らない」
リタ「いやいや、持ってるって~。転売ヤーから押収したやつがあるじゃない」
リタ「ダメだよ・・・押収したものに手を付けるなんて」
リタ「でも・・・保管庫で独りぼっちでかわいそうもふ」
リタ「わかった・・・保管庫の代わりにこっちで保管すればいい。何も悪いことしてない。リタ天才」
保管庫で寂しそうにしているなら仕方ない。多分。
実際に保管庫も完璧に保管してある訳ではなさそうなので(置いてあるだけっぽい?)リタの書斎で保管した方が状態よくなりそうですが・・・リタ・カニスカは揺るがないのではなかったのでしょうか。
結局ヒメノに押収品を渡すという苦渋の決断をしたようですが・・・揺るがないリタを揺るがせるもっふん。恐るべし。
モル「明日イシャバーナ行きません?」
リタ「どうして?」
モル「ちびもっふんプレミアムが入荷するらしくて」
リタ「えっ・・・⁉」
モル「ちょっと贅沢してもいいと思うんですよ。明日リタが裁判長になって15年の記念日じゃないですか~だから・・・出張ってことで旅費、経費になりません?」
リタ「明日だけは・・・ダメ」
モル「えっえっ?リタ⁉えっいいんですか⁉もっふんですよ!プレミアムですよ!」
リタ「ごめん、もっふん・・・行けない。明日は・・・私が初めて人を裁いた日なんだ」
回想
15年前のリタ「被告人シロンは・・・殺人罪で・・・終身刑」
明日じゃなかったらいいみたいじゃないですか。
リタを揺るがすもっふん恐るべし。
実際王様なんで職権乱用?すればプレミアムシリーズを確保できるとは思うのですがそれをやらない辺り一応ギリギリ踏みとどまっているような気がしないでもない。
しかしそんなリタの葛藤すら吹き飛ばすほどの事件が過去にあった訳で・・・
リタ「消えた天秤事件、第15回供述聴取会を始める。この陳述は国際裁判法の第64条に基づき、終身犯罪人シロンの主張を年1回、確認するものである」
シロン「毎年毎年ご苦労さまです」
リタ「今日で15年。シロン、改めて確認する。供述は真実か?」
シロン「ええ。私が前王であり、前裁判長カーラスを・・・殺しました」
リタ「お前はカーラスの夫であり、曲がりなりにも元医者だ。・・・にも関わらずなぜ殺した?」
シロン「長らく夫婦でいると愛が憎しみに変わることもあります。幸いこの国は犯罪者が多いものですから特別製の毒薬を譲ってもらいました」
リタ「死体をどこに隠した?」
シロン「ゴッカンの雪の下を捜せばあるいは・・・」
リタ「何か隠しているんじゃないのか?」
シロン「何度聞いても変わらないよ!私が王を殺した・・・それだけだ」
毎年毎年聴取会を行っていた訳ですね。
初めて人を裁いた。しかもそれが終身刑。さらにいえば前王の夫。
さすがのもっふんもこれには勝てない模様。
実際の話、今でも何故自分が王になってしまったのか疑問に思うところがあるリタにとってこれは絶対に外せない、何よりも重要な日のようです。
モル「次の王様兼裁判長って流れ的に私ですよね?」
リタ「私が指名したらそうなる」
モル「できる気しないです・・・囚人怖いし。向いてない・・・なんで私のこと側近にしちゃったんですか⁉」
リタ「私は5歳で前王の側近になった。前王が殺された時、遺言書に私を指名するとあった。10歳だった。どうして私が王なのか。チキューの裁判長なのか。誰も教えてくれない」
結局モルフォーニャの何故側近にした?という疑問には答えていないような気がしますが・・・リタ自身が王である理由がわかっていなかったのでモルフォーニャを側近に指名した理由もうまく説明できなかったのかもしれないですね。
モルフォーニャとの出会いが描かれていない為、何かしら特別な理由がありそうな気もしますが・・・その辺は今後の展開で明かされる事を期待しています。
「真実にたどり着いたリタへ。法は弱き者と共にある。弱きを誇れ。カーラス・デハーン」
シロン「カーラスが君を王に選んだ理由がわかった気がするよ」
リタ「被告人シロンは無罪とする」
リタ「私はもう間違えない」
シロン「ゴッカンを頼んだよ」
紆余曲折はありましたが自身を王である事、チキューの裁判長である事を自覚出来たリタ。
今までも間違える事は少なかったとは思いますがこれからは間違えないですよね。絶対に。
そう思える良いシーン、そしてリタ回でした。
カーラス・デハーン
シロン「これで君を殺したことにすればいいんだね?」
カーラス「ゴッカンの絶対中立を守りやつを封じ込めるにはこれしかない。苦労をかけるが・・・頼む」
シロン「僕たち2人で災いからチキューを救えるんだ。名誉なことだよ。ただ・・・この国をリタに任せて大丈夫かな?」
カーラス「問題ない。気弱で臆病で何をするにもおっかなびっくり。だから・・・」
シロン「大事なところは間違えない」
カーラスも色々と難しい選択を迫られていた模様。
何故犯人を法で裁けないのかは不明ですがそれはさておき。
法で裁けない人間を裁く事は出来ない。かといって裁判長が自身の判断で処刑してしまってはゴッカンの立場が揺らいでしまう。誰かに依頼するにしても事実が発覚したらそれはそれで問題。
カーラス曰く「法は弱き者と共にある」。
法を守るべき人間が例外だからといって法を破ってしまうようでは結果として弱い人間を守る事は出来なくなってしまいますからね。
王になった経緯は現王のリタとは違えども弱き者を守る為に行動するのその姿は同じものと言えそうです。
ただ全世界に被害を与えられる超危険人物を2人で対処しようとしたのは・・・黒幕の正体が不明なのでなんとも言えないですがもう少し他の国を頼っても良かったのではないかと思います。
カーラスが封印ではなく処理していれば後々の被害が抑えられたね、といった展開にならない事を期待しています。
神の怒りの黒幕
リタ「シロン。お前は毒を使い妻である前王カーラスを殺した。それが全てだな?」
シロン「ああ、そうだ」
リタ「証人ヒメノ。イシャバーナの最新医療技術で改めて犯行に使われた毒を解析してもらった。結果を」
ヒメノ「この毒はゴッドスコーピオンの毒と同じだった。イシャバーナは全世界の毒の記録を網羅してる。スコーピオンの毒が記録されたのは神の怒りが起こされた日が最初で最後」
リタ「つまりお前はヒメノの両親を殺害した人物と繋がっている。これがお前が隠し続けてきたことだ。真実を話せ」
シロン「神の怒りは人が起こした事件だ。でもその罪は法では裁くことができなかった。だからカーラスは自ら王の座を降り犯人を封印した。殺されたと見せかけて」
リタ「待て・・・カーラスは生きているのか?」
シロン「生きているとも言えるし死んでいるとも言える。カーラスは死ぬまでやつを監禁するつもりだ」
ヒメノ「どこ・・・?私のパパとママを殺したあいつは今どこにいる?」
シロン「私にもわからない。ゴッカンの絶対中立を守り、法で裁けぬ悪を裁くには隠すしかなかった。これが真実だ。このことはリタが毒の秘密を暴いたら明かすことにしていたんだ。スコーピオンの毒はわざと証拠の中に残したんだよ。いつか必ず証明してくれると信じて」
結局どうやって毒を入手したのかわからない。
封印する前に犯人から毒を奪って保管していたとか?
そして犯人の名前を言わない。カーラスの生存・居場所についてもあやふや。
結局封印しているのか監禁しているのか。
誰かこの行間を説明してほしい。
とは言えこれはカーラスが仕組んだ事だと思われます。シロンが情報を知っているかも、という情報を流してカーラス自身の居場所を探らせない、的な。
という事は逆に言えばカーラスはバグナラクが犯人を狙ってくるはずと仮定していたはずなのでバグナラク側にも関係が深い人物だと言えそうですが・・・ゴッカンの重要人物である可能性も高そう。
少なくとも他の王達は事情を知らないっぽいですからね。まあトウフとンコソパは前の王からきちんと引き継いだ訳でもなさそうなので事情を知らない可能性は高そうなのですが・・・毒を入手出来た経緯も含めてゴッカンの人物である可能性が高そうな気はしてきた。
ただしゴッカンの重要人物って滅茶苦茶少ないので・・・関係がありそうなのはジェラミー関連?
両親がゴッカンに逃げ込んだようですし。
しかし流石に2000年前の英雄が15年前の事件に関わっている可能性は低そうなのでジェラミー関係ではなさそう?母親が関係している可能性も否定できないですが・・・よくわからない。
このシーンで色々と伏線になりそうなセリフはありますが・・・実際どうなんでしょうかね?
ラクレス・ハスティー
カグラギ「バグナラクとは一体どんな話をされたのですか?」
ラクレス「あくまで和平交渉だ。想像どおりのことだよ」
カグラギ「交渉とは双方の利があって成立するもの。バグナラクから何か要求があったはずです」
ラクレス「平和に勝る見返りがあるか?」
カグラギ「さすがはラクレス殿!平和以上のものがあろうはずがございません!」
本当にどうやって協力関係を結んだのか。
バグナラクは下等生物の抹殺を目的としているはず。その辺は譲らないと思うんですよね。
世界の半分をやろう、みたい提案をしても受け入れる訳がない。全部手に入れる力があるのだから。
一時的に休戦という形には出来るかと思いますがその後は対立する事は必然。
視聴者に知らない情報をラクレスが握っているなら別ですが・・・予想がつかない。
次回明かされるのかもしれませんが納得できる展開を期待しています。
しかし絶対にラクレスは事実を話さないと予測しているはずなのに確認しようとするカグラギもちょっと気になります。少しでもいいからボロ出さないか?的な発言?
もしくは聞いても答える訳がないけど聞かないのは不自然だよね、と思って発言したのか。気になります。
カメジム
カメジム「今年もシロンが裁かれます。わかってますね?やつがもし外に出るようなことがあれば・・・ウッフッフッフッ・・・」
ヲゲラジーム「ガイ・ガイ・チュー!」
ジェラミー「和平交渉はどうなってる?」
カメジム「これはこれは、はざまの王。今のは個人的なお使いをお願いしただけですよ」
ヲゲラ「失敗・・・殺 すの失敗・・・!」
カメジム「失敗ではありません。シロンは何も知らなかったのだから。まあ、せめて王の首ぐらい取ってきなさい」
カメジムは神の怒りの犯人を追っている模様。
しかし一個人を殺害するならいくらでも手段はありそうですが・・・前に8世がすこピを奪いにゴッカン襲撃してますし。
とすれば8世はこの件に関与していない可能性が?
個人的なお使いは本当に個人的な判断でやっている可能性も?
そもそもシロンが何をどこまで把握しているか見極めているようにも見えますが・・・
何にせよ神の怒りにはカメジムも大きく関わっていそうな気がします。
ヲゲラジーム
新人囚人「おい!あんたも手伝えよ!」
囚人「ヘッ・・・新人か。いいから雪かきの妖精さんに任せとけ」
新人「はあ⁉なめてっとぶっ飛ばすぞ!」
囚人「ハハッ・・・マジだよ、マジ。大マジよ。昔から誰もいねえ間に城の前だけは誰かがきれいにしてくれんのよ」
妖精さん=ヲゲラジームだと思われますが・・・城の前だけ綺麗にするのは仕事熱心なのかそうなのかよくわからない。
シロンが出所した時に城の前以外から出られると面倒だから城の前だけ雪かきをしとけ、とカメジムに命令されてたのでしょうかね?
余計な事をせず言われた命令を黙々とこなすのはある意味部下の鑑ですがこいつ自身の判断能力は低そう。
それはともかく妖精さん扱いされているオケラ可愛い。
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