映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐 感想

忘れた方がいい。こんな世界なんて 映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐 ネタバレありの感想です。

スポンサーリンク

感想その2

11月29日 TTFCで映画が配信されたので感想を追記します。
感想その2は2023年11月29日時点での感想。感想1以降は映画館での視聴時の感想となります。


ツムリ「あなたはまだ、仮面ライダーです」英寿「ああ。知ってるよ」 映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐 感想です。

・感想
見返してみると思っていた以上に仮面ライダーの映画でした。

映画館で観た初見時はコメディ寄りの内容だったのでそちらを注目してしまったのですが見返してみると一貫して心の強さ、大切さを描いた作品だったなあと思います。

仮面ライダーは初代から一貫して正義のヒーローなんですよね。
いまや敵ライダーもいる事から曖昧になっているところもありますが敵と同じ力を使いながらも敵の様に私利私欲の為に力を使うのではない。世界の平和を守る為に戦う存在。それが仮面ライダー。

この作品でもメラに力、知恵、運を奪われ世界を滅ぼうそうとする敵側のライダーが誕生してしまうのですがそれに対して残りかすの心だけで挑む英寿が印象的。

結局世界は滅ぼされてしまう訳ですが・・・
英寿を守るために諦めず戦った仮面ライダー達の心。
そしてライダー達を応援するオーディエンスの心。

それらが集まり「まだ」世界を守る「仮面ライダー」である事を認識した英寿によってギーツワンネスが誕生。そして悪のライダーを討ち滅ぼす、といった展開。

番組開始直後の本編1話でも英寿は仮面ライダーでしたが・・・本編の戦いを通し、「世界を守る覚悟を決めた」。そして「誰もが幸せになれる世界をつくる」覚悟を決めた英寿は「まだ」、そしてこれからも仮面ライダーであり続けると言えると思えます。

コメディっぽい作風ではありましたが本質はまさに仮面ライダーである、と言える作品でした。

感想1


ライダー映画というより戦隊映画・・・いやもっと言えばプリキ・・・いやなんでもないです。

最初のシーンでジーンがオーディエンスがどうのこうの言い出したので何かあるかなあ、と思ったら思いっきり伏線だったとは。
ギーツの創世の力を発動させる為に映画館に来てくれた小さな(一部大きな)お友達から願いを受け取って世界を再生させるよ、というまさにプリ・・・いやなんでもないです。

まあプリキュアではなくともライダーも戦隊もお友達から思いを受け取って戦う、というのはあるのですが(ライダーだと「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER」。戦隊だとゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦とか)こういった思いっきり観客に問いかけてくるシーンがあるライダーは珍しい気もする。
まあ戦隊は戦隊で歴代映画から見るとかなり珍しい作風の映画ではあるのですが・・・それはさておき。

皆の思い、強く願う心、そして次ライダーの錬金術で復活したギーツがクロスギーツを撃破して、という単純な話かと思いきや・・・劇中でものっすごい重要情報をぶち込んできたりするのが侮れない。
それについては後述。

ライダーも戦隊も今までとは違った見せ方をしてくれた面白い映画だったとは思うのですが・・・バッファのコマンドフォームやナーゴのファンタジーフォームは使って欲しかった。
なんか時系列が最終回後っぽいような気もするので(少なくとも沙羅が復活後なのは確定)色々と制約があったのかもしれませんが・・・ちょっと残念。

とはいえ普段見れない英寿の姿が見れたりなんか若干アホの子っぽいガッチャードの先行登場があったりと見せ場が多く面白い映画ではありました。
英寿本人的には「忘れた方がいい。こんな世界なんて」とは言っていましたが・・・忘れられない作品にはなったと思います。


以下雑記


普通の神なら倒せると豪語していたメラですが・・・
檀黎斗神がいれば最初から問題なかった。
あの神がいれば時を止められても無効化したりリセットされてもセーブで対応したりできるのに・・・英寿様は檀黎斗神を目指して頑張ってほしいと思います。

せな1/5


を思い出す今回の英寿。
といってもキラメイグリーンは分裂していてもそこまで無能でもなかった(ただしブレーキが一切なかった。)ので英寿とは若干違うような気がしないでもない。
4人の英寿は基本的にはポンコツ。

力の英寿


道長さんが銃ライダーをディスっている・・・。
銃ライダーの銃は鈍器ではないのでしょうか?
銃で殴ったり投げたりするのは銃ライダーとして当然の・・・いや投げるやつはあまりいない。接近戦大好きな銃ライダーは多いので道長の指摘は間違ってはいない気もする。

しかしぼそっと言っていったような気がするので勘違いだったらすみません。
初登場時に食っていた謎の物体。
あれ拾ったとか言っていたような気がするのですが気のせいでしょうか。

知の英寿


一番まともな英寿だったのに・・・
レアキャラゲットの作戦にも気が付いてましたしね。
ジャマトが最優先して狙ってくるも当然だったかもしれない。

しかし分裂しても全員揃っていればそれなりに戦えたような気がする。
知の英寿が力を指揮して運の英寿が戦場をひっかきまわす。
心は・・・心で頑張れ。

風呂敷の中に桶を入れていたのは常備していたのだろうか。
初登場時路面電車から降りてきたので酔い対策(防止はできない)で常備しているのだろうか。
体力無いのに無茶しやがって・・・
いや体力ないから乗り物に乗っているのか。納得。


運の英寿


パンフレットに驚きの事実が。
運の英寿が役者さんの素に一番近いとか・・・イメージが違い過ぎる。

まあ番組開始前ぐらいの記者会見で英寿は輪廻転生しているというネタバレしたようなので・・・天然キャラなんでしょう。多分。

しかし英寿ってそれほど運が良いイメージないのですが・・・普段より運がよさそうに見える。
どちらかと言えばラッキーキャラと言えば序盤でブースト手に入れまくっていた景和(タイクーンの固有能力らしいですが。あとはケケラの差し入れ?)なのですが・・・英寿はどちらかといえば不運に思える。
不運を心で乗り切るキャラ。


心の英寿


公園で戦った際にゾウさん?のじょうろでカッコよくポーズとっていたのが印象的。
いくら心があってもそりゃ無茶だろう・・・。
多分運の英寿を失ったが故の不運だとは思いますが。

しかしオカリナが下手なのは・・・きっとあれだ。
日本一を自称しまくっているのにギターの腕はそれほどでもないズバットをディスって・・・いや多分関係ないですね。
パンフによると面白いからそうしただけで特に意味はない、とのことですが・・・英寿は力も知も運もなければオカリナにすがるキャラだったと思っておきます。


桜井景和


ブジンソードゲットする前の景和に戻っているようですが・・・時系列はいつぐらいでしょうかね?
沙羅も復活している。しかしブジンソードは手に入れている。
次回の放送あたりで景和が改心しそうではありますが・・・次回?
もしくは最終回以降って可能性もありそう。
グランドエンド阻止した。皆が幸せになれる世界を創っていこう、と思い立った矢先に未来からメラ、メロがやって来た的な?

しかし景和だけ生身アクションシーンが少なかったのは残念。
道長と祢音ちゃんより少ないのは仕方ないにしてもウィンよりも少ないってのは・・・2号ライダー頑張れ。

しかし戦闘面では完全にかませ犬って訳じゃなかったのは良かったです。
道長と共闘したとは言えクロスギーツにダメージ与えてますからね。
その辺は2号ライダー頑張ったと言いたい。


吾妻道長


力の英寿にミサイル発射されたのを根に持つ道長。
あのシーンは完全に無駄撃ちでしたし・・・仕方ない。

しかしゾンビバックルしか使わなかった(ラストはゾンビフィーバー?)のは残念。
コマンドバックルは持っているのは確定しているのに。
そもそもジャマ神の力を保有していればクロスギーツにも勝てたんじゃないかと思うのですが・・・テレビ版のブジンソード戦でも使っていなかったのでもう保有していないんでしょうね。


鞍馬祢音


ファンタジーどこ行った・・・。
リバイスのバトルファミリアで大二がホーリーライブ系統のフォームを使わなかったですがあれと似たような話でしょうかね?
その辺は不明ですがファンタジー使わずにジャマトに苦戦しているのは納得できない。
まあ素のゾンビでブジンソードが苦戦するクロスギーツと戦わされた道長よりはマシですが・・・使ってほしかった。

晴家ウィン


パンフレットによると役者さんが乗馬得意らしいですね。
なので馬が登場したらしいですが・・・景和ももう少し頑張ってほしかった。

しかしエンドロールで路上ライブしている姿をみるとほっこりはするのですが・・・結局バンド仲間のギラギラは取り戻せていないって解釈でいいのか、それとも単なる趣味なのか。ちょっと気になります。


我那覇冴


まさかの再登場。
・・・それはいいのですが何故弓キャラ?
最速アスリートらしいですが弓はあまり関係ないような気がしないでもない。
まあ雑魚(海賊?)ジャマトを倒せるぐらいには強いっぽのはさすがアスリートといったところでしょうか。
幹部ジャマトには通用しなかったのは残念。

エンドロールで祢音ちゃんと一緒に遊びに行っていたのはほっこりはするのですが・・・両方とも家族とのシーンがないのはちょっと残念。
二人とも家族愛のキャラのはずですが。


丹波一徹


まさかまさかの再登場。
パンフのインタビューによると決まったのは結構後らしいですが・・・まあ英寿に次いで心は強そうなのである意味納得できそうな人選。
腰を痛める覚悟で戦っていたライダーは丹波だけ。
しかし創世の神は丹波を復活させるならもう少しレアリティの高いバックルを創ってもよかったような気もします。

ガッチャード スチームホッパー


そして丹波と邂逅するガッチャード。
特撮でガッチャというとゴセイジャーなのですが・・・遊戯王の遊城十代 風に見えてしまう。
なんか言動が若々しいというか幼い印象。勝利のガッチャ!とか言っていたような気もしますし。
英寿が大人びている(2000歳)ので違うイメージにしたかったのでしょうかね?
丹波を敵と誤認していたのは・・・よくわからなかった。
ガッチャードの敵ライダーがあんな感じなのだろうか。

しかしスチームホッパーに変身した後地面が水没するようなシーンがありましたが・・・あれはスチームの固有能力なのか。
ハガレンのエド・・・じゃない、ブルーバスターのパワードカスタムのようにガッチャード自身の固有能力が分子弄れるとかそんな感じなんでしょうかね?


ツムリ


神殺し殺し殺しキックが印象的。
・・・いや殺してはないのですが。
そもそも神殺し殺し阻止したので・・・神殺し殺し阻止キック?

しかし時系列がよくわからないのでツムリがどんな状態なのかよくわからない。まあこれは他のキャラも同様ですが。

そして一番よくわからないのが・・・無人島に落ちた後で衣装がボロボロになった件。今までそんな事は一度もなかったのに・・・。というより傘で落下していたのか。
まあ他の世界に飛ばされたキャラもその世界に合わせた衣装に変化していたのでツムリも無人島に入った結果、衣装がボロボロになったという事でいいですよね?


ジーン


非常においしいポジション。変身もしないのに・・・。
ライダーファンかつオーディエンスという立場を最大限活用した今まで一番おいしい・・・いや今まで一番おいしいのは石ノ森・・・なんでもないです。

メラ


名前の由来がよくわからない。
ゲームを炎上させているからメラ?
それともキングオージャーのギラにあわせて・・・多分違う。

しかしさらっと重要な情報をぶちまけてきたのですが・・・世界は滅亡していたのはびっくり。納得はできましたが・・・それについては後述。

メロ


なぜ変身しない・・・
なぜ味方ライダーを巨大化させるのか・・・
まるで戦隊の顔出し巨大化担当幹部じゃないですか。

まあ変身しなかったのはちょっと残念ですがその分役者さんの出番が多かったのでこれはこれでありかな、とは思います。

しかしメラを見限ったのはともかくその後即座にメラを抹殺しようとしたのは・・・本当は色々計算高いキャラなんじゃないかと勘違いしてしまう。


世界滅亡


唐突に明かされた設定。
世界は滅亡していたんだよ!

とは言えこれで色々と納得できる事もありますが。
本編で再登場した奏斗の願い「人類が滅亡した世界」が受理されたのは既に人類が滅んでいるからなんですね。
この手の願いが未来にどう影響するのか気になっていたのですが既に滅亡しているのなら問題ない。いや問題大ありではあるのですが・・・問題ないと言えば問題ない。何せ影響を与えられる子孫が現存していないのだから。

メラがしれっと重要情報をペラペラ喋っていたので聞き逃した事もありそうですがまとめると・・・

・世界は既に滅亡している
・地球は既になくデータだけ移した場所で未来人は過ごしている
・世界を滅ぼした種族のデータからジャマトは創られた

らしい?
いつ滅亡したのかは不明ですが以前ケケラが現代より先の未来を舞台にしたデザグラをやっていた、との話もあったのでかなり先の話の模様。
で、人間は残っていないっぽいですね。人類が全滅しても未来には影響ないらしいので。

デザグラは世界を滅亡させた種族を使って現代で遊んでいる、というと非常に悪趣味な話に聞こえますが・・・その辺の倫理観はないのでしょう。既に別の種族だと思った方が良さそう。
オーディエンスは姿もデザイン出来るって事なのでデータ生命体なんでしょうかね?
旧人類のデータを元に創られたデータ人間。
以前ジーンが怪我をしていてその際にこの世界に来なければ怪我しないよ、的な事を言っていたので既に実体はないっぽいですね。

以上の事を踏まえてスエルの目的を推測。

滅ぼされた地球を復元しようとしているとか?
創世の女神は過去の世界の有り方に干渉出来るはず。
デザグラがショーであり、世界が滅亡した以上グランドエンドなんかは行う必要性が感じられないんですよね。
別にデザグラをなかった事にする必要はないはず。
なにせ未来には影響を与えないので。

なのに創世の女神を使ってグランドエンドを実施しようとするのは・・・少なからず他世界に影響を与える可能性があるはず。
他世界のデザグラに影響を与えるのでグランドエンドして極力その影響を抑えようとしている可能性もありますが・・・別に多少変化したところでそれほど問題ないと思うんですよね。
興行が目的なら多少世界が変化してもいいはず。

それなのに創世の女神に拘るのは・・・やはり他の世界に、そしてスエル達がいる世界に影響を与えられる可能性があるから、と推測します。

となれば・・・ギーツの最終回はスエル倒して創世の力を確保。
世界は滅亡する予定ではあるけれども誰もが幸せになれる世界を願って世界を創り変えて行こうぜ!
的なオチになると予想してみます。

尺的に世界滅亡関連のエピソードやるのは無理っぽいですし・・・多分「誰もが幸せになれる世界」を実現するのは無理っぽいですし・・・これから変えて行こうぜ!的なオチになるんじゃないかな・・・と。

コメント