王様戦隊キングオージャー 第23話 シュゴッダムの動く城 感想

シュゴッダムの壊れていた城と壊れゆくコフキ 第23話 シュゴッダムの動く城 感想です。
映画の内容のネタバレがあります。ネタバレ注意。

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感想


城は単純に壊れてたのか・・・。
コフキは壊れてはいなかったのですが・・・ヒメノに刹活孔を突かれたので今頃死兆星が見えている事でしょう。
それはともかく・・・

コーカサス城もシュゴッドだからコーカサスソウルを発見してソウルに王として認められなければ・・・的な話だと思ったのですがそんな事はなかった。

どちらかと言えばギラがシュゴッダムの民に王として認められる話でした。
国民は全て歯車。
民が道具。私が国だ・・・的な話で終わって映画の話になるかと思ったのですが・・・あっさりと国王として認められていた模様。
まあギラはラクレスとは違って実際に目の前で奇跡を起こし続けてきたので国民の信頼も厚いのは間違いないのですが。

という訳で今回は国民の大多数に認められて王に。
そして映画で少数の人間も見捨てない、犠牲を強いるこの世界をかえてやる。
という事で全ての国民に認められ王になる、といった流れでしょうかね?

物語的には綺麗にまとまっていたとは思うのですが色々と気になる点が。

・ラクレスは城を動かせなかった
・コーカサス城は2000年前以上前から存在していた
・部品が老朽化するとシュゴッドは動けなくなる?

ラクレスは今後起こる大災厄に立ち向かう為に色々と暗躍してきたと思われる節があるんですよね。
ライオニールが復活しようとしていたのもギラには災厄に立ち向かう事は出来ずラクレスならば出来ると思っていたのか・・・その辺は不明ですが国民に犠牲を強いる事が出来るラクレスなら災厄に立ち向かう事も出来たと考えても良さそうです。

ただそのラクレスは城を動かす事は出来なかった。
結果だけを見れば災厄はおろかバグナラクにさえ勝てなかったとも言えそうですが・・・ダイゴーグ巨大化は想定外だった、という事ですかね?
もしくは他に何か考えがあった可能性はありそうですが・・・現時点では不明。

次にコーカサス城。
シュゴッド達の自己修復機能を使ってある程度修復出来ていたという事はシュゴッドに間違いないと思うのですが・・・何故2000年前のバグナラクとの戦いで使用されなかったのか。
されていたのなら記録に残っていてもおかしくはなさそうですが・・・この辺は予言を改竄してきたっぽいジェラミーが関わってきたのか。
それとも城に転用したと思われるライオニールが意図的に隠したのか。
どちらにせよ記録に残すわけにはいかなかった可能性がありそうです。

で、シュゴットたち。
未だに生物なんだか機械なのかよくわからないのですが・・・部品の老朽化で動かなかった、という事は機械?
城に変形させるのが本来であれば無茶な運用でその代償として機械部品の老朽化で動けなくなった可能性はありそうですが・・・部品交換後は超再生能力を発揮していたんですよね。
本当に機械なのか、それとも生物なのかよくわからない。
ソウルの存在も代用品が作れるともヤンマが言ってましたし・・・かなり謎。

ちょっと話は変わりまして次回以降の話はバグナラクとの最終決戦らしいです。バグナラク編が終わって神の怒りの解明?
それとも災厄に立ち向かっていく話になるのでしょうか?

そのあたりは不明ですが・・・色々あった謎も全て災厄に対抗するための手段だった可能性がありそう?

ラクレスがバグナラク打倒以降の事を考えていたと思われる事。
コーカサス城の存在自体が秘匿されていた事。
シュゴットたちが何故、そしてどのように生まれたのか。

全て災厄に立ち向かう手段だった可能性がある・・・のかもしれないし関係ないのかもしれない。
色々気になる事はありますがそれは今後のお楽しみ、という事で第23話 シュゴッダムの動く城 感想でした。

ギラ・ハスティー


ギラ「聞け!愚民ども!よく聞け。貴様らは・・・死ぬ」
ゴローゲ「そんな・・・!お守りくださいギラ様!」
ギラ「夜明けまでに要求をのめぬのなら貴様らは死ぬ!バグナラクがこの国を滅ぼすのだ!」
ゴローゲ「助けてください‼助けてよ!助けて・・・!」
ギラ「今すぐ国中の歯車、鉄くずありったけこの邪悪の王に献上せよ!死にたくなければなあ!」
ゴローゲ「急げえええーっ!」

邪悪の王として民をまとめる・・・脅迫するギラ。
今後もこのスタンスでいくのか。それともこの後映画の話に繋がるっぽいのでこの辺で大きく変化してくのでしょうかね?
まあ今回のラストでやらかしてはいましたが・・・意外に今のやり方が受ける気がする。
特に前の王がいい王様っぽいけど実は・・・なラクレスでしたし。そのギャップもあって今のやり方でも受けは良さそう。

ギラ「僕も行く!」
ヤンマ「こっから動くな」
ギラ「黙って見てろっていうのか⁉」
ヤンマ「そうだ。城を動かすのがてめえの仕事だ」
女性「誰か助けて!」「誰か助けて・・・!」
ヤンマ「どんな気分だ?」
ギラ「苦しい・・・」
ヤンマ「王なら見届けろ。国の痛みは全部のみ込め」

現役の王様の言葉は重い。
ヤンマも苦渋の決断を下した回数は多そうですし。

ただギラは18話でラクレスに対して
ギラ「情けない。それで王とは笑わせる!不可能を可能にできずに何が王か!幻想も現実にできずして何が王か!民のためなら世の理も超越する。それが王だ!玉座を明け渡せ、小童!」
と言っているんですよね。
今回は理を超越する事は出来なかったっぽいですが・・・・それは今後の活躍次第といったところでしょうか?

(人々の歓声)
ゴローゲ「ギラ様ーっ!ギラ様!」
ギラ「勘違いも甚だしいわ!貴様ら民は歯車だ!」
ゴローゲ「おい!誰が歯車だよ!」
ブーン「あ~あ・・・」
コガネ「あれじゃラクレスじゃん」
ギラ「えっ?えっ⁉どうしよう!ああ~!間違えちゃった!違う!待って待って待って待って待って待って!待って!歯車が一つでも欠けたら城は動かなかった。誰一人欠けてもシュゴッダムは守られなかった。みんなの力だ。ありがとう」
ゴローゲ「ギラ様ーっ!」
一同「ギラ!ギラ!ギラ!ギラ!」

上でも書きましたがこれはこれで受けそう。
他の国の王様も何らかの問題はあれどもそれを含めて受け入れられている訳ですしね。
厳密に言えば今回の出来事は王がやった事ではなく王になる男が王になる話だった訳なので・・・ギラが王として成長していくのはこれからという事でしょうかね?

ジェラミー<長い長いシュゴッダムの夜が明けた。そしてギラは民の祝福を受けながら戴冠式を終え、晴れてシュゴッダムの王様となった・・・とさ>

という訳で映画に続く・・・のではなくこれはハーカバーカから戻って来た後の話ですね。
つまり映画は23話中の出来事という事で。
今までは王となる男の物語、というナレーションでしたがこれからは変わるのか、それとも未だ認められていないはざまの王が王となる物語として変化しないのか。次回のOPが気になります。


ヒメノ・ラン


ヒメノ「許してね・・・ハッ!」
コフキ「おおっ!おお~ありがとうございます!」
ヒメノ「治療じゃなくて元気の前借り。明日から1週間地獄よ」
コフキ「ええっ・・・」

色んな意味で危険な技を・・・。
リバイスのバイスに著作権侵害斬りを食らわないか心配です。
しかし一子相伝の暗殺拳っぽい技を使えるとなると生身での対人戦が一番強いのは実はヒメノじゃないかと思えてきました。
総長は意外に弱い。カグラギはそこそこ強そうだけどもあくまでそこそこ。リタも同様。ギラは生身だとラクレス以下。恐らくドゥーガ以下なので・・・やっぱりヒメノが最強?


ヤンマ・ガスト


ヤンマ「原因を解明する」
カグラギ「最悪の状況を想定するべきです」
ヤンマ「考えたところで変わんねえよ。城が動くかシュゴッダムが消し飛ぶかだ。おい!キングオージャーZEROの開発だのなんだのエンジニアなしで、できるわけねえよな?」
ドゥーガ「皆様。秘密の研究所へご案内します」

最悪の状況を想定しても意味がない、ってのはヤンマらしい。
さすがダイゴーグ戦で死にかけた総長。自分の意地が関わらなければ非常に冷静な判断が出来る男ですよね。

しかしエンジニアの数が少なすぎやしませんかね?
コフキしか残っていないとは。まあ研究終わったら秘密知り過ぎたから処分するね、とか言われていたので・・・そうそう人が集まる訳もない。
国の為に命を捨てられてなおかつ優秀な人材なんて・・・逆に二人もいたと考えた方が良さそう?


コフキ「2000年、眠っていたものを無理やり動かしたせいで老朽化したパーツが耐えられずに壊れたと推測されます」
ヤンマ「ハッ・・・懐かしいな」
リタ「必要なパーツがわかるのか?」
ヤンマ「下請け時代に何万個作らされたと思ってる?こっからはンコソパの仕事だ」

コフキの話はともかく。
ヤンマって下請け時代あったんですね・・・。
まあ現状に不満を持ってテッペン目指したらいつのまにか王になっていたので下請け時代があって当然だとは思いますが・・・何万個ってのは若干盛ってるっぽいような気がしないでもない。


ヤンマ「工業国の意地見せろ。国民に呼びかけて材料かき集めてこい」
ギラ「わかった!頼んでみる」
ヤンマ「「お願い」で人は動かねえぞ」
ギラ「えっ・・・?」
ヤンマ「王が理不尽な要求したら暴動だ。全員に秒で緊急事態だって理解させろ」
ギラ「そんな・・・」
ヤンマ「てめえがやるしかねえんだよ。シュゴッダム国王、ギラ」

自分の言い分通すためにハッキングタイマンで黙らせるってのは理不尽な要求ではないのでしょうか?
といってもンコソパの国民はねえ・・・特殊過ぎるので。理不尽ではないのでしょう。多分。
逆に他国民の特性を理解してギラに適切な指示を出したのは・・・ギラが適切な指示を出せていたかは別としてギラが解決に導けるように助言できたのは王としての経験があったからって事ですよね。さすが総長。


ジェラミー


コフキ「残り一つ。コアです」
ゴローゲ「歯車探せ!小さいこんなやつ!」
ブーン「うーん・・・あっ!これだ!ここにあるぞ!」
カメジムに襲われ歯車を落とすブーン
ジェラミー「ご苦労さま。小さな英雄さん」

ジェラミーは自身の父親が歴史から隠された英雄だからこそ英雄足り得る行動をした人物には最大限の敬意を払っているような気がします。

しかし城のコアパーツを偶然持っていたってあり得るのでしょうかね?
しかもギラと同じ擁護園のブーンが持っていたとか。
擁護園にはライオニールに仕える人物とかも紛れていたのでハスティー家の監視下にある事は間違いなさそうですが・・・
ただし城が動く事はベダリアの研究結果で判明したこと、つまり最近わかった事なのでギラにコアのギアを託した、という事はなさそうな気がします。
たまたまギラが持ち出してそれをブーンが貰って使っていた、という可能性が高そう?
もしくはシュゴッド制御の関係でジェラミーが色々仕込んでいたのと同様、今回の件も何かしらジェラミーが関わっている可能性がありそうな気がしてきました。ジェラミーも今後起こる災厄について知っているはずですし。
果たしてこれは伏線なのかそれとも偶然なのか。気になります。


コフキ


ギラ「大丈夫ですか⁉」
ヒメノ「重度の栄養失調。どうして?」
ドゥーガ「城がバグナラクに占拠された時、隔離したのです」
ヒメノ「研究者は彼だけ?」
ドゥーガ「はい・・・」

お菓子が散らばっている・・・。
これはコフキの私物ではなくベダリアが残したお菓子で食いつないでいた可能性が高そう。
ベダリアは亡くなりましたが・・・彼女の遺したもので生かされている人物が多そうですね。
この後コフキは秘孔の副作用で死にそうですが。


ヤンマ「緊急事態だ。城は巨大ロボットだな?動かし方、教えろ」
コフキ「ラクレス様の許しがなくては・・・」
ドゥーガ「今はギラ・ハスティー様が王だ」
コフキ「どちら様で?ああっ・・・!」
ドゥーガ「無礼だぞ」

ギラを知らない、という事は完全に外界と遮断された場所ってところでしょうかね?2回も決闘裁判をした人物を知らないって事はその可能性がありそう。ただしコフキは自分の興味ある事以外には疎そうなので・・・実際どうなのか。ちょっと気になります。


キングコーカサスカブト


ギラ「いいから早く教えてください!」
コフキ「城の正式名称は巨大変形機械装甲キングコーカサスカブト。人型への変形が可能でさらなる機能も・・・」
ヤンマ「どうやって動かす⁉」
コフキ「不可能です!」
ヒメノ「んっ?」ギラ「えっ・・・?」
コフキ「不可能です。ハハッ・・・」

今回人型に変形しましたさらに他の機能があるとの事。
それが何か気になるのですが・・・

リタ「正式名称やめろ。要点だけ言え」
コフキ「えっと・・・えー・・・あっ・・・!城、壊れてます」
ギラ「えっ⁉」
コフキ「2000年以上前に作られた未知の動力機構。修復は不可能です」
ヒメノ「ギラ、一か八かキングオージャーで戦うしかない」
ヤンマ「待て。シュゴッドも2000年以上前に作られたもんだ。流用できるかもしれねえ」
コフキ「うわっ!頭やらかっ!」
ギラ「聞いてくる!」

ギラ「えっ?もう大丈夫?」
カメジム「うーん・・・虫けらごときが・・・!」
コフキ「すごい!シュゴットの自己修復システムを城に転用したんだ。これが城の心臓部コアです。これが作動すれば城、動きますよ!」

これらの台詞からすると2000年以上前に作られたものである事。
シュゴッドの自己修復システムが転用出来た事から・・・シュゴットである、もしくは近い存在だと言えそうです。
ただしそもそもシュゴットって何ぞや、という話になってくるので・・・結局なんの機能があるのかは不明。
なので前に明かされた情報から推測してみます。

コフキ「オージャカリバーZEROによってオージャクラウンの生成に成功しランスと組み合わせてオージャクラウンランスにすることで起動条件は揃いましたが・・・」

オージャクラウンってラクレス曰く「宇宙の力を授ける」逸話があるらしいんですよね。
しかしコフキの台詞からすると生成したのはつい最近。
使用制限があって何かあるたびに作り直しが必要な可能性はありそうですが城は既に大部分が壊れていた状態。逸話が出来たのはいつの話なのか。
気になるのが映画の話。戴冠式で王となる人物には真実の歴史を授ける云々の話があったはず。
その真実の中に逸話が残されていた可能性がありそう?
だとすると・・・2000年以上前の逸話の可能性が高そうです。

その辺の歴史がどうなっているのかは不明ですが現在の文明レベルを考えると2000年以上前に宇宙に行く云々の話はないと思うんですよね。
つまり行くのではなく来た、という可能性が?
キングコーカサス城は城ではなく本当は宇宙船。他の惑星から来た技術を取り込んでチキューの文明は発展していった、とかの可能性ないですかね?
そして文明が一定以上の水準に達した際に宇宙船を送り込んできたやつらが・・・違うそれだと初代マクロスっぽい話になってしまう。

まあその辺はさておきOPの歌詞に不穏な言葉が多いので現代のチキューに住んでいる人間たちは実は外の宇宙から来た生命体だ、という可能性は・・・それはそれで最終的に色々問題が残りそうなのでなさそうな気もするけど・・・どうなんでしょうね?

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