王様戦隊キングオージャー 第24話 狭間の王VS奈落の王 感想

ジェラミーは自身の汚名を返上できるのか。それとも挽回してしまうのか 第24話 狭間の王VS奈落の王 感想です。

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感想


デズナラク様が失意のまま死にそう。

前回ダイゴーグも退場し、次回デズナラク様も退場しそうな雰囲気。
しかしここで退場してしまうには疑問が残る設定が明らかに・・・というより行間が発覚。

2000年以上前の記録が何も残っておらず人間がバグナラクの侵略を退けた記録は全てジェラミーによって残されたものだった模様。
まあ2000年以上前の記録って地球でもはっきりしない面がありますからね。チキューで残っていないのも当然と言えば当然なのですが・・・しかしその残されたわずかな記録によってバグナラクは侵略者の汚名を着せられた可能性が浮上してきました。

実際どうなっていたか知る人物は少ないので歴史的事実は現時点では不明ですが・・・知っている人物自体はいるはずなんですよね。
それはハスティー家。
戴冠式はハーカバーカで初代国王ライオニールから歴史の真実を知らされる過程が必要だったはず。

ギラがその事実を知らされたかどうかは不明・・・というより映画の描写を見る限り知らされていない可能性が高いはず。
ライオニールはギラを災厄に立ち向かう王には相応しくないと切り捨て、自身が現世に復活しようとしていましたし。

逆に言えばライオニールと戴冠式自体を済ませたラクレスは歴史の事実を知ってるはずですが・・・その事実は恐らく物語の後半で明らかになる事でしょう。

今回大事な事は歴史的事実ではなく現在のチキューではバグナラクは侵略者側になってしまっている事。
その汚名を晴らすためにデズナラク様はチキューそのものを滅ぼうとしてしまっている模様。

デズナラク様の遠縁であり、バグナラクを侵略者に貶めた事実を知ったジェラミーがそのデズナラク様を止めようとしたのですが・・・時すでに遅し。
デズナラク様はチキューの核に到達してしまった模様。

次回チキューそのものをなくそうとするデズナラクを倒す事になりそうですが・・・はざまの王がどうするのか。どうしたいのかが気になります。

次回。20体合体ロボのかませ犬になってデズナラク様が退場してしまったら・・・ジェラミーは立ち直れないような気もするんですよね。
今回のカメジムですら止めようとするデズナラク様の暴走はジェラミーが起こしてしまったも同然の事態なので。

今回の話はギラは他の王達に諭され、自分がやりたい、なりたい王になると誓った話でもある訳なのですが・・・やりたい事をやっているだけでは王としては不十分な側面もあるはず。
リタも「だからまとまらない」的な事を言って・・・流されてはいましたがチキューの平和を守るならばチキューに住む全てのものを考え行動できる王が必要になるはず。

それがはざまの王、ジェラミーとなるのか。
それとも五王国異様事案対策用戦略救命部隊が担っていく事になるのか。

果たしてジェラミーはバグナラクを侵略者に貶めた汚名を返上できるのか。
それとも何もできず汚名を挽回してしまうのか。
気になる 第24話 狭間の王VS奈落の王 感想でした。

ギラ・ハスティー


ギラ「貴様ら、なぜ俺様にねだる⁉」
ドゥーガ「完全になめられております。ギラ様の王としての未熟さに付け込み自国の利益を得ようとしている・・・」

ラクレスがやりたい放題だったからその反動が・・・。
とはいえ他王も本気で言っている訳ではなく(多分)とりあえず言える時に言っておくか、的なものだと思いますが。カグラギ以外。

なんにせよギラが王として未熟なのは確かなのですがヤンマはギラを成長させてやろう、といった意図が見えるのでギラはその想いを受けて成長していってほしいものです。
カグラギは隙あらば本気で利益を得ようとしそうなので油断してはいけない。

ギラ「なんの用だ?」
ブーン「暑いし、釣り行こうよ」
ドゥーガ「ギラ様。王であることをお忘れなく」
ギラ「俺様は兄ちゃんではない。王だ!王に民と戯れる暇などないわ!」
ブーン「・・・んだよ」
ギラ「あっ・・・」

この国・・・警備体制ザルなんじゃ・・・。
1話でギラがあっさりラクレスの元に行けたのはギラが王族だったから、という理由があったと思われますがブーンが簡単に侵入出来ているあたりその辺もちょっと怪しくなってきたな気も。
その辺も含めてギラは色々と頑張ってもらいたい。

ヒメノ「一緒にやればいいじゃない」
ギラ「俺様は邪悪の王だ。民と遊ぶ邪悪の王など・・・」
ヤンマ「いつまで邪悪の王にこだわってんだタコメンチ」
ギラ「それは・・・王様らしくしなきゃ民はついてこない。僕はただの民から王様になった。だから・・・」
ヤンマ「ハッ・・・俺は貧民街の頃から俺のやりたいようにやって王になった。あの頃からミリも変わってねえ」
カグラギ「民を生かし国を生かせばそれが王。であれば王に在り方など人の数ほどありましょう」
リタ「だからずっと5王国はまとまらない」
ヒメノ「それでいいじゃない。ギラは邪悪の王でいたいの?」
ギラ「僕は・・・僕は王様が国民全員を守ってみんなは手の届く大切な人たちを守る。そんな国がいいと思ってた。世界を支配する邪悪の王じゃなくてもいいのかな。みんなありがとう!」

リタのツッコミがスルーされているのが悲しい。
今にその5王国がまとまらなければならない事態が来るはずなのでまとめ役の王が必要ではあるのですが・・・それが邪悪の王である必要はないですし一人の王が全てをまとめる必要はないですよね。
ラクレスもライオニールも強制的に5王国をまとめて災厄に立ち向かおうとしていた節がありますがギラはギラなりの王になって世界をまとめていってほしい。
とは思うのですがギラのなりたい王がぶれているというか今回の話は映画の後の話だと思うとやや違和感のあるシーンにも見えてしまう。映画できっちり決意固めたと思ったのですが・・・全員が全員映画観てる訳じゃないですしそもそも今回の話は平時にどういう王であるべきか(あまり平時でもなかったですが)という話なのでそう考えると問題なさそうにも見えますね。


ドゥーガ


ドゥーガ「それが新しい王の姿なんですね」

それが新しい側近の姿なんですね・・・祭りを満喫しやがって・・・。
ラクレスだったら絶対に許されない(そもそも祭りしなかっただろうし)行為だけにこの人も色々抱えて生きてきたんだろうな、と思わせるシーン。
以前にも職務中に天才少年のキィト君(っぽいギラ)に接したシーンや就職活動中のシーンを踏まえると・・・色々な面がありそうですね。
真面目である事は間違いないと思うのですが。


ヤンマ・ガスト


ヤンマ「おうおう、ご立派だねえ、邪悪の王」
カグラギ「らしくないですね。王がこれでは国が滅ぶ」
ヤンマ「おい、てめえら。シュゴッダムで祭りやんぞ」

ギラの項目でも書きましたがヤンマってギラを成長させようという思惑があるような気がします。
それが自国の利益の為なのか。それとも舎弟が頑張ってるからちょっと助けてやるか、といった思いなのかは不明ですが・・・なんにせよ一番ギラの力になっているのはヤンマで間違いないはず。
・・・というか中立のリタはともかく他の王は自国の利益最優先ですしね。王としての立場から見ればそちらの方が自然ではあるのですが・・・ヤンマはそういった意味では王様らしくはないですよね。まさに総長。


リタ・カニスカ


リタ「ゴッカンの雪が溶けた。寒さを忘れぬため『もっふんといっしょ』の一挙放送をしろ」

寒さともっふんに何の関係が・・・と思ったのですがもっふんは雪男か。多分。恐らく。洗脳スキル持ちですが雪男。
しかしリタはもっふん関係の事はヒメノに言わずにギラに言っているんですよね。ヒメノはリタがもっふん好きなのを既に知っているはずですが・・・まあ自身の立場を利用して他国に何かを強要する事があればそれは中立国の王として相応しい行動ではないですからね。
ギラは決闘で負かしているので契約的にも問題なし。多分。

リタ「もっふんもふ~もふもふ~カラダ~は~まっしろ~おこると」
モルフォーニャ「おいしそ~ん」
リタ「気をつけろ。キーンってなる」

おこると~のあとはちみどろ、だそうです(東映公式HP参照)
これはリタが勝手に作った歌なのか。それとも公式なのか。公式だったとしたら今一度製作スタッフは「もっふんといっしょ」が作られた経緯を思い出してほしい。
いや、両親を亡くしたという悲劇を忘れぬためにもイシャバーナ国のスタッフがこの手の描写を入れている可能性が?オタ・・・大ファンのリタがこういった歌詞をつけているのも作中にこういった描写がある可能性がありますし・・・もしかしたら「お母さんといっしょ」的な番組ではなく「日本昔話」的なシリーズなのかもしれない。

しかし・・・ゴッカンの雪が溶けるほどの中でもこの格好なのは・・・リタ・カニスカは揺るがない。


ジェラミー・ブラシエリ


<宇宙の片隅の惑星チキュー。5つの王国が治めるこの星に巨大な危機が迫っている。これは怒りの炎に身を焼き続けた奈落の王の物語。そしてこれから王になるもう一人の男の物語である>

OPが変わった・・・のかは不明。
ジェラミーの発言はどこまでナレーションでどこまでが台詞なのかよくわからない。
とはいえ次週バグナラク編が終わるとすればOPのナレーションも本格的に変わりそうな気がしますが・・・

ジェラミー「教えてくれ。バグナラクは悪いやつかい?」
ブーン「うん・・・」
ジェラミー「どうしてそう思うんだい?」
ギラ「そんなの・・・」
ブーン「ギラ兄ちゃんが聞かせてくれたから」
ギラ「えっ?」
ブーン「王様戦隊の伝説・・・」
ジェラミー「「その昔、5人の英雄と守護神キングオージャーがバグナラクを打ち倒し人類を救った」・・・そうだな。この書き方じゃ・・・バグナラクは悪者だ・・・なんてこった・・・常識、掟、偏見、差別、思い込み・・・それを作ったのは俺だったわけだ・・・」

ナレーションがかわる前にジェラミー自身がかわらないといけないですよね。
シュゴッダムとバグナラクの和平が失敗した時も
ジェラミー「全て統べるどころかま~たス全てスベってる・・・俺が消えることが平和なのか?」
とか言っていましたが今回も同様の・・・いや2000年にわたってバグナラクを悪者にし続けてきた、という事実はそれ以上の失態。
一応2000年間バグナラクの進行を抑えていた、という事実はあれども本人的にはガチでへこむ事案ですよね。

カグラギ「何を・・・まさか裏切ったとは言いますまい!」
ジェラミー「俺の名は・・・ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ」
ギラ「イドモ・・・ナラク?」
ジェラミー「繋がりは遠く細くとも・・・同じナラクの名を持つ家族として見捨てることはできない」
ヤンマ「完全にバグナラク側ってわけか。ああ⁉」
ギラ「違う!戦いを止めたいんだろ?」
ジェラミー「デズナラクはチキューを内側から破壊するつもりだ」
ギラ「だったら一緒に止めよう!」
ジェラミー「俺一人でやる。それでこそ全てを統べる王だ」

さらに言えば今回発覚した事実。
ジェラミーとデズナラク家は親戚関係の模様。つまりジェラミーの母親がバグナラクでも結構高位の家柄だったという可能性はありそうですがそれはさておき。
このシーンでもやらかしているんですよね。全ての王に拘って一人で止めようとしてしまった。結果として・・・

ジェラミー「引き返せデズナラク!まだ人とバグナラクが手と手を取り合う筋書きにできる。お前さんの憎しみを生んだのは俺だ。怒りの炎が消えるまで俺も共に焼かれよう。一緒に新しい歴史を作るんだ!」
8世「もう遅い。これは最後の通告だ。我が命と引き換えにチキューの光を断つ」
ジェラミー「止めろ!」
シュゴットソウルを食らいつくす8世
ジェラミー「なんてことを・・・」

8世がチキューの核に到達するのを防げなかった。
8世はダイゴーグ以下の力しかないので止めるだけならギラ単独でも問題なく止められたはず。他の王はともかくジェラミーの意図に気が付いていたギラは8世を倒してしまう事もなかったはずですが・・・これは完全にジェラミーの失態ですよね。
基本的に登場以降状況を混沌とさせてきたジェラミーですが・・・これから本当に王となれるのか。それとも体育座りをしていたあの頃に戻ってしまうのか。次の話では以前のジェラミーとはレベルが違うところをみせてほしいものです。


カメジム


8世「カメジム。私の手でチキューを宇宙の藻屑にする」
カメジム「まさか・・・チキュー破壊計画を実行するおつもりで?」
ゲロウ「やばいよやばいよ・・・やばいよ~!」
8世「すでにザリガジームを泳がせてある」
ザリガ「必ずたどり着くよ。チキューの真ん中の太陽。燃えてきたーっ!」
カメジム「なりません!バグナラクの目的はチキューの支配であり破壊ではない・・・!」
8世「全てが深淵に還る。ならば我がものと同じよ」
カメジム「ううっ・・・!まさかこの私を・・・⁉」

カメジムは破壊目的ではなく支配の為に動いていたっぽいですね。
ボシマールとして潜伏していた事実を8世に明かさなかったのいざとなれば人間側に寝返る算段をしていたのかもしれないですね。今回のように8世が色々暴走気味なのも知っていたはずですし。さらに言えば8世は作戦の為なら部下の命を使い捨てるので・・・今回の作戦がなかったとしてもいつかは8世を見限っていた可能性はありそうです。


デズナラク8世


ジェラミー「聞いたよデズナラク。計画のあらましを」
8世「何・・・⁉」
ジェラミー「お前さんが巨大化してチキューの核に入り込む。そして・・・チキューを内側から壊す。みんな死ぬ。全てご破算。それが計画って呼べるかい?」
8世「バグナラクは死を恐れない。下等生物が死に尽くすまで殺 し合うだけだ!」
ジェラミー「いいや。話し合おう」

計画でもなんでもない、ただの破壊。
カメジムが死を恐れるように(正体発覚した時もまだ死 ねない、といってたはず)バグナラクも全てが全て死を恐れない訳でもないはずですが・・・この人もラクレスと同様、いやそれ以上に自身の目的の為なら犠牲を強いる王なのかもしれません。
・・・まあザリガジームが喜んでチキューの核に突っ込んでいるいるさまを見ると人間と同じようには考えてはいけない気もしますが。

ジェラミー「お前さんも王だろう。全てを壊してまでどうして人を憎む?」
8世「バグナラクは悪か」
ジェラミー「2000年前バグナラクが人類を侵略したからだ」
8世「それを誰が証明できる?過去を知らぬ我らは知らぬ罪を背負わされ訳もわからず暗い奈落の底に押し込められた。それは永劫続く・・・」
ジェラミー「はるか太古の歴史は俺だって知りたいさ。だが知ったところで変えられない。今と未来は変えられる」
8世「だからこそ人類を殺 し尽くし我が深淵で塗り潰す。それのみがバグナラクの汚名をすすぐのだ」
ジェラミー「相いれないな・・・古き王よ。人とバグナラクの間にできた狭間を超えてきっといつか手は届く。俺の糸を彼方まで広げてチキューを繋げる。そして俺が全てを統べる王になる!」

なんにせよ8世には8世なりの考えがあった模様。
実際問題2000年より前の記録が残されてない以上(ハスティー家以外?)どちらが侵略したかどうかは不明。
バグナラクが暮らしていたチキューを人間が奪い取ったという可能性もありますしね。
そもそもの話人間もバグナラクもチキューに住まう知的生命体という点でどちらが上か下かなんて言う事自体おこがましいのかもしれませんがその辺は長くなりそうなので省略。
8世は全てを深淵で塗りつぶす事で汚名をすすぐ事にした模様。

8世「我はバグナラクの王、デズナラク8世!森羅万象の区別なく我が深淵が食らい尽くそう!」
チキューの核に向かって飛び込むデズナラク
ジェラミー「やめろーっ‼」
8世「明るい・・・」

しかし8世もチキューを破壊したかった訳ではないはず。
トウフの国の土を見て良い土だと言ったりしていた事もありますし地底ではなく地上で王国を築きたかった可能性が高そうです。
今回のチキューの核を見て、そして9話でギラを拘束した時にも「明るい・・・」とつぶやいていた事から深淵だけを望んでいる王にもみえないのですが・・・果たしてデズナラク8世の真意は。そしてその末路は。
色々と気になる引きでした。

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