王様戦隊キングオージャー 第25話 王と民の戦い 感想

デズナラク8世様爆発四散・・・しなかった 第25話 王と民の戦い 感想です。

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感想


・・・まさか生き残るとは。

だって全合体ロボの初登場で必殺技まともに食らって生き延びるとは思わないじゃないですか。
前回の戦いで瀕死にさせられ無理やり巨大化してチキューの核で大暴れして引きずり出されて必殺技くらったのに・・・むしろ前回よりピンピンしておられる。さすがデズナラク8世様。
とはいえそのまま爆発四散!したらジェラミーが急に非常になり過ぎたようにも見えますし・・・まあ異常なタフさは次回何かしら説明がある気がしないでもないので・・・説明ある事を祈っています。
多分なさそうですが。

それはさておき今回の話。
奈落の王であるデズナラク様そしてはざまの王ジェラミー・ブラシエリ。
他の王達との違いが明確に描かれたと思われます。
その違いは覚悟。

右往左往し、ざまあない、はざまの王様が忠臣から突き付けられたのは民の命を背負う覚悟がない事実。

ジェラミーは12話で・・・
ジェラミー「ペンは剣より強くあれ・・・俺の信条だ。王様が力にすがったら暴君。名君は言葉を信じる」
と話していた事から暴力ではなく言葉で世界平和の実現を目指していたはず。

これは決して悪いものではないはず。
ラクレスは力にすがった暴君。
自身の目的の為に力で他国を虐げてきた事実があります。
(ただしこれはライオニールから知らされた事実が関係ありそうですが)

それ以外にもジェラミーの両親は国民から虐げられてきた、という事実もあり言葉を信じたいと願う事自体は悪くはないはずなのですが・・・根拠もなく人の言葉を信じ続けてきたのが今のはざまの王。

ラクレスの和平という言葉にのせられ結果としてシュゴッダムを危機に陥らせたり・・・そもそも自身の言葉で差別や偏見を生み出してしまったという事実に気が付いたりと・・・いいところがなかったはず。

それは覚悟が足りなかったから。
王となり民を守りたいのであれば自身の言葉に責任を持つべき。
全てを統べるのであれば・・・それだけ責任が重くのしかかるはず。
その責任を背負う覚悟もなく自身の発言が引き起こしていた事象に右往左往していたのでは・・・そりゃ覚悟が足りないって話になりますよね。

そしてデズナラク様。
チキューの核ぶっ潰して我が深淵で塗り潰す!とか言われても・・・。
ある意味覚悟は決まりまくっている訳ですがそこには自身の意志しか存在しないはず。

一個人としてはこれ以上ないぐらい覚悟が決まっていた訳ですが王としての覚悟は全くなかったと言わざるを得ない。
なにせ自分の野望のために全員死 ね!ですからね。
むしろ一番覚悟を放棄しているとも言えそうです。

他の王も国民の命を背負う覚悟が決まっていたかと言われれば違うのですが・・・奈落とはざまの王の二人が圧倒的に足りていなかったのは事実だと思われます。

そんな訳かはわかりませんが生き延びてしまったデズナラク様。
とはいえ流石に次回退場とはなりそうですが・・・次回はそのデズナラク様がチキューの核に突っ込む覚悟を決めた話がされる模様。

・・・いや違う。歴史の裏話的なものが語られるとの事です(東映公式HP参照)
果たしてデズナラク様がチキューを深淵で塗りつぶそうとするに至った経緯が語られるのか。
そしてジェラミーのバグナラクの王になる覚悟は描かれるのか。

色々気になる 第25話 王と民の戦い 感想でした。

ギラ・ハスティー


ドゥーガ「ギラ様。ちょっと貸していただいでも?」
ギラ「あっ・・・ダメ!ダメ!ドゥーガさんやめてください・・・」
ドゥーガ「なめてもらっては困る!では共に参りましょう」
ギラ「でもドゥーガさんには家族がいるじゃないですか!」
ドゥーガ「だからこそ私は死ぬつもりも諦めるつもりもありません。守るものがあればこそ理屈を超えて力が湧いてくるのです。あとは覚悟だけです。ギラ様はシュゴッドが誰を選んだかもうご存じなのでは?」

今回はそれぞれの王がそれぞれの覚悟を試される回。
ギラは家族がいるからドゥーガを。家族のような存在だからブーンを巻き込まないようにしていたようですが・・・結局この作戦失敗したらチキュー終わりなので少しでも成功率を高めた方がいいんですよね。例えその戦いで犠牲が出たとしても。
その辺の割り切りが出来そうにないからライオニールがハーカバーカーから出てこようとしたっぽいですし。逆にラクレスなら多少の犠牲が出てもチキューを救うための選択が出来たと思われます。
とは言えいきなりギラが犠牲もやむなし!とか言ってブーンを無理やり連れて行こうとするのもギラっぽくはないですし。
そもそもライオニールに対して少数の犠牲を強いるこの地獄のような世の中を変えてやる!と言い放ったギラなので犠牲が出るかもしれない決断は下しづらかったはず。

ヒメノ「結局最後の一人は見つからなかったみたいね」
ヤンマ「成功率は五分五分。まあまだマシだな」
キングクワガタオージャーに変身するも変身解除するギラ
ヤンマ「おいタコメンチ!なんのまねだ?痛っ!てめえ・・・!」
ギラ「ふ抜けたことを言うからだ!それがチキューを救う者の覚悟か?覚悟だけが諦めを忘れさせてくれるんだ。今ここで誓ってほしい。誰も犠牲にしないと」
ヤンマ「フッ・・・絶対帰ってくる」
ヒメノ「誰一人欠けず、怪我一つさせない」
カグラギ「民をチキューを守り抜きましょう!必ずや!」
リタ「応‼」
ギラ「よし!」

結局ギラの決意を後押ししたのは覚悟。
誰も犠牲にしない。大義を成すためでも犠牲は絶対に出さない。
ゲロウジームがジェラミーに言った「命を背負うご覚悟を!」というのは必要であれば敵を打ち倒しその命を背負う覚悟が必要、という意味合いで言ったのだと思われますがギラの場合は絶対に犠牲を出さないという覚悟。
ジェラミーもギラも同様に「命を背負う」覚悟を決めた訳ですね。
言葉は同じでも違う意味合いの覚悟。
今回はそれぞれの王がそれぞれの「命を背負う」覚悟が表現されていたと思います。


ヤンマ・ガスト


4人「おなっしゃーす!」
ヤンマ「チキューの真ん中・・・灼熱の地獄ん中、突っ込むんだぞ」
アッカ「それがなんすか?」
ウスバ「そもそも俺ら地獄生まれ地獄育ちみたいなもんなんで」
マユタ「いやあ、ひとっ風呂浴びるくらいの気持ちっすわ」
ヤンマ「行くぞ」
シオカラ「気づいた?ヤンマくん、初めておいらたちのことを死 ぬかもしんねえ戦いに巻き込んでくれ・・・やばいやばいやばい・・・やばいやばい!」
アッカ「バカ・・・言うんじゃねえよバカ!」
シオカラ「ううーっ・・・!」
ヤンマ「足引っ張ったら承知しねえぞ!」
4人「ウィーッス!」

ヤンマの場合はこれまで頑なに巻き込もうとしてこなかった国民を死地に巻き込む覚悟。
といってもヤンマの覚悟自体はギラと似たような意味合いだと思われますが。
国民ではなく仲間だからこそ危険に巻き込みたくない。それがテッペン取ったやつの責任であって今までそれでやってきた。
しかし今回に限っては仲間を巻き込まなくてはならない戦い。だからこそギラほどではないにしろ迷ってはいたのですが・・・その仲間からやらせてくれ!と言われたら断る理由はないですよね。ヤンマはこうみえて理論派なので成功率が上がる提案を断れる理由はないはず。自分の意地が絡んでいない限り。


ヒメノ・ラン


エレガンス「医師長エレガンス・モーン」
クレオ「メイド長クレオ・ウルバヌス」
セバス「執事セバスチャン。ヒメノ様にお供させていただきます」
ヒメノ「ずっと花が散るのが嫌いだったの。でも種を飛ばしてもっとたくさんの花を咲かせるためだと思えば・・・受け入れられる。ひどいワガママ聞いてくれる?」
3人「仰せのままに」

ヒメノはほぼ覚悟は決まっていたはず。
今までも自身のワガママを散々聞いてきてくれた国民。
さらに言えば今回のメンバーは側近中の側近。断るはずがない。
だからこそ言いたくはなかったワガママなのですが・・・それが未来に繋がるならば、と下した決断。


カグラギ・ディボウスキ


3人「ごちそうさまでした」
クロダ「何かございましたか・・・?これはカグラギ殿が望まれている最後の晩餐です」
カグラギ「これに選ばれた者だけがチキューを救う戦いに赴くことができるのです」
クロダ「おおっ・・・!」
スズメ「私も・・・同じく」
カグラギ「民とは命なり。民のためには泥にまみれて手を汚す。しかし今だけはこの汚れた手を握ってはくれませぬか?」
クロダ「黒子の一人ではなくクロダとしてお供いたします」

カグラギはある意味ジェラミーと同様に命を背負う覚悟がなかった王なんですよね。
手を汚すのは自分だけでいい。何かあってもその責任は全て自分が背負うべきもの。それが前国王を倒し、王となった自分の使命。国民に犠牲を出したくはない。自身の手を汚す覚悟はあっても自国民の命に危険に晒す覚悟はなかった。
しかし今回だけはそうもいっていられない事態。なので一番信用できるクロダさんに自分の覚悟を受けてもらった。
対するクロダさんも王殿さまを支える黒子の一人ではなく一人の人間としてその想いを受けた、というなかなか印象的なシーン。


リタ・カニスカ


リタ「いらっしゃ~い。そこの剣、触ってみて~」
モル「何してんですか・・・?ええ~・・・光った・・・ほうがまずいっぽいですよね~」
リタ「ヴァァァーッ・・・!」
モル「ヒイッ!もう帰ります・・・!」
リタ「これは仕事じゃない・・・公平でもない・・・でも・・・だから・・・私のために一緒に戦ってくれ」
モル「はあー・・・」
リタ「ずっと・・・一緒だから」
モル「・・・はい」

・・・なんか一人だけ違う。
いやこれプロポーズの間違いではないだろうか。ある意味命を背負う覚悟ではあるのですが・・・。
とは言え揺るがない王が自身を曲げてでもモルフォーニャに自身の覚悟を託したかったんですよね。これはこれでいいシーンなのですが・・・映画を観ていないと若干わかり辛いというか・・・いや映画を観ていた方が納得できるシーンと言えばいいのか。
揺らぎまくるリタを支えてくれるモルフォーニャが見れるのは映画だけ!


ジェラミー・ブラシエリ


ジェラミー<そして、この事態の引き金と言っても過言ではない全てスベってるダメダメの定めに生まれし・・・>
ジェラミー「狭間の王様・・・ざまあないなあ・・・」

ジェラミーって登場以降本当にやる事成す事全てスベってますよね。
落ち込むのも無理はない。
とはいえ・・・

ゲロウ「全てを統べたい。喧嘩はやめて。嫌われたくない。お仕置きだ。言うことなすことどっちつかずの・・・まるで幻。揺らぐかげろう。手に取るようにわかります」
ジェラミー「何がわかるって?ただ戦いを止めたい。その当たり前の願いがかなわない絶望がお前さんにわかってたまるか!」
ゲロウ「やはりわかっていませんね・・・あなたに足りないのは覚悟です!優しさときれい事だけで何ができますか!王にならんとするならば傷つけ、血に汚れ、命を背負うご覚悟を!」
ジェラミー「長い長い夢を見てたのかもしれないな・・・お前さんの命、預かろう。代わりに誓う。俺はデズナラクを倒す。そして・・・バグナラクの王になる。で、俺とお前さん方が手を取り合えば人とバグナラクはつながれる・・・だろ?」
ゲロウ「ああっ・・・!」
ジェラミー「かしずけゲロウジーム。お前は我が従者となり狭間の国バグナラクその最初の民を語れ」
ゲロウ「ありがたき幸せでございます。狭間の王」

自身と似たような境遇だったゲロウジームを助けた事で結果的に命を背負う覚悟が出来た。
きれい事だけでは平和をなす事が出来ないというのは自身の体験から嫌というほど思い知らされた。しかし結果としてそんな自分でも受け入れてくれる民が出来た。
その民を守りたい。命を救うために他者の命を背負う覚悟が出来た。
これで名実ともにバグナラクの王に・・・いやまだデズナラク様死んでなかった。
名実ともに王となるのは次週か・・・と書きたいところなのですが散々ネタバレを食らいまくっているので次週以降の展開を知ってしまっているんですよね。
最近のネットは検索結果から勝手に関連記事を見せつけてくるので避けようがないんですよ・・・。こちとらネタバレが嫌でTTFCの配信と公式HPしかみないようにしているってのに。
ネタバレを背負う覚悟は・・・いらない。


五王国異様事案対策用戦略救命部隊


一同「我ら民。王に命を預けよう!」
6人「我ら王。民の命を預からん!」
ギラ「我ら・・・王様戦隊!」
一同「降臨せよ。ゴッドキングオージャー!」
「シュゴッド大集合!」

通称の方のキングオージャーだと民間人は除外されているように見えますが正式名称の方だと王も国民も一丸となって戦う、という意志が示されているように思えます。救命部隊ですからね。
そもそも最初に五王国(以下略)が発足した際も救援活動に側近たちが関わってましたし。
今回は救命活動だけではなく戦闘にも参加しますよ、というだけの話ですね。


一同「我が王よ。契りを交せ。我ら、命燃やせど灰には帰せず」
6人「我が民よ。言うには及ばず。守護の契りを力に変えて共に成そうぞ起死回生」
ヒメノ「王と民。等しく一人!」
ヤンマ「一と一。重ねて十!」
カグラギ「十重二十重の誓いの力!」
リタ「やがて人の理を超え・・・」
ジェラミー「神へと届く」
ギラ「人神融合!」
6人「王鎧無双!」

これって誰が考えているのだろうか。
10話のレジェンドキングオージャーの時は恐らくジェラミーが残した文章を言っていたのだと思うのですが・・・今回もジェラミーっぽいですかね?
他国民がいきなり息を合わせるのは難しいから俺の考えた言葉でまとまってくれ、そしてそれを後世に伝えて言ってくれ!的な感じ?
今回の件が終わったら喜び勇んで本を執筆・・・する暇はなさそうですね。王になるはずですし。


コガネ


ブーン「どうしたの?ギラ兄ちゃん」
ギラ「これからキングオージャーで大きな戦いに出る。一緒に来てほしい。僕が必ず守る。一緒に必ず帰る。絶対だ」
ブーン「わかった」
コガネ「だったら私も行く。絶対大丈夫なんでしょ?」
ギラ「ありがとう・・・」

なんかコガネが怪しい。
このシーン。ついてくる必要はないはずですが一緒に行っているんですよね。もちろんブーンが心配だってのはあると思うのですが・・・
映画で出てきたデボニカがライオニール、というよりハスティー家に仕えるキャラだった、というのもありますが他にもそういったキャラがいてもおかしくないはず。
とはいえこの戦いについてきたからなんだって話にもなりそうですし・・・今のところは特に根拠のない妄想ですが何かしらある気がしないでもない。


ゴッドキングオージャー


ギラ「今すぐキングオージャーで行こう!
ヤンマ「いやレジェンドでもエクストリームでも機体が持たねえ。だから・・・超えるもん作るしかねえ」
コフキ「はい。新しい守護神できます!」
ヤンマ「っつうわけでキングオージャーと城と他のシュゴッド20体全部合体して最強の守護神できっから」
コフキ「サラッと言ってますけどとんでもない偉業ですよ!」
ヤンマ「こいつならマグマに79秒耐えられる核にいるデズナラク地上に引っ張り出してぶちのめす」
リタ「確実か?」
ヤンマ「合体したシュゴッド20体全部にパイロットを乗せることが条件だ」
ギラ「僕たちだけじゃダメなのか?」
ヤンマ「キングオージャーの性能を最大限引き出せない」
カグラギ「これから死地へ赴く仲間を集めろと・・・」
ヤンマ「しかも誰でもいいってわけじゃねえ。シュゴッドとパイロットには相性がある。適合者が見つかる保証もない。一人でも欠けたら成功率は半分まで下がる」

本編と関係ないのですがちょっと言わせてほしい。
いくらなんでもゴテゴテしすぎ・・・エクストリームの時点でほぼアクション出来ない仕様だったのにそれ以上くっつけるのか。
下手したらフラッシュマンのグレートタイタン並みに動けない造形な気がする。

まあその辺は置いといて20体合体とは思い切った事しますね・・・ちゃんとレジェンドやエクスストリームではダメな理由もありますし今回の話からしてもかなり思い切った設定だと思います。
とは言え逆に今後使いづらいような気もするのですが・・・動かすだけなら6人でもいい?
とすれば今後も出番はありそうですが・・・全体の半分で全ロボ出るとは思えないですし今後も別ロボが出るのか。それともさらにパーツが増えていくのか。気になるところです。

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