映画 禁じられた遊び(2023年) 感想

映画 禁じられた遊び 感想です。
原作の小説は未読。

以下ネタバレありの感想です。
中田秀夫監督の他作品のネタバレもあります。
ネタバレ注意。

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感想


期待外れ。
”それ”がいる森がある意味面白かった(個人の感想です)ので期待していたのに・・・

大きな見どころもなく淡々としたホラー映画だった印象。
個人的は感想としては2019年版の貞子より若干マシ?な作品。

結局のところ息子が怪しいなんてわかりきった話じゃないですか。
死んだ後の母親が恐らく全く関わっていなかった、というのは若干予想外でしたが同種の力を使っていた訳なのでどちらが元凶なのかと言われたら・・・どちらでもいいですよね。

化け物の倒し方も最初は電車。次は雷と主人公達の創意工夫が感じられない。
宇宙人に病気の果物を食わせて倒すぐらいの見せ場は欲しかったところ。あれはあれでどうかと思いますが単に逃げていたら勝手に相手が倒れました、じゃねえ・・・。

まあ2019年の貞子なんて
貞子に呪われた→貞子をどうにかしよう→結局どうにもなりませんでした
という物語的にどうなの?と思う場面しかなかったのでそれに比べればマシだったような気がしないでもない。

とはいえ今作は貞子よりはマシというぐらいで特に対抗策も持たないまま呪いの元凶を倒しにいって・・・やっぱりどうにもならなくて逃げ惑っていたら勝手に相手が倒れた、というお粗末な展開。

いや・・・父親が化け物を浄化しかけた時に主人公が止めたのはある意味見どころだったのかもしれない。
あそこはもう少し様子を見てもよかったと思うのですが・・・

貞子というかリングがホラー映画の傑作として評価されているのは斬新な(今では使い回しされまくってますが逆に言えばそれだけインパクトがあった)ホラー描写と人間ドラマだと思うんですよね。

今作はどちらもないと思いました。
ホラー描写も特に斬新なものはなく、人間ドラマが面白かった訳ではない。

もう少し見せ場が欲しかったと思ってしまい、期待外れでしたという感想になってしまいました。


以下雑記

オープニング

というより上映開始直後。
一瞬だけ誰かの目が映ったような気がしますが気のせい?

多分演出だと思うのですが・・・気のせいだった結構怖い。


ラストシーン


父親が息子を復活させようとしていた、そして復活しそうになっていたのは蘇生させる能力は父親の能力って解釈でいいんですかね?

根拠として母親の方の能力ですが・・・

生霊を飛ばして監視
生霊を乗り移らせて操る
耳鳴り
鼻血を出させる
携帯電話使用 声帯模写
写真を焦がす
コップを割る 綺麗に四等分に割る
スプーン曲げ
神風(バードストライク)

ぐらいだったと思うのですが・・・基本的に相手を操る、害する能力ばかりなんですよね。
治癒系、蘇生系の能力はない。
対してエロイムエッサイムは蘇生系、もしくはゾンビ化の能力。
若干違う系統の能力な気がするんですよね。

ただ、母親は基本的に人に対してネガティブな感情しか向けていなかったので人を害する能力しか使っていなかった。もしかしたら治癒系の能力も使える可能性があったとも考えられますが・・・父親の能力の方が自然ですよね。
話の流れ的にも父親の能力がエロイムエッサイムの「呪い」であって息子は父親と母親の二人の力を受けついでいた、と考えた方がラストシーンとの整合性もあり納得できる話。

母親が家庭を持った事で新たに発言した能力。
父親と母親が同じ力を所有していた。
息子が雷受けたショックで新たな力に覚醒した、父親も雷で覚醒したなども考えられそうですが・・・父親の能力だったという事にしておきます。

柏原亮次


中盤主人公を助けにくるシーンはカッコよかった・・・
カッコよかったのですが・・・主人公に丸投げしたようにしか見えない。

だって相手は遠隔で人間を操って、さらにはコップを何のこだわりかわからないですが四等分にする力を持っているんですよ。
その相手にとにかくやばいから倒しにいけ!俺はここで被害者を見ている!とか言ってもねえ・・・
これ以上ヤバイやつと戦いたくないから残っただけにか見えない。

まあ包丁持った相手を止めに来ただけ凄いとは思うのですが・・・その後で株を落としてしまった。ちょっと残念。

野田修子


美雪の能力は私が最初に気が付きました!とか言ってはいましたが・・・犠牲になったスプーンが哀れ。
スプーン1本折らせるだけでいいじゃないですか。
せめて2本ですよね。1本だけなら偶然かもしれない、という事で複数本折らせたのだと思いますが・・・うたぐり深すぎる。

まあ記者から袖の下を受け取っていた事から能力者だと確定したらそれで金稼ごうとしたんでしょうね。
なのでスプーンを念入りに折らせた。
で、他の孤児が犠牲になったからこいつは敵に回したらいかん、という事で利用するのは止めたのだと解釈しておきます。
ある意味この作品で一番大人な人間ですね。

大門謙信


ガチの能力者だった・・・。
とはいえ生霊に憑りつかれたけどほっとけばどっかいくだろ、的な考えだったのでサイコメトリー的な能力しか保有してなかった可能性はありそう。

というか弟子の方が抵抗していたっぽいので霊能力的にはそれほどでもない?
もしくは相手が悪かっただけの可能性もある。

黒崎邦明


こっちもガチの能力者だった。
しかし大門が憑りつかれた後は迷う事なく刺殺。
そして自身が憑りつかれると即座に自刃。
判断が早い・・・

世が世なら鬼殺隊にもなれそうな人材でした。

川崎


部長。
もしかしたらこいつは美雪に操られていたんじゃないかと思ってしまってましたがそんな事は無かった。多分。
愛する(多分)夫と他の女が接点を持つきっかけを作るはずもない。
なので単なるセクハラ野郎ですね。

倉沢比呂子


生霊におびえる気弱な新入社員は半グレを相手にすることで化け物と戦えるように成長を・・・成長しすぎじゃないですかね?

しかし冒頭の半グレ?の喧嘩。
喧嘩が起こった体で聞き込みしていましたが喧嘩起こってなかったですよね?
これから始まるところですよね?
つまりあれは自作自演だった可能性が・・・?

生霊に脅された新入社員は半グレ使って事件をでっちあげる立派な社会人へと成長しすぎてしまっていた・・・。

それはともかく伊原家に訪問した時にカメラで延々と撮影していたのは後々の伏線になるかと思っていたのですが全くそんな事はなかった。
目が映っていた、ってだけですよね。
いや・・・カメラが化け物倒す切っ掛けになるかと思っていたんですよ・・・。電車と雷でした。

伊原美雪


いじめられ、閉じ込められても主犯と思われる人物以外殺害しなかった優しい子なんですよ・・・
単に全員やってしまうと自身の能力を伝聞する人間がいなくなってしまうから、といった理由かもしれませんが・・・

しかし能力的にはともかく。
自身の夫を一日中見張るのは・・・そりゃ恐妻家とも言われますよ。怖すぎる。
能力なかったとしても職場を監視するぐらいはやっていそう。

伊原直人


庭から復活しようとした妻らしき物体をよく確認もせず、躊躇もせず真っ先に突き殺そうとしていたのは・・・判断が早すぎる。
まあ自身の能力を自覚していたならやべえやつが復活するから止めよう!と思うのは間違いないと思いますが。

ラストも灯油かガソリンかけて燃やそうとしていましたしね。自分の能力は熟知していたのかもしれない。
・・・だったら肉片になったぐらいで油断しないですよね。

能力の自覚はあったけれどもその全貌は把握していなかった、という事にしておきます。

伊原春翔


最初のトカゲもこの子の能力で復活していた、という事でいいのでしょうか?
指一本あれば復活出来るならば尻尾があれば完全に再生できますよね?

そういえば指持って帰って来ていたシーン
父親が遺体を確認した時はちぎれそうではあったもののくっ付いていたと思いましたが・・・あれは引きちぎってきた?
物理的にではなく能力で。母親コップ割り得意ですしやろうと思えば指を切るぐらい出来たのかもしれない。いや、能力使って切るのも物理か。

しかしこの子が生まれたのは運命だったのかそれとも偶然だったのか。
だって両親共に能力者ですよ。そうそうないじゃないですか。
そういえば母親の所属していた宗教団体の名前は天運の縁だったと思いますが・・・やっぱり天命だった可能性がありそうな気がしてきました。

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