仮面ライダーガッチャード 第2話 追跡、錬金、スケボーズ! 感想

わからない答え探すより 挑戦してみるのがHOMEWORK 第2話 追跡、錬金、スケボーズ! 感想です。

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感想


“出来ない”の呪縛 根拠のない
ハジき返してやれば
途方もない 夢を見つけるかも

というのがガッチャードOP・CHEMY×STORYの冒頭の歌詞。

錬金術は指輪ないと使えないけど錬金術使って試験クリアしてみな、というミナト先生の嫌がらせに対して宝太郎がとった行動は・・・ダイエットと増量。

・・・ケミーに重量があるのはわかったのですが可変なんですね。
何を食って、そして何を絞って質量を増減させたのだろうか。

まあその辺はさておき。
ルール無視でルールを重視する錬金術師の試験に合格となった訳です。

ありか無しかで言えば・・・想定外過ぎてよくわからないというのが正直な感想ですがこの辺りの描写で主要人物が少しずつ分かってきたように思えます。

まず主人公の宝太郎。
スケボーマルガムに対して「スケボー君は楽しく走りたい。その願いをゆがめるのは許せない」。
他にもごルドダッシュに対して「早く走りたそうだな」とケミーの気持ちを優先してように見えます。
恐らくケミーだけではなく人間に対してもそうなのだとは思われます。(その割に親友の扱いが雑な気も)
要はルールに縛られるよりも自分のやりたい事、気持ちを優先するってスタンスのようですね。

対してりんね。
ルールはルール。
ルールを守ってこその自分であり、それが自分のやり方。
ルールを優先して世界の秩序を守って行こう、というのがりんねのスタンス。

その答えに対してルールを守るよりやりたいようにやればいい、と諭すのではなくルールを守りたいという気持ちを優先すればいいと伝える宝太郎は一貫してますよね。
何をしたいか、という気持ちが大事。

りんねのルールを守りたい、という気持ちは父親がルールを破った裏切り者である事から来ているような気がしますが・・・それは後々あかされそう。

とにかく対照的ではあるもののそれぞれ独自のスタンスで錬金術に関わっていく事となりそうですね。

よくわからないのがミナト先生。
ルールはルール。
錬金術師はルールを守り、そして秩序を守るのが最優先。

しかし宝太郎に課した課題はルールを破らなければ成功しそうにないある意味ルール無視の錬金術試験。
錬金術を使うには指輪が必要だけれども指輪は合格したら上げるよとか無理ゲーが過ぎる・・・

そんな無理ゲーに対して錬金術のルールを無視しして無理やり帳尻を合わせた宝太郎は不合格かと思いきや・・・合格との事。

宝太郎がルールを破るのを想定していたのか。
それとも運命に導かれし存在である宝太郎が新しいルールを創る事を期待したのか。
それとも進路希望を出そうとしない生徒に嫌がらせをしたのか。

真相は定かではないですが・・・宝太郎には他のアカデミー生徒とは違う方向性の期待をしているようにみえます。

ルールを最重視する錬金術師でもルールに縛られず錬金術に携わる人物が多い中、次週本格的に登場するスパナはルールを無視する人間は実力での排除も厭わない性格に見えますが・・・実際どうなる事か。

なんにせよ“出来ない”の呪縛、ハジき返し、ケミーと自由に暮らすという途方もない夢を見つけた宝太郎の活躍が気になる 第2話 追跡、錬金、スケボーズ! 感想でした。

一ノ瀬宝太郎


ミナト「ところで一ノ瀬」
宝太郎「はい」
ミナト「進路調査票にはなんて書く?」
宝太郎「それは・・・」
ミナト「見つけたんだろ?お前のガッチャ」
宝太郎「先生・・・俺もっとケミーのことが知りたいです。どうしたらいいかな?」
ミナト「だったら・・・錬金術師になれ」
宝太郎「俺が・・・錬金術師?」

ケミーの掟でケミーに接触した人間の記憶、記録は全て消去する、的な事を1話で言っていたのに進路調査票に錬金術師と書くのはありなのだろうか。
ケミーは知られちゃいけないけれども錬金術師は社会に認知されているので大丈夫、という意味なのか・・・いやそれはないですよね。
まあミナト先生は進路希望に錬金術師と書かれては色々とまずいので「なんて書く」と聞いただけ。錬金術師になれ、進路希望にはちゃんとそれっぽい進路を捏造しておくからな!と指導していたシーンな気がします。

どうでもいい事はおいといて。
前回ガッチャードライバーを託された宝太郎は錬金術師になる事を決意・・・は出来なかった模様。
まあ今までも夢を決め切れていなかったようですしね。実家の定食屋?を手伝いはする、創作料理は好きなもののそれを進路にする事はなかった宝太郎なので。

りんね「だから私たち錬金術師の一族はケミーをカードに封印してきた。この世界の秩序を守ために」
宝太郎「封印するしか手はないのかな?」
りんね「えっ?」

ケミーは人の秩序を乱す存在。
なので錬金術師はケミーを封印するしかなかったようですが・・・

宝太郎「お前の中のスケボーくんはただ楽しく走りたいんだよ。その願いをゆがめるのは許せない!」

宝太郎「お前ものすごく速く走りたそうだな」
ごルドダッシュ「ダーッシュ!ダーッシュ!」
宝太郎「うんわかった。借りるよ先生」
ミナト「一ノ瀬、ケミーの気持ちがわかるみたいだな」

宝太郎「こいこいこいこい・・・おおーっ!できたー!」
りんね「一体どうやったの?」
宝太郎「2人に頼んだんだよね。オドリッパにはダイエットしてもらってカマンティスには太ってもらって」
りんね「えっ?」
宝太郎「いやあ2人には無理かけたかな」

ケミーの気持ちがわかる。
そしてケミーと直接対話できる。
他の錬金術師は錬金術を通してしかケミーと接する事ができない(この辺ちょっと曖昧ですが)にも関わらず宝太郎は錬金術師として違うコミュニケーションをとる事が出来る。

宝太郎「先生、希望する進路「大物錬金術師」って書いといてよ」
ミナト「「大物」は余計だな」

りんね「さっきのあれ。ルール違反。錬金術的には失格だから」
宝太郎「でも俺は俺のやり方でやった。絶対無理じゃなかっただろ。俺は錬金術師になったら全てのケミーと仲間になって一緒に自由に生きる。未来を」
りんね「何それ・・・相変わらポエムなやつ。私はルールを守るよ。それが私のやり方だから」
宝太郎「いいんじゃね。お互いそれぞれで」

ケミーを封印することなく仲間となって一緒に自由に生きる事を決意する宝太郎。
その為に「大物錬金術師」になる夢をガッチャした宝太郎でした。
他の職業にはなく、そしてケミーと直接対話できる宝太郎ならではの夢だとは思うのですが・・・その夢を追い成長していくのがガッチャードの物語になるのでしょうかね?

冥黒の三姉妹はケミーを悪意に染めようとしているようですし(目的不明)他の錬金術師はケミーを封印したい。自身の夢が他者の夢、幸せを害する事にもなるはず。
りんね「それが私のやり方だから」
宝太郎「いいんじゃね。お互いそれぞれで」

とは言っていますが互いの夢が相反するものでなければ最終的には敵対する道もないとは言いきれないりんねと宝太郎の夢とやり方。
そのあたりをどう考えているのか。それとも今後考える事になっていくのか。
誰もが幸せになれる世界ではないだけに・・・宝太郎がどう成長していくのか気になります。

一ノ瀬珠美


宝太郎「父さん元気かな?」
珠美「ああ・・・多分ね。今頃世界のどこかを飛び回ってるわよ」
宝太郎「この店、元々父さんが始めたんだろ?」
珠美「うん」
宝太郎「それを母さんに任せて出ていったまま。なのに母さん父さんのこと一度も悪く言わないよね」
珠美「だって夢を追いかけるって素敵なことじゃない。母さんそういう生き方、嫌いじゃない」
宝太郎「そっか」

お父さん・・・理由は不明ですがちょっとあれじゃないっすかね?
自分で店を始めて他の夢を持ったからそっちやってくるね!とか・・・。
実際どういった経緯で店を始めようと思ったのか、そして世界中を飛び回り始めた経緯が不明なのであまり言及は出来ませんがこのシーンの台詞だけ聞くとあれな父親に聞こえます。
それと珠美の台詞若干とげがあるように聞こえます。
「そういう生き方、嫌いじゃない」。つまり好きとは言っていない。夢を追いかけるって素敵だけれども家庭を持った人間がそうするのはどうなの?的な含みのある台詞に聞こえる。

珠美「宝太郎も見つかったんじゃない?」
宝太郎「えっ・・・わかるの?」
珠美「伊達に母親やってません」
宝太郎「俺頑張ってみる」
珠美「うん」

なんによせそんな父親に理解のあるお母さんで良かったね、となるのか。
それとも深刻な問題があった(やらないと世界が崩壊する的な)から仕方なくやったのか。
宝太郎の家族が最終的にどうなるのかも気になります。


九堂りんね


りんね「君は仮面ライダーになった。あのドライバーの力で」
宝太郎「あっ・・・このガッチャードライバーのこと?」
りんね「一体どこで誰にもらったの?」
宝太郎「俺にもよくわからないんだ。気がついたらケミーがたくさんいる不思議な場所にいて、初めてあったおじさんから託されて・・・」
ミナト「その人の名前は聞いたか?」
宝太郎「いえ聞いてません」
りんね「聞かなくてもわかる」
宝太郎「あの人のこと九堂は知ってるの?」
りんね「裏切り者」
宝太郎「えっ?」

このシーンで・・・というよりガッチャードライバーを宝太郎が所有している時点で渡した人物に目星をつけていたようですが・・・お父さんではなく裏切り者と言っている時点でどれだけ憎んでいるかわかりますよね。

回想シーン
九堂風雅「悪魔を打ち倒してしまいました。名も語らず去った彼はやがて暁の錬金術師と呼ばれるようになりました」
りんね「暁の錬金術師?」
風雅「およそ100年前、恐ろしい悪魔から世界を守った伝説の英雄だ」
りんね「すごーい!お父さんみたい」
風雅「えっ?」
りんね「だってお父さんがりんねの英雄だもん」
風雅「アハハハ・・・!」

回想終わり
りんね「バカみたい・・・」

人とケミーの多重錬成はミナト曰く120年ぶり。
恐らくこの暁の錬金術師が120年前に多重錬成した錬金術師なのだと思われますが・・・
それはさておき幼きりんねにとって英雄だった父親が錬金術師たちを裏切ってしまったようですね。
りんねのルールは守るもの、というスタンスはこの事件が大きく関係していそうですが・・・
最終的には風雅の真意を知ったりんねが和解するのか。
それとも別の結末が待っているのか。気になるところです。

九堂風雅


りんね「10年前、錬金アカデミーで管理していた101体のケミーを盗んで姿を消した。だから裏切り者」

「10年前」「連勤アカデミーで」管理していたケミーという事はケミーは101体以上存在する可能性が?
大当たりすると誕生するようですし。
まあその辺は不明ですがとにかく錬金アカデミーで管理していたケミーを盗んでいた事は間違いないようです。
この辺の親子関係は脚本の人も考えるとセイバーの賢人と隼人を思い出しますが・・・あれは結局若干曖昧な部分もあったのでこちらではきっちり説明してほしいと思います。

ミナト


宝太郎「ミナト先生。その格好は?」
ミナト「俺は錬金術師であり錬金アカデミーの指導教員だ」
宝太郎「錬金アカデミー⁉」
りんね「錬金術を学ぶ学校だよ。私も通ってる」

ミナト「この2枚の重さを変化させ、釣り合いが取れるようにしろ。それがテストだ、できなければ錬金アカデミーへの入学は認めない」
宝太郎「マジで⁉」

錬金アカデミーの先生だったミナト。
錬金術師を目指そうかなあ、という宝太郎に対してテストを課しますが・・・

りんね「錬金術には質量交換っていう術がある。私たち錬金術師にはそれができる。この指輪があればね。2枚のカードの質量を自由自在に交換できる。でも君には絶対無理」
宝太郎「無理でもやらなきゃ。だろ?きっと手はあるよ」

指輪があれば錬金術は使える。
錬金術が使えればテストには合格できる。
テストに合格すれば指輪が貰える・・・無理ゲーじゃないですか。

ミナト「本来こんなやり方はない!・・・が合格だ」
宝太郎「おおっ・・・ガッチャ!」

結局ケミーの質量をケミーの努力で変化させてクリアとなった訳ですが本来こんなやり方はなかったとの事。
違う答えを想定していたのか。それとも宝太郎なら違うやり方でもやってくれると期待していたのか。
可能性が高そうなのはガッチャードの能力で質量を変化させる(オドリッパとカマンティスを融合させていたのでやり方次第ではできそう)事だったとは思いますが・・・違うやり方でもOKだった模様。
若干真意というか宝太郎に何を求めているのか不明ですがミナト先生もルールを重んじる錬金術の有り方に何か変化をもたらしたいと考えているのかもしれないですね。
だとしたらその目的が気になりますが・・・。


ケミー


宝太郎「っていうかさ。そもそも錬金術ってなんなの?」
りんね「無から有を。死から生を生み出す術。例えば・・・万物はこれなる一者の改造として生まれうく」
周囲の物体が空に浮く
宝太郎「すげえ!やっぱすごいね。君の魔法」
りんね「魔法じゃない。科学にちょっと近いかな。でもね・・・長続きしない。ただこの術が時々大当たりして無生物が本当に生き物になってしまう場合がある。それがケミーだよ。ケミーは世の秩序を乱す。人に憑りついたりもする」

わざわざ死から生を、と言っているのが気になる。
錬金術を扱った作品って高確率で賢者の石が出るじゃないですか。仮面ライダーの賢者の石って言ったらウィザードのコヨミがいるじゃないですか。
笛木の目的って死んだ娘を生き返らせる、つまり死から生を生み出す事だったじゃないですか。
・・・メイン登場人物の中で誰か死んでいる可能性がありそう?

それはともかく錬金術を使いまくっているとたまにケミーが発生するって事ですよね。そして錬金アカデミーでは発生してしまったケミーは封印するしかないとの事。
・・・今回このシーンで無駄に錬金術を使ってますがそれはアカデミー的に大丈夫なのだろうか。発生してしまったら捕まえればいいや、的なスタンス?それとも滅多に発生しない(現時点でも101体しか存在していないっぽい?)のでルールでは決めていないとか。
しかしその辺のルールはともかく1話で宝太郎にアカデミーに入る姿を見られていたり・・・りんねは他人の目を気にして錬金術を使った方がいいと思います。

マルガム


宝太郎「ケミーの掟だっけ?人の悪意に触れさせてはいけない。またあいつらがケミーを怪物に・・・」
りんね「マルガム」
宝太郎「えっ?」
りんね「昨日ミナト先生から聞いた。怪物になったケミーはそう呼ばれる。そして冥黒の三姉妹」
宝太郎「冥黒の三姉妹・・・」
りんね「でも危険なのはやつらだけじゃない。この世界には悪意を持った人間はいくらでもいる。だから私たち錬金術師の一族はケミーをカードに封印してきた。この世界の秩序を守ために」

今回の怪人枠。
リンネは昨日聞いたという事は今まで滅多に発生していなかった存在なんでしょうかね?
ケミーカードが10年行方不明になっていれば存在しなかったのも納得できる話ですが・・・
とはいえケミーが発生した直後に悪意に触れてマルガム化していた事はありそうなのでそういった理由もあってケミーは封印処置が行われてるのでしょうね。
しかし悪意に反応するならケミーを盗んだ風雅からマルガムが発生していないとおかしいようなような気がしますが・・・悪意ではなかった。もしくはマルガム化する程の悪意ではなかったなど考えられそう。恐らく善意でやっていたとは思うのですが・・・その辺の悪意の定義はともかく。
今後は宝太郎が人間の悪意とどう向き合っていくかも焦点になりそうな気がします。

錬金アカデミー


宝太郎「ここって・・・?」
ミナト「下にあるものは上にあるもののごとく。ただ一つたる奇跡をなさん」
宝太郎「うわあ・・・さっきのあれ魔法?」

アカデミーに入るのに毎回これをやらないといけないのか。
1話のりんねはこの姿を宝太郎にみられているのですが・・・もうちょっと目立たない場所にした方がいいような気がしないでもない。
親友(多分)の加治木が宝太郎の後をつけてアカデミーに入るところを発見。ミナト先生に処置される、というシーンがありそうな気がする。

銀杏蓮華「誰?誰や?今の誰?」
鶴原口丸「新入生じゃないかな・・・」
蓮華「相変わらず声ちっさ!」
アイザック「だから新入生じゃねえの?普通」

公式のHPの情報によると上級生っぽいですが・・・ライダーではなさそう?
先輩たちがどう物語に絡んでくるのかも気になるところですね。

黒鋼スパナ


スパナ「錬金術師もどきが仮面ライダーだと・・・笑えないジョークだ」

所謂2号ライダー?
ライダーだとしたらガッチャードとは違う方式での変身となりそうですが。
ミナト先生曰く多重錬成は120年ぶりとの事なので。
それはともかく・・・街中でストーキングした挙句獲物を振り回さない方がいいと思います。不審者にしかみえない。
錬金術師っぽいですが社会のルールも守ってほしいと思う。

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