王様戦隊キングオージャー 第28話 シャッフル・キングス! 感想

リタ・カニスカはシャッフルしても揺るがない 第28話 シャッフル・キングス! 感想です。

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感想


まさか同士討ちを始めるとは・・・

いや・・・戦隊恒例の入れ替わり回ってある意味お決まりのパターンあるじゃないですか。
互いに入れ替わって最初は両者戸惑うけれども見えていなかった相手の良いところを見つけて互いの印象を改め、敵を打ち倒す的な。
今回もそのパターンだと思ったんですよ。

カグラギとヒメノ。
ギラとジェラミーはまさにそのパターン。
となれば当然ヤンマとリタも互いに良いところを見つけて・・・

なんか抗争が勃発しそうなぐらい両国荒れてますけど良いところを見つけて・・・

見つけてねえ・・・
互いに悪いところばかり見えてムカつきっぱなしで終わってしまった・・・これでいいのだろうか。

結果的にはゴーマに大ダメージを与えた事で忍法が解け、元には戻ってしまったのですがこれでいいのだろうか。
いや、いいはず。

だって彼らは王様戦隊。
不倶戴天の仲なれど、民のため今、交わらん!と名乗りをしているように不倶戴天の仲なんですよ。入れ替わったぐらいで互いの良い所を見つけられる訳もない。

まあ逆に考えて交わったので民の為に不倶戴天の仲を解消してもいいような気がしないでもないですが・・・まあリタとヤンマは一生分かり合えない気がする。ヤンキーと陰キャだし。
とはいえ最終的には多少は理解しあってほしいところですが・・・それは後半のお楽しみという事で。

そんな訳で不動すぎるリタ様がムカつきっぱなしのまま敵を撃破・・・となりそうなところで五道化が一人、篭絡のヒルビルの乱入で物語は思わぬ展開を迎えた訳ですが・・・その結果は次回のお楽しみという事で。

なんにせよ今までのお決まりのパターンを覆すような入れ替わり回でしたが・・・リタ・カニスカは入れ替わり回でも揺るがないと思った 第28話 シャッフル・キングス! 感想でした。


今回の話。誰がどういった立場で話しているのかちょっとわかり辛かったので名前が間違えている可能性があります。
一応名前はTTFCの字幕準拠で書いてますが間違っていたすみません。

ギラ・ハスティー


ジェラミー「むしろ互いを知るいい機会じゃないか。国と国が手を取り合うきっかけになるかもしれない」
ギラ「さすがにおめでたいぞジェラミー。僕は見てきた。こういう時王様たちは・・・自分の国のことしか考えない」

ジェラミーがおめでたいのはいつもの事なのですが・・・ギラと違って情報がアップデートされていないのはそれだけ自分の国の事で忙しかったと思っておきます。
そしてギラが完全に諦めているのは平和な時代で散々やらかしされていたからだと思っておきます。可哀そうなギラ・・・。

しかし今回で王様たちが入れ替わり。
次回側近が王様を攻撃してしまったという事で各国間がかなり険悪になる模様。つまり逆に言えばそこから関係が修復されるはず。ンコソパとゴッカンは怪しいですが・・・とにかく国と国とが手を取り合うきっかけにはなるのかもしれないしならないかもしれない。
最終的にはチキュー全ての(もしかしたら宇宙かも)力を終結してダグデドを倒す展開にはなりそうなので・・・そのきっかけになるのでしょうかね?


ヤンマ・ガスト


リタ「ンコソパの犯罪率の高さは桁違いだ!片っ端からゴッカンに連れて行け!」
ヤンマ「無罪だ。帰っていいぞ」

総長鬼っすね・・・。
何が鬼ってゴッカンからンコソパまで往復させてるってところですよ。
アッカだか誰かが歩ける距離じゃねえ、とか言ってましたが本当に歩いて行ける距離なのだろうか・・・。そもそも陸続きなのだろうか。
まあ総長に劣らずリタも鬼ですが。収監→解放とか幾度となくやられたら事務方の仕事が酷い事になる。
まあその辺は総長が事務手続きすっ飛ばして色々やらせていたという事で・・・。


ヒメノ・ラン


ヒメノ「よく平気でいられるわね!もう何もかも嫌!ちょっと筋トレしないで!筋トレしないでって言ってるでしょ!」

ヒメノは筋トレしない。
・・・カグラギも筋トレしているところみた事ないのですが。東映公式HPでもいつ筋肉キャラになった?と突っ込んでましたし。
物語前半は王様としてキャラ描写が多かったので後半、というか今回は各キャラの描写を増やしたって事ですかね?

クロダ「カグラギ殿!作物が根こそぎイシャバーナのシュゴットに収穫されております!」
ヒメノ「だって私が命じたもの。ぜ~んぶイシャバーナに差し上げようと思って」
クロダ「差し上げる・・・?ああ!なるほど。その見返りに何か・・・」
ヒメノ「何も。トウフの食の素晴らしさを知ってもらえると思えば安いものでしょう?」

わがままが過ぎる・・・。
チキューの台所と言えど根こそぎ収穫してしまったら滅びると思うのですが・・・まあその辺考える人間が1000メガトン花火打ち上げる訳もないですしね。ギラの言うとおり本当に自分の国のことしか考えていない・・・

エレガンス「国民全員食べすぎです!かなりの量の薬を調達しなければ・・・」
カグラギ「笑えませんなあ」
セバス「もう食べれない・・・」

まあ今回は自分の国の事すらあまり考えていなかったのですが。
その辺はセバスチャンがしっかりしていれば多少は違ったのかもしれないですが・・・ある意味2年で一番堕落したのはセバスチャン。
今回堕落ではなく物理的に浮いていたような気がしますが。

ヒメノ「それにしてもいい薬草が採れるのね。使わないなんてもったいない」
クロダ「効き目は抜群です。薬の作り方はどなたから・・・?」
ヒメノ「私を誰だと思って・・・ヒメノ殿・・・から教わったの」
クロダ「見返りもなくなんと慈愛に満ちたお方だ。これでトウフの医療も変わります」
ヒメノ「そう」

結局入れ替わったキャラ同士いいところを見つけ合って互いの良さを見直す、いつもの入れ替わり回。
だと思っていたのですが・・・。
ンコソパとゴッカンは互いに悪い所しか見えていなかったような気がします。

カグラギ・ディボウスキ


カグラギ「トウフでのわがまま放題は承知しませんよ」
ヒメノ「それどこ鍛えてるのよ」
カグラギ「民を守る筋肉です。フンッ!」
ヒメノ「やめて・・・!」

どこの筋肉だよ・・・
ちなみに「民を守る筋肉です」はアドリブだそうです。
しかし本当に急に筋肉キャラになりました・・・いや、もしかしたらカグラギなりの政治的やり取りなのかもしれない。
ヒメノに筋肉をつけさせる→筋量増大のためには栄養素が必要→トウフからの食糧調達が増える→国家間の取引で優位に立てる。
ぐらいの事は・・・多分やってない。気がする。きっと。

農民「ああ~!さすがにこたえる・・・!」
指節団「お疲れさまでございます。ヒメノ様の命で参りました。イシャバーナ指節団です」
農民「おおーっ!元気がみなぎってくるー!」
カグラギ「トウフはチキューの台所。日頃私たちの食を支えてくださる皆様に感謝を伝えなければ!」

前にコフキに北斗・・・謎の処置を施していましたがこれはそれ関連ですね。
コフキにやったのは超応急処置的なもので今も後遺症があるのかもしれませんが今回やったのは純粋に強化。そこに悪意はないはず。

クロダ「カグラギ殿!元気になった分、働きすぎてしまい全員熱中症です!」
ヒメノ「もう嫌!」

悪意はなかったものの・・・あれ?
指節団送ったのはカグラギですよね?今回色々ややこしいですが。
結果自国民が全員熱中症に陥ってしまっているのですがカグラギにしては珍しい失敗のような。
恐らく指節団の能力を甘く見積もっていたに違いない。
大役を遂げたコフキがこと切れたのを知っているはずなのに。いや死んではいないのですが。

カグラギ「食べすぎに効くのは・・・働くこと!さあさ!このきれいな水をわさび畑に変えてやりましょう!」
一同「はい!」
セバス「ヒメノ様自ら泥にまみれるとはどういう風の吹き回しです?」
カグラギ「カグラギ様に教わったのです」
セバス「おかげで医療に頼り過ぎていたと気づかされましたな。新しい価値観は美しい」
カグラギ「それは何より」

まあとにかくヒメノとカグラギは互いに、そして互いの国の良いところを見つけられたという事で。
ヒメノとカグラギは、ですが。

リタ・カニスカ


ヤンマ「つーかそのダセえ前髪やめろよ!」
リタ「やめろ。やめろ!貴様何考えてる‼いいか?貴様の罪は必ずさばっ・・・裁くぅぅぅーつ‼」

ヒメノとカグラギは見つけられたのですが・・・リタ様は後でゴッカンを滅ぼさないか気になります。
少なくともヤンマに報復はしそう。いや今回してましたね。自分の体を傷つけてまで・・・

女性「おい!ウスバどこにいるか知らねえか?コラッ!」
女性「知らねえよ!タイマンすっかあ?」
リタ「恐喝罪」

とは言えリタもリタでやり過ぎなような気がしますが。
それこそこの程度で捕まえていたらンコソパ国民全員収容しなくてはいけなと思うのですが・・・法とは民を守る盾とはなんだったのか。
まあンコソパはこの民度でうまくやっていけてるのだから法が万能ではないと知る良い機会だったような・・・

シオカラ「ちょっとちょっと!何やってんすか!ヤンマくん」
リタ「黙れ!ペケポンキツネ!」

いい機会になったのだろうか。
側近に対してこんな事言ってますし。
しかしペケポンはリタが必死にヤンマっぽい台詞を考えただけだと思いますがキツネはリタのシオカラをそう評価しているって事ですよね。
・・・いや違う。スカポンタヌキに対してのペケポンキツネか。
ペケポン含めてリタが全てヤンマっぽい台詞を必死に考えたという事で互いの事をよく知るいい機会になった事でしょう。

ゴーマ「良いのか?互いに当たるぞ」
ヤンマ「別に・・・」
リタ「構わん!」
ヤンマ・リタ「こいつにはムカついてるからなあ!」

そして決して相いれない存在がいる事も知った、と。
今後の両国間の関係が悪化しないか心配です。
相手の事をよく知れば良い結果が得られるとは限らないという事で・・・戦隊は良い教育番組ですね!

モルフォーニャ


モル「また過労でおかしくなってる!休んでよリタ・・・リタ・・・」

そこはモルフォーニャが頑張るしかないかと・・・。
というより他国から仕事を任せられる人材を引っ張って来るしかないかと思われます。
まあ有能で仕事出来る人間は大抵そこの国に心酔しているので引き抜きは不可能だとは思いますが。ドゥーガの採用失敗したのは痛手でしたね。
むしろバグナラクから人材引っ張って来た方がいい気がする。雪かき大好き妖精さん(故人)とかいたし。


ジェラミー・ブラシエリ


女性「ギラ様!この前襲ってきた化け物は大丈夫ですか?もしかして・・・」
ゲロウ「ま、ま・・・まずいまずいまずい」
ジェラミー「おっと!誤解しないでほしいな。あいつらとバグナラクはなんの関係もない」
ギラ「見かけだけで判断すると間違える。なっ?」
ジェラミー「ああ!俺・・・様だって最初は指名手配者扱い。それが今じゃ王様だ」
女性「ええ!そんなことわかってますよ。ジェラミー王率いるバグナラクが人を襲うなんてあり得ない。ただ心配で・・・ねえ?」
ジェラミー「ありがとう」
女性「もう!なんでギラ様がお礼言うんですか。変なの!」
ギラ「大丈夫。化け物のことは任せておけ」
女性「はい!」
ギラ「バグナラクもすっかりチキューの一員だな」
ジェラミー「2年か・・・ここまで長かったな」
ギラ「誰かを知れるいい機会だったのかもね」

この2年間を省略せずにやってくれた方が個人的には好みですが・・・まあ尺的には難しいですよね。
ただでさえ戦隊にしては小難しい話が続いているのにこれ以上複雑になったらメイン視聴者の子供がついてこれない気がする。ドンブラは子供どころか大人がついてこれたか不明。

それはさておき他のキャラと違ってジェラミーとギラは元々互いの良さを知っていただけに(ジェラミーがデズナラクを止めようとしたのもギラだけ理解していたり)互いに良いところを再発見、という流れではなかったですね。
代わりに互いが国民からどう認識されているか、を知るいい機会になったという訳で・・・王様戦隊という特徴を活かした入れ替わりだったと思います。


ダグデド・ドゥジャルダン


ダグデド「レディース&ジェントルメン!お待たせいたしました!チキューお片付け遊び最初にやる人~?」
ヒルビル「キュッポ~!キュッキュッキュッキュッキュッキュッキュッポ!」
カメジム「ダ・・・ダグデド様!私も交ぜて・・・うわっ!」
ダグデド「カメジムはミスったから1回休み~みんなはどうやって滅ぼすかも発表してね~!」

ダグデドは思ったよりも部下思い?
失敗したカメジムを処刑したりしなかったですし。
ぱっと見はアットホームな敵組織。
まあ星を滅ぼせる人材はそう多くはないはずなので現時点では重宝しているだけかもしれない。
もっと楽しそうな事があればあっさり切り捨てそう。
まあこの辺は後々判明すると思うので・・・

ミノンガン「アーイ!アアーッ!ウハハハッ!」
ヒルビル「ミノちゃん!直で潰すのは、めっ!だよ」
ダグデド「そうだよ!人間みたいなうじゃうじゃしたおツブ共はひねり潰したところで・・・必ずこぼれる。そいつがまたうじゃうじゃ増えてキリがない。だから勝手に戦わせて自滅させるんだ~!」

とにかくダグデドは力押しではなく自滅させる方向でお片付けしたい模様。
多分ダグデドがやる気になれば一瞬で星を滅ぼせるのでひねり潰すな云々の話は単なる建前だと思われます。
お片付けしたい、ってのも建前で単に自分が楽しみたいだけに見えますね。


ゴーマ・ローザリア


ジェラミー「これこそ敵の思うつぼじゃあないかい?」
ゴーマ「いかにも。どうもゴーマ・ローザリアです」
ヤンマ「フッ・・・会いたかったぜ。オラッ!」
ゴーマ「貴殿らは拙者の術中にあり申す。その名も忍法入れ替わりの術!」
ヒメノ「ボキャブラリーに欠ける」
ゴーマ「豆知識。拙者を倒せば術は解け元に戻りまする」
リタ「なめてるな?」

アイサツ大事。
ちゃんと「忍者入門」を読んでいた(東映公式参照)ゴーマ=さんはアイサツをしたというのに・・・ヤンマさんはスゴイ・シツレイ。
アイサツ前のアンブッシュも一度なら認められているというのに・・・ゴーマ=さんはまさにニンジャですね。

しかし忍法に対してボキャブラリーに欠けるというのは無粋なツッコミ。
そんな調子じゃ世界忍者戦ジライヤは見れないですよね。


ヒルビル「わざわざ顔さらしてあげちゃうなんて優しい~!」
ダグデド「おかえり~」
ゴーマ「希望があらば人は緩む。傲慢な王であればなおのこと」
ダグデド「お見事!」

まあ顔を晒すのも名前を明かすのも解除方法を伝えるのも全て計算通りだったようで・・・ダメだこいつ忍者だ。
・・・いや、違う。忍者入門が愛読書の道化師でした。
アイサツに危うく騙されるところでした。ちゃんと謝ってほしい。


オープニング


<宇宙の片隅の惑星チキュー。6つの王国が治めるこの星に巨大な危機が迫っている。これは平和を守る王たちの物語。そして反逆の戦士たちの物語である>

オープニング変わったのはいいのですが一つ突っ込ませてほしい。
先週のゲロウジーム曰く「バグナラクは滅ぼされました」との事だったのですが・・・結局バグナラクは滅んだのか滅んでないのかはっきりしてほしい。
ゲロウジームは存在があやふやだから滅んだか否かの認識が甘いのだろうか。

しかしOPの映像。2年前と今の姿が混在しているので若干カオスになっているような気もする。全部一身するのは難しかったとかですかね?
ゴーバスターズは後半OPの歌自体変わっていたので全部変更できなくもないと思うのですが・・・まあ本編でCG多様してますし作業量的に厳しいのでしょうね。


文章起こしたけれども使わなかったシーン

ゴーマ「拙者すでに策を弄してござる」
ヒルビル「また抜け駆けえ⁉ずるっこん!」
ダグデド「ああっ!もしかしてあれとかこれをこうやってこうしたの?」
ゴーマ「とっくりとご笑覧あれ」
ダグデド「いいね!面白そう」

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