仮面ライダーガッチャード 第3話 ブシドー、見つけたり。 感想

なにがケミーの幸せ なにをして喜ぶ わからないまま終わる そんなのは嫌だ 第3話 ブシドー、見つけたり。 感想です。

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感想


ブシドー回なのに変身した後はアッパレスケボーでブシドーどっかいった・・・。ブシドースケボーではダメなのだろうか。
ただスケボーが弓っぽい武装に見えるのであまり武士道要素はないのかもしれない。というか鎧武のジンバー形態に見える。

まあその辺はおいといて。
ガッチャードは力の使い方、あり方をメインに描こうとしているようにみえます。

冥黒の三姉妹
クロトー「ガチやべえよ、人間の悪意は」
アトロポス「これは変革の兆しだ、やっぱりケミーは素晴らしいよ」

ミナト「ケミーは使い方次第で善にも悪にもなる」

スパナ「ケミーは道具だ。力で従わせればいい」

宝太郎「ケミーが悪いんじゃない、人の歪んだ心が・・・」

それぞれのスタンスが違いますがケミー自体に善悪がなく、その力を使う人によって大きく変化するものというのは一貫しています。

この考え自体は初代仮面ライダーから引き継がれたものを踏襲しているとは思うのですが序盤でこれだけ力の使い方についてフォーカスしているのは珍しい気もします。

三姉妹はケミーは使い方次第云々ではなく別の考えがあるように(人類の意識に変革をもたらす事が出来る存在?それが目的?)も聞こえますがその辺は追及すると長くなりそうなので・・・

なんにせよケミー自体は使う人間によって大きく左右される存在であるというのは間違いなさそうです。

主人公である宝太郎は人とケミーが自由に暮らしたいと願い、そしてケミーを心を通じ合わせていく事がメインストーリーとはなりそうですが・・・果たしてそれは本当にケミーの望みなのかと思ってしまうシーンもあるんですよね。

ケミーは悪意に触れさせるとマルガムと化して暴れてしまう、という事ですが人間の悪意と交わって暴れたいようにも見えるんですよね。
なにせ現時点では錬金術に関する技術以外では悪意だけに反応して融合しているので。

前回のスケボーも怪人化して楽しそうにも見えましたし・・・なかには純粋に暴れたいと願っているケミーもいるのかもしれない。

ケミーだから自由になりたい、と思ってしまうのは色々危険な気もするんですよね・・・。
とは言え東映公式HPによるとケミー自体を悪役にするわけにもいかず結果として街中に悪意が溢れるやべえ町が舞台になってしまったと書いてはあるのでケミー自体に人を害するキャラは存在しない可能性が高いです。

なんにせよケミー自身と仲間になるためには今回のように宝太郎自身の成長が必須だと思われるので・・・ケミーという力を通して宝太郎が力の使い方や力を託された自身が成すべく事に気が付いていく、という話が多くなりそうな気もします。

果たしてケミーは人類の希望か、それとも暗黒へと繋がる鍵となるのか。
それは・・・宝太郎の成長によって大きく左右される事となると感じた 第3話 ブシドー、見つけたり。 感想でした。

以下雑記

一ノ瀬宝太郎


宝太郎「先生たちが回収したケミーとも早く仲間になりたいです。あっ、できれば一番気難しいケミーと」
ミナト「なぜだ?」
宝太郎「俺が大物錬金術師になるためです!」
ミナト「なるほど。なら・・・このケミーをお前に預ける」
宝太郎「「APPAREBUSHIDO」?」

前回の話
宝太郎「でも俺は俺のやり方でやった。絶対無理じゃなかっただろ。俺は錬金術師になったら全てのケミーと仲間になって一緒に自由に生きる。未来を」
ケミーと一緒に自由に生きられる未来を目指して大物錬金術師になる決意を固めた宝太郎。
最初のうちに一番気難しいケミーと仲良くなりたい、とミナト先生から一番気難しい(?)アッパレブシドーを貰う訳ですが・・・

宝太郎「ブシドー殿。拙者と仲良くなってほしいでござる!」
アッパレ「ブシ・・・」
宝太郎「何か好きなものは?好きな食べ物とか」
無言のアッパレブシドー
宝太郎「確かに気難しい。さてどうしたものでござるか・・・」

全く相手の気持ちがわからずどうしたら良いかわからない宝太郎。
いきなり野上良太郎・・・ではなく緋村剣心みたいは話し方をし始めたあたり特に考えなしにコミュニケーションを取ろうとした模様。
まあごルドダッシュ、スケボーズ、カマンティス、オドリッパあたりは特に問題なく相手の気持ちがわかっていたので(スチームライナーは最初苦戦してましたが)多少気難しくても大丈夫だと思ってしまったのでしょう。

ポイゾナス「笑え笑え笑え!どいつもこいつも笑い苦しめ!」
宝太郎「ケミーがまたマルガムに・・・!こんなのケミーが望むことじゃない!いくでござるブシドー殿!」
実体化し、宝太郎に斬りかかるアッパレブシドー
アッパレ「フン!」
宝太郎「うわっちょっと!危ないって!ねえお願いだから一緒に戦って・・・!」

結局コミュニケーションがとれないまま、戦闘で使おうとした結果アッパレブシドーに斬られそうになる始末。
悪意に触れ、暴れるヴェノムダケを「ケミーが望むことじゃない!」と言いつつ自分自身もアッパレブシドーの気持ちがわからずポイゾナスマッシュルームマルガム(名前長い)に敗北してしまう宝太郎。

宝太郎「ミナト先生、俺・・・」
ミナト「マルガム化したヴェノムダケのしびれ毒にやられたんだ。ケミーは使い方ひとつで善にも悪にもなる。我々、錬金術師はケミーが人の役に立てるよう研究と実験を続けてきた。ヴェノムダケの毒は薬にもなる。アカデミーで管理していた時に解毒剤が作られていてよかったな」
りんね「胞子にやられていた人たちも全員元に戻ったよ」
ミナト「仮面ライダーは特別な力だ。ケミーの力を何倍にも引き出せる。だがそれもまた使い方ひとつだ。これからだな」

宝太郎「俺、ケミーのことなんでもわかってる気でいた。でも本当は・・・」

結局自分もケミーの事がわかっていないと落ち込む宝太郎。
使い方次第でケミーは善にも毒にもなる存在。
仮面ライダーはケミーの力を増幅させる事も出来るけれどもそれですら使い方の一つ。

宝太郎「ケミーは生きてる!心だってある!道具なんかじゃない‼」
スパナ「寝言は寝てから言え」
スパナに反撃する宝太郎
アッパレ「あっぱれ!あっぱれ!あっぱれ!」
宝太郎「ブシドーくん!」
スパナ「笑えないジョークだ」

宝太郎「ブシドーは仲間の絆と見つけたり!」

ケミーは道具ではなく仲間。
そんな宝太郎の渾身の頭突きを認めたのかどうかは不明ですがアッパレブシドーは宝太郎と一緒に戦う事を決意した模様。

ミナト「よくやったな一ノ瀬」
宝太郎「ケミーたちのおかげです。俺もっともっとケミーのことが知りたいって思いました」

アッパレスケボーに変身し、ポイゾナス(省略)を撃破する宝太郎。
もっともっとケミーの事を知りたいと決意する宝太郎でした。

・・・感想じゃなくてこれあらすじですね。
アカデミーという設定。OPの歌詞からアカデミーで出される課題をクリアしながら徐々に成長していく物語になるかと思っていたのですがケミーとの交流が「課題」となるのか、それとも今度はアカデミーでの活動も増えていくのか。

なんにせよ前向きっちゃ前向きな主人公ですね。
さすがりんねから名前は覚えられていなかたけれども夢見がちな人物として認識されていた宝太郎。
ある意味フォーゼの如月弦太朗よりもポジティブかもしれない。弦太朗は一番めんどくさそうなJKに対して「お前は最後でいいや」的な事言ってましたからね・・・。
令和ライダーの風潮として暴走フォーム関連の話がありそうな気がしますが宝太郎は最後まで夢を忘れないでいてほしいものです。

九堂りんね


回想 宝太郎「全てのケミーと仲良くなりたいです!」
りんね「なんなの?あの子供みたいな笑顔・・・」

回想
九堂風雅「りんねの夢はなんだ?大きくなったら何をやりたい?」
幼りんね「私のやりたいこと?うーんと・・・」

りんね「ないよ。そんなもの・・・」

これまでの回想シーンから考察するとりんねは昔は夢溢れる子供だった模様。
10年前に父親がケミーを奪って失踪した以降、夢を忘れてしまった。もしくはなくしてしまった可能性が高い気がします。
前回の回想で風雅を私の英雄、と言ってた事から風雅と一緒になにかしたい、的な夢があったんじゃないかなあと予想。

宝太郎は夢を追い続ける。
りんねは夢を取り戻す。
的な話にはなりそうですが・・・なんか風雅は結局退場しそうな気もするので風雅の夢(恐らく失踪した原因)を引き継いでいく事を決意する、的な話になるのかもしれません。

黒鋼スパナ


ポイゾナスマッシュルームマルガムに敗北する宝太郎
ポイゾナス「ハハッ!笑えるぜ」
宝太郎「ううっ・・・!体がしびれて・・・」
倒れる宝太郎の姿を見て立ち去るスパナ

なぜ見てるんです!
宝太郎を助けないのはなんとなくわかるのですがマルガムと戦わないのは色々とまずい気もするのですが・・・このシーン。被害者に目もくれず立ち去った理由は説明されるのだろうか。
ところで仮面ライダー剣の1話で橘さんが見てるだけで結局何もしなかったのは何故でしょうか?橘さんだから大抵の事は橘さんだから納得はできるのですが。

スパナ「見ていたぞ。お前の無様な戦い」
宝太郎「錬金術師・・・?誰ですか?」
スパナ「お前が仮面ライダーに選ばれたのは何かの間違いだ。間違いは即座に正さねばならない。そのドライバーを俺に渡せ」
宝太郎「嫌です。渡しません!」
スパナ「そういうところだ。自分の実力も自分が何者かもわかっていない。俺の美学に反するが・・・ハアッ!」
宝太郎「うわあっ!うっ・・・何するんだ⁉」
スパナ「言葉が通じないやつには力で教えるしかないだろう」

美学を追求するキャラっぽいですね。
宝太郎の戦いを見届ける事を優先したから戦わなかったのか。それは間違っているような気もしますが・・・とにかく自分の美学を優先するキャラではあるようですね。
まあろくに説得もせずに力づくで奪い取ろうとするあたり自分の美学もそれほど気にしてはいないのかもしれませんが。

宝太郎「未来を・・・人とケミーが一緒に自由に生きられる未来を!そのために俺は仮面ライダーになった。だから渡せない!」
スパナ「人とケミーの未来だと?くだらない妄想だ。ケミーは社会の秩序を乱す。危険だ。だから回収する!」
宝太郎「違う。ケミーが危険なんじゃない。人のゆがんだ心が・・・!」
スパナ「お前だってそのケミーに斬られそうになっただろ」
宝太郎「あれは・・・俺のせいだから。きっと俺の心も・・・」
スパナ「ケミーは道具だ。力で従わせればいい!」

とにかくケミーは危ないから回収するよ派の模様。
そしていう事を聞かない人間・道具は力で従わせればいい、的なキャラっぽいですね。
・・・本当に美学持ちなのか疑問に思うところ。
なんか最初は敵対している系の2号ライダーを多重錬成したようなキャラですが・・・

ミナト「やはりケミー回収に派遣されたか。黒鋼スパナ・・・!」
宝太郎「黒鋼・・・スパナ」
スパナ「大切なのは・・・美学」
変身するスパナ
サブマリン「なんだ?お前!人の純愛を邪魔しやがって!」
スパナ「純愛だと?笑えないジョークだ」
サブマリン「黙れ!黙れ黙れ黙れーっ!」
スパナ「美学なき者はこのヴァルバラドが消し去る」

・・・もしかしたらライダーですらない?
ガッチャードの仮面ライダーは人とケミーの多重錬成を成した戦士っぽいですがヴァルバラドは違う?
2号ライダーなんだか敵対組織の幹部扱いなのかよくわからないキャラですが・・・彼の美学の根源がなんなのか。最後まで美学を突き通せるのか。色々と気になってしまうスパナでした。

加治木 涼


加治木「この世界には怪物が存在する。なぜなら俺は怪物を見た・・・ような気がするから」
茸本「どいつもこいつも笑いやがって・・・そんなに笑いたいなら笑い苦しめーっ!」
加治木「いた!やっぱり怪物はいたんだ!」

主人公の親友ポジションなのに恐ろしいほど主人公との絡みがない・・・。
まあまだ3話ですが2話も3話も主人公と会話していないような気がします。最終的にはマガルムを追い続けて主人公と合流する的なキャラにはなると思うのですが・・・もしかしたら最後までこのポジションになるのかもしれない。

銀杏蓮華


蓮華「君おもろいな。ケミー大好きなんやて?」
宝太郎「はい。全てのケミーと仲良くなりたいです!」
蓮華「ほな私が捕獲したケミー買う?安くしとくけど!」
ドッキリマジーン「ドッキリマジーン!」
宝太郎「うわあ~・・・!買いません!ケミーは俺にとって仲間なんで!」
蓮華「仲間?」
宝太郎「はい」
蓮華「ケミーってただの人口生命体ちゃうの?」

前回のラストからすると今回本格的に出番があるのかと思いきや・・・今回これだけ。顔見せって事ですかね?
とは今回の会話で金にがめついキャラっぽいのはわかったので今後どう活躍していくのか気になるところ。

鶴原口丸


口丸「それ僕のケミーなのに・・・」
アイザック「つうか、そもそも俺が捕獲したケミーだろ」
宝太郎「あっはじめまして。一ノ瀬宝太郎・・・」
アイザック「鶴原口丸だ」
蓮華「不愛想やろ?人、嫌いやねん」
宝太郎「そうなんですね・・・」

アイザックは自身が開発したAIらしいですがそれは科学技術なのか。それとも錬金術が混ざっているのか。
どちらにせよ非常に優秀っぽいキャラではあるのですが・・・結局自身の手柄を蓮華と分け合う(奪われる)キャラになりそうな気もします。

茸本


茸本「笑いやがって・・・!笑いやがって・・・!どいつもこいつも楽しそうに笑いやがって・・・
ヴェノムダケ「ヴェノ・・・」
茸本「幸せなんて壊してやる・・・!」
ヴェノムダケ「ヴェ・・・ヴェノ!ヴェノ~!」
茸本「うぅ・・・うぉーっ!」
ポイズナスマッシュルームマルガム「へへへへへ・・・!おい!どうした!笑えよ。さっきみたいに笑えよ!笑え笑え笑え!笑い苦しめ!」

いきなりナイフ持ち出して・・・悪意云々以上にヤバイやつですね。
とは言え前回もいきなり強盗犯が出てきたりしていたので・・・この街の治安が危ぶまれるところです。
仮面ライダーリバイスより街の治安悪そう。全員フェニックスの更生施設に送り込んでもいいと思う。

狩谷


狩谷「くう~!俺の好みどストライクじゃん。最高の標的」
変身する狩谷
サブマリンマルガム「ロックオン」

ストーカーっぽいキャラですが・・・これも悪意なんですね。
純愛ではないのか・・・。
何が善意で何が悪意かは不明ですが・・・序盤のライダーは怪人が多く登場する傾向がありますがそれに比例してこの街の治安が心配される事になっていきそうですね。
しかしこいつ程度の悪意で反応するなら他の人間でもマルガム化するやつが多そうですが・・・放送(描写)できない程度のヤバイ悪意持ちなんだろうか。

冥黒の三姉妹


クロトー「マジやべえな。人間の悪意」
ラケシス「ホ~ント・・・ウフフ!笑えますわ」
アトロポス「これは変革の兆しさ。やっぱりケミーは素晴らしいよ」

三姉妹の目的は不明ですが・・・人類に変革をもたらすのが目的?
悪意を広げたいのか。それとも人間の欲望自体を増幅させたいのか。
恐らく三姉妹も錬金術師関連のキャラ(人間ではなさそう?)なので錬金術の有り方についてなにか思うところがあるとは思うのですがその目的が気になりますね。
人間の欲望が技術力を発展させてきた側面があるので悪意・欲望をまき散らして色々な技術の発展を促進させる的な目的とか?


以下 書きこ起こしたけれども特に使わなかったシーン

スパナ「わかっただろ?お前の実力が。さあドライバーを渡せ」
宝太郎「渡さない。俺は見たいんだ!」
スパナ「見たい?」
宝太郎「未来を・・・人とケミーが一緒に自由に生きられる未来を!そのために俺は仮面ライダーになった。だから渡せない!」

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