仮面ライダーガッチャード 第8話 グレイトなきずな 感想

宝太郎「でも、だったら!理玖くんがサボ助を友達だと思う気持ちも大切にしないとダメだ!」 第8話 グレイトなきずな 感想です。

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感想


いい台詞だ。感動的だな。だが無意味だ。
になるかは宝太郎の行動次第という展開。

結末だけみれば宝太郎はケミーカードは回収出来たものの独断で秩序を乱したを責められ減点。
お父さんと理玖くんの仲は修復できたもののそれは単にマルガムを倒しても大きな差はなかったはず。
(マルガム化解除した時点で悪意は抜ける?)
残せたものはサボニードルの花だけ。

結局のところ記憶を消すという前提を覆せない以上、宝太郎がやったことは秩序を乱し、市民を危険に晒してしまったという事実だけ。
しかし腐る事なく自身の夢をケミーと人間が自由に、というだけではなく双方穏やかに過ごせる世界にしようと決意。

今回の話はケミーと人が自由に生きられる為に必要なものは何か。
そして理玖くんとお父さんが双方大事に思う気持ち。
それらを見て宝太郎が自身の夢を理想ではなく具体的な目標として定める、といったいいお話だったと思います。

人間の悪意を描くだけではなく悪意との向き合い方をこの手の話の方が好みなのですが・・・色々難しいんでしょうね。

なにせほぼ毎回新フォーム登場。ドッキリショベルなんて初登場の割に扱いがそれほどよくないし・・・
さらにマルガムも毎回登場。
クローバーマルガムはしばらくラケシスが使いそうですがそれでも長期間使われるとは思えないですし・・・スケジュールが過密すぎる。

そういった制約の中、登場人物それぞれの心境を表現するとか無理ですよね。今回の話は2話でやった分、きっちりその辺を表現していて良かったと思うのですが・・・

それでも理玖くんの物分かりが良すぎた節があります。
マルガム化解除したらどうなるかは知らされていたとは思いますがお父さん爆散しているのに「やったー!」はちょっと物分かりが良すぎる。
サボニードルとの別れも宝太郎とサボニードルを信頼していたとは思うのですが非常にあっさり記憶消させてますし・・・
まあその辺は置いといて。個人的にはレスラーG回に次いで良い話でした。

さて次回は・・・フォーゼ以来の修学旅行編?
こちらも2話完結の話らしいですが・・・メインはこれまで親友ポジションの割に影が薄かった加治木回?
これを機に加治木が錬金術に触れる機会が増えていくのか、それとも理玖くんとサボニードルのように加治木も人とケミーが自由に暮らせる世界になるまで記憶を消されてしまうのか。

色々と気になる 第8話 グレイトなきずな 感想でした。

TTFCに感想とは別に投稿した内容を転載
アトロポスがカフェで人を操ったシーンについて。

このシーン。アトロポスは直接人を操っていたように見えますが・・・

宝太郎「っていうかさ。そもそも錬金術ってなんなの?」
りんね「無から有を。死から生を生み出す術」

錬金術ってこういった性質の術だったと思うのですがアトロポスが使ったのは錬金術ではなくアトロポス固有の能力?

もしくは
ミナト「禁じられた錬金術を使い、暗黒の扉を開こうとしているらしい」
と三姉妹の事を話していたので禁じられた錬金術の中に人を操る術があるという事?
ちょっと気になります。

一ノ瀬宝太郎


宝太郎「うわあーっ!落ちてるんですけど~!うわあーっ‼こうなったらギャンボエールとスパイクルでガッチャンコだ!変身!」
「スパイクホエール!」
宝太郎「ボヨーンと着地成功!」

普段は何+何が10?とか考えながらやっているのにこれだけ一瞬で判断している。追い込まれると覚醒するタイプでしょうか。ライダー向けですね。
しかしジャンボエールっていつどこで手に入れたものか。
ただし他のケミーも蓮華姉さんが貸してくれました、的な方法で入手しているのでいつどこで入手したのかは大きな問題ではないのですがちょっと気になる。
やっぱりケミーカードは多すぎだと思う。

宝太郎「やっと本音を話してくれた。大丈夫。俺に任せといて」
理玖「ホントに?お兄ちゃんを信じていいの?」
宝太郎「もちろん。ケミーと人が穏やかに暮らせる世界。それが俺の目指すガッチャだから」

自由に暮らせる、から穏やかに暮らせる、変化した?
このシーン自体は今回の話の途中だったので・・・変化したとすればレスラーG回ですかね?
自由に暮らせるだけでは秩序が乱れる事がある。本当に自由に暮らすためには互いに穏やかに暮らせる世界にしなきゃ、的な?
ただこのシーン。台詞自体はいいと思うのですが今回のラストでミナト先生に独断を咎められてから理玖くんに伝えた方が自然だったような気もします。
逆に考えれば既に宝太郎は自分の行為が秩序を乱す事になった、という事に気が付いていたという事にもなりそうですが・・・実際どうなんでしょうね。

宝太郎「理玖じゃなくて俺を狙ってた・・・⁉」
マルガム「当然だ。私は理玖のことを四六時中、考えている。この子が幸せになるには何が必要なのかをな。だから不要なお前は消えろ!」

宝太郎「あんたが理玖くんを大切だと思う気持ちはわかった。でも・・・だったら理玖くんがサボ助を友達だと思う気持ちも大切にしないとダメだ!」

感想の方でこのシーンについて色々書きましたがちょっと解釈が間違っていました。
いい台詞だけどそれが実現できるか次第で無意味になりますよね、的な感想。
別にケミー問題は解決しなくても親子の問題は解決出来た訳で全然無意味じゃなかったですね。

しかしそれはともかく・・・この台詞は宝太郎が自身の父親に対して思うところがあるのかもしれない。
お父さん自分がやりたい店を始めた後で家族置いて旅に出てますからね。ある意味この親子と真逆。
息子を大切だと思う気持ちがあるならその息子の気持ちも大切にしてあげて、がこのシーン。
対して自分の父親に対しては息子を大切に思うのであればもう少しその気持ちを見せて欲しい、的な願いがあるのかもしれない・・・ような気がしないでもない。


九堂りんね


アトロポス「りんねちゃん、遊ぼ」
りんね「冥黒の三姉妹・・・!」
アトロポス「アトロポス。ちゃんと名前で呼んでほしいな」
りんね「目的は何?」
アトロポス「え~?真面目ちゃんは遊びがいがなくてつまんないなあ。パパのこと、もっと知りたくない?」
りんね「あなたたちが・・・!」
アトロポス「パパが生きてるって言ったら信じる?」
りんね「生きてるの?」
アトロポス「僕と遊んでくれたら教えてあげよっかなあ」
りんね「からかわないで!」

このシーンからするとアトロポスとりんねは前に会った事がありそうな。りんねは全く覚えてなさそうですが。
もちろんアトロポスがヤバイやつで脳内に存在しない記憶があるのかもしれませんが・・・多分それはないと思う。

何にせよ風雅は生きている可能性が高そうですね。
消滅したように見えましたが・・・あれは風雅が創り出したケミー的な存在で本体は生きているのか。それとも錬金術は蘇生も出来るようなので生き返らせる事が出来る的な意味合いなのか。
その辺は不明ですがアトロポスの狙いは風雅を餌にりんねを利用する事のようです。

アトロポス「お姉ちゃんがいじめる!えーんえーんえーん。あー面白い。みんな簡単に操れちゃうんだもん」
りんね「やめて!普通の人を巻き込まないで。攻撃するなら錬金術師だけにして」
アトロポス「フッ・・・今の言葉、忘れないでね」
消えるアトロポス
蓮華「優等生ちゃん!マルガムが出た。お宝ちゃんが戦ってる・・・どうした?」
りんね「いえ、なんでも・・・」

ただし現時点ではりんねを直接利用するのではなく言質を取るのが目的の模様?
アトロポスは今回の時点でりんねを攫う事自体は出来たはず。それをやらなかったのは何かしらの意図がありそう。
まあ三姉妹の会話で「僕は計画を次の段階に進める準備を始めるよ。」と言っていた事からりんねが必要になるのは次の段階に進めてからなのでしょう。多分。

錆丸「一ノ瀬とあの子の居場所がわかった」
蓮華「行くでサビー。一番乗りや!」
ミナト「黒鋼スパナ、お前は?」
スパナ「俺は超A級錬金術師です。素人の独断行動に肩入れするつもりはない。俺の美学に反するので」
りんね「私も・・・」
ミナト「九堂」
りんね「私も掟を破りたくない。でも人の命をもてあそぶやつらが許せません。今はそれだけです」

アトロポスの真意はおいといて。
りんね自体は掟を守る事、父に教えられた事を優先したいと思っているようですが掟を守るだけでは守れないものもあると感じている様子。
りんねが覚醒するにはこの辺の葛藤がキーとなりそうですが・・・その前にアトロポスの計画に利用され、窮地に陥りそうですね。
窮地に陥ったりんねを救うのは父の教え、秩序を守る事なのか。それとも掟を破った父の真意を理解し、何が一番重要なのかを理解する事なのか。
気にはなりますが・・・時期的にりんね計画に利用されピンチ→宝太郎覚醒から強化フォームの登場、となりそうな気がする。


黒鋼スパナ


スパナ「冥黒の三姉妹・・・お前たちの目的はなんだ?なぜケミーカードを持っている⁉」
ラケシス「そう簡単にお話すると思いまして?」
スパナ「なら吐かせるしかないな。これでチェックメイトだ」
退散するラケシス
ラケシス「また会いましょう、黒鋼スパナ」
スパナ「笑えないジョークだ」

完全にスパナはラケシスと因縁が出来た模様。
アトロポスはりんねと。ラケシスはスパナと。
・・・クロトー頑張れ。
まあ実際ライバル関係になるかは不明ですが今後もそれなりに戦う場面が増えそうな気がします。

りんね「先輩・・・ありがとうございました」
スパナ「あの姉妹には用があった。そのついでに貸しただけさ。次は高くつくぞ」

いつものスパナと違う・・・。
りんねに対してはもう少しキモ・・・いや、優しい態度なのに。
これは「素人の独断行動に肩入れするつもりはない。俺の美学に反するので」>りんねへの思い。だったからなのだろうか。
さすが美学の男。
といってもりんねに対する態度も本心ではなく何かしらの意図があってやっていそうではあるのですが。

鶴原錆丸


錆丸「一ノ瀬が連絡してきた地点・・・そこから何かわかるかもしれない。マルガムの正体とか・・・」
アイザック「ケミーの反応とその近辺にある監視カメラの映像を照合する。ちょっと待ってろ」
スパナ「鶴原錆丸。噂には聞いていたが少しはやるみたいだな」
蓮華「せやろ?サビーwithアイザックと私。このコンビの可能性は無限大やで!」
錆丸「なんで蓮華が自慢するのさ・・・」

錆丸先輩凄いとは思うのですが・・・あまり錬金術関係ないですよね。凄いのはAIであるアイザックを開発した事とそれを使いこなしている事ですよね。
蓮華姉は蓮華で錬金術使わず勘でケミー発見しているし・・・。
両者とも凄いコンビではあるのですが錬金術師としてはどうかと思う。
かといって錬金術で無双するとミナト先生やスパナの凄さが表現しづらくなってしまうような気もするので・・・色々難しいものですね。

ミナト


ミナト「まずは一ノ瀬の居場所を・・・あいつのことだ・・・少年もケミーもなんとかしようとしてるはずだ」

ミナト「一ノ瀬・・・お前がケミーと少年を無理やり引き合わせたことで親子の仲が引き裂かれた。それがケミーが乱す秩序なんだ」
宝太郎「でも、俺・・・!」
蓮華「なんや?なんや?見てあれ!」
アイザック「サボニードルは体のトゲを放出するとごくまれに花を咲かせることがあるみたいだ」
理玖「僕にくれるの?」
サボニードル「サボー!」
理玖「ありがとう。友達の印だね!」

ミナト「今回のことは成績から減点しておく。だが新たなケミーを回収できたことも事実。サボニードルの花のことは見逃してやる」

味方サイドで一番よくわからないのがミナト先生。
入学試験の時も真意不明の試験。
今回も宝太郎の事を理解しつつも独断を見逃し、それを咎めたものの多少の事は目をつぶってやる、的な態度。
そもそも秩序・人命がかかっている状況で成績云々言っている時点で何かしらの意図がありそうですが・・・それはミナトではなく上層部の計画?
ミナト先生は上層部の計画を把握した上で宝太郎に何かを促そうとしているようですが・・・それが何なのか、気になります。

砂山理玖 堅二


理玖「僕がいけないんだ!お父さんとの約束を守らなかったから。だから仕方ない」
宝太郎「でも心配なんだろ?」
理玖「あいつ弱くて臆病だから・・・」
宝太郎「だったら一緒に探しに行こう」

サボニードルを発見する二人
理玖「ごめんサボ助。勝手に離れようとして・・・僕、サボ助と一緒にいたいよ。サボ助は大事な友達だから!」

理玖「お兄ちゃん!お父さんを助けて!」
宝太郎「うん!」
「ニードルホーク!フィーバー!」
マルガム「うっ・・・ううっ・・・!ううっ・・・うああーっ!」
爆発するマルガム
理玖「やったー!」

理玖「お兄ちゃんありがとう。サボ助をよろしくね」
宝太郎「任せて」

感想の方でもちょっと触れましたがもう一度書かせてほしい。
理玖くんは物分かりが良すぎる。

サボニードルが行方不明→お父さんとの約束を守らなかった僕が悪い
サボニードル発見→僕が悪かった
お父さん爆散→やったー!
記憶を消される→あっさり承諾

お父さんが爆発四散して喜んでいるのは恐らくライダーキックをかますと人間と悪魔が分離出来るという事実をリバイスで知っていたからだとは思いますが・・・お父さんの無事な姿を見てから喜んであげてほしいと思う。
他にも素直すぎるんですよね。お父さんやサボニードルが悪い!ではなく自分が悪いと言っちゃってますし。
かといってゲストキャラが色々とグズグズ言い出してもそれが面白いかと言われれば疑問が残りそう。
ウソの意味がわからない桃井タロウのような素直な少年だったと思っておきます。

アトロポス


クロトー「だから言ったろ。助太刀してやるって」
ラケシス「邪魔が入らなければ・・・」
アトロポス「いいじゃないか。収穫は大いにあった。次の仕込みも終わってるしね」

仕込みが終わった、というのはりんねに対して言質とった、という事?
それともりんねの周辺の人物を操っただけではなくりんねに対しても同様の術をかけたという事?

その辺は次回以降明らかになるとは思うのですがそれ以外で気になる事が。
アトロポスって計画最優先でやってるようですが計画の真相を他の姉妹に伝えてないですよね?
ラケシス、クロトー共にマルガム倒されて毎回不満を貯めまくりなんですよね。計画を知っていたらこんな態度はとりそうにない。
もしかしたら他の姉妹の不満というか悪意を高める事も目的である、とも考えられそうですが・・・何にせよあとで姉妹ゲンカしそう。


以下書き起こししたけれども使用しなかったシーン。
砂山親子のシーンは結局ほとんど使わなかった。

・一ノ瀬宝太郎
宝太郎「ごめんサボ助」
サボニードル「サボー?」
宝太郎「理玖くんと遊べるようになる世界に俺が必ずしてみせるから!それまで・・・待っててくれ」

・砂山理玖
宝太郎「理玖くん大丈夫?怪我してない?」
理玖「大丈夫じゃない・・・」
宝太郎「えっ?」
理玖「サボ助は?サボ助はどこに行っちゃったの⁉」

宝太郎「そっか。サボニードルのこと、サボ助って呼んでたんだ」
理玖「うん。僕勉強ばっかで友達がずっといなかったんだ。そんな時・・・」

落ちていたサボニードルを発見する理玖
理玖「お前友達いないの?なら僕が友達になってやるよ!」

・砂山堅二
理玖「それからサボ助と仲良くなったんだ。だけど・・・」
堅二「最近塾の遅刻が増えた。成績も安定していない」
理玖「それは・・・」
堅二「その指の怪我も前はなかった」
理玖「これはたまたま・・・」
堅二「もしかして原因はこいつか?」

ミナト「少年について調べはついたか?」
錆丸「はい」
アイザック「調べた。砂山理玖の家族構成は父親のみ。父親は超エリートの商社マンだ」
蓮華「そりゃあ大事な一人息子がケミーとおったら捨ててこいって言ってもおかしないわ」

理玖「どうしてお父さんが・・・?」
堅二「理玖、父さんと約束したよな?そいつを捨てて勉強に集中するって」
理玖「ごめん、お父さん。僕、サボ助と一緒にいたい!友達でいたいんだ!」
宝太郎「ケミーは悪いやつじゃありません。サボ助は理玖くんのいいお友達です」
堅二「黙れ!許さんぞ!うわあーっ!」
ドラゴンフライマルガムに変身する堅二

堅二「理玖、本当にすまなかった!怖い思いさせて・・・」
理玖「ううん。お父さんはいつも僕のために一生懸命なだけだから。これからも勉強頑張るから!たまには息抜きさせてね。お父さんも」
堅二「ああ」

・ラケシス
クロトー「ご自慢のマルガムはいけそうか?」
ラケシス「ええ。純度が高く芳醇な香りがプンプン。フラスコに落ちる悪意の音が聞こえますわ」
クロトー「それはいい。必要になったら助太刀する」
ラケシス「ありがとうクロトー。でも心配ご無用ですわ」

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