王様戦隊キングオージャー 第36話 ヒメノのお見合い大作戦 感想

ロマーネ「私は私の我がままに生きられるようになりました」 第36話 ヒメノのお見合い大作戦 感想です。

スポンサーリンク

感想


思った以上にわがまま、そして我が道を往く内容でした。
ヒメノだけではなくイシャバーナ全体が。

お見合い大作戦はカメジムの擬態による作戦。
そちらがメインかと思いきや・・・実際はセバスの擬態がメインの話でした。
カメジムも2000年にわたり擬態していましたがセバスも数年にわたって擬態してましたね。

しかしその擬態はヒメノのわがままによるもの。
ただしヒメノが欲したのはセバス、ロマーネの姿形ではなく人の為に自分の美しさを傷つけようとするロマーネ自身の美しい心を欲しての事。

ヒメノは美しい心を持った青年の心を救い。
そしてロマーネはヒメノのワガママで自分らしく、我がままに生きられるようになった、という美しいお話・・・

美と医療の国という設定をフルに活かしたこれ以上にない美しいお話でした・・・
わがままに生き過ぎてぶくぶく太ったセバスがいたような気がしますがあれは多分黒歴史。

しかしちょっと気になる点がいくつかあったのでそちらについて。

ヤンマくん
前回の話で国が崩壊したにも関わらずヒメノちゃんと結婚!となると見境つかなくなるのは・・・シオカラが前回とは違った意味で号泣しそう。

リタ様
一応王様として認識されているんですね。
・・・実際リタの性別は男設定なのかそれともジェンダーフリー的な存在なのか。ちょっと気になります。
しかしさすがのヒメノの親友。ポンコツ総長とは違ってヒメノの異変にいち早く気が付いていた模様。リタを抱きしめていいのはモルフォーニャとヒメノだけ。

ヒメノ
カメジムの用意した毒をあっさり解毒してましたが・・・すこピの毒は解析にかなり時間がかかっていたような?
すこピの毒と似たような成分だったのか。
それともここ数年でカメジムの想像以上に医療技術が進歩していたのか。

カメジム
さっさと一人暗殺していれば色々と違ったいたのに・・・
2000年バグナラクと人類の戦いを見届けた結果、好機を逃すようになってしまったのではないでしょうか?
そもそもこいつ五道化の中では一番弱そう(他5道化は6人でなんとか倒せる程度。カメジムは1部の頃からリタとヒメノ二人で圧倒できる)なので擬態がバレた瞬間さっさと退場した方がいいような・・・
とは言えさっさと退場するとダグデドからお仕置き受けそうなのでダメですね。きっと。まあ擬態がバレた時点でお仕置き決定だったと思いますが。

といったところ。
しかしロマーネの正体含め色々と衝撃的な内容ではありましたが・・・次回予告が一番衝撃的だった 第36話 ヒメノのお見合い大作戦 感想でした。
まさかイロキとグローディが共演するとは・・・


以下 11月14日 追記の雑記です。

ヒメノ・ラン


ヒメノ「やめなさい。美しきを傷つける者は誰であろうと許さない」
ロマーネ「人を傷つける美しさに価値などありましょうか?」
ヒメノ「傷をつけた程度であなたの輝きは曇らない」
ロマーネ「であれば・・・砕かれなければなりませんね。これでやっと人のお役に立てる」
刃物を蹴り飛ばすヒメノ
ヒメノ「ならばその命、私に捧げなさい」
ロマーネ「えっ?えっ・・・何をなさるんです?」
ヒメノ「あなたは今日から執事セバスチャン」
メイドに特殊メイクを施されるロマーネ
ロマーネ「はっ・・・!別人に生まれ変われと?」
ヒメノ「そうね。でも何も変わらない。身分を偽り姿形を変えようとあなたの心があなたを、あなたたらしめる。人を思う心。それがあなたの持つ最も美しいもので、私がただ一つ欲しいもの。だから・・・私にちょうだい?」
セバス「喜んでお仕えさせていただきます。ヒメノ様」

ロマーネはナルキッソスが元ネタ?
まあナルキッソスは自分の美しさが人を傷つけるのが嫌というより自分の美しさが原因で餓死した(諸説あるらしい?)のでロマーネとは違いますが。

しかしヒメノはロマーネの外見の美しさは欲しなかったのですね。
ロマーネの外見も欲した可能性もありますがロマーネで最も美しい心を最大限輝かせる為に必要だから敢えて外見を変えた、という可能性もありそうですが・・・まあヒメノってこの手のシーンでは全く嘘偽りなく伝えますからね。本心から美しい心だけが欲しいって事なのでしょう。

もしかしたら外見的な美は自分が最高峰であり、自分以外は大差ない、的な考えをしているのかもしれないし他人の外見は興味がないのかもしれない。
ヤンマからは「んなわけ。やっぱモノホンは無理だわ」と言われるぐらい我がままに我が道をゆく、ですかね?

ヒメノ「私がいない間に何があったの?」
セバス?「全てカメジムの策略にございます。やつは医師に擬態し薬と称して毒をまいたのです。民は医師を疑い争いが起き民は分断されました。その間にも毒による病は広がって・・・治療法もなくこうして寝かせておくほかない状況です」
セバスに斬りかかるヒメノ
カメジム「どこかで抜かりましたかねえ?」
ヒメノ「患者を劣悪な環境に置く執事を許せなかっただけ」
カメジム「なんと容赦ない。しかし私の擬態は完璧だったようで安心しました」

容赦ないですが・・・ヒメノからしたら美しい心を欲して執事にしたのにその美しい心が汚れたら斬りかかるのも当然。
3話でも景観が気にくわないから、という理由で家爆破してましたしね。これからもセバスチャンが堕落したら容赦なく斬りかかるのでしょう。

しかし2部開始直後にセバスチャンがぶくぶく太ってメイドたちから舌打ちされてましたがあれは問題なかったのだろうか。
あれは外見だけではなく心も肥え太っていたように見えましたが。急激に痩せたのはもしかして・・・

カメジム「私を殺せば解毒はできませんよ。宇宙由来の毒、私の能力でなければまず助からない。民を救いたいのなら協力していただきましょう」
変身解除するヒメノ
カメジム「ウッフッ・・・素直でよろしい。何より愚か」
せき込むヒメノ
ヒメノ「この毒をばらまいたのね・・・」
カメジム「いかにも。あなたの命もあとわずか・・・」
ヒメノに擬態するカメジム
ヒメノ?「絢爛のイシャバーナは私のもの」

あっさりと毒にかかるヒメノ。
3話で「嫌。この国の全部が私のお気に入りだもの」と言ってのけただけありますね。
前回のヤンマはシオカラの為に国を捨てましたがヒメノは国を守る為に命を捨てた・・・

ヒメノ「あら、未知の毒を受けても元気な私が不思議?毒を解析して解毒剤を作ったの。美と医療の国の女王ならできて当然」
ヒメノ?「私こそが絢爛の女王ヒメノ!その薄汚い女がイシャバーナの女王である道理があって?」
ヒメノ「身を汚せど魂は輝く。力を奪えど心はきらめく。美とは生き様!我が名はイシャバーナの女王ヒメノ・ラン。ただ我がままに我が道をゆく!散ることを知らぬ花、その気高きを知るがよい!」

捨てた・・・のではなく自分で受けた毒を解析してたっぽいですかね?
だからと言って未知の毒をあっさり解毒出来た理由は不明ですが・・・まあこの辺に尺をとるよりメインをきっちり描いた方がいいですよね。
即死級の毒ならヒメノもどうしようもなかったですがカメジムからしてみれば即死はさせられなかったはず。ダグデドを楽しませるという大前提があるのでカメジムも色々と・・・長くなりそうなので省略。

なんにせよヒメノとロマーネは姿形は変われども、その心、魂を汚す事は出来ないという非常に我がままに我が道をゆく回でした。

ロマーネ・ディアボーン


ロマーネ「お話し中、失礼いたします。ヒメノ様のご結婚相手に立候補させていただきたく、参上いたしました。イシャバーナに1000年続くディアボーン公爵家が嫡子、ロマーネ・ディアボーンにございます」
次々と倒れるメイドたち
ギラ「えっ?えっなんで⁉」
ロマーネ「私の姿を見るだけで多くの方々がこうなってしまわれます。私の美しさそのものが罪なのです」
リタ「わかるように話せ。裁けん」
ロマーネ「これが全てです。そしてヒメノ様はかつてこの罪に苦しむ私を救ってくださった。そして約束したのです。ヒメノ様がご結婚される暁には私がその伴侶になると」

婚約云々はウソだったようですが公爵家関係はウソではなさそう?
しかし自分の美しさが罪、とか真顔で言える人間って凄いですよね。
とはいえ外見を晒すだけで覇王色の覇気っぽい事が出来るのであれば・・・まあ罪と言えなくもない気が。

どうでもいい話ですがロマーネに特殊メイクを施せるメイドたちは色々と訓練されたメイドたちなのだろうか。
まあ「多くの方々」と言っているので全てではないのですが・・・ロマーネは自分でメイクできるようになるまで罪悪感に苛まれたに違いない。

ジェフリーくんを見て
セバス「どこか親近感が湧きますな」
ヒメノ「セバス・・・ロマーネ・ディアボーンに戻りたいって思ったりしないの?」
セバス「素顔を隠して初めて私は私の我がままに生きられるようになりました。今は執事セバスチャンこそが私なのです」
ヒメノ「ありがとう」

ジェフリーくんの中身がイケメンみたいじゃないですか。ジェフリーくんの中の人などいないというのに・・・。
しかし我がままに生きる為に外見を偽るってのはなかなか難儀な事で。「今はセバスチャン」と言っている事から多少なりとも思うところはあるっぽいですし、ヒメノもそう感じているからこそ「戻りたい?」と言っているはず。
いつかロマーネがセバスチャンではなくロマーネとして生きられるようになる日は来るのでしょうかね?

ヤンマ・ガスト


ギラ「ヒメノ!なんだよ?お見合いって」
ヒメノ?「ふさわしい伴侶を見つけ後継を産むことも王の務め。そういえば、あなたたちも王なんだから条件は満たしてるのね」
ヤンマ「えっ?」
ジェラミー「おっと・・・?」

ギラ「貴様、遊んでいる場合ではないと何度・・・」
ヤンマ「男なら実力で黙らせろ」
ギラ「ヤンマ・・・もしかして本気でお見合いするつもり?」
ヤンマ「いいから行け、タコメンチ!」

ヒメノ?「次!」
ヤンマ「っしゃおオラ!マジで惚れても知らねえぞ。いくぞ!っしゃあオラ!ああ?ハッ!いくぞオラ。ああ・・・準備万端だっつうんだよ」
ギラ「照れてるの?」
ヤンマ「そ・・・そんなんじゃねえし‼

ヒメノ?「第二お見合い。愛のささやき対決。私をときめかせなさい」
ヤンマ「いくぜ。あ・・・あ・・・」
ジェラミー「曙と共に、青い薔薇を朱に染めよう」
ヒメノ?「ちょっと何言っているのかわからないんだけど」
ジェラミー「この程度の行間もわからないのか?」
ヤンマ「ジェラミーてめえ・・・!」

総長が完全にジェラミーの玩具にされている・・・。
このシーン見たらシオカラは前回とは違った意味で号泣しそうですね。可哀そうなシオカラ・・・。
しかし3話の時点でヤンマはヒメノ気があるようなそぶりを見せていましたが・・・まだ諦めてなかったんですね。まあヒメノはンコソパにはいそうにないタイプですしわからないでもない。

ジェラミー「美しいね。惚れたかい?」
ヤンマ「んなわけ。やっぱモノホンは無理だわ」

とはいえヤンマはヒメノの外見には完全にドストライクっぽいですが・・・心はダメっぽいですね。まあこれも3話の時点ではっきりとはしていましたが。
今回おかしくなったのはカメジムが擬態していたからという事で。
・・・それはそれでどうなんだろうとは思いますが。
とりあえずシオカラはこの脳内が叡智に染まったヤンマくんをぶん殴ってもいいと思います。

カグラギ・ディボウスキ


リタ「なぜ手伝いに来なかった?」
カグラギ「トウフを奪還します。手を貸していただきたい。六王国異様事案対策用戦略救命部隊の仲間として」
リタ「都合のいい・・・」

五王国から六王国になってる。まあバグナラクが国として認められので当然っちゃ当然ですが。
しかし次回はトウフ回ですが・・・クロダさんが絡んでこれる尺があるのだろうか。ンコソパとイシャバーナは実質側近回でしたが次回はグローディとイロキ回となりそう。さらに言えばスズメもいるしで尺が全く足りなさそう。果たしてどうなることか・・・。

リタ・カニスカ


ロマーネ「私の姿を見るだけで多くの方々がこうなってしまわれます。私の美しさそのものが罪なのです」
リタ「わかるように話せ。裁けん」

わかるように話せたら裁くのか。裁判長も大変ですね。
とはいえこれは裁けないのではと思いますが・・・なんにせよどうやって裁くか悩むリタ様可愛い。

ヒメノ?「へえ~やるじゃない」
リタ「脅されているのか?そうなら二度うなずけ」
カメジム《おや・・・さすがは最高裁判長。なかなか鋭い》
リタ「ヒメノ、助けたい。信じてくれ」

しかし今回の話。リタ以外は誰も疑ってなかったですね。それだけヒメノがやらかして来たという事実はありますが・・・それ以上にリタとヒメノに友情が築かれていた、という話にもなりそう。

ヒメノ?「第二お見合い。愛のささやき対決。私をときめかせなさい」
リタ「もっ・・・もっふ・・・もっふん・・・もっふ・・・もっふん・・・」

・・・友情があるのかないのか。
リタの性別がよくわからない。裁判長という立場から性別を公表していない、という事らしいですが・・・
このシーンは異性としてヒメノを認識しているようにも見えるし性別関係なくヒメノを意識しているようにも見えるし単に引きこもりが「愛」を囁こうとしてダメだった、的なシーンに見えますが・・・実際どうなんだろうか。

まあリタ様はラッキューロに見せてもらった数々の恋愛漫画を参考にして愛のささやきができるように頑張っていただきたいものです。

カグラギ「トウフを奪還します。手を貸していただきたい。六王国異様事案対策用戦略救命部隊の仲間として」
リタ「都合のいい・・・ヴァァァーッ・・・!」
ジェフリーくんからぬいぐるみを貰うリタ
リタ「ありがとう。行くぞ」

カグラギとジェフリーくんとのギャップが凄い。
しかしリタはジェフリーくんにはあまり関心がないっぽいですね。ラッキューロはもっふんっぽいと抱きしめていたのに・・・。
まあゴッカンにはトイザらスがなかったから・・・転売ヤーに苦しむ土地柄だから・・・ゴッカンにトイザらスがあればもっふんではなくジェフリー人形が執務室に大量に保管されていた可能性もありそう。

ジェラミー・ブラシエリ


ジェラミー「子供の色恋に興味はない。俺は降りる。お前さんの邪魔はしないよ」
ヤンマ「あ?どういう意味だ?コラ!」

子供の色恋には興味はないが人の恋路は邪魔しまくる2000歳児。
人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて・・・とまでは言いませんがヤンマくんとジェラミーはこの回羽目を外し過ぎだと思う。

カメジム・ウンカ


ヒメノ?「はあ・・・」
ダグデド「この大ウソつき~」
カメジム「ちょろいものです。今頃本物は・・・薄汚れた地下で死を待っている頃でしょう」

カメジム「私の計画はバカげたお見合いによって王たちをおびき寄せ、ヒメノ・ランとして殺 すこと」
ダグデド「そしたら憎しみ合いの殺 し合いの始まり!」

作戦自体は良かったと思うのですが・・・ヒメノは直接殺害していた方が結果は違っていたはず。ボシマールは始末してたみたいですし。
とはいえ・・・ヒメノのリアクション含めてダグデドを楽しませる必要があるはずなので色々と難しいんですよね。
直接破壊や殺害するのはダグデドの方針からすればNGのはずですし。五道化も色々と苦労しているようで。
多少の失敗はともかく見限られたら即退場させられそうですしね。


以下 書き起こしたけれども使わなかったシーン

・セバスチャン
擬態したカメジムからオージャカリバーを奪うロマーネ
ロマーネ「おかえりなさいませヒメノ様。執事セバスチャンただ今戻りました。」
ヒメノ?「はあ⁉」
ヒメノ「あら、そちらのヒメノ様は側近の素顔をご存じなくて?」

コメント