今回と次回の落差がひど・・・凄すぎる 第37話 イロキの乱 感想です。
感想
イロキの意外な過去が明らかに。
イロキの登場シーンと言えば劇場版ですがその時は完全に悪役だと思っていたんですよね。
というのもイロキに対してカグラギが「取り入るのが上手い」的な発言をしていたので(うろ覚え)
劇場版公開時にはダグデドの事は明かされていなかったのでラクレスに取り入ろうとしていたのだと思っていたのですが・・・全然違いました。
真相はグローディに食料を汚染されたので国を守る為に犠牲となったとの事。
となると気になるのが「取り入るのが上手い」的な台詞ですが・・・今回明かされたシーンからすると民に慕われ、そして自分も心酔していたイロキ本来の人間的魅力に対して賞賛していたのだと思われます。
取り入る、と若干マイナスに聞こえなくもない評価はイロキのやった事はなんとなく想像がついたけれどもまだ確信に至ってはいなかったので嫌味にも聞こえる言い方になってしまった可能性がありそう?
なんにせよ17年間カグラギの中でくすぶっていた思い、イロキの覚悟を裏切ってしまった、という思いを晴らす事が出来た今回。
トウフを奪還した事もあわせて次回はカグラギの本領発揮を・・・リタ様が全力全開で本領発揮してきやがった・・・
落差が過ぎるのですが。
カグラギの覚悟を裏切るかのようなリタ様の次回予告。
色々な意味で「本当に裏切ったんですか!」と言いたくなるような 第37話 イロキの乱 感想でした。
あと気になった事が一点。
グローディがすこピの毒でイシャバーナ前国王を毒殺した件について。
肉弾戦も強いグローディがイシャバーナ国王をわざわざ毒殺した理由が気になっていたのですが・・・前王で実験したとか?
トウフの食料汚染して全世界で死体を量産したい。
→イシャバーナ国王で実験。
→実験成功。医療大国で救う事が出来ないなら他の国なら絶対に出来ないだろう
→トウフの食料汚染してみた
といった感じですかね?
実際にはイロキの覚悟によって計画は阻止された訳ですがその可能性はありそうな気がします。
しかしそうなるとグローディが死因の王様が多すぎる。
カーラス→グローディ封印。封印を解かれ殺害される。
ヒメノパパ・ママ→グローディに毒殺
イロキ→グローディの計画を阻止する為に犠牲に。
・・・ちょっと因縁のある王様が多すぎる。
最終的に前王全部に因縁ありました!とかありそうな気がしてきた。
以下 11月20日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
ギラ・ハスティー
セバス「お食事でございます」
ギラ「お花とわさび・・・」
セバス「トウフから食料が届かず国民優先で配給しているためこれでご容赦ください」
ヤンマ「よしいくぞ」
ヤンマ・ギラ「いただきます。ああっ!ツーンと・・・」
ヤンマ「しねえな」ギラ「しない」
セバス「本わさびですから」
電話するヤンマ
ヤンマ「悪いシオカラ。先にトウフ奪い返すわ」
この本わさびって恐らく「シャッフル・キングス!」でヒメノと入れ替わったカグラギが作ったやつですよね。
本わさびが収穫できるのってかなり長い年数がかかるっぽいですが・・・それはさておき。
まさか食料調達が困難になる事まで見越して入れ替えていたとは・・・ゴーマ=サンは実際スゴイ。
しかし倫理的な問題を無視すれば王様優先で食料供給した方がいいとは思うのですが・・・まあギラなら民に優先して食料与えますよね。今回それで敗北しかけましたがそれもギラらしい。
そして本わさびを食べる事は拒否しないけれどもシオカラにトウフ優先するわ、と連絡いれるヤンマもヤンマらしい。
ただしヤンマは前回の醜態をシオカラに報告した方がいいと思います。
ギラ「食べ物を粗末にするのは・・・子供にもわかる邪悪だ!」
ヤンマ「食いもんの恨みは怖えぞ」
粗末というか・・・毒物に変えてますが。
食いもんの恨みは本当に怖い。
その辺を理解していたからこそイロキはカグラギに討たれるという決断をしたわけですが・・・それについては後述。
ヒメノ・ラン
ギラ「おなかが減りすぎて動けない・・・」
グローディ「今から飯にするんだが一緒に食うか?」
ヤンマ・ギラ・ヒメノ「いいの⁉」
グローディ「超特級希少米「すずめのなみだ」だ」
・・・いいの?
ヒメノにとってグローディはターセルス・ミルーリア・ダ・パーゴ!ではないのでしょうか?
グローディから施し受けるぐらいなら泥水でも啜るぐらいのキャラに思えたのですが・・・カメジムが入れ替わっているとかないですよね?
まあ今回カグラギ方面がシリアス過ぎたので他キャラでバランスとったのだと思いますがちょっと残念な描写です。
まあ前回ヤンマも国を0からやり直すって時に浮かれてたし・・・シリアスが続きすぎると皆おかしくなっていくのね・・・
グローディ「召し上がれ」
ヤンマ・ギラ「いただきま~す!」
ヒメノ「食べちゃダメ。このおにぎり・・・すこピのにおいがする。ゴッドスコーピオンの毒を入れたのね」
毒を入れた後に炊いた米でもにおいするんですね。
ヒメノの嗅覚が凄いのか。それともすこピの毒のにおいが独特なのか。
しかしこれだと毒が入ってない限り食べたように見えますが・・・これ以上追及するのは不毛だ。やめよう。
カグラギ・ディボウスキ
イロキ「お前、野心はあるか?」
カグラギ「土にまみれて生涯を終えればそれが本望です」
イロキ「城に通え。私のもとで王殿を学ぶのだ」
カグラギ「め・・・滅相もございません!私はただの・・・」
スズメ「受けるべきです!王殿様が認めてくださったんですよ」
カグラギ「なぜ私など・・・?」
イロキ「馬鹿正直は裏切らんからな」
カグラギが王殿になった経緯が明らかに。
馬鹿正直だった、というのが一番の理由っぽいですね。今の他の国王に全く信頼されてないあたり信じられないですが。
・・・いや、民の為には「欺き謀り裏をかき、外道に堕しても国を、食を、命を守り抜かねばならない」を馬鹿正直に演じていたからこそ今のカグラギになったと考えると問題なさそう。全くブレてないですね。
現時点でも野心はなさそうですが・・・必要であれば馬鹿正直に野心を抱き、民の為に泥にまみれるのでしょう。
農家長「カグラギ。俺らはあんたがやるって言うならやるよ!」
カグラギ「私がイロキ殿に米を返してもらえるように頼む」
スズメ「何度もやりました!イロキ殿は前とは違うんです」
カグラギ「私一人で行く!半時して帰ってこなければ決行してくれ」
クロダ「死にに行くようなものだ!」
カグラギ「誰の血が流れるのも見たくない」
イロキ「カグラギ・・・最期の頼みだ。私を斬れ」
カグラギ「逃げましょう。今ならまだ・・・」
イロキ「斬れ!そればお前のなすべきことだ」
荒い息をし、動揺するカグラギ
イロキ「フッ・・・馬鹿正直に聞いていればいいものを・・・裏切り者め・・・」
結局カグラギは馬鹿正直なんですね。
神の怒りの時点ではイロキの思いに気がついてはいなかった。しかしあれだけ民に慕われていたイロキが食料を独占する訳がない。何かしらの理由があって・・・と思い直談判に行ったはず。
他の民は完全にイロキを見限っているように見えますがカグラギだけは馬鹿正直に話せば民の理解を得られるかも、と思っていた様子。
イロキ「あれは熱うて熱うて苦しかったのう・・・」
カグラギ「あなたは自ら死を選んだのです。しかし私を裏切り者とおっしゃいました。私は・・・その答えを持って参ったのです。あなたが食べた米はそもそも毒入りだったのでは?」
イロキ「その心は?」
カグラギ「あの男がトウフの米に毒を入れた。だからイロキ殿は米を独占し燃やした」
イロキ「では・・・私は民を守ろうとした英雄。お前はそれを知らずに私から玉座を奪った裏切り者。それが答えか?」
カグラギ「ずっと・・・ずっと己に問うてきました。少しずつ心を黒く染めたどり着きました。毒入りの米を隠したのはトウフの名誉を守るためでしょう。食は生命線。毒入りの米の噂が各国に広まれば誰も食べようとはしない。トウフの農業は滅びる。トウフを救うためにはイロキ殿が全ての汚名をかぶり誰かに玉座を譲る必要があったのです」
イロキ「ハッハハハハ・・・!王が国のために自ら玉座を捨てたと?」
カグラギ「民のためには泥にまみれて手を汚す。真っ黒に染まってこそトウフの王殿。なればこそ、欺き謀り裏をかき、外道に堕しても国を、食を、命を守り抜かねばならない。あの日、私は馬鹿正直を捨て手を汚してでも王座を奪うべきだった」
イロキ「だがお前は拒んだ」
カグラギ「そのとおり。私は国のために命を捨てたあなたの覚悟を裏切ったのです」
イロキ「グズめ。17年・・・ハハッ・・・随分かかったな」
カグラギ「あの日、果たせなかったなすべきことをなす時です」
イロキ「土いじり風情がやれるもんならやってみろ!」
カグラギ「王鎧武装」
結局なし崩しに王殿様になったカグラギですが17年間悩みに悩んだ模様。
映画のハーカバーカで再開した時は2年前なのであの時もまだ答えに至っていなかったのでしょうかね?
しかし王政を担い、少しずつ心を黒く染めていく事でたどり着いた答えはイロキの覚悟に応えるもの。
神の怒りの時はなし崩し的に。
そして今回は自らの意志で。
玉座を奪う事となった訳ですが・・・全く馬鹿正直を捨てていないのはカグラギらしいとも思えてきました。
だって17年前の事をずっと考え続けるとか・・・馬鹿正直にしか出来ないですよね。
まあ2000年前に言えなかった事を伝えたが先人がいますが(ジェラミーと英寿神)それはさておき。
これ以上にないカグラギらしいエピソードでした。
グローディ「安心しろ。きれいな死体が欲しいんだ。心臓だけを仕留める」
カグラギ「トウフは豊穣の国。命が芽吹く国。亡者の居場所はございません」
グローディを撤退させるカグラギ
カグラギ「トウフの王殿様はこのカグラギ・ディボウスキでございます」
イロキ「フッ・・・裏切り者め」
消滅するイロキ
グローディが弱体化している・・・強化前より弱く見えるとかどこのジャックフォームだよ・・・
どうでもいい話はさておき。
17年前はイロキの覚悟を裏切った。
しかし今回は全てを知った上で現王の玉座を奪った裏切り者。
言葉は同じ裏切り者でも・・・その行動が正しかったどうかはイロキの表情から察する事ができますよね。
クロダ「毒入りの米は全て処分しました」
カグラギ「この先は最も汚れた道を行きましょう」
そしてここから馬鹿正直に泥にまみれる王様ではなく。
本心から泥にまみれる王様になっていくカグラギ。
いい話だったなあ・・・と締めたくなりますがやっぱり気になるのがスズメの事。
スズメのやろうとしていることはカグラギ以上に泥にまみれる覚悟の行動のはずですよね。それを阻止するのか。それともその覚悟を受け入れ討つのか。
最も汚れる道はいけども・・・ハッピーエンドになる事を期待しています。
スズメ・ディボウスキ
スズメ「兄様!よくぞご無事で・・・」
カグラギの手が血濡れている事で察したスズメ
スズメ「兄様がイロキを討ってくださいました。これよりカグラギ・ディボウスキがトウフの王殿です!」
この辺見る限りやっぱりスズメって大局的に物事を見れてますよね。
カグラギが何をしたかはわからない。しかしイロキを討った事はほぼ確実。馬鹿正直な兄に王殿が務まるかはさておき。この時点ではカグラギが王殿になる事が一番良いはず。
そこまで考えてこそのカグラギの王殿宣言だと思うのですが・・・
現在、ラクレスと共に邪知暴虐の王を演じるスズメの本心は如何に。
クロダさん
クロダ「城の中に米の隠し場所を見つけた。見張りも少ない。奪い返すなら今夜だ!」
スズメ「このままだと女子供から飢え死にします。覚悟を決める時です」
クロダさん・・・容姿はよくわからないけれども過去編にクロダさんが。
しかしこの時はイロキの真意を理解していなかったと思うのですが今回はカグラギの意志を汲み、自身の手で米を焼いてましたよね。
クロダさんも含めてハッピーエンドになるのか・・・気になります。
リタ・カニスカ
グローディ「おいおい勘弁しろよ・・・」
カグラギ「やつの唯一の天敵はリタ殿です」
リタ「そのために呼んだのか。いざとなったら私もろとも封印しろと?」
カグラギ「自己判断で!御免!」
リタ「おい!どいつもこいつも好き勝手。私は一体なんなんだ・・・(
(溜息)王鎧武装!」
ゴーマ「入れ替わりの術」
今回一瞬で消えてその後出番がないと思ったら・・・まさかの次回予告。
本当にリタは一体なんなんだ、というべき次回でした。
しかし次回予告で2番目に気になったのが・・・なんか審査員席?にもっふんがいるのですが。あれは誰かと入れ替わったとか?
中身がモルフォーニャとかあるのかもしれないしリタ様の独壇場かもしれない。
ジェラミー・ブラシエリ
ヒメノ「あなたは平気なの?」
ジェラミー「2000年生きてるんだ。食事は読書みたいなものさ」
なんかジェラミーも生きているのか怪しく思えてきた。ゲロウジームみたいに。
食事は必要性がない(薄い?)
眠り始めたら数年寝てる事もある。
ハーフなので色々と無理がある?
しかしバグナラクも2000年生きてる怪ジームはいなさそう(デズナラク様も8世だし)。
カメジムは2000歳以上っぽいけどバグナラクではないし・・・そもそも遺伝子的には人間とバグナラクって大差ないらしいですからね。
ジェラミーが2000歳ってのは何か謎がありそうな気がします。
イロキ
イロキ「いただきます。う~ん!うまい!お前の作る米は絶品だ。トウフ印をつけて他国に売り出したい。作り方を他の民にも教えてやってはくれんか?」
カグラギ「喜んで!」
スズメ「よいのですか?我が家の秘伝を・・・」
カグラギ「あっ・・・」
イロキ「私はトウフが豊かになるということは民が豊かになることだと思うておる」
カグラギ「これ以上の誉はありません!」
そして生まれがのが「すずめのなみだ」ですかね。
超希少らしいですが結局カグラギ家でなければ作れなかったのか。それともまだカグラギが作っている米があり、それが「すずめのなみだ」なのか。
それはさておきイロキは民に慕われる王殿であった事は間違いなさそうですね。
グローディ・ロイコディウム
カグラギ「トウフには厄介な方が玉座に座っておられるので」
リタ「宇蟲王の手下だろう」
カグラギ「ええ。宇蟲五道化グローディ。その死者をよみがえらせる能力によって目覚めた前王殿イロキでございます」
今回の話にケチをつける訳ではないのですが・・・グローディの蘇生って脳みそは復活しないですよね。ネフィラ、カーラスは暴走気味だったのにイロキは完全に自我を取り戻していたように見えます。
そもそも封印されていたカーラス、バグナラクのネフィラと違って人間のイロキの遺体が残っているのもあれですが・・・まあそんな事はイロキ、グローディのまさかの共演の前には些細な事ですよね。
グローディ「17年前の同じだったな。せっかく俺が作った毒入りの米が全部燃やされちまった。うまくいかないもんだ・・・とどのつまり・・・死体が欲しけりゃ俺が気張るしかねえんだ。病を慕い、腐れに焦がれ、死を愛す。屍の友を携えて生無き世界へ千鳥足」
なんかカッコいい詠唱し始めた・・・今後は毎回やるのだろうか。
しかしグローディって前に戦った時はリタが秘術を発動するまで1人でキングオージャーを圧倒するぐらいの強さがあったはず。
怪人体を用意する必要があったのかどうか・・・
グローディ「あんたら強えな・・・ちょっと弱くなってくれよ」
ヒメノ「あっ・・・視界が奪われた・・・!」
グローディ「俺は触れたものを腐らせる。まあ長くは効かんがな」
一応弱体化は変身後のみ使えると解釈すれば強化と言えなくもないのですが別に弱体化させなくても不死なんで必要性が薄い気がする。
リタが天敵だとわかったから怪人体になった、という事にしておきます。個人的にはグローディは人間体で戦い続けて欲しかったのでちょっと残念。
以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン
スズメ「兄様!王殿様の前ですよ!」
カグラギ「だが王殿様が認めてくださったのだぞ!」
スズメ「落ち着いてください!」
カグラギ「こんな嬉しいことがあるか?」
スズメ「わかりますけども・・・しーっ!もう落ち着いて!」
カグラギ「だが・・・」
カグラギ「故に王の座を追われ私が王殿となったのです」
イロキ「違うな。お前が奪ったのだ」
カグラギ「自らがまいた火種に焼かれたのです」
イロキ「フフッ・・・のうカグラギ・・・お前はここに何をしに来た?」
カグラギ「玉座を返していただきたい」
イロキ「ならばあの時のように殺 せばよいではないか。最後の食事だ」
イロキ「よし。迎えに行ってこい」
グローディ「ああ・・・俺はお前の主なんだが」
イロキ「いいからさっさと行ってこい。グズめ」
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