仮面ライダーリバイス 1~10話の感想です
第1話 「家族!契約!悪魔ささやく!」
悪魔が思った以上に悪魔でした。
劇場版、そして前回のセイバーコラボからの仮面ライダーリバイス初回放送だったのですがバイスの所業がまさに悪魔。いや悪魔なのですが。
劇場版でもコラボ回でも自分の暴れたいように暴れまわる。単なる一輝の奥底に眠る本能を解き放った存在という認識だったのですが話はそう単純なものではないようです。
一輝にささやき、唆し、そして実体化した直後に母親を喰おうとする悪魔的行為。
劇場版のサラリーマン?は抑圧された感情が。
コラボ回の幼馴染は将来への不安から。
そして今回の死刑囚はその性質から。
それぞれ自身の悪魔を解放し、人々を襲い始めた訳ですがそれらはその人自身に何かしら問題があった訳です。
しかし妥当デッドマンズを掲げるフェニックス幹部から生み出されたレックスデッドマンも人を襲い始め。
さらには家族を大事に思う一輝から生み出されたバイスは母親を捕食しようとする。
本当に本人から生み出された悪魔なのか。それとも契約の時点で何かしら他の因子が紛れ込んでいるのか?
あるとすればスタンプによる影響だとは思いますが本当にその人が持つ悪魔を解き放ったのか疑問に思う描写が見られます。
人は誰しもそういった面を持っているという描写なのでしょうかね?
だからこそ悪魔を制御する事は難しく有資格者は限られているという事なのかもしれません。
まだ初回。
戦う決意すら固まっていない一輝ですが果たして悪魔と相乗りする勇気はあるのか?そしてどういった過程で戦う決意を固めるのか。
非常に気になる第一話でした。
・一輝
大二「兄ちゃんは…どうして自分の夢を追いかけなかったんだよ。兄ちゃんなら絶対プロサッカー選手になれたって」
一輝「俺のことはいいから」
元々プロサッカー選手になる夢があったようですね。
今回のテーマは自身の中に潜む悪魔との対峙、というものがありそう(恐らく3兄弟全員)ですが一輝の場合は夢を諦めて銭湯を守る事を選んだ様子。
同じくプロサッカー選手の夢を諦めたライダーというとウィザードがいますがあちらは友人(のちのリュウソウブラック)に怪我をさせてしまったから。
対してこちらは純粋に銭湯を守る為…なんでしょうかね?
父親存命なのにも関わらず長男が銭湯を継ぐ決意をする、というのは恐らく弟妹の為だとは思うのですが…もう少し父親に頑張ってほしいところ。
ただ、父親の方もそれなりに考えはありそう、というかもう少し込み入った事情もありそうですがこの辺は後々判明しそうですね。
とにかく現時点では夢を諦めて銭湯を継ぐつもりである、という事。
そしてそれが抑圧された欲望=悪魔=バイスに繋がってきそうですが…。
狩崎「これ(リバイスドライバー)もう君のでいいんだけど」
一輝「俺には…銭湯を守る使命がありますから」
いきなり仮面ライダーになってよ!と言われても躊躇するのが一般人だとは思うのですが…初変身後にベルト返却しようとする人はあまりいなかったような。戦わなければ生き残れない!といった状況の人が多い、もしくは1話が初回変身じゃない人も多いからでしょうか?
それはともかく次回母親の説得によりライダーになる事を決意するようですが…どうなるのでしょうかね?
幸実「銭湯は?サボったら怒るよ?」
一輝「母ちゃん。銭湯は…俺に任せてよ」
この辺のやり取りから推測すると母親の実家が銭湯であり、父親は婿入りしたようにみえます。父親本当にやる気ないですしね。
それも含めて一輝は自分が銭湯を継ぐ、的な意思を固めているのかもしれません。
そして今回の話で気になるのが自分の夢を諦めて弟たちにそれぞれの夢を叶えるように強いているように見える点。
自分は諦めたから代わりに夢を叶えてくれ的な。
弟が変身しきれなかったのもその辺に何か理由があるのかもしれませんね。正義の為に働きたいと思っているけそこまで強い意志でフェニックスに入ったのではないとか。しかし兄の意向に応える為にもやらないと、的な意思があるのかもしれません。
・バイス
一輝「お前、前から勝手に俺の耳元でしゃべってたやつだろ?」
バイス「そうそう!」
一輝「いきなり姿現して…なんなんだよ⁉」
バイス「ん~それはね…ヒ・ミ・チュ!」
これは他の人間にも当てはまる事なのでしょうか?
声が聞こえるといった現象は。自分の中の悪魔がささやくといった表現はよくありますが物理的に他に人間にも聞こえるのかどうなのか気になります。
そして前から、と言っていますが前がいつなのか気になる(切っ掛けがなんだったのか)。
そして急に見えるようになったのも何か切っ掛けがあるのでしょうか?
バイスは姿を現せるようになったのは秘密、と言っていますが多分知らないと思います。何故か見えるようになったけど理由は知らない。知らないけど秘密と言っとけ、的な印象があります。
一輝「だからお前は誰なんだよ!」
バイス「俺っちはお前の中に棲む悪魔だよ」
悪魔は自分が悪魔である、という認識はあるようですね。
宿主(といった表現でいいかわからない)である人間と別の存在であるのか。それともあくまでその人間の一部であるのか。その辺の関係性が気になります。
バイス「こいつ(五十嵐幸実)は俺っちが食べる獲物だ!」
日曜朝9時に放送する内容としては過激。真女神転生1かと思った。
しかしこの描写を入れる事によってバイスは人間に友好的なのではなくあくまで悪魔な存在だという事を示す事ができました。
人間だれしも悪魔を持っている設定のようですが特別な悪魔を持つ存在自体レアでそれを制御できる人間となるとさらにレアという事も示されました。
表現的にはきっつい(悪魔が自身の母親を食べようとする)ですが必要な描写ですね。
一輝「悪魔のくせにいいとこあるじゃねえか!」
バイス「だって一輝が死んだら俺っちも死んじゃうからね」
一心同体という訳ですね。何故悪魔がそれを知っているのかは不明ですが。
そして人間が死ぬ=悪魔も死ぬ、ですが逆に悪魔が死ぬとどうなるのか気になります。
バイスタンプで分離させた悪魔を倒しても死ななかったようですが制御下の悪魔が死ぬとやはり人間も死ぬのでしょうか?
バイス「ハンコ押して敵倒すからオーインバスターって名前どう?」
一輝「ハアッ!勝手に決めんなよ!」
バイス「いいじゃん!ねえ?皆さん」
最近だとそこそこいる第四の壁突破者。
ライダーだとウォズが該当?モモタロスなんかもいけそうですが。
それはともかくハンコは知っている、つまり人間と知識を共有している可能性もありそうですが。そもそも冒頭で糖分が云々って話をしてますしね。知識や知恵も共有していそうな気がします。
狩崎「君がリバイで君がバイスだな!うん…決定!」
バイス「ふーん…。バイスって俺っちの名前?やばいす!めっちゃいいじゃん!バイス~!」
悪魔は名前を持たない様子。あくまでその人間に棲む悪魔という認識なんでしょうね。
しかし狩崎の決めつけ方から最初から人間がリバイで悪魔がバイスと決めていたようですね。ライダーオタクらしいので最初からライダーの名前ありきでドライバーの名前をウキウキで決めていたに違いない。もしかしたら命名は父親かもしれませんが。
・五十嵐大二
若林「有資格者は見つかったのか?」
狩崎「五十嵐大二」
弟も変身フラグ。
劇場版では俺は戦えないから、的な台詞があった気がしたのですがそれは今回の変身を躊躇った件についてですかね?
ただこの家族関係を見ると3兄弟全員変身しそうな気もしますが。妹はともかく弟は組織に認められた有資格者ですし。なにか切っ掛けがあれば変身するとは思います。
狩崎「五十嵐大二!それは君のものだ!」
結局変身できず。
直接的な原因は門田が悪魔を生み出してしまい被害が悪化した事ですがそれ以外にも何か要因がありそうな気がします。
そもそもなぜフェニックスに入ったのか不明ですしね。兄が自分の夢を諦めてまでも弟である自分の夢を優先(恐らく)したのか、その辺の負い目とかもあるのかも…。
でも負い目があるならなおさら変身しそうですが…なんか根が深い問題な気がします。
・五十嵐さくら
さくら「明日…空手の稽古あるんだけど…」
一輝「たまには休めよ」
つまり空手は基本的に休まず行っている。その結果か、戦闘もかなりやれる(戦闘員であるギフジュニアと戦えていた)。
3兄弟全員ライダーの可能性があり得そう?
セイバーでは初の(実際はゴーストのアラン様兄弟の方が先ですが)兄妹ライダーと話題になりましたが今回は3兄弟全員ライダーになれる可能性が?
しかしそれはそれで妹も深い闇を抱えていそうな気がします。
・五十嵐元太
一輝「父ちゃん、昼飯に何時間かかってんだよ!」
元太「限界突破の動画を撮ってた」
このやる気のなさはどうしたものか。一家を束ねる父親としてどうかと思いますが…。
ただしここの銭湯。劇場版だと土地を売れと(さらには流行っていないと言われていたような)迫られていたような気がします。
つまり経営状態はあまりよろしくない模様。
銭湯を立て直す為にも一攫千金を夢見ているのかもしれませんがもう動画配信で一般人が一攫千金を夢見るのはほぼ無理だと思うので別の方法を検討した方がいいと思います。というか働け。
・牛島太郎
「物騒な世の中にもなってきたもんだ」
常連さんの1人。赤い忍者に変身できそうな経歴をしてそうですがライダーでも変身があるのか。気になるところです。
・門田ヒロミ
門田「こうなったら俺が…!」
狩崎「やめたほうがいい。君では悪魔を飼いならせない」
門田「でも…やるしかないんだ…!俺が…!我が命をかけて…世界を守る!」
押印に失敗し、レックスデッドマンが誕生
公式HPの紹介
「フェニックスの司令官。
リバイスシステムでの変身に失敗し被害を大きくしてしまうなど、正義感は強いが空回りするタイプ」
本当にこの組織は大丈夫なのか…。役に立たないどころか事態を悪化させる司令官なんて…いや結構いますね。
しかし初回がこの有り様だと今後も期待ができない。強い力を求める正義感が突出したタイプって結構暴走するんですよねえ。
そもそも現時点ではフェニックス自体が政府機関ではあるものの怪しいところがある組織ですし。
・若林
「悪魔をもって悪魔を制する…か」
フェニックス幹部。
門田とどちらが役職が上なのか気になります。
そして悪魔の力で悪魔を制する事に対しては思うところがある模様。まあ暴走の危険性が高い(門田は失敗。一輝も危うく被害を出すところ)ですしね。
悪魔を制御できるリバイスドライバーの有用性を見出すのか。それとも別系統の技術を使おうとするのか。気になります。
・フェニックス
狩崎「先日のデッドマンズによる襲撃で我らがフェニックスは所有する多くのバイスタンプを奪われました」
時系列的には
劇場版冒頭(フェニックス襲撃)→テレビ1話→劇場版(+セイバーコラボ回)という感じですかね?
劇場版とコラボ回はメガロドンスタンプ使ってましたし。
劇場版でフェニックスを襲っていたのは覚えてないですがオルテカでしょうかね?
バイスタンプなしでどうやって変身しているのかはさておき結構危険なスタンプを多数所有していたフェニックスも結構うさんくさい組織。
漫画版の初代仮面ライダーの敵組織に政府が関わっていた事もあり、フェニックスも完全な平和の為の組織という感じがしません。悪魔の力を利用しようとしている組織だからですかね?
・仮面ライダーリバイス
狩崎「30年前一人の科学者が人間の体内に潜む悪魔を分離するバイスタンプを開発しました。私の父です。もう死んじゃいましたが…。しかし愚かな人間たち、デッドマンズがそれを悪用しようとしている。そこで私は父の意思を継ぎ彼らに対抗すべく、人間の体内に潜む悪魔に、同じく人間の体内に眠る強力な生物種の遺伝子の記憶をミックスして能力化するシステムを完成させました。
情報を整理
人間と悪魔を分離させるバイスタンプは狩崎父が開発
父親は死亡(分離した悪魔に殺された可能性?)
デッドマンズは悪魔ではなく人間(悪魔が人間の体を乗っ取っている可能性も?変身方法がそれっぽい)
狩崎は分離した悪魔に人間の体内に眠る生物種の記憶をミックスするシステム(リバイスドライバー?)を開発。
何故人間の体内に生物種の遺伝子があるのかはわかりませんが…普通に考えれば遺伝子情報をスタンプで埋め込むことが可能、的なシステムだと思うのですが台詞を聞く限り眠っている情報にスタンプを使って目覚めさせ、ミックスする的なシステムに聞こえます。何かこの辺も裏がありそうな気がします。
・バイスタンプ
劇中の映像からレックス メガロドン イーグル マンモス ブラキオ ライオン カマキリ プテラ コング ジャッカルの10種が存在しているようですね。
前回のコラボ回で10種のスタンプが云々って話がありましたがこの10種がその10種に該当しそうです。
…で絶滅した種族はともかくイーグル、ライオン、カマリ気、コング、ジャッカルってなんでしょうか?現存する生物だと思うのですが人間の遺伝子情報に眠っているのでしょうか?
そしてその中でもカマキリ。他はともかくカマキリって昆虫の中でもそれほどヤバイ生物なんでしょうかね?
しかしここで発想を変えてみます。
虎が役に立たずカマキリが有能というのは仮面ライダーオーズを見た人には周知の事実。そして狩崎は仮面ライダーマニア。トラじゃ駄目だ。カマキリが強い!という訳で採用されたに一票。
狩崎「君!そのドライバーを使ってあの悪魔をコントロールしろ!うまくいけば君自身の力で家族を守れるはずだ!」
うまくいけば、つまりうまくいかない可能性もあったという事ですね。
平和を掲げる組織のトップクラスが悪魔を生み出して、有資格者と認識していた人物が変身を躊躇うシステムなので絶対なんてないのですが。
とは言えドライバーさえあればコントロール可能という訳ですね。バイス暴れまくりであまり制御出来ている印象がないのですが今回の描写を見る限りそれなりに制御出来てはいるようですかね?
・デッドマンズベース
オルテカ「私は誰でもない。君たちも、そうだ。誰でもない」
フリオ「我慢は終わり。悲しみは終わり。見せかけの幸せも終わりだーっ‼」
アギレラ「いけにえを集めてえ…人間の体の中の悪魔を解き放ってえ…この世のくだらない秩序を破壊しちゃう。全てはギフ様の復活のためだよ!」
フリオ「偉大なるギフ様の許嫁、アギレラ様だ!」
アギレラ「さあ、新たなる進化の時よ」
3人「グラシアス!デッドマンズ!」
一応組織の構造としては
ギフ様がトップ。次いでアギレラ。実行部隊の幹部がオルテカとフリオという訳でしょうかね?
どうでもいい話ですがフリオが陽気なルパパトのザミーゴにしか見えない。さらに言えばオルテカはたこ焼きアクション見せたあとのアラン様に見える。
アギレラは可愛い。
ギフ様の復活条件がわかり辛いですが…秩序の崩壊させ悪魔を誕生させやすい世の中にする、でしょうかね?悪魔の数が問題なのか、それともギフ様の依り代となれる人間が必要なのか。
公式HPのアギレラの項目で結構悲惨な過去があるらしいので似通った境遇の人間を多数誕生させるのが目的なんでしょうかね?
気になった台詞が「誰でもない」。
我慢や悲しみも終わり、見せかけの幸せも終わり、と続いている事から誰かから見られている自分は自分ではない。自分の存在は自分が思う、自分自身である、的な台詞なんでしょうかね?
目的がギフ様復活の為である以上単に自分の中の悪魔を解放しろ、的な台詞なのかもしれませんが…この台詞、後々主人公側にも何かしらありそうな台詞に聞こえます。
・マンモスデッドマンズ
フリオ「アギレラ様!いけにえ候補を連れてまいりました」
アギレラ「ふ~ん。特別な悪魔が出そう?」
オルテカ「もちろんでございます。何せこの男…凶悪犯ですから」
凶悪犯なら特別な悪魔が出る可能性が高い。
そしてフェニックス司令官からも特別な悪魔が出現した。
心が正義か悪かは関係なく、その心の持つエネルギーが大きい者ならば特別な悪魔が出現するって事ですかね?
もしくは単に正義も悪もない。誰しも心に制御できない悪魔を持っている。といった展開かもしれませんが。
まあそもそも正義も悪も時と場合いよって変化するので明確な定義付けは難しいのですが。
そもそも初代ライダーからして悪魔の力を使って正義の為に戦う、そして以降のライダーも力の根本は正義も悪も同じ、要は使い方次第だ、という流れなので特別な悪魔を生み出すのは正義も悪もないのでしょうかね?
・ギフジュニア
今回の戦闘員。
冒頭デッドマンベースに集まった人間からこれが誕生していたようなので特別でない人間はこのギフジュニアを生み出すのでしょうかね?
特別な人間以外の方がよっぽど特別な(ボスのジュニア)悪魔を誕生させている気もしますが。
というか普通の人間からギフのジュニアが生まれるならそれぞれの人間が持つ悪魔はギフによってばら撒かれた存在と言った可能性もあるのはないでしょうか?
第2話 「悪魔はあくまで悪いやつ!?」
一輝とバイスの関係性が面白い第二話。
一輝は家族を、そして平和を守りたい。
バイスは好き勝手暴れたい。
電王の良太郎とモモタロスで見たような関係性ですがバイスはさらに悪魔的な発想なのが良いですね。
いや悪い考えなのですが。
一輝は不必要な変身には消極的。
バイスは変身しないと実体化出来ない。
ならば変身できるように他の人間の悪魔を生み出してしまえばいいじゃないか、というまさに悪魔ならではの所業で変身を試みた訳ですが…一輝は一輝でさらに上を行く行動に。
むやみに暴れたら自分が死んでお前を殺すと宣言。
そりゃ悪魔も従うしかない話というものです。
といった過程で正式に仮面ライダーリバイスが誕生した訳なのですが…果たして本当にバイスが大人しく一輝のいう事を聞くのかが気になってきます。
というのもデッドマンズ幹部が純粋な人間ではない様子。
恐らくですが純粋な悪魔か、もしくは人間から生まれた悪魔がその人間そのものになり替わっている可能性があると思われます。
悪魔が人間になり替わる事が出来るならば。
今回の契約は無効、というか無意味になる訳ですね。
何故ならバイスを縛っているのは一輝が死んだら困る、ただその一点だけなので。
仮定の話ではあるのですがそういった展開があるような気がします。
バイスはあくまで悪魔で悪いやつ。自身が解放される手段があるならば躊躇なくその方法を選択すると思われます。
まだまだ物語は序盤ですが人間とその人間に棲む悪魔の物語。
人間は悪魔を制御できるのか。
そして悪魔は本当にあくまで悪いやつなのか?
人間と悪魔、双方の成長を期待したいところです。
で、主人公達の関係性は面白かったのですが今回気になったのが敵悪魔。
カマキリとメガロドンデッドマンが誕生した訳なのですが双方ともに暴れただけ。
それぞれ異なった人間から生まれた悪魔なのでそれぞれ違った個性が欲しかったところ。いやそもそもこれまで(1話、劇場版、コラボ回)生まれた悪魔は全て暴れるだけ。せっかく違う人間から生まれた悪魔なのだから違った暴れ方をして欲しかった、というかその人間の欲望に忠実な悪魔に生まれて欲しかったと思う訳です。
というのも仮面ライダーオーズでは欲望から生まれたヤミーがそれぞれ個性的な暴れ方をしていたのですがリバイスでは特に特徴が無いんですよね。
ただ単に序盤は主人公側に焦点を当てたいから悪魔は無個性にしているのか?
それとも単に多少素質があるだけの人間から生まれた悪魔だからなのか?
(バイスはレックススタンプで実体化、同じくレックススタンプを使ったヒロミはレックスデッドマンを生み出した)
最近の風潮では敵怪人は途中でバージョンアップする事が多い(ゼロワンはマギアからレイダーへ。セイバーは本ではなく人間からメギドを生み出すように)のでリバイスも途中から個性あふれる悪魔が誕生するようになるのでしょうかね?
せっかく違う人間から生まれた、違う抑圧された感情から生み出された悪魔なので敵悪魔にも個性が欲しいと思うところ。
バイス同様…というのはちょっと画面がうるさくなりそうなのですが多少の個性は欲しいと思います。
そして今回気になる点がもう一つ。
バイスが一輝の肉親を優先的に襲おうとするのは何かの伏線でしょうか?
特に母親がお気に入りなのは間違いなさそうですが今回も他の人間より優先して弟である大二を襲ったバイス。
これは一輝に秘められた内心に関わってくるのか(自身の夢を諦めたのが家族に因るもの、家族がいなくなってしまえばと思った事があるのかもしれない)どうなのか。
伏線だとしたらちょっと重い展開が待っていそうな気もしますが…ちょっと気になる描写でした。
・一輝
大二「兄ちゃん!なんで変身しないんだよ!?」
一輝「うるせえ!これは俺の戦いなんだよ!」
なんというか一輝は家族を大事にしているようで重要な話は1人で決め込む気質な気がしてきました。
自身の夢に関しても自己完結して、自分が夢を諦めたから他の皆は夢に向かって全力で頑張れよ!的なある意味押し付けのような過去があったようにも思えます。
この辺りの生来の気質(もしくは長男である自分が実家である銭湯を継がなければという義務感)がバイス誕生に関わっていそうな予感。
一輝「お前を外に出したからこんなことになってるんだ。それで罪のない人々が傷つくなら俺は二度と変身しない。この力は人を…家族を守るためのものだ!」
人を守る為ならば自分が傷つく事、それどころか死ぬことすら厭わないある意味危うい人間。
オーズの主人公の映司が世界中の人を助けたい、ただしその中に自分は入れてない、的なシーンがあったと思いますが一輝もそれぐらい危うい気がします。
バイスとの駆け引き自体はあったと思いますがそれでも自身の命を簡単に賭けられる人間は危ういと思います。
・大二
ヒロミ「俺は反対です。一般人にこのシステム(リバイス)を使わせるなんて」
狩崎「今のところ使える人間は彼しかいないんだよねえ」
大二が使えないというのは確定なのでしょうかね?資質自体は認められていたようですが。
とは言え1話のあの状況で変身できない人間に一つしかない(OPをみるとやばいのを量産してそうですが)ドライバーを託すわけにはいかないという上司の判断は間違っていないと思いますが。
しかしそうなると新しいドライバーを試作した時に利用される可能性もありそう。OPみる限りフェニックス(もしくは狩崎)はまともな組織ではない。
一輝「俺じゃなくて大二が使えよ(リバイスドライバー)」
大二「俺じゃダメなんだよ」
前回ヒロミの醜態を見た上で変身を躊躇した訳ですがそれ以上に兄に対する何かしらの思いがありそうな予感。
プロサッカー選手になる事を諦めた兄に対する贖罪の為に戦っている気もします。一見仲の良い家族に見えますが結構拗れていそうな関係性。
その拗れた関係性を修復、そして発展させていくのもリバイスの重要な要素となっていきそうですが。
・バイス
バイス「もう限界!いただきまーす!(大二を襲う)」
バイス「お前の母ちゃん、やっぱりめちゃくちゃうまそうだな!」
感想の方で家族優先して食う、みたいな事を書きましたが大二に関してはただ単に食いやすい位置にいたからでしょうかね?
しかし母親はやはり特別な模様。このバイスが母親に執着するのも何かしらありそうな予感。
バイス「あー!つまんねー!デッドマンズ現れないかな?俺っち昨日のゴルファーに教えてやったんだぜ」
バイス「悪魔を解放するって気持ちいいんだぜ!アハハ…!」
自分が暴れる為に他人を唆すなんてなんて酷い。まるで悪魔のようだ。
いや実際に悪魔なのですが。
劇場版やコラボ回でこの手のシーンが無かったのは今回のやり取りがあったからでしょうかね?(両方ともメガロドンスタンプ使用していた為、今回の話の後の出来事だと思われる)
今回一輝にくぎを刺された(物理的に心臓に刺されたようなものですが)バイスですがこのまま大人しくしている…といった事はもちろんないと思うので今後どう暴れるか、そしてその際一輝との関係性の変化が気になります。
・自転車
バイス「恐竜悪魔自転車!レッツゴー!」
また自転車ライダーの誕生なのか。良太郎も自転車使ってましたが現場に行くときはデンライナーでしたからね。現場急行に自転車使うのは初な気がします。
バイクの免許自体も怪しい。響さんですら免許自体は持っていた(ペーパードライバー)というのに。果たしてリバイスは変身前にバイクに乗る事が出来るのか。ちょっと気になります。
・ヒロミ
若林「才能のない者のたわ言は聞くに耐えんな。門田、貴様は本日付で司令官解任だ。分隊長からやり直せ」
ヒロミ「そんな…」
狩崎「デッドマンズのバイスタンプ研究所襲撃を許しただけでなく、任命式でも醜態をさらした…ドントマイン、ヒロミ」
なんだろう。キバの753に近い扱いな気がします。
ただし名護さんは初登場時はそれなりに有能そうだった(のちにボタンむしりに)のに対してこちらは全く良いところが無く醜態だけ晒して即降格の扱い。
恐らくライダーに変身する前フリだとは思うのですが…変身しなかったらちょっと可哀そう。
・若林
ヒロミ「自分はできる限りのことをして…!」
若林「そんな次元で満足ならばそもそも器じゃない」
この人結構変身シーンとかで意味深なアップがありますがリバイスシステムに関して思うところがある模様。
OPみる限りフェニックスは裏で何をやっているのかわからないのですが司令官である若林はどういったスタンスなのか気になります。
それはともかくヒロミに対するあたりがきついですが結果を考えれば致し方ないですかね?結果的に状況を悪くしただけですし。
出来る限りの事をしているだけの人間は主人公ライダーとしての器じゃない、というのは同意です。
ただし簡単に自分の命を契約の材料に使う人間もどうかと思いますが。
・契約
若林「君の兄、五十嵐一輝と契約を結んできてくれ」
一輝「俺と契約しろ!変身してほしければ俺の言うことを守れ!」
バイス「うーん…聞かなければ?」
一輝「死ぬまでこのまま戦い続けてやるよ。お前を道連れにしてな!」
バイス「わかったよ!俺っちの負けだ!」
一輝「約束しろ!今、ここで誓え!」
バイス「わかった。俺っちは一輝の言うことを守ります!」
一輝「よし、契約完了だ。大二!」
今回契約もそこそこ重要な要素となってくる気がします。
基本的にデッドマンを生み出す人間は契約必須のようですしね。
しかし結果的に一輝とバイスは契約をしましたが単なる口約束なんですよね。バイスがどこまで契約を遵守するか見ものです。
・カウントダウン
映画でも使っていたトドメ時のカウントダウン。何か始める切っ掛けがあるかと思っていたのですがそうでもなかったです。急に使い始めた。
この唐突なカウントダウンもなにかの伏線…というのは考えすぎですよね。
・仮面ライダーリバイス
大二「このバイスタンプは人間の体内に潜む悪魔を引き出す恐ろしいものなんです」
井端「でも正しく使えば人を救える」
基本的に仮面ライダーというのは敵組織と同様、もしくは似通った力を使うのですがそのことをハッキリと明言する作品ってあまりないですよね。力自体に善悪はなく正義か悪かはその人の心次第だという事を。
記念作品、そして敵側も味方側も同様に悪魔と契約をする、という内容なのでこの辺はきっちりと描写しておきたかったのだと思います。
・イーグルゲノム
「お前の羽を数えろ!」
なんかWに似てると思ったのですが調べてみて納得。リバイスはレジェンドライダーの意匠を取り入れているのですね。メガロドンが「通りすがり」と言っているのにも納得ディケイドですね。。次週のカマキリゲノムは電王。
ジオウのライダーアーマーはちょっとゴテゴテしすぎていてあまり好きになれなかったのですがこちらは結構いい感じなリファインに見えます。
・アギレラ
アギレラ「私は何者?私の生まれてきた意味は?ぴえん…。誰?盗み聞き?最低」
オルテカ「失礼いたしました。この時間に珍しい客人が来たもので」
前回アギレラはギフ様の許嫁と言われていましたが実際本人がどう思っているのか気になります。
しかし1話でオルテカが「私は誰でもない。君たちも、そうだ。誰でもない」と言っているのに対して現在デッドマンズトップであるアギレラがこういった台詞を言うのにはどういった意図があるのでしょうかね?
同じ組織の幹部ですがアギレラと他の二人は誕生の際の経緯が違っていそうな気がします。
・オルテカ
オルテカ「キャディーの井端さんですよね?」
井端「あっ…はい」
オルテカ「この前の荒木プロの試合は惜しかったですね」
井端「荒木、最近プレー態度が悪いとかSNSでたたかれてメンタルが不安定なんです」
オルテカ「あなたの意見に耳を貸さない彼にも問題があるのでは?心に渦巻く感情…悪魔に委ねてはいかがでしょう?」
基本的に下調べしてから契約するんですね。しかも結構細かく。さらに言えば叩かれていた荒木の方ではなくキャディーの方に直接契約を迫るというのはかなり内情に詳しくないと出来ないと思うのですが。(もしくはバイス関係なく最初から両方から悪魔を誕生させる予定だったとか。その場合フリオの反応に違和感がありますが)
1話のマンモスは無理やり誕生させていましたが基本的には自分の意思で契約させた方が都合が良いのでしょう。恐らく。
・フリオ
フリオ「悪意が伝染したようですね。人間ってのは面白い生き物ですね」
いけない新しいアーク様が誕生してしまう。
しかしこの台詞からするともう既にフリオは人間ではなさそうな気もします。元々悪魔なのかそれとも悪魔と契約した成れの果てなのか。悪魔が人間を支配出来るならバイスも同様の行為に及ぶとは思いますが…果たしてどうなるのか。
しかし前作の脳筋担当のズオスちゃんが粗暴な口調だったのに対して今回脳筋担当のフリオが丁寧語で話していると違和感がある。いや普通にアギレラはボスなので丁寧語なのは当然なのですが。とはいえフリオとオルテカ二人とも丁寧語で話す敵組織って珍しい気もします。
・デッドマン
感想の方でカマキリとメガロドンの暴れ方が似通っていてどうかと思う、的な事を書いてしまいましたが見返してみたら結構違っていました。
カマキリは井端の思いからか荒木狙い。
メガロドンは荒木の思い(SNSで叩かれていた?)からかギフジュニアを召喚してまで無差別破壊と結構違っていました。
フェニックスの更生施設で反省してきます。
第3話 「人質トラブル、どうする兄弟!?」
登場人物それぞれの心に潜むものが見え隠れして面白い。
潜むものが善意なのか、悪意なのか、それともまた別の物なのか。
まだ3話という事で全てが明かされた訳ではないのですがそれだけに考察できていいですね。
まず今回の真犯人。
自身の妹に対する劣等感なのか、それとも自身を見ようとしない母親に対する積もり積もった思いなのか。
一度母親に電話をかけたのは(誘拐の演出上必要だったこととは言え)もしかしたら自身の思いを聞いてもらえるかも、といった想いがあったのかもしれません。
しかし一輝の幼馴染という事は20歳前後。
単純に母親に自身の事を気にかけて欲しい、といった思いでもなさそうなのですが…果たして真相は如何に。
次に妹、さくら。
「お金がないのは自分のせい」「これで(誘拐)何かが変わるの?」
といった正論で犯人を責め立てますが…自作自演の誘拐でなければ結構危なかった場面。
正義感…とは違う気もします。
正しく努力をすればそれに見合った結果が得られる。それを怠った人間に同情する余地は無い、ぐらいの考えではありそうですね。
自身は空手の稽古を休まず行っているようですし努力を怠っている人間を見下す、まではいかないまでも下にみていそう。
犯人が言った事が正しいとまではいかないまでも世の中には理不尽な事があるのですが…いやもしかしたら理不尽(立ち退きに対する父親の行動)を感じているからこそそれに立ち向かう努力は必要であり、他人にもそれを求めているのかもしれません。
そして現在一番闇が深そうな弟、大二。
東映公式HPによると兄に対して劣等感を感じていたからこそ別の(フェニックス)場所で平和の為に戦う決意をしたものの結果は兄が仮面ライダーとして活躍する事となってしまうことに。
さらには上司に自身の行動を叱責されてしまいさらに闇を深めそうな結果に。
ただしその後も人々に為に戦う事は止めなかった事から平和の為に戦う心自体は揺るいでいないようです。
さらに言えば上司の叱責に関しても大二を焚きつけている可能性が。なにせ1話の時点では唯一のライダー資格者として選出されていたぐらいですからね。
当面はリバイスだけで戦う事が出来る以上大二を即ライダーにする理由もなく、さらにその資質を高めていこう、と考えているのかもしれません。
彼がその奥底に潜む感情を完全に解放した時。その時こそ新しいライダーの誕生となるのかもしれません。
それ以外では
後先考えず動く一輝
一輝以上に後先考えていないようなパパさん
そして本心では何を考えているのか全くわからないアギレラ。
等々それぞれが抱える心の闇が気になる状況。
今後も登場人物が何を思い、その心に何を潜ませているのか。
注目していきたいと思える第三話でした。
・一輝
ママさん「一輝は昔っから後先考えずに動くからね。あの真っすぐすぎる性格がいいのか悪いのか…」
一輝はこれまでの話を見る限り
後先を考えない。人に相談しない、自分の意思で決めて貫き通す。頑固等々本当に真っすぐ過ぎる性格に見えるので…ヒーローっぽい性格なのではあるのですが危うい性格という印象があります。
そして自己犠牲的な側面も。昭和の特撮だったら最終回で死んでそうな性格。果たして一輝はどうなるのでしょうかね?
バイス「あのさあ…家族ってそんなに大事なの?5人もいるのに?」
一輝「当たり前だろ!1人でも欠けちゃ駄目なんだよ!」
もう既に欠けている…というのは考えすぎでしょうかね?
とはいえ実家が代々伝わる(恐らく)戦闘。両親が始めたとは考えづらいので祖父・祖母がいてもおかしくはない(年齢的にも)はずなので…その関係かもしれません。
一輝「母ちゃんと約束したんだよ。家族は俺が守るって!」
この約束が一輝の枷になっている可能性も。
2話でバイスに契約を迫った事からも一輝にとって約束とは契約のような認識なのかもしれませんね。バイスが執拗に契約しよう、と言っているのもその為かもしれない。
一輝「こいつら全員ぶっ倒してさくらと彩夏を取り戻す!」
フリオ「おや?人質のことは忘れたのかな~?」
一輝「五十嵐家をなめんじゃねえ!」
この後人質無視して攻撃していましたが時間を稼げばさくらが何とかするという認識だったのでしょうか?
結果的には二人とも無事(そもそも狂言誘拐なので当然なのですが)でしたが結果オーライな気もします。
・バイス
「まともにやりあっても勝てねえんだったら卑怯な手を使おう!」
この後羽交い絞めをしているのですが悪魔的には卑怯な手なのでしょうか?結構まともな手段(一輝は羽交い絞めしたバイスごと斬ろうとしていたようにも見える。どちらかというと一輝の方が悪魔的というか鬼)に見えますが。
バイスの善悪の基準はいまいちわからない。
バイス「はあ…。一輝の当たり前(家族が欠けちゃ駄目)は俺っちの当たり前じゃないの!」
別の存在である(ように見える)のでそれぞれの”当たり前”が違うのは当然なのですが本当に違うのでしょうかね?
バイスが一輝のどこからどうやって産まれたのかが気になります。
・リバイス
「レックス‼スタンピングスラッシュ!」(不発)
この時点で必殺技が防がれるというのは(しかも幹部でなく怪人に)どうなのでしょうかね?
オーズでトラよりカマキリメダル優先して使われていたように玩具の販促的に仕方のない事なのかもしれませんが。まあオーズと言えばタトバキックで敵怪人にトドメをさした事はない(はず。劇場版での戦闘員だけ?)ので1話で怪人を倒している以上それより不遇ではないのですが。
・大二
ママさん「大二は大二のできることをやればいいのよ」
大二「…うん」
この辺も大二が劣等感を感じているところでしょうかね?
一輝には勝てないから一輝がやらない事をやればいい的な解釈をしてしまっているのかもしれません。
ママさんはママさんで一輝も大二も別の良いところがある、的な話をしているはずですが現状の大二にはとっては自分は兄の下位互換であるという認識になっている気がします。
一輝「大二、俺たちがデッドマンズを引き受けるからその隙にお前が2人を助け出せ」
大二「えっ⁉俺が2人を…?」
この辺は戦力的にも考えてかなり有効かつ現実的な手段だったと思いますが…その辺を躊躇しているあたり劣等感に苛まれているように見えます。
スタンプを二つ持ってきて一つだけ渡すというのも結果的にはアリでしたがそもそもスタンプ調整中、しかも(どうやって移動しているかわからないですが)基地まで遠い事を考えるとあまり良い手段だったとは思えない。
大二「これ(新型ドライバー?)を…僕が使うことはできないんですか⁉」
狩崎「ビビッてリバイスになれなかった君が?」
大二「もう弱い自分にはうんざりなんです!僕も兄のように…」
若林「貴様の事情を仕事に持ち込むな!目的をはき違えるな。デッドマンズから市民を守るのがお前の仕事のはずだ」
一応自分から劣等感を克服しようとしている姿は伺えるのですが…まだ結果が伴わない。狩崎はこの行動を肯定的(に見える)に捉えているようですが果たして劣等感を克服してライダーに変身できる時はくるのでしょうか?
というか兄に対して意識しすぎていると駄目な気もします。大二は大二で素質アリと認識されている人間なので兄関係なしに自分に自信を持てれば、といったところでしょうか?
・さくら
さくら「あんた。こんなことして何が目的なの?」
誘拐犯「教えてやるよ。金に決まってんじゃねえか」
さくら「お金がないのは自分のせいでしょ?」
誘拐犯「わかってねえな…いいか?この世はすごーく不公平なんだ(略)」
さくら「だからってこれで何が変わるの⁉」
誘拐犯「誰かが本気の怒りを見せねえとなんにも変わらねえんだよ」
誰かが本気の怒りを見せないと、のくだりでさくらに思うようなところがある表情をみせたのでさくらも現状に対して不満がある模様。
まあ現在の家族に関して不満が無い訳ではない(特にパパさんに)ので…それがどれぐらいの思いなのかが気になります。
さくらも特別な悪魔を有していそうですがさくらの悪魔は怒り、憤怒関係な気がします。大二は嫉妬?
・パパさん
一輝「あの人は関係ないから…。(銭湯立ち退きに関して)」
本来であれば一番関係ある人物のはずですが…いや本来ならママさんが対応してそうですね。一輝はその代理で一家の長的なポジションにいるはずです。
それはともかく関係ないとまで言われるのは…
住民「やめろやめろ!絶対に押すなよ!(ハンコを押そうとするパパさんに対して)」
資金的にも裕福ではなさそう(それほど流行っている銭湯ではない。そもそも銭湯経営は厳しいはず)な一家の為を思っての行動にも見えなくもないのですが…ママさんはともかく子供達3人にはその意図が全く伝わっていないと思われるのでしっかり話し合った方がいいと思う案件。
この家族コミュニケーションできているようで出来ていないように思えます。
・銭湯
小谷「五十嵐さん。本日は大型複合施設建設計画による立ち退きの件でお伺いしました」「都市開発はお一人のわがままでどうにかなる問題ではないんですよ。
設定的にはこの銭湯だけが立ち退き拒否している状況でしたっけ?
ともかく銭湯は敷地面積広いですし立ち退き側からしてみれば即座に解決しないといけない案件ですね。
そもそもパンフに2022年12月グランドオープンって書かれてますし劇中の時間がいつかわかりませんが同じだとしたら既に遅い気もしますが…。1年ちょいで大型複合施設は無理じゃないですかね?
・コングデッドマン
フリオ「自らデッドマンになりたいと名乗り出てきた。こいつを使ってリバイたちをおびき寄せバイスタンプを回収してくる!」
前回もそうでしたがデッドマンズ本拠地って結構簡単に侵入できそうですね。
しかしオーズの時は基本的にはグリードが勧誘していましたがこちらは自主的に悪魔を生み出したいという人間が多い事。設定が違えどもこちらの世界の方が全体的に病んでいそうに見えます。
彩夏「美春、今日は雑誌の撮影なんだ」
さくら「へえ~すごーい!すっかり芸能人じゃん」
会話からすると芸能人になったのは最近?
とはいえ下積み時代から長そうな気もしますので長期間母親から興味を持たれていなさそうな気はします。
彩夏「ねえ…。どう?(ショッピングで靴を見て)」
さくら「うーん…。なんか彩夏ちゃんっぽくないかも」
彩夏「ええ~!何?それ」
この会話。彩夏はどう思っていたのか。
派手な靴でしたが本来であれば自分はそういったものを身に着けたい、相応しいと考えていたのかもしれないですね。
アギレラ「よく頑張りました。…けどあなた。まだ悪魔生めそうね」
悪魔って複数生み出せるんですね。
よく考えたら一輝も複数のスタンプ使ってますしやろうと思えば複数種の悪魔を生み出せるのかも。
今後も一人の犯人から複数の悪魔が出現するパターンもあり得るのでしょうか?
・誘拐犯
「ふざけやがって…。幸せごっこかよ」
金で狂言誘拐を依頼してきた人間がこんな事をしていたら切れる気持ちもわからないでもない。
ただ”ごっこ”ではなくそうなりたいという願望によってやった可能性もありますが。
・アギレラ
アギレラ「ギフ様にいつになったら会えるの…?ぴえん…」
オルテカ「涙が出てませんよ」
アギレラ「嫌い!」
アギレラは本音と建て前がよくわからないんですよね。
悲しい、的な事を言っていても本心では何を考えいるのか。
アギレラと他幹部二人は別の方法で生み出された悪魔な気もします。(前回の感想でも同じような事を書いたような)
・ギフ様
オルテカ「ギフ様復活のためにはいけにえとなる強力なデッドマンをささげなくてはなりません」
これ現状だと一番の有力候補はアギレラですよね。
幹部がリバイスに敗れてもそれほど気にしている様子がないのは全てはアギレラの中の特別な悪魔を育てているように思えます。
・オルテカ
「いけにえを探すのではなく育てる。それも一興です」
そう、こんな感じに。
この展開だと現状の黒幕はアギレラではなくオルテカ(黒幕というかギフ様直属の部下は)な気がします。
・フリオ
「見せかけの幸せは終わりだ!」
1話でも同じ台詞を言っていましたがフリオにとっては重要な台詞となりそうです。そして同時に小物感もみえてしまう。
オルテカはギフ様直属な気もしますがフリオは外様幹部な気もします。脳筋幹部が実は黒幕だった、的な展開ってあまりないですしねえ…。
ゴセイジャーのキングゴンが仲違いしているように見えて実は…な展開とかありましたがあれはブレドランがさらにアホだったというだけですし…。
「ほう…。ハハハハ!兄貴より物分かりがいいな。でも…兄貴より馬鹿野郎だ」
兄貴より馬鹿野郎なのには同意ですが前回二つのスタンプを奪われたにも関わらず一つのスタンプ受け取って満足していたフリオもなかなかに脳筋っぷりを見せたと思います。
第4話 「足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!」
今回は(今回も)色々やりすぎ。
結末だけ見ると彩夏は母親の愛情を知り、さらには一輝の活躍で一体化した悪魔と分離。
一輝は弟と仲直り、と完全に一件落着(最後の写真のシーンが完全に謎ですが)ともいえる4話。
しかし彩夏の件はともかく兄と弟の確執は根本的な解決には至っていないという現実。
そもそも今回の兄弟の仲が拗れたのは平和の為に戦う力を有しておきながら家族を優先して、いや弟からしたら自分の思いだけを優先して片手間でヒーローをやっている兄に対して言い合いとなってしまったからです。
さらに言えばその片手間にヒーローをやっている兄を頼るしかないという現状が弟を追い込んでしまっていた訳なんですよね。
そんな兄弟喧嘩を治めるくれたのが他でもないママさん。
兄弟のいいところ悪いところ。全部見てくれているからこその納得の展開ではありましたが…やはり根本的に弟が抱える心の問題が解決したとは言い難い現状ではないでしょうか?
そもそも大二が今一番兄に対して劣等感を感じているのは平和の為に戦う資質を持ちながら変身できず満足に戦えない事。
ママさん曰く大二は自分含めて誰も傷つけたくないから、つまり自分が変身して被害を出すのが怖かったから。(その直前に失敗して醜態を晒して司令官から分隊長に降格したヒロミのせいだとも言えますね)
逆に兄は被害が出る可能性は考慮しつつもそれ以上に家族を守りたい、その一心で変身して仮面ライダーになる事が出来た訳です。(さらに言えばその結果被害が出た際は自殺も視野に入れて対処しようとした)
誰も傷つけたくない大二と一輝。(ただし一輝は自分を”誰も”の中に入れていない)
互いに平和に対する強い想いは一緒のようですが深く考えすぎる大二と後先考えず行動する一輝。
似ているようで似ていない2人ですが…この二人がどうやって本当の意味で和解していくのか。
他の家族関係も含めて気になる展開となっていきそうな仮面ライダーリバイス第四話でした。
本編の一輝と大二に関する感想は以上なのですが…気になったのが彩夏と母親の関係。
和解したシーンは良いシーンだったと思うのですが…母親の行動に説得力が足りないようにも感じます。
なにせほとんど彩夏の事を構っているように見えないので。
誘拐事件が起こった後、友達の家にいるという話を聞いてそれをよしとする母親が姉も妹も大事だよ、といっても説得力欠けるんですよね。
前回彩夏と母親のメッセージのやりとりもほぼ一方通行。これは彩夏が拗らせても仕方のない話。
悪魔となった彩夏を抱きしめられる辺り想い自体は本物のようですが…ちょっと納得がいかない。
しかし(尺の都合もあったのかもしれないですが)これは意図的な描写な気もします。
というのも一輝のパパさんがそれ以上に何を考えているのかわからないので。
今回のママさんを見る限り家族の事を一番大事に、そして一番観ているのがママさんである事は間違ないでしょう。
そんなママさんが一向に働かないどころか遊んで足を引っ張っているようにしか見えない現状でパパさんを咎めないのは違和感があるんですよね。
つまりパパさんの行動は(全てではないでしょうが)ママさんの意図するものと解釈して良さそうな気もします。
ただですね。現状はその意図が今回の彩夏と母親よりも見えない以上何をしたいのかさっぱりなんですよね。
恐らく一輝の銭湯の跡継ぎに関する事であると思うのですが。
そう、愛情は思っているだけでは伝わらない。思って言葉に出して行動しないとわからない。そんな事がある事を彩夏と母親の描写で伝えたかったのではないでしょうか?
ただしパパさんは何の考えも持っていない可能性もありますしもしかしたら常人にはわからない理論で動いているのかもしれません。
パパさんの考えは一輝(というか家族に)、そして視聴者に伝わるように描写をして欲しいと思う回でもありました。
・一輝
一輝「大丈夫。デッドマンズが現れたらちゃんと駆け付けるから」
大二「そんな片手間でやられても迷惑だ!」
今回で契約してしまった以上自転車で駆け付ける一輝の姿は見れなくなってしまうのでしょうか?結構レア(いない事はない)な姿だったのですが残念。
まあバイク持っていても走って駆け付けるライダーも多いですしその辺はどうなるのかちょっと気になります。そもそもバイクを支給されるのかどうかすら不明ですしね。
一輝「俺だって母ちゃんが戻ってくるまでこの銭湯を守ろうと必死なんだ」
大二「世界を守ることが家族を守ることに繋がるんだって」
一輝「いいや、家族を守れないやつが世界なんか守れないんだよ」
一輝の家族を守れないやつ云々というのは一理ありますが…パパさんの無視されっぷりは如何なものか。意図的なものだとは思うのですが(次回何か始めるっぽいですし)。とりあえずパパさんは家族を守って欲しい。家族を守る意思はあるのかもしれないですがママさん以外には一切伝わっていなさそうなのがね…。
さくら「彩夏ちゃんにも会えるしね。初恋の人だもんね!」
一輝「ただの幼なじみだ!」
彩夏は準レギュラーになりそうな予感。
そもそもウィザードのファントムと違って事件が解決しても特別な悪魔を生み出せる資質自体はなくならない(はず。フェニックスの更生施設に行くだけ)のでさくらが更なる悪魔を生み出す事も可能。
…その場合はフェニックス何やってんだ、という疑問とフェニックスが黒幕であるという疑惑に繋がりそうなのですが。現時点ではフェニックスも非常に怪しい組織。
一輝「家族だろ?なんで憎むんだよ?」
彩夏「一輝くん。幸せな家族だけじゃないんだよ」
彩夏の家族が不幸せだったかどうかはともかく一輝の家族も幸せな家族には見えない。一見家族仲良く幸せそうに(少なくとも彩夏の目にはそう映っていた)見える家族も実は…な展開が続きそうな予感。ただ一輝の家族に関しては最終的には完全に和解、というか本当の家族になった的な終わり方をすると思うのでそこは安心。
ママさん「一輝。人の気持ちに寄り添えるようになりなさい。強い人間なんていない。みんな弱いのよ。あんたが後先考えにず動いた時、陰で誰かが傷ついてるのかもしれない。それに気づけないんだったらいつまで経ってもあんたは半人前の男よ」
現時点では本当に一輝って人の気持ちに寄り添えていないように見えますからね。自分が良いことだろうと思い込んだ事を人の気持ちを考えずに押し付けているようにも見えます。
その辺りの心の成長、そして大二の成長も合わさり最終的な兄弟の和解となりそうですが…どういった展開を迎えるのでしょうかね。
・大二
大二「もういい。でもデッドマンズが出ても自分で捜せよ。俺は兄ちゃんの連絡係じゃない!」
連絡係ではない事は確かですが連絡しないと今のフェニックスでは簡単に全滅させられてしまうんですよね。現に研究所襲撃(劇場版)ではほぼ何もできずにスタンプ奪われてますし。
その辺も大二はわかっているとは思うのですが…というかわかっていたからこそ兄に頼るしかない現状に苛立っていたと思われます。
大二「片手間で人を救った気になってる誰かとは違うから」
そう、片手間でヒーローしている兄にすら勝てない現状。
フェニックスに入った動機はなんであれ片手間以下の兄に完全に敗北している現状は苛立ってもしかたないと思われます。
狩崎「君さあ、ベルト使いたいんだっけ?なんで?」
大二「自分の力で世界をデッドマンズから救いたいんです!」
狩崎「ふーん、じゃあまず君自身のアップデートが必要だ」
やる気はあるけれども後一歩が踏み出せない。
その一歩が必要であり、その為のアップデートなのですが…狩崎がいうとアップデートが精神的な成長とかではなく機械的に改造を行いそうなのが怖い。
仮面ライダーは改造人である!とか言い出しそうですしね。
ママさん「あの子は優しいの。誰も傷つけたくない。自分のこともね。大二は大二のやり方で生き方を模索してるの」
皆が皆強い訳じゃないですからね。ヒロミの醜態を見た以上自分の引き起こした事によって人が傷つくのは避けたい、というのは普通の考えですよね。普通の考えのライダーってあまりいないですが。
逆に兄は人が幸せになる為だったら自分は傷ついても構わない、むしろ全部背負ってやる、ぐらいの勢いでちょっと怖いのですが。
でもライダーってそんな感じの人間多いですよね。
うん、やっぱり大二はアップデートが必要なようです。
・一輝と大二
大二「自由気ままなヒーローごっこのつもりならもうやめてくれ!」
一輝「俺はたた、大二の力になれればと…」
大二「だから誰も頼んでないんだよ!いつもそうやって誰かを理由にする。兄ちゃんのはおせっかいじゃなくてただの押し売りだ!人の気持ちをわかったような顔して全然わかってない」
一輝「だったら…お前が変身すればいいだろ!焦ってんのか知らないけどさ。変身できないからって俺に当たるなよ!」
大二「そういうとこだよ」
変身できなくて劣等感を感じている弟に対して変身すればいいだろ、的な発言はママさんに叱られても仕方ない。ちょっと酷すぎる。
人の気持ちをわかった風になって自分のやっている事を正当化しているというのは今回に限らず銭湯経営に関してもそうだと思うのですが…これは徐々に変化していって欲しいですね。
大二「まったく…ヒヤヒヤさせないでよ」
一輝「大二…ごめん!俺こういうやり方しかできないから…」
大二「知ってる」
一輝「俺、やるよ仮面ライダー!」
知ってる、に兄弟らしさを感じます。
今回の事だけはなく色々あったんでしょうね。恐らく。
幾度となく兄弟げんかしてきた(もしくは兄に振り回されてきた)、そして仲直りしてきた姿が思い浮かびます。
一輝「人間どんなことがあっても熱いお風呂につかれば復活できるのよ」
一輝と大二「by母ちゃん」
これまでの、そしてこの台詞から銭湯は母ちゃんの実家な気がします。お風呂に対する思いがパパさんと全く違うので。
それはともかく中盤あたりで瀕死になったリバイもしくはバイスが熱いお湯につかって復活するという展開を予想してみます。
・バイス
「アイジョウくれたら一緒に戦ってやってもいいけど?」
字幕だと終始バイスの愛情に関する台詞がアイジョウと書かれているんですよね。
アイジョウが何かわかっていないと思われる表現だとは思うのですが…バイスが何を知って何を知らないのか気になります。ハンコは知っていたんですけどね。
「気持ち悪いぞ。ずっと動かない絵なんか見てさ」
これに関しても写真を知らないんですよね。そこそこ知識があるっぽいのに。
ただしこの写真に関しては最後の描写から本当にただの写真なのかどうか気になりますが。
・銭湯
一輝「あっやっべえ!そういえば立ち退きのこと忘れてた!」
大二「それは心配なく。俺がフェニックスに延期をかけ合うよ」
中止ではなく延期なのが気になります。凄いんだか凄くないんだか。
大規模都市開発に中止を延期を要請できるってのは凄いと思うのですがあくまで延期なんですよね。
これは分隊長でしかない大二が出来るのはそれぐらいなのか?それともフェニックスの組織力がその程度なのか。それとも中止にすると色々問題解決してしまって今後のストーリーが大きく変化してしまうからなのか気になりますが…とりあえず現時点で出来る事はパパさんにハンコを持たせない事だと思います。
・プテラゲノム
「上昇気流!一流!翼竜!プテラ!Flying by Complete!」
ディケイド(メガロドン)W(イーグル)電王(マンモス)ときて555。
555好きなのでそれは良いのですがどういった基準で選んでいるのかが気になります。
特に今回のは555というかアクセルフォームっぽいですしね。これは狩崎の趣味なんでしょうか?
それはともかく今回バイスがそれっぽい台詞を言わなかったのが気になります。まあたっくんは決め台詞的なものは無いですしね。有名な台詞はあるのですが。
どれもバイスが言うと似合わないばかりなので省略されるのも致し方ない。
・コングデッドマン
母親「あれ?さくらちゃんの家に泊まってるんじゃなかったの?」
誘拐された直後にその娘を心配せず妹に付きっ切りの母親。そりゃコングもフェーズ2に移行しますよって話なのですが。
一応和解は出来たようですがまた再発しないか気になります。
彩夏「ママ!私のことも見てよ!」
結構シンプルな欲望というか想いでした。
しかし前回も書いたと思うのですが一輝と同い年(もしくは近い)の想いとしてはちょっと珍しいかなとは思いますが。さくらと同学年だったならまだありそうですが…それぞれの年齢設定が気になります。
彩夏「今度は私がママを苦しめる番ね。ウフフフフ…」
本心なのか悪魔の台詞なのかわかりませんが(悪魔も本人から生み出されたものなので本心なのかも)今までママから苦しめられてきたという思いから誕生したんですよね。ママ的にはそんなつもりはなかったと思うのですが彩夏は苦しめられていると思っていた。これは彩夏の家族だけではなく一輝の家族にも当てはまりそうな描写に見えます。
・ギフ様
アギレラ「ギフ様の復活には6体必要なのよ!」
オルテカ「誰もが私やフリオのようないけにえにふさわしい存在、ギフテクスになれるわけではありません」
本当に6体なのか気になります。
666は悪魔の数字とか言われますが…オルテカの台詞ってかなりウソが多い印象があるんですよね。アギレラを入れて7体とかになるのではないでしょうか?
7つの大罪って言いますしね。そしてその7つの大罪に対応する悪魔が7体いるので実際のいけにえは7体であると予想してみます。
・デッドマン
オルテカ「バイスタンプを使って生み出す悪魔には個人差があるのです」
フリオ「デッドマンが生み出せれば上出来。普通の人間じゃギフジュニアが関の山ってわけだ」
オルテカ「そして生み出したデッドマンと上級契約を結び、一体化できた人間だけがいけにえになる資格を得られる」
ギフジュニアとデッドマンの予想に関してはだいたい1話で予想した通り。
そして今回得られた情報によるとフェーズ2に移行すればいけにえになれるのでしょうか?それともさらに上のギフテクスのみ?
オルテカが本当の事を言っているとは限らないですしよくわかりませんがとりあえず上級契約をすることがいけにえへの第一歩なのは間違えなさそうですね。
・フェーズ2
アギレラ「上級契約したら二度と元の姿に戻れないよ」
これも本当の話なのか気になります。
特にギフテクスの二人は人間態持ってますしね。そもそもライダーキックで分離できるって話ですし今回デッドマンズが言っていた情報は真偽不明の情報が多いんですよね。
狩崎「フェーズ2のデッドマンの解除?ああ、できるよ。ライダーキックだ!」
何故狩崎がフェーズ2の解除方法を知っていたのか。
そもそもフェーズ2自体初登場ですしね。前に戦った事があるのか。そして何故ライダーキックで解除できるとわかったのか。
これまでも色々と怪しい点はありましたが狩崎が黒幕だったと言われても全く違和感がない台詞だと思います。
・アギレラ
アギレラ「ギフ様。狭いとこに長い間閉じ込めてごめんね」
フリオ「アギレラ様。スマイルです」
アギレラは基本的に台詞と表情が一致してないんですよね。前回も泣いてないとか言われてましたし。この辺は後々の伏線となりそうです。
ただ次回予告で凄いイラッとした表情をしていたのが気になります。
・夏木花
アギレラの人間の状態での名前のようです。本名なのかは不明?
公式HPのアギレラの項目では
デッドマンズを束ねる、美しき悪の女王。幼いころから天涯孤独の身だったため、愛というものを信じておらず、家族などまやかしの幸せにすぎないと考えている。
となっているので元々人間であり、名前自体はあったようなのですが。まあわざわざ人間体の名前を用意するというのは珍しいので何らかの意図はありそうですが。
一輝、大二、さくら、と五十嵐家は名前に数字が入っている(さくらは微妙ですが。三くら?)夏木花も何かしらの意味はありそうな気もします。
第5話 「世直しライダー!裏切り者は誰だ!?」
感想というか今回の事件考察。
変身者はとりあえず置いといて黒幕はジョージ狩崎もしくは若林ではないでしょうか?
ヒロミではない。絶対。
あんな自分が出来る事精一杯やったから、的な言い訳する人間が今回のような事件を起こせるわけがない。
そもそも自分のカードを使って侵入していたら一発で即バレする状況。流石のヒロミもそこまで馬鹿ではないでしょう。
で、黒幕に関してですが
わざわざヒロミのカードで侵入した
そしてその後入室記録も消されていた
そして何故かコングとライオンのバイスタンプだけ盗まれていた
といった理由から今回の事件はフェニックスの自作自演。
(デッドマンズは幹部勢が全員知らない。そしてバイスタンプ二つだけ盗む理由がない)
さらに言えば他人のカードを利用、入室記録を消せるというのは上層部以外不可能だと思われます。
よって黒幕はジョージか若林、もしくはその両方が関わっていると思われます。
ヒロミも関係しているように見えますが…黒幕はジョージでしょうかね?
で、エビルの正体。
まあそもそもの話でいったらエビルと事件の黒幕は関係ない(ただの野良仮面ライダーの可能性もありますが)可能性もありますが関係あると断定して…大二?
そもそも仮面ライダーに変身可能な資質があるとされているのが現時点では一輝と大二のみ。降格されたヒロミが眠れない夜を過ごして覚醒した可能性も捨てきれないのですがまあ現時点では無理でしょう。ヒロミだし。
他に変身できる可能性があるとすれば若林とジョージですがこれは作中で公言されていない為とりあえず除外。ジョージは倒れてましたしね。可能性は低い。(W方式での変身を可能にしていたら可能性はあるのですが。彼ライダーマニアだし)
となると変身できる有資格者は大二しかいないのですが…
そう考えると色々と伏線っぽいものが。
前回の4話でジョージが大二に対してアップデートが必要と発言(今回の件がそのアップデートの為に仕組まれた事件の可能性)
さらに4話でママさんが大二は自分含めて誰も傷つけたくない、と発言しているのにも関わらず囮作戦を大二が発案。
今回の5話では冒頭で眠れていない発言(理由は明言されていない。今回の事件のせいで気持ちが昂っていた?)
銭湯での会話の際、背後を取られた大二がいきなり銃を向けた
そしてラストのエビル出現時に大二がいなかった。
さらに言えば公式HPの次回予告でエビルはバイスのみ攻撃して去って行った、的な予告がされているのでリバイ=一輝を攻撃する気はない模様。
以上の事から大二が最有力候補だと思われるのですが…
ただこの時点で大二が変身するにはちょっと成長が足りていない気もするので…野生の野良ライダーの可能性も推しておきます。
ヒロミの可能性はない。
といった感じで予想しておきます。
まとめると今回の件は大二仮面ライダー変身プロジェクトの自作自演でしょうかね?
隊員が倒れまくっていたのはデッドマンズにやられたもしくは制御できていないエビルが暴走した結果という事で。
・一輝
「みんな自分でできることばっかでさ、俺必要ないじゃん(世直し元ちゃん)」
自称日本一のおせっかいはどこに行った。
と言っても流石に限度はあるだろうし自分で解決できる事はして欲しいですよね。ネイル凄いって見せに来るなんてその精神が凄いですよ。
というかフェニックス公認企画のはずなので下手な依頼をしたら更生施設送りにされるとか考えないのでしょうか?
それともフェニックス側がデッドマンズ生み出す可能性を持った人間を早めに特定して…というのは考えすぎでしょうかね?一応公認らしいですし。
・大二
大二「すいません。最近、夜眠れてなくて…」
ヒロミ「寝る前にコーヒー飲みすぎなんじゃないか?」
大二「そうっすね」
ヒロミ「あれ?お前コーヒー飲めたっけ?」
大二「あっ…タオル貸してもらっていいっすか?」
これは何らかの伏線。ライダーになる特訓、というのは考えすぎでしょうかね?でも狩崎は特訓好きそう(前回も筋トレしてたし。昭和ライダーの特訓回も好きな可能性が)なのでない事もなさそう。
しかし一応現時点では同格のはずですが年輩の元司令官に適当な言葉を使うイメージは無かったです。他人にはちゃんとした敬語で接していそう。
もしかしたらヒロミに対してだけかもしれませんが。それはそれで嫌なのですが。見下しそうで。
大二「あっあの…。提案なんですけどあのバイチューバーをおとりにして裏切り者をおびき出すってのはどうでしょうか?」
代案はないかもしれませんがこれも大二らしくない。
感想でも書きましたがママさんは大二は優しいから誰も傷つけたくない、と話してました。前回も母親連れてきた一輝に対して怒ってましたしね。
アップデートの結果なのか。それともボンも含めて全て最初から全て計画通りなのか。気になるところです。
一輝「おい、いいのかよ?大二(囮作戦)」
大二「他に代案はある?」
今回は逆に一輝が気にするぐらいですからね。他人を傷つける事を。やっぱり一輝からしても大二の行動は気になるようです。
狩崎「だ~れだ?(大二から銃を向けられて)ヘーイ、ほんのジョークだよ」
一輝「大二、気ぃ張りすぎだよ」
やはり何かを気にしている模様。
この時はまだ囮にしていないので特に気を張る必要は無いのですが…大二にとっては気を張る場面だったようです。何に対してですかね?
大二「正義の暴走には気を付けるんだね(囮作戦決定後一輝に対して)」
ボンに対していうならともかく今一輝に言う台詞ではないと思うのですが…わざわざこのタイミングで言うという事は何かあると思っていいはず。それとも一輝だけではなく自分に対して投げかけている可能性も?
・さくら
さくら「ねえ、ママ。私よくわかんなくなってきた。この人だって悪気があったわけじゃないよね」
ママさん「よかれと思ったことも度を過ぎるととね…」
さくら「そもそも正義って何?」
ママさん「さくら、ここにおいで。そんなに難しいこと考えなくていいの」
さくら「すぐ子供あつかいする」
ママさん「さくらは肩に力が入りすぎるからもっと楽しく生きてほしいな」
さくらは誘拐犯の時、そして今回で正義に関して思うところがあるようです。そしてママさんはそんなさくらも心配な模様。
兄弟三人がそれぞれ違った正義感を持ってライダーやりそうな展開に見えるのですが…3兄弟揃って変身する姿は見られるのでしょうか?
兄弟変身で思い出したのですがセイバーの神代兄弟はともかくゴーストのアラン様兄弟は本当にそれぞれ全員別の思惑で行動していたなあと思うところです。
・バイス
「クフフフフ…正義の悪魔参上!」
ある意味仮面ライダーって全員正義の悪魔なんですよね。いや悪魔そのものとか最低最悪の魔王とかいますが。
基本的に悪魔の力を使って正義を成す、というのは仮面ライダーの基本的なコンセプト。
まあバイスは適当に言っているだけだと思いますが。
「久しぶりに大暴れしちゃうもんね~!」
今回の件、時系列がちょっと怪しい(冒頭、司令官から解任されたのは結構前のはずなのに今更懲戒処分書を見ているヒロミ)のですがそれは置いといて前回の事件からどれぐらい期間が経過しているのか気になります。
といってもバイスの発言を真に受けてはいけない気も。昨日の今日でも久しぶり、とか言いそうですし。
・パパさん
パパさん「元ちゃんの限界チャンネル~!(フェニックス公認企画)」
一輝がフェニックスと契約。大二がフェニックス所属だから勝手に公認扱いにしたのか、それとも本当に公認なのか。多分前者でしょう。パパさんだし。あのパネルも請求書来てますしね。公式に公認されているとは思えない。
フェニックスの更生施設はこういった人にこそ必要なのではないでしょうか?
パパさん「デッドマンズの目撃情報だけでなく助けてほしいこと困ってることガンガン募集中!まあ頑張るのはうちの長男なんだけどね。俺じゃなくて」
やはりパパさんは更生施設、もしくはフェニックスの下働きでもさせた方がいいのではないでしょうか?大二には銭湯の立ち退き延期ではなくパパさんの更生をフェニックスに掛け合って欲しい。
1話の頃から何らかの意図があると思われるパパさんの奇行ですが流石に度が過ぎるんですよね。
それぞれの悪魔、という重めなテーマに対するギャグ要因が必要であってもそれはバイスで十分に補えていると思います。
パパさん「ああ、それからそれからお風呂にも入ってってくれよな!」
一応宣伝はしてるんですよね。
銭湯が無くなってもいいのか、それともそんなつもりはないのか。
それとも銭湯の宣伝いれとけと釘を刺されていたので仕方なく言っているのか。何にせよ回を重ねるごとにパパさんの株が下がっていく。
・ライオンゲノム
「見ててください!俺の雄叫び!」
相変わらずゲノムとレジェンドライダーの組み合わせがわからない。ライオンのグロンギはいないはず(555のプテラも全く本編関係なし)。
しかし見ててください。俺の変身がありならプテラゲノムもたっくんの名セリフで決めて欲しかった。
こちらも一回しか使ってい台詞なのに…と思ったら初回とダグバ戦で2回使っていました。
・エビル
一輝「お前は…誰なんだ?」
本当に誰か気になるエビル。感想の方では大二では…と予想しましたがリバイスはレジェンドライダーが(グッズとは言え)登場する世界観なのでいつ最低最悪の魔王が乱入してきてもおかしくない。
そしてあの魔王は後輩(ゼロワン)ライダーを物理的に記憶消去させる最低最悪なやつですからね。エビルがミライダーでそのミライダーに変身した魔王がくる可能性は0ではない。
・ボン
「腐った世の中ぶっ壊す!世直しバイチューバーのボンです!今から恒例のお仕置き生配信を始めていきたいと思いまーす!」
正しさで裁き合うようなこの世界で、陰惨な闇を隠し
と歌いたくなるようなボンの行動。
正義感で悪を倒そうとする、というのはオーズのバッタヤミー回でもありましたがあちらはそれこそ行き過ぎた正義感だったんですよね。こちらも多少の正義感はあるかもしれませんがそれ以上に承認欲求の方が強そうな気がします。
「俺がみんなの代表になって正義を実行してんだよ」
こんな事言ってますしね。
あくまで自分の価値観ではなく皆が悪いと言っているから代表して正義を実行しているに過ぎない。正しい事を実行している自分を認めてくれ、と言っているだけにしか。
一輝「世直しの前に一番大事な人を悲しませたらダメだろ」
ボン「でも…俺がやんなきゃ誰がやるんだよ?」
ただ一応多少なりとも正義感はある模様。誰も不正を暴かないから俺がやってやる、的な考えもあるのかもしれませんね。
まあバイチューブでやっている時点で売名にしか見えませんが。
ボン「わかりません。突然現れて顔も見えませんでした(バイスタンプ渡された時)」
ちょっと気になる発言。
冒頭のシーンだと渡されてありがとうございます、と言っているんですよね。
突然現れて顔も見えない相手から渡されたスタンプを「ありがとうございます」って受け取るでしょうか?
ボンの一連の行動全てフェニックスの計画なのではと思えてもきました。
・フェニックス
狩崎「ほら、ここって外部からの侵入不可能でしょ?」
前々から気になっていたのですがどうやってこの基地に移動しているのでしょうか?基本隊員バイク(もしくは車)移動に見えるのですが。誘拐犯事件の時に短時間で大二が現場を往復していましたが…この辺はきっちり解説して欲しい。それとも公式HP調べれば書いてあるのでしょうか?
ヒロミ「協力(囮作戦)すればフェニックスの更生プログラムを免除できないこともない」
命を危険に晒すのと更生プログラムは天秤に掛けられるものなのでしょうか?結構怖いのですが。この件も含めてボンはフェニックス所属で全部自作自演にも思えてきます。
・若林
「悠長に構えている時間はない。準備を急げ(ボン囮作戦に対して)」
民間人を巻き込んでの作戦に特に熟考するわけでもなく即断即決。公的機関の司令官としてはどうなのかと思うところですが…今回こういった疑惑が多いので全部自作自演に見えるんですよね。
・狩崎
若林「何やってんだ?」
狩崎「犯人の首を折る練習ですよ」
そして今回気になる点もう一つ。幹部連中が明らかにヒロミに疑惑の目を向けているんですよね。恐らく犯人はわかっている(そしてヒロミが犯人ではない)はずなのに。
つまりこれはヒロミに対しても圧をかけて成長を促そうとしているのでは?と思える行動なんですよね。司令官やっていたぐらいだからそれなりに期待はあったのでしょう。醜態を晒しましたが。
大二にはアップデートを促し、それと同時にヒロミも追い込む。そんな思惑が今回の事件の真相なのではないか?と思います。
もしかしたら完全なパワハラかもしれませんが。さっさと辞めろ的な。現時点ではフェニックスはそういった組織にも見えます。
・門田ヒロミ
冒頭のシーン
懲戒処分通知。司令官の任を解き、分隊長勤務を命ずる
隊長任命式で発生したデッドマンズ襲撃の際に醜態を晒し組織のイメージを大きく損ねたため。
他の項目でも書きましたが時系列が気になります。今回の事件の直前まで辞令を持って行動している訳もないですし。このシーンがいつのシーンなのか気になります。
そして公的組織なのに処分通知が若干適当な気も。もっと長々回りくどく書いてあるイメージなのですが…。
ヒロミ「一般人を巻き込むのか⁉」
大二「散々世間に迷惑をかけた償いとして協力させるんです」
ヒロミ「しかし…!」
一応民間人の安全を一番に考えているようですね。
度胸(リスクのあるライダーに変身。醜態を晒しましたが)もあるようですし正義感も十分。足りていないのは実力だけ。
…それが一番ライダーに必要なんですけどね。悪に対抗できない力があってもあまり意味はない(力がないものが戦う姿を見て変身を決意する正義の味方とかいますし全くの無意味ではない)のですが。
ヒロミは前半は無理だとしても後半変身してほしいと思います。
ヒロミ「気合を入れろ。俺たちが先頭に立ってデッドマンズを殲滅しなくてはいけないんだ」
司令官、つまり後方で指示を出す立場から前線を任される立場になっても腐らず戦う意思を示すその姿は立派なのですが…やはり実力が足りない。
ヒロミ「なら睡眠薬使うか?ぐっすり眠れるぞ」
大二「大丈夫です。っていうかヒロミさんも眠れてないじゃん」
ヒロミ「降格が思いのほかこたえたみたいでな…だが俺は絶対に返り咲いてみせる」
まあ精神的にも追い詰められているみたいですが。
やはり今回の事件は幹部勢がヒロミの成長を促している(失敗しても構わないぐらいの方法で)ようにも見えます。
そもそも今回の件ってヒロミがスタンプを盗み出す動機、そして理由がないですからね。ヒロミが犯人という事はないと思われます。
・アギレラ
アギレラ「こんないけにえになれそうにないやつにスタンプ渡したの?」
一応ライオンデッドマンを生み出してはいるのですが…基本的には生贄候補になれるやつのみにスタンプを渡しているっぽいですね。ゴルファーの件だったらうまくやれば2体も生贄ゲットで美味しい案件だった訳だったようです。
それはともかくスマホで情報収集している(暇つぶし?)しているアギレラ様可愛い。
・オルテカ
オルテカ「それよりリバイスが厄介ですね」
アギレラ「うざいから早くこの世から消しちゃお。ねえギフ様」
オルテカ「やつもしょせんは人間。アキレス腱を攻めましょう」
珍しくアギレラ激おこ。そういえばアギレラって涙が出ていないスマイルが出来ないと言われていたシーンがありますが怒りという感情はあるんですね。
今回の激おこも前のシーンも同じくギフ様関係。
全く笑わないとかそういったキャラではないのでギフ様に対する何らかの感情が欠如している可能性がありそうな。この辺はよくわからないですが伏線だとは思います。
で、オルテカなのですがそのアキレス腱(さくら)は本当にアキレス腱なのか…さくら変身の前フリにしか聞こえない。
ダイオウイカ
そしてオルテカのスタンプが判明。ダイオウイカなんですね。珍しい。
とはいえライダーでイカと言えばイカデビル。幹部扱いで結構強い怪人(というか初代ライダーの幹部では間違いなく最強の怪人)。そして…
・フリオ
こちらはオオカミ。
意図したものかわかりませんがこちらも初代ライダーの幹部。
もしかしたら幹部勢は全て初代ライダーの幹部に関連した怪人かもしれませんね。
とするとアギレラはガラガランダ、つまりガラガラヘビの可能性(ブラック将軍はヒルカメレオンとモチーフが二つなので除外)があるのでしょうか?
第6話 「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」
情報量が多すぎる。
前回の予想ですが…ほぼ外していたようです。
黒幕予想 狩崎か若林
黒幕正解 カゲロウ
エビルの正体予想 大二
エビルの正体正解 カゲロウ
正解はカゲロウでした。
…いやカゲロウはわからんよ。
新キャラですし。
とはいえカゲロウという名称はともかく大二の悪魔と予想する事は可能だったのかもしれませんね。
明らかに先週の大二の発言はおかしかったですからね。
一番の決め手となりそうなのは…やはり囮作戦でしょうか?
ママさんが大二は自分を含めて誰も傷つけたくない。
そう言った次の週に囮作戦ですからね。明らかにおかしい発言です。
バイスが完全に悪魔っぽい形状をしているので大二の悪魔が出現するとしてもバイスと類似したようなフォルムをしているのだろうと勝手に予想していたのが間違いだったのでしょうかね?
狩崎のバージョンアップの発言もあったためか大二がちょっと暴走しているのかと思ってしまいました。
まさかもう既に悪魔に精神を乗っ取られているとは。
となると乗っ取られた切っ掛けが気になるのですが…なんでしょうね?
公式HPから得られた情報から推測すると5話開始時点ではもう既にカゲロウに乗っ取られていた模様。
つまり4話と5話の間となる訳ですが…。
直接的な描写が無いのでわかりません。
となると4話の時点でもう既に乗っ取られていたと考えるのが自然でしょうか?
切っ掛けは兄弟喧嘩の仲直りでしょうかね?
あの事件。
兄弟喧嘩自体は仲直りできました。
しかし根本的な解決には至っていないといった感想を書きましたがそれが直接的な原因ではないかと予想してみます。
人の命がかかる大喧嘩をしてしまった。
結果、喧嘩は収まったけれどもその心に燻ぶっていたものはさらに大きくなってしまった。
喧嘩は自体は終わってしまい抑圧され、心に燻ぶっていたものは発散の場を失い悪魔として実体化し、ついには大二の体を乗っ取るに至る…といった予想です。
まあこの辺は超重要な話なので後々解説されるとは思うのですが…結構気になる案件です。
で、感想に移ります。
今までは感想ではありませんでした。ただの先週の答え合わせです。
で、感想なのですが…いやこの話2話に分けて欲しい。
ただでさえカゲロウ関係で情報量が多い話なのにそれに加えてボン関係の話をすっ飛ばして完全に新ゲストの話。
そしてその話が二転三転する話だったのだから…情報量が多すぎる。
正直言って裁判長と弁護士が黒だったとかどうでもいいのですよ。
いやどうでもいい話ではないのですがカゲロウ関係の話に尺を割いて欲しかったというのが正直なところ。
もっというとボン関係の話をちゃんと終わらせて欲しかったというところ。
さらに言えばアキレス腱狙いのおかっぱ頭が柔道着を着ていてもう本当に何から感想書いていいのかわからない状態。
平成ライダーでよくあった2話形式の話は1話でもいいんじゃないか、という話が結構ありました。
しかし今回の話は言わせて欲しい。2話に分けて欲しいと。
そんな事を思う第6話「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」感想でした。
・一輝
「どこかの弁護士がデッドマンズに魂売って悪さしてるらしいからフェニックスとしてパトロールしてるんです」
4話でフェニックスと契約したから一応フェニックス名義で行動できるんですね。とは言え今回の件はバイス使っての隠し撮りなど行わずフェニックスの人員割いて張り込みを行えば(現にラストはフェニックス隊員複数名使っての捜査)あっさり解決した問題なのですが。スタンプ所有はわかりきってましたし。
さらに言えば大二にカゲロウになってなければ大二があっさり犯人捕まえる事が出来た案件だったと思います。今回スタンプ絡みの事件なのに協力しようとすらしなかったですしね。
・バイス
バイス「ねえところでさ、さっきからそれ何食ってんの?」
一輝「ラムネだよ。糖分で頭回転させてんの」
ラムネ知らないんですよね。
バイスが何を知って何を知らないのか本当に気になります。さらに言えばカゲロウは大二より知識ありそう(ヒロミのカードを使った入室記録消したり)なので…自身から生まれた悪魔たちなのに本人と知識の差があるというのは気になる描写。
バイス「泣く子も黙らずもっと泣く。悪魔ちゃんでーす!」
一輝「えっと…これ一応俺の相棒の悪魔」
これまでバイスの存在を知っていたのが大二と狩崎ぐらいだったのに今回の件でさくら、ぱぱさん、おまけにぶーさんと一気に増えました。
一輝がライダーというのは中継(コングデッドマン)で周知されている可能性もありますが悪魔を使役しているというのは…恐らく秘匿されてそうですね。一応フェニックスって政府関連の組織のようですし。
しかし家族はともかく部外者(正体は怪しいですが)ぶーさんも知ったとなると…今後知る人達がどんどん増えていきそうな気もします。
一輝「ってか、さっきのこれ(古畑)なんだよ?」
バイス「えっ?これはね、昨日テレビで見たふ…」
一輝「ダメ!それ以上言っちゃダメ」
ダメ絶対。
と言ってもこの程度のパロディなら結構やっているので(ゼンカイジャーとかもっと露骨にやってますし)自重しているならセーフ。
変身時
バイス「ん~ワタシのデバンのようですね~」
一輝「俺達(隠れて台詞詳細不明)
という訳で自重しましょう。バイス。
一輝も俺達と仮面ライダーWっぽい事言っていますがこちらはセーフ。同じライダーですし。さすが悪魔と違って主人公は自重してますね。自重していると言っていいのか不明ですが。
・さくら
さくら「私も空手の時だけは自分を解放できるんだ」
フリオ「自分を解放…」
これはさくらの悪魔解放のフラグでしょうか?
一輝と大二も特別な悪魔を保有している事からさくらも当然特別な悪魔持ちが予想されます。空手をきっかけにさくらの内なる悪魔が出現するフラグでしょうかね?
もしかしたら逆にさくらに共感した(いつも見せかけの幸せは終わりだ!とか言ってるフリオなので)フリオがさくらと共に暴走するフラグの可能性も捨てきれない。
・パパさん
「私だ。そっちはどうだ?そうか、では進めてくれ」
結局この台詞はぶーさんに全部投げっぱなしにした連絡だったと思うのですが…カゲロウの件(ヒロミへのミスリード)もあるのでぶーさんに電話と見せかけた違う人へ連絡していた可能性もありそう。
パパさん基本的に自分は仕事せずに人に投げっぱなしなのですがそれでも事件解決に導いている事から有能の可能性も捨てきれない。これまでの行動が全部意図してやっているとしたら有能な怠け者=リーダー資質のある人間って事にもなりそうですが…果たして真相は。
パパさん「わかったぞ。弁護士の名前は工藤康。うだつの上がらない弁護士だったがここ1か月やつの関わった裁判には不自然な点がいくつもある」
さくら「あれ…?パパがちゃんとしてる!」
パパがちゃんとしているだけで娘に驚かれる状況って…。どれだけ今まで負の積み重ねをしてきたのでしょうか?
もしかしたらパパさんの行動は家族全員の悪魔を目覚めさせることが目的なのかもしれない。
・裁判
ゆかり「2回目の裁判から相手の弁護士が突然かわって…。全然違う事件の裁判みたいになっちゃってさ…」
ボンがどこかに行ってしまって全く別の話をみたいになっちゃってさ…。
ちょっとボンに関しては消化不良なのですが…なんか話詰め込みすぎじゃないですかね?テンポが良いのは良い事ですがボンの話がすっ飛ばされた感じもありちょっと気になります。
・五十嵐家のカレー
にんじん パパさんのは少なめ
ミニ餃子 15~20個
スパイス適量(愛情)
ルーを使用した上でスパイス適量
なんというか個性的なカレーですね。ぎょうざを入れるカレーは知らない。
それはともかくパパさんのにんじん少な目指定はどうなのかと。大二の事を子供舌扱いしていましたがパパさんは子供舌というか子ども扱いされてますよね?
そしてご家庭でスパイス適量入れるのは止めた方がいい。特に料理していない人間の適量と言うのは恐ろしいものです。例えば料理しただけで驚かれるような人間には…。
・ぶーさん
伊良部正造「検察側の証人が裁判の直前に失踪したり入院をしている。そして証人の自宅付近ではデッドマンズの目撃情報もあるらしいよ」
一輝「ってか調べたのぶーさんかよ!ってかさ。ぶーさんなんの仕事してるの?
ぶーさん「それは言えない!」
ぶーさんの職業は何でしょうかね?
個人情報を調べられるようですが…警察ではなさそう。警察が簡単に人の個人情報教えちゃまずいですし。
無難なところで探偵とか。ぶーさんが用意した書類を確認だけでも経歴等のってましたしWの風都イレギュラーズの様な協力者というではなく仕事で人の情報を探れる職業だと思われます。
もしくはフェニックス関係者。パパさんも怪しいですがこの温泉の関係者ほぼ全員フェニックス関係者である可能性も?
・狩崎
「君(カゲロウ)…これ使ってみない?悪魔にふさわしいドライバーだ」
番組の流れ的にここで名前を出すわけにはいかなかったとは思いますが君扱いなんですよね。恐らく前日の銭湯のシーンで接触はしていると思われるのですが。
と言ってもあの時点でカゲロウが正体明かすとも思えないですし適当にはぐらかされたのでしょう。そして逆にそれがきっかけで狩崎はカゲロウの存在ん気づいてドライバーを持ってきたという流れだと思われます。
それはつまり狩崎はデッドマンズの契約以外にも悪魔に体を乗っ取られるという事例について知っていたと思われます。コングフェーズ2の時も存在と解除方法を知っていましたしどこまで悪魔について知っているのか…。
「しばらくは泳がせておきましょう(カゲロウを)」
しばらくは…という事は対処方法があるという事。ライダーキックでも分離出来ない状況だと思われるのですが本当に何をどこまで知っているのか。
もしかしたらどうしようも無くなったら処分するつもりなのかもしれませんが。
・裁判長
江口「ご苦労さまです」
裁判長「グラシアス、デッドマンズ」
ご苦労さま、と目下の人に使われる事が多い言葉を使っているあたり力関係は江口>裁判長でしょうか?
裁判長も江口に脅されている可能性もありますが関係は悪くなさそうなので裁判を有利にする見返りに裁判長も江口からキックバック貰っていたのでしょうね。恐らく。
・江口
一輝「あんた弁護士になれたんだから賢いはずだろ?どうしてちゃんとした努力をしなかったんだよ」
江口「努力なんてむなしいだけだ‼そう思ってるやつは大勢いるよ」
努力して弁護士になった結果、うだつの上がらない弁護士(事務所も殺風景でしたし本当に金がなかったのでしょう)になってしまった。とは言え食うに困るほどでもなさそうなので…本当にリバイスの悪魔を生み出す人間は些細なきっかけで生み出しているように思えます。(オーディオコメンタリーによると意図的にやっているそうですが)
しかしコング回のさくらと誘拐犯の会話。そして今回の一輝と弁護士の会話。それぞれ自身が抱えている闇に関する話に思えます。
一輝もサッカー選手になる夢があったはずですがそれが叶わなかった訳ですからね。努力に関しては思うところがあるはずです。
・カンガルーデッドマン
バイス「ったく!元ネタがこざかしいと戦い方もこざかしいな!だろう?」
やっぱり生み出された人間によって影響を受けるんでしょうね。恐らく。
それはともかくカンガルーが爆弾を生み出すというのは一体どういった事なのか弁護士に問い詰めてみたい。
・カゲロウ
一輝「ってかさ、あいつやたら俺ばっかり狙いやがって」
バイス「だよね~。一輝に恨みでもあんのかな?」
この辺が大二の悪魔っぽいですね。
バイスは邪魔な時には攻撃してましたがそれ以外は基本的に一輝狙い。とは言え一輝を倒すのを目的としているのではなさそうなのですが…倒すだけなら今回出来たはずですしね。
しばらくデッドマンズと共闘という形になりそうですが最終目的が何か気になります。
若林「バイスタンプを盗んだのが五十嵐大二だとはな」
狩崎「それ、正しいけど正しくないんですよね」
狩崎的には人間と悪魔は別の存在として認識していそうですね。
カゲロウは大二から生まれたものですが大二とは違う存在。話の流れ的に若林にわかりやすいように説明しているだけの可能性もありますが。
一輝「大二はコーヒーも飲めないお子ちゃま舌だからな」
パパさん「甘党の大二くんには無理なんじゃないかな?ねえ」
にんじん少な目の大人が何か言っている。
しかし悪魔に精神を乗っ取られると嗜好も変わるのでしょうか?味覚は大差なさそうなのですが…もしかしたら無理して飲む、食べるをしている中二病的な悪魔の可能性も捨てきれないですが。大二をアホ扱いしてますし自分は大二よりも大人だ、とアピールしている可能性も。
もしそうだったら可愛いかもしれない。
オルテカ「ええ。五十嵐一輝の弟。大二にございます」
カゲロウ「あんなアホと一緒にするな。俺はあのアホから生まれた悪魔…カゲロウだ」
カゲロウはどういった経緯で名前ついたのでしょうかね?バイスは自分の名前知らなかった(本来の名前があるかどうか不明。名付け親は狩崎(1話))のですが。
いやこちらも狩崎の可能性が。大二と同じ姿の悪魔。同じ姿になれる敵と言えばカブトのワーム。カブトの主人公は天道。天道も偽の天道が(擬態天道はワームではなく元人間らしいですが)いました。
そして天道と言えば水嶋ヒロさんのKAGEROU。
つまりカゲロウもライダーオタクの狩崎によってフィーリングでつけられた名前であって特に由来も知らないけれども影っぽくてカッコいい!的な発想で大二の悪魔が使っている可能性も無きにしも非ず。
・オルテカ
「これで裁判に勝てますよ」
オルテカがどういった基準で人を選んでいるの気になります。
うだつの上がらない弁護士ってネットでそういった情報が得られそうもない(炎上ならともかく知名度ない人間が話題に上がる事もないでしょうし)のでやっぱりスタンプ押さなくてもある程度目星はつけられるんでしょうね。もしくは信者が大勢いるっぽい(1話冒頭)のでそこからの口コミの可能性も。
何にせよ結構苦労してそうな気がします。見込みがない人間にスタンプ渡すとアギレラに怒られますしね。
・フリオ
さくら「体験入門の人だよね?楽しかった?」
玉置豪「は…はい。いやみなさんホントに空手が好きなんですね」
おどおどした台詞に全く違和感がない。普段の衣装が派手過ぎるのでわかり辛いですがフリオって基本的に根は真面目そうな気がします。
オルテカはアギレラを小馬鹿にしているようにも感じられますがフリオはきちんと接してますし。人間だったころはこの玉置のような性格だったのでしょうか?
アギレラ「リバイスのアキレス腱いつ切れそう⁉」
オルテカ「フリオがじっくり進めてますよ」
6話にして幹部が絡め手使ってくるって結構珍しいですよね。個人的には好きですが。
というか現時点では強さ的にフェーズ1の悪魔と大差がないですしね。そりゃ絡めても使うって話ですよ。現時点で一番やばかったのはコングフェーズ2の初登場時。あのコングにフリオとオルテカが勝てる姿が思い浮かばない。本当にこの二人はギフテクスなのか疑問に思います。
別に上位の契約をしたから強さが上がるとは限らないのですが。
・アギレラ
「そっか。アキレス腱って2つあるもんね」
執拗な敵のアキレス腱狙いが可愛い。まだ6話で上位フォームすら登場していないリバイスに対してこの対応。
初期の幹部はライダーを圧倒してくれても良いと思うのですが絡め手も好みなので…難しいところ。
オーズなんかはメダルが足りない関係で幹部も初期は強くなく(そして完全態は超強い)後半強くなっていきましたが果たしてリバイスはどうなるのか。もしかしたらデッドマンズは1クールで退場して2クール以降は違う敵になる可能性も?
結構好きな敵組織なのでこの辺はどうなっていくのか気になります。
第7話 「窃盗!?スケボー!?俺はカゲロウ!」
満を持してのヒロミ変身。
まだ7話なので満を持してというほどでもない(セイバーの満を持して変身したスラッシュも9話での変身)のですが1話の醜態を見る限り変身しても後半になるかなと思っていたのですが嬉しい誤算。
というのもヒロミは結構真面目なヒーロー気質という事に気が付いたからです。
この手のヒーロー気質のキャラって好きなんですよね。
特に他のライダーが精神的に成長途中である場合は。
1話も暴走の危険性があるにも関わらず(司令官だったので危険性は知らされていたはず)、自身の危険も顧みず変身。(そして醜態を晒す)
ボンの囮作戦の時には一般人を危険に晒す事について真っ先に意義を唱えていました。
そして今回の変身時の台詞。
「我が命をかけて、貴様を止める」
エビルが大二である事を知っているからこその止める発言なのですが…。
大二(カゲロウ)は自分を陥れようとした(カゲロウはヒロミではなく誰でも良かったと思ってそうですが)相手なんですよね。
倒すではなく止める。
この辺も正統派なヒーロー、ライダーだと言えると思います。
足りなかったのは悪魔を制する実力だけ。
1話の感想の時はそれこそ一番重要なものだと書いた気がしましたがそれが備わったヒロミは立派な仮面ライダーになったと言えるでしょう。
恐らく今後迷いまくるである一輝。
現在進行形で悪魔に乗っ取られている大二。
真面目に前蹴りの練習をしているフリオに利用されそうなさくら。
それに対して正義をなす事に迷いのないヒロミは非常に良いポジションとなれそうな予感がします。
ただしライダーシステムの性質上(自身の中に潜む悪魔を利用する)、ヒロミも暴走する可能性は残ってはいるのですが…とにかく今は満を持して変身できたヒロミの活躍に期待したいと思います。
ヒロミの件に関して付け加えると狩崎がカゲロウを様子見していたのはヒロミのライダーへの変身を促す狙いもあったんじゃないかと思います。
その一番の根拠は専用のドライバーを既に用意してあった事。
5話でヒロミが疑われた時にヒロミ自身にプレッシャーをかけるような言動を繰り返してきた狩崎ですが彼自身を追い込む事(計画していた訳ではなくたまたま利用できそうな案件だったので利用した可能性が高い)で精神的な成長を促してきたように思えます。
特別な悪魔を(レックスデッドマン)を生み出す事は可能。あとはそれを制御する自身の強い心だといった感じで。
エビル、というかカゲロウが暴れだしたのはヒロミの変身失敗が遠因でもある為(恐らく)、それも含めてヒロミにプレッシャーをかけ続けたのではないでしょうかね?
ただし狩崎は今回のバイスの件も考慮すると非常に子供っぽい性格のようなので単に嫌がらせをしていたらたまたま有資格者になってしまった、という可能性もありますが。
そう思うぐらい狩崎に対しては不信感しかないです。
絶対後でこいつ何かやらかす。現在進行形かもしれませんが。
まあ狩崎はともかくヒロミには頑張ってもらいたい。
そんな事を思う第7話「窃盗!?スケボー!?俺はカゲロウ!」感想でした。
・一輝
一輝「寝ぼけてたんじゃないですかね?」
さくら「うーん…。大ちゃんにしては珍しくない?」
大二がカゲロウになってからは他の人間は違和感を感じているシーンがありますが一輝はそんな事もあるよね、的な反応が多い気がするんですよね。
このシーンも同様。
弟の事を誰よりも知っているから、昔一度でも似たような事があった(かもしれない)からこそ今回の件もそんなに気にしていないのか。
もしくは兄弟喧嘩をする際は他の人に見せていな面=カゲロウの元になった本音を一輝だけには見せていたからなのか?
なんにせよ近しい人間で一番大二の変化に気がついていないのは一輝だけな気がします。
一輝「ほら一人で勝手に戦うな。ちゃんと考えて戦え。(マンモスゲノムへ変身)」
マンモスゲノムはスピードタイプに向いているのでしょうか?
ブーメラン、それとバイスの範囲攻撃はあるのですがそれ以上にプテラゲノムとかの方が良さそうな気がします。高速で動くコングフェーズ2(コングが何故あんなに早かったのか疑問が残りますが)に対しても有効だった555アクセル…じゃないプテラを使わずマンモスに変身するのはどうなんでしょうね?イーグルはありだったと思うのですが。
一輝「子供を信じろよ!レールを敷くから脱線するんだよ(チーターに対して)」
自分自身にも言っているような台詞に聞こえます。
ただパパさんに関してはレールを一切敷かない、もしくはレールの原材料だけ教えて後は自分でレールを作って敷いてね、的な子育てをしてきた気がするので(ママさんもレール敷いて強制はしないと思う)一輝自身には当てはまらないかも。
ただし昔のパパさんはレール敷きまくりだった可能性も…いや多分ないですね。
一輝「まだ子育ては終わってないだろ?やり直せるさ」
逆に一輝は自分自身に関しては完全に親から自立していると思っていそうな台詞。子育てに関してはやり直せない段階に入っていると思ってそうです。
どこまでが子育ての範囲内かわかりませんが一輝もまだまだ子供な面もあると思うのですよね。兄弟喧嘩(コング回)でママさんにまだまだ半人前、と言われてますし。
前園「俺、自分の生き方がわからなくてついむしゃくしゃして…すいませんでした」
一輝「自分の生き方がわかってる人間なんていないって」
と言ってもこの台詞から大人でも自分の生き方がわかって自分の思い通りに行動出来ている人間なんていないとは思っていそうですが。
自分も未熟な面もあるけれどもそれでも一人の自立した大人としてやっていくしかない、と思い込んでいそうです。
変身時の背景の台詞
一輝「早く普通の幸せな親子に戻してあげないとな」
今回のような大掛かりな窃盗事件を起こしておいて元の生活に戻れるかどうか(チーターはかなりきつい更生必要そうですし)は別として普通の親子関係は幸せな関係だと思っている模様。
この辺の幸せな親子、というのが後々重いテーマになってきそうな気がします。アギレラもギフ様の家族になって幸せになって欲しいと願っているようですし。
立場は違えども一輝とアギレラは共に幸せな家族を願っているんですよね。そう思うに至った過程が双方重く描かれそうな(特にアギレラは親に捨てられたようなので)気がします。
・バイス
「おうおうおう!悪そうなネコちゃんだぜ(チーターに対して)」
ライオンの時にもネコちゃんとか言ってましたしこの手のやつに対しては全部ネコ扱いなんでしょうか?
と言っても全部ネコ科なので間違ってはいないのですが。オーズの時もネコ系コンボのラトラーターとかありましたしネコ科で強そうな生物多いですからね。今後もバイスがネコちゃん扱いする敵が多そうな気がします。
・大二
カゲロウ「よう、大二」
大二「お前…誰だ?」
カゲロウ「冷たいじゃないか。知らないはずないよなあ」
大二「誰だって聞いてんだよ‼」
カゲロウ「お前の体内で生まれた悪魔だよ。お前が望んだんだ」
大二「…望んだ?」
カゲロウ「わかってるんだろ?」
大二「何を⁉」
カゲロウ「兄貴がいない世界だよ。俺がその願いかなえてやる」
一応自分の悪魔と会話する事は可能な模様。鏡を介してですが。
一方的に精神を支配していたコングフェーズ2と比べると異質な存在に感じますが…チーターフェーズ2は悪魔と本人がほぼ一致していたようにも思えるので普通の悪魔の基準がよくわからない。(普通の悪魔ってなんだって話にもなりますが)
しかしバイスに比べればカゲロウはフェーズ2よりの悪魔に思えますね。自分の中にだけ存在しているという点においては。逆にやはりバイスが一番異質な悪魔(他の人間の悪魔と同質の悪魔なのかどうかすら怪しい)に思えてきます。
それはともかく思った以上にカゲロウの考え方がシンプルですね。一輝に対する思いだけで生まれた模様で行動もシンプルかつ他の事に興味はなさそう。まあこれも他のフェーズ2の悪魔も行動原理自体はシンプルなので普通の悪魔は本人の一つの強い思い(コングは母親に見て欲しい、チーターは息子を自分と同じ道を歩ませたい、カゲロウは兄がいない世界を望む)から生まれている可能性がありそうですね。
そうするとやりたい事たくさん、なバイスの存在が異質という話になってくるのですが。
・パパさん
さくら「それで今度家族で温泉行こうってパパが今から張り切っちゃって」
銭湯経営なのに快気祝いが温泉旅行。良いのか悪いのかわからない。
パパさんがそれだけ銭湯に興味がない(OPでも一人だけ銭湯に入ってない)のか。それとも普段銭湯に入っているからこそ温泉に行きたいのか。
で、OP見直してみたらパパさん他の家族が銭湯掃除中に一人だけ遊んでますね。
さくら「だけどね、うちのパパだよ?絶対大変になると思う」
牛島光「そうだねえ」
そりゃ娘にもこんな事言われますよね。
常連にも同意されているあたりこれは周知の事実。まあ銭湯経営ほっといて動画配信やっているあたりお察しですが…どれだけパパさんの計画通り(何が目的で何の意味があるかすらわからない)なのか気になります。
フェニックスの一員で家族全員の悪魔を育てる実験をしている、とか言われても納得しそうな行動してますからね。
・カゲロウ
一輝「チーターのデッドマンを倒す方法を相談しに来たんだ」
カゲロウ「ふーん。いらない世話焼いて目立ち過ぎないようにね。頑張ってね~」
一輝「なんだよ。他人事かよ」
目立ち過ぎないように、つまり自分=大二の居場所を奪わないで欲しいという願いから生まれたのでしょうかね?
文武両道で優秀なはずの大二がいまいち埋もれている(ように自分で思い込んでいる?)のは兄がいるから。兄さえいなければ自分はもっと輝けるのにという思いから生まれた存在な気がします。
カゲロウ「勘違いするな。俺の狙いは五十嵐一輝だけだ」
この台詞からも一輝が邪魔な存在というのは間違いなさそうです。
一輝を倒した後はどうするのか。存在自体が消えてしまうのかどうか気になりますが…悪魔なので本心から言っている事ばかりではない(人間もそうですが)とは思うのですが…一輝が邪魔だというのは本心だと思います。それだけ大二がそう強く思ってきたという事にもなるのですが。
・ヒロミ
若林「確証はない。だが最近の五十嵐の情緒が不安定なのは間違いない」
狩崎「入隊式で変身できなかったのが原因じゃない?君の悪魔を見てビビっちゃったのかな?」
ヒロミ「俺のせいなんですか?」
狩崎「…かもしれないねえ」
ヒロミ「では…俺が…五十嵐大二を止めます!」
凄いヒーローっぽい。自分の行動で部下(今は同格ですが)が道を誤ってしまった。だったら自分がその責任を取って謝った道を正してやる、といった思いからの変身。また暴走する可能性があるにも関わらず。リバイスの中では一番ヒロミがヒーロー気質っぽい気がします。
狩崎「じゃあさ、これ使ってみる?」(デモンズドライバー)
そして逆に狩崎が一番悪に思えます。すごいシンプルな悪意の塊な気が。
そもそもヒロミはリバイスドライバーで変身不可能。その際生み出した悪魔が消滅した事から以前よりさらに変身は困難になっていると思われます。そのヒロミが変身可能なドライバー。開発中だった、というのもあるかもしれませんがそんなものがあれば最初から使っていれば良かった話。それを今この時点で試すという事は…。ヒロミを実験台にしてるように思えてきます。
変身音声「ディール(deal)。ディサイドアップ(decide up?)。ディープ(deep)ドロップ(drop)デンジャー(denger)…仮面ライダーデモンズ‼」
変身音声は不穏な単語ばかりですしね。リバイスは悪魔との契約で変身しているのにも関わらずこちらはディール(取引)。それなりの代償はあるドライバーだと推測できます。
ヒロミ「我が命をかけて…貴様を止める!」
そしてこの台詞。
…果たしてヒロミは最後まで生き残れるのか??
狩崎の真意と共にヒロミの生死も気になってきてしまいました。
恐らくメインライダーは兄弟3人になりそうですしね…。
頑張れヒロミ。
・狩崎
バイス「ハハーッ!カリちゃんおひさー!」
狩崎「ホワッツ?カリちゃん?」
バイス「人間としゃべれてうれぴー!」
狩崎「ガンデフォンは君のために作ったものではない。君のことはなんか嫌いだ」
なんか嫌いだ、で拗ねる大人。
こういう大人もいますが正義側(現時点では)の組織幹部がこんな感じだと先行き不安しかない。
とはいえ子供っぽい言動はこれまでにも数多くありましたし狩崎が精神的に成長していく姿はなさそうなのでこれからもこんな調子で色々あるのでしょうね。
バイス「う~わ!ダサッ!だってなんかもっさりしてね?」
例えばこんな感じでデザインを没にするとか。
バイクやライオンに変形するライダーはいましたがスケボーに変身するライダーは初めて。
今後もバイスに関しては嫌がらせのような形状のフォームが増える可能性もありそうな気がします。
・バイスタンプ
一輝「そういえば狩崎さんの欲しい10種類って何か意味があるんですか?」
狩崎「シャラップ!あっても教えないしジャッカルもあげない!」
あっても教えない、という事は特にないのでしょうかね?
10種集めると強化フォームできそうな感じもしますが。
しかしライダーであればある意味一番基本的なバッタスタンプが10種から除外となると…果たしてどんな意味があるのか。
・ぶーさん
さくら「見て。ほらこれ。学校のジャージーっぽくない?」
ぶーさん「さくらちゃんがそう言うからちょっと調べてみたんだよ。あの覆面窃盗団は運動神経がいいんだろ?だから近辺の高校や大学の運動部を洗ってみたらビンゴ!同じジャージー」
前回に引き続きブーさんの仕事の謎。
やはり探偵っぽい気もしますが…単に趣味の可能性もあります。
銭湯の常連、つまり銭湯で世間話をした結果色々な情報に精通してしまっただけかもしれません。
ただ個人情報をあっさり調べ上げているあたり普通の職業ではなさそうではありますが。
一輝「さくら、ぶーさん。店番よろしく!」
職業不詳のぶーさんに見せ番を任せるのはどうなのかと。
それだけ信頼している証とも言えますが。
というかぶーさんはさくらと一緒のシーンが多いのでパパさんより銭湯の仕事をしているように思えてきました。
・ジャッカルゲノム
パンチ力 11.6t キック力 24.3t ジャンプ力48.1t 走力 3.6s
「テクニカル!リズミカル!クリティカル!ジャッカル!ノンストップでクリアしてやるぜ!」
ジャッカルはエグゼイド。クリティカル、クリアしてやるぜとエグゼイド要素満載ですね。神がスポーツゲーマー使っていた事もあり比較的原作要素があるように思えます。
…でもあの逆立ちした状態でのキックはヘブンズトルネードにしか見えない。
・アギレラ
「誰でもいい。ギフ様に捧げるいけにえを集めてくれるなら」
そういえば今回敵組織って全然立場に拘らないですよね。
敵である大二が来ても歓迎(カゲロウだからだと思いますが)する辺り。
過程はほとんど重視していないように思えます。一輝やヒロミがライダーシステムの関係で暴走したら喜んで使いそうな気がします。
「チーターくんが全然使えないんですけど!」
ただし使える使えないの基準がわからないですが。
チーターは単に息子の為にしか行動しない、つまり他の生贄候補を増やす可能性が低いからなんでしょうかね?
自分が目をつけていたコングも好き勝手暴れていただけに思えますが…どんな基準があるのか後々判明するのでしょうか?
「早く世界中のみんなをギフ様の家族にして幸せになってほしいなあ」
一輝の項目でも書きましたがどちらも幸せな家族を願っているんですよね。一輝がなぜそこまで幸せな家族に拘るのかわかりませんが…むしろアギレラの方が分かり易い気もします。捨てられた(らしい)アギレラが世界中の人間が偽りの家族を捨て(コングにも母親を捨てるように言っていた)本当に幸せにしてくれるギフ様の家族になれるように願う。
結構複雑な事になりそうな一輝よりかはわかりやすい…気もします。
・オルテカ
「歓迎しよう。我がデッドマンズへようこそ…」
我らが、ではなく我がデッドマンズへ。
デッドマンズの黒幕はアギレラではなくオルテカのような気がします。これまでもアギレラに対して小馬鹿にしたような態度をとってましたし。ギフ様直属の部下、もしくはキラメイジャーのヨドンナの様にギフ様の一つの人格とかでしょうかね?
「我々にはもう1つの切り札(カゲロウ?)がありますよ」
部外者を切り札扱いするのはどうかと思います。カゲロウ、とみせかけてミスリードの可能性もありますが。
なんにせよ結構レアな悪魔保有者を人力で発見して生み出さないといけないデッドマンズは台所事情が結構厳しいような気もします。
逆に何で怪人は一体ずつなの?という疑問の答えにはなってそうですね。人員(悪魔を生み出せる人間、その人間と契約する人間双方)が足りないから。
・フリオ
玉置豪「温泉いいですよね~!僕大好きなんですよ温泉」
地道過ぎる幹部のアキレス腱狙い。
オルテカがやるならともかくフリオって脳筋幹部枠ですよね?
いやよく考えたら脳筋幹部と決めつけていただけかもしれない。
真面目に前蹴りしながらさくらの会話を盗み聞きしつつ自分が入れそうな話題があれば突っ込んでいくその姿を見て脳筋幹部と言えるでしょうか?
とりあえず次回そのアキレス腱狙いの作戦が成功するのかはたまた継続する事になるのか?気になるところです。
ところで温泉好きってのは本音っぽい気がします。根拠はなくなんとなく。
オルテカ「フリオの潜入は順調のようです」
一応6話で空手の体験入門して7話で成果を出しつつあるのだから順調と言える…のかそうでもないのか。
とりあえずアギレラ様に「全然使えないんですけど!」と言われる前に成果を出して欲しいところ。
ただしその場合はしばらくカゲロウに支配されっぱなしの大二に加えてさくらも暴れだしそうなので一輝がストレスで死にそう。
・前園仁志
「はあ…。なあ今からやんない?鬼ごっこ」
むしゃくしゃして窃盗事件を起こしたまではまだギリギリ釈明の余地はあります。
主役ライダーだって窃盗事件(555のスマートブレイン侵入未遂。ブレイドのおっかけて睦月事件等。これは濡れ衣ですが)などありますしそもそも日本の刑法に違反していると思われる(ライダーシステム自体恐らく何かしらの法律にひっかかりそう。リバイスは政府公認?)のでその辺はまだいいとして。
窃盗事件の後に遊び感覚で犯行に及んでいるのは…もうフェニックスで更生とかではなく警察のお世話になって下さい。
・チーターデッドマン フェーズ2
パンチ力 6.1t キック力 19.7t ジャンプ力 26.0m 走力 2.1s
敵怪人のデータが出るって珍しいですね。基本的に敵怪人の能力って鉄をも握りつぶす握力!みたいな曖昧な描写が多いのですが…個人的には考察し甲斐があって楽しいですね。
しかし最近のライダーはインフレ(エグゼイド辺りから急にインフレした気が)した為か、敵も相応に強いですね。
昔のライダーだったらラスボスクラスの強さですよこいつ。ファイズブラスターとかよりスペック上ですし。いやでもファイズ最強フォームはバッドオルフェノク戦を見る限り明らかにアクセルが上(ブラスター手が出せず敗北。アクセルは三原がボコボコにされていたような気がしますが無傷で撃破)なのでやはりファイズ最強フォームはアクセルフォームという事でよろしいでしょうか?
「遅いよ!あくびが出るよ」(イーグルゲノムに対して)
お父さんその言葉遣いはどうかと思います。後々の会話を見る限り悪魔の台詞っぽいですが…その悪魔もお父さんから生まれたやつですしね。
もしかしたら息子たちの年齢に合わせて頑張っていたのかもしれない。その頑張りはいらなかったですが。
「私の息子は犯罪などしない。私と同じ医学の道に進むんだ!」
最初の窃盗事件はまだギリギリ信じてあげられる範囲かもしれません。未遂の可能性がありましたからね。未遂ではなかったですが。
その後は全く言い逃れ出来ない、というかお父さんが加担しているので…。
ところでお父さんは上級契約すると変身解除できないのを知って契約したのか気になります。
「離しなさいって!金なら払うから!上の者ちょっと連れてきなさい!」
「パパ!もう終わったんだよ」
「私が間違っているというのか?」
この世間ずれした台詞から後でどうとでもなると考えていた可能性も?
お父さん頭は良いのかもしれませんが…色々残念ですね。
しかしこの台詞。もしかしたらフェニックスはお金でどうにでもなるという伏線になる可能性が無いとも言い切れないのが怖い。
少なくとも上層部にお金を回せば更生期間ぐらいは短縮になりそう(ボンの事例で免除したという件もありますし)な気がします。
第8話 「家族の休息、天国と地獄!?」
大二の中の歪んだ願いが垣間見えた回。
母親である幸美の快気祝い、家族全員が揃う場所で本性を現したカゲロウ。
これまでのストーリー、そして今回の行動によってどれだけ一輝を憎んできたかが見えた気がします。
まず今回の話。
自重しない量の毒物を混入させたアギレラ様の毒殺を妨害。
ただ単に一輝を倒せばいいという訳ではなく、自分自身の手で一輝を確実に葬り去る事を目的としているようです。
さらに言えば今回のシチュエーション。
家族全員が揃う場、無限の絆を(パパさん曰く)を崩壊させた事から一輝の目の前で一輝が一番大事にしている家族の絆を消し去りたかったと思われます。
確実に、そして最高のシチュエーションで一輝を倒す事を望んだカゲロウ。
共闘する気が無かったデッドマンズに対してわざわざ本拠地まで出向いた理由も一輝殺害を邪魔されたくなかったからという思惑があったのから。
逆に言えばそれだけ大二が一輝に対しての思い、いや負の感情を貯めこんでいた事にもなります。
一輝はママさんに自分の幸せを大事にしないと言われていました。
サッカー選手になる夢を諦めてまで家族の幸せを思った一輝。しかしその行動自体が大二に負担になっていたのではないでしょうか?
何かと優秀な兄と比べられる事が多かったはずの大二。
その大二が自分自身で決めた、兄とは違う道。
しかしその自分で決めた道でさえ兄に対して劣等感を抱くことになってしまった訳です。しかも本業の片手間の兄に。
もしかしたら自分で決めた道というのも兄が決して選ばないような道を選んだ、ある意味逃げの選択肢だった可能性すらあります。
どのような道を進んでも自分の前に立ち塞がる兄。
自分は決して人から劣った存在ではない。しかし兄がいる限り自分は一番とは認められない存在であると。
そう思ってしまったから。
大二の中に兄のいない世界を望む悪魔が生まれ、今回のような惨状を引き起こしてしまったのかもしれません。
拗れに拗れた兄弟関係。
果たして家族の幸せを望む一輝は家族のいない世界を望むカゲロウとどう対峙していくのか。
まさに天国から地獄へ、だった8話の感想でした。
・一輝
ママさん「それで…一輝自身は幸せなの?」
一輝「いや…俺は後回しでいいよ。俺の大切な人たちが笑顔でいてくれるのが一番うれしいからさ」
ママさん「一輝らしいわね。でもね…まずは自分の幸せよ」
一輝「自分の?」
ママさん「人を幸せにするためにあんたが一番幸せな人間になりなさい」
一輝「うん…わかった」
一瞬映るカゲロウ
自分よりまず自分の幸せを考える一輝の人間性。
これ自体はヒーローっぽく、仮面ライダーの主人公っぽいのですが…同時に危うい性格とも言えるんですよね。
仮面ライダーオーズで主人公が世界中の人を助けたい、的な話をしている時にヒロインがその中にあなたはいるの?と思うシーンがありました。
オーズの話をしだすと長くなるので詳細は置いといて一輝も似たようなところがあるんですよね。自分を犠牲にしてでも人を幸せにしないといけない。恐らくこれまでの人生とパパさんの遺伝などの要因が積み重なったのが要因だと思われますが…恐らくこれこそがカゲロウの生まれた原因なんでしょうね。
一輝が自分の夢を追い求めてその上で大二や他の家族の夢を応援出来ていたら大二は兄に対して悪魔に支配されるほど強い劣等感を抱かなかったと思われます。一輝の自己犠牲精神も大二からしてみたら自己満足にしか見えてなかったのではないでしょうか?夢を叶える能力があるのに他の人の幸せの為だと言って自分の夢を捨てる兄。
4話で
大二「だから誰も頼んでないんだよ!いつもそうやって誰かを理由にする。兄ちゃんのはおせっかいじゃなくてただの押し売りだ!人の気持ちをわかったような顔して全然わかってない」
といったシーンがありましたが一輝の性格は大二にはこうやって見えていたんでしょうね。
結局のところカゲロウを抑えるためには一輝と大二、双方の心の成長が必須になってくるのだと思います。
結局オーズの話をしてしまうのですが…
映司は世界中に届く手が欲しい→みんなと手を取り合っていけば世界中に手が届けられる、的な最終回でした。
大二も同様に一輝が一人で家族の犠牲とならずに家族の幸せは皆で手を取り合って解決していきたいと思っていたんじゃないでしょうかね?それを一方的に自分だけが犠牲になれば解決、と人の気持ちを理解しない自己満足の自己犠牲精神の兄に反発していた、的な流れになりそうな気がします。
コング変身時
一輝「絶対に大二を取り戻す」
バイス「あんまり熱くなりすぎると一輝がもたないぜ」
一輝「大二のためなら俺なんてどうなったっていい」
バイス「それじゃあ俺っちが困るんだよ!」
一輝「お前なんかどうでもいい」
以降の台詞は一瞬すぎて不明
こうやって自分を(バイス含めて)蔑ろにしてまで他人の為に行動しようとする兄。
確かに他人から見ればヒーローなんですが弟からしたらこの性格こそが障害と感じられるんでしょうね。自分がいるから兄は本当の意味で幸せになれないと。
逆に言えば大二はそれだけ兄の事を思っているという事でもありますが。ママさん曰く大二は自分含めて誰も傷つけたくない性格のようですしね。その中に当然兄である一輝も入っているという事だと思われます。
・コングゲノム
狩崎「予想外の展開…キター!」
狩崎が言うのか…。
と言ってもライダーマニアの狩崎だったら新しいゲノムチェンジするたびに指令室でポーズ取っていた可能性もありますが。描写されなかっただけで。
それはともかく…フォーゼにコング要素、というかパンチ要素ありましたっけ?
指輪の関係で基本的にパンチが使わないウィザードと違ってパンチ自体は使ってはいるのですが基本的に必殺技はキックばかりなのであまりパンチが強いイメージが無いです。と言ってもほかのゲノムチェンジもあまり原作要素ないですけどね。恐らくわざとなんでしょう。ディケイドやジオウは原作要素多い(というかディケイドはまんまコピーですし)ので。
・大二
大二「俺の…体を返せ!」
カゲロウ「それは無理な相談だ。お前では俺を抑えられない」
逆に言えば抑えられれば体の主導権を取り返せるという事。
ストーリー展開的に年内でカゲロウの件は決着がつきそうなので(流石に終盤まで引っ張らないでしょうし)あと数話で兄弟の真の和解、そして大二復活の流れになるのか。それとも全く別の方向性の決着となるのか。気になるところです。
・カゲロウ
カゲロウ「五十嵐一輝を葬る。最も残酷な方法でな。貴様ら(デッドマンズ)は指をくわえて見てろ。絶対に手を出すなよ」
スタンプ窃盗の件ではヒロミのカードキーを使いなおかつ入室記録を消す。
今回は事前に横やりを入れそうなデッドマンズに根回し(無意味ではありましたが)しておく。
動機はともかくカゲロウは有能な人格である事には間違いなさそうです。というか大二が優秀って事にもなりそうですが。
カゲロウ「優しい弟のフリも今日で終わりだ」
デッドマンズ侵入の時には大二の事をアホ扱いしていたのに…。
カゲロウも優しいですね。大二の人格を馬鹿にした方が一輝に精神的ダメージを与えられたと思うのですが。
カゲロウ「愛する家族の前での公開処刑…。最高だろ?」
カゲロウが家族の前で正体を明かすというシチュエーションに拘ったのはそれだけ一輝が家族を大事にしていると思っているからこそですよね。
確かに効果はバツグンだ、なんですが逆に言えばカゲロウもそれだけ一輝の事を理解しているという事。やっぱり基本的に悪魔の性格はその人物の性格というか思っている事を反映しているようですね。
カゲロウ「またケンカしようぜお兄ちゃん」
煽っているだけなのか、それともカゲロウ自身の本心なのか。
本来であれば今回で一輝を倒すつもりだったと思うのでちょっとわかり辛いですが…結果的に追い詰めた、さらに精神的に追い込めそうだから撤退でもよしとした、といった感じでしょうかね?
・仮面ライダーエビル
Eeny meeny miny moe!Eeny meeny miny moe!…バーサスアップ!
マッドネス!ホープレス!ダークネス!バット!仮面ライダーエビル!
5話で登場して8話で初変身シーン。結構長かったですね。
Eeny meeny miny moe!は誰にしようかな?といった感じの言葉らしいです。この場合は大二、カゲロウのどちらにしようかな?という意味でしょうか?
ベルトもツーサイドライバー。大二とカゲロウの二面性を象徴しているようにも思えますし…もしかしたらエビルは大二がカゲロウを抑え込んだ後も大二とカゲロウの使い分けで変身する事になるのかもしれません。
リバイスが一人で二人の仮面ライダーであるのと対照的にW…じゃないエビルは二人で1人の仮面ライダーとなるのかもしれません。
そうなるとカゲロウは封印するべき悪魔ではなく自分を構成している一側面であると大二自身が認識する、という決着になるのでしょうかね?
・バイス
カゲロウ変身時
バイス「うお~っ!やっぱりな!」
今回ずっと大二というかカゲロウを怪しんできたバイスですが悪魔だけに他の悪魔の存在がわかるのでしょうかね?
2話のゴルファーの件でもゴルファーを唆していましたし。
ただ今回の件では絶対あいつが犯人だ!ではなくあいつ怪しいぐらいの認識だったと思うので…能力の精度的には高くはなさそうですね。
・さくら
さくら「あんたたち絶対に許さないから!」
アギレラ「また遊ぼうね、さくらちゃん」
人間態であるアギレラに敗北したさくら。
さくらはギフジュニア程度なら戦える程度には強いはずなのでアギレラ(というか幹部は)人間態でもそこそこ強そうですね。というかエビルに襲われた時にもアギレラは変身しなかったので変身できない可能性が高いですが。
それはともかくこれでフリオとアギレラに対する因縁が出来たさくら。今回の件でも力の必要性を痛感したと思うのですが…カゲロウ編が終わったらさくらの中の悪魔篇が始まりそうな気がします。
・パパさん
ママさん「やだ~!素敵な旅館じゃな~い!」
パパさん「あっ…久々の家族旅行なので奮発してしまいました」
働いていない(一応店番ぐらいはやってる)、無意味な動画配信を続けるパパさんがどこからお金を…。
家族5人で温泉旅館のスイートルームなんて軽く10万以上しますよ。下手すれば数十万。それほど経営状況がよろしくない銭湯でどこからそんなお金が…と言いたいところですがこれまでの話、そしてママさんと一輝との会話でやはりこれまでのごくつぶし描写はやはり意図があった模様。
何かしらの本業がある可能性も…ブーさんも怪しいですしね。
そういえばママさんの病室は個室。それなりに資金面では困っていない可能性もあります。
だからといって息子のサッカー選手になる夢を断念させた(恐らく)のは如何なものと思いますが。
狩崎「お父上。今夜一献いかがでしょうか?」
パパさん「えっ俺ですか?」
狩崎「一度ゆっくりとお話してみたいと思ってたんです。こんな立派なご子息2人育て上げるなんてグレートですよ」
現時点で家族で2人ライダーですからね。長いライダーの歴史の中でもなかなか存在しない(いる事はいる。神代兄弟とアラン様兄弟)。
ただし何の目的でどういった意図があるのかは現時点で不明なのですが。自分を犠牲にしている、とはママさん談な訳ですが流石に立派な悪魔を育てよう、といった意図があったとは思えません。そして現時点では能力値自体は高いのですが精神的にまだ未熟な面もあるので…。
果たしてパパさんの本当の狙いは何か気になります。
狩崎「それより五十嵐元太だ」
ヒロミ「あの父親がどうしたんですか?」
狩崎「彼はなぜ無意味な動画配信を続けているのか…」
無意味って言われてますよ…。まあ無意味だとは思いますが。
動画配信自体に意味があるのかどうかも気になります。
動画意味はなくただ単に反面教師的な存在になろうとしているのか。それとも動画配信にも意味があるのか。
なんとなく動画配信自体にそれほど大きな意味はなく動画を撮る必要性があるから自然な形で動画が撮れるバイチューバーやってるんじゃないかって気もします。
ママさん「ホントあんたが一番パパさんに似てるわね」
一輝「えっ…マジ?どういうところが?」
パパさん「自分を大事にしないところ」
自分を大事にしないところ。
大事にしていないのは十分に描写されてるので家族を大事にしている描写も入れて欲しいと思います。
…牛島一家が不穏な動きを見せているのでそれに関係してるとかですかね?
・狩崎
狩崎「それ(オストデルハンマー)あげるからリバイを助けてあげて」
バイス「カリちゃんサンキュー!」
前回ジャッカルの件で喧嘩していた2人ですが…結構仲良くなってるようにも見えます。もう少しごねるかと思ったのですがそうでもなかった。
とは言え現状リバイスが敗北すると色々問題となってくるのでリバイスに対する援助自体は惜しまないといった感じでしょうかね?前回若林にも釘を刺されたのもあるとは思います。
・仮面ライダーデモンズ
ギフテクス幹部2人に優勢。これはデモンズが強いのかそれとも幹部が弱いのか。
現時点の力関係はデモンズ=エビル≧ギフテクス≧リバイスぐらいのほぼ僅差に見えますが…8話の時点でこれって幹部が弱く見えますよね。そりゃ両アキレス腱狙いもするって話になりますよ。
そしてちょっと調べてみたら狩崎が10種のスタンプに拘る理由がようやくわかりました。10種は基本的にリバイス専用で他のスタンプはデモンズとエビル用(ある程度共用はできる?)のスタンプなんですね。
まず確実な戦力と言えるリバイス用の10種のスタンプ集めに注力するのは当然の話でした。
・アギレラ
アギレラ「あのカゲロウってやつ。ここで決着をつけるんでしょ?」
オルテカ「アギレラ様。顔がにやけてますよ」
アギレラ「フフッ…楽しみじゃない?五十嵐家がこれでおしまいなんだよ」
カゲロウが一輝がいない世界を望むのと同様にアギレラ様は幸せな家族の崩壊を望んでいる模様。
感情が表情に出ていない事があるアギレラ様ですが今回のにやけ顔は本心から出た者だと推測されます。
フリオ「アギレラ様…飲み物に毒を入れっちゃったんですか?」
アギレラ「そうよ。悪い?」
フリオ「いいえ」
オルテカ「カゲロウとの約束を忘れたのですか?」
アギレラ「知ってるでしょ?私命令されるのが嫌いなの」
自重しない量の毒物を入れる敵組織暫定首領。
幹部はアキレス腱狙い、首領は毒殺狙いと直接戦闘を避けてきますよね。個人的に力押ししかしない敵組織より好みではあるのですが…あまり強敵になれそうにない=強化フォームに対して噛ませ犬にすらなれそうにないので前半でデッドマンズ組織消滅もしくは幹部一新される可能性も?
カゲロウ「手を出すなと言ったはずだが聞いてなかったか?」
アギレラの首を絞めるカゲロウ
この状態で反撃しなかったという事はアギレラ様は変身できない?しなかったのではなくて。明確な敵組織が存在する中では幹部勢の戦闘能力が過去最弱な気がします。
とは言えこの時点でエビルとやり合っても双方メリットがないので逃げるという選択肢自体はアリなのですが。
・フリオ
玉置豪「お荷物お預かりいたします」
さくら「えっ⁉玉置くん、なんで?」
玉置豪「短期のリゾートアルバイトで」
敵幹部が短期のバイトをするな。
いや今回の作戦でバイトは必須だったかも…いや別に必須ではないですね。荷物運びする必要性ないですし。
顔バレした時点で空手道場潜入が出来なくなったので物語的な意味はあるのですが顔バレする必要性が全くない。
という事は逆にさくらに接近する必要性がなくなったとも言えるのですが…いやまだ脳筋幹部が勢いでバイトしてしまってたまたま毒殺狙いのアギレラ様とニアミスしてしまった可能性も否定できない。
そして勢い余って渾身の「グラシアスデッドマンズ!」をやった可能性もありえる。
・牛島家
牛島「相変わらず微笑ましい連中だな。そろそろ浴衣に着替えておけ」
…久々に(息子の光は前回でましたが)登場したと思ったら不穏な動き。
さすがに登場回数が少なすぎて何の意図があるかは不明ですが五十嵐家を監視しているのは間違いなさそう。
まあお父さんの前職が忍者とかそういったオチに決まってます。祖父はラストニンジャ。
カゲロウ変身
牛島「何…」
さくら敗北
満足げな表情
カゲロウの変身は想定外の様子。
そしてさくらがアギレラ様に敗北した時は満足げ。
何がしたいのかは不明ですが友好的な関係ではなさそうな気もします。
今回旅館の従業員にデッドマンズ信者がいましたが牛島一家も…いや信者だとするとアキレス腱狙いのフリオさんが何してるの?状態になるのでそれはなさそう。パパさんの本業(あるか不明)で敵対してるとかですかね?
逆に友好的だったとしたらそれはそれで問題。盗聴・盗撮しているので。そもそも友好的ならエビル出現時に助けに入るはずですし。
第9話 「 カゲロウ暴走!五十嵐兄弟…崩壊!?」
家族を思う心が家族の絆を消し去ってしまう、一輝にとっては辛い展開。
まずカゲロウ誕生のきっかけについてまとめてみます。
今週の放送、そして東映公式HPの情報をまとめると
・カゲロウは大二の奥底に潜んでいた悪魔
・カゲロウは子供の頃から存在していた
・一輝に対する嫉妬心がカゲロウを育てた
・兄はいつも輪の中心にいた。そんな兄がいない場所、フェニックスで世界を守ろうと思った
・ライダーになる事が出来れば願いが実現するはずだった
・ライダーに変身する事ができず、さらには兄がライダーに変身してしまった
・ライダーとして戦う決意を決めた兄を認めてしまった
・大二の本心としては兄に対する憎しみは無く兄をサポートしていくつもりだった
・しかし行き場のない嫉妬心がカゲロウに力を与えてしまった
・結果として大二はカゲロウに支配されてしまった
という訳で要約すると…ヒロミが悪いという事ですね!
ヒロミが変身さえ失敗しなければ大二が無事変身。仮面ライダー大二が始まっていたはずです。
有資格者として認められていた大二に必要だったのは後一歩を踏み出す勇気。その心を挫いたヒロミは命を懸けてでも大二を止める必要性が出てしまった…
という冗談はともかく。
ヒロミの変身失敗は一因ではあるものの要因ではありませんしね。
ヒロミの失敗により変身を躊躇した事は確かですが後一歩を踏み出せなかったのは大二の心に因るもの。
そもそも嫉妬心が悪魔を、カゲロウを育てた以上ヒロミの件があろうがなかろうがカゲロウが大二を乗っ取る事は避けられなかったと思われます。
むしろ大二が一人変身して戦っている状態で(その場合は一輝も変身しなかったと思われる)カゲロウが暴走をしていたらそれこそ取り返しのつかない状況になっていたはず。(デモンズドライバーでヒロミが変身可能ではあるのですが)
例えば一輝殺害など。
つまりヒロミは一輝を救った、つまり仮面ライダーリバイスの救世主と言っても過言ではないでしょう。
といった比較的重要ではない話はともかく。
東映公式HPでも語られているように今回の兄弟喧嘩は避けられないものだと考えてよいでしょう。
本題に戻って。
一輝はあくまで家族の事を考え、家族の為を思い、家族の為に行動してきたはずです。
しかしそれが大二の中に潜む悪魔にエサを与え、家族の絆を失うという皮肉な結果となってしまった訳です。
一輝の行動は人の気持ちに寄り添えていない、押しつけがましい面があった事も確かです。
しかしそれ自体を非難する事は出来ないでしょう。
気持ちに寄り添えてはいないものの一輝は一輝なりに人の幸せを願っての行動をしてきたはずです。
それがわかっているからこそ大二は一輝に対して嫉妬心はあれども憎しみの心までは持っていなかったはずです。
しかしそんな嫉妬心を糧にカゲロウは成長してしまった。
過程はどうであれ一輝にとって辛い展開には違いないのです。
その状態を打破できるのは…カゲロウも知らない大二の一面となりそうです。
カゲロウの思いが大二と完全に一致していないように。
カゲロウが知らない強さを大二は持っている模様。
カゲロウ以上に大二を知っている一輝の、兄の心がカゲロウ打破のカギとなってきそうな展開。
果たして大二の強さ、兄をも上回る心の強さとは何か。続きが気になる第9話「 カゲロウ暴走!五十嵐兄弟…崩壊!?」感想でした。
しかし今回のケース。結構面白い事実がわかったように思えます。
悪魔の保有者は基本的に自分の本性が暴走したものでした。
しかし大二の悪魔は行き場の失った感情が悪魔を育て、人間の体を乗っ取ってしまうという事実。
もしかするとデッドマンズ幹部にも当てはまる事例ではないでしょうか?
ギフ様の生贄になるためにはフェーズ2以降の状態が必要(と言われて)いますがフェーズ2以降は元に姿に戻れない状態。(と劇中で説明されている)
しかしギフテクスの2人は人間からデッドマンに変身しています。ギフテクスの二人(アギレラ様含む?)は大二と同様に自身の悪魔に直接体を乗っ取られているのではないでしょうか?
実際にどうなっているのかは不明ですが明らかにフェーズ2以降の状態とギフテクスは矛盾している存在。
本当にギフテクスは悪魔と上級契約した状態なのか。カゲロウの件から何かわかるのか。気になるところです。
・一輝と大二
一輝「大二ともう二度と会えないんじゃないかって思って…」
ママさん「大丈夫!あの時もちゃんと会えたじゃない」
パパさん「ああ!かくれんぼで大二が迷子になったやつか」
結構山奥を捜索しているような過去回想だったのですがどこでかくれんぼをしていたのか。大二は廃屋っぽいところに隠れてましたしね。
しかしそれは特に重要ではなくかなりの長期間、何かしらの意図があって隠れていたという話になりそうですが…何があったのかは気になります。
パパさん「大二がビビりで動かなかったからよかったな」
一輝「えっ…そうだったっけ?」
ママさん「一輝、大二を助けてあげて。あんたがあの子のことを一番わかってるんだから」
ビビっていたのではなく何か意図があったからこそ一輝はパパさんの言葉にピンとこなかったようですね。
結局ところ大二はママさん、そしてカゲロウにも知らない一面がある模様。一輝と大二しか知らない二人の秘密、大二の強さが次回の大二変身に繋がっていきそうな展開だと思われます。
・カゲロウ
大二「カゲロウ!聞かせてくれ。お前は一体誰なんだ?」
カゲロウ「俺はお前の悪魔だ。お前が子供のころからいるんだよ。お前が一輝を憎むた度に俺は成長していった。嫉妬は悪魔の餌だ」
大二「違う。俺は兄ちゃんのことを憎んでなんかない!」
カゲロウ「ウソをつくな。俺の願いはお前の願い。ビビッて何もできないお前の代わりに俺がやってあげてるんだよ!」
東映公式HPによると大二は本当に一輝に対する憎しみを持っていなかったようです。カゲロウと大二の認識のずれがカゲロウの暴走に繋がってしまったのでしょうね。憎んでいないからこそ嫉妬心が悪魔に栄養を与えてしまい乗っ取られてしまったというのは皮肉な話ですが。
大二「やめろ…!」
カゲロウ「なんだ?その口の利き方は」
大二「やめて…ください…」
カゲロウ「ハッ…。まずはお前が消えろ」
この大二の「やめて…ください…」というのがカゲロウが大二を嫌っているというかアホ扱いしていたところでしょうかね?
自分にも他人にも優しい大二だからこそいざという時ビビッて動けなくなってしまう。そんな主人格の一面に歯がゆい思いをしていた面もあると思います。
もしかしたら大二の本当の強さ自体には気が付いているのかもしれませんね。ただ精神的な弱さからそれは発揮できないだろうと思っているのかもしれません。
カゲロウ「教えてやるよ。俺が生まれたのは一輝、お前のせいだ。お前はいつも輪の中心にいて周りを笑顔にする…。お前だけ目立ってさぞかし気持ち良かっただろうな」
一輝「違う…!」
カゲロウ「大二は努力を重ねてフェニックスに志願した。兄貴のいない場所で認められたかったのさ。お前は銭湯と家族を守り、大二は仮面ライダーとなって世界を守る。あと一歩で望みがかなったというのに…お前が仮面ライダーになりフェニックスと契約した瞬間大二は悟ったんだ。自分よりお前のほうが仮面ライダーにふさわしいってな。お前が…お前が大二の未来を奪ったんだよ!
感想でも書きましたが一輝の他人を助けたいという思いがカゲロウ乗っ取りの切っ掛けとなってしまったというのは皮肉な話。
しかしそれと同時に兄弟にとって乗り越えなければいけない問題が起こっているだけとも言えますが。何にせよ大二のある種の劣等感はいつかは克服しなければいけなかったはずですからね。
しかしカゲロウも台詞的には「努力した」「あと一歩」と大二の事は認めているようですね。大二=カゲロウな訳なので大二を構成する全てを否定している訳ではなさそうです。
もしかしたら一輝を煽っているだけかもしれませんが。
・さくら
狩崎「大二くんは悪魔に乗っ取られてしまった。やるしかないね」
さくら「やるって何?大ちゃんは仲間じゃないの?救う方法を考えなよ!」
狩崎的には大二を救う方法自体はわかっているものの敢えて一輝を煽っているようですね。
それはともかく(狩崎の思惑なんて知った事ではないですし)かなり今回の件で憤慨している模様。
さくらは誘拐犯の時、そして今回かなり自身の感情を出しているように思えます。それは彼女なりの正義感なのか。それとも自身は何もできない無力感なのか。
カゲロウが嫉妬心から生まれたという事はさくらの悪魔は別の感情から生まれる可能性が高そう(展開的に)なので…憤怒でしょうかね?
世の中の理不尽とそれに対して無力な自分の力に関して…な感じがします。
さくら「ねえ聞いてよ。一輝兄の悪魔に。どうせその辺にいるんでしょ?」
バイス「へへへ…お前の中にも恐ろしいやつがいるかもよ」
おそらく恐ろしいやつはいると思われます。展開的に。というかパパさんが意図的にそういう風に仕向けているようにも思えます。
それはともかくバイスは他人の悪魔自体は見えないっぽいですね。見えていて敢えてボカシていっているだけかもしれませんが。
牛島光「さくらさんってどうして空手始めたんですか?」
さくら「初めはお兄ちゃんについていっただけなんだけど私が一番ハマっちゃった」
光「それでめちゃくちゃ強くなったんですね」
さくら「強くなっても幸せになれるわけじゃないんだよな…」
先週牛島一家が不穏な動きを見せているからこそこの光の台詞も何か探っているように聞こえます。
それはともかくさくらにとっても需要なのは”幸せ”なんですね。最終的には家族で幸せになりたいとは願っている様子。
というかフリオもアギレラも事ある毎に”幸せ”について言っているので仮面ライダーリバイスでは”幸せ”は重要なキーワードと言えるでしょうね。
・バイス
バイス「いやあ、こんなに強い敵がいるなんて一大事だ~!へへへへへ…!うわっこりゃ大事件…」
一輝「おい!お前わざと「だいじ だいじ」って言ってんだろ!」
バイスは煽る為ではなく自分が楽しいから「だいじ だいじ」と連呼してい様子。バイス自身の自分勝手な一面にも思えますが一輝にも自分勝手な面はあるんですよね。日本一のおせっかい。
ある意味似た者同士、というか同一の存在である(はず)なので…やはりバイスもカゲロウと同様に一輝の一部分が暴走した面なのかもしれませんね。
それはともかく大二、大事と変換しづらいのであまり大事を連呼しないで欲しい。
・オストデルハンマー
「レッツイタダキ!車!イタダキ!ドライブ印!」
ドライブの回転斬りっぽい演出というかそのままですね。他のオストデルハンマーもレジェンド要素あるのでしょうか?
そう考えると先週の岩は…ウィザードのランドスタイルなんでしょうかね?岩を飛ばしているイメージはあまりないのですが。
・パパさん
パパさん「よし…。こんな時だからこそパパは最高の動画を撮るぞ!」
バイス「い~やパパさんちょっとズレてない⁉」
パパさん「一輝は大二を家に連れて帰ってこい」
本来であれば家族一丸となって大二の事を考えるべき案件の時に一輝に丸投げ。今までもそうでしたがこれだけ徹底しているとカゲロウの暴走もパパさんの思惑通りじゃないかと邪推してしまいます。ズレているどころの話ではない。
牛島一家も不穏な動きを見せてはいますがそれはパパさんが暴走しないように監視している組織の一員なのではないかとも思ってしまいます。
・カマキリゲノム
狩崎「ほら、エビルには相性抜群のバイスタンプだ」
結局何が相性抜群だったかわからない鎧武、というかジンバーアームズっぽい形態。中距離の弓主体なら接近戦メインのエビルに対して相性がいいって話だったのでしょうか?
結局機動性重視のジャッカルに敗北してしまいましたが…先週ジャッカルスタンプを奪われてさえいなければ確かに相性抜群だったかもしれませんね。ただ今週奪われたならともかく先週奪われたものを想定してないのはどうかと思いますが。
「いざ無双斬り!俺が横切り!カマキリ!俺達オンステージ!」
バイス「ここからは…俺っちオンステージ!」
俺達オンステージ!って言った直後に俺っち、と一人オンステージ状態にしているのはどうかと思います。まあ鎧武本編もそんな場面があったと思いますが。鎧武は最終的に神が強すぎたので…。逆に序盤は主任オンステージ状態でしたが。
・モグラゲノミクス
モグラ獣人の力らしいですね。ただしアマゾン本編のモグラ獣人は基本的に戦闘ではほぼ役立たず(怪人相手にまともに戦えているところを見た記憶がない。基本的に攪乱、サポート要員)だったのでもしかしたらアマゾンズのモグラアマゾンかもしれませんが。
それはそれである特定の物を食べて暴走し始めそうで怖いのですが。もうハンバーガーでは満足できない。
・ヒロミ
ヒロミ「エビルは俺が倒します」
一輝「えっ?俺には無理だって言いたいんですか?」
ヒロミ「俺ならエビルにとどめを刺せる。お前にそれができるのか?」
初変身の時は大二を止めると宣言していたのに今回は倒す発言。狩崎と若矢橋は何らかの意図があって一輝を煽っていたようですが恐らくその件はヒロミは知らないはず。
もう大二は消滅してしまったと考えているのか、それとも大二を止める為にエビルと倒すと宣言しているのか。本心がわかり辛いですが…何にせよカゲロウは放置できない状況である、そしてそれを止める(倒せる)のは自分だけであると考えているようですね。
ヒロミ「カゲロウ!罪のない人には手を出すな!」
罪があれば倒してもいいように聞こえる発言。
市民を巻き込まず自分達だけと戦えと言っているとも解釈できそうですが。どちらにせよヒロミは極力市民への被害は出したくない(これまでの話からもそういった面はありましたが)ヒーロー気質である事は間違いなさそうですね。
・狩崎
一輝「狩崎さん。エビルがカゲロウだって知ってたんですか?」
狩崎「もちろん知らなかったよ。ただ大二くんが君にリバイスドライバーを使われちゃって悔しそうだったから何かあげなきゃって思っただけ」
カゲロウに悪魔に相応しいドライバーだ、とツーサイドライバーを渡していた事からこの台詞は一輝を煽る為に言っていると思われます。単に自分たちに責任はないよ、と言い訳しているだけなのかもしれませんが。
狩崎「私の目に狂いはないはずなんだけどねえ…」(ブラキオで人を襲うカゲロウに対して)
若林「食えない男だな」
大二は大二でカゲロウを克服できるとも思っていそうな台詞。次回の大二変身するまでは想定してツーサイドライバー渡していそうですね。
ただ胡散臭い事この上ない事は確かなのであまり信用できないのですが…ただ狩崎以上にパパさんの方が信用できなくなっている状況であるので相対的に狩崎がまともな人間に思えてくるのが怖い。
・若林
「やつが五十嵐大二なのかカゲロウなのか知らんがフェニックスの分隊長がエビルだと世間に知られる前に殲滅しろ」
この台詞も狩崎と打ち合わせ済みの台詞なんでしょうね。そういった状況全部踏まえて狩崎の事を「食えない男だな」と評しているようです。狩崎は後半敵となってもおかしくは無いですが若林は…どうなんでしょうね。どちらかと言うと完全な政府側の人間に思えるので政府にとってリバイスが邪魔な存在になったら敵となりそうな気がします。
・アギレラ
オルテカ「カゲロウに挽回の機会を与えました」
アギレラ「マジ⁉甘くない?」
アギレラ様って評価厳しいですよね。コング以外の悪魔には大体ケチつけている印象があります(チーターとか)。コングも妹を攫って立てこもっていただけなのですが…自分が見つけた生贄候補だったからでしょうかね?
ただ単に前回やられたのでカゲロウが嫌いだっただけの可能性もありますが。逆に言えばアギレラ様を直接狙ったカゲロウに挽回の機会を与えたオルテカは本当に甘い気もするのですが。
・詐欺グループ
レックススタンプを何度も使用していましたが危ないと思います。
1人はドン・アルマゲが出てくる可能性がありますし1人はヨドンナ様が出てくる可能性があります。最後の1人は特に何も潜んでなさそうですがハイテンションで料理を始めそうな気がするので。
第10話 「兄と弟、信じる心」
一輝と大二。二人の信じる心がカゲロウを抑え込んだ結果、ついに仮面ライダーライブの誕生。
今回の件で一輝は自分は自分が思った以上に自分の事しか考えていない事に気が付かされました。それもバイスによって。
これまでの一輝は他人にどうなって欲しいか、という事より自分がどうしたいかを優先して動いてた節があります。
それが一輝の原動力でもあり、人を助ける際に迷うことなく行動する事が出来ていた訳なのですが…その人の心に寄り添えていない事が結果としてカゲロウを生み出してしまう事となってしまいました。
逆に大二は人も自分も傷つけたくない。だからこそ肝心な時に躊躇して動けなくなってしまった訳なのですが…過去話でも今回も信じて耐える事が出来たからこそ問題解決の糸口となった訳です。
一輝は弟を助ける為に行動をした。
大二は兄を信じて待ち続けた。
それぞれまだヒーローとしてはまだまだ足りないところのある半人前。
しかしそれぞれが互いの良いところを見つけ成長していく切っ掛けとなったのではないでしょうか?
何故なら一輝は自分に足りない心を見つけ、大二は自分に足りない力を手に入れたのだから。
2人の兄弟の信じる心、力が2人を真のヒーローへと成長させる事になる事を期待しています。
・・・そしてそんな状況でさくらちゃんが闇落ち?
なかなか五十嵐家に心休まる日はこないようですね。
五十嵐家が一丸となって家族の、そして世界の平和の為に戦えるようになる展開を期待しています。
・大二
大二「兄ちゃんが必ず来てくれるって信じてた」
一輝「俺も信じてたよ…。大二は強いな」
大二「兄ちゃん。ここは俺に任せて」
一輝「ああ。頼んだぞ、大二」
大二は精神的には最初から強かったという展開。
ただ強い兄を信じるが故に自身の力を発揮できなかったという側面もあった訳で、それがカゲロウ誕生の切っ掛けにもなったという皮肉な話だったのですが…。
裏返り、力を発揮できるようになった大二が今後どんな成長を遂げていくのか。楽しみな…のですがその前に妹さんがどうなるか心配。
・一輝
一輝「俺は本当に大二のことを信じていたのか…?大二を助けるつもりで自分のことしか考えてなかったのか…」
一輝「大二…ごめん。お前は自分自身でちゃんと闘ってたんだよな。俺…おせっかいばっかでお前の気持ちを考えず信じてあげられなかった。こんなバカな兄貴を許してくれ!」
一輝って家業の事でもそうなのですが基本的には自分の事しか考えていないですよね。
言い方は悪いのですが本当におせっかいな人間である事は間違いないと思います。
ただ基本的に最初から精神的に悩まないヒーローなんていない(特に最近のヒーローは)ですしリバイスは一輝の成長の物語でもあるはずなので今回の件を踏まえてこれからの成長に期待したいところです。
…大二の問題が終わったら次はさくらですしね。
・さくら
「ヒロミさん。フェニックスのやってることって正しいことなの?本当に仮面ライダーは必要なの?」
ヒロミ「…世界の平和のためには必要だ」
さくら「大ちゃんが犠牲になってるのに?一輝兄の人生だってめちゃくちゃになってるじゃん」
今更言ってもあれですがこれだけは言わせて欲しい。兄の人生云々に関してはお父さんにも言ってあげて。
それはともかくやはり正義、正しさ、強さ、がさくらにとってのキーワードになりそうな予感。
そしてさくらも一番大事なのはやはり家族なんですね。仮面ライダーってある意味家族を蔑ろにしている(自己犠牲の面で。家族いない事も多いですが)のでさくらの反応も新鮮ですね。
世界を守る前に家族を守ろう、優先しようというのは人として当然の思いだと思いますし。
さくら「私を殺しにきたの?」
アギレラ「その逆。救いにきたの。ねえ私と一緒にギフ様の家族にならない?」
さくら「誰?それ。なるわけないでしょ」
アギレラ「悩んでる答えが見つかるかもよ」
そういえばアギレラ様はさくらが悩んでいるって知ってましたっけ?フリオから聞いていた?アキレス腱狙いの本当の目的はリバイスのアキレス腱排除ではなくアキレス腱を手に入れるのが本当の目的だった可能性が…。
まあそれはともかくアギレラ様は家族関係に悩んでいる人を勧誘するのが好きですね。チーターデッドマンの時も自ら勧誘したのだろうか?
逆に言えばそれだけ家族関係について思うところがあるのでしょうが。
・カゲロウ
「言っただろ。ねたみや憎しみを餌に悪魔は育つ。大二の弱さが俺を強くした!」
これから一輝の強化フォームが出る度に嫉妬した大二によってカゲロウが育っていく可能性が…。
狩崎曰くエビルが強くなればなるほどライブが強くなるようなので嫉妬を糧に成長していく仮面ライダーライブがここに爆誕!という事でよろしいでしょうか?
まあそれはともかく嫉妬自体は誰しもあるものなのでここでカゲロウ完全退場ではなくこれからも要所要所で登場して欲しいとは思います。
エビルもライブも変身時、どちらにしようかな、となってますしね。
・ヒロミ
バイス「悔しくて男泣きしてました!」
ヒロミ「カゲロウは一般人に被害を加えている。一輝これ以上は無理だ。私情は捨てろ。大二はもういない」
五十嵐家が迷いながら成長していくライダーである為か逆にヒロミは迷いを振り切って戦うライダーに見えてきました。
まあメインライダーが悩んでさらにサブライダーまで悩んでいると話が進まないのもあると思いますが対比的な要素も大きいかと思います。
このシーンだけ見るとゼロワンの不破さんが滅に対してお前の事情は知らん、的なシーンを思い出します。
何かしら事情はあるのは承知しているけれども人間に被害を出している以上お前を倒さなければならない、的なシーン。
そういえば不破さんはスピンオフの滅亡迅雷戦で…いやなんでもないです。
・バイス
バイス「はーい!ヒロミっちの頭の中をのぞきまーす!」
ゴルファーの時もこうやって確認していたと思われます。
つまり中身を覗かないと悪魔がいるかどうかはバイスにもわからない可能性が高いですね。多分中を覗かなくても特別な悪魔がいるかどうかはわかっていそうな気はしますが。
バイス「いいじゃんいいじゃん!大二にはあとでちゃ~んと謝れば。ねっ」
一輝「…だよな」
今回の、というかこれまでのリバイスで一番良かったと思うシーン。
今回のリバイスは兄と弟の話がメインだったとは思うのですがその問題解決に至る過程が一輝とバイスによって齎されたという話。
悪魔ではあるのですがそれだけに純粋に物事を見れるバイスによって一輝が自分にとって一番大事なものを見つめ直す事が出来たという事実。いい関係だと思います。
カゲロウもただ消えゆくのは寂しいので一輝とバイスのような関係を築いていければいいと思います。悪魔は他人ではなく自分の一部分ですしね。多分。
・牛島光
光「さくらさん。どうしたんですか?」
物凄くタイミング良く出てきましたが偶然ではなくストーカーをしていただけに見えてきました。温泉旅行回の件もありますし。
しかしそうなると牛島家族はデッドマンズ関係者の可能性も?
・狩崎
狩崎「大いに期待して渡したはずのツーサイドライバーが無駄になろうとしてるんですから」
若林「お前にとっては全てが実験か。その最終目標はどこだ?」
狩崎「海よりも深い、仮面ライダーへの愛が故。それだけですよ」
重度のライダーオタクの辿る終着点の一つ。それは自分がライダーになる事ですよね。
つまり他の人間を実験台にして自身が最強のライダーになろうとしているに違いない。
本当の狙いはまだわからないですがライダーになろうとしているようには思えます。こいつ特殊どころかデッドマンズがドン引きするような悪魔いそうですし。
狩崎「裏返ったーーっ!!仮面ライダーライブ爆誕!フォーッ!」
このテンションからライブ爆誕は賭けだったのは間違いなさそうですね。
特殊な悪魔は必要で、大二はその特殊な悪魔を保有している。ライブに変身できる資質はあれども悪魔を制御できるかは別問題でしたし。
結構な賭けだったと思いますが失敗していたらどうしていたのかは気になります。鎧武のプロフェッサーのようにベルトに仕込みぐらいはしてそうですが。
・若林
若林「お前のシナリオ通りだったわけか」
狩崎「エビルが強くなればなるほどライブのパワーも倍増する」
…司令官作戦知らされてなかったんですね。
この人現時点では有能なんだかそうではないのかわからない。まあそもそも司令官はヒロミだったので想定外の事態になっているのかもしれませんが前線の司令官向きではない気がします。
・ブラキオゲノム
バイスタイム!「祝え!長き王の誕生を!」
ブラキオはジオウ。
…特殊能力なしのジオウって地味な気もしますが。ジオウ2になれば単体でもヒーローあるまじき能力になっていくのですがライダータイムなしのジオウはねえ…。地味。
一応特殊能力で短時間未来予知ができるらしいですが…公式の能力紹介だとなんかいける気がする、的な表現なので出来るかどうかは不明。
というかジオウの特殊能力なんか再現しては駄目だと思います。それこそ魔王以外使ってはいけない。
・アギレラ
「ウソっぱちの愛なんかに頼るからそうなるのよ。幸せは掴もうとすればするほど遠ざかる。身を委ねるしかないのにね」
実体験が伴っていそうな助言。
なんでもアギレラ様は家族に捨てられたそうで…アギレラ様が改心、というかギフ様から解放される日は来るのでしょうか?
・デッドマンズ
オルテカ「カゲロウは生贄を集める気はさらさらないみたいだが⁉」
オルテカ「リバイスを消してもらったら…もう用済みですね」
えーと、カゲロウって生贄集めるって言ってましたっけ?
一輝は俺の獲物だから手を出すな、ぐらいしか言っていなかったような。
そもそも現時点でリバイスを直接倒す事が出来ないからわざわざカゲロウに頼った訳でして、現時点でエビルを倒せるとは思えないのですが。
まあその場合はカゲロウのアキレス腱狙うんですよね。知ってます。
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