仮面ライダーリバイス 1~10話の感想です
第11話 「無敵のさくら、何のための力」
一輝「さくらは大きくなったら何になりたい?」
さくら「無敵!」
となかなかに壮大な夢を持っていたさくらさん。
きっと幼い頃にはエグゼイドを見て育ったのでしょう。
しかしムテキゲーマーは無敵ではあったもののパンデミック状態のゲーム病には無力であり、必ずしも力で無敵になったからと言って全ての物事が解決できるものではないですよね。
以前の誘拐事件、そして今回の治療費の件で無敵でも解決できない問題があるという事態に直面。さらに言えば自分は家で待っていろ、と言われるほどの無力感を味わってしまう結果に。
一応次回で変身自体は成功するようですが…さくらにとってはこれが始まりに過ぎないのかもしれません。
自分の無力感を払拭出来た後、さくらはどう思うのでしょうか?
もしかしたらアギレラ様の本当の狙いは変身させる、という事なのかもしれません。
政府の組織フェニックスが全て正しい訳ではない。
悪の組織デッドマンズも全てが間違っている訳ではない。
その事実に気が付いたさくらはどんな道を選択するのか?
2人の兄は平和の為に戦う道を選びましたがさくらは果たして何の為に戦うのか。
その選択が気になる次回も楽しみにしています。
・一輝
一輝「何か悩み事でもあるのか?兄ちゃんに話してみろよ」
さくら「ウザい!子ども扱いしないで!」
さすが宇宙一のおせっかい男。おせっかい過ぎる。
といっても兄としては妹の事を心配するのは当然なのですが…。
今回の件はさくらが自分で自身の気持ちに整理をつけないと解決しないといけない問題な訳でして…兄として何が出来るのでしょうかね?
・大二
大二「さくらは甘いんだよ!これは遊びじゃない。空手が強いのとは訳が違うんだ。戦う力のないさくらは家で待っていればいい」
さすが何もせず兄を信じて待ち続けていた男。説得力が違う。
とはいえ力の無い人間がやたらむやみに動き回ると事態が悪化する事はある訳で大二の判断は間違っていないとも言えるのですが…今回はタイミングが悪すぎですね。大二なら大人しく待っている可能性はありそうですがさくらには逆効果でした。
しかし大二も自身で戦う力を持ってからは積極的にその力を使って戦っている訳ですし待つだけの男ではないところをみせていって欲しいですね。
・さくら
さくら「聖子さんを許してあげて」
大二「見逃せるわけないだろ」
さくら「デッドマンズの力を借りるしか手段がなかったのよ」
大二「どんな事情があっても悪魔を生み出して悪事を働いていい理由にはならないだろ!」
さくら「じゃあ涼くんが助からなくてもいいってこと?フェニックスは困っている人を助けるための組織でしょ⁉」
さくらは全体的に視野が狭い印象。高校生なので仕方ないのですが自身の判断が全てだというシーンが多いですね。
聖子さんを見逃して←見逃した結果被害が出る事を考慮していない
デッドマンズの力を借りるしか手段がない←そうでもないはず。他の手段を考えようともしていない
涼くんが助からなくてもいい?←そういった問題ではない
フェニックスは人を助ける←対デッドマンズの組織でなかったでしょうか?
他にも前回の話でカゲロウを倒す倒さないでひと悶着ありましたし自分の思った事、正しいと思っている事を人に押し付けるような印象ですね。
あれ、ある意味に一輝に似ているような…いやでも種類が違うか。
次回変身し、力を手に入れるようですが…力を手にした時、さくらは何を思い行動するのか気になります。
大二は自身の悪魔を制御した事で力を手にしましたがさくらは力を手にした事で自身の悪魔が成長しそうな気がします。
一輝「さくらは大きくなったら何になりたい?」
さくら「無敵!」
大二「無敵だったら敵がいなくなっちゃって戦えないよ?」
さくら「それが一番かっこいいじゃん!」
感想の方で結構書いたのですがこれだけは言わせて欲しい。
無敵なんてものは神に等しい才能を持った人間がその命(残機)を賭けてようやくたどり着ける至高の領域。
管理者権限で普段使えないラスボス用のキャラを使ったり、リセットボタン連打してくるような大人げない行動を連発してくる父親を倒すために無敵のキャラが暴れまくるゲームを作って対抗するというこちらも大人げない手段がとれる人間が作り出せる究極の領域。
あくまで一般人であるさくらが目指す領域ではありません。
まあそれはともかく無敵になって敵を倒すのではなく無敵になって平和になればいいね、的な考えっぽいのでそれに関しては賛同します。
ところで地味に大二が結構物騒な事を言ってる気がしますが気のせいでしょうか?
・牛島光
光「あれ?さくらさん?何してるんですか?」(家出中のさくらに対して)
毎回毎回タイミングよく出てきますね。前回もそうでしたが。
と言っても五十嵐家を監視している事は間違いないので今回も偶然ではなくタイミングを見計らってきただけでしょうね。多分。
・牛島太助
「遠慮しないでくつろいでよ。ご両親にはちゃんと連絡しておいたからね」
連絡しておいたってのが本当なのか怪しい気がする。
そして今回牛島家が初登場ですが殺風景というか生活感がないですね。まるで仕事場のよう。本当にここで生活しているのか。五十嵐家の何を監視しているのか。牛島家の背後にいる組織は何なのか。色々と気になる事が多い家族ですね。
・バイスタンプ
狩崎「この間はヒヤヒヤしたよ。もし私が調整する前にリミックスを発動させていたら…」
調整前に発動すると暴走するとかですかね?
ジャッカルバイスタンプの時は狩崎がバイスのフォームを変えていましたが調整前にやると悪魔そのものが生まれてきてしまうとか。
もしくは玩具販売予定のないリミックスを発動させると財団Bからお叱りを受けるという非常に切実な問題があったのかもしれない。
・コブラバイスタンプ
オルテカはダイオウイカ
フリオはウルフ
そしてアギレラはコブラっぽいですかね?
やっぱりショッカー幹部モチーフっぽい(イカデビル、黄金狼男、ガラガランダ)ですね。
スタンプは基本的に1本しかないと思われるのでさくらにコブラが渡ってしまうとアギレラは変身できない可能性が高いのですが…カゲロウに襲われた時に変身しなかった事から現時点では変身できない可能性が高そうです。
果たしてアギレラが変身するのはいつになるのでしょうか?
・共同契約
オルテカ「ほう。共同契約ですか」
灰谷「プラナリアの分裂能力に私の人の心を操る能力が加われば私の生んだ悪魔を第三者と契約させるのはたやすいことです」
オルテカ「つまりそのバイスタンプ1つで悪魔を量産できる」
要は他人の人間が出した悪魔とも上級契約できるって事でしょうかね?
ただプラナリア以外のバイスタンプでは使いづらい(同種のバイスタンプがあれば可能?)ので今後この共同契約が出るのかは微妙なところですが。
今に複数名で押印する契約とかでるのでしょうかね?
・灰谷天彦
「世界中で広がる格差社会。貧富の差。強者はどんどん強くなり、弱者はどんどん弱くなる。私はデッドマンズの思想に共鳴する。彼らはこの不公平な世界を変える者たちだ。魂を解放し、真の自由なコミュニティーを形成する。まさに新しい家族だ」
不公平な世の中を糾弾すると見せかけて自身の力を増そうとする強者の一例。
オルテカ的には好ましい人材だと思うのですがアギレラ様からは嫌われそうなタイプに見えます。
レギュラーキャラになるのかそれとも次回退場するのか気になりますが…ギフ様復活にはギフテクスが6名必要だったはずなので少しずつギフテクス候補が出てくるのでしょうかね?
・アギレラ
「さくらちゃん弱~い。そろそろ現実に気づいたら?誰かを守る。人を助ける。口で言うのは簡単だけど力のない人間の言葉はむなしく響くだけ。デッドマンズに入ればその力、手に入るかもよ」
アギレラ様は好意でスカウトをやっている気がします。
本当にその人にとってギフ様の家族になるのが幸せだと信じている印象が。
基本的にアギレラ様がスカウトに来るのは家族関係に悩んでいる人物だけですしね。今回の件もさくらに力を持たせる事自体が目的でスタンプとドライバーを送り付けた気がします。
もちろん力を手にしたさくらがどう判断し行動するかは想定した上で。
第12話 「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」
自分自身の弱さを認め、仮面ライダージャンヌへと変身したさくら。
めでたしめでたし…と言いたいところなのですが本当にそうなのでしょうか?
まずアギレラはこうなる事を予想していた事。
生贄を増やす可能性が高い、デッドマンズにとって有益な作戦であったはずの灰谷が作戦が失敗に終わったにも関わらず、満足そうな反応。
灰谷自身が嫌いだったという事もあるとは思いますがさくらが変身して力を手に入れること自体はアギレラの想定通りだったと思われます。
つぎにラブコフ。
さくらは今までのあたし、と言ってはいたのですが…前回の不穏な影の正体がラブコフだとするとこの悪魔は本当にさくらの内から生まれたものかどうかわかりません。
何より他の悪魔と形状が違い過ぎるのが気になります。
五十嵐家の悪魔は他の悪魔と違う(バイス、カゲロウ)特殊な悪魔が多いのですが…果たして本当にこの悪魔はさくらの、弱かった自分を認める事が出来なかった自分自身の姿なのでしょうか?
そしてさくら自身。
結局のところフェニックスで廃棄され、デッドマンズに拾われた(と思われる)リベラドライバーを使っての変身。
前の話でデッドマンズに頼るしかなかった師範代の許して欲しい、と言ったさくらですがこれで自身もデッドマンズの力を使ってしまった訳です。
フェニックスが絶対に正しい訳ではなく、かといってデッドマンズが絶対的な悪の存在ではないと認識してしまったさくら。
弱さを受け入れ、無敵になる、無敵になろうとする力を手にしたさくらはその力で何を成そうとするのでしょうか?
悪魔の力が必ずしも悪意によって生まれるものではない(チーターデッドマンなど息子を守る為に変身した)ように、さくらの悪魔も必ずしも悪意によって成長するとは限りません。
果たしてさくらは自分が夢見た無敵の存在となれたのか?
気になる第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」の感想でした。
・一輝
さくら「自分の大切な人が困っているのに私は何もできないの?」
一輝「俺は止めに来たんじゃない。ただし次は本当に強いさくらを見せてくれ。中途半端な状態ならいらない」
さくらの本当の強さを知っているからこその台詞。
キレたら家族で一番怖いというだけあって迷っていなければ精神的に一番強いのでしょうね。
なんせ子供の頃の夢が「無敵!」ですし。いや今もか。
それを知っているからこその激励の言葉なのですが…果たしてさくらが力を手にした結果どうなるのか。さくら、そして一輝もちょっと心配です。
なんせ自身がライダーになった事によってカゲロウが出現した訳でさくらにもライダーの件で悪影響があったらお兄ちゃんのメンタルが限界突破しそうです。
・大二
大二「子供みたいなこと言ってんじゃないよ!実際変身もできてないだろ!しかもそのせいで被害も増えている…」
さくら「私のせいって言いたいの⁉」
大二「そうだよ!さくらのせいで兄ちゃんが怪我をした。さくらが邪魔したんだ」
大二ってこういうところありますよね。
ママさんの言っていた「大二は自分も他人も傷つけたくない」というのが本当だったと思わせるシーンが多いですよね。そしてその思いを他人にも押し付ける…結構一輝も大二も似た者同士かもしれない。
そしてカゲロウが他人に対して攻撃的な口調だったのはやっぱり大二に似たのかもしれない。他人はともかく兄弟に対しては遠慮がないためかかなりきつい口調なんですよねえ…。やはり悪魔はその人自身に似るのでしょうか?
・バイス
「ええーっ⁉、もしや…ちょい待ち!ねえ!今さくらの中にすごいのいたんだけど!」
今までバイスが感知できなかったのは単純に悪魔が成長しきってなかったのか、それとも他の要因があるのか…。個人的にはその複合、他の要因に加えて(アギレラの仕掛け?)+さくらの悪魔の成長だと思っていますが…。
しかしバイスって悪魔を見る事はできそうですがあまり精度は高くないようですね。頭の中に侵入すれば別みたいですが。
バイス「うわあっ!あれ?女の子が降ってきた。親方、女の子が降ってきましたよ!」
テラードーパントに払拭できない恐怖心を植え付けられればいいと思います。
・さくら
さくら「なんでよ!強ければいいんじゃないの⁉…なんだ。私全然ダメじゃん。無敵じゃないよ…!無敵じゃないよ~…」
さくらって強ければ、力があれば何をやってもいい的な発想が多い気がします。
他者を倒すために力を欲している、という訳ではないのですが…ちょっと怖いです。
リベラドライバーの変身音声もゴーイングマイウェイですからね。現時点では暴走しないと思うのですが…アギレラの件もあるので色々心配です。
さくら「私全然弱かった。でもね…。自分の弱さを受け入れた私は無敵よ」
弱さを知った、自分は無敵じゃなかった。
その事を知ったから、迷いのなくなった自分は無敵だ。
という論調はわかるようなわからないような理屈に聞こえます。
それはともかく無敵と言いだし始めるのがちょっと遅かったなあとは思います。言い出したの前回からですしね。初期から言っていればもうちょっと違ったイメージだったのですが…。
大二は初期からカゲロウの伏線があったように思えますがさくらはその辺の描写が足りてないようにも思えます。ただし誘拐犯の時から今回の件のような話はありましたし、決して伏線がなかったという訳ではないのですが。
逆にいえばカゲロウの件が丁寧すぎたとも言えなくもない。
・ラブコフ
一輝「もしかしてさくらの悪魔?」
ラブコフ「そう!それが今までの私。守ってあげて!お願いね!」
基本的に悪魔って人間が消滅すれば消えるらしい(バイス談)ので逆に悪魔が消えたら人間はどうなるのでしょうかね?バイスタンプで分離している状態なら特に問題はないようなのですが…さくらの話からすると結構危ない気もします。
変身すると攻撃手段のない存在が具現化するって結構珍しい設定ですね。
バイス「やばいんですけど!めっちゃかわいい…。俺っちより人気でそうで怖いんですけど~!」
ラブコフ「クズ!」
これはさくらの本心なのか。それともコブラバイスタンプの影響なのか。
さくらは元々毒舌っぽいところがありますし前者な気がしますが…後者だったらちょっと怖いです。いや前者でも怖いのですが。
しかしラブコフはさくらの悪魔、というよりさくらの悪魔にコブラバイスタンプの毒素というか悪魔的な因子が植え付けられたという印象があるのですが…バイスと違って常にコブラ状態ですしね。他のバイスタンプを使えば別の姿になるのでしょうか?
・リベラドライバー
狩崎「私が廃棄したはずのドライバーを…なぜ君の妹のカラテガールが持っている?」
あの狩崎が廃棄するぐらいのドライバーってかなり危険な気がします。
明らかに副作用があるデモンズドライバーをヒロミに使わせている狩崎ですよ。他者への負担等これっぽっちも考えていない人間が廃棄するぐらいですよ。どんだけヤバイ副作用がある事か。
もしかしたらラブコフのように戦闘能力のない悪魔が実体化する、つまり弱点が分かり易いドライバーだから廃棄、という事なら分かり易いのですがとんでもない副作用がありそうな気がします。
しかしちょっと調べてみた結果これはアギレラが所有していた(先週の感想は勘違いですね)ものではなかった模様。
他に該当者がいるとすれば…牛島一家?
・ヒロミ
ヒロミ「五十嵐…俺は昔ひ弱でいじめられっ子だった。いつかヒーローが助けてくれると思ったがいつまで経っても現れてくれなかったよ。それが俺の戦う理由だ!我が命をかけて…世界を守る!」
いじめられっ子が奮起してヒーローに。
是非ともいじめられっこ時代のヒロミ、そしてこの考えに至るエピソードをスピンオフか何かで作成して欲しいところですが…。
バイス「あれ?ヒロミっち、やられちゃってんじゃん!」
ヒロミに死相が。
しかもヒロミって下手したらリバイスライダーの中で一番自分の体を省みない人間なので副作用あっても変身しそうなんですよね。リバイスって伏線はってから回収まで短い気がするので…監察医のように年内に退場しない事を祈ります。
怪しいフェニックスの内情を探って本性を表したどこかのマッドドクターに消されるって展開ありえなくもない気もします。
・若林
ヒロミ「つまり一つのバイスタンプからフェーズ2のデッドマンを量産できるということか…」
若林「デッドマンズにも相当な切れ者が現れたようだな」
まるで今までのデッドマンに切れ者がいなかったような発言…。
まあちょっと不利になったらいきなり両足のアキレス腱狙いに走る組織ですからね。しかも完全に失敗(さくらはまだ不明)してますし。
そもそも家族構成を把握している状態で変身前のあまり狙ってこないあたり
(毒殺未遂ありますが)結構甘いところはあると思いますが現在のデッドマンズがアホの子揃いと言っているような発言はどうかと思います。
そしてその組織に対処出来てない現状、フェニックスも同様と言っているような気がしないでもない。
・アギレラ
アギレラ「私ね、物心ついた時にはもうデッドマンズにいたの。すっごく感謝してるんだ。だって今がとっても幸せだもん」
さくら「ウソだ!私には全然幸せに見えない」
アギレラ「覚えときなさい。この世にはいろんな幸せの形があるの。さくらちゃんもおいで。変身なんてしなくたっていいの。私たちと家族になろう」
さくら「私は…」
アギレラ「まだ迷ってるの?さくらちゃんのこと大好きなのにな」
さくら「聖子さんを返しなさいよ…」
アギレラ「言ったでしょ。弱い人が何を言っても響かないって」
何回か書いている気がしますがアギレラってさくらに対しては全部本心で話している気がするんですよね。自分に似た状況の、不幸せな人間を救いたい。本気でそう思っている気がします。
そして言っている事は全て自身の体験からきているようにも思えます。「弱い人が何を言っても響かない」というのもかつての自分に力が無かった事の裏返しに聞こえますし。
この手の人間って厄介なんですよね。自分が絶対に正しいと思っているからこちらの話を一切聞き入れない。アギレラも恐らく被害者だとは思うのですが和解ルートってなさそうな気がします。
・天彦
フリオ「一体貴様の目的はなんだ?」
天彦「さあ…。考えたこともなかったですね。では私がギフにでもなりましょうか。ギフに代わってアギレラ様と家族になり新しいデッドマンズをつくる。…というのはどうです?」
アギレラ「フン…面白くない冗談ね」
若い女性に向かって「あなたの義父になります」と発言だけを聞いたら変態の台詞ですね。
まあ冗談ではあると思いますが。
人を話術で操って色々やりたい、的な発言があったと思うのでデッドマンズの組織力を自分のものにして自分の思うようにやりたい、的な目的だと思うのですが…。
しかし天彦が今後レギュラーになるのかどうか気になります。さくらとも因縁ができた件もあるので。
・フリオ
オルテカ「自らが生み出した悪魔を別の人間と上級契約させフェーズ2のデッドマンをつくる。秀逸なアイデアです」
フリオ「まだリバイとバイスは倒せてないけど」
リバイスを倒せないからリバイのアキレス腱を真っ先に狙いにいってなおかつ失敗し続けている男の台詞とは思えない。
フリオは脳筋幹部の脳筋っぷりをそろそろ見せて欲しいと思います。と言うか現状幹部があまり強くないんですよね。まあセイバーも序盤あまり強くなくて中盤急にパワーアップしていましたが。
第13話 「フェニックス危機一髪!」
決め手は信頼だったバリッドレックス初登場回。
狩崎が悪魔に頼らないシステムの構築をしていた事自体ちょっと驚きですがそれはともかくそのシステムが最後に必要だったのは悪魔への信頼だったという話。
確かに信頼するというのは難しい話ですからね。
特にバイスは初回でやらかしてますし。
実社会でも信頼関係を構築するというのは難しい話でもありますし、さらに失った信頼を取り戻すというのは非常に困難な事。
今まで戦ってきたバイスでも、いや今まで一緒に戦ってきたバイスだからこそ完全に信頼するというのは一輝でも躊躇してしまったという訳ですね。
だからこそそのバイスを信頼し、結果としてバリッドレックスが誕生したというのは良い話なのですが…逆に言えばまだまだ悪魔の力を使用しなければ悪魔との戦いを続けられないという話でもあるのですが。
まあライダーの基本コンセプトは敵と同種の力を使用するのがありまして、その流れに背こうとした狩崎がむしろライダーマニアとしてどうなのかと思う話ではあるのですが…いやなんか彼はその辺の倫理観が欠如しているところがありそうなので。
最初にも書きましたが悪魔に頼らないシステムを作ろうとした時点で普通の科学者っぽいところがあるのだなと思わせてくれるシーンでもありました。
さらに言えばあのバイスが実体化するか否かのシーン。
あの場には一輝と狩崎とカメレオンしかいなかった(はず)なので多少バイスがやらかしても狩崎が犠牲になるだけでそれほど問題はなかったようにも思えてくるのは気のせいでしょうか?
狩崎は多少食われても絶対死なない信頼感があるので。
完全な味方側のキャラであるという信頼感はないですが。
何はともあれバイスとの信頼関係で事態を打破した五十嵐家。
しかし次回はフェニックス内に裏切り者が存在するというまさに信頼関係を問われる事態になりそうです。
果たしてカメレオンデッドマンは若林なのか。
「デッドマンズにも相当な切れ者が現れたようだな」とデッドマンズをディスった若林が本当に裏切り者なのか。
次週も気になるリバイス13話感想でした。
・一輝
一輝「お前は今日まで俺との契約を守って一緒に戦ってくれた。ここで応えてやらなきゃバディじゃない。頼むぞ」
バイス「やっと出してくれたな。この時を待ってたぜ」
一輝「バイス…。俺はお前を信頼する」
一輝とバイスの関係性が一歩進んだ、という事での強化フォーム登場となりました。
ただしいまだにバイスは信用ならない。解放したら人を襲う事は間違いないと思われます。
一輝も他に選択肢が無かった事と今までの積み重ねがあった訳でようやく一時的に開放する決意を固めた、という展開。全面的に信頼した訳じゃないですしね。平時から解放する事はないでしょう。
それは最終フォームとなるのか。それとも最終回以降の事となるのか。
初回にママさんを捕食しようとし、地獄兄弟よりどん底に落ちたバイスが信頼されが解放される日は来るのか。気になるところですが…個人的には最終的には完全な一心同体になりそうな気がします。
・バイス
バイス「ねえカリちゃん。ねえこれどういうことかしら?私何も変わってないんだけど」
狩崎「君は前にジャッカルゲノムのデザインをダサいって言ったから今回はお預けだ!」
狩崎さんは相当にお怒りのようです。ジャッカルの時にボードにしただけでは飽き足らず強化フォームでも酷い仕打ちを…。
それはともかくそもそも悪魔に頼らないフォームが本来のバリッドレックスなんですよね。つまり最初から悪魔が存在しないフォームだった可能性が。姿があるだけマシと考えた方がいいのではないでしょうか?これ以上狩崎に酷い姿にされない内に。
・バリッドレックス
一輝・バイス「世界は俺達が整える!」
俺達が、という訳でまるでどこぞの探偵のような台詞になりました。
しかし一度目の強化フォームで決め台詞が変更って珍しいですよね。今後言うのかどうか不明ですが。
強化を重ねるにつれて徐々に決め台詞が変化していくのでしょうか?
狩崎「私は万が一を心配して悪魔を必要としないゲノムを完成させるつもりだった。でも逆だったみたいだね」
万が一を考えるなんて…狩崎らしくもない。人間の犠牲なんか知った事か、的な印象があるのでその辺の保険はかけていないのかと思ってました。
ただし狩崎の父親は狩崎と同様の研究者であったが死んでいる事。恐らく死んだ原因は悪魔によるものだと思われるのでその辺を踏まえて悪魔に頼らない力の開発に勤しんだ可能性もありますが。
まあそれが無くても現状は
リバイスドライバーは適合者以外は暴走の危険性。
ツーサイドライバーは常に反転する可能性。
リベラルドライバーは弱点丸出し。
デモンズドライバーは使用者に多大なる負荷が。
という訳で安全に使えるドライバーが無い以上悪魔の力に頼らないドライバーを求める事自体は間違っていないのですが。
果たして最終フォームのドライバーはどのような仕様になるのか今から楽しみです。
・大二
「兄ちゃん。俺たちそんな弱くないよ」
そう、さくらは強いですよね。
簡単にカゲロウが出現する大二が弱いだけ…でもないかと思うのですがあれだけ簡単にカゲロウが再登場するとは思いませんでした。大二の意識が飛ぶ、つまり変身解除させられるたびにカゲロウが出てくるんじゃないだろうか。
…もう大二もまともに戦える力が手に入るまでお留守番しててもいいんじゃないでしょうか?
・カゲロウ
「久々のシャバの空気はうまいね」
そんなに久々って訳でもないカゲロウの再登場でした。
まあカゲロウって一輝を「お兄様」呼ばわりするぐらい皮肉屋なので久々、というのも皮肉なのかもしれませんが。
しかしもう少し大二の心境に変化があってから再登場するかと思っていたのですが予想以上に早い、そして唐突に再登場したなあという印象です。
狩崎「ライダーキックなら大二くんの表と裏もひっくり返せるはずだ!」
それならいつカゲロウが出てきても安心ですね!と言えるはずもないのでカゲロウを制御できるぐらい大二には強くなって欲しいです。
毎回毎回兄弟、もしくは命を懸けた人がライダーキックする訳にもいかないですしね。
・さくら
さくら「変身できないんじゃ足手まとい」
一輝「あっ…」
前回大二に言われた事を一輝に返す妹。こうやって兄弟間でスクスクと悪魔が育っていくのですね。
さらに言えばその言葉は大二に言ってあげて欲しい。
いや大二は「変身できても足手まとい」だったのでもうちょっと辛辣な言葉をかけてあげても良いのではないでしょうか?
まあ冗談はともかくさくらも若干力に溺れかけているように見えるのが心配。というかスタンプ的にギフテクスになりそうな予感がひしひしとするので力に溺れるというか力の使い道に関して迷う展開がありそうなのですが。
・ヒロミ
若林「門田。お前もドライバーを返すんだ」
ヒロミ「なぜですか!?」
若林「自分の体に聞くんだな」
死亡フラグが…。
まあ毎回毎回命をかけて変身しているのでいつ死亡してもおかしくはないのですが。恐らく本人本当に命かけて変身しているつもりでしょうし。ドライバーを預かってもなお体をはって戦ってましたからね。
ただリバイスは変身不能になる事はあっても味方側で戦死者はでないような気もします。なんとなくですが。
・フェニックス
「中にはバイスタンプを悪用した人を収容する厚生施設もあり、科学的根拠が示されない拘束に対し、少数ですが反対の声も上がっています」
現状ではスタンプ使用に関する罪はないって事なんでしょうね。恐らく単に凶器持って暴れただけ、いや拘束にすら科学的根拠がないようなのでスタンプは凶器にすら認定されていないのかもしれません。
ただ精神的に錯乱しているぐらいの扱いな気がしてきました。
となると逆に仮面ライダーはどういった立ち位置なのか気になりますが。スタンプ使用が罪とならないのであれば単に凄い力が強い人間扱いなのでしょうか?
・リベラドライバー
「ドライバーを使えることは認めるよ。だがこれは私にとって失敗作だ。悪魔がそのまま出てしまう、リバイスドライバーより古いタイプでね。データごと処分したはずなんだけどね…」
前回書いた予想がちょっと当たっていました。やっぱり悪魔がそのまま出るのが駄目だったんですね。悪魔が消滅したらどうなるかは不明ですが少なくとも変身不可能にはなりそう。つまり弱点丸出しのライダーという訳で…まあそれは失敗作扱いしてもおかしくはないですね。
逆に使用者に負荷がかかりまくるデモンズドライバーは破棄してない辺り狩崎のスタンスが理解できそうな気がします。
・天彦
アギレラ「えーっ!天彦も入れてまだ4人じゃん」
天彦「マジか…」
マジか…って生贄になる気はないようですね。そんなに甘い組織ではない事はわかっているはずなのですが…。
本来であればギフ様復活の時期ではない、復活するまでの間美味しい汁を吸ってその後離脱、的な事を考えていたと思われますがさすがにそこまで甘い組織ではないと思われます。
・工藤康
オルテカ「あの時の弁護士覚えますか?更生施設に収容されてもなお悪魔の存在数値は上がり続けてるそうです。最高の生贄になれるかと…」
悪魔の存在数値ってなんだ…。ビルドのハザードレベルみたいなものでしょうか?
まあそれはともかく存在数値が高ければ質の良い生贄になれるようですね。工藤と天彦はしばらくレギュラー扱いになるのか。それとも年滅商戦で消えるのか気になります。
・カメレオンデッドマン
カメレオン「そしてフェーズ2の私が彼らと同じギフテクスとなり生贄の資格を得る」
フェーズ2なんですね。結構古参のようですが。
今までのストーリー上フェーズ3は出てないなのでフェーズ2の上がギフテクスって解釈でいいのでしょうかね?
まあフェーズ上がってもあまり戦闘能力は上がらないようなので(ギフテクス2人)あまり段階があっても差別化に困りそうですが。
…あれフェーズ2って元の姿に戻れないんですよね?つまりカメレオンの姿が基本の姿で人間の姿は全部変化した状態って事なのでしょうか?
以下カメレオンデッドマンの正体考察
アギレラ「ああ…久しぶりじゃん」
カメレオン「バリッドレックスバイスタンプとリバイスドライバー、渡してもらおうか」
狩崎「しかもわかっちゃった。裏切り者の正体がね」
今週の台詞から考察。
久しぶり、という事は別行動をとっていた。つまりスカイベースから離れる事が難しい人物だった。
開発途中のバリッドレックススタンプの名称を知っていた。恐らく上層部しか知らない情報。(有資格者である一輝ですら知らなかった情報)
次に今週の印象的なシーンから考察。
ギフジュニアをスカイベースに侵入させることが出来る。
工藤を解放後、真っ先にバリッドレックス開発室まで侵入。
と言った点からやはり上層部でしか知り得ない情報、権限を持って行動していると思われる。
さらに今までのストーリーで怪しい点を探すと
1話前 フェニックス研究所襲撃←カメレオンが情報を漏らした?
1話 フェニックス隊長任命式襲撃←同様。(ただしテレビ放送していたので根拠としては弱い)
5話 カゲロウがヒロミのカードを奪ってスタンプ奪取。その後入室記録を消した←カメレオンが状況を利用した?(カゲロウとカメレオンは面識ないはず)
11話 リバイスとライブの活躍の甲斐もなくスタンプ犯罪増加←関係あるか不明?
11話 リベラドライバーがさくらの手に←恐らくカメレオンが回収してさくらに渡した
等々上層部、しかもスカイベースに常駐している人物の可能性が高い訳で…消去法でいくと若林となりそうです。
ただし特定の人物ではなく多数の人物に変身できる事。つまり要所要所で変身している可能性がある為ずっと若林の姿であった可能性は低いんですよね。
視聴者が普段見ている若林は本来の若林でたまにカメレオンが変身した若林が混ざっている可能性がある訳で…こうなってくると訳がわからなくなってくるので今までのシーンからの考察は難しそうです。情報がごちゃごちゃになりすぎる。
ただし上層部の権限を使用できる立場にいるって事は間違いなさそうですね。
正体とは関係ない余談ですがこいつカメレオンなんですよね。
フリオはオオカミ。
オルテカはダイオウイカ。
そしてカメレオン。
初代ライダーの幹部は黄金狼男、イカデビル、そして(ゲルショッカーですが)ヒルカメレオン。完全に初代ライダーの幹部なんですよね。もうこれはギフテクス確定と言っていいのではないかという気がしてきました。
さらに言えば残る幹部は地獄大使のガラガランダ。つまり蛇。
さくらがコブラのスタンプで変身しているのには何か意図があるのでは…と思ってしまいますね。
カンガルーの工藤さんとプラナリアの天彦さんは雑魚っぽいのでギフテクスになれなさそう。
そもそもカンガルーとプラナリアって怪人いましたっけ?
確かカンガルーはストロンガーの奇械人ガンガルがいたと思いましたがプラナリアはいなかったはず。クウガでテレビに登場はしていなかったですがミジンコ怪人はいたと思うのですが…プラナリアはいないですよね。マーズランキングにはいた気がしますが。
第14話 「司令官は…デッドマン!?」
リバイス更新。まさかあの「デッドマンズにも相当な切れ者が現れたようだな」の台詞が自画自賛だとは思いませんでした。
まさか司令官がデッドマンとは…。
いやもっと真相は複雑なのかと思った(複数の顔を使い分けていた、情報は盗聴器で得ていた…など)のですがまさかの全く捻らず司令官は純度100%のデッドマンでした。
いや1話で本当の司令官が話しているシーンはあったので純度95%ぐらいですね。
それはともかくトップがずっと敵側だったというのは結構斬新…という訳でもない(ライダーだと珍しい?剣の組織トップの天王寺が事件の黒幕だったという例はありますが)のですが敵幹部が組織トップを入れ替わっていたというのは結構珍しい例。
まあ視聴者からすれば1話で入れ替わっていたのでフェニックスは実質カメレオンデッドマン率いる組織だったので入れ替わりも何もないのですが。
しかしこのカメレオンデッドマン。
何が凄いって司令官に完全に成りすましていた事ですよね。
狩崎はともかく若林に心酔していたヒロミが気が付かなかったほどの名演技。カブトのワームっぽい擬態はしていましたが恐らくコピーできるのは姿形だけ(ワームは記憶もコピーできる、そのせいでスコルピオワームは…)。そんな能力で司令官として違和感なく活動出来ていた辺り優秀かつ、フェニックスでも若林に近い存在だったと考えられるのではないでしょうか?
今回はっきりとした姿は確認できなかった(はず)ですが元々フェニックス内でも上位の存在であった可能性が高そうです。
恐らくですが若林に対する執着、もしくは嫉妬心からデッドマンズに付け込まれ、フェニックスからデッドマンズ側に寝返った人間ではないでしょうかね?もしくは若林のストーカー。
豹変した顔芸からすると単なる異常者かもしれませんがギフテクスへと到達できるほどの悪魔を保有していた特異な存在である事は間違いないと思います。
で、気になるのが今回に至るまで主だった活動を行ってこなかった件。
やろうと思えばもっと早い段階でギフスタンプを回収し、なおかつフェニックスに壊滅的なダメージを与える事が出来たはず。
それを行わなかったという事には何か理由がありそうです。
考える鍵となりそうなのがギフテクスの存在でしょうか?
今回アギレラ様含む6人のギフテクスの存在が確認できました。ギフスタンプがあってもギフテクスが揃っていなければ意味がない。逆にスタンプを奪回される可能性を考えるとギリギリまでギフスタンプを回収する意味が無かった為、と考えられそうです。
今までのデッドマンズ敗北は全てギフテクス覚醒の為。
その為に敗北を繰り返していた、もしくは戦況をコントロールしていた可能性が考えられます。
何話前か忘れましたがデッドマンズ犯罪が増加している、といったシーンがありましたがそれに関してもカメレオンデッドマンが要所要所で戦況をコントロールしていた可能性が高いですね。
そしてギフテクスが揃った今。
クリスマス商戦…ではなくデッドマンズとの決戦が待ち受けているようです。
一輝たちはどうやって立ち向かう(カゲロウが鍵となるようですが)のか…という事も気にはなりますがそれ以上に気になるのがアギレラ様とフリオの存在。
アギレラ様は果たして自分自身が生贄になる事を良しとするのか?
何故か事情を知らされていなかったフリオはどのような行動を起こすのか。
主人公チーム以上に気になるデッドマンズ陣営。
果たして勝負の結末、そしてアギレラ様の運命は?
次週も気になる第14話「司令官は…デッドマン!?」感想でした。
・一輝
工藤「前言を撤回しろ」
一輝「なんのことだよ?」
工藤「努力なんてむなしいだけだ。そう思っているやつは大勢いる。だから俺はデッドマンズに魂を売った」
一輝「そこまでして金が欲しかったのか?」
工藤「違う!勝ちたかった!死ぬほど努力して弁護士になっても俺は裁判に勝てなかった。お前、本当は人の気持ちがわからないんだろ?勝手に人助けして自分の欲求を満たしているだけだ。周りにいる敗者の気持ちが見えていないんだよ。教えてやるよ。お前は日本一のエゴイストだ!」
確かに一輝はこの敗者の気持ちってのがよくわからないと思われます。
何せかなり優秀な大二でさえ兄には敵わないとフェニックスで戦う事を決めたぐらいですからね。カゲロウも言っていましたが常に人の輪の中心。努力もしてきたと思いますがその努力に結果が結びついてきた結果、今の一輝がある訳だと思われます。
工藤の努力云々にしても努力しても報われない、勝利する事の出来ない人間が多く存在するという認識がなかったのか、それとも努力が足りないと思っていたのかやや的外れな返答をしていました(金が欲しい)し。
本当に人の気持ちがわからないところがあるのでしょう。
ただしこの件に関しては人の気持ちを完全にわかる人間はいないですしそもそもライダーになる人間なんて能力値的に非常に高い人間が多いですからね。敗者側の気持ちを完全に理解できるライダーがどれほどいるか、と言われれば少数派な気がします。
しかし一輝にとっては痛いところを突かれた訳で(カゲロウの件、自分の存在がカゲロウを生み出した)工藤に対して戦意を失ってしまったのですが…。
・バイス
バイス「そのまんまでいいんじゃね?おせっかいで何が悪い!エゴイストで何がいけないんだよ!一輝は一輝の好きにやればいいんだよ」
そこで今回のバイスの発言。
エゴイストで何が悪いと。おせっかいで何が悪い。それが一輝の悪いところでもあるかもしれませんが良いところでもある訳です。
人の事情を完全に理解できはしないけれどもそれでも人を助けたいという思いは本物。
完璧な答えではないのかもしれませんが今回の一輝にとって一番重要な、そして必要だった答えだったと思います。
余談ですが上記の一輝の項目。
一輝に敗者の気持ちがわからない云々という事を書きましたが敗者である可能性はあるのですよね。何せサッカー選手の夢を諦めて銭湯を守る事を決めたはずなので。
実力で劣っていたからなのか、それとも他に(主に家族関係だと思いますが)理由があるのか。
この辺は中盤以降で必ず触れる話だと思うのでその時を楽しみにしています。
・さくら
さくら「私の友達に何してくれてんのよ」
天彦「あれれ?いいのかな?みんな見てるけど」
さくら「やっぱ私。あんたみたいな卑怯な人間が一番むかつくわ」
一応友達バレを警戒して変身を躊躇していた訳なのですが我慢できず変身。さすが無敵のさくら。後先をあまり考えない。このことがデッドマンズ編(恐らく年内でデッドマンズ編は終わりそう?)以降にどう響くのか気になります。
・カメレオン
ヒロミ「あなたは…私の憧れでした。司令官…なんでデッドマンなんかに…」
憧れるほど人望が集めていた人間が入れ替わっていても全く気が付かなかった(他のフェニックス人間の気が付いていなかったですし)カメレオンの擬態能力はすさまじいものがあると思います。
デッドマンズ編終了と共に退場となりそうなキャラですが(延命すると物語が非常にややこしい事になりかねない)元の人間体がどういう人間だったのか気になります。
狩崎「この私が気づかないとでも思ったかい?ここまでは完璧だったのに最後に焦ったね」
この台詞からしてもそう。物凄い擬態能力。
見破ったとは言っていますが逆に言えば今まで疑いもしなかったという事ですからね。
感想の方でも書いたと思いますが若林と非常に近しい人間だったのではないかと推測。同期で若林に嫉妬した人間とかでしょうかね?
・天彦
天彦「いけ、プラナリアデッドマン!」
フリオ「お前がいけよ」
他人をフェーズ2にしてきた(といっても師範代だけ?)報いがここに。
最初出てきた時はカメレオンに相当の切れ者云々と言われていましたがここに来て完全にネタキャラになった感じがあります。
ただし天彦はカメレオン以上に早期退場しそうなキャラなので…工藤は生き残りそうな予感がしますが。
・サーベルタイガー
バイス「こいつ今までのフェーズ2より段違いに強え!」
強化フォーム登場した次の敵で苦戦というのは珍しいようなそうでもないような。ビルドのラピラピとか初登場時で苦戦してました(データ奪われていた為もありますが)が…一応戦意を取り戻した後は圧勝だったので今回の苦戦は一輝のメンタル的なものだと思っておきます。
というかそもそもギフテクスがあまり強くないのもあってデッドマンズは敵の強さがわかり辛い。下手すればギフテクスよりフェーズ1の方が強そうに見える時もありますし。
・ギフテクス
工藤「そもそもなんなんだ?その選別ってのは」
オルテカ「私やフリオのようにフェーズ2を超える存在、つまりギフテクスに進化できるかギフ様に見極めていただくことです」
天彦「選ばれなかった場合は?」
アギレラ「消えちゃう。シュッて」
という事は今まで何人か消えちゃった、という事でしょうか?
多分フェーズ2になったら即ギフ様に見極めてさせて失敗したからこそ今回のようにある程度悪魔指数を上げてから(正式名称わからない)選別させた可能性があります。工藤とか。
天彦は多分消えてもいいやぐらいの勢いで選別させたと思います。
・アギレラ
アギレラ「私大きくなったらギフ様のお嫁さんになるの?」
デッドマンズのシスター?「ええ。アギレラ様はギフ様に特別に選ばれたのですよ」
物心ついた時からデッドマンズにいた。親の顔は知らない。
…これはオルテカ、もしくはデッドマンズメンバーに家族消されてないでしょうかね?
アギレラの家族がどうなっているか次第でアギレラ様の今後が決まりそうな気がします。
生存していてアギレラ様を売ったならそのまま悪魔側に。
生贄にするために消されているのなら一輝側、もしくは第三勢力に。
なりそうな気がします。
まあ物心つく前の子供を売るって時点でもう完全に悪魔側の思考なので消されている可能性が高いような気がしますが。
もしくはデッドマンズの大幹部の子供がアギレラとか。
・フリオ
オルテカ「いいえ。私は一切ふざけておりません」
フリオ「じゃあどういうことだよ?」
そして何故かアギレラ様がギフテクスだと聞かされていなかったフリオ。
何故知らなかったのか、知らされていなかったのか。明確な理由がありそうで(追加幹部の天彦、工藤は知っていた辺り)気になります。
・オルテカ
アギレラ「生贄、残りの1人はさくらちゃんがいいな」
オルテカ「もう目星はついてますよ」
オルテカが超怪しいんですよね。アギレラ様関連については。
そもそも思えばリバイスの初映画の時こいつだけ登場していたのでこいつが黒幕の可能性もあるんですよね。
果たしてオルテカの本当の目的、そして組織内の立場がどういったものなのか。気になります。
しかし今までのオルテカがアギレラ様に対する嘲笑的な扱い(ぴえん、に対して涙が出ていませんよ((笑)))に答えが出たようで良かったです。
生贄になる事を知らない哀れなお姫様扱いだったんですね。恐らく。
第15話 「撲滅!対決!デッドマンズ!」
ギフ様が死んでしまわれた。
という事はもちろんないのですが代わり?に工藤と天彦が消滅する自体に。
退場するだろうとは思っていたのですが(工藤は生き残るかと思ってた。一輝のライバル?的に)極々あっさりギフ様に吸収されてしまいました。
これは後々五十嵐家に大きな影響を与えそうですがそれはともかく一時的にとは言えデッドマンズを壊滅状態にする事に成功した今回。
工藤と天彦は消滅。
カメレオンは次回五十嵐家に潜入?
オルテカは組織から離反状態。
そしてアギレラ様とフリオは恐らくフェニックスに囚われの身に。
完全に瓦解してしまったデッドマンズですが果たしてこれからどうなっていくのか。
ギフ様の完全復活は後々の一大イベントとなりそうですが(完全態ギフ様がラスボス?)果たしてデッドマンズ幹部達は何を思い行動するのか。
カメレオンは…次回消滅しそうな気もしますが(東映公式HPによると次回人間体判明らしい)問題となるのがオルテカとアギレラ様ですね。
次回予告で「世界は俺の物」と呟くオルテカはデッドマンズから離れ独自に活動を始めそうな気もします。
映画でギフ様に匹敵する悪魔、ディアブロが出ましたがそれはつまりギフ様以外にも大物悪魔が存在するという事。
デッドマンズにいたのはギフ様に忠誠を誓っていたからではなくその力を利用しようとしていただけの可能性が高そうです。つまり他に力があればその力を求めて行動を起こそうとする可能性は高いでしょう。
映画でクリスパースタンプが登場しましたがこれはオルテカが関わってきそうな気もします。
対して自身が本当の生贄であると知ったアギレラ様はギフ様が奪われた現状で何を思うのか。
フェニックスから奪還しようと企むのか。それとも一度自分自身について振り返るのか。
おそらく今後アギレラ様がデッドマンズになるあたりの真実が明らかになりそうですが…それ次第でしょうかね?
そしてフリオ。
恐らくフリオがアギレラ様に関して知らされていなかったのは今回のような行動に出る可能性が高いと判断されていたからだと思われます。
こちらもデッドマンズなる、ギフテクスになる過程で何かあったのだと思うのですが…果たしてフリオは誰のための思い、どういった行動を起こすのか。
弟に向かってライダーキックを放つぐらい結束が高まった五十嵐家と違い崩壊寸前のデッドマンズ。彼らギフテクスがどういった思いで動き出すのか。気になる第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」感想でした。
・一輝
工藤「少しは人の気持ちがわかるようになったのかな?エゴイストくん」
一輝「答えは見つかってない…。でも、もう迷わない。俺の戦いで誰かが傷ついても、俺は全てを背負う!」
↓
バイス「(プラナリア・サーベルタイガー)消えちゃったよ!」
一輝「ウソだろ…?」
一輝の(弟たちもいましたが)ライダーキックで工藤と天彦が消滅。
ギフ様に吸収されてしまったようなので完全に一輝のせいという訳ではないのですが…果たして一輝はこの事実を背負えるのでしょうか?
似たような台詞だと555の「戦う事が罪なら俺が背負ってやる!」があるのですがシチュエーション的には結構違ってるんですよね。
555の場合は暴走しているオルフェノクを止めなければ被害が出てしまう。迷っている間に人が傷ついてしまうなら、その戦いの結果罪を背負う事になっても俺が戦う、といったもの。(全部説明するとかなり長いのでかなり端折ってます)
一輝が工藤から言われた事は
人の心がわからない、自分の他人を助けたいという欲求を押し付けているだけのエゴイスト、と言われた事に対して自身のおせっかいで人(の心が)傷ついてもその結果を背負って戦うといったもの。
決して自身の攻撃で人を(結果的にとはいえ)消滅させた時までは想定していなかったと思うのですよね。
シチュエーション的にはビルドの暴走ハザードで3バカが消滅してしまった時に近いような。不可抗力とは言え敵を殺してしまった状況。
その時の戦兎ドは守る物の為に戦う決意はしたものの実際はハザードを使って…(こちらも長くなるので省略)
果たして一輝は人を消滅させてしまった事をどう背負っていくのか。555の巧もビルドの戦兎もある意味自暴自棄的な行動を(巧はかなり後半ですが)とったのですが…。
・バイス
一輝「バイス!俺の家族のことどう思ってる?」
カメレオン「そりゃ超絶愛してるぜ!」
バイス「いやいやいや…超絶うまそう!」
カメレオン「何言ってんの?」
一輝「わかった!ハッ!こっちだ!」
バイス「一輝ナイス!」
一輝「何がうまそうだよ!」
この一連のやり取りだけを見るとカメレオンが一番まともだという…。
バイスはともかく一輝もバイスが人食いだと認識した上で質問をして、さらにツッコミ入れてますからね。結構怖い関係。まだまだバイスを完全に信頼はしていないという事でもあります。
この辺のやり取りを見るとジェネレーションズの一輝とバイスの信頼云々の話はやっぱり違和感があるんですよね。一輝はそこまでバイスを信頼していないはず。
バイス「俺っちのまねしやがって!著作権侵害斬り!」
バイス「バイスバスターいっくよー!」
著作権侵害斬りからの著作権侵害バスター。
一度バイスは正義超人と戦って色々学んだ方が良いと思います。
バイス「あっ!イテテテテテ…!あ…頭が…!イテーー‼」(ギフ様暴走時)
バイスもギフ様に影響を受けるんですよね。やっぱり悪魔。
…と書きたかったのですがよく見たら別に他の悪魔というかギフテクスは影響を受けていない。ラブコフもカゲロウも特に変化なし。
バイスはやっぱり普通の悪魔と違った特別な悪魔な気がします。
・大二
さくら「もう!大丈夫だから!ちょっとだけ我慢して!」
大二「えっ!ちょっ…マジでやるの!?」
一輝「よーし!大二、いくぞ!」
大二「痛くしないでーっ!」
これが五十嵐家の兄弟喧嘩…。いやいじめ。
やっている事は羽交い絞めにしてからのライダーキックなので普通に危険なのですが…きっとレジェンドライダーが登場するリバイスの事。スカイライダー大特訓の真似事だと思えば問題なし。
次回からこうならない為にも大二はカゲロウを完全に制御できるように頑張って欲しいと思います。そうでもしないと死にそう。
・カゲロウ
さくら「ねえ…カゲロウなら知ってるんじゃない?」
大二「…えっ?」
さくら「だってあいつデッドマンズとつるんでたじゃん!」
一輝「そうか…。よし大二、カゲロウを呼び出すぞ!」
大二がライブに変身できるようになってから結構劇中内時間が経過しているはずですがようやくカゲロウがまともに再登場。今までカゲロウを呼び出そうという考えが無かったのは展開上の都合でしょうか。
といってもカメレオン司令官がいる以上難しい事だった。そしてカゲロウが呼び出せるかどうかわからなかった、という事情もあったかもしれません。
つまりバリッドレックス初登場回のカゲロウ再登場はそれなりに意味があったような気がしないでも…いやでも大二はもう少し頑張ってカゲロウを制御できるようになって欲しい。後半その辺りやると思う(ライブ最強フォーム登場回あたり?)のでその時までに兄弟喧嘩でやられないように頑張っていただきたい。
カゲロウ「てめえら…なんの用だ?」
カゲロウって大二が見た事をそのまま見れると思っていたのですが違うようですね。今回呼び出された経緯について把握してない様子でしたし。
まあ大二もカゲロウが何やっているかわからない状態だったのでどちらが完全に体を支配している時は片方は眠っているのでしょう。
カゲロウ「教えないとは言ってない。条件がある」
一輝「さくらの辛口カレー、そんなに食べたかったのか…」
カゲロウ「脳がしびれるぜ…!」
悪魔が餌付けされている…。
人を喰いたいバイスに比べればマシ、というか可愛いですが。カレーで満足できるなら。
まあ悪魔と言っても完全に悪魔(ギフ様とかディアブロに比べての話)なキャラではないので…こういう登場の仕方ならどんどん再登場して欲しい。ただし代わりに大二が物理的に死にそうですが。
・さくら
さくら「今度は私にライダーキックされたい?一輝兄より手加減はできないけど」
キレたら五十嵐家で一番怖いというのは本当のよう。
さくらって根本的な考え方が無敵!なせいか力で解決したがるんですよね。そもそもカゲロウ登場にしてもまず力以外の方法を試して欲しいと思うところ。絶対中盤以降で暴走フォームもしくは暴走状態になると思う。
・幸せ湯
ママさん「これうちのみんなで作ったの」
一輝「しあわせ湯からのクリスマスプレゼントです!」
映画のジェネレーションズでもそうでしたが結構季節イベントやるんですね。オーズのクスクシエのようになっていく予感。
ただし対して流行っていない銭湯でこれだけのキャンペーンをやれる財力がどこから出てくるのか不明。
一輝の契約金か大二の給料を使い込んでいそう。
・ヒロミ
「我が命をかけて…お前を潰す!」(カメレオンに対して)
カゲロウの時は止める、だったのに今回は潰す。
ヒロミにしてはかなり珍しい発言。基本的に敵を倒すために戦ってはいないですしね。それだけ本当の若林に思い入れがあったという事でもありますが。
しかしそれでも「お前を殺す」にしない辺りヒロミの性格が表れているシーンですよね。
カメレオン「なんだ~?もう疲れちゃったのかな?無理せず降参したほうが身のためだぞ!」
ヒロミ「俺は降参しない…。無理もする。それが俺のサガだ!」
いじめられっ子が覚醒するとこのような結果に。誰も助けてくれないなら自分がヒーローになればいいじゃない、で仮面ライダーになった男なので他の人間と覚悟が違う。
ただし使っているデモンズドライバーがヤバイ代物のはずなのにいつか本当に退場しそうで怖いですね。
・狩崎
狩崎「ジョージ・狩崎はただではやられない。超小型発信機のおまけ付きで差し上げた」
大二がカゲロウになったと判断した時にやっていれば…というのは多分言ってはいけない(もしくはその時以降に開発したか)ですが狩崎ってこれぐらいはやる人間なんですよね。映画のジェネレーションズで完全に後手後手に回っていたのはやる気がなかっただけだと思いたい(脚本の人が違うせいもあると思いますが)
・アギレラ
アギレラ「私が…生贄?」
オルテカ「正しくは私たち5人のギフテクスのエネルギーでギフ様を復活させアギレラ様のみが生贄となります」
なんだかんだ特別な存在であるんですよね。アギレラ様って。
他のギフテクスは代替手段がありそうですがアギレラ様だけは替えがきかない存在のようです。
しかし結局のところギフ様はプラナリアとサーベルタイガーを吸収してしまった訳で…オルテカもどれだけ儀式の事について把握していたのか疑問が残ります。
アギレラ「いいよフリオ。ギフ様のためなら私…。ギフ様と一つになる」
自分が騙されていた事がわかってもなお、ギフ様の為に生贄になろうとするアギレラ様。
それだけギフ様を心の拠り所にしていたという事でもありそうですが…もう過去の回想をやってほしいところ。
・フリオ
「そんな…我々は今までアギレラ様のために…」
こちらはこちらで何故そこまでアギレラ様の為に動けるのか疑問。生贄の件を知らされていなかったのは今回のような状況をオルテカが想定してからでしょうね。
1話で見せかけの幸せは終わりだ、的な事を言っていましたがアギレラ様に本当の幸せを教えられた、という経緯がありそうな気がします。
・オルテカ
オルテカ「ギフ様の復活には汚れなき悪の器が必要なんですよ」
アギレラ「ずっと…騙してきたの?」
オルテカ「珍しくものわかりがいいじゃないですか」
まさに悪魔。
いやデッドマンズは全員悪魔(アギレラ様は不明)なのですが。
しかしデッドマンズ初期幹部はしばらく生存しそうですがオルテカラスボスもあり得そう?ギフ様復活を目論むというかギフ様の力を得ようと目論んでいそうですし。
ただ中途半端に力を手に入れて完全復活を遂げたギフ様の噛ませ犬になる展開もあり得そう。ズ・ゴオマ・グのように。
第16話 「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」
情報量が多すぎる。
前にもリバイス感想で書いた気がしますが今回も多い。
気になるところを整理してみたいと思います。
・汚れなき悪の器だったアギレラ様がクイーンビー(生贄の条件を満たせなくなった?)へ変身。
・幹部三名を取り逃がしたにも関わらずコングラチュレーションといってしまう狩崎
・徐々に体調が悪化するヒロミ
・デッドマンズベースは宇宙船
・心臓が無い(見えない?)パパさん
・そんなパパさんの監視をしていたと思われる牛島一家
・そして新フォーム
と盛りだくさん過ぎると思います。
全てについて書いてしまうと長くなってしまうので今回は今後の展開について予想。
まず五十嵐家。
パパさんの心臓が映らない、という話でしたが…これはパパさんが人間ではないという展開なのでしょうかね?
以前一輝が写真から消えてしまう、という現象が2回あったと思うのですが今回の件はそれに関連していると思われます。
これはパパさんが純粋な悪魔かフェーズ3以降の悪魔で兄弟全員ハーフ悪魔的な存在とかなのでしょうか?
仮面ライダーキバがファンガイアと人間のとハーフであった、という前例もある為あり得そうな展開。
兄弟3人ともに特別な悪魔を保有しているのも関係あるのかもしれません。
そうなると不穏な動きを見せていた牛島家が実は悪魔を監視する正義側の組織の人間であった、という可能性も出てきます。
単独でさくらを呼び寄せたのは何か意図があるのか…気になるところですね。
次はフェニックス。
珍しく狩崎がコングラチュレーションとべた褒めでしたがデッドマンズ問題は一切解決していません。下っ端幹部を倒し、ギフ様を回収した事だけ。
組織司令官を暗殺され、その原因となったカメレオンを排除できていない(今週で倒しましたが)にも関わらず、なのにですよ。
つまり狩崎の目的は最初からギフ様を奪い取る事だけであり、デッドマンズがどうなろうが気にもしていなかった可能性がありそうです。
組織内の重要人物である若林が死に、司令官に復職したヒロミがどうなろうとも気にする様子もない狩崎。
そろそろ狩崎が真の目的で動き始める時が来たのかもしれません。
最後にデッドマンズ。
ギフ様復活の目的は断たれ、散り散りとなってしまった初期幹部3名。
オルテカは世界を自分のものとする為。
アギレラはギフ様を取り戻す為。
フリオはアギレラ様の力となる為。
彼らの今後の動向が気になるところですが…それ以上に気になるのがデッドマンズベースが宇宙船であったという事実。(冒頭のニュースから)
つまり悪魔は地球外生命体であった可能性が高そうです。
仮面ライダーで地球外生命体と言えば…結構多そうなのでとりあえず一例ですがショッカー首領、というか岩石大首領の正体。(岩石大首領はそれまでの組織の首領と同一の存在)
これが地球外生命体でありました。
初代ライダーからストロンガーまでの組織のボス(それ以外の作品でもありますが)が地球外生命体であった。リバイスのギフ様もその系譜である可能性はあり得そうです。
昭和ライダーの首領の目的は地球征服(でないのもいますが)であったのですがギフ様の目的はなんなのか。
そしてその真意を知った時アギレラ様をはじめとした幹部は何を思うのか。
様々な組織の思惑が入り乱れ、混沌とする状況ではありますが果たして一輝たちが真に戦いべきものは何、そして誰なのでしょうか?
気になる第16話「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」感想でした。
・五十嵐三兄妹
一輝「あの2人は悪魔と分離することができなかった…」
大二「でも…俺達は世界を救ったんだよ」
一輝「これからはフェーズ3を倒すのは俺が引き受けるよ」
大二「何言ってんだよ兄ちゃん。俺はデッドマンズを倒すためにフェニックスに入ったんだ。とっくに覚悟はできてるよ」
一輝「大二…そっか。でもさくらには背負わせたくないな」
もう少し苦悩するシーンがあるかと思いましたが結構あっさり倒す決意を固めたようです。分離させる方法もあるかもしれないのですが…。
サーベルタイガーフェーズ2戦で「俺の戦いで誰かが傷ついても、俺は全てを背負う!」という決意をしていましたが敵を消滅させる事も自身で背負うという覚悟だったようです。(あの時はそこまで考えていたかわかりませんが)
大二は大二で最初から覚悟していた模様。フェニックスでの活動にそういった側面もあると認識していたのでしょうかね?人も自分も傷つけたくない大二らしからぬ決意にも見えますが…それ以上に悪は許せないという事なのでしょう。恐らく。
しかしこの二人の決意はいいと思うんですよね。決意はすれどもいたずらに人を殺める事はしないと思うので。問題はさくらな気がします。この子必要だったら躊躇なくやりにいきそうなので。
ママさんがひたすらさくらの変身に反対していますが(今回の件で変わったかもしれませんが)さくら自身以上にさくらに他人を傷付けさせたくないと思っている気がします。さくらはある程度のところで止めないと一番歯止めがきかなくなるタイプ。
一輝「家族を守れない者が世界を守る資格なんてない!」
大二「どんなピンチでも冷静に熱く戦う!」
さくら「無敵を証明する!」
例えば3兄弟での変身シーン。
一輝は家族、そして世界。つまり人を守る為。
大二も人を守る為に戦っていると思われます。
しかしさくらにとって戦いは自分の強さ、無敵を証明するためのものでしかないように思えます。現時点では決していたずらに力を振りかざすキャラではないのですが…果たしてさくらはどう成長していくのか。ある程度今後は予想できる兄2人と違って(兄は自身の夢を諦めた経緯とバイスとの関係性、大二は自身の心、カゲロウとの向き合い方についてになると予想)さくらはどう転ぶかわからないんですよね。最後まで無敵にこだわるのか、それとも力によって引き起こされる結末によって心境の変化があるのか。三兄弟の中で一番さくらが心配です
まあ最終的に家族仲良く、的な展開になると思うので暴走しっぱなしという事はないと思うのですが。
・ママさん
さくら「私のドライバーママに隠された」
ママさん「あとはフェニックスに任せておけばいいのよ」
パパさん「さくら~?ねえこれパパのタンスに入ってたけどどうしたの?」
ママさん「あっ…!パパさんせっかく隠してたのに!」
パパさん嫌いなさくらが絶対に探さないと見込んでパパさんのタンスにドライバーをしまうママさん。狙いは当たりましたが…パパさんが台無しに。ただパパさんは終始不穏な動きをしているのでとぼけた顔してドライバーをさくらに渡したかった可能性もあります。
しかしいくら探さないだろうと判断したからといってタンスにドライバーをしまうのはどうかと思います。
ママさん「3人とも頼もしかったわ~。さすがパパさんの子供ね」
言葉通りに受け取れば単に子供の成長を嬉しく思う母親の言葉なのですが心臓の件からすると「パパさんの子供」というのは伏線に思えてきて怖いです。パパさんの正体(?)も気になりますがその正体を承知の上で結婚していそうなママさんの本心も気になるところ。
・パパさん
さくら「ってか治るの早くない?」
パパさん「いやさすがフェニックスの病院だよ。完全復活!」
そもそもぎっくり腰が演技だった可能性。もしくはパパさんの正体に関連して治るのが早かったのか。もしくは両方の可能性もありますが…果たして真相は。
ママさんはちょっとの怪我で入院していたのでやっぱりパパさんだけ特別でママさんは普通の人間なのでしょうかね?
・牛島家
狩崎「これは五十嵐元太の…心臓が…ない!?」
このレントゲン結果の理由は感想の方で書いたように悪魔関係でしょうかね?現時点では他にレントゲンとった人間がいないので判断材料が少なすぎるので置いといてそれ以上に気になるのが狩崎はパパさんの正体について知らないようですが牛島家は知っているっぽいんですよね。牛島家はフェニックスとは関係ない別組織の人間なのでしょうか?温泉回でも一家と狩崎に接点なかったですし完全に別の組織な気がしてきました。
さくら「やばっ!光くんちに行くの忘れてた。渡したいものがあるって言われてたの」
渡したいもの、というのは建前であの地下を見せる事が目的でしょうかね?単独でおびき寄せて戦う、攫うなどの行為が無かったという事はさくらを牛島家側に引き入れる為でしょうか?
そもそも牛島家に行った直後に失踪したら牛島家が真っ先に疑われますからね。さくらを懐柔してその後の作戦(パパさん関係?)に繋げる狙いがあるのではないかと思います。
・ヒロミ
「お母さまのご心配はわかります。ただ…五十嵐兄妹には特別な力があります。他の人間では替えが利かない世界が必要としている力です」
「他の人間では替えが利かない」。仮面ライダーに変身しているヒロミからするとやや違和感のある台詞なのですが…自身の身に何が起こっているのか理解している可能性が高そうです。
そもそもデモンズドライバーがありながら(恐らく1話の時点で完成した)当初はリバイスドライバーのみ使用していた事、自身の不調、そして狩崎の性格から推測したのではないでしょうかね。
そして「世界が必要としている力」もちょっと悲しい。自分自身でその力になりたかったと思うのですが…今回の件でデッドマンズを壊滅できなかった以上戦いが長引く事は必須。自身が最後まで「世界に必要とされる」事とはないと悟ったのではないでしょうか?
しかしそれでも最後までライダーとして戦って散っていきそうな気がします。彼は有言実行。命を懸けて、という変身時の台詞に嘘偽りはないと思われます。例え自身の身に何が起ころうと…。
・狩崎
「コングラチュレーション!デッドマンズベースを破壊し、壊滅寸前まで追い込んだ。上出来だよ」
初期幹部3名(カメレオンも初期?)は取り逃がしたにも関わらずこの台詞。基地を崩壊させただけで(そもそも基地があっても無くてもスタンプがある限り大差ない)ほぼ初期の状態と変化はないにも関わらずですよ。
感想の方で書きましたがギフ様を奪う事が主目的だったのではないでしょうかね?
そういえば先週も基地に潜入した時に真っ先にギフ様のところに行きましたからね。ギフ様に強い関心があるのは間違いなさそうです。
狩崎「おや?浮かない顔してるね」
ヒロミ「少し体調が優れなくて…」
狩崎「お大事にね。フッ…ハハハハ…」
こうなる事を予想していたと思われます。だからこそデモンズドライバーを使っていなかったはずですし。
狩崎が何を目的としているのか不明ですがこういった描写がある以上味方側の存在とは思えないんですよね。鎧武のプロフェッサーと同種の人間な気がします。
・ギフ様
アナウンサー「5日前に東京上空で爆発したデッドマンズが潜伏していたと思われる宇宙船のがれきから謎の石像が発見されました…」
ヒロミ「この中には一体何が…?」
狩崎「実にエキサイティングだ。いろいろと…」
ヒロミ「分析結果は出ましたか?」
狩崎「物質の構造としてはこれはストーン。ただの石だ」
ヒロミ「デッドマンズにとっての単なるシンボルということか…」
ヒロミ「石のはずなのに非常に興味深い。人間の感覚ではキャッチできないほどのごくごくわずかな振動が記録されている。ちなみにこれがその振動を5000倍にした音だ」
(心臓の音?)
デッドマンズベースは宇宙船?明かされたのは初めてですよね。
その情報の出所はともかくギフ様は地球外生命体な可能性が高そうです。感想の方でも書きましたが石型生物、そして首領。つまり岩石大首領ですねきっと。
もしかしたら十面鬼ゴルゴスかもしれない。あれは隕石を利用して創った怪人らしいので。ただ十面鬼率いるゲドンってストロンガーまでの敵組織の中で唯一(?)岩石大首領が関わっていない組織っぽいんですよね。ゴルゴスは元人間らしいので。ガランダー帝国の下部組織みたいなものだと考えたらゲドンも岩石大首領関連の組織なのですが…まあ平成令和以上に設定がころころ変わる昭和ライダーについて考えてもきりがないのですが。
未だにキングダークが暴れまわる為にRS装置を求めていたのに作戦失敗続きでしびれを切らしたキングダークがRS装置なしに暴れだした展開には納得がいってません。
フリオ「どうやらギフ様もご無事のようです」
アギレラ「うん…。私たちが人間に戻れるのが何よりの証拠」
フェーズ3以降、ギフテクスが人間の姿になれるのはギフ様のおかげのようですね。何故ギフ様の力が必要なのかわかりませんがギフ様に認められないと人間の姿に戻る事は叶わない様子。
逆に考えれば上級契約した後、人間の姿になれないのはギフ様自身がそういった制約をつけている可能性もありそうですが…。人間に姿でもいたいのなら自身と契約しろ、という感じで。
映画のディアブロの件もあるのでギフ様以外にも大物悪魔はいるっぽいのですが他の悪魔由来で契約した時は人間の姿に戻れないのかもしれませんね。もしくはクリスパースタンプのように異形の人間になってしまうとか。
・アギレラ
「私は守ってなんかほしくない!」
前にさくらに「言ったでしょ。弱い人が何を言っても響かないって」と言っていましたがそれ関連でしょうかね?
守られるぐらい弱い存在では何を言っても意味がないと認識しているのかもしれません。自分は崇高なギフ様に相応しい存在。それだけにそれ相応の力を求めているのかもしれませんね。
この辺りのアギレラ様の心境は後々もう少し詳しく過去の回想をやって欲しいところ。次回フリオの過去話(デッドマンズ加入の経緯?)をやるっぽいのでそこでもアギレラ様の過去についても触れるのでしょうか?
・オルテカ
オルテカ「ボス?その女は飾り。信者を集めるためのわかりやすいお人形さんだ」
で、次回早速新しいお人形さんを引き連れて新生デッドマンズを率いていましたが…そうそう代わりって見つかるのでしょうか?
回想からするとアギレラ様は10年以上昔から用意した、そして変わりがいなかった存在に思えるのですが…変身してしまった(汚れなき器ではなくなった?)以上アギレラ様はもう用済みという事なのでしょうか?
カメレオン「そっちは?なぜデッドマンズに?」
オルテカ「世界は俺のもの…」
今時わかりやすい悪の組織の人間。
昭和でも「世界は俺の物!」的な発想のボスは少なかったと思いますが。ネオショッカーですら食糧危機に備える為に人口を減らす、的な口実で作戦を立ててましたよ?
とはいえこれ以上にないシンプルかつ強力な欲望ではあるので悪魔を率いる存在には相応しい気もしますが…この台詞でオルテカラスボスはなくなったようにも思えます。
ただ五十嵐家の家族の平和、世界の平和と対になる願いではあるのでラスボスとはいかなくてもいいところまでは生存しそうな気がします。
・フリオ
「俺は…!アギレラ様に救われたんだ。どん底にいた俺を…救ってくれたんだ‼」
オルテカ「だからなんだ」
フリオ「だから…今度は俺が…アギレラ様を…守る…!」
この話の真相が気になる…のですが次週やるっぽいですね。
ただこういった話をやると退場が近い気がしてしまって…果たしてフリオは最後まで生存できるのか。
まあ最近いい人っぽいキャラにはなってるのですが誘拐事件等やっている事は悪そのものなので終盤アギレラ様庇って退場の可能性が高そうですね。
最後はフリオ退場で号泣するアギレラ様に対して「アギレラ様、スマイル…」で散って行くに一票。
・カメレオン
「俺は自分が誰よりも嫌いだった。鏡を見る度に割りたくなった…。とにかく自分を捨てたかったのさ」
元の姿になった時にフェニックス関係者の誰も反応しなかった事からフェニックスとは無関係の人間だった可能性が高そうです。つまりこいつは特に接点もない若林のフリをし続けられたある意味凄い人間って事にもなりますが。心酔していたヒロミすら気が付かなかったですしね。それだけ自分が心底嫌いで他人に、それも尊敬される他人になりたかっただけかもしれませんが…。
まあそれでも一般人ではある模様。バイスの心情は把握できていなかったですしね。まあ家族を食べたい、とか人間の発想ではないので当然ですが。
第17話 「裏切りの深化、バディの真価」
五十嵐家兄弟それぞれの選択が興味深い。
フリオのかつての親友、陽介の頼みでフリオと陽介を再会させようとするさくら。
以前フリオ、玉置と共に過ごした時間も関係あるのかもしれませんがギフテクスにも比較的同情的なさくら。
そもそもさくらは組織で善と悪を分けている訳ではなく(フェニックスの意向にも完全に同意している訳ではない)個人的な感情を優先しているように見えます。
自身の道を往く、無敵を目指すさくららしい選択。
それに対してギフテクスを全て倒すべきだと主張する大二。
決して大二もデッドマンズは全て敵だと考えている訳ではないでしょう。
バイスタンプを使ってしまった人間に対しても更生施設に入れ、やり直す機会を与えてきた(組織の方針に従っていただけの可能性もありますが)大二。
しかしそんな大二でもギフテクスは倒すべきであると主張しています。現時点では倒す事はできても救う事は出来ないからと。
逆を言えば救う事が出来るならば救いたい、と考えてはいそうですが救う事のできる確証がない以上被害が拡大する前に倒すべきだ判断しているようにみえます。
自身にカゲロウを持つ、放置すれば取り返しのつかない存在を有してしまっている大二だからこの選択とも言えるのではないでしょうか?
そしてある意味一番危ない選択、全てを救う選択をする一輝。
全てを救う。その為に自身が犠牲となったとしても。
ギフテクス達のやってきた事を思えば救う価値はあるのか疑問に思うところがあります。さくらもフリオとアギレラについては思うところがあるとは思いますがオルテカは消滅させても良いと思っているのではないでしょうか?
それに対して一輝は迷わず全員を救うためにボルケーノを使う事を選択しました。
一輝「答えは見つかってない…。でも、もう迷わない。俺の戦いで誰かが傷ついても、俺は全てを背負う!」
工藤戦での台詞ですが迷い後悔するぐらいなら全てを救う事を選択したのでしょう。例えそれが敵であっても。
ある意味本当にエゴイストですが…それはバイス、一輝自身も認めるところ。救える可能性がほんの少しでもあるのならばその可能性に賭けたいのが本音なのでしょう。
それだけにギフテリアンとなってしまった人間を救えなかったのは相当にショックであったと考えられます。
そしてその事実をオルテカに煽られた事で怒りが爆発。
互いの力を合わせないと真価が発揮できないどころか反動を受けるボルケーノを使った一輝の体はどうなってしまうのか…
いやそれ以上に心のダメージが心配になる展開。
その一輝を救うのは真のバディとなった、いや元々一つだったバイスによるものなのか。それとも別の要因が絡んでくるのか。
3兄弟それぞれの選択が興味深いと共に、その選択の結末が気になる第17話「裏切りの深化、バディの真価」感想でした。
・一輝
「俺…デッドマンズの3人を…やつらを救いたいんです!この間の戦い…フェーズ3の彼らを悪魔と分離することができなかった」
バイス「うーん…カリちゃん何かいい方法ないのかよ!」
これは本心から3人を救いたいと言っているのか。それとも自分自身の気持ちの問題なのか。
元々人間である事が確定し、悪魔に影響を受けている事は確実(コングフェーズ2の件からして)なのでその悪魔から解放したいという気持ちなのでしょうね。恐らく。
ただし一輝自身にも色々不審な点が散見されるので単に人を殺めたくないという気持ちがあるのかもしれないですが。
…書いてて思いましたがそりゃ当然ですね。好き好んで敵を倒す的な人間は主人公だとどうかと思いますし。(アマゾンズのバハト…じゃないアルファとかいますがあれは特殊な事情持ちだし)
それはともかくこの件に関してバイスが協力的なのが意外。面倒くさい、的な事を言いそうですが…まあこれはギフテクス達を気にしているのではなく一輝の為に言っているだけだと思います。
一輝「全ての人を助けるためには完璧にマスターしないと…それに今のままじゃやつらも救えない」
果たしていつまで”全て”の人と言っていられるのか。あからさまに何か企んでいる狩崎とか黒幕っぽい長官とか出てきましたが…。
オルテカ「ほらね。しょせんあなたの力では誰も助けることができない」
一輝「オルテカー!」
そもそも今週既にオルテカに対して怒りに任せて攻撃してます(そしてボルケーノ暴発?)からね。この件に関しては来週バイスと色々あって解決しそうですがそれ以上の悪意がある人間に対してどう対応するのか。
一輝の主人公力が問われる。気がする。
・大二
さくら「あの人たちを人間に戻す方法ってないのかな?」
一輝「それなら今…」
大二「無責任なこと言うなって。今の俺たちにはフリオを倒す事はできても救うことはできない」
感想の方で色々と書いたので簡単に。
大二からしても好き好んで人を殺める気はないと思うのですがそれ以上に人を守りたい、守る為にはやらなくてはいけない時がある、と言った信念がありそうなんですよね。カゲロウが心の中にいるからこそ世の中には救えない人間もいると認識しているのかもしれません。
・ヒロミ
大二「ヒロミさんどうしたんですか?最近なんか変ですよ」
狩崎「働きすぎて体にガタがきちゃってるんじゃない?」
ヒロミ「心配するな。気のせいだ」
自分が一番自分自身の体の変化に気が付いていそうですがそれでも彼は戦う事を止めないのでしょう。なにせ自分を守るヒーローが現れないから自分自身がヒーローであろうとした人間なので。
本当に命を懸ける前に彼にとって真のヒーローが現れてほしいものです。
・狩崎
狩崎「現状ナッシング(フェーズ3分離方法)。だが今全く新しいアプローチのバイスタンプを開発中でね。それを使いこなせればあるいは…」
あるいは…という事は確定ではないという事。そもそも分離方法も何故ライダーキックで分離できるか不明ですからね。
こいつの事だから色々人体実験してたら何故かライダーキックで分離できちゃった、ボルケーノも何故か分離できるからしれないから(そして分離させる方法に興味はなさそう)やってみてね、かもしれないというのが怖い。
ギフテリアンをみて「あれは…!」
ギフテリアン知っていそうですね。
そもそもギフスタンプはフェニックスが管理していたスタンプ。狩崎が実験で使っていない訳もない。
という訳で狩崎は既にギフテリアンを何体か発生させているに一票。
・ボルケーノ
狩崎「バリッドレックスを超える新たな力は強大すぎる故に危険と隣り合わせだ。だがそのメリットとしてライダーキックに限らず悪魔との分離をすることが可能となるはずだ」
はずだ、というのが怖い。何故分離できるか説明されていない(そもそも何故ライダーキックで分離できるかすら不明)ですしね。
狩崎「この新ゲノムはいわばそれぞれが個別の状態でリミックスしたほどのパワーを引き出すことができるシステムだ。通常のリミックスと違いお互いの出力が合わないと反動でダメージがくるよ」
個別でリミックス状態のパワーという事はリミックス2体分程度の力。バリッドレックスが複数体リミックス体を出せる事を考えるとあまり強いフォームにも見えないのですが…。鎧武のスイカアームズに対するジンバーアームズみたいなものでしょうか。(CG制作の手間とかありそうですが)
とはいえバリッドレックスはバイスが使えると考えるとバリッドレックスの上位互換的なフォームで間違いなさそうですね。
ゼロワンのシャイニングとシャイニングアサルトのような関係?
・パパさん
ママさん「ぶーさん。お手伝い頼んじゃってごめんね~!」
ぶーさん「元ちゃんが検査入院から戻るまでこき使ってよ」
さくら「パパそんなに腰悪いのかなあ…」
パパさんが攫われた…。かもしれない。
まあ心臓がない(見えない?)人間なんて狩崎からしたらこれ以上ない実験材料でしょうしね。パパさんも平和の為に利用されるなら本望でしょう。多分。そして特にパパさんがやっていない(と思われる。一輝が担当?)風呂場掃除をやらされるぶーさんが可哀そう。
・奥田陽介
「すいません。ここにフェニックスの相談窓口があるって聞いたんですけど…」
他に相談窓口はないのでしょうか?
いやあるとは思うのですが…よく考えたらギフテクス探し出してください、とか相談されたら他へ丸投げされますよね。そしてここに来た可能性が。
パパさんの遺した負の遺産の影響が銭湯の経営を圧迫する…。
玉置豪「これ親友の証にあげるよ」
陽介に破られるレアカード
男子生徒「なんかあいつカード破かれてる…!」
こんなカード36枚持っているよ、的な流れで破ってくれなかったから親友が拗ねてしまった。
しかしこの出来事自体は悲惨だとは思うのですが親友に裏切られたからギフテクスになったというのは…リバイスらしい気もします。コングフェーズ2とかも嫉妬心でしたからね。(一番可哀そうなのはなる気がなかったのにギフテクスにされて消滅したプラナリアかも)
基本的にあの人物に特別悲惨な過去が!的な流れにはしないのでしょう。
・赤石英雄
ヒロミ「やはり破壊したほうがいいのではないでしょうか?」
長官「その短絡的な思考には同意しかねるな。アギレラオルテカフリオの抹殺が最優先だ!」
所在の分からないギフテクスよりあからさまに怪しい物体を破壊を優先しないのは…最初からギフ様を利用しようとしている画策してるようにしか思えない。
一応アギレラはギフ様奪取狙いとわかっているので迂闊に破壊出来ない(下手したら暴れて死者多数となりかねない)という理由があるかもしれませんが。
長官「政府はデッドマンズの一刻も早い殲滅を望んでいる」
ヒロミ「かしこまりました」
長官と狩崎の意味深なアイコンタクト
この件からしても狩崎は赤石と繋がっているっぽいですね。デッドマンズ殲滅云々は建前で長官と狩崎(もしかしたら政府も)はギフ様を利用するために行動してきた可能性が?
・フリオ
玉置豪「この間の大会で小生運良くゲットできたんだ」
大会限定のレアカードは出してはいけない。有用なカードは値段がえらい事になってしまう(そしてスリーブなしでそんなレアカードを普段のデュエルで使うのはどうかと思います)
それはともかく自称が小生というのは非常にオタクっぽいですね。
陽介「俺、あの時のこと謝りたいんです。あいつはテレビで騒がれているような人間じゃないんです。絶対に」
大丈夫。視聴者は知っています。
勝てないとわかるとまっさきに敵のアキレス腱狙いをする人間だという事を。きっと玉置のデッキは妨害・弱体に特化したデッキですね。
フリオ「絶対に許さない…!裏切り者がどうなるのか思い知らせてやる…!」
この辺が敵側の人間っぽいところ。裏切り者は許さない、までは普通の人間ですが思い知らせてやる、というのは完全に悪側の思考。いや敵なんですけどね。
果たして復讐心に囚われたフリオはどうなってしまうのか。
・アギレラ
アギレラ「じゃあ私たち同じだね」
フリオ「えっ?な…何がですか?」
アギレラ「私もオルテカに裏切られたじゃん」
アギレラ様が珍しい反応を。今まで自分とギフ様と自分が認めた人間(悪魔?)以外ゴミみたいな対応をしていたのに。
自分の身を挺して守ってくれたフリオに対しては何かしら心境の変化があったと思われます。
果たしてアギレラは改心(と言っていいのかわかりませんが)するのでしょうかね。その場合フリオが死にそうな気もしますが。
・オルテカ
オルテカ「ご安心下さい。私と皆様は今でも深い絆で結ばれた家族です。新生デッドマンズの恐ろしさ、みせてやりましょう」
そしてやっている事は弱者を犠牲にするギフテリアン。この後信者がついてくるのか気になります。
まあオルテカの事なので今回の犠牲も考慮しての作戦だとは思うのですが。
・デッドマンズ
オルテカ「皆さん現実社会に戻ってみていかがでしたか?」
信者「正直デッドマンズにいたほうが幸せでした」
信者2「社会に戻っても弱者にとことん冷たい世界でした」
曲がりなりにもデッドマンズを拠り所としている人間はいるという描写。
最終的に一輝というか五十嵐家はこういった弱者に救済する活動を始める気がしないでもない(特に一輝とさくら)
・木村香苗
香苗「まさかオルテカ様に声をかけていただけるなんて…」
オルテカ「今の私には助けが必要なのです。散り散りになった信者を集めてもらえますか?」
香苗「はい。喜んで」
オルテカ「我々でギフ様を取り返しましょう」
アギレラ様にかわる新しいお人形さんでしょうか?
アギレラ様のかわりはそうそう見つからないとは思うのですが…まあ多分オルテカが適当に言いくるめているだけですよね。来週ギフテリアンになっていてもまったく驚かない。
・ギフテリアン
オルテカ「これはもはや人ではない。人間を食らい誕生した新たなる種、ギフテリアンだ」
ギフテリアン「ああ、おいしかった。人間」
バイス「んだよ!同じ悪魔としてなんかあいつ嫌い」
なぜバイスが嫌うのか。
多分自由に動けるからですね。そして人間を捕食できる(した)存在。
バイスにとってはやりたい事やれている悪魔なんてそりゃ嫌って当然ですよね。
第18話 「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」
ハッピーバースデー!仮面ライダーリバイス!
と思わせるような回でした。
これからが一輝とバイスの真のバディ物が始まると思わせる回。
厳密に言えば1話の時点でバディ物であった事は間違いなかったのですが…しかしそれを認める事が出来ていなかったのですね。今までの一輝は。
いつからか自分自身に興味が持てない。
その反動からか他人の生きがい、喜びを自分の生きがいにすり替えてしまった。人を助ける事で、人が喜ぶ事ではじめて自分が自分でいられる。
ただし他人を助けて自分でいられる、というのは一輝自身の思い描いた自分であった訳でそんな自分になろうとしていたようにも思えます。
バイスも自分自身から生まれた悪魔。
カゲロウが大二から生まれた負の感情の集合体であるようにバイスも一輝から生まれた感情の集合体であると思われます。
そんなバイスを否定し…いや見て見ぬふりをしてきた一輝。
自分に興味が無かった訳ではなく見てこなかった。
だからこそバイスを信頼できず、バディとして認めていなかったと思われます。
しかし本当は自分に興味がない訳ではない。
自分から生まれた存在であるバイスには興味を持つことが出来る。
つまりそれは自分に興味が無かった訳ではなく見てこなかっただけ。
自分から生まれた存在であるバイスによって自分自身の本心に気づき、その本心と向き合う決意を固めた一輝。
バイスと、自分自身と向き合う決意を固めた一輝の本当の戦いが今から始まる!
…と書くとなんか打ち切りになりそうな展開(ラストもそれっぽい演出でしたし)なのですが…それはさておき。
で、この件に関して気になるのが何点か。
まず”いつからか”自分に興味が持てないのか?
自身の夢を(サッカー選手)諦める切っ掛けがあり、それが自身に興味が持てない理由にもなっていると思うのですがそのきっかけを忘れるのは不自然ではないでしょうか?
この件は人為的なものが関わってきそうな予感がします。一番可能性が高いのはパパさん。3兄妹が全員悪魔持ち、というのは普通ではない(狩崎も気にしていた)ので過去に何かあったのではないか(というか現在進行形でパパさんなにかやってますが)と考えてもおかしくはない。と思いたい。
次にバイスが人を喰う件に関して。
バイスは何故か家族を優先して(映画では無差別に美味そうと言ってはいましたが)捕食しようとしていました(ママさんが一番うまそう?)。
他の悪魔は人を襲う事はあっても喰う事はありませんでした(ギフテリアン以外。カゲロウは激辛カレーが好きなようですし)。しかしバイスは積極的に人を、家族を喰おうとしています。
カメレオンデッドマンがバイスに変身した際に家族を喰うという選択肢すら思いつかなかった(フェーズ2以降はある程度悪魔の意思が存在するはず)のはそもそもバイスやギフテリアン以外は人を喰う必要はないのかもしれません。
何故バイスは人を喰おうとするのか。
そして何故家族を美味そうと評するのか。
家族が一番大事という一輝なのですが…もしかしたら家族を疎ましく思っている面があるのかもしれません。ほかならぬバイスは一輝の本心でもある訳なので。
そしてバイスもまたギフテリアンと同種の悪魔の可能性もあるのではないでしょうか?
つまりギフスタンプから生まれた特別な悪魔である可能性もあり得る…とは言えないでしょうか?
デッドマンズベースでの戦闘時。何故かバイスがギフ様に影響を受けていた描写もあるので…。
果たしてバイスは本当にただの一輝の本心なのか。何故一輝が本心を忘れてしまっていたのか。
仮面ライダーリバイスの本当の誕生回とも言える今回でしたが…さらなる謎も誕生してしまったように思える第18話 「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」感想でした。
・一輝
「俺…悪魔にされた人を救えないって言われてカッとなっちゃって…」
今回の話からこの台詞を考察すると…
人を救えない=自分も救われない
という事なんですよね。
人に興味が持てない。だから人に何かをしてあげたい。それこそが自分の生きがいである。その為他人を失うとは自身の存在意義の消失となってしまう…という事だと思われます。
以前(2話?)自分の命をバイスとの取引材料に使ったシーンがありましたがあのシーンも今思えば納得の展開なんですよね。
自分以上に他人が大切。自分の存在が他者の存在を脅かすのであれば自分は存在する価値すらない、といった心境だったのでしょう。
一輝「俺さ、いつからか自分に興味が持てないんだ。だから…誰かに興味を持ってもらうこと、喜んでもらうことが自分の生きがいみたいになってて。人を助けて初めて自分が自分でいられる…。でも…そのせいでバイス。お前を危険につき合わせることになる。だから怒っているかなって…」
バイス「クフフフッ…!」
一輝「何がおかしいんだよ?」
バイス「一輝、自分に興味がないって言ったけどそれはウソだな。だって俺っちには興味あるだろ?…もう!わかってんだろ?俺はお前だ。俺達は元々一つなんだ」
一輝「バイスは俺から生まれた悪魔…」
バイス「そう。だから自分に興味がないなんて言うなって。フッ…実はさ、さっきカリちゃんに断った時、俺もおんなじこと考えてたんだ」
一輝「バイス…ごめんな」
バイス「へっ…自分にごめんって言ってんのか?変なの」
2人「ハハハッ…」
そしてこのやり取りを経て再度自分に興味が持てるように…なったのでしょうか?
自分から生まれたバイスに興味は持っていた。つまり自分自身に興味がないという事はない。
しかしそれは現時点で自分自身に興味が持てたかというのは別問題。バイスに興味があったとしても今の自分に興味が持てるのとは違いますから。
しかしバイスに対してごめん、つまり自分自身にごめんと言っている事から今まで自分自身に対して興味が無かった事自体を自分に対して謝りたいという意思表示にもみえます。
つまり今回の件は自分自身に再度興味がもてるようになるきっかけとなったのではないか、と考えるとしっくりくるような気がします。
今までの一輝は他人の為にヒーローをやっていた。
そしてこれからは自分自身の為にもヒーローをやっていく。
そんな真の仮面ライダーリバイス誕生回とも言える回だったのではないかあなと思う訳ですよ。
そして次回はヒーローを求め続けた結果自分でヒーローとなる事を選択したヒロミの話。
自身の心と向き合いあった一輝は他者のヒーローとなれるのか。
それともヒロミが自身が自他ともに認められるヒーローとなるのか。
今回の件も踏まえて気になる1話(数話?)となりそうです。
一輝「いけるか?相棒」
バイス「へッ!当ったり前よ!えっ…待って。今相棒って言った?」
そしてラストシーンで相棒って言うな、の展開。
デカレンジャーのレッドとブルーのやり取りを思い出すような…いやあれは違いますね。散々相棒、相棒って言うなでやり取りしておいて最終局面の一番いいところでレッドが相棒って言うなと返すところ。
1年間の積み重ねがあってこその相棒って言うな…なので今回はまだまだ足りない。果たしてリバイス最終回では一輝とバイスはどんなやり取りを交わすのか。非常に気になります。
バイス「よっしゃ!一気にいくぜ!」
一輝「いや、一緒にいくぜ!」
中盤で決め台詞?が変わるのは珍しい。
今回の展開からすると納得の台詞なのですが…他の兄妹も変わるのでしょうかね?
大二もカゲロウの事を受け入れる日が来るし…さくらは…さくらはわからない。そもそもさくらに決め台詞ありましたっけ?
バイス「あーあ…行かせてよかったのかよ?」
一輝「ああ…。フリオは裏切らないよ」
自分自身に興味が無かった一輝との対比か自分自身が許せなかったフリオこと玉置。変身する能力すら失ったように見えたフリオはこの後どうなるのか…というかそもそも裏切りから生まれた心によって(恐らく)変身してきたフリオは今後悪魔を生み出せるのかどうかすら不明な気がします。
・さくら
「フリオ…!ううっ…!もうやめて…!」
事情を知ったさくらはフリオとまともに戦えない状態に。
確かにウルフデッドマンライオットは強かったですがライブとジャンヌの2人なら善戦ぐらいはできたはず。
さくらは自分自身の心には向き合い戦う事ができるようになりましたが今後は他者に対する思い入れで戦えないようになるのかもしれません。特にアギレラ様の過去を知った時はどういった反応をみせるのでしょうか?
・ヒロミ
朱美「は?あんたいい加減にしなさいよ。メディカルチェックの検査結果、問題がありありよ。内臓、血液、その他全ての数値が軒並み80歳オーバー。今日から仮面ライダーの変身は禁止!」
特定の数値が悪化しているのではなく全ての数値が80オーバー。
つまりデモンズは使用者の寿命を消費して(悪魔との取引に使用?)力を発揮するドライバーなのでしょうか?
そりゃそんなもん使えないですよね。恐らく肉体的にかなり優秀な人材(かつ悪魔を制御できない)人間を使い潰す事になるのですから。
しかしヒロミは他の選択肢がない以上戦い続けるのでしょうね。命をかけて戦う事を決意した人ですし。
結構主要人物が退場するリバイスなのでヒロミも下手をすると…。
・赤石英雄
「人間万事塞翁が馬。…だな」
果たしてこれは何を意味するのか。
悪魔を保有出来た事が不幸なのか、それとも幸なのか。
ただ一つだけ言える事が。
絶対ろくでもないことにしか使わない。
・狩崎
狩崎「五十嵐一輝、申し訳ない。このボルケーノバイスタンプを勧めた私が悪かった」
ヒロミに対してはデモンズの不調を知らぬ存ぜぬで通してる(というか見下している感もある)狩崎ですが一輝に対してはこの態度。
どれだけ一輝の重要視しているかわかる(そしてヒロミを軽視)シーンですね。
狩崎「彼らはバイスタンプによって生み出された悪魔だ。本来はリバイスのシステムで分離可能だがフェーズ3はもはや私でも未知の領域だ」
やっぱりボルケーノが分離できたのはたまたまなんですね。ただしライダーキックでフェーズ2を分離出来る理屈自体は解明していそうなのでボルケーノもその応用で可能性はあると認識していたのでしょう。
一輝に対しては気休めを言わない(言うと逆効果になりそう)と思われるので。
狩崎「第一、次に君たちがこれを使って耐えられるという保証もない。最悪の場合死ぬかもしれない。分離することを諦めれば君が傷つくこともないんだけど…」
一輝「それじゃあ意味がないんです!」
狩崎「まあそう言うと思った。私もできる限りのことをしてみるよ」
まあこんな感じで一輝の思いを汲みながら、身を案じていた訳ですし。一輝の事はかなり重宝しているはずです。
…いやヒロミの件が無ければ狩崎もそこそこ変なマッドドクター扱いでいいと思うのですがヒロミの件を考慮すると完全な悪役にしか見えない。一輝も人として大切とかではなく道具として有能だから重宝しているって感じですしね。現時点では。
狩崎「マーベラス!」
ライダーだけには飽き足らず今度は戦隊のクローンでも作ろうと…いやそんな発言ではないと重々承知はしているのですが狩崎ならヒーロー大戦系のラスボスやってもおかしくはない雰囲気を醸し出している。
・ギフテリアン
「君が倒したのはギフスタンプを押された者を食って生まれた悪魔、ギフテリアンと呼ばれている。押された人間はその時点ですでに死んでいる」
確証はないですがギフテリアンとバイスは同種の存在に思えます。ギフ様に共鳴みたいな反応していましたしね。
ただしその場合は生み出した人間が消滅してるので…もしかしたら消滅せず残ったレアパターンが一輝とバイスなのかもしれない。
・アギレラ
アギレラ「フリオ、私を一人にするの?」
フリオ「アギレラ様…俺…」
アギレラ「フリオ、スマ~イル!」
アギレラ様マジでアギレラ様。
フリオの事を裏切られたもの同士、同じだねと言ってはいましたがこれで完全にフリオの心を掌握してしまいました。
フリオはアギレラ様を庇って死ぬ…もしくはギフスタンプ使われて死にそうな(そしてアギレラ様覚醒)気がします。
・陽介
陽介「玉置…。スマ~イル…」
ギフテリアン「もっとおいしいやつを探す」
陽介…これ絶対悪魔いない人間ですよ。
一応カードを破ってしまったという事実はあるものの全ては陽キャが遊び半分で行った事。それを一切言い訳せず、さらにラストは親友の事を思って逝ってしまいました。
しかしこれ逆に考えるとギフテリアンの美味しさ反応はその人間の保有する悪魔に因るのかもしれませんね。悪魔いそうもない(いてもごく小さい)陽介はまずいと。
別件ですがバイスから見た一番美味しそうな人間はママさんであると考えるともしかしたら…。
・フリオ
フリオ「アギレラ様を助けてほしい。俺は刺し違えてでもオルテカを倒す。だからもし俺が死んだら残されたアギレラ様のことを頼みたい」
どこのヒーローだよ、と言わんばかりの台詞ですがアギレラ様を守る事より裏切ったオルテカを倒す事を優先するのは悪魔っぽい気がしないでもない。しかし今回の件で完全にアギレラ様>復讐心となった(と思う)フリオはどうなってしまうのか。少なくともバイスタンプで変身はできないような気がします。
・オルテカ
「次はアギレラに押してやろうか?フリオくん」
フリオに対してこちらは完全に悪役に。
最近だと珍しいぐらい清々しい悪役ですね。自身の行動に一切の躊躇が無い。
こういった悪役好きなんですよね。行動原理、そして散り際が。
是非とも悪役に相応しい最期を期待しています。
第19話 「デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?」
いよいよ…でもないのですがデモンズドライバーの副作用が明らかに。
そもそも変身時の音声からして
「ディール(deal)。ディサイドアップ(decide up)。ディープ(deep)ドロップ(drop)デンジャー(denger)…仮面ライダーデモンズ‼」
ですからね。
悪魔と取引をしていた事は明白だったのですが…その悪魔との契約代償を支払う時が来てしまったようです。
一番気になるはこの事実を知ったヒロミに関してなのですが…その前に他に気になる描写について。
まず狩崎。
この副作用がある事を知っていたはずです。いや開発者が知らないはずがない。つまり死んでも構わないという前提でヒロミにデモンズドライバーを使用させていた訳です。
単なる人体実験としてヒロミを利用してきたのか。それとも他に何か目的があるのか。
本来は別の人間(人間かどうかすら不明)が所有するはずだった、という趣旨の発言をしていましたが本来の持ち主、本当の目的は何なんでしょうかね?
個人的にはギフスタンプから生み出した試作のドライバーだったのではないかと予想してみます。
使用者を食らって力を生み出すあたりはギフテリアンと同じですからね。それが直接食い殺すか徐々に蝕んでいくかの違いであって。
そうなると本来の持ち主がわかりませんが…自分用のドライバーの試作段階で作成したドライバーとかでしょうか?もしくは政府から依頼されて作った(=赤石用)の可能性も?
使い続ければ身の破滅は確実な力の為、依頼されて作ったドライバーではなさそう、もしかしたらフェーズ2以降の人間用とか?
とりあえず所有者の件は置いといて次は一輝に関して。
いつもだったらヒロミを止めていた、と大二に言われていましたが今回はヒロミを止める事を躊躇してしまいました。
それは自分の身を犠牲に(犠牲にする目的は違っていましたが)戦うヒロミを自分を重ね止める事ができなかったのか。
それとも前回のバイスとのやり取りで安易なおせっかいは出来なくなってしまったのか。
前回の自分を見つめ直すきっかけとなった出来事は必ずしもいい事ばかりではなさそうです。
躊躇した結果、不幸が起こる可能性もあるので。
ただし全ての人間を救うなんて事は仮面ライダーでも不可能なので…変化した一輝の心境そして行動が気になるところです。
で、ヒロミに関して。
同期の中で一番劣っていたヒロミ。しかし若林の助言、そして自分がヒーローになりたい理由(誰も助けてくれないなら自分がヒーローになる)もあり、挫折を乗り越え司令官とまでなったヒロミ。
挫折を乗り越えたからこそ、いや乗り越えてしまったからこそ命を懸けて戦っている訳で…果たしてヒロミはどうなってしまうのでしょうか?
恐らく自分の意思で戦う事を止める選択はしないでしょう。
彼の「命をかけて」は本当に命を懸ける気概が感じられます。
だからこそ本人を止める事は困難な訳で…カギとなりそうなのは同期の存在?
二重スパイが明らかとなった(さらに裏をかいている可能性はありますが。不意打ちできるタイミングでヒロミを始末しなかったので)パトレン3号…じゃない千草。
彼女の言うフェニックスの真実とは。
フェニックスこそが戦うべき相手なのか?であるとすればその上層部に関われる司令官ポジションで戦うという選択肢もありなのですが…
はたまたヒロミの身を案じていた竜彦の思いが通じるのか。
デモンズドライバーが副作用しかないと判明すればその時点で破壊する、という選択肢もあり得ますが…どうなることか。
しかし他のキャラの思いがどうであればヒロミは最期まで戦い続ける事を望むはずです。他ならぬ若林の遺志もあるので。
結局のところデモンズドライバー云々の話ではなくヒロミの戦い姿勢を変えなければ最終的には犠牲となりそうなヒロミ。
果たして悪魔と取引をしてしまったヒロミの運命は。
ヒーローを目指した若者が志半ばで散る。そんな運命を変えて欲しいと願う第19話「デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?」感想でした。
・一輝
「そうか…。あの人(ヒロミ)いつもむちゃするからな」
お前が言うな。
という良い見本ですね。
2話で自分の命を取引材料にバイスに契約を迫った一輝とは思えない…もしかしたら自覚がない?
まあ別に自分が無茶をするのとヒロミが無茶をするのは別に関係ないと言えばないのですが…。自分は無茶するけどお前は無茶するな!といった類の台詞を言うヒーローって多いですしね。
セイバーの飛羽真も賢人に対して物語を勝手に決めるな!俺が決めると言って…あれはちょっと違うか。あのシーンは俺達が決めると言ってくれれば良いシーンなのですが…とこれは別の話なのでこれぐらいにしておきます。
大二「兄ちゃんもいつものおせっかいはどうしたんだよ?いつもの兄ちゃんなら何があってもヒロミさんを止めるだろ!」
感想の方でも書きましたが今回気になるポイント。
いつもなら止めるんですよね。でも躊躇してしまった一輝。
感想書いた時には自分と心境を重ね合わせてしまった(=自分が止められても止めないだろうと考えてしまった)のかと思いましたがもう一歩踏み込んで…止める方法がわからなかったから止められなかったというのが近い気もします。
というのも自分なら止められても絶対に止めない、というのは理解していると思うのですよ。普通の方法で止める事が出来ないのならばどうすれば止められるか、という事を考えてしまって躊躇してしまったのではないでしょうか?
前の一輝ならそれでもとにかく自分に出来る事を全力でやってみる!的な流れだったと思うのですが今回は根本的な問題(ヒロミの心問題)を解決しようとしたのではないでしょうか?
恐らくヒロミの件で鍵となりそうなのは同期の存在。上記の台詞のシーンでは止める方法がわからなかったので躊躇してしまった。千草ダブルスパイの件も含めて真相が明らかになり、それが突破口となってヒロミの心を止める決断をする、というのが次回以降の流れになると予想してみます。
もちろん一輝の願いが叶わずヒロミ退場もあり得るのですが…最近ギフテリアンで人を救えない事が多い展開なのでここにきて主要人物が退場はないと信じたいです。
・バイス
「うわあ~!カレーだ!俺っちも食べたい食べたい食べたーい!」
そういえばバイスって人間も食べるようですが普通の食事も食べるんですよね。ギフテリアンは恐らく人間しか食べないと思われるのですが…微妙な違いが。
そもそも純粋な悪魔がなに食うかってのがわかりませんが。そもそも悪魔にも複数の種類がいそうですし。バイスとカゲロウとラブコフが同種の存在とは思えない。
パパさんの真意が(というか正体すら不明)不明な現状、五十嵐家は悪魔の実験場になっていると言われても驚けない展開になってきていると思います。
・大二
千草「かなり危険な状態かもしれない。2人ともヒロミくんにむちゃをさせないで」
大二「任せて下さい。俺達が絶対にむちゃはさせません」
お前が言うなパート2。
上記の一輝の場合と意味合いが違うのですが…兄を全く止められない大二が言っても説得力がない。それとも兄なら、ある意味同種の分からず屋…じゃない信念持ちの兄ならヒロミを止められると思ったのでしょうか?
どちらにせよ自信満々で言える台詞ではないと思います。
大二「己の力を知っているのがヒーローなんですよね?死んだら誰も助けられない…。今は自分の体を治してください」
この辺りが今の大二の限界。というか常人の限界。この手の話が通じる人間ではないと理解しないと。
前回一輝がボロボロの状態で病院から抜け出してきたのを忘れたのでしょうか?ヒロミも同じ環境に置かれたら同様の行動をしていたと思います。もしかしたら大二はヒロミを普通の話の通じる人間だと思っているのかもしれない。残念ならが一輝とヒロミは同類です。この程度の説得では絶対にやめない。
普通の人間に対してなら良い説得だと思うのですが…。
・さくら
さくら「一輝兄たちならアギレラの悪魔も分離できるってこと?」
一輝「兄ちゃんに任せとけ」
分離できるか否かを微妙にはぐらかしている気もしますが…(失敗してもその責任は俺がとる!的な台詞にも聞こえる)それはさておき。
さくらはあくまでアギレラは更生というか普通の人間になれると思ってるんですよね。恐らく。
さくら「アギレラ、目を覚まして。一輝兄ならあなたを悪魔から分離できる。そうすれば普通の人間として生きていける」
アギレラ「普通の人間?フッ…なんの冗談よ」
この台詞からそう推測できます。
師範代の件から考えると罪は償って欲しいとは考えているようですが…。
さくら「話を聞いて!私はあなたに現実を見てほしいの!」
アギレラ「私が望むのはギフ様の復活それだけだよ!」
現実を見れていないのはどちらでしょうか?
ギフ様最優先なアギレラを散々見てきているのに説得だけでやり直せると思っているあたり判断が甘いというか子供。前に大二が分離出来ないなら倒すしかない、といったシーンがありましたがあれは大人の判断ですよね。現状出来ない事をやって犠牲を増やすよりも被害を抑える事の方が重要だ、という判断。
とはいえ必ずしも大人の判断が子供判断より正しいか、と言われれば疑問が残りますが。
アギレラもデッドマンズ騒動の被害者と考えれば(恐らく攫われてきた)アギレラも救うべき余地はあるのですが…何にせよアギレラを救う道があるとすればその鍵はさくらと玉置となりそうです。
・ママさん
「私を食べようとしたことまだ許してませんので!」
前の感想でバイスがママさんを美味しそう、というのには理由があるのではないかと書いてしまったばっかりに…ママさんが一番うさんくさい人物に見えてきました。
考えてみればパパさんは恐らく(というか心臓が映らない時点で絶対)は普通の人間ではない。そのパパさんの事情を理解しながら協力しているというのはママさんにもそれなりの事情、もしくは相応の悪魔が宿っていてもおかしくない、という判断が出来てしまうんですよね。
物語終盤で真相をしった五十嵐家がバラバラになる展開がありそうな気もします。最終的には大団円にはなると思いますが。
・パパさん
一輝「フェニックスの検査どうだった?大丈夫だった?」
パパ「どうやら俺は重病みたいなんだ…。俺に何かあったらママさんのこと頼む」
一輝「病名は?」
パパ「病名は…ひどい…虫歯だ!」
これはあれか。パパさんは現代社会に巣くう虫歯菌と同様の存在であるという…いや本当に単なる虫歯の可能性もあるのですが。虫歯も放置すると危険ですからね。
それはともかくフェニックスが胡散臭い組織である、という展開の中で単に虫歯で検査入院してきた、という流れにはなっていないと思われるのでやっぱり何かしらあったのでしょう。
・ヒロミ
ヒロミ「どうやら俺の体は限界らしい」
大二「だったらもう俺達に任せて戦わないでください」
ヒロミ「それはできない。俺は…ヒーローになりたかったんだ。俺は同期の中で最も劣っていてな。隊を辞めようと思っていた。そんなある時若林司令官が俺に言った」
若林「ヒーローの条件を知っているか?」
ヒロミ「わかりません」
若林「己の力を知っていることだ。敗北し、挫折しそれでも這い上がってきた者こそが最も強い真のヒーローだ。戦いをやめるのも続けるのもお前が決めるしかない。これはお前自身の戦いだ」
いじめられっ子だったからこそ、挫折を繰り返してきたからこそヒーローとなった現状で戦いを辞める訳にはいかない、という事ですよね。
ヒロミを説得する方法があるとすれば鍵となるのは同期かもしくは若林司令官の存在。
ヒロミ「俺はヒーローであり続けるために戦う。それが俺の夢だ。ここでやめるわけにはいかない」
ヒーローであり続けるのが夢。
ヒロミが思い描くヒーローの定義を自分がかつてヒーローを志すきっかけとなったもの(誰も自分を救ってくれない、なら自分がなってやる)であるとするならば…その定義を上書きしてしまえばなんとかなりそうな気もします。
他ならぬ、ヒロミに真のヒーローの条件を教えてくれた若林司令官のような存在を目指す、という流れにすれば無理に前線で戦う必要もなくなりますよね。
別に若林司令官はヒーローの条件を力であるとは言ってませんし。力で戦うだけがヒーローではない。司令官のように後進を育てるのも立派なヒーローだと思うのですが…。
問題があるとすればフェニックスの組織にも問題がありそう、というかあるという事。千草がダブルスパイになる切っ掛けが次の話の焦点にもなりそうですね。
・竜彦
竜彦「違うよ千草。そいつは最低の男だ」
ヒロミ「どういう意味だ?」
竜彦「お前は若林司令官を守れなかった!デッドマンズに入れ替わられることに気づかないなんて…一番そばにいたのはお前だろ!そんなお前に司令官や仮面ライダーになる資格はない!デモンズドライバーを渡せ。俺が代わりに…」
竜彦「悪いのは俺だ。理由も言わず突っかかって…。俺はお前を守りたかった」
ヒロミ「俺を守る?」
竜彦「調べたんだよ。お前の体の不調はデモンズドライバーの副作用だ。お前だって気づいてたはずだ。だからお前からドライバーを取り上げようとしたんだ」
ヒロミ「不器用なやつだな」
竜彦「その言葉そっくりそのまま返してやるぜ」
お前が言うなパート3…いや言われていました。
上記の台詞、相手の事を思っている台詞には全く聞こえません。
ですがこの台詞が正しい可能性も。なにせ相手はヒロミ。通常の説得が全く意味をなさないのは大二の台詞からもわかります。ならばデモンズドライバーを奪ってでも戦う道を閉ざすのが有効と考えたのではないでしょうか?ヒロミを知る同期ならではの説得ですね。
竜彦が不器用なやつだという事は異論はないのですがそれも不器用過ぎるヒロミが悪いような気がしないでもない。
しかし竜彦もちょっと認識が甘い。ドライバーがないぐらいならヒロミは戦い続けますよ?ヒロミの不器用さを甘く見ていると思います。
・千草
「私はフェニックスの真実を知った。だからオルテカ様に協力したってわけ」
ダブルスパイと見せかけてトリプルスパイの可能性も…と思ったのですが竜彦がギフテリアンにしようとしていたのでそれはないでしょうか?
ただフェニックスが胡散臭い組織であるのは間違いないと思うのですが別にそれでデッドマンズが正義の組織である事にはなりませんよ?
ちょっと熱血お巡りさんに説教されてきた方がいいと思います。
・デモンズドライバー
デモンズ「ハハハハッ…ヘンシンシロ…ヒロミ。オマエノイノチ…クラウ…」
ヒロミ「俺の命を食らうだと…⁉」
デモンズドライバーは変身者の命を食らって成長するドライバーという事なのでしょうか?
他のドライバーは(リバイス、ツーサイド、リベラ)所有者の悪魔の力を利用するドライバーですがデモンズは内臓(?)された悪魔にエサを与えてその力を増していくドライバーという事でしょうかね?それなら本来の持ち主がいる(他の変身者は糧に過ぎない)という話にも納得できそうです。
・狩崎
ヒロミ「デモンズドライバーの秘密を教えろ」
狩崎「秘密?知って面白いことなんてないよ」
ヒロミ「とぼけるな!」
狩崎「強いて言えばあのドライバーは本来君のものじゃない」
秘密はあるという事を隠さなかったのですがそれを伝える気はないというのは…もう完全に敵側の行動ですよね。
ドライバーの持ち主が違う以外にも秘密がありそう(副作用の件?)ですが話す気はなさそうですし。
本当に一輝とヒロミに対する態度が違い過ぎて…こいつが味方側にいるのがちょっと不快。
・赤石
赤石「デモンズドライバーの様子はどうだ?」
狩崎「順調ですよ。これが元に戻るのもそう遠い話ではなさそうです」
長官がわざわざ聞いてくる、と言う事はデモンズドライバーを本来の姿に戻すのもフェニックスの目的の一つっぽいですね。
長官はフェーズ3以上の悪魔で本来の持ち主の可能性がありそうな気がします。
デモンズドライバーは何かしらの原因で機能低下し生贄(=ヒロミ)を与えて元の状態に戻そうとしているのでしょうか?
・フリオ
さくら「フリオ!」
フリオ「玉置って呼んでくれる?僕は皆さんに命を救ってもらった身だ。もう敵対する意志はないよ」
さくら「だったらなんの用?」
フリオ「アギレラ様のことで」
これはフリオという名は自身の裏切りの象徴であるから呼ばないで欲しい、という事なのかフリオと呼んでいいのはアギレラ様だけという事なのか?両方の可能性もありそうですが。
しかし敵幹部が序盤で(でもないですが)敵ではなくなるって結構珍しいような。ただしアギレラ様の動向次第で敵になりそうな展開もありえそうですが。
・オルテカ
「フリオのおかげで改めてリバイスが危険だとわかりました。今彼らと戦うことは得策ではない。まず狙うべきは…門田ヒロミ」
「君のおかげで門田ヒロミを呼び出すことに成功しました。邪魔なリバイス抜きでね。さあデモンズドライバーを渡してもらいましょうか」
ヒロミを倒す事が目的ではなくデモンズドライバーを奪取する事が目的っぽいですね。やっぱりデモンズドライバーは本来であれば悪魔用のドライバーである気がしてきました。ツーサイドライバーもある意味悪魔用なのであり得そう。
ヒロミ「オルテカがギフスタンプを使って大量の人々をギフテリアンにしようとしているらしい」
そういえば今回はやらなかった(一人だけやった?)のですが…なぜやらないのでしょうかね?かなり有効な方法だと思うのですが…何かしら制限がありそう。
ギフテリアン単体でライブやジャンヌ並みの強さですし。これは後半明かされるのでしょうか?
・ギフテリアン
オルテカ「よく来た。選ばれし者よ」
今回犠牲となったのは誰なのか。台詞からすると信者っぽいですが…。この事(ギフテリアンになって消滅)が知られれば新規信者獲得は難しい気もしますが…果たしてオルテカに真意は。
第20話 「非情で無常な、変身の代償」
果たしてヒロミの運命は。
12話
ヒロミ「五十嵐…俺は昔ひ弱でいじめられっ子だった。いつかヒーローが助けてくれると思ったがいつまで経っても現れてくれなかったよ。それが俺の戦う理由だ!我が命をかけて…世界を守る!」
ヒロミがヒーローを志すきっかけとなったのはこの台詞。
誰も助けてくれないから自分がヒーローになる。世界を守る。
つまり逆に言えば自分を、そして世界を守るヒーローがいれば自分がヒーローである必要はないという事です。
フェニックスに入ってからの出来事(特に若林とのやり取り)で心境の変化はあったものの根本的な考え方は12話の台詞が元になっていると思われます。
確かに今まではライダーは複数いれども完全に安心できる状況ではなかったはずです。
しかし五十嵐一輝が、助けを求めるヒーローすら助けられる存在として成長を遂げてきました。
彼も今の一輝なら、そして大二とさくらになら世界を守る使命を託せると思ったのではないでしょうか?
それと同時に明らかになってきたフェニックスの本当の姿。
千草はその真相を知った結果裏切り、そしてヒロミ自身は実験台にされていた事を知りました。
フェニックスは本当に世界を守る組織なのか。自身の働きが世界を守るの行動になっているのか?
ヒーローになりたい動機と自分の信じる組織がが同時に揺らいだ今回。
自分自身の限界もあり、ヒロミが戦いを辞める切っ掛けとなったと思われるのですが…次回予告が超不安。
恐らくオルテカがデモンズに変身すると思われる展開にヒロミは何を思うのか?
自身が戦い続けて結果、平和を脅かす存在が生まれてしまったとしたら…ヒロミは本当に命を懸けて最後まで戦ってしまうのではないでしょうか?
果たしてヒロミの運命は。
そして本当に戦うべき相手とは。
フェニックス、そして牛島一家も本性を表しつつあり物語が大きく動き出す予感がする 第20話「非情で無常な、変身の代償」 感想でした。
で、ちょっと気になった事。
オルテカとアギレラの組織、というかギフ様に対する認識が違っていたのですが…
オルテカ 愚かな人類を進化させる存在
アギレラ 幸せな未来へと導く神
とのこと。
恐らくですがオルテカをデッドマンズに勧誘したのは赤石長官、もしくは長官の配下。今回オルテカが拘束された時に笑っていたのは予定通りに事が進んでいた為と思われます。
デモンズドライバーは本来ヒロミの物ではない…つまり今回と次回予告から考えるとオルテカの物のようですが…。
ただしオルテカが本来の持ち主ではなくオルテカも糧となっている可能性もあります。
ギフ様に対する認識がオルテカ、アギレラ双方違っていますがどちらも認識が間違っている可能性がある、というか高いです。
とすれば現状一番の黒幕っぽい赤石長官用に作られたドライバーである可能性…もしくは狩崎のものと考えられそうですが果たして。
狩崎の目的は最強のライダーを作る事。
バリッドレックスゲノムは本来であれば悪魔に頼らないシステムの変身方法だったので悪魔を有するデモンズドライバーとは違った方向性のシステムにみえますが…もしかしたら全てのドライバーは最強のライダーの実験台としか考えていないかもしれません。
それはつまり赤石長官すら利用している事になりかねないのですが…果たして真に戦うべきものは誰なのでしょうね?
・一輝
一輝「ヒロミさん…。戦いたいなら戦ってください!ヒーローになってください!それがヒロミさんの夢なんですよね?その代わり俺も命をかけてヒロミさんを守ります」
ヒロミ「おせっかいな長男坊も頼もしくなってきたな。一輝」
頼もしくなってきた、というのはボルケーノの件を踏まえて(ヒロミは知らないと思いますが)でしょうかね?
以前の一輝ならば前回大二が言っていたように戦いを単に止めるだけだったはずです。
しかしヒロミが何を求めているのかを理解した上で、さらに自分がヒロミを止める、守るという選択肢の提示。
単にエゴイストなおせっかい野郎という訳ではなく他人の意志もくみ取った上での行動、成長したヒーローの姿だったと思います。
ヒロミ「俺は…生きているのか…?」
一輝「デモンズドライバーがヒロミさんの命を全て吸い取る前にキックの浸透力を調整してドライバーをはじき飛ばしました。命をかけてヒロミさんを守るって言ったじゃないですか」
ただしちょっと雑というか危険性が高い方法。
前例がないだけに仕方ない面もありますが変身した時点で死ぬ可能性もあった訳で…まあヒロミが変身しない訳もないのでその辺は仕方のない面もありますが。派手な女医さんの指導もあった事ですし。
というかキックの浸透力ってなんだ。555のドライバーならそんな調整せずともポンポン弾き飛ばされるというのに…。いや外れやすいドライバーもどうかと思うのですが。
・バイス
(ダイオウイカデッドマンズをギフ様が吸収?)
バイス「あっ…!痛い…!」
前にも(プラナリア、サーベルタイガー)の時に似たような反応がありましたが…やっぱりバイスはギフ様の眷属の悪魔な気がします。
個人的な予想ではバイス=ギフテリアン。
デモンズドライバーの悪魔は別の種類の上位悪魔だと予想。映画のディアブロみたいな。
・ヒロミ
ヒロミ「千草、今ならお前を救える」
千草「もう私はフェニックスを信用できない!ヒロミくんもわかってるでしょ?いいように使われて…」
ヒロミ「確かにな。だが悪魔の手先になってどうする?俺は自分の夢のため…ヒーローとして…仮面ライダーとして戦う!」
千草がフェニックスを見限ったのは仕方ない面があるにしてもデッドマンズ信者になるのは本当に「どうする?」ですよね。
そもそも今週の描写だとデッドマンズですら赤石が作った可能性もありますし。
それはともかく確固たる信念があるキャラは良いですね。例え悪魔の犠牲となろうとも自身の信じるもの為に戦う。
それだけに来週退場しそうなのが怖いのですが…。
ヒロミ「千草…我が命をかけて…千草の魂を救う!」
なんだろう。全然場面は違うのにブレイドの橘さん(ピーコック戦)に見えました。
しかし現時点ではギフテリアンにされた人間はどうしようもないんですよね。今週アギレラ様にギフスタンプが回収されたので状況は改善しそうですが…果たして千草の魂は本当の救えたのか?
赤石がデッドマンズの黒幕だとしたら救えていないようにも思えるのですが…果たして次週ヒロミの魂は?
・パパさん
パパさん「俺はひどい虫歯と判断されました。だからチャレンジします。この日本一硬いせんべいを食べて痛みを我慢します!ん…痛くない…なんでだ?」
ママさん「フフフ…」
今まで勘違いをしていたのかもしれません。
パパさんが怪しいと思っていたのですが…もしかしたらママさんが全部仕組んでいる可能性が?
パパさんは無自覚の特異な能力持ち。それをママさんが全て裏で操って3兄弟全員ライダーに育て上げたとしたら…バイスがママさんの事を「美味そう」という理由にもなっているのかもしれません。
・千草
千草「私はオルテカ様に本当の敵を…何と戦うべきかを教えていただきました。今度はオルテカ様の本当の目的を教えていただけますか?」
この台詞をみたときトリプルスパイの可能性が?と思ったのですがそんな事は無かった。
しかし千草の回想でも狩崎と赤石の会話の内容は明かされませんでしたが来週明かされるのでしょうか?それとも後半?
・さくら
空手の演武シーン。
…そういえば今週の坂本監督だった。
やけに汗が多いから何事かと思ってしまった。納得です。
・ゲノムチェンジ
レックス→メガロドン→イーグル→プテラ→マンモス→ライオン→ライオンリミックス→ジャッカル→コング→カマキリ→ブラキオ→バリッドレックス→ボルケーノ
こちらも完全に坂本監督演出。
テレビ放送分でこれだけギミック使える監督そうそういないですよね。個人的にはフォーゼの全スイッチ使ったのを思い出したのですが…あれは劇場版だったか。
今週は色んな意味で坂本監督の本領発揮でしたね。
・狩崎
ヒロミ「デモンズドライバーを使い続ければ俺は死ぬ…。そうだな?」
狩崎「ホワッツ?」
ヒロミ「とぼけるな!こいつの中の悪魔が言ってたよ。俺の命を食らうとな」
狩崎「秘密を知っちゃったのか…」
ヒロミ「俺はただの実験台だったということか?」
狩崎「ザッツライト!そのとおりさ」
ヒロミ「なぜ今まで黙っていた?」
狩崎「だって話したら君使ってくれないでしょ」
秘密にしていた理由。使ってくれそうにないから。
…いや結構な外道ですよね。やっぱり個人的には鎧武のプロフェッサー並みの悪に見える。
ただそうすると一輝に対して優しいというか体調を考慮しているのが気になるのですが…単に狩崎にとって利用価値が高いだけだと思います。
こいつは人でなし。…いや本当に悪魔の可能性もありますがバイスが反応しない以上単なる人の可能性が高いですね。ただし悪魔以上に悪魔な人間。
ヒロミ「お前は一体何をしようとしている?」
狩崎「最高の仮面ライダーをつくり出す。それだけのことさ」
ただしこの件に関しては好感が持てます。最強のライダーじゃなくて最高のライダー。ライダーオタの狩崎なら知っていると思いますが最強のライダーってインフレしてますからね。
物理無効、ショートワープ搭載、異常スペックのムテキゲーマー。
白ウォズの上位互換、恐らく制限がほぼ無いと思われるノベルゲーマー。
最低最悪の魔王、オーマジオー。
オーマジオーの力を受け継いだオーマフォーム。
…と最強のライダーを目指すのであればこれらを超える必要が。無理ですね。最高のライダーという定義も難しいですが…最強を諦めて最高のライダーを作ろうとする辺りは好感が持てます。ライダーオタクっぽく。
人間性は最悪ですが。
・赤石
赤石「どうだ?」
狩崎「グレート!ギフの鼓動に反応してついに覚醒する!」
赤石「悪魔を宿したデモンズドライバー。ついにその真価を試す時が来た…」
ギフの鼓動の反応して、という事はギフと別の悪魔なのでしょうか?
いや普通にギフの眷属の可能性もあるのですが…何か違う気がする。
映画のディアブロの件もありますし上位悪魔は複数種いるんじゃないかなあと予想。
・デモンズドライバー
「イノチ モット ヨコセ…」
この台詞から察するに一度には全てを食らえないのでしょうか?
それともヒロミに耐性があったとか?
まあ徐々に侵食して気が付いたら手遅れとか悪魔的手法ですが…現時点ではまだかわいい存在ですね。
次週オルテカが使用した場合どのような反応を示すのかも気になります。
・玉置
アギレラ「フリオ…さくらちゃんに何か吹き込んだわね?」
玉置「それはアギレラ様のために…。あと玉置って呼んで…」
アギレラ「そんなのどっちでもいいわよ。私にはギフ様しか見えないの!余計なまねしないで!」
まあ玉置にとってフリオは裏切りの象徴であって呼ばれたくない名称なのですが…アギレラ様にとってはどうでもいい事ですよね。玉置ちょっと可哀そう。
むしろアギレラ様にとってはフリオという存在は裏切られもの同士、というシーンもあったのでむしろフリオ呼びしたいのかもしれない。
・アギレラ
玉置「ギフ様の正体は一体なんなんですか?」
アギレラ「ギフ様はね、人類を幸せな未来へと導く神。人類とは違う進化を遂げた生命体なの!」
この情報が正しいかどうかは置いといて。
人類とは違う進化を遂げた、というのは元々は同じ生命体って事でしょうかね?気になります。
しかしアギレラ様にとって幸せな未来ってなんでしょうかね?不幸せな家族は(アギレラ様視点で)散々出てきたのですが…。
血縁関係がなくとも幸せな家族が作れる、というのならばフリオがその鍵を握りそう。で、そうなる直前に退場させられそうな気がします。(そしてアギレラ様さらなる覚醒)
・オルテカ
オルテカ「私は幼い頃からどんな大人にも勝る知能を持っていました。だが愚か者たちは誰も私を理解しようとしない。そんな時に出会ったんです。デッドマンズを作った男に…」
謎の男「君のような人間を探していた!人類の未来のために…!」
オルテカ「これは…?」
謎の男「我々は「ギフ様」と呼んでいる。人知を超えた力で人類を進化に導く存在だ!」
オルテカ「私は愚かな人類を進化させる…それが私の目的です」
誰も自分を理解してくれないから人類を進化させてやる。
…イザクかな?
それはともかくこの情報も正しい情報とは限らないですよね。
まず前提の「ギフ様は人類を進化に導く存在」という情報。
そして千草に言っているこの台詞自体。
本音としては
16話の
カメレオン「そっちは?なぜデッドマンズに?」
オルテカ「世界は俺のもの…」
でしょうかね?単純明快。
そしてどちらにしてもイザクじゃないですか。
ただ現状どうみても黒幕の思惑通りに動いているっぽいので始末されそうなんですよね。
…やっぱりイザクじゃないか。
まあ散々人をギフテリアンにしているオルテカが最後まで生き延びられるとは思わないので…最期はよい見せ場を貰えるといいですね。
・ギフテリアン
大二「犠牲者の魂を救うためにはこいつを倒すしかない!」
結局犠牲者は誰だったのか。気になりますが…明かされる事はない、と思いきやリバイスって結構伏線張っているのでもしかしたら回収されるかもしれない。
そしてギフテリアンってあんまり強くないんですよね。
ライブやジャンヌでもタイマンなら勝てそうな相手。
ある意味出された時点で主人公側の敗北という点から考えると強敵なのですが。
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