王様戦隊キングオージャー 第42話 ラクレス王の秘密 感想

ラクレスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬと 第42話 ラクレス王の秘密 感想です。

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感想


ある意味手の込んだ総集編。
というよりミステリー作品の解決パートですね。

戦隊番組は一年かけてやる番組なので多少の伏線は張ってある事は多いのですが子供(一部の大きなお友達)向けの番組なので伏線はそれほど多くはなく、あるとしても1,2話で解決する事が多いのですがキングオージャは伏線張りまくりの作品。

今回の主役のラクレスの伏線、「ラクレス王の秘密」は特に多く大きなお友達は考察をしまくって来たわけですが・・・ここにきてその伏線が一気に回収される事に。

その詳細を全部見ていくと長くなりそうなのでそれは後にして。
なかなか盛大な伏線回収回だったなあ、と思う反面。
さらに謎が追加されてしまいました。

結局ダグデドは倒せたもののダグデドは戦闘中終始遊んでいるような状態。
撃破された時ですら笑っていたので・・・撃破出来ていない可能性が非常に高いですよね。
そもそもの話ワープで逃げられるのに自身の不死性が無効化される状態ですら逃げなかったのはただ遊んでいただけにしか見えません。
もしくはバックアップが仕込まれているとか。

バックアップがあるとすれば一番可能性が高いのはミノンガン。
リタのアイドル回で何かミノンガンは何かを内包しているような状態でしたがこれがダグデドのバックアップになっている可能性はありそうです。

そもそもミノンガンは他の五道化が侵略しているさなか、遊び惚けていてもダグデドからお仕置きされるされる事もあまりなく何か特別な存在であるような扱いを受けていました。
ミノンガンがダグデドの本体であるならば納得できそうな演出ですがその真相は如何に。

もしくは力を分け与えた存在全てにバックアップが潜んでいるとか。
ただしこの場合はゴーバスターズのメサイヤ的な存在となってしまい最終的には力を分け与えた存在全て消去しないといけない展開に。
つまりラスボスはギラになってしまう訳ですが・・・実際どうなるか教えてマジェスティ。

さらに言えば今回倒したのは本体の末端であり本体は宇宙のどこかに潜んでいるとかはあり得そう。
その場合は宇宙規模での戦いとなる訳ですが・・・それは話が壮大すぎる事になりそう。

なんにせよ多少の謎は残った物の盛大に伏線を回収して次回・・・次回も伏線回収回じゃないっすか!
ボシマールが出てきたという事はカメジムがいつボシマールを始末し、擬態したかという謎が明かされそう。
よく考えればレインボージュルリラの謎やクワゴンのソウルの謎とか残ってますしね。
1話じゃ回収しきれなかったか・・・

という訳で今回は、いや次回も色々伏線が回収されると事になりそうな 第42話 ラクレス王の秘密 感想でした。


以下 12月24日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

ギラ・ハスティー


ギラ「ラクレス・・・?」
ラクレス「何も聞くな。考えるな。今すべきはやつを倒す。それだけだ!」


ラクレス「ギラ‼」
ギラ「俺様の名は・・・ギラ。汚名をかぶり血にまみれ邪知暴虐と成り下がろうとただ民を救わんとした王、ラクレス・ハスティーの弟!ギラ・ハスティー‼俺様が世界を支配する‼」

今回の話ってラクレスの独白がメインで進んでいるんですよね。
カグラギが他の王様に伝えていたシーンもありますがギラ自身は一切話を聞いていない状態。
何も聞かず、考えず。
しかしラクレスの、兄の意志を察しダグデドを倒そうとするシーンは熱い。
ただ熱い事は熱いのですが・・・

ラクレス「今ここで誓え!必ず・・・必ず民を救うと・・・!できぬと言うなら・・・玉座は私のものだ!」
ギラ「僕はシュゴッダムの王としてあなたの意志を受け継ぐことを誓う!」
ラクレス「頑張れよ」
ギラ「お兄ちゃん・・・!」

それ以上に「お兄ちゃん・・・!」のシーンが良すぎて・・・
こちらは熱いシーンではないのですがこれまでのギラとラクレスの戦いを思うと胸が熱くなれるシーンですね。
ギラはダグデドの影響か邪悪の王を演じているだけに素のギラが出てくるシーンはそのギャップにやられてしまう。

ラクレス・ハスティー


ダグデド「何もすんな。それがお前の初めての王様仕事だ」
ラクレス<私はこの時、決意した。宇蟲王を倒さねばならない。そのためには・・・邪悪に身を落とすしかない。長い長い計画が始まった>

この前のシーンで「お前のパパはつまらんかった。だから死 ぬ」的な台詞も考慮するとラクレスの先代の王は神の怒りの時にやられた可能性が高そう。
とすると・・・
先代がつまらんことやっている→じゃあ処刑→ついでに見せしめも兼ねて神の怒り起こそう。逆らったらどうなるかわかるよな。
という事なんでしょう。
そりゃラクレス怒りますよ。
さらに言えばこれは戴冠式前の話のはず。ライニオールから歴史について知らされていない可能性が高そう。
で、この仕打ちされたら・・・そりゃメロス並みに激怒しますよね。
そして・・・長い長い伏線回収が始まった。

<5王国平和会議の目的は守護神キングオージャーの力を独占し5王国を支配下に置くこと。無論バグナラクを滅ぼすためだ。表向きは宇蟲王に従順であり続け秘密裏に力をつける必要があった。予言どおりバグナラクはよみがえった。だが想定外の事態が起こった。ひと目でギラだとわかった。もう後戻りはできないと悟った。ギラの中で宇蟲王から受け継いだ力が覚醒していた。あまりにも早すぎた・・・戦いに備え私が開発させたのがキングオージャーZEROだ。ダグデドが創造した他のシュゴッドとは違う人造の神。故にダグデドの支配を受けない切り札となるはずだった。だが・・・ギラに敗北した。ギラは常に私の計画を潰してきた。ギラは常に私の策をぶち壊し、私の力を踏み越えてきた。しかしそれこそが私が求めていた力だ。私の本当の望みはギラを強くすること。宇蟲王を倒せるとしたらその力を引き継ぐギラしかいない。ゴッドカブト。オージャクラウンランス。キングコーカサスカブトは宇蟲王と戦うためにギラに託す必要があった。そのためにカグラギとスズメを利用させてもらった。ギラに力を託すには玉座を明け渡す必要がある。ギラに申し込まれた決闘裁判は絶好の機会だった。ギラは民と王と時に敵すらの心もつかむ私のような口先ではなく自らの行動で信頼を勝ち得ていった。玉座に座る準備はできていた。だが唯一の懸念は宇蟲王から派遣されたスパイの存在。私の言葉に誘われバグナラクは動いた。つまり人類とバグナラクの戦いを激化させようとするダグデドのスパイが城内にいることを意味する。それを排除するまで私は玉座を譲るわけにはいかなかった。どんなに惨めな姿をさらそうとも・・・。決闘裁判も私が勝つつもりだった。だが・・・珍しく神が味方しスパイの正体が暴かれた。これで私は邪知暴虐の王としての醜態を民にさらしギラに玉座を譲ることができた。しかし私は死ぬわけにはいかなかった。次の計画は2000年積み上げた宇蟲王の信頼を利用し懐に潜り込むこと。そのためにスズメに賭けた。それから秘密裏にダグデドと通じ私は宇蟲王の忠実な下僕としてチキューを支配した。全ては不死身のダグデドを殺 す力を手に入れるために。力はそろった。だがそれだけでは・・・ギラは宇蟲王には勝てない。民を思い悪を許さず自ら立ち上がり決して折れない、真の強さを持つ王になってもらうために私はギラに仇なす邪悪であり続けた。私は弱い。己で戦う覚悟もない・・・ただの卑怯者だ。自らの悪を正当化する愚かな道化となり全てを・・・ギラに託した。そして・・・>
ラクレス「やれ・・・ギラ!シュゴッダム2000年の呪縛を・・・永劫続く戦いと滅びの歴史を終わらせろ‼」

超なげえ・・・途中で場面転換しているシーンもあったとはいえこの超長文は戦隊、いやライダーでもなかったですよ。
映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』の超長回しシーンとかならこれぐらいはありそうですが・・・それは置いといて。
気になるところピックアップ

「ギラの中で宇蟲王から受け継いだ力が覚醒していた。あまりにも早すぎた・・・」
前回不死を倒す力をもらい受けた時は一瞬で受け取っていたはず。なのにギラは受け継いだ力が覚醒するのが早すぎた、というのはやはりギラの力は特別という事?
ギラが擁護園にいた事。レインボージュルリラ。クワゴンソウルなど謎はまだあるので次回この辺解説がありそう?

「珍しく神が味方しスパイの正体が暴かれた」
このシーン。実際に神が味方したのか不明ですがラクレスにとって都合が良すぎるんですよね。まるでわざとスパイが正体を明かしにきたような。
そもそもスパイ=カメジムはあの時ギラを暗殺しようとしていたはず。それをやってダグデドが喜ぶかと言われれば微妙ですよね。それをクラウンランスだけに横やり入れてたりしたらねえ・・・。
となるとカメジムがラクレスの計画を知った上で利用した可能性も?
目的はダグデド撃破。五道化でいる限り、いやダグデドがいる限り宇宙が全部片づけられる可能性がある以上謀反を起こそうとする五道化がいてもおかしくない。現にラクレスが謀反を起こしてますしね。
次週はカメジムとボシマールの話をやるっぽいのでこの辺も何か言及があるかも。

それともう一つ。
これはラクレスの計画に関係ないのですがなんでわざわざスパイを潜入させたんですかね?しかも2000年も。
ダグデドは第二部の時間軸だけでもチキューお片付けに飽き始めていたはず。2000年間もスパイ送り込んで悠長に待ってられるでしょうか?
ダグデドのモチーフのクマムシは乾眠状態ってのがあるらしいのでダグデドも2000年ぐらい眠り込んでいた可能性はありそうですがハスティー家が2000年ご機嫌を取り続けてきたらしいのでそれもなさそう。
チキューのお片付けだけやたら期間が長いのが気になります。
この辺も次回に何か言及あるといいのですが・・・

それはさておき独白が終わり最後のラクレスの叫びは本当に思いのこもった良いシーンですよね。

カグラギ・ディボウスキ


スズメ「兄様!ラクレス様を助けに行きましょう」
カグラギ「足手まといになる。不死身のギラ殿と不死身を殺 すラクレス殿だからこそ渡り合えているのです」
スズメ「わかりました・・・では民が巻き添えにならないよう守りを固めましょう」

前回カグラギも参戦するんじゃ?と予想しましたが完全に外れました。
まあ本当に足手まといにしかならないですからね。
五道化クラスならともかくダグデドじゃねえ・・・ある意味納得ですがそれでも五道化が横やり入れてきそうであれば戦ってくれたとは思います。
・・・まあ五道化もダグデドの戦いに横やり入れたら消滅させられると思っているはずなのにで傍観しているとは思いますが。

カグラギ「つまり私がラクレス殿を利用していたつもりがまんまと利用されていたのです。それに気づいたのはスズメの結婚式を終えたあとでした」

カグラギ「ラクレスになんと脅された?結婚の契りなど反故にできる。必ずトウフに帰ろう」
スズメ「私はラクレス様を信じます。あの方もまた民を思う王なのです」
カグラギ「スズメ・・・」
スズメ「兄様は兄様らしくどっちつかずを貫いてください。時が来れば同じ場所に行き着くはずです」

となると・・・1部のラストの時には既にラクレスとスズメの計画に気が付いていたって事ですかね?
映画の完全版でカグラギがラクレスを探すシーンが追加されていましたがあれはラクレスから直接計画を聞く、もしくは探ろうとしていたのでしょうかね?

カグラギ「何かある。だが何も言えない。それがスズメの伝えたいこと。私は言われたとおりに時を待つことにしました」

なんにせよラクレス、スズメから何も聞けなかったカグラギ。
時を待つ事にしました、とは言っていますが何もやっていない訳がない。
やっぱり投獄される理由となった「ありぢごく」は何かしらの仕込みではないかと思えてきます。

スズメ・ディボウスキ


スズメ「ラクレス様。お怪我の具合は・・・⁉」
ラクレス「死にはしない。急所は外れている。いや・・・外された。まったく・・・甘すぎる。あれを早く・・・」
スズメ「本当に麻酔薬なんですの?」
ラクレス「君の兄からもらったんだ。最初の決闘裁判で・・・効果は確認済だ。仮死状態になることで死を偽装できる。迷うか。これで君も人類の裏切り者だ」
スズメ「しばらく見納めですから目に焼き付けようと思って」
ラクレス「君と出会えたことが人生最大の幸運だよ」
スズメ「失礼いたします。口移しのほうがよろしくて?」

人生最大の幸福とまで言われるスズメ。
側近のドゥーガやボシマールですらラクレスの真意は気が付かなかったですしね。とはいえ側近はスパイの可能性がある、というかスパイだったので伝えようにも伝えられなかった、という事だと思いますが。
とにかく一人で全ての計画を実行しようとしていたラクレスにとってスズメの存在は何物にも代えがたいものだったと思われます。

六王国事様事案対策用戦略救命部隊


ヒメノ「どきなさい!絶望的ね・・・私以外処置できない。ジェラミー止血」
ジェラミー「お前さんにはまだ語るべき物語がある」
ヤンマ「ンコソパで開発中の人工臓器がある。実験台で使わせろ」
カグラギ「私への見返りもなしにあの世に逃がしはしませんよ」
ギラ「助けてくれるのか・・・?」
リタ「私たちは六王国事様事案対策用戦略救命部隊。救える命は等しく救う」

絶望的な状況の人をお姫様抱っこして帰らないで・・・
ドンブラではタロウとソノイが背負ってお持ち帰りされましたが・・・あの二人は死んでも蘇生出来るし。脳人とチキュー人を一緒にしてはいけない。
とはいえラクレスから受けた仕打ちを思えば他の王がいきなり態度を変えるのも難しいはず。それがチキューを救う為にやった事だとしても他国を犠牲にする覚悟でやった事には違いないので。
その辺も踏まえてこのシーンになったのではないでしょうかね?
ラクレスのやった罪は自体はきっちり次回で裁くよう、しかも死罪との事ですが・・・死罪にはならないですよね。

先々代王


ダグデド「ラックレス~はシュゴッダムのおツブの王様~仕事はチキューをキレイキレイ。もうすぐ来るぞバグバグ、バグバグ、バグナラク。死 ぬのは嫌か?じゃあ殺 せ。イエーイ!滅ぼし尽くしてお片付け。俺様はず~っと見てる。お前のパパはつまらんかった。だから死 ぬ。ポウッ!大勢死 ぬ」

公式HP見る限りライニオール役の中村獅童さんが次回登場するようですがライニオール役ではなく先々代王、つまりラクレスとギラのお父さん役って事ですかね?
何が「つまらんかった」のかは不明ですが・・・和平でも結ぼうとしたとか?
その場合はジェラミー父関連の話も出来そうですが・・・実際何があったのか気になるところです。

しかしパパとライニオールの顔がそっくりなのにギラがハーカバーカでライニオールと会った時に何も言わなかったのは・・・記憶を失ってたからですかね?
そういえば記憶がない理由も謎ですね。

ダグデド・ドゥジャルダン


ダグデド「な~んだ、なんてことな・・・」
ラクレス「ハアッ!いっ・・・痛えーっ‼」
ギラ「効いた・・・!」
ラクレス「痛みを知るのは初めてか。逃げるなよ。全生命が受けた痛み・・・!」
ダグデド「あっ痛っ!痛い・・・!痛いよ!」
ラクレス「思い知れ!」
ダグデド「白刃取りだ。失敗!これが「痛い」ね。それがどうした!」

完全に遊び状態。
初めて痛みを知った、というのは本当っぽいですがそれでも撤退せず遊び続けたのは何かしらの理由がありそう。

ギラ「俺様が世界を支配する‼」
「ロードフィニッシュ‼」
ダグデド「ぐわあああーっ‼ああっ・・・ああっ・・・!はあ・・・フフフフフ・・・フハハハハハ・・・!」
爆発するも一度爆発が収束し、再度爆発するダグデド

倒した時も笑い続けてましたしね。
ただしこの爆発シーン。自分の文章があれなんでわかり辛いですが物凄く不自然な爆破シーン。
クマムシは乾眠になるとほぼ不死になるようですが・・・倒したのか。それともバックアップがあるのか。本体は別なのか。
ラスボスが誰になるかも含めて気になるシーンです。


以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン

スズメ「私はラクレス様から使命を託されていたのです」
ラクレス「民のため地獄に落ちる覚悟があるならば私に手を貸してほしい」

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