アニメ ダンジョン飯 感想

アニメ ダンジョン飯 感想です。
原作は全巻持っています。
原作のネタバレあります。注意。
ただしあまり酷いネタバレはしない予定。多分。

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第1話 水炊き/タルト

・感想

原作通りで満足。いろんな面で。

最初のレッドドラゴン戦。
短いシーンでしたが迫力あるシーンでこれはアクションシーンもバンバン動く気合の入れまくったアニメ・・・かと思いきや以降のモンスターを倒すシーンは非常にあっさり。

その代わり倒した魔物を調理するシーンはやたら作画に気合が入っている・・・
普通のファンタジーアニメなら何か違うとは思いますがこれはダンジョン飯。
全く間違っていない。特に”大サソリと歩き茸の水炊き”とかやたら美味そうで普通に食ってみたい。

ストーリーも原作とほぼほぼ一緒に見えて余計な改変がないように見える。
変なオリジナル要素が無くて非常に良い感じ。
まあ原作が完結している作品で余計な引き延ばしをする必要がないってのもありそうですが。

逆に2クールで終わるのか心配になる配分(原作は90話以上。今回アニメ1話で原作の2話まで消化)ですが・・・後半駆け足にならないか心配。
原作でカブルーが隊長の過去話をばっさり切ってシンプルにしたようにアニメも後半ばっさりカットされそうな気がしないでもない。3クールぐらい必要な気が。

キャラの性格が漫画の終盤と違っているように見えますが・・・これは原作からして変化しているように見えるので仕方ない。
マルシルは最初と最後でかなり心境も変化してますしね。

声優さんも大体イメージ通り。
チルチャックさんは若干軽いような気がしないでもないけれども・・・まあ種族的に軽めなんでしょう。多分。
ライオスは一見落ち着いている青年風の声ではありますがオークの汗の味をにやにやしながら確かめそうな声もイメージ出来てこちらは完全にイメージ通り。
メインパーティ以外の登場キャラは不明ですがこれなら期待できそう。

と、色々と期待通りで今後も期待できそうな内容でした。
ただやはり2クールで終わるのかが心配ですが・・・それを確かめられるのは生の特権。
今後の配信も楽しみに待っています。

第2話 ローストバジリスク/オムレツ/かき揚げ

原作3話~5話

・感想

前回の感想でアニメ1話で原作2話の分量だと終わらないんじゃね?と書きましたが今回の2話では原作の3話から5話の内容。
そのためかアニメ1話では原作要素はほぼ省略されていなかった内容が2話では若干省略されていた模様。

具体的にはバジリスクに蹴られその毒で徐々に冷たくなっていくドニをしり目に黙々とバジリスクをローストするセンシのシーンが短縮されていました。
さすがにここの描写は原作でもどうかと思うシーンだったのである意味妥当な判断だとはおもうのですが・・・ただセンシの価値観的にはドニをある程度放置するのは納得できるんですよね。

まだアニメ化されていない部分なので濁して書きますがセンシは仲間の栄養状態には凄く気を遣うんですよね。特に子供(と認識している)キャラには。
茸・野菜嫌いのメンバーにはどうやってそれらを食わせるか常に苦心しているさまが描かれる程度には。
マルシルが作った軟膏を勝手にハンバーグソースに使うぐらいには暴走・・・工夫していたはず。

仲間思いなのは間違いないのですが対してパーティ外のメンバーに対してはドニにやった仕打ち・・・ではなく調理のように無関心に近いもの。
これもセンシの重要な価値観の表れともいえる訳です。

あくまで生物は上も下もなく全て世界の一部。
バジリスクにやられた人間がいてもそれは自然の摂理の一部。パーティ・仲間ではない人間を助ける義理も道理もない、という事でドニに対して無関心のような態度をとっていたと思うのですが・・・その辺を考慮しないとバジリスクを丁寧にローストしていると単に他者に冷たいドワーフに見えてしまうんですよね。
なので料理シーンを短縮するのはありっちゃありなのですがちょっと残念。

とはいえ短縮したとはいえ毒にやられる人をしり目に毒消し草を料理に使ったのはアニメも原作も同様。パーティ外メンバーに対する態度として大きく変わっていないのでキャラ崩壊とまではいかないですよね。

とまあ短縮したシーンで気になる所はあれども他はほぼ原作通り・・・ではなかった。
何故かバジリスクに襲われるマルシルのシーンが追加。
そんなにスタッフはマルシルに叫ばせたいのか・・・
確かに他のメンバーはそれほど叫ばない・叫ぶ印象がない(威嚇するライオス除く)ので叫ぶなどの良いリアクションをするのはマルシルの専売特許と言ってもいいのですが・・・ここで追加する必要があったのかは疑問が残るところ。

そもそもマルシルの体力だと走ってバジリスクから逃げられるとは思えないんですよね。あとで魔物の攻撃から逃げられず漬物石にされるぐらいなので。
ここは若干のキャラ崩壊といえなくもないような気が・・・しかしそれでもスタッフは叫ばせたかった。同じ回でマンドレイク以上に叫ぶシーンがあったとしても。
マルシルに全力でいいリアクションをさせたい。
そういった意気込みが感じられる回でした。

この分だと爆炎を纏いながら火薬・・・科学戦隊並みに叫ぶマルシルのシーンや仲間の死体と一緒にウサギと戦うシーンなどが楽しみになってくるのですが・・・このスタッフなら全力なマルシルの姿が見られると期待しています。

第3話 動く鎧

原作6話~7話+モンスターよもやま話

第2話で原作3話分をやったのでペースアップしていくのかと思いきや今回は2話のみ。
原作1話は増量されているので実質ペースダウン。

その代わりか今回は追加シーンが。主なのは動く鎧との戦闘シーンが追加。
そして動く鎧だけですが原作コミックス特典?のモンスターよもやま話が追加。

各キャラの魅力を増やすような追加シーンはいいですよね。
特にセンシ。
肉弾戦は現在のパーティ内でもトップクラス。因縁のあいつ以外には脅えず、怯むことなく戦う姿が(下着と共に)いかんなく発揮されていました。
・・・あのシーンのアップは必要だったのだろうか。

マルシルがやたら魔法を詠唱しているのは魔力切れを考えるとどうかと思うのですが・・・まあ、あれだけ動く鎧いると使わず切り抜けるのは無理ですよね。
どう戦っても地下4Fでのやらかしで魔力切れるのは避けられそうもないし。

チルチャックは本当に逃げ惑うだけ。動く鎧の真相を知った後なら対応した動きをしていたと思うのですが正体知らない状態では仕方ない。チルチャックは基本戦闘要員として数えてはいけない。

そして今回メインのライオス。
動く鎧は卵で生まれるんだよ!からのモンスターよもやま話で興奮して早口になるのは・・・ライオスの本領発揮ですよね。
本当に気持ち悪・・・いや生き生きとしていますね。

さらにいえば・・・過去の卵持ってテンション上がるトーデン兄弟に加えて何故か犬が追加。
恐らくフッチ?
黒い毛並みの飼い犬はフッチのはず。ライオス命名+毛並みの色で選出されたのだろうか?

なんにせよ若干の追加シーンはあったけれども、どれも魅力的なシーンばかり。
今回も楽しめたダンジョン飯でした。

ああ、書き忘れていました。ケン助は動くとキモい。

第4話 キャベツ煮/オーク

センシ回。

ほぼ毎回センシが調理に関わるので毎回毎回センシ回といっても差し支えないのですがそれでも今回はセンシ回と言ってよい回。

まずキャベツ煮。
センシが丹精込めて育てた脱法魔法生物のゴーレム畑。
原作であったセンシのセンシティブなアクションシーンこそ無かったものの一人でゴーレムを圧倒するセンシのアクションシーンは素晴らしい。
世界広しと言えどもスコップでゴーレムを倒す戦士はセンシしかいないでしょう。

そしてゴーレム畑から収穫、そして調理。
食後のシーンまで含めてずっとセンシのターン。
さらにセンシがなぜダンジョン生活に拘るかも明かされて・・・間違いなくセンシ回で会ったと言える回。

次にオーク。

このサブタイトルだとまるでオークを調理する回に見えてしまうのですが・・・それは無かった。
まあどこぞの主人公はオークの汗の味を堪能しそうにも見えますがそれはさておき。

センシと知り合いのオークと一風変わったパン作りが繰り広げられる・・・はずだったのですが何故かセンシがパン種をねだり「パン!パン」と連呼するシーンが追加。
センシってそんなキャラだったっけ・・・そんなキャラだった。多分。

そして珍しく激怒するセンシも見られる貴重なシーンも。
原作の最後まで見てもここまでセンシが怒るシーンがあっただろうか。
まあ後数話で滅多に見れない駄々をこねるセンシが見られたりはしますが怒るシーンもかなり貴重。

そんな訳で最初から最後までずっとセンシのターンだったまごうことなくセンシ回。

ただしそれだけにとどまらずラストに向けて色々と布石が打たれているのですが・・・どんな布石だったのかはネタバレになってしまうので言及は避けておきます。

魔物を食らうダンジョン飯には珍しく魔物をほとんど食さない(バジリスクベーコンぐらい?)回でしたがそれでもダンジョン飯の魅力がつまったセンシ回だったと思います。

余談。
個人的には前回あったモンスターよもやま話を入れておいてほしかった。
ゾンがライオスに激怒するあのよもやま話。
あの話、珍しくライオスが空気読んで言い直そうとする話だったので是非アニメで観たかったのですが・・・残念です。

第5話 おやつ/ソルベ

原作10話、11話

美味そうではあるのですが全く食欲がわかない回。

今回の食材って基本的には宝虫なんですよね。ソルベとか塩の代わりに砂糖入れたりもしていますがメインで使っているのは宝虫。
見た目だけだったらとてもうまそうなのですが・・・ダメだ。これは食いたくない。

しかもソルベを冷やしたのは霊体。
見た目だけなら今までもトップクラスに綺麗なのですが食欲はねえ・・・。
まあ今までの食材もきっちり考えればあまり食いたくないものばかりではあるのですが今回はきつい。

食材に関してはあまり言及したくないので登場キャラについて。
今回は主人公格のキャラの扱いが酷い回。

まずカブルー。
思わせぶりに登場した・・・と思ったら即全滅。
原作未視聴勢にとっては何こいつ、と言わんばかりの扱い。
とはいえこの程度はまだマシなのですが・・・このあと本当にしばらく「うまい飯とお別れ」になるので。
彼の受難のダンジョン生活はこれから始まる。

次にライオス。
普段から怪しい言動は多かったのですが今回のラスト「ファリンがいたらこんなおいしいものは食べられなかった」発言で怪しいを通り越して人でなし扱いされる羽目に。
こんなんだからリーダーとしての点数が70点とかそこらになってしまうんですよ・・・。
総合能力自体はかなり高いのに普段の言動がいよいよやばくなってきたライオス。
とはいえこれからさらに酷い発言をコンスタンスにしていくので・・・逆によく70点台貰えたな、といえなくもないですが。

最後にファリン。
原作通りなんですけど・・・原作通りなのですが回想のファリンの顔面が聖水で殴打されるシーンは酷い。ちょっとファリンが可哀そう。
まあ中盤でこの回想シーンがマシに思えるぐらいの・・・この辺のネタバレは止めときます。
久しぶりの出番なのに・・・というより全体通してファリンが喋る回って少ないのにちょっと扱いが悪いような気がする。とはいえナマリがいたころの回想で株が上がりまくっているのでさほど問題なし?

といった感じで主人公格のキャラの扱いが酷かった今回。
マルシル?毎回毎回あんな扱いっすよね?問題なし。
次回は・・・宮廷料理と塩茹で?
またライオスの株が下がりまくりな回になりそうで楽しみになってくる 第5話感想でした。

第6話 宮廷料理/塩茹で 感想

チルチャック・・・さんが可哀そうな回。

アニメダンジョン飯と言えばマルシルの顔芸がメインですが今回はチルチャックさんが顔芸含めて大活躍の回。
チルチャックさんのメイン回ってあまり多くないので貴重な回。
そしてアニメスタッフが若干の、しかし良いオリジナルを入れてくれた良い回でした。

一番良かったのはミミックを食べる時に一瞬だけ躊躇するシーン。
原作だと逃げられないと悟ったチルチャックさんがそのまま食べていますが今回は口に入れる前に一瞬だけ躊躇するんですよね。
仕事に誇りを持ってなおかつ大切にしている道具を使っている。
そしてミミックには新人時代の苦い思い出、いや今回含めて苦い思い出ある中、無理やりミミックを食わされる葛藤というか色々な思いが詰まっていて・・・その後の声優さんの絶妙な「うまい」も併せて良いシーンになっていたと思います。

ラストに若干ですがコミックのよもやま話も追加されていて・・・あのミミックはナイフとフォークを持ったセンシに食われたのだろうか。
センシはともかくチルチャックさんのメイン回という事で短いシーンながらも良い扱いをされて良かったですねチルチャックさん。

まあそれ以上の衝撃をマルシルは与えてきた訳ですが・・・。
一心不乱に蟹・・・じゃない、ミミックを食うマルシル・・・。
ダメだ、やっぱりアニメのダンジョン飯はマルシルに汚染されてしまう・・・。
ちょっと可哀そうなチルチャックさんだとも思ってしまう回でした。

宮廷料理の方は・・・これに言及すると原作のネタバレが酷すぎので止めておきます。
とりあえず原作では超重要人物にも関わらず出番が極端に少ないフリナグの声優さんが芳忠さんで驚きましたが・・・あと何回出番があるのやら。

第7話 水棲馬/雑炊/蒲焼き

原作3話分消化した為か、駆け足の内容。
特にカブルーパーティの内容がかなり削られている。

たしかにカブルーパーティのこのあたりの描写はそこまで重要ではないのですが若干寂しい。
とはいえライオスパーティの描写も結構削られているんですよね。カブルーパーティが削られるのもやむを得なし。

削られたシーンを全部書き出すと長くなってしまうので個人的に気になったところについて。
チルチャックさんのセリフがちょいちょい削られているんですよね。
雑炊食べた後の「気分の問題・・・気分の問題なのかなあ」と人魚をドン引きさせたライオスに対するツッコミ「知らない奴が急に歌を合わせてくるって相当な恐怖だぜ」とか。

前回がチルチャック回だった反動か・・・ちょっと寂しい。
まあ今回はアンヌ含めたセンシ回なので仕方ない。と言いたいのですがセンシもちょいちょい削られていて残念。
とはいえアニメなのに漫画チックなセンシの洗髪、というか洗髭シーンは良かったです。台詞が大幅カットされてますがこれはこれで独特な雰囲気で面白い。
もう少し髭をフワッフワッさせて欲しかったと思わないでもないのですが・・・

その辺はさておき。
良かったシーンについて。

人魚の歌に合わせて良い声で歌い出すライオスのシーンは良かった。
漫画だとどんな歌なのか、そしてどんな風にドン引きされるのか微妙にわかりづらいですがこの辺はアニメの本領発揮。これは本当に「相当な恐怖」ですよね。
このシーンを省略せずきっちりやってくれたスタッフに感謝。

あとは・・・これは毎回ですが声優さんの演技が良い。
今回の雑炊食べたマルシルの「おいしい!」。
とか水上歩行を嫌がるセンシの「いやじゃー!」とか。
個人的に一番良かったのがカブルーチームの死体を発見した後のライオス。
カブルーは即答で「知らない」と答えたのにクロを見つけた後に嬉しそうに「知ってる」と話すシーン。ライオスの人間への興味のなさっぷりがよくわかる良い演技でした。

という訳で若干駆け足だったもののきっちり描写するところはしてあったと思う 第7話 水棲馬/雑炊/蒲焼き 感想 でした。

余談。
ワールドガイド完全版で明かされたライオスにかけられた呪いの正体について。
寄生虫に食われるのはダメなのだろうか。寄生虫は魔物ではないからか。それとも死んで食われるのはいいけれども食われて死ぬのは嫌なのか。寄生虫は食っている訳ではなく穴をあけているだけだから嫌なのか・・・
まあそんな事を考える余裕もないぐらいきつい腹痛だったということで。

第8話 木苺/焼き肉

木苺は貴重なファリン回。
原作だとほぼファリン回ってないですからね。
特に目を細めているファリンが動いてるシーンはほぼ無いので今回は非常に貴重な回。

そのファリンの動きも可愛くて良いですね。
棒を振り回して確認するシーンとか背中のフードから手紙を取り出すシーンとか。
普段は見られない、そしてある意味これからも見られない貴重なファリンのシーンが満載。

ただ、ファリンのダンジョニウムの火の勢いが凄すぎる・・・原作も燃え盛ってましたがアニメだと爆発しそうな勢い。
「ええサンプルになるわ~」とか言われているし。
この学校。結構危険な研究をしていそうで怖い。カナリア隊に目をつけられないか心配。

そして、そんなファリンの貴重なメイン回を奪うようなシーンが多かったのはマルシル。
・・・アニメのダンジョン飯はどの回でもマルシルがメインになってしまう。
実質マルシルが主人公といってもいいのではないだろうか。
他のキャラのメイン回の時はもう少し抑えてほしいと思いますが・・・まあ「学校はじまって以来の才女」なので仕方ない。
さらに言えば「学校はじまって以来の才女」の伏線はコカトリス回で爆発すると思うのでその演出に期待しています。

焼肉は単純に美味そう。
木苺はあっさりしていたせいか、その分の作画が焼肉に費やされたような印象。
まあ実質的には馬肉焼肉ですからね。馬肉に嫌悪感が無ければ非常にうまそうなのは当然。
さらに言えばアンヌは内臓を生食しない賢い馬だったので肉質が良さそうなのも納得ですよね。

そして木苺に続いてこちらもマルシル回。
いや、こちらはまごうことなきマルシル回。

マルシルがライオスの心音を確認できず。
マルシルが湯を沸かして。
マルシルが清拭をして。
マルシルが湯を捨てて。
マルシルがウンディーネを怒らせて。
マルシルが今までにないアクションをして。
そしてマルシルがレバーだけ食わされてキレる。

もう少し加減してくれてもいいとは思うのですが・・・あまりにもマルシル回すぎる。
次回は原作2話と考えると・・・テンタクルス回とシチュー回?
またマルシルの独壇場じゃないですか。特にシチュー回。

とはいえマルシルの良い声付きアクションを見られるのはアニメダンジョン飯の特権。
次のマルシル回にも期待しています・・・マルシルが目立たない回は来るのだろうか。

第9話 テンタクルス/シチュー

この回の為に7話を原作3話構成にしたんじゃないかと思えるような内容。
まあ7話は7話でおさまりがいいのですがそれはさておき。

テンタクルス回だけで終わるとナマリが凄い嫌なやつに見えるんですよね。
ナマリが何故チルチャックさん以上に金にうるさそうなのは理由があるのですがその理由は原作漫画でもほぼ語られていなかったはず。ワールドガイドには載ってるのですが。

簡単に説明するとナマリの父親がやらかしたせいでナマリは借金持ち。
その返済の為に冒険者をしている訳です。
それを知っているのと知らないのではかなり見え方が違ってきてしまう。

で、今回の話。
7話だけで終わると本当にただ単に嫌味なやつで終わってしまうんですよね。
しかしシチュー回も入れると印象が違ってきますよね。
借金の事は語られないけれどもチルチャックさんのフォローによって事情があって抜けた事はわかる。
そしてウンディーネ戦での活躍によって単に金にうるさい薄情なやつ、というイメージがなくなるはず。

今回の構成だとナマリがどんなやつかよくわかる良い構成になっていたんじゃないかと思います。
・・・まあテンタクルス回だけだとダンジョン飯がまずそうに見えてしまうってのもあるかもしれないですが。シチューにテンタクルス使ってるしね。

ただし・・・タンスパーティが帰還の準備をしている間。
ナマリがライオスパーティを案じてそわそわしているシーンがカットされているんですよね。
そのシーンがあってこそのタンスさんの「お前はここに残ってもいい」に繋がるのですが・・・そのシーンがカットされたのはちょっと残念。

とは言え今回は尺が微妙に足りない模様。結構細かいところカットされてたりもしたのでナマリのシーンがカットされているのは仕方ない気も。
ライオスが図鑑片手にテンタクルスの種類を特定するシーンも若干カットされてたりするので。
とにかくナマリに関してはそこそこ良い構成だったと思います。

そして実質主人公のマルシルですが・・・今回も本領発揮しすぎ。
前半は前回レバーばかり食わされたせいもあって大人しかったですが後半は前半で出番が少なかったのを挽回するような活躍っぷり。

・・・いや、活躍はしてないか。ウンディーネ戦では全く何もしてなかったし。
せいぜいウンディーネの攻撃よけて飲めばいいんじゃね→体中に穴をあけられるぞ、という水芸を見せてくれただけ。

しかし終盤は本領発揮。特にシチューの味見をした直後の舌出しマルシルは可愛い。
他にもアンブロシア(杖)の状態に一喜一憂するマルシルもカワイイ。

次回以降はシリアスな場面が続くのでここらでマルシルの良いリアクションを積み重ねておこう、というスタッフの心意気が・・・いや次回は大ガエル回か。
マルシルの良いリアクション満載の回じゃないですか・・・これは期待したい。特にツッコミ。

ただ次回。
大ガエル回だけで終わるとは思えないのですがどんな話にするのやら。
大ガエル回の次はタンスパーティ回になってしまうのですがこれはカットされてしまうのか。
7話でのカブルーパーティも大幅カットされてますしね。
とは言えその次の話になるとかなり長くなってしまうので・・・どんな構成にするのか気になります。
次回と次々回で原作4巻終わり相当までやってしまうのか。それとももう少し区切ってやるのか。

ちょっと気になる9話の感想でした。

第10話 大ガエル/地上にて

島主の声優さんが飛田さんだと・・・
タンスさんとの重要会話シーン。まさかのカミーユとジェリドじゃないっすか・・・

それはともかくよくこの回を飛ばさなかったものだと思います。
重要なシーンで今後のカナリア隊の伏線にもなってるし外せないとは思うのですが・・・お爺ちゃんズがひたすら飯食いながら喋ってるだけの回ですよ、これ。
ナマリとキキ、カカのシーンも結構削られているというのにタンスと島主の会話はほぼカットなし。
まあジェリドとカミーユじゃしかたない。

で、今回のサブタイトルは大ガエルと地上にてですが実際は原作漫画のレッドドラゴン1も収録。
って事は・・・次回原作漫画のレッドドラゴン2と3の可能性が高そう。
結構話進みますね。まあレッドドラゴン3で区切った方が色々と良さそうですが。

それはともかく今回中盤にタンスと島主というなかなか濃ゆいキャラが出たおかげかマルシルのアニオリが増加。スタッフもおじいちゃんが飯食っているシーンを描き続けた反動がでたのだろうか・・・

特に印象的だったのは大ガエルでどっちに突っ込むか迷っているシーン。
原作だと料理・裁縫シーンにマルシルは登場していなかったのですがアニメではきっちり迷いまくっていました。
ナマリとキキ・カカのシーンは(あとタンス夫妻のシーン)はカットしてでもマルシルのリアクションは増やしていく。
本当に毎回思いますがマルシルはスタッフに愛されている。

アニオリではないですがレッドドラゴン討伐に協力すると言うチルチャックに対して「ありがとうー」のリアクションが力が入り過ぎ。
やはりおじいちゃんたちの飯のシーンの反動があったものと思われます。

ダンジョン飯の主人公はやっぱりマルシルだなあと思う10話の感想でした。

・・・個人的には本当の主人公のテンタクルスについて話すシーンがカットされたのが残念。
チルチャックさんに「最低だ」と蔑まれるシーンがカットされてしまった・・・
まあこの手の会話を増やすと本当に主人公扱いされなくなってくるとは思いますが。

第11話 炎竜1

今回はダンジョン飯なし。
代わりにアクションシーン満載。

これまでも・・・いや、これ以降もないぐらいのアクションシーン。
ダンジョン飯の後半戦って敵とバチバチやりあえる環境じゃないし・・・一つ対処間違えれば全滅する初見殺し満載の敵ばかりだし・・・ラスボス戦もあれだし。

という訳で恐らくアニメダンジョン飯で一番アクションシーンが多いと思われる今回。
・・・そしてなぜかしれっと登場するマルシルのアニオリシーン。
建物爆破した後、魔力制御っぽいので降りてくるシーン。
原作3話使ったので結構省略されているシーンがおおいなか、なぜか結構な尺を使ってのマルシルのシーンが追加されたのは・・・スタッフはやっぱりマルシル好きすぎ。

とは言え他のキャラもアクションシーンは豊富かつ良く動いていたのですが。
特にセンシ。ケン助を取りに飛び出すシーンやその後の内臓破裂しかけるシーン。
ライオスに命をかけてやってこい!と諭すシーン。
・・・そして回復されるシーン。
と、センシも非常にアクション満載でした。回復されるシーンは顔芸だったような気がしないでもない。

あと、センシと言えば重要な伏線が。
火竜の中に入るシーンで火は使うなと言われているのに・・・
これがどうなるかは次回のお楽しみという事で。

まあそんな訳でメインキャラ4人が壮絶なアクション(チルチャックさんは回復されてのたうち回るシーンが一番動いていたような気がしますが)満載のダンジョン飯がないアクション回。

ある意味ここからが物語の本編開始となりますが・・・今後も楽しみな11話の感想でした。

第12話 炎竜2

まさにダンジョン飯といった回。

ダンジョン飯・・・それは食うか、食われるか。そこには上も下もなくただひたすらに食は生の特権であった。
そう、ついに妹を食した炎竜を食す回。
食事内容もまさに炎竜を食いつくす!と言わんばかりの豪華な料理。

飯の内容だけではなくマルシルの迫力の古代魔術詠唱。
竜の味について早口で・・・じゃない、熱く語るライオス。
的確にツッコミを入れるチルチャックさん。
そして爆発と共にパンチラ、いやパンモロするセンシ。

・・・なんでダンジョン飯スタッフはセンシのセンシティブなシーンをきっちり描写するの?
原作だとあのシーンでパンチラしてなかったじゃないですか・・・

とにかくスタッフや声優さんのこだわりが詰まった、さらには普通にセンシティブなシーンが満載だったまさにダンジョン飯ともいえる回。いやあ・・・大満足な回でした。

ただし・・・ここから先はドが付くほどのシリアス展開。
生ける絵画で登場した謎のエルフが本編に本格的に登場。
方向性が変わってしまうと感じる人も多いシリアス回となってしまうのですが・・・ダンジョン飯スタッフはどう描いてくれるのか。

まあそれは次回以降のお楽しみという事で。
なんにせよドラゴンの金銭的価値について言及するシーンをカットしてでも他の重要な・・・例えば蘇生後のファリンとマルシルのシーンをきっちり描いてくれたスタッフに感謝したい12話の感想でした。

第13話 炎竜3/良薬

シリアスなダンジョン飯に突入。
ここからが本当のダンジョン飯だ・・・と言わんばかりの13話。

しかも今回以上のシリアス展開が待っているのですが・・・それはもう少し先。

まあその辺は置いといて今回に見どころ。

やっぱりマルシルが一人奮闘するシーンはいいですね。
なんかヤバそうな詠唱している→古代魔術と即断定→通常の魔法だと対処できないから・・・こちらも古代魔術使って術式書き換え。

これが学校始まって以来の才女の本領発揮。もう、どんくさとは言わせない。
リドに間抜けそうな顔とか言われてましたがそれは種族差なので仕方ない。多分。

しかし暫定ラスボス・・・まあまだヤバいのがいるのですがそれはさておき暫定ラスボスにマルシル一人で勝てるわけもなく”いしのなかにいる”状態にされかけましたが仕方ない。
単独でこいつに勝てるやつはそうそういない。いないわけではないのですが・・・

そして今回の後半はある意味チルチャックさん回。
パーティで一番冷静で大人(相対的に)なチルチャック・・・さんの本領発揮。
とはいえ妹食われたから一人でダンジョン潜って炎竜倒す!とか言い出すライオスに一人で説得できるはずもなく、センシやリドの説得もあってなんとか、といった感じでしたがそれでもチルチャックさんの本領発揮には違いないでしょう。
ライオスはあの人たらしでさえ、単独での説得は無理なのだから・・・

そんなわけでチルチャックさんの説得もあって次回以降はダンジョン脱出回になっていくと思いきや・・・その辺は見てのお楽しみということで。

あと余談ですが・・・リドが可愛い。
どこぞの悪食に汗の味を確かめられそうな雰囲気は出てますね。
まあ今回口移しされてましたが・・・それ以上に言いたいことがあるのですよ。
魔狼が可愛い。なにあのつぶらな瞳は・・・
センシのセンシティブなシーンがないお詫びと言わんばかりのシーンでした。
もうあの犬一匹連れて行こうぜ・・・あとで猫が加入するけど。

次回は原作通りならカブルーパーティですが・・・アニメだと出番大幅にカットされてますからね。どこまでやることか。
もしかしたら「学校始まって以来の才女マルシル」までやるのかもしれませんが・・・その辺は見てのお楽しみですね。

次回以降も楽しみなダンジョン飯 第13話 炎竜3/良薬 感想でした。

第14話 シーサーペント

第二クール突入。そして新OPとED。

・・・OPのネタバレひどくない?
魔物によって、しかも例のあいつらによって鍋に投入、食材扱いされているようにも見えるライオスパーティ。
一見モブっぽい人たちが躍るシーンも実際は全くモブじゃないし・・・。
この辺の内容は2期でやらない範囲のことを描写しているようにも見える。

この辺のことに触れるとネタバレしかなくなってしまうので気になる方は原作を買おう。

対してエンディングはライオスパーティ含めて2期に登場するパーティの探索風景。
これは結構楽しいEDですね。個人的には動く鎧に対してうかつに雷魔術使ってカブルーパーティをまとめて消し炭にしそうなリンのシーンが楽しい。

・・・と思ってみていたら超ひどいネタバレが。
ファリンが映ったのあとのシーンが・・・
こちらは2期の内容ではあるのですがちょっと出すの早くない?と思ってしまった。

これ以上新OP・EDに言及するとネタバレしてしまうので止めて本編について。

・・・まさかの1話通してほぼカブルーパーティのことしかやってない。
原作通りっちゃ通りなのですが・・・1期の時はカブルーパーティのシーンがかなりカットされていたので今回もかなりカットされるかと思ったらほぼ原作通りだった。

おかげでライオスパーティのシーンがほぼなし。
今週はマルシルの絶叫もセンシのセンシティブなシーンもなしだよ・・・
まあマルシルの変顔ノルマは達成していましたが。というか8割がた変顔シーンだよ・・・
その分、次回はあの「学校始まって以来の才女マルシル」が登場するはずなのでそちらで頑張っていただきたい。

話はカブルーパーティに戻して。
カブルーってやっぱり対人戦に関しては超強いですよね。
あっさりやれるメンタルも含めて。
あれだけ人に興味があるのであれば命乞いをする人間に対して思うところがありそうですが・・・カブルーにとって人と人との関係性を崩そうとする輩は必要ないのでしょう。

そしてその後のライオスの化けの皮をはがしてやる、のシーン。
ライオスはライオスで人としてどうかと思うシーンがありますが・・・カブルーもカブルーでかなりアレな性格してますよね。
さすがは第二主人公パーティのリーダー。こちらはこちらで癖が強い。

そして今回はライオス、カブルーパーティに加えてシュローパーティも登場。
本格的に活躍するのはちょっと先になりそうですが・・・この3パーティが集まるシーン。
加えてそのあとの衝撃のシーンがどう描写されるか・・・非常に気になるところです。

今回はカブルーパーティの描写をきっちりやってくれた、ということで今後は原作の大幅なカットもなくやってくれそうだと思った 第14話 シーサーペント 感想でした。

第15話 ドライアド/コカトリス

学校はじまって以来の才女マルシル・・・マルシルに叫んでほしかった・・・。

とはいえ見返してみると原作でも叫んではないっぽいんですよね。
叫んではないっぽいのですが・・・叫んでほしかった。
いやだってナレーションがいきなり学校はじまって以来の才女マルシル、とか言い出すのおかしいじゃないですか。
それを言ったら冷酷なる石毒コカトリスって誰が言い出したのって話になってしまうのですが・・・その辺の不自然さは置いといてマルシルが叫ぶシーンがほしかった。
絶対に名乗りをしない才女キャラが名乗るとか絶対においしいじゃないですか・・・レア感あるし。
ときめきの白眉!ぐらいのレア感がありそうなのでぜひとも叫んでほしかった。残念。

まあ学校はじまって以来の才女マルシルは置いといて。
前回からの落差が・・・というより前々回からの落差がひどい今回。

だって13話ってかなりシリアスじゃないですか。
それに対してこの15話よ・・・

ドライアド回は・・・
センシの抗体がなぜかセンシまみれになっていたり(アニオリ)
鼻水まみれの戦闘シーンだったり
おしべとめしべを開設し始めるセンシだったり
そして絵面が最悪だったり・・・とかなりコメディ要素強め。

そしてコカトリス回は・・・
ドライアド回を上回るマルシル無双。
学校はじまって以来の才女から始まり・・・
突っ込みながら石化するマルシル
邪教の偶像扱いされるマルシル
漬物石にされるマルシル
そして最後に最上級の突っ込みを入れるマルシル

と13話以降の暗い話をすっ飛ばすような回ですね。
いつもと違ったセンシのセンシティブなシーンが描かれたりチルチャックさんの皮肉を言うシーンなど他の見どころも満載。

非常に良い回だったのですが・・・それだけにマルシル爆破名乗りシーンがちょっとだけ残念でした。
あとはチルチャックさんのシーンも、もう少しだけチルチャックさんの皮肉たっぷりな表情を映してくれてもよいかと思ったのですが・・・まあ気になるところはその辺だけ。
あとは満足な回でした。

で、今回この話だったので・・・次回はみりん干しの回か・・・

13話以上に落差が酷いシリアス回だと思うのですが・・・果たしてあの衝撃のラストシーンまで描写してくれるのか気になるところ。

なんにせよシリアス回(+カブルーパーティ)と超シリアス回の間に挟まれたコメディ回だったと思う第15話 ドライアド/コカトリス 感想でした。

余談ですが今回微妙にカットされたシーンが多かったような。
しかしなぜかケン助を探し求めるライオスシーンが挿入。
・・・あれはライオスが他のメンバーの安否よりケン助を優先して助けようとしたってシーンじゃないですよね?
自分が戦うためにケン助を助けようとしていたってだけですよね。多分。
絶対とは言い切れないのが若干怖い。
ライオスってかなりパーティメンバーの事を気にしてはいるのでケン助<センシ・チルチャックで間違いないはず。多分。

あと完全なアニオリってわけじゃないですがライオスが魔力切れで倒れているシーン。
亡霊の言葉の意味がわかると結構怖いですね。
まあされたことを考えると納得のセリフ。

第16話 掃除屋/みりん干し

前回の話との落差が酷い・・・
蛙女が若干緩和してくれたようにも思えるのですがそれだけはさすがに抑えきれないシリアス展開。
なかなか衝撃的なラストですね。

まあラストの展開はおいといて。
今週際立っていたのはチルチャックさんの有能っぷり。
他のパーティメンバーが魔術酔いで死んでいたり漬物作ったり邪教の偶像になっている間に迷宮の変動に対応しているのはさすがチルチャックさん。

だがその有能なチルチャックさんでも判断を誤ってしまうのは・・・まあライオスだから仕方ない。
あの時点ではライオスよりセンシの方がヤバいですからね。
まさかファリンを黒魔術で蘇生したと言うとは思うまい。
いくらライオスでも黒魔術使って蘇生しました!とか地雷踏みそうな発言はしないと思い込んでしまったのでしょう。
チルチャックさんはライオスを見る目だけはないですよね。まあライオスがあれ過ぎるだけなのですが。

そしてラストの衝撃的なシーン。
EDの方ではちょっとネタバレしていましたが・・・実際本編に登場すると本当に衝撃的。
これだけでも衝撃的ですが次回はさらに衝撃的な展開に。
本当にここからドが付くほどのドシリアスな展開へと移っていく・・・のですがそれは次回以降のお楽しみというか・・・しばらくコメディ要素が激減してしまうので原作未視聴者はついてこれるのかは心配。
まあ次回はそんなコメディのなしのシリアス展開を吹き飛ばすようなお兄さんの発言が飛び出るわけですが・・・そちらは本当にお楽しみ。
異形の姿となった妹を見てあの第一声はないよ・・・あれは本当にサイコパスと言われても仕方ない発言。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんがファリンの姿を見たライオスの第一声はある意味次回の一番の見せ場かもしれない。

次回も、いや次回は今回以上のシリアス展開にはなるのですがそれ以上に見せ場が多いので楽しみになってくる 16話の感想でした。

あと今回の話の細かいところを何点か。

クリーナーの説明ライオスのシーンでなんかどや顔しているマルシルが可愛い。
原作だとあの表情はしていなかったはず。若干どや顔はしていたとは思いますがここまではっきりとはしていなかった。

今回カットされたセリフが多いような。
特に気になったのが迷宮の変動を解明したチルチャックさんをいじるシーン。あれがカットされたのは残念。
今回チルチャックさん頑張ったのに・・・あそこはきっちりいじってほしかった。

あとは半本ファリ郎のシーン。
原作通りのシーンですが・・・本当に画材が変わっていてよいですね。
惜しむらくはこのファリ郎が実現する事は・・・竜を繋ぎ止めることはできないな・・・

第17話 ハーピー/キメラ

すごくかっこいい・・・回。色々な意味で。

キメラ化された妹を見ての第一声が「すごくかっこいい・・・」とか・・・人の心とかないんか、とはこのことか。

ただ一応ファリンへの攻撃は躊躇したこと。おそらく逆の立場だったとしてもファリンはライオスに対して似たような事を言いかねない事を考えるとギリギリセーフな気がしないでも・・・いや、やっぱり無いわ。

まあライオスの発言はともかくギャグ一切なしのガチバトルはすごくかっこいい・・・。今後のバトルは全滅一本手前のガチバトルと見せかけてからの壮絶なギャグが入ったり、もしくはダンジョン飯ならではの食うか食われるかのバトルがほとんどなので。一切ギャグなしのかっこいい戦闘シーンは貴重なだけになおさらすごくかっこいい。

さらに言えば壮絶な過去持ちのカブルーが魔物食を口にするのもすごくかっこいい・・・。さすが人の懐に入るためなら何でもする男。人たらし過ぎる。カブルーのパーティーメンバーがそれぞれの関係者に合わせたく無いぐらいの人たらし。すごくかっこいい。

といった感じで全体的にすごくかっこいい回。とは思うのですがやっぱりライオスは発言は人としてどうかと思う17話の感想でした。

第18話 シェイプシフター

魔法を使うわよっ!黒魔術よ!
なシェイプシフター回。

シェイプシフターの使うのはあくまで幻覚系の魔法であって黒魔術ではないのですが・・・シェイプシフターの一番厄介な点はその幻覚ではなく誰の幻覚だったのかを確認する犯人捜し。
これをやってしまうとパーティ解散率が大幅に上がってしまうというある意味本当の黒魔術。

決して探ってはいけない犯人捜しはさておき。

前回がドが付くほどのドシリアス展開だった反動か、今回は若干ホラー要素ありつつもほぼ完全コメディ回。

いやあ・・・原作でもよかったですがアニメになるとさらに良いですね。
偽物たちも本当の声優さんが演じていますが微妙に声質というか雰囲気が違うんですよね。
わかりやすい黒魔術マルシルはともかく他のキャラも微妙に違うのが本当に細かい。
この辺は本当にきっちり細かく詰めて制作している印象。

そしてコメディ回だったためか動きが少ないかなあ・・・と思っていたのですがその反動かライオス対シェイプシフター戦が動きまくる。
なんか無駄にくるくる回りまくっているのですが・・・顔といい体といい。

原作もこの回面白かったですがアニメもすごく良い回でした。
シェイプシフター回でこれならチェンジリング回も期待できる・・・とは思うのですがあれは二期でやれるか微妙なライン。多分ギリギリ入るはず。

というわけで満足な18話の感想でした。

以下余談

ライオスってパーティメンバーの細部うろ覚えなんですよね。マルシルの髪型とか本当に全然違う。
ただし顔に関してはきっちり覚えているんですよね。顔に関しては他の人たちはライオスの事を悪く言えない。とはいえ2択で全くわからん、とか言っているあたりライオスも結構アレな事はあれですが。
センシはかっこいい・・・と。

あと失望させたくない、と思っているのも意外というか・・・結構その辺は気にしているんですよね。
前回の話でシュローと子供喧嘩をしたことが大きな要因だとは思うのですが・・・前々からそこそこ気にしてはいたっぽい。
以前のパーティにいた(アニメ未登場)の婚活女で結構リーダーとしての評価落としてますし自分に近しい人の評価はそれなりに気にする、言われるほどサイコパスな男ではないのがライオス。

まあ前回「次は忘れないでくださいね」と言われたキャラの名前はうろ覚えなんですが。
自分にあまり関係ないと思ってしまった人間に対してはとことん興味が薄いのもライオス。

19話 山姥/夢魔

イヅツミ登場回。
登場だけはしていたのですが本格的に本編に登場という事で。

ただ個人的にはこの回はイヅツミ回というよりはセンシ回。
センシの「道具の持ち方に良い・悪いがあるというのはなぜか?」というセリフが好き。
他人になれない事を強要されるのは煩わしいよね、という前置きを置いてからの「道具の~」と言っているのが非常にらしい。
ドワーフらしい生活をしてこなかったセンシがそれでも正しいものはそれなりの理由があるよ、と諭すのはなかなかに・・・ああ、これはネタバレでした。

とにかくドワーフとしては外れた生き方をしてきたセンシが正しいやり方を諭すというのは非常にらしいと思うんですよね。
あとは腹が減った若者には食わせねば、というのもあわせて。
・・・これもなぜこんな事を言っているのか理由があるのですがネタバレになってしまうのでいえない。後半のとあるセンシ回を観てから再度見直してみたい回、としか言えない。

それはさておきセンシ回だからといってセンシのパンチラシーンをドアップで映す必要があるのだろうか。
原作でも描かれているのでアニオリパンチラシーンではなかったのですが今回のようにはっきりしているシーンではなかった。
まあ原作でもパンチラ入れる必要があるのか不明なシーンではありましたが。

次はナイトメアについて。
原作もこの話はホラーでしたがアニメで色が付くと完全にホラーですね。
・・・いやマルシルの夢はモノクロっぽい演出でしたがなんとなく言いたいことを察してほしい。

特にライオスが老化していくシーンはかなりのホラー。
まあライオスがマジのサイコパスっぷりを発揮しまくるのでその辺で相殺されていたような気がしないでもない。ビビりまくっている相手にあの声かけはちょっと・・・いや、完全にないわ・・・。
ファリンが「危険だから真似しないでね」といったのはライオスだからこそ言ったよう気がしてきた。ライオスの精神が危険というより入られた人の精神が危険。

とはいえファリン以外のメンバーで今回の夢魔を倒せたかどうかは不明。
多分チルチャックさんは撃退できても相当疲弊しそう。
センシは・・・マルシルの夢に入る前に自分の悪夢でやられそう。というかやられる。
とするとライオスが入ったのは間違いではないのかもしれない。

とにかくライオスがマルシルの悪夢の原因を突き止め夢魔を撃退。
めでたしめでたし・・・といかないのがホラーのお約束。
今回の件は今回の話だけでみるとハッピーエンドなのですが・・・これが後々の伏線になりまくるのでそれを知っていると本当にホラー回に見えてきてしまう。
あのカラーで登場した本が実は・・・さらにマルシルの本当の望みは・・・とか考え出すとマジでホラー。
なかなか怖い回でした。

本編とはあまり関係ないのですが一つ気になる点が。
ピピの正体が判明した時にライオスがピピを勝手に家系図に組み入れていたと思うのですが・・・いやあの家系図はおかしいだろう。
マルシルをどういった認識で見ているのか・・・。
まあと親と目の色が違う、と悩んでいた人に寄生バチの可能性が高い!とか言い出す輩だし仕方ないのかもしれない。

あともう一つ。
終盤の夢魔がハガレンのプライドにしか見えなかった。

20話 アイスゴーレム/バロメッツ

アイスゴーレム

センシの脱法ゴーレムがパーティーを襲う・・・。規定を守らないゴーレムの使用は想定外の危険性とゴーレム技術者の睡眠を奪うので決して行ってはいけない。

よもやま話はさておき。貴重なチルチャックさんの戦闘シーンが観られる回。まともに戦闘で活躍しているシーン少ないですからね。チルチャックはいつもかわいいけれどもカッコいいシーンは貴重。

とはいえ今回のメインはイヅツミですが。というかしばらくはライオスパーティーではイヅツミ無双が続くような?とはいえこの後の話は戦闘シーンとライオスパーティーのシーンが減って行くのですが。という訳でちょっと貴重なイヅツミ活躍回。

そしてそんなイヅツミを特に貴重でもないライオスの好奇心が襲う回。ライオスの好奇心は時を選ばぬのう・・・まあ理解あるパーティーメンバーのお陰でイヅツミの尊厳は守られたという事で。ライオスの尊厳も守られた・・・かもしれない。

バロメッツ

魔物なんだか結局わからないバロメッツ回。まあこんな姿形で魔物ではない方がどうかと思うのですが・・・まあ現実世界の伝承にも語り継がれているバロメッツ。魔物ではない(魔物ではないとは言っていない)味はカニ味も伝承通りらしい。

バロメッツはともかく今回はイヅツミ&マルシル回。イヅツミに多少の近道は覚悟しないとね、と諭しつつ丁寧にに自分の逃げ道を塞いでいくのは実にマルシルらしい。

まあ魔物食とは違った方向性できついですからね。現実世界でもホビロンとかはかなり人を選ぶはず。マルシルの気持ちはわからないでもない。

しかしこの回含めてイヅツミは色々優遇されてるな、と思ってしまう。アイスゴーレムもバロメッツも最終回直前のイヅツミの決断にきっちり絡んでいる印象。イヅツミ加入からラストの展開まできっちり決めていたのだろうかと思ってしまう。

そのへんは不明ですが一話まるまるイヅツミ回なのは間違いなかった20話の感想でした。

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