仮面ライダーガッチャード 第17話 ムーンブレイク・メッセンジャー 感想

ミナト先生がラクレスのような事をしているように見える 第17話 ムーンブレイク・メッセンジャー 感想です。

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感想


ミナト先生闇落ち・・・
している訳じゃなさそうなのが質が悪い。

今週の放送。
そして東映公式HPの情報をまとめると・・・どうもグリオン様は錬金連合上層部の許可を貰ってアカデミーに居座っているっぽい?

となるとミナト先生は操られているのではなく自分の意思で宝太郎と敵対しているように思えます。
理由は恐らく宝太郎達を守る為。

今まではミナト先生もそれなりに上層部に対して信頼というか最低限の信用はしていたと思うんですよね。
錆丸先輩がドレッドに変身させられた時にこれはやばいから対処してくれと直訴しに行ったわけです。

結果は知っての通りそんな事よりノルマ達成しろ、とブラック企業真っ青な対応をされた訳です。
ミナト先生もそうなる事を薄々感じていたからこそ「無駄かもしれない」と言っていたのですがそれでもなんとかしてくれるかも、と希望を持っていたはず。希薄な望みを。

しかし今回グリオン様がアカデミーを掌握した事で決断した訳です。
これはもう生徒の生死に関わるから宝太郎達を逃がそうと。
なのでわざわざドレッドに変身したにも関わらずスパナにトドメを刺さずに逃げ出すように仕向けた(ように見える)はず。

という事は逆に言えば自分一人でグリオン様、そして連合上層部と戦う決意をしたと言えなくもなさそうですが・・・ちょっと大人の判断過ぎて可哀そう。
ある意味キングオージャーのラクレスっぽい立ち位置に見えてしまう。

次回予告で宝太郎がパワーアップ確定。
さらに言えばOPで映画のネタバレ自重しないマジェードと恐らくかなり先行登場となっている仮面ライダーヴァルハラドが登場している事からここから若き錬金術師たちの反撃が始まるとは思うのですが・・・ミナト先生の苦労は計り知れないと思われます。
1クールぐらいは敵と味方の間で苦悩していそう。

しかし話が進めば進むほど錬金連合上層部の腐れっぷりと中間管理職的扱いのミナト先生の苦悩が明らかになっていくと思ってしまった 第17話 ムーンブレイク・メッセンジャー 感想でした。

以下 1月13日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

一ノ瀬宝太郎


倒したムーンマルガムが再生する
ムーン「月は何度欠けても再び満ちる。次こそお前を永遠に眠らせよう」
宝太郎「そんな・・・!」
デイブレイク「言ったはずだ。今のお前では勝てないと。これで信じる気になったか?未来を変えるにはお前自身が変わるしかない。さあ決断の時だ」

スーパーガッチャードでも敵は倒せるけどケミーと分離出来ないから倒せない。令和以降のライダーだと増えてきた実力的には足りてるけど実質倒せない系の敵が出現。
次回宝太郎は過去に戻って強化フォームを手に入れるっぽいですが宝太郎的にはお兄様たちを倒そうとするのか、それとも成り行きに任せるのか気になります。
クロトーが変身したドレッドもドレッドを分離させてドレッドだけを倒してましたしね。お兄様たちも倒さない気はします。
ケミーは道具ではなく生命体と認識している宝太郎なので似たような存在と思われる三姉妹やお兄様がたも倒さないのではないかなあ予想。
そして実験が終わったお兄様がたはグリオン様に処刑される・・・の方が気になるところ。多分捨てられる。

九堂りんね


宝太郎「えっと・・・これどういう状況?」
蓮華「ホンマにこの影で間違いないんやな?」
錆丸先輩「この影だけ時間が経っても形が変わらない。きっとこの中にマルガムが眠ってるんだ」
宝太郎「そういうことか。じゃあマルガムを起こそう」
りんね「錬金術は・・・まだ使えない。だったら激辛成分でたたき起こす」
「ケミーライズ!」「BURNINGNERO!」
蓮華「いくらなんでもエグすぎちゃう?」
ムーン「辛ーーーーっ!私の眠りを妨げたな!」
アイザック「無理やり起こしたから怒ってるじゃねえか」

アトロポス曰く「僕らのお兄様たちだよ。あまりに邪悪だからああやって保存されていたんだ」らしいお兄様たちですが・・・すやすや眠っていたら激辛成分で叩き起こされる。どちらが邪悪というのだろうか・・・。
とはいえマジェードの能力が使えれば影から引きずり出すぐらいの事は出来そうなのですが使えないから仕方ないといえば仕方ない。マルガム単体ならともかく数名の人間も眠らされてましたし。
とはいえなかなかりんねも手段を選ばない人ではありますね。アトロポスがお友達になりたい気持ちがわかるような気がしないでもない。

黒鋼スパナ


スパナ「俺は子供じゃない」
鏡花「私にとっては子供のままだけど?」
鏡花の腕の傷跡を見つめるスパナ
スパナ「もう10年も経ってます。死 にかけた俺が鏡花さんに救われたあの日から・・・」
鏡花「一人になった君を超A級錬金術師に育て上げたのは私。でも連合がひた隠しにしてる事件を調べさせているのも私。助けたけど巻き込んでる」
スパナ「いえ、俺の意志。俺が進んでやっていることです」

スパナの過去の断片が明らかに。
どうも10年前に家族ごと事件に巻き込まれ鏡花に助けられたっぽいですね。
その際に鏡花は負傷。家族も亡くなった模様?
他の人間と違って鏡花に信頼を置いているのは間違いなさそう。
事件に関して調べているのは家族や自身為でもありそうですがそれ以上に鏡花への恩義がありそうですね。

鏡花「チェックメイト!あーあ面白くないゲームだった。今のままじゃドライバーだってろくに使いこなせないよ。お気楽ボーイに遠く及ばない」
マッドウィール「ウィール!」
スパナ「道具と心を通じ合わせろと?」
鏡花「それはお気楽ボーイの専売特許。スパナにはスパナのやり方がある。そういえば罰ゲーム決めてなかったよね。はい、あーん。どう?」
スパナ「フフ・・・笑えない味付けだ」
スパナの携帯に着信が入る
鏡花「さあ行ってきなさい」
スパナ「ありがとうございます。鏡花さん」

この辺りが仮面ライダーヴァルハラドになる為のポイントとなりそう。
ドライバーが完成してもガッチャードには及ばない。
ケミーと心を通じ合わせるのは宝太郎の専売特許。
スパナにはスパナのやり方があるとのことですが・・・美学ですかね?
何故美学にやたら拘っているのか。美学に拘るようになった理由が明かされてスパナがケミーに対する認識を改める。そして自分の美学に沿うようにケミーを使いこなす、的な展開になると予想してみます。

枝見鏡花


鏡花「ならよかった。九堂風雅は何か秘密を抱えて失踪した。とっ捕まえて裏切り者じゃないって証明しないと。だから九堂りんねの監視も続けて欲ほしいんだ。風雅は娘が大好きだったから接触を図るはず」

この台詞からすると鏡花は風雅を裏切り者ではなく他の人物が事件の犯人だと推測している。
ただし風雅自身も事件について何か秘密を抱えている。犯人に繋がる情報を持っている可能性がある。そしてその風雅に近づく方法の一つとしてりんねを監視している、と推測しているっぽいですね。
実際りんねと風雅はクロスウィザードの夢の中で接触している訳で間違いはなさそうなのですが・・・あれじゃあ風雅を捕まえるのは無理っぽいですよね。実際どこにいるのかよくわからなかったですし。

それはともかく事件の真相を暴いて何がしたいのか。その辺が気になるところです。
事件の真相を暴いて連合の闇を暴きたいのか。それとも事件を起こした原因の力的なものを独占したいのか。
連合に不信感を持っている事は確かなようですがそれでも連合と一緒にドライバー作っているっぽいですしね。何をしたいのかが気になります。

ミナト


ミナト「誰だ?」
グリオン「この学び舎を訪れるのも久しぶりだ。だいぶ、こぎれいになったようだが。あの時から変わっていない。夢を抱いた若者たちの血と汗と涙がにじむのが見える。君も変わっていないようだね、ミナト。いや今は・・・ミナト先生か」

この台詞からするとグリオン様はミナト先生を知っている?
ただし「誰だ?」と言っている事からミナト先生はグリオン様を知らない?
学び舎を知っているという事はアカデミーに在籍していた可能性が高そう。それでミナト先生が知らないという事は・・・ミナト先生も記憶を消されている可能性が高そう。
そうなるとこの作品、主要人物ほとんど記憶消されていそうな気がする・・・

ミナト「全員そろったか。ちょうどいい。お前たちの指輪とカードを回収する」
スパナ「渡すな!記憶を消されるぞ!」
ミナト「きっかけは先日起きた釘宮捜調査官の事件だ。暴走したレベルナンバー10の脅威。そして度重なる上級錬金術師のマルガム化。やはりケミーは危険な存在だ。連合はアカデミー生徒の実力不足による問題と捉えている」
りんね「問題って・・・でも私たちは学生で・・・」
ミナト「そう学生だ。よって今後のケミー回収は別の錬金術師が担当。お前たちは記憶を消去され退学となる。生徒不在の錬金アカデミーは本日をもって廃校だ」
蓮華「なんでや!突然記憶消して退学なんていくらなんでも勝手すぎるで!」

そしてどういった経緯か不明ですがミナト先生はアカデミー生徒の指輪とカードを回収することに。
とはいえこれらは感想の項目で書いたのですが生徒を守る為の可能性が高いはず。
もしくはここで逃走させてケミーカードを奪われないようにするためとも考えられそうですが・・・ミナト先生色々抱えているっぽいので一人で全部背負い込みそうな気がするんですよね。

ミナト「ケミーの掟。ケミーを目撃した者の記憶、そして記録。全て消し去るべし。秩序を守るための我々のルールだ」
クロトー「事実を受け入れろ、ひよっこども」
アイザック「おい!なんでお前らが先生といるんだ!」
アトロポス「君たちの代わりだよ」
ラケシス「私たちが新しいケミーの回収担当。フフッ・・・ですって」
りんね「あり得ない・・・」
スパナ「笑えないジョークだ」

しかし生徒不在で廃校だ、とか言っているのに三姉妹にアカデミー生徒、しかも下級生の恰好をさせているのは・・・連合上層部の指示なのか、それともミナト先生が序列をはっきりさせるために着用させたのか。
そして非常にどうでもいい話なのですがアトロポス用に制服があったんですね・・・。逆に言えばアカデミー生徒は年齢関係なく適正さえあれば就学できたともいえそうですが。

クロトー「いい機会だ。クソガキどもをボコボコに・・・」
ミナト「下がれ!」
クロトー「は?」
ミナト「お前らは手を出すなと言っている」
錆丸「そのドライバー・・・」
ミナト「おとなしく渡せば命までは奪わない」
「ドレッドライバー!」
スパナ「なめるな。戦闘の実力は俺のほうが上だ」
ミナト「生意気なOBにも指導が必要だな。変身」
ミナトに敗北するスパナ
ミナト「生きてきた厚みが違う。お前は俺には勝てないよ」
宝太郎「ミナト先生・・・」
ミナト「黒鋼スパナ。このカードは没収する。指輪も渡せ」
宝太郎「どうして・・・なんでなんだよ!ミナト先生!」
りんね「一ノ瀬!」

スパナ・・・格下の錬金術師の錆丸先輩が変身したドレッドに敗北したのに格上のミナトが変身したドレッドに勝てるはずもないのに・・・
それはともかく結果だけを見ればスパナのカードを奪われただけで他の生徒は無傷で逃げる事に成功しましたよね。
これがクロトーだったらスパナがまた瀕死になっていたと思いますがやはり生徒を守っているように思えます。
果たしてミナト先生が何を思い、そして何を成そうとグリオン側についたのか気になります。

デイブレイク


宝太郎「オレンジ色のガッチャード!」
デイブレイク「お前の選択肢は2つだけ。人々を解放するか俺に倒されるか」
ムーン「なんなんだ?貴様!」
「ガッチャージバスター!」
ムーン「ううっ・・・うわっ⁉ああっ・・・!ここは眠りにつくとしよう」

前回も言っていましたがやたら選択肢は2つだけ、という台詞が多いですよね。この辺がデイブレイク正体の鍵となりそうな気がします。
そして宝太郎に第三の道を示され、宝太郎と認める展開が来るとまで予想しておきます。
やつはケミーにダイエットと増量を土下座で頼み込んで入学試験を突破した男。第三の選択肢どころはやたら多い選択肢を提示してくれるに違いない。

ガッチャード デイブレイク「大丈夫か?九堂・・・りんね」

気になる言い方。宝太郎に対しても一ノ瀬宝太郎とフルネームで言ってはいますがりんねに対しては九堂・・・で一瞬間が空くんですよね。
デイブレイクは過去にもいけるという事で正体に関しては色々考察できそうですがこの辺のりんねに対する言い方が鍵を解くヒントとなりそうです。

宝太郎「逃げるな!」
デイブレイク「追っても無駄だ」
宝太郎「どういうこと?」
デイブレイク「一ノ瀬宝太郎。今のお前じゃあのマルガムには勝てない。あいつはグリオンお手製のマルガムだからな
宝太郎「グリオン・・・?っていうかなんで俺の名前知ってるの?それごルドダッシュだよね?俺がガッチャしてるのになんで持ってるの?っていうか・・・誰なの?」
デイブレイク「これだけ教えてやる。近い将来お前は大いなる混乱に巻き込まれ信じる者を失う。お前の選択肢は2つだけ。未来を受け入れるか未来にあらがうかだ」
宝太郎「ちょっと待ってよ。話がいきなりすぎて・・・」
デイブレイク「それでも決断の時は近い」

話がいきなりすぎて、というか色々意味深な事だけを一方的に言うのはどうなのかと。未来に関してはヒントを与えたいのか混乱させたいのかよくわからない。
まあその辺はさておき、なぜこのタイミングで出てきたのか気になります。ドレッドの時は登場せず、グリオン様が本格的に参戦してから登場しましたよね。
ドレッドはレベルナンバー10の力でなんとかなるから宝太郎に任せた。グリオン様はどうしようもないから助言しに来た、という事?それとも時間を移動するにはいろいろ制限があってこのタイミングでしかこれなかった。もしくは鎧武の始まりの女のように過去に干渉するには制限があるから曖昧な言い方しか出来ない的な?
とはいえがっつり戦闘には参戦しているので何かしらの制限があってやっているのではなくデイブレイク個人の意思で行動はしていそうです。

グリオン様


グリオン「さてどいつとケミストリーしようか」
クロトー「グリオン様。新たに捕らえたケミーです」
ネミムーン「ムーン・・・」
グリオン「永遠の眠りか・・・悪くない」
ラケシス「あの人形はなんですの?」
アトロポス「僕らのお兄様たちだよ。あまりに邪悪だからああやって保存されていたんだ」
グリオン「金色に染まれ」
ムーンマルガムが誕生する
グリオン「いい顔だ。人もケミーも闇に堕としてこい」
ムーンマルガム「グリオン様の仰せのままに」
グリオン「さて次の実験に移ろう」

どいつとケミストリーしようか・・・なんか卑猥に聞こえる。
それはともかく三姉妹もお兄様がたと同じく作られた存在って事ですかね?ケミーは錬金術を使った時に稀に誕生する生命体って話だったと思いますがグリオン様の子供達もケミー亜種みたいな感じなのだろうか。
錬金術で生命体と言えばホムンクルスがメジャーですがそんな感じの生命?
なんにせよグリオン様は現時点だと実験したい、ケミストリーしたいだけの変態・・・じゃない、錬金術師に見えます。

ムーンマルガム


ムーン「フンッ!邪魔をするな仮面ライダー。この世界は地獄。永遠の眠りこそが唯一の幸せだ。ほれほれ・・・」
宝太郎「そんなこと・・・!」

この世界は地獄。どこの邪悪の王ですか・・・。
しかし命令には忠実。やっている事は永眠と凶悪だけれどもゴーレム剛力とかの凶悪市民より暴力的ではない。
どの辺が「あまりにも邪悪」なのかわからない。もう少し邪悪さを出してほしいような気もしますがどうなる事か。
話数的にあと2,3体はお兄様がたが登場する気はしますがそこで邪悪さを発揮をしてほしい。クリスマスにシャケを強制するぐらいの邪悪さはみせてほしい。


以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン

鏡花「笑えるだろ。ドライバーの研究に夢中になりすぎて今年まだなんにも食べてないんだ。何か作ってくれると助かる・・・」
スパナ「鏡花さん・・・」

鏡花「ん~!美味しい!久しぶりに美味しいご飯が食べられた」
スパナ「いくつになったら物を片付けられるようになるんですか?」
鏡花「フンッ!プロフェッサー鏡花様はこっちに全才能を使ってるんでね。どうよこのアレンジ。パクチーのせたらパクパクいけちゃう」
スパナ「笑えないジョークだ。美学に反する」
鏡花「えー意外にいけるのにな・・・食べてみる?ほらほら、あーん!」

スパナ「もちろん。多くの錬金術師が犠牲になった10年前の事件・・・その首謀者を必ず突き止め、あなたへの恩を絶対に返す」
鏡花「まあ頼もしい。でもスランプ中の君にできるかな?」
スパナ「俺はスランプじゃ・・・」

宝太郎「ウソでしょ?先生。俺もっとアカデミーで錬金術のこと知りたいしケミーと仲間になりたいんだ!」
ミナト「残念だ」
宝太郎「先生・・・」
ミナト「さあ全員指輪とカードを渡せ」

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