ドラマ 君が心をくれたから 感想

ドラマ 君が心をくれたから
感想のようなものを雑記

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第1話 赤い傘と花火の約束

・逢原雨

雨という名前で弄られ(いじめ?)られる。
あだ名はザー子。

母親から虐待。虐待がきっかけで自分はこの世界に必要ないと思うようになる。
※母親「あんたのせいで人生台無しよ」という台詞から娘を産んだせいで離婚、もしくは何かあった模様。雨という名前を付けた事から最初からあまり良くなかったと思っている可能性?

変えてくれたのは朝野太陽。
雨は必要だと言ってくれた。
10年後、互いに夢をかなえ再会する事を約束する。

太陽のおかげで夢だったパティシエに挑戦。
パティシエになるも5年で退職。その後は店を変えながらも必要とされない。
2023年に帰省するも約束を果たせなかった負い目から花火大会前に戻ろうとする。

太陽と再会。
太陽も夢・約束を叶えられなかった。しかしそれでも夢を追い続ける事を伝えられる。
雨もその姿を見て再度夢に向かって進む事を決める。

太陽が事故に。
あの世からの案内人の日下が登場。
心を奪わせてくれるなら太陽の命を助ける、との事。

太陽から心を貰ったと思っていた雨は案内人との取引に応じる。
代償は3か月で五感喪失。
最初に喪失する五感は味覚?

復活した太陽と二つの約束「赤い傘と花火」をする。


・朝野太陽

花火師を父に持ち花火師になる事を夢見る青年。

母親は幼い頃に死別。
父が原因による火事によって亡くなる。

高校一年生の時に花火師になる夢を諦めた
※色覚異常が原因?詳細は不明のはず。
大人になるまで妹が知らなかった事から後天的?高校になるぐらいに発症?
他に何か原因がある可能性?
色覚異常になったのは母親を火事で亡くしている事も原因?

高校2年生の花火大会で雨と出会う。
花火大会なのに一人、幸せを感じていそうもない雨を見て雨を幸せにしたいと決意。
自分をかえてくれた雨のためにも花火師になる夢を再燃させる。

高校3年生の時、天候が雨の時に雨に近づく。
天泣の時に赤い傘を持った二人は結ばれる、という話をする。
→太陽が雨に近づくために作ったウソ。

雨から気持ち悪いとされるが雨は(主人公・天気)必要だという太陽の言葉に二人は友達関係に。
10年後、大みそかに日に自分がつくった花火をみせると約束。

10年経っても一人前の花火師になれず花火師を辞める決意をする。
師匠(父)に辞表を渡す。父親も了承。
父「自分の目を言い訳にしているやつに人を幸せにできない」
※この辺は父も思うところがありそう。特に母親を死なせているので。

大みそかの日、雨の現状を知って雨を追いかける。
雨と再会し、再び夢をかなえようとする事を伝える。

約束を交わし、別れる二人だったが天気の雨・夜間、そして約束を交わせた事で心浮かれ、信号の色を勘違いし事故に。

案内人の取引の結果、大きなケガもなく復帰する。

・案内人
個人的に一番気になるシーンなので全文書き起こししてみました。

日下「私は案内人の日下です。朝野太陽君を迎えに来ました」
雨「案内人?助けてください・・・何でもします。だから・・・」
日下「何でも?ならばあなたに奇跡を授けましょう。受け入れるのなら彼の命は助けます」
雨「奇跡?」
日下「奪わせてください」
雨「奪うって何をですか?」
日下「あなたの心です」
雨「心・・・」

日下「紹介します。彼女は・・・」
千秋「千秋です」
日下「もし奇跡を受け入れたら今後は彼女もあなたのことをサポートします」
千秋「私たちの姿は誰にも見えないわ。あなたと朝野太陽君以外には」
日下「さてあなたに授ける奇跡について説明します。奪わせてもらうのは五感です」
日下「人は五感を通じて心を育んでゆく生き物です。いわば五感は心の入り口。これから3か月かけてあなたの五感を奪わせてもらいます。見ること、聞くこと、におい、味。そして誰かに触れたその感触。それらを一つずつ。この奇跡を受け入れるのなら朝野太陽君を助けましょう。しかし断れば今から10分後に彼は死にます。さあ決断を。彼に心を捧げますか?」

千秋「これでよかったの?五感を失っても命が無くなるわけじゃない。誰とも意志の疎通が取れなくなって。たった一人闇の中で死ぬまでずっと生きてくのよ。そんなの耐えられるわけない・・・」
雨「返したかったんです」
千秋「返したい?」
雨「私はもうじゅうぶんもらったから」
雨《太陽君。私と友達になってくれてありがとう。あなたと出会ってからの3年間は人生で一番うれしい時間でした。大げさじゃなくて本当に本当にそう思ってたの。どうしてなんだろう。きっと太陽君が私を必要としてくれたから。たくさん笑ってくれたから。それと・・・君が心をくれたからです」

・感想
案内人がなぜ奇跡を起こすのか気になります。
千秋に太陽は今夜死ぬ、と告げていたにも関わらず雨との取引に応じて太陽を復活させる。
案内人の仕事が何なのかは不明ですが少なくとも死者を蘇生させる能力・そして権限を有していそう。

ただ能力があったとしても死ぬ予定の人間を案内しないのであれば案内人としては失格のはず。
何かしらの意図があるはずですがそれが気になる。

関係ありそうなのは千秋。
千秋は太陽の死を知らなかった事から案内人としての立場的には日下より下っぽい?
そもそも案内人の仕事が不明ですが二人でやるような仕事でもなさそう。
なのになぜ千秋が日下と行動を共にしているのかと言われれば・・・研修的な側面がありそう?

もしくは太陽が既に案内人と何かしらの取引をしていた可能性。
色覚異常になったのは既に何らかの取引をした結果?
案内人たちとすれ違った際に既に見えていた可能性も?
ただその場合は太陽から何かしらリアクションがあってもおかしくないのでそれはなさそう。
今後案内人となんらかの取引をする可能性はありそう。

物語の最終的な結末は不明ですが案内人の取引の内容が結末に大きく関わってきそうな気がします。

第2話 マカロンは恋と夢の味

・逢原雨

幼い頃、母親にお菓子を作って褒められた事がある。
その後、母親は虐待するようになる。

ハンカチのワッペン。
ワッペンは霞美(母親)が塗ったもの。
雨が幸せでいられるように、という願いを込めて。

2015年
レーブ(パティシエ店)面接前に太陽に電話。
眠れない。夜通し話を。

面接前に太陽からマカロンを渡される。
マカロンのお菓子言葉。太陽は言えず。
祖父から教えてもらう「あなたは・・・特別な人」

面接時
いつかまた私のスイーツでお母さんを幸せにしたい。笑顔にしたい。もう会う事はないと思うけれど。

スイーツフェア
かつての師匠に再会。
師匠「レーブの水準には達しない。しかし見込みはあった。厳しくあたってしまった。夢を諦めるには早い」

太陽が家出
太陽「花火をやる資格がない」雨「資格がなくてももっと大事なものを持っている。だから逃げないで」

母親と再会する決意を固める。
祖母「許されない罪はない。いつか許してほしい」
→再会はしない方がいい、と先生から。
電話で会話。

味覚がなくなる直前。
人生最後の最高傑作。
マカロンを太陽に食べてもらう。
「手が汚れているから」食べられない。
あ~ん、で食べさせてもらう。

「マカロンは恋と夢の味がしていたのに。今は何も感じない」←マカロン食べる直前に味覚を失う。
もっと頑張れば良かった、簡単にくじけてしまったと後悔。


・朝野太陽

あだ名はピーカン。

2015年
雨と電話した際に「好きだよ」と伝える。
伝わっているかは不明?

マカロンのお菓子言葉
伝えられない

火事の原因
原因は太陽。火遊びが原因。
静電気の放電をしないまま仕事場に。火災発生。母親は太陽を助けようとして一酸化炭素中毒に。
母親の写真を燃やした→太陽は事故の原因は忘れていた。自分を責めないように父親が写真を燃やした。

出ていく太陽。
妹「お父の役目は事実を教える事ではなく花火師にすること」

雨と話。その後、母親と電話で会話する雨を見て花火師とやり直す事を誓う。
父「花火つくりは執念。簡単にはたどり着けない。だからくじけるな。何があっても」

雨からマカロンを貰った後、砂浜で案内人たちに会う。

・案内人
日下「腕の時計を見てください。口のマークは味覚を意味しています。その横の数字はタイムリミット。あと14日と6時間5分であなたの味覚は奪われます。味覚が奪われたらその翌日の深夜0時に次の感覚とそのタイムリミットが表示されます。あなたが五感を失いつつあることは他の誰かに話しても構わない。しかし奇跡のこと、われわれ案内人のことは口外してはなりません。もし話したら奇跡は強制終了。そのときは・・・」
雨「私と太陽君は死んでしまう・・・」
日下「そうです。真実を話していいのは彼にだけです」
雨「太陽君にも2人は見えているんですよね?」
日下「はい。あなたのその時計も」
雨「じゃあ彼の前には出てこないでください」
千秋「私は正直に話すべきだと思う。一人で乗り越えられるほど五感を失うことは簡単じゃない」
雨「話せば太陽君は自分を責めちゃう。だから隠します。奇跡のことは絶対に言いません」

日下「人は後悔と共に生きています。何かに失敗するたびに思うんです。もっと頑張ればよかったと。でもだんだんと後悔すらしなくなる。人生を諦めていく。彼女もじきに全てを諦めますよ」
千秋「でも私は・・・」

・感想
千秋は五感を失った事がある、もしくは雨と似たような前例を見てきた事がありそう?
一人で乗り越える事は簡単じゃない。つまり2人以上でなら乗り越えられた前例があってそれを見た事がある?

もしくは
日下「彼女もじきに全てを諦めますよ」
千秋「でも私は・・・」
というやり取りから乗り越えらえそうになった前例(そして最終的に失敗)した前例を見た事がある?

日下は人は絶対にあきらめると断定している事から何度も何度も奇跡を起こしてその度に失敗する前例を見てきた事がありそう。
対して千秋は奇跡を成功させる奇跡を信じていそうではあるのですが・・・単に願望なのかもしれない。

しかし千秋は雨と太陽のストーキングをするなど人間臭いところがあるような。
やっぱり経験が少ない、もしくは初めての仕事?

案内人は奇跡を起こして何をしたい、見たいのか。
同じ案内人であるはずの二人のスタンスの違いは何を意味するのか。個人的に気になるところです。

第3話 初恋の想い出

・逢原雨

2014年
恋ランタン→雨「好きな人の最愛の人になれますように」
恋ランタン「初恋の人といつか手をつなげますように」
この初恋がかなったら私はきっと幸せ

太陽との帰り道。太陽と一緒に夕日を見る「今まで一番キレイ」

ランタンフェス準備の際
夕日が一番キレイだったのはきっと太陽君がいたから。疲れて眠る太陽の横で「ありがとう。太陽君」と呟き、指を重ねる。


次に失うのは嗅覚。
嗅覚ならよかった→日下「よゆうですね。意味のない五感などないのに」
→雨「夢以外に何か大切なものを失っていくのかな?」

仕事を探す雨。司に相談。結婚式場のバイトを紹介される。
司「素敵だよ。雨ちゃんの笑顔」

結婚式場でバイト。香水を配る。
プルースト効果。
嗅覚は記憶と関係する五感。

式場バイト後
司「この後予定あったりする?」
雨「この後帰ります」

雨「新郎新婦を見て思った。幸せになれない。そんな子といても太陽君は幸せになれない。だから私は幸せになっちゃいけない」

バイト後、太陽と会う。
雨「太陽君以外に好きな人がいる。でもうれしい。だから忘れないよ。太陽君が好きだって言ってくれた事」
私の一生の思い出。

千秋「どうして断った?」
雨「言葉が、思い出があれば頑張れるから」

雨の中を歩く雨に傘を差し立つ司。
雨「バカみたいなこと言ってもいいですか?できるところまでは一人で耐えようと思ったんです。まだまだ頑張れるってそう思ったんです。でもつらくて・・・」
司「つらい?何が?」
雨「もうすぐ・・・五感をなくすことが」
司「えっ?」
雨「苦しくて・・・思い出だけじゃやっぱり怖くて・・・笑っていいですよ」
雨を抱きしめる司
司「笑えるわけないよ。だって・・・雨ちゃんが泣いているから」

・朝野太陽

2014年
ランタンフェス 雨に一緒に実行委員をやらないかと伝える。


父親。病院に搬送される。
便が3か月出ていなかった。
→病院で雨の祖母と出会う。脊椎にガン。もっと半年と言われて1年以上経過。

祖母「雨の幸せを願う気持ち」太陽に受け取ってほしい。願うだけでいい、と。
→雨に気持ちを伝える決意をする太陽。

ランタンフェス
2014年にみた夕日。
キレイだと思えなかった。色覚異常のせいで。
だから他の事を知りたかった、聞きたかった。
「こんなふうに思えたのは雨ちゃんだけだよ」

告白するも太陽君に幸せになってほしいと願う雨から断られる。

・案内人

太陽「あなたたちってもしかして・・・葬儀屋さんですか?」
千秋「えっ?」

千秋「ねえ雨ちゃん。心ってすっごくもろいの。だから支えは絶対に必要だと思う」
日下「そろそろ0時になります。五感の1つが奪われると翌日の深夜0時に次の感覚とそのタイムリミットが表示されます。視覚、聴覚、嗅覚、触覚。次はそのいずれかが奪われます」
深夜0時になる
日下「次に奪われるのは嗅覚です。今から11日後の午後9時。あなたはにおいを感じる力を失います」
雨「よかったぁ。視覚とか聴覚だったらどうしようって思ってたんです。だからちょっとほっとして」
日下「ずいぶん余裕ですね。嗅覚はただにおいを感じるだけのものではありません。そこにはもっと大切な意味があります。人に無駄な感覚は一つとして存在しませんから。

千秋「嗅覚の大切な意味・・・どういうことなんですか?」
日下「心配ですか?彼女のことが。深入りすべきではありません。失われた時を求めて」
千秋「えっ?」
日下「ヒントですよ」

雨「嗅覚の大切な意味が分かりました。この前、街でクレープのにおいを嗅いだとき高校生の頃の記憶が蘇ったんです。だからきっとにおいって・・・思い出なんですね」
日下「そうです。嗅覚は五感の中で唯一、直接記憶をつかさどる海馬に情報が届く。いうなれば嗅覚は思い出の扉を開く鍵」
雨「じゃあ私はいつかあの夕焼けを・・・」
日下「鮮明に思い出すことはできなくなるでしょう。思い出を失ったあなたは光も音も言葉もない暗闇の中でただ一人生きていくのです」

雨「私は幸せになっちゃ駄目なんです」
千秋「そうね。あなたはきっと幸せにはなれないわ。でもね雨ちゃん。それでも思い出をつくることはできる。あなたにはまだその時間もある。だから太陽君とつくっておいでよ。うんと幸せな思い出」
雨「でも意味ないよ・・・」
千秋「どうして?」
雨「だって五感をなくして暗闇の中でずっと一人で生きてたらきっと全部忘れちゃう。だから・・・」
千秋「そんなことない。ある。きっとある。絶対ある!一生忘れらない思い出が人生には必ずあるから」

千秋「日下さん前に言いましたよね?」
日下「それが?」
千秋「私にはできません。探します。あの子が幸せになれる道を彼女と一緒に」

・感想

千秋がここまで雨に肩入れする理由が気になる。
千秋「それでも思い出をつくることはできる。あなたにはまだその時間もある」と言っている事から千秋はかつて雨と似たような事を願い奇跡を起こし、その後孤独に死んでいったような気もする。

とすると案内人はかつて奇跡を起こしてもらった人物?
そうだと仮定すると千秋は思い出と共に死に、日下は孤独に絶望し死んだように思えるのですが。

だから千秋は五感を失っても幸せになれる道はあると信じているし、日下はそんな事はないと思っていそうな感じが。
とはいえ日下も全く関心がない訳ではなさそうな気も。
プルースト効果について千秋に伝えてるので。

千秋は千秋で雨にこれまで起こせなかった奇跡を期待しているように日下は日下で千秋に何かを期待しているのかもしれないし・・・ただ単純にどれだけ綺麗ごとを並べても結局は無駄だよ、という事を伝えようとしているのかもしれない。

第4話 青い春の香り

FODの配信で字幕が表示されないので今回は台詞書き起こしなし。
字幕追加されたら追記するかも。
あと今回から感想→メモの順番に書いてみます。

・感想
日下が協力的になってきた?
千秋曰くいつもは見守るだけ、との事らしいのですが雨に対してマーガレットの花言葉の由来について話すなど何かしら心境の変化があったっぽい。

何か変化があったとすれば3話で千秋が雨が幸せになれる道を探す、的な事を言っていましたがそれが影響しているっぽい?
ただそもそもなぜ千秋が雨に協力的なのかすら不明なので・・・。
千秋は案内人の仕事初めてと予想していたのですが4話では既に何回か案内人として見守ってきたような台詞もあるんですよね。

今まで業務内容に忠実に見守って来ただけの新人がやる気になったからちょっと応援してやろう、的な感じなのでしょうか?
それとも千秋が肩入れするような人物なら今までとは違った結果が得られそう、的な感じで雨に助言してみたりしたのだろうか。

とはいえそもそも案内人って何をしたいのかさっぱりわからないので考察しづらいのですが。
案内するだけが業務ではないのだろうか。それとも奇跡を願う人に仮初の奇跡を与えて追い込んで案内する人を増やしてやるぜ!営業成績上げてやるぜ!みたいな考えでやっているのだろうか。
そもそも案内人の業務は見守る事だけ、と言いつつ奇跡起こして介入しまくっている時点で何かしらの裏はありそうですが・・・そこらへんは最終回辺りで解説してほしい。

案内人はともかく本編の感想。
司が良い人すぎる・・・。

気になった人を追いかけてみたら・・・
説明できない病気で五感を失っていく。
彼の夢を奪いたくないから彼と別れたい。
酷い女だと思わせたいから協力して。

とか言われて全力で協力する人ってそうそういないですよ。
司は見知らぬ人が案内人に連れ去られそうになっても無条件で五感を差し出しそう。

太陽の妹からあの人いいかも、と言われているので最終的に妹と司で何かありそうですが・・・司には幸せになってほしい。

以下本編メモ

・逢原雨

過去編 今回は2016年 上京の一週間前。

太陽とのデート中、マーガレットで思いで作り。青い春の香り。
しかしこのデート。太陽は仕事を休んで行った事が妹から告げられる。
兄の夢を邪魔しないでと言われた雨は司にウソの時刻を伝え、一人上京してしまう。


現代編

司に事情の一部を話して協力してもらう雨。
自分の夢は叶わない。太陽は自分の夢に向かっている。
自分への気持ちは理解しているが自分がいると太陽の夢の邪魔をしてしまう。
だから太陽と別れるために協力してほしい。

デート当日。
司に協力してもらうも司から後悔しないようにと言われ花占いの結果もあり、太陽と2人で観覧車に。
太陽から司のどこが好きかと聞かれ太陽への思いを司の好きな所と偽り伝える。
一番重要な、本心は小声で太陽に聞こえないようにつぶやく。

結局二人は別れそれぞれに家路に。
嗅覚を失いマーガレットの匂い、青春の匂いは嗅げなかったが一番欲しかったもの、第二ボタンを手に入れた雨。
奇跡は好きじゃないけれどもこういった奇跡(マーガレットの花占い。マーガレットはほぼ奇数。今回は偶然偶数)ならいいよね、と千秋に告げる。

家に帰るとガンが進行し、倒れる祖母を見つける。

次回予告。手の描写が多いので次に失うのは触覚?


・朝野太陽

過去編 2016年
兄の夢を応援したい妹によって上京する雨を見送る事ができなかった。
見送りの際に指輪を渡すつもりだったが出来なかった。


現代編

告白は失敗したけれども雨を諦めきれない太陽。

デートに行く事に成功したものの、太陽の夢を応援したい雨の思いもあって結局フラれる事に。
雨に約束も含めて全て忘れて、と言われ赤い傘を持ち涙する太陽。
いつの間にか第二ボタンも失う。

第5話 すべて魔法のせいにして

・感想
案内人の過去が明らかに。

日下は施設の見学に行ったシーン、そして回想のシーンから察するに過去に奇跡を起こし、五感と心を失ったようですね。
となると案内人は過去に心を失った人間の可能性が高そう。
日下に人情味がないように見えるシーンが多いのはそのせい?
とはいえ千秋や雨に助言をしているシーンもあるので全くないという訳でもなさそうですが。

で、日下が心を失った過去があると仮定すると千秋が気になります。
全ての案内人が同じ境遇とか限らないですが現状では千秋も日下も奇跡によって心を失った可能性は高そう?
ただ千秋って雨に感情移入しているように心を失っているようには見えないんですよね。
だとすると・・・日下は五感を失い、そして心を失って案内人となった。
千秋は五感を失い、心を失う前に案内人になったとも考えられそうですが。

千秋は1話で
千秋「これでよかったの?五感を失っても命が無くなるわけじゃない。誰とも意志の疎通が取れなくなって。たった一人闇の中で死ぬまでずっと生きてくのよ。そんなの耐えられるわけない・・・」
と言っているんですよね。
千秋は耐えられずに心を失う前に亡くなった(方法は不明)。
日下は耐えて耐えてその結果、心を失ったとも思えそうですが。

ただし奇跡の条件って五感を失う事ではなく心を失う事なんですよね。
心を失わずに奇跡が成立するのかがよくわからないのですが。
千秋は五感を失った時点で何らかの形で死亡。結果として奇跡は失敗した。
だから雨に感情移入して奇跡を成功させてなおかつ雨にも幸せになってほしいと考えている?

そもそもの話、奇跡は誰にでも起こせる訳ではなく案内人にもその権限はないという事が発覚しましたが・・・だとすれば誰が、なんのために奇跡を起こしているのかが気になります。

案内人に関してはこれぐらいにしておいて司について。
・・・まさか司から太陽に五感の件について知らされるとは。
触覚なくした辺りで太陽が色々あって察してどうにかしていこう、的な感じになるかと思っていたのですが全然違った。

しかし司は雨に未練があるっぽい仕草をしていたにも関わらず自分じゃどうしようもないからと言ってライバルに頼るとか・・・ちょっといい人過ぎやしないですかね?
太陽と雨の過去編だけではなく司の過去編をやって実は雨と過去になにかありました、的な展開がないとちょっと納得が出来ない。
前回から太陽の妹からイケメンとか言われ続けているので最終的の妹と司でなにかあるとは思うのですが・・・それに至る過程が気になります。

第6話 声の手ざわり

案内人って結局何をする人なの・・・

前回の話では
奇跡を起こす事は出来ません。権限がありません

という事が判明。同時に日下は過去に五感を失ったと思われる描写が。

そして今回の話では
・死後の世界についてはほとんど知らない
・亡くなった人は雨を降らす事ができるのは知っている
・案内人はただ奇跡を見守るだけの人

という事が発覚。
発覚というか・・・ほぼ何も出来ないと言っているだけですね。
見守る立場のはずの千秋が雨に介入というか感情移入しまくっているのが気になりますが案内人としては例外なのでしょう。新人っぽいですし。

個人的な予想としては奇跡を起こしたけれども条件を完遂出来なくて満たせなかった条件の代わりに案内人をさせられている可能性がありそう?

奇跡を起こす条件って五感を失う事ではなく心を失う事なんですよね。
日下も千秋も五感を失う経験はしたようですが心までは失っていない状態っぽく見えます。

雨に感情移入している千秋は当然として日下も前回の話で雨に助言しているんですよね。
やってもやらなくても後悔するよ。でもやって後悔した方がいいんじゃない?ぐらいでしたが見守るだけのはずの案内人の業務内容には含まれていないっぽい気も。

五感を失って命はなくしたけれどもその過程で心を失うまでは至らなかった。
じゃあその代償として案内人やってね、という感じでやらされているような感じもする。
この辺は案内人の上位の存在、奇跡を起こしているのがどういった存在なのか不明なのでなんともいえないですが・・・なんとなくそんな感じはします。

で、この仮定が正しいとして。
物語がハッピーエンドになるためにはどうなるのかを予想。

奇跡を起こすためには五感を失った後、心を失う必要がある。
雨はその条件を満たして一度心を失うのではないでしょうか。

その後に過去の記憶、もしくは五感を失う直前の記憶から心を取り戻して・・・からの五感を取り戻す流れになるんじゃないかと。

現在失った五感は味覚・嗅覚。そして次は触覚。
太陽の目標が花火師になる事。ラストは雨に花火を見せる展開になりそう・・・という事を考えると触覚の次は聴覚。ラストに視覚。

視覚を失う直前に花火を見せてその思い出から心を失った後に取り戻す、的な展開になると予想。
太陽の色覚異常は赤い傘が絡んで克服というか補って赤い色交じりの花火を見せるのではないかなあと思っています。

味覚とマカロンを食べる直前に喪失。
嗅覚はマーガレットを嗅ぐ直前に喪失?

恐らく触覚も聴覚も重要なシーンの前に喪失するけれどもラストの視覚だけは失う直前に花火が上がって・・・という感じになるんじゃないかと。

まあもちろん心を失ってそのまま亡くなって最後に雨が雨を降らせて終わり、というオチがなくもなさそうですが・・・この展開でそれやるのもどうなのかなと思うので。

どういった展開になるかはさておき。
個人的には案内人の過去が、そして今何をやらされているのか気になる 第6話 声の手ざわり 感想でした。

・雨

自分の名前が嫌い。太陽にも呼んでほしくない→母親と和解しかけた事で好きになろうとする。好きな太陽に呼んでほしい。

雨の名前の由来は雨が笑顔になったから。
一人子育てをしようとする中、不安になっていた時に雨が降ってきて娘が笑顔になったから。
雨があやしてくれたと思ったから。

父親の消息は不明。母親が女優を目指していた時の俳優仲間?
雨が生まれる事が発覚した事で失踪?
母親が雨のせいで人生台無し、といったのはこの事だと思われる

好きな色は白
ただし白かな・・・と言っていたので違う可能性も

母親に五感を失う事を伝える。
完全にわだかまりが解けたようではなさそうだけれどもかなり前進した模様。

祖母の遺品のボイスレコーダーを司から貰う。
一生の宝物

・太陽

雨の家に連泊している。
※冒頭でいきなり家事をやっているシーンがあって1話飛ばしたかと思ってしまいました

雨と母親には和解してほしいと願っていた。
自分はもう言葉を伝えられないから。

司経由で雨が五感を失う原因について探り始める?
次回雨から太陽に奇跡の事を話す模様。

・司

雨と太陽が付き合いだして全く関係なくなったのに必要物品を買って来る。

祖母の遺品を預かる。

雨の病気について詳しく調べようとする。

※聖人すぎる。聖人すぎて胡散臭く見える。
雨に好意があるのはわかるけれどもそのチャンスをふいにして雨に尽くしているのは・・・日下とは別系統の奇跡を起こしてそのミッションを遂行している途中、とか言われても納得できそうな聖人っぷり。

第7話 明日を生きる理由

日下は奇跡を起こした後、奇跡を起こした相手に伝えられなかった事を後悔していそう。

前は千秋が雨に感情移入して助言してきた印象ですが今回は日下の方が雨寄りになってきている気がする。
奇跡を起こした相手に伝える、伝えないに正解があるのかどうかは不明ですが、少なくとも日下は伝えた方が正解だと思っている模様。

日下は案内人の仕事を長くやっているっぽいので何度も奇跡を見届けてきたからこそ、伝えた方が良いという選択肢にたどり着いた可能性もありますが・・・実体験から導き出したが可能性としては高そう。
自分が伝えられなく、そして相手に後悔させてしまった。

伝えても伝えなくても奇跡を起こした相手は後悔するだろう。
じゃあ伝えた方がいいのでは?という考えではないでしょうか。

思えばバスに乗った時も今やらないと後悔するよ、と助言していましたね・・・初期の無関心っぷりはなんだったのか。

もしかしたら雨は最初の方で失敗すると思っていたとか?
もしくは今までの見届けで最初のうちに失敗した例が多かったから今回も同じだろうと思っていた。
しかし思った以上に雨が頑張るのかつての自分の姿に重ね合わせてしまい、雨に後悔してほしくないと思い始めたとか?

実際日下が起こした奇跡がどういった結末を辿ったかは不明ですが雨に同情している可能性は高くなってきたと思います。

逆に千秋は前より積極的に介入してこなくなったようにも見えますが・・・次回予告を見る限り太陽の方に助言をするっぽい。
恐らくこの物語はハッピーエンドで終わるとは思うのですがその結末に向かって案内人たちがどう関わってくるのか気になるところです。

話かわって次に失う五感について。
視覚・・・次は聴覚失って、ラストに花火と絡めて視覚の話を持ってくると思っていたのですが予想を外しました。
とはいえ視覚を失うのが3月24日前後?
五感を失うのは3か月という事なので視覚を失ってから一週間ぐらいで聴覚を失いそうですね。

花火を物語の締めにしないとなると・・・最終的に言葉で、そして言葉から連想された記憶で心を取り戻す的な展開になりそう?

思えば「君が心をくれた」のは言葉でしたね。
世界にとってどうでもいい存在であった自分に存在意義を、そして心をくれた太陽の言葉。
一度五感を失い、そして心を失っても言葉から心を取り戻しそこから五感が復活していく・・・的な展開になるのでしょうか?

もちろん五感を失いましたが二人は幸せです、的な展開の可能性がなくもないのですが・・・さすがに月9でやらないと思われます。なんとなく。

ただ、さすがに人間の能力だけで失った五感を取り戻せるとは思えないのですが・・・その辺は案内人の力が関係してくると予想。
とはいえ見届けるだけです、と言っている案内人の力がどう影響してくるのかは不明ですが。

さて次回ですが・・・どうやら妹が兄の事を思って雨に別れろと迫るっぽい。
ただし涙ながらのシーンだったので絶対に別れろ、的な展開ではなく雨も大事だけどお兄の方がもっと大事だからわかれてほしい、的な展開?

まあその辺は次回判明するとして個人的にもっと気になるのが妹がどうなるのか。
いや・・・司と最終的になんかありそうな展開だと思っていたのですが職場のパーカーきていた人が司と妹のやり取りでショック受けているっぽいので・・・こちらはこちらで何かありそう。

妹にもそういった展開があるとすれば・・・やっぱり物語の結末はハッピーエンドで終わるんじゃないでしょうかね?
もしバッドエンドだとすると・・・兄が大切な人を失いました。でも自分はハッピーエンドです、という流れにはしない、できないでしょう。さすがにそれは酷い展開。

という訳で恐らく妹も太陽も幸せになりました、的なオチになると予想してみます。


以下7話のメモ

雨は五感を失うと思い込んでいる病気、という若干可哀そうな扱いをされる。

さくら祭り(3月24日)に花火を打ち上げる予定。
太陽はやりたいとは思っていたが審査に通る自信がないので断念。
雨の事情を知って花火を打ち上げる事を目指す?

妹も花火師を目指していた過去が。
兄弟協力して花火を打ち上げる展開もありそう?

雨から五感を失う事、奇跡の事、案内人の事を太陽に伝える。
最初伝えるつもりはなかったが日下からの助言で伝える事に。

太陽に抱きしめられながら触覚を失う。
同時に痛覚も失った模様。

触覚は幸せを確認するためにある。

雨は触覚を失った状態で太陽のために赤いミサンガを渡す。
色は伝えていないけれども伏線になりそう?
ただ花火の赤は傘の色でどうにかしそう。もしくは妹の協力で。

第8話 きっと誰よりも幸せな今

千秋の正体が太陽の母親だった事が判明。

1話で太陽と千秋がすれ違った時に千秋が何やら思い込むシーンがありましたが伏線だったっぽいですね。
他にも千秋は最初の頃は雨に感情移入しているようなシーンが多かったですがそれは息子を助けてくれた感謝の気持ちだったのか。
最近は太陽の方に感情移入するシーンが多かったですがそれは助けてくれた恩人よりもやはり息子の方を心配するようになってしまったのか。

なんにせよ千秋が元奇跡を起こした人だったという予想は外してしまった・・・。
千秋の死因は太陽が静電気除去せずに作業所に入り、火災が起きてしまった事のはず。
それまでは普通に働いていたようなので五感は失っていないはずですよね。
なんらかの原因で徐々に失いつつある可能性はありますが奇跡の途中で死んだ場合は奇跡の対象者も同時に死ぬはず。千秋一人だけなくなったはずなので奇跡は起こしてない可能性が高いでしょう。

1話での
千秋「これでよかったの?五感を失っても命が無くなるわけじゃない。誰とも意志の疎通が取れなくなって。たった一人闇の中で死ぬまでずっと生きてくのよ。そんなの耐えられるわけない・・・」
という台詞や日下が奇跡を起こして五感を失ったような回想があった事から千秋も奇跡を起こしたとばかり思っていたのですが全く違いました。

じゃあ何故千秋が案内人なんてやっているのか、と思ってしまいますが・・・そもそも案内人が何をするのかいまだにわからないのでそこら辺はなんとも。
奇跡を見届けるのが仕事らしいですが日下も千秋も助言しまくりですからね。
奇跡を起こした・奇跡を受け取った人に対して後悔しないように助言し続けている訳ですが・・・この奇跡のシステムを作った存在が案内人に何をさせたいのかよくわからない。

もしかしたら案内人は生前の後悔が強い人物がなるのかもしれない?
日下は五感を失い、自身が色々やれなかった事を後悔しながら亡くなった。
千秋は息子や娘の成長を見守りたいと願いながら志半ばで亡くなってしまった。

亡くなってしまった自分たちの後悔をなくすことは出来ない。
しかし積もりに積もった強い願いが案内人として現世に残り、奇跡を見届けさせる存在になったとか?
その見届ける過程で後悔が晴らす事が出来れば成仏できる、的な?

実際どうなのかは不明ですが奇跡のシステムを作った存在が何かしらの意図があって案内人に案内をさせているような気がします。

で、案内人の話は置いといて・・・司さんがちょっと怖い。

雨が色々迷いまくって誰も幸せになれなさそうな道に進んでいるのはわからないでもない。
太陽の気持ちもわからないでもない。奇跡で命が助かったのだから雨の為に生きようと思うのも。
妹の気持ちもわからなくもない。奇跡の事を知らない訳で雨よりも太陽の方が大事なんでしょう。

ただ・・・司はおかしくない?
五感を失う病気はない。でも雨が五感を失うのは何か言えない事情があるんだろ。信じるよ。
雨は好きだけど太陽の婚姻届けの証人になるよ。
雨が婚姻届けを出さない?五感を全て失ったら結婚していない事を伝えてほしい?
いいよ、僕は傘だから。

いや何の説明にもなってないと思うのですが・・・
心を失いかけているっぽい案内人の日下より心を失っているように見えてしまう・・・。
人間味がないというか・・・司が一番何を考えているのかわからない。

もし奇跡のシステムが作った人物が登場していると仮定するならば司だと思う。
司の考えだけは理解不能です。

以下8話で気になった事メモ。

・雨
太陽にプロポーズされる。プロポーズされる事は嬉しい。
ただそれ以上に太陽の未来を奪いたくない。
4月になったら母親が退院する。母親が退院したら太陽、そして他の誰も知らない場所で母親に介護してもらい生きていく。
だから婚姻届けは提出しない。
ただ1か月だけは嘘をついてでも幸せになりたい。1か月間だけ結婚フリをさせて。

・太陽
祭りの花火を最後に花火師を引退する予定。
最後の花火はどんなものにしたらいいか?
千秋「今というのは10秒間の事。花火師は10秒間に全てを懸ける。10秒間に今までの人生で一番大切だったものを込めてみたら?」

・妹
母親との思い出や託された者がない。
母親は番頭みたいな事をして職場を守って来た。
母親から何も託されなかったから私は母の代わりに職場を守っていきたい。
だから後継者である兄が花火師を辞めさせたくない。
酷い事を言っているのはわかるけれども雨に太陽と別れてくれと伝える。

・千秋
太陽の母親。
千秋は苗字。名前は不明?(未確認)
太陽の事を思って助言をする。

太陽が千秋の顔を見て何の反応もないのは全く覚えていないから?
それとも何かの伏線?

・日下
雨に後悔しないように助言し続ける。
しかし太陽の事は信じてない模様。「人は最後には自分の夢を優先する」
→自身が奇跡を起こした相手も日下の事を忘れて自分の夢を優先したとか?

・司
「僕は傘だから」・・・何か壮絶な過去があったに違いない。

第9話 いつか見る景色のために

・感想
奇跡のシステムがファジーすぎる。

案内人は関係者の担当にはなれませんよ
→正体黙っていれば大丈夫
→なんなら相手が気が付いてもOK
→お互いが気が付いて、実質的に関係者同士の会話になってもNGワードいわなきゃ問題なし

・・・奇跡ってなんなのさ。
これ実はペナルティ無しなんじゃ、とも思えてくるのですが。
奇跡を誰かに話したらそこで終了→実はそうでもなかった、的な話も・・・さすがにそれはないか。

奇跡は天が起こしているシステムらしいですが細部が物凄く曖昧。
そして何をさせたいのかも曖昧。
今回、過去に日下に何があったのかが判明しましたが日下の起こした奇跡は事故を起こした元恋人の負った傷を肩代わりする事。
五感を失った訳ではなくほぼ満足に動けない状態で20年?ぐらい生存し続けた模様。

つまり奇跡は五感を失う事が条件ではなく何かしらの代償を払う事で事故にあった人間を救う事の出来るシステムって解釈でいいのかな?
死を肩代わりする場合は死の代わりに五感を失う?
事例が少なすぎるので詳細は不明ですが大きく間違っていはなさそう。

天からすれば・・・
誰かしら事故・事件に巻き込まれる事象は変えられないよ。
ただ天に来る人数だけ合っていればあまり細かい事は気にしないよ。
案内人はそういったシステムがあるから説明して。選択肢増えた方がいいでしょ?
的な考えをしているのだろうか?

実際どういったシステムなのかは考えても無駄な気がするので案内人について。
今回の話で日下は素質がある人間は案内人になれる、と話していましたが・・・日下と千秋の共通点は死に際に未練があった事?

日下は恋人であった画家の怪我を肩代わりした事を後悔しながら死んでいった。
千秋は家族の成長した姿を、家族の団欒を見ることなく死んでいった。

両者ともに未練はあった模様。
ただ・・・未練がなく逝ける人がどれだけいるのかは不明。
未練があれば案内人になれるというのなら相当数の案内人がいてもおかしくはないのですが。

不明な事は多いですが天は案内人にその未練を晴らさせてやろう、的な考えがあるのかもしれない。
実際今回は案内人の未練を晴らす回だったと思うので。
ただ未練を晴らしたら月明かりに溶けて消える、的なものでもない模様。2人とも消えてないですし。
両者ともに完全に晴らした訳ではないので(日下は若干報われた、千秋は太陽が花火を上げていない)ので完全に未練が無くなったら消滅、というか成仏しそうな気もしますが。

なんにせよ天の起こしている奇跡、そしてそれに関係する案内人に関しては色々とファジーな部分が多いなと思った8話の・・・いや、毎回思っているのですがそれはともかく。
8話の感想でした。

以下8話メモ

・雨
キャンドル、希望の光は誰もが持っている←五感を失ってもキャンドルはあるの?
案内人に五感を失ったら死なせてほしいと願う←案内人にそんな権限はないと言われる。
太陽は雨を支え続け、医療でもなんでもいいから必ず五感を取り戻させると伝える。
自分のキャンドルは太陽君がくれたものだから決して消えないと思う。
自分が夢を叶える事はできないけれども彼が幸せを叶える事はきっと出来る。
だから彼の幸せを遠くから見るまで心のキャンドルを消さないように生き続けてやる。

・太陽
妹から母親の写真を見せられ千秋が母だと気がつく(本当に顔を覚えていなかった模様)
日下が千秋に太陽が正体に気が付いた事を伝える。
両者ともに正体に気が付きながら気が付いていないフリをしながらの会話。
太陽は千秋に家族の団欒をみせる。参加させる。
また自分が花火に込める”今”を思い付く。

・司
太陽と雨が結婚していない事をひまりに伝える。

・日下
1953年。東京生まれ。
脚本かになりたい。映画の脚本を作りたい。
夢は叶わなかった。しかし楽しい日々だった。
その中で画家志望の女性と出会う。人生最高の時期だった。
女性が事故にあう。命は助かるが重い後遺症が残る。奇跡でその後遺症を肩代わり。
画家は自分の夢を優先し、日下の元を離れる。
その後、日下は心半ばで亡くなる。
太陽と雨の奇跡を担当したのは画家に関する個展?をやっているのを知ったから。
画家は2013年に亡くなっていた。遺作は「ごめんなさい」
日下と画家の思い出を描いた絵だった。
日下はこの瞬間に生きてきたのではないか、多少報われたと感じる。

・千秋
案内人は奇跡を起こす人物の関係者はなれない。
正体を黙っているとの約束で太陽と雨の案内人になる。
約束を破れば月明かりに溶けて消える
(昼間に正体をばらしたらどうなるのか不明。五感のようにタイムリミット発動するのだろうか)
無関係を装って太陽と会話。
家族との団欒、その後で夫と二人きりとなれる時間を貰える。

・白石小夜子
日下の元恋人の画家
1953ー2013
神奈川県横浜市出身。1980年、日輪芸術賞展で新人賞を受賞。風景画を中心に日常を切り取った作風が高く評価された。
タイトル 長崎の旅
遺作 「ごめんなさい」
(奇跡に関して実態を知っていたのかどうかは不明。
太陽は雨から伝えられるまで奇跡が起こっていた事知らなかったため、奇跡の事は知らずに日下の元を去った可能性は高い。)

第10話 人生いちばんの笑顔で

・感想

天のファジーなシステムを活用・・・できなかった。

結局紆余曲折ありまくって花火自体はあがったものの見れなかった雨。
せっかく千秋が天候を変えてくれたのに・・・

ただこれに関しては天が何かしらの嫌がらせをした可能性がありそう。
そもそも素人じゃない花火師たちが当日の天候を気にしてない事があるだろうか。
花火が滅茶苦茶天候に左右されるってのが誰よりわかっているのが花火師だろうに。
母親の元に向かった雨と司が全く天候を気にしておらずこれなら十分間に合うよね、といっていた事からも天気予報自体は問題なかったはず。恐らく。

となると天気が急変した可能性が高い。
それは何故か・・・と考えると前回のあれですね。千秋と太陽がお互いの正体知りながらNGワードさえ言わなきゃ大丈夫でしょう?の体で会話をしたペナルティ。

天からしたらNGワードは言ってないけどお互い知っているよね。それはダメだよね。じゃあ当日天候を急変させて雨見れないようにしてやるね。
その前に千秋が消えれば、千秋が見れなくなれば太陽が花火をあげるのや許してやるよ、的な感じ。きっと。

だいたい人を奇跡で救えるのにその代償を他人に支払わせ、それを見届けるなんて趣味の悪いシステムを構築する天。
何かしら約束事を破ったらそれに対するペナルティを課すぐらいやりかねないはず。

ただし・・・太陽の花火の打ち上げが遅くなったのは現場の責任だと思われます。恐らく。
まあ現場からしたら急に雨の視覚なくなるから絶対に打ち上げないと!とか言われてもね・・・そりゃ混乱しますわって話ですよ。
太陽の花火の打ち上げが遅くなったのは(今回解説なかったはず?)恐らく点検がきっちりできていなかたからだと思われます。湿ってたとか?
しかし現場は混乱中。よくわからない時間制限の中、とにかく時間だけを気にしていたら点検が疎かになった、とかはありそうな気もします。それは仕方ない。

じゃあ誰が一番責任があるかと言われれば・・・太陽じゃないですかね?
自分が作った花火が無事に打ちあがるか。最終確認をするのはやはり作った人ではないでしょうか?
全く打ちあがらなかったのではなく遅くなったのであれば最終点検が若干疎かになってだけの可能性が高い。

とはいえ太陽は花火師としては新米も同然。今日がはじめて花火を打ち上げる日。
しかも雨が視覚を失う直前に打ち上げる事になったのだから・・・そりゃ一緒にいたいと思うのも当然なはず。
そもそもトラブルに太陽が対応出来たかどうかも不明なので・・・その辺はちょっと曖昧だとは思います。

とにかく天が嫌がらせ・・・というのはアレなので試練を与えた結果、太陽は雨、そして母親である千秋に花火をみせる事が出来なかった、というなんとも悲しい展開に。
ダメ押しを言わんばかりに雨に女性をぶつけたのも恐らく天の試練・・・というかこちらは純粋に嫌がらせな気も。。あれがなかったら太陽は雨が見えなくなっているのに気が付かなかったですしね。
これまで五感を失った状況を考えても雨が見えても見えなくてもいう事は同じだろう、と天が予想して可能性は高いはず。

じゃあ雨が見えていない事をわからせてやろう、という天の完全な嫌がらせ。
こうして太陽は自分が確認をしなかった事を悔やむ展開になる・・・のかは次回判明する事でしょう。多分。

なんにせよ天から与えられたのか試練を課されたのかよくわかりませんが太陽は雨に花火を見せる事が出来なかった第10話。
最終的には雨の五感を取り戻す展開になりそう、とは思うのですが果たしてどうなる事か。
この流れで五感を失って・・・は感動的なお話でしたね、とはしないと思うのですが・・・デッドENDな話なんていくらでもあるのでどうなる事か。

花火を見せられなかった事に太陽は何を思うのか。
そして雨が聴覚を失う直前に聴く事になる言葉は。
色々気になる10話の感想でした。

以下10話のメモ

・雨

・人生で一番大切な10秒はきっとこれからある。
・あの日(花火)の約束がかなう時、太陽君に「ありがとう。太陽君」と人生一番のの笑顔で伝えたい
・千秋の「人はいつだって思い出をつくることが出来る」の言葉が嬉しかった。千秋に会えて良かった。
・母親に五感をなくすことを伝える
・母親に願う。母親との思い出はいつも怒った顔しか思い出せない。最後にお母さんの笑顔が見たい 
・雨「私魔法使いなの」とおばあちゃんから教わった魔法をかける
・雨「私の宝物」とお母さんが刺繍をした(だったはず)のハンカチを見せる。
・母親「お母さんの子供に生まれてきてくれてありがとう」
・司に意思疎通ができなくなる前に感謝を伝える雨。「私の傘になってくれてありがとう」
・母親との面会後、祭り会場への移動中に大雨。司上司から祭りが中止になりそうだと連絡。
・雨は5㎞近くある中、歩き始める。
・司、はるひに連絡。はるひ、雨を迎えに来る。
・はるひ。これまでの事を謝罪。雨「気にしてない。相思相愛だから」
・祭り会場に到着。太陽と一緒に父親の花火を見る。
・太陽「初めて声をかけた赤い傘の思い出の日。あの傘をイメージして花火を作った。俺の思う赤い色と雨が見ている赤い色が同じだったらいいな」
・太陽の花火は予定より遅れてあがる。結果、雨の視覚は太陽の花火が打ちあがる直前に失われる。
・雨は太陽に花火が綺麗だったと伝える。太陽とも、太陽の花火が打ちあがった方向とも違う方向を観ながら。
・人生でいちばんの笑顔で見る事は出来なかったけれども「最後に花火をみせてくれてありがとう」

・太陽

・雨に花火の内容を聞かれる。「俺の人生で一番大切だった10秒間」その大切だった10秒間は秘密。
・花火大会準備時、強風で事故に。病院に救急搬送。
・案内人に雨をやませてくれと頼み込む。千秋が雨をやませる。自身の存在と引き換えに。
・自分の花火がうちあがった直後、雨が花火を見れていない事に気が付く。

・千秋
・自分の人生は息子の花火をみる事だったと思う。それさえ見れれば思い残す事はない。
・祭り当日は雨。太陽に雨をやませてくれと頼みこまれる。
・案内人は天との約束を破ると月明かりに消える。雨が降っていても自分が消える時は晴れるはず。
・太陽に自分が母親である事を告げる。
・太陽とはるひに言葉を残し、太陽の花火を見ることなく月明かりに消える・・・消えたはず。(消えたシーンは描写されていない?)

・司

・雨に対して「手伝いたかった」
・雨は初めて会った時はおどおどしていた。でも今は違う。雨は変われた、と伝える。
・はるひに雨が祭り会場に向かって走っている事を告げる「未来に後悔は残しちゃダメだ」

・日下

・千秋が消滅しそうになる中、空気を読む。

最終回

容赦ない天のシステム・・・
太陽が可哀そう過ぎる。

雨の心は戻るんじゃないかと予想していてそれが当たったのは良いのですが・・・
太陽君が死んでそのまま終了というのは結構なバッドエンドに見えるのですが恋愛ドラマに詳しい有識者の方は教えてほしい。
個人的にはハッピーエンドには全く見えない・・・
映画のフォルトゥナの瞳を見た後のような感覚。

とりあえず後出しで出された天のありがたいお言葉
「先ほど天から最後の言葉を預かりました。奇跡とは与えられた奇跡に対して君たちが何を思いどんな選択をするかを見つめるために存在する。逢原雨は心を捧げる選択をした。次は君の番だ。彼女が差し出したその心を受け取るか否か君の選択をみせてほしい。もし受け取れば天寿を全うできる。しかし断れば翌午前0時。命を落とし逢原雨の心は彼女の元へ戻る」

とりあえず選択を強いるなら最初にその選択肢を提示してくれないと・・・
雨は迷いまくって結局のところほぼ全ての感覚を失う前に重要なものを受け取れなかったんですよ。

味覚はマカロンの味が分からず。
嗅覚は花の匂いが分からず。
触覚は・・・触覚だけは大丈夫だったはず。
視覚は花火が遅くなって見られず。
聴覚は雨と日下の連携プレイで伝えられず。

まあこれはほぼ全て(視覚以外)雨が選択した事に見えるので雨が納得していればわかるのですが・・・太陽君が可哀そう。
ほぼ全て空回りじゃないですか・・・

味覚と嗅覚の時は事情を知らなかったとはいえ・・・他は色々奮闘したにも関わらず失敗。
花火の件は太陽に落ち度が無かったかと言われれば微妙ですがそれでも聴覚に関しては全く太陽に落ち度はないはず。
そして結局雨の心を取り戻すために命を捧げます!とか言われても・・・ちょっと可哀そうすぎる。

とはいえ太陽もいっていた通り本来の寿命が大晦日だったとしたら3か月猶予をくれた天の計らいに見えなくもないのですが・・・日下が雨に心を戻さなければ天寿全うできるよ?と言っているんですよね。
事故にさえ遭わなければ普通にハッピーエンドが迎えられた可能性もありそう?
ただ最初から二人でお迎え来ていたので・・・天寿もどういうシステムになっているのかも説明が欲しいところ。

そもそも7話でこんなやりとりしているんですよね。
日下「一度奇跡を受け入れたら全ての五感を失うまで終われない」
太陽「五感が奪われるのを何もできずに・・・」
日下「そのとおりです。あなたに彼女を救うことはできません」

とか言ってたじゃないですか・・・あれ嘘じゃないですか。
五感を失っても続きあったじゃないっすか・・・自分が見逃しただけ?

とにかくこの物語は太陽視点から見ると後出し(雨が奇跡を起こしていた)後出し(奇跡終わるまで何もできないよ)後出し(五感を失っても続きあるよ)の連続すぎて・・・色々やってもほぼ全て空回りしていた太陽が不憫すぎる。

最後に雨を降らせて、雨に二度も心を与えて本人的には満足なのかもしれないですが・・・男視点で見ると物凄くバッドなエンドに見えます。

ただ・・・なんか案内人って心残りある人間がなれそうな気もするので太陽が案内人となって雨を見守っているとかは・・・ダメだ。心残りなさそう。
夢叶えてくれたから、まったく心置きなく昇天していそう。
まあ最終的に雨が夢を叶える過程を見守る事が出来ていたっぽいのでその辺だけ言えば・・・ハッピーエンドといえなくも・・・いや、ダメだ。
個人的には奇跡と奇跡によって迷いまくっていた雨に振り回されていた太陽が可哀そうすぎでちょっとどうかな、と思う最終回でした。

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