グローディが次回、自身の死をどう受け入れるのか気になる 第46話 命の美しさを知れ 感想です。
感想
グローディがちょっと可哀そう。
グローディ自身がやってきた事を考えると許されざる敵ではあるのですが全てダグデドの仕業だと考えるとねえ・・・。
結局グローディの不死の秘密は最初から死んでおり自身の能力で生きる屍状態だった事。
それに加えて大量のシュゴッドソウル(スネイル?)を大量に摂取させられた事で完全に暴走。
もともとグローディの能力は完全蘇生ではなく脳は復活させられないので蘇生された生物は本能のままに暴れる状態が多い事。
それに加えてシュゴッドソウルは大量に摂取すると昆虫生命体に近づく(43話のコーサス曰く)らしいので・・・そりゃ暴走しますよ、って話ですよね。
ある意味ダグデドの被害者とも言えそう。ただしダグデドに目をつけられるぐらいなので生前から何かあった可能性はありそうですが・・・その辺は不明。
なんにせよ死んでいる状態だったので倒す事が出来なかったグローディはジェラミーの王の証の力「永遠の命」の(一部?)をヒメノよって移植され生を与えられる事に。
グローディもいよいよ退場か、と思いきや最終手段の神の怒りを発動。
17年前はダグデドの暴走もあってどうしようもなかったチキューですが今回は王の力を束ねて打開していく、という流れになるようですが・・・それ以上に気になるのがグローディの退場の仕方。
これまでやってきた事を考えると退場はやむを得ないとは思うのですが獲得してしまった生に執着するのか。それとも大好きな死を受け入れて逝くのか。
ヒメノがグローディの事情、ダグデドから受けた仕打ちをしれば安らかな死を与えてくれそうではあるのですが・・・その辺を知る機会はなさそう。
そもそも次回久しぶりのゴッドキングオージャー登場なので加減している余裕はないと思うんですよね。
グローディによって蘇ってしまったネフィラも「愛している」とは言われつつも倒すしかなかったですし・・・グローディも一刀両断されそうな気がする。
ただその時点でグローディが自身の生、そして死をどう受け入れていくのか。
与えた生を刈り取る事になるヒメノはどんな思いなのか。気になるところです。
さすがにこの流れでグローディが味方になったダグデドが「本当に裏切ったんですか!」をやる事はないと思うのですが・・・せめてグローディが自身の死に満足して逝く展開を望みたいところ。
フォーゼの速水校長が満足してお空のお星さまとなったように・・・グローディも本人なりに納得のいく散り方を期待したい 第46話 命の美しさを知れ 感想でした。
余談。
ヒメノがグローディに対して「お前はもう死んでいる」(意訳)と告げた事ですが・・・以前に北斗の拳のパロディっぽいのをやった(23のコフキに対して)のはこれが伏線だったのかと思ってしまいました。
多分違うはず。多分。きっと。
以下 1月31日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
ギラ・ハスティー
ギラ「うわあっ・・・!ヒメノ何するんだよ!」
ヒメノ「あなたがグローディと同じなら王の証の力が効くかどうかあなたで実験するしかないじゃない」
ギラ「しかないわけない!死 んじゃうよ!」
ヒメノ「不死身だから大丈夫。ちょっとだけだから!」
今週地味に可哀そうなギラ。
この後ヒメノから不死でもなんでもないと言われるのに即死させられそうになるギラ・・・。
ヒメノは不死に対して色々思うところがあるのが発覚した訳で、その思いをぶつけられたようにも見えるのですが・・・ちょっとギラ可哀そう過ぎない?
シュゴッダム以外の国王はシュゴッダム国王たちには何をしてもいいと思ってる節があるような。
逆に言えばギラなら振り回しても避けるだろう、と思っていたからこそやった可能性はありそうですがヒメノの王の証はグローディ以外の樹木にも影響していたように範囲攻撃っぽいので無闇に振り回さないでほしいと思ってしまう。
ところでこの能力。どうやって力を試しだのだろうか。実験出来る人がいないっぽいですが・・・王の証の力の特性(国益を害する)と発動した時点の感覚でなんとなく察したのだろうか。
ヒメノ・ラン
ギラ「うわっ・・・!好きで不死身になったわけじゃない!」
ヒメノ「その言葉、二度と言うな・・・!誰もが死に苦しめられてる。私は医師として何度も何度もその無念に立ち会ってきた。あなたの力をみんなが持っていれば・・・」
ギラ「本当にそう思ってるの?僕は・・・怖い。死なないって生きてるって言えるのかな・・・」
ヒメノ「あなたは異常に自己治癒能力が高いだけ。当たり前におじいちゃんになる紛れもない人間」
ギラ「えっ・・・」
ヒメノ「チキュー最高の医師が言うんだから信じなさい」
自己治癒能力が高いだけの人間に即死鎌を振り回すヒメノ・・・は不死に対しての思うところがあったのでセーフ。いやアウトっぽい気がしますがそれはさておき。
医者として人は治す事は出来ても生命を蘇らせるのは不可能なのは他の誰よりも痛感しているヒメノ。
ヒメノ「パパ、ママ・・・また会えるかもしれないよ。それだけじゃないの。みんな亡くなった大切な人に会える。大切な人を失う悲しみから解放される。ずっと・・・ずっとずっとみんなで幸せに生きられる。お医者さんはお役御免。これからは目いっぱい贅沢してワガママに生きましょ。それが医療の、人の夢なんだよね・・・」
確かに不死になれば医者はいらなくなる・・・かどうかは死に至る病以外にも色々あると思うのですがヒメノの想定する不死は病気にもならないって事ですかね?同時に怪我もしない、もしくは怪我も自己治癒で治る的な状態?
確かにそれなら医者はいらず病気やケガに対しての悩みはなくなるはずですよね。
ヒメノ「今のあなた(グローディ)を見て確信した。死の克服は医療の夢じゃない。死を忘れた者はきっとあなたと同じ末路をたどる。死を求めて死をばらまく化け物に・・・」
ジェラミー「俺も少しだけお前さんの気持ちがわかる。永遠は寂しすぎる。とても生き物には耐えられない」
ヒメノ「生を全うするために医療はある。死があるから生きることは美しいの」
ジェラミー「物語には一つだけなくてはならないものがある。これでおしまいだ」
ヒメノ「あなたの死の病は私が治す。ジェラミーから刈り取った永遠の命をあなたに移植する」
ジェラミー「これがお前さんが焦がれた命だ。BANG!」
グローディが死を求め続ける状態を見て不死になれば悩みは全て解決ではないと悟ったヒメノ。
グローディの不完全な蘇生能力+シュゴッドソウルで暴走しているグローディだけで判断するのはいささか早計な気はするのですが・・・まあチキューの民全員が不死になっても他の問題は起こりそうですよね。
それに何より死がない生は美しくない。生を全うする為にもグローディの死の病を治療する事に決めたヒメノ。
グローディ「ぐうっ・・・ううっ・・・!ううっ・・・うわっ・・・うわあっ・・・!熱い・・・体が燃える・・・!」
ヒメノ「それが生きてる証拠」
グローディ「最高じゃないか・・・ああ・・・!神にでもなった気分だ」
ヒメノ「神の怒り・・・!」
結局グローディは生を得た事で最高にハイってやつだ、とも思える状態になった訳ですが・・・結局他者に死をバラまく存在には変わりなかった模様。
治療の為に生を与えたヒメノ。
生を実感するために力を発動するグローディ。
次回決着となるようですが両者が生と死に関してどう思い、どういった結末になるのか気になります。
ジェラミー・ブラシエリ
ラクレス「戦士の墓を自ら掘るとは律儀だな」
ジェラミー「みんなでさ。バグナラクってのは死への関心がどうも希薄でね。仲間の死を悲しむ心があれば誰かを傷つけることもなくなるだろ?ほら埋めたらこうやって手を組んで祈るんだ」
そういえば自爆前提でキングオージャーに卵植え付けた怪ジームとかいたので本当に生死に頓着ないですよね。寿命自体は人間より圧倒的に長いのに。
奈落で生きる事よりも光を求めて戦い続けてきた時間が長いのでこういった価値観になったと思うのですが・・・その辺の認識を少しずつでも変えようとしているのは王様っぽいですね。
ジェラミー「で、内緒話があるんじゃないのかい?」
ラクレス「王の証の力は君も継承しているはずだ」
ジェラミー「親父は追放されたんだろ?」
ラクレス「初代シュゴッダム国王がわざと逃がした・・・という可能性もある」
ジェラミー「いい行間だ。おふくろと幸せになってほしかったのかな?」
ラクレス「もう一つ。危うすぎる王の証の力を隠すためだ。君は2000年近く見た目は変わっていないんだろ?恐らく君に継承された力は・・・永遠の命」
ジェラミー「きっとこいつだな・・・まさかそんな種と仕掛けがあったとはね」
ラクレス「永遠の命は死なないグローディを倒す鍵になるかもしれない」
ジェラミー「どうして俺だけに話したんだい?」
ラクレス「長生きは本当にいいものか?あとは行間を読んでくれ」
基本的に永遠の命ってのは争いの種になりかねないですからね。
特に特定の誰かだけを不死にする方法というのは。
ジェラミーの父に不死を託したのは恐らくライニオールの判断だったと思いますが託すのならジェラミー父が最適だったんでしょうね。
他の国に持って行ったらその力をめぐって争いが起こる。かといってダグデドに仕える自分が保有していたらダグデドがつまらんもん使うなと消しに来るはず。ダグデドはハーカバーカまで襲撃してくるやつですし。
なんにせよジェラミー父は自分に与えられた力を自分に使わず息子に託した模様。自分が不老不死になって世界を影から守る選択もあったとは思いますが何故そうしなかったのか、という行間は不明。
もしかしたらジェラミー父も生きている可能性もあるかもですが。
王の証の力は分ける事が可能な事。
ジェラミーは完全な数年間眠り続ける事がある事から永遠の命をさらに分割してジェラミーに一部だけ託した可能性は・・・なさそう?
まだ生きているなら王様戦隊と一緒に戦っている可能性が高そうですからね。
行間は不明ですが自分でもネフィラでもなく息子にだけ王の証の力を託したと思われます。
ジェラミー「死なない化け物に対抗するためには俺たちが死を克服すればいいってわけだ」
ヒメノ「簡単に言わないで。命のことわりを覆す選択になる」
ジェラミー「わかってるよ。このことは誰にも秘密だ。どうするべきか俺たちだけで考えよう」
なんにせよジェラミーは自身の王の証の力は明かさない事に決めた模様。
ギーツのエースのように2000年で色々な不幸を体験してきたジェラミーなので不死に関してはそれ自体が争いを産む力である事を認識しているのではないでしょうかね?
ジェラミー「そういえばお前さんも不老不死みたいなもんだよな」
ゲロウジーム「はい、幻ですから。ジェラミーのように長く生きるのはどんな気持ちなんです?」
ジェラミー「面白いよ。別れもあるが出会いもある。長い時間をかけて絶望が希望に変わったりもする。お前さんにも会えたしね」
ゲロウジーム「あっ・・・ああ照れます・・・」
ジェラミー「でも時たま王様戦隊のみんなと一緒におじいちゃんになって一緒に墓に入りたいとも思うんだ」
ゲロウジーム「私はどこにもいるしどこにもいない。だからジェラミーがどこへ行こうと私はずっとおそばにおります」
ジェラミー「ありがとう・・・」
ゲロウジームが良い事言っているシーンなのですが・・・ゲロウジームが不死過ぎてもうどんな存在なのかよくわからない。
物理的に干渉出来る幽霊みたいな存在なのか・・・ヒメノはゲロウジームを研究した方がいい。
それはともかくジェラミーはダグデドを倒した後、自身の王の証の力をどうするのか気になります。
王様戦隊と一緒におじいちゃんになって墓に入るのか。
それとも人間とバグナラクの共存を願って不死の語り部として生き続けるのか。
物語には結末が必要だ、とグローディに言っているシーンはあるのですが自身の結末はどうするのでしょうかね?
今回自身の命を刈り取った結果、既に不老不死ではなくなっている可能性はありそうですが・・・物語の語り部自身の結末がどうなるか、どう結ぶむのかが気になります。
グローディ・ロイコディウム
ヒメノ「グローディの体からこれが出てきた。意味わかる?」
ギラ「グローディはシュゴッドなの?」
ヤンマ「食ったんだろ。シュゴッドソウルを」
カグラギ「ギラ殿と同じというわけですか」
ヒメノ「しかも大量に。だとしたらどうなるの?」
ラクレス「自我を失い殺戮を繰り返す。不死身の道具になる」
リタ「ヒメノの力でも倒せないのはどういうことだ?あれはどんな生命でも命だけを刈り取る力だろう」
ヤンマ「とにかくあいつが死なねえカラクリを解かねえと下手すりゃ宇蟲王、倒す計画が根本から崩れる」
不死の力を与えられ、さらには大量のシュゴッドソウルを食わされていた事が発覚したグローディ。
ある意味ギラと似たような存在なのかもしれないですね。
ギラもラクレスがいなければ大量のシュゴッドソウルを食わされ昆虫兵器として扱われていたはずなので。
そう考えるとちょっと可哀そうですが・・・感想の方でも書きましたが生前どういった生き方をしていたのか不明なのでその辺はなんとも。
グローディ「どうする?細切れにするか?燃やし尽くすか?何をしようが俺はずっとずっと殺 す」
ヒメノ「診断結果を伝える。あなたはすでに死 んでいる」
グローディ「ああ?」
ヒメノ「私の力は命を刈り取る。そもそも命がないなら、あなたを倒せないのは当然ね」
グローディ「ハッ・・・俺はしゃべって動いてる。それでも死体だって?」
ジェラミー「お前さんはお前さん自身の能力で動く生きた屍だ」
グローディ「ハハハハハッ・・・なら殺 すだけだ。みんな殺 して宇宙を死の世界にするだけだ」
なんにせよ自身の出生がどうであれ、さらには生を与えられても宇宙を死の世界にする行動自体は変化しなかったグローディ。
次週退場するとは思うのですがどういった結末を迎えるのかは気になります。
生きる喜びを知ったからこそ死にたくないと願ってしまうのか。
それともやはり死は最高だと、満足して逝くのか。
ちょっとは同情出来る存在になってしまったのである意味満足して散っていってほしいですが。ギーツのベロバとかケケラみたいな。
もしくはマジレンジャーのン・マ様みたいに。
ラクレスがいなかったらギラも似たような末路を迎える事になっていた事を考えると多少なりとも満足できる結末になってほしいと思ってしまいます。
グローディ「お前が俺を作ったんだろうが。なんでこれが俺の腹から出てきた?うっ!ううっ・・・」
ダグデド「おおっ!頑張れ!思い出せ~!」
急に眠り始めるグローディ
思い返せばグローディは眠っている事が多かったですが・・・これはジェラミーと同様の状態だったという事?
(ジェラミーは数年眠っていた事がある)
ジェラミーは実際の不死に対してグローディは死んでいる状態なので実際には違うと思いますが・・・とにかく両者ともに眠りを必要としている状態だったのは間違いなさそうですね。
以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン
王の証の力でグローディを倒すヒメノ
カグラギ「ついにやりましたな。・・・なっ⁉」
グローディ「うっ・・・ああっ・・・」
ヤンマ「なんで死 なねえ・・・⁉」
グローディ「こっちのセリフだ・・・!」
自身が吐き出したシュゴッドソウルをかき集めるグローディ
グローディ「ダグデド・・・‼」
グローディ「俺の体はどうなってる?」
ダグデド「うん?」
グローディ「どうして死なない?」
ダグデド「どーなってんでしょー?何?」
グローディ「お前が俺を作ったんだろうが。なんでこれが俺の腹から出てきた?うっ!ううっ・・・」
ダグデド「おおっ!頑張れ!思い出せ~!」
↓
グローディ「俺は殺 すために作られたのか・・・」
ダグデド「そうそう!お前はこの宇宙を死の世界に変えるしかねえんだ!」
ヒメノ「みんな離れて」
リタ「力を使うのか?」
ヒメノ「この鎌はお前の命を刈り取る」
グローディ「ほう・・・!最高じゃないか」
ヒメノ「こんな醜い力。お前にしか使わない!執刀する・・・!」
ジェラミー「今くらいお嬢さんに戻ってもいいんじゃないかい?」
ヒメノ「行間」
ジェラミー「泣いていいんだよ」
ヒメノ「メイクが崩れるじゃない・・・」
ジェラミー「じゃあ俺も泣くわけにはいかないな」
ヒメノ「どうして夕焼けって美しいのかしら?」
ジェラミー「ほんの一時の儚いものだからさ」
ヒメノ「命も同じね」
ヒメノ「あなたの胸の石。確かに永遠の命と呼ぶべきものね。これが体内にある限り肉体は衰えず死 ぬことはない」
ジェラミー「やっぱりこいつが王の証の力か・・・」
ヒメノ「もし医療に転用できれば人もバグナラクも不老不死にすることだって夢じゃない。それに・・・死者をよみがえらせることだって、できるかもしれない。まさしく夢の医療。考えていることはきっと一緒ね」
ジェラミー「死者をたたき起こして戦わせるなんて物語でも書きたくない邪悪だ・・・!」
グローディ「知ってるよ。憎いなら復讐しろ。俺を殺 してみろ!」
グローディ「無駄だ。俺は死 なない。殺 せない。なのにどうして騒々しい!」
ジェラミー「お前さんは命をわかってない!」
ヒメノ「決して諦めない。だから・・・命は煌めく!」
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