仮面ライダーガッチャード 第28話 ベロベロ怪奇! 蓮華の里帰り 感想

「組織というのはそう簡単には変わらない。もっとも頭が挿げ替えれば話は別だが・・・」のセリフがホラーに聞こえる 第28話 ベロベロ怪奇! 蓮華の里帰り 感想です。

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感想


本編より上記のセリフのシーンの方がホラーっぽい。

本編は本編できっちりホラーだったんですよ。
何せ心霊現象が発生。ヒロインがひたすら爆笑し続けるというこれ以上ないホラー・・・。これは怖い。

しかしそれ以上に怖いのがミナトの発言。
いつか組織の頭を挿げ替えてやるぜ!物理的にな!
といったニュアンスに聞こえてしまう・・・

前回の話でミナト先生は再び戦う事を誓いましたがグリオン様の事件が起こった原因の一つに錬金連合上層部の無能っぷりがあるんですよね。
風雅はグリオン様の計画に気が付き、止めようとしていた。
上層部がきちんと機能していればその時点で止める事も可能だったはず。何せ10年前はレベルナンバー10になすすべなく敗北する程度。
まあ現在も奇襲しないと風雅に勝てなかった程度のグリオン様ですが・・・それはともかく風雅+スパナ両親が共闘できれば問題なく対処できたはず。多分。恐らく。
超A級錬金術師候補のボルトがあのザマだったのであまり期待はできませんが複数人のA級錬金術師でやれば三姉妹足止めぐらい出来たはず。

出来なかったのは既にグリオン様に掌握されていたか、もしくはそもそもやる気が無かったか。
錆丸先輩がドレッドに変身させられた時に「そんな報告聞いていない」「そんな事よりノルマどうした?」と漆黒っぷりを見せてくれた錬金連合上層部。
どんな事情があったにしろグリオン様の計画を止める事は出来なかった可能性が高いと思われます。

で、グリオン様が前回ガッチャ!され封印された訳ですが・・・次は錬金連合上層部の首を物理的に挿げ替えようとしてもおかしくはない。
過去に後輩を失ったこと。そして今回生徒たちを危険に巻き込んでしまった事を相当悔やんでいるはずなので。
鏡花曰く「彼は・・・いつも多くのものを背負いすぎる」との事ですが・・・今回も色々背負って上層部を一掃しそう。

ただ気になるのがスパナにアイコンタクトらしきものをしていた事。
スパナに物理的に挿げ替えさせようとする可能性はありますが・・・ミナト先生の性格的にその可能性は低そう。
それよりも自分が上層部やっちまうから組織の後任は任せた、ぐらいの話をしてあったのかもしれない。

もちろん正式な手続きを経てミナト先生が上層部に入り込み組織を変える事が出来れば一番ですがグリオン様を止めた今でもくるくる手のひら回し続けるだけの上層部に入り込むことは不可能でしょう。
やっぱりミナト先生のセリフは物理的にやってやるぜ!にしか思えなくなってきました。

他にも気になるのが・・・グリオン様を失ったアトロポスが今更普通のマルガムを宝太郎にぶつけてきた事。
プラチナガッチャードに何もできずに敗北したグリオン様より今回の一般マルガムの方が強そうに見えなくもないですがそれはさておき。
なんらかの狙いがあるはず。
錬金連合と違ってグリオン様陣営は自動的に首が挿げ替わった訳ですがアトロポスは何を思い戦っているのか気になるところ。
暗黒の扉の鍵であるガッチャードライバーを完成させるとか?

なんにせよ本編よりも両組織内の動向の方がホラーっぽかった 第28話 ベロベロ怪奇! 蓮華の里帰り 感想でした。


以下 3月29日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

九堂りんね


蓮華「めっちゃ怖い目に遭ったんや。一つ目のお化けに顔べローンとなめられたんやから!」
りんね「ホントですか?」
蓮華「逃げ出したかったけどおばあちゃんが心配やし・・・あっ・・・あれ!」
りんね「何?何?」
宝太郎・蓮華「うわああーっ!」
蓮華「人魂や!」
りんね「すごいすごい!追っかけよう!」

ベロソル「ベロベロ!ベロベロ!」
蓮華「キャーーッ‼」
りんね「アハハハッ・・・!アハハハッ・・・!」
蓮華「あんたさっきから何笑ってるん⁉」
りんね「お化けとかだとつい・・・」

りんねはお化け屋敷が好きなのではなかった・・・
お化けが好きだったのか・・・ちょっと、いやかなり怖い。
歴代のヒロインでも爆笑しながらお化けを追い掛け回すのはりんねしかいないと思う。
怖がる、もしくは戦うヒロインは多いと思うのですが・・・爆笑はせんよね。
そもそもこの爆笑設定。修学旅行編でのある意味アドリブ(脚本には笑うぐらいしか書いてなかったはず。東映公式参照)だったはず。
あそこだけだったらまだしも・・・いや、あのシーンも大概だったと思いますが今回さらに酷くなっているとか・・・なかなかスタッフに愛されているような気がしてきました。

ミナト


スパナ「先輩?」
ミナト「いや・・・本当に俺はここに戻ってきていいのだろうかと思ってな。お前たちには随分迷惑をかけた」
宝太郎「何言ってるんですか。錬金アカデミーの先生はミナト先生だけです!」
りんね「先生がいなかったら誰から教わればいいんですか?」
スパナ「ここの手のかかる生徒たちの相手をできるのは先輩だけですね」
ミナト「ありがとう」

そういえばミナト先生以外に先生キャラいないですね。
昔はもっとアカデミー生徒がいたはず(10年前はかなりいたような)ですがグリオン様に一掃されてしまったのが原因か・・・。
まあミナト先生以外に先生をやれそうな人材がいないというのは同意。
アカデミー以外の錬金術関連の人物って針馬、釘宮、ボルトとなかなか濃すぎる面子だったので・・・ろくな人材いないですね。

スパナ「そういえばあとの連中はどうした?」
りんね「鶴原先輩はアイザックの修理がてら実家に帰省中です。銀杏先輩は確か・・・おばあちゃんの家に行くとか」
ミナト「ここにいるメンバーには先に見てもらおうか。錬金連合からのメッセージだ」
宝太郎「まさかまたアカデミーから出てけとか言われたり・・・?」
幹部「錬金アカデミーの諸君。あの英雄グリオンが諸悪の根源だったとは・・・君たちには恐れ入った。これからもケミー収集に励んでくれ。期待している」
りんね「わかりやすい手のひら返し」
スパナ「グリオンの行いから目を背け、その場しのぎの安寧のために俺たちをないがしろにしてきた連中がよくも・・・」
ミナト「組織というのはそう簡単には変わらない。もっとも頭がすげ替われば話は別だが・・・」

錆丸先輩は実家でアイザックを開発できる環境がある?
まあそのせいで蓮華回に出れなくなってしまったのですが。
それはさておき感想の方でも書きましたがこのシーンのミナト先生が怖い。
頭を物理的に挿げ替えてやるぜ!というシーンにしか見えない。
とはいえ幹部が全員洗脳されていた状態を解いて世界の危機を救ったといっても過言ではない宝太郎達に対して「恐れ入った。けどノルマは忘れんなよ」といえる幹部どもが怖い・・・
そりゃこんなやつらが上司だったら下剋上をしたくもなりますよって話ですよね。
幹部どもは義体を用意していつでも逃げられる準備をした方がいい。

銀杏蓮華


蓮華「おばあちゃん!やっぱりここにおった」
美園民子「蓮華ちゃん!遊びに来てくれたの?」
蓮華「うん。ビックリした?」
民子「したわよ~!久しぶりね。元気だった?」
蓮華「うん。この前までちょっと大変やったんけどな。やっと休めることになったんや」
民子「大阪のほうに帰らなくていいの?」
蓮華「うん。あっちは遠いしな・・・それにうち、おばあちゃんのとこの村が大好きなんやもん!」
民子「おばあちゃんも蓮華ちゃん大好き!」

蓮華の実家は大阪。
おばあちゃんの家は近くにあるってことですよね。
そもそもガッチャードの部隊がどこにあるのか自分は知らないのですが。関東?
この後で宝太郎とりんねがバイクなど使用しないで来ていたっぽいので相当な近場なのは間違いなさそう。
そして蓮華はおばあちゃん子っぽい。
今回の事件は人災っぽいですがおばあちゃんが犯人って事はなさそう?果たして事件の真相はいかに。
ただおばあちゃんが犯人でないとするとネームドモブキャラが村長だけなので村長一択になってしまうのですが。

スターシャイン星野


星野「も~う大丈夫!妖怪退治はこの私めにお任せを!」
民子「ちょっとあなた誰⁉うちの蓮華ちゃんになんの用?」
星野「私は星の力を宿せし退魔師スターシャイン星野!」
加治木「そして僕がその一番弟子。パンドラ加治木!ハッ!」
蓮華「加治木⁉」
民子「知り合い?」
加治木「星野先生がいらっしゃったからにはもう何も心配いりませ~んから・・・」
星野・加治木「うん」

加治木が壊れた・・・
今回人魂が出たにもかかわらず全く反応をしなかった(はず)ことから聖さんはもうなかったことになったのでしょう。クリスマスの時も加治木は一人だったっぽいですし。
加治木はともかく・・・星野ってジャグラスジャグラーさんなのね・・・雰囲気が違いすぎていて全く気が付かなかった。

りんね「あの人の力は多分、霊能力なんかじゃなくてケミーのもの」
宝太郎「うん。きっとあの数珠にはコズミックケミーたちが宿ってるんだと思う。だから仲間を求めて俺のファイアマルスも・・・」
りんね「でもどうしてケミーたちが力を貸してるんだろう?」

星野「あれは確か数か月前。私は霊力を求めて日夜厳しい修行を続けていた。そしてある日、修行のあまりの過酷さに私は倒れた。その時、4つの光を見つけ私は祈った。「どうか私に力を与えてください!私はその力をきっと世のため人のために使ってみせます」と。気がつくとこの数珠には4つの光が宿っていたのだ。以来私は霊力を得て妖魔に悩まされた人々を救ってきたのです」
宝太郎「きっとケミーがこの人の願いに応えたんだ」

光の力お借りします、みたいな戦い方しやがって・・・それはライバルキャラの方だよ。
それはともかく悪いやつではなさそう。少なくとも数か月ケミーがマルガム化することなく扱えている時点で。
その後も力を悪用することなく使っているので悪いやつではないと思うのですが・・・いいやつでもないよね。特に修行中の風景。
とにかくこいつが事件の犯人ということはなさそう、ということで。

余談ですが・・・あの滝から落ちるシーン。
まさか令和の時代になってから昭和特撮でよくあった人形を落とすシーンがあるとは思わなかった・・・ちょっと感動。今だとCGの方が安そうなのにわざわざ無駄に人形作るとか。というかそもそもあんな高い場所から落とす必要もないのに・・・ショッカーの怪人じゃないんだから。
むしろあれだけ高い位置から落ちても爆発四散しないこいつは・・・やっぱり光の巨人の番組に出ていただけありますね。

九ツ村


星野「この村にはお狐さまが祀られておられるでしょう?」
民子「はい!」
星野「祈りを捧げる人々が減り神は力を失った。そして魑魅魍魎がはびこるようになったのです。しかしこれからはこの星野が村を守る神の使いとなりましょう」

お狐様・・・英寿かな?
願い続ければ人は幸せになれる世界なのに人々は祈りを捧げる事を忘れてしまったんですね・・・
それはともかくケミーが実体を持っている時点で何かしらの影響はありそうですが。
ズキュンパイアが人間態になれたのはガッチャードライバーの影響らしいですが今回のケミーもその関係?それとも別の何かの要因?

蓮華「おばあちゃん・・・この人たち誰?」
民子「実はこの村を廃村にして産業廃棄物の最終処分場にする話が持ち上がってるの。この人たちはその地上げ屋」
蓮華「ウソやろ・・・この村がゴミ捨て場になるなんて絶対にアカン!みんなもホンマはここで暮らしたいんやろ?」
村長「もちろんだよ。でも村からは活気が失われていくばかりだし、もう受け入れるしかないのかもしれない」
蓮華「あり得へん・・・」
りんね「大変な状況だけどケミー騒ぎは一件落着だよね?」
星野「まだだ!まだ終わらない。星への供物が捧げられし時、地獄への扉が開き灼熱のいぶきがこの世に吹きすさぶ・・・」
加治木「えっ・・・?まさかそれは予言ですか?星野様」
星野「えっ?今なんか・・・私、今。霊験あらたかだったか?」
加治木「あっ!霊験・・・」
加治木・星野「あらたか~!あらたか~!」

外に出た村長の叫び声が上がる
宝太郎「まだ終わってない・・・?」

ネームドキャラが民子と村長しかいない時点で村長が事件の犯人っぽい。
村長は「受け入れるしかないかも」と言ってますし・・・地上げ屋と取引して裏金もらっているとかそんな感じですかね?
星野の「星ヘの供物~」は意味ありげですが村長は関わってなさそう。これはケミー関連の話になりそう。アトロポスが何か狙っているっぽいですがそれ関連?
ケミーはその何かを守るために人々を脅かしているだけであって村長は村を売りたがっている、というのが事件の真相っぽい気がします。
となるとラストで村長が襲われているのは自作自演?やっぱり化け物がいるから村を手放そう、という話にもっていこうとしているように見える。

ケミー


ミナト「101体のケミーのうち78体を捕獲済みか。全てのケミーが戻ってくる日も近いな」

まだケミー集めるのね・・・。さすがに最終フォームが登場する時には全て集まっているとは思いますが。
例年だとあと10話ぐらいで最終フォームが登場するっぽいですが1話で2体ぐらいずつ集まるのか。それともラストで一気に集まってしまうのか。
しかし今更の話なんですが・・・101体目のケミーって最初から存在するっぽいですね。
てっきり100体集めるとイベント発生して101体になるかと勝手に勘違いしていたのですがそれはなさそう。
しかし各属性のケミーは10体しかいないっぽいので101体目のケミーはどういった存在となるのだろうか。最初に誕生したケミー2体はすでに登場してますし。

アトロポス


ケミーたちに石を投げる地上げ屋たちを見て
アトロポス「ホント人間って醜いね」

アトロポスは一体何をしようとしているのか。
グリオン様を復活させるために色々やっているのか。それともグリオン様いないので好き勝手やってやるぜ!まずはお友達と遊びたい、的な感じでオカルト大好きなお友達のためにケミーをマルガム化させたのだろうか。
なんにせよ・・・もう少しグリオン様を失ったことを悲しんでくれてもいいと思ってしまう。
10年前は教え子に全く信用されず。そして現在は自分が作った人形からも全く信用されないとか・・・グリオン様の人望がなさすぎてちょっと可哀そうになってくる。まあ自業自得ですが。


以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン

(虫の羽音)
民子「ハッ!」
蓮華「うわっ!何⁉」
民子「蚊よ。蓮華ちゃんが刺されたら大変」
蓮華「大げさやなあ」
民子「蓮華ちゃんのことはおばあちゃんが守ってあげる。疲れたでしょ?ほら乗って」
蓮華「いや・・・無理やって。子供やないんやから!」
民子「いいからほら!」

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