仮面ライダーガッチャード 第31話 暗闇のふたり、互いを信じて。 感想

宝太郎とりんねがガッチャンコ 第31話 暗闇のふたり、互いを信じて。 感想です。

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感想


うまいことロミオとジュリエットを組み込んだものだと思う。

ロミオとジュリエットの原作は互いに互いを思いながらあと少しのところでガッチャンコしなかったから悲劇となってしまった、という話ですよね。
詳しくは知らないので若干間違っているかもしれませんが多分そんなお話。

今回の話は互いにうまくやっているようでお互い知らない面があるため肝心なところでガッチャンコできていなかった宝太郎とりんねの話。
それが静奈との出会い+アトロポスのメンタルアタックでりんねの心の奥に潜んでいたものが引き出され、宝太郎とりんねは真にガッチャンコできた、という流れだと思います。

仮死状態云々の話もロミオとジュリエットの展開をうまく使っていて・・・これは良い展開でした。
個人的には宝太郎とりんねの呼び名が変わるか?と思ったりもしたのですがそれはりんねと静奈の方だった。宝太郎とりんね最終回あたりで互いに名前呼びするんでしょう。多分。

それとは別に気になることが何点か。

アトロポス
りんねが死 んでもあまり気にしていなかった、というよりようやく殺 れた、といった感じでしたが・・・人間としてのりんねを欲しているわけではなさそう?
エンジェリードがいれば蘇生できるし問題ないのかな、と思ったりしましたが・・・りんねを人間ではなく人形として作りかえる気なのかもしれない。悪意人形の素材が不明ですが人間から作り出すってのはありえそう。
それともさすがにお父様>りんねなのでライダー全員やってやる、といった感じなのでしょうか。

スパナ
鏡花は攻撃できないのね・・・
ドレッドに変身させられた錆丸先輩は躊躇なく攻撃してたのに。
さすがに親代わりの存在の鏡花は攻撃できない模様。これは後々なにかに利用されそう

ラケシス
今後はヴァルバラドに変身?ライダーではないヴァルバラドだと思いますが。ドライバーはないっぽいですし。
ただクロトーを守ろうとしたことに何のお咎めもなしに武装を与えるのはリスキーだと思いますが・・・どうなることか

クロトー
次回、クロトーがメイン?
そして現れる暫定ラスボスの王・・・
やっぱりそろそろ退場しそう。
ただラケシスが許されるならクロトーも仲間入りする可能性はありそうですが・・・互いに互いをかばって両者ともに退場しそうな気もする。
グリオン様の命令とはいえ人間マルガムを化してたり色々とやってきたので。
人間をやっていない限り結構寛容なライダーが多いですが・・・クロトーとラケシスはどうなるのか。

冥黒の王
暫定ラスボス?
それとも王の力を吸収したグリオン様がラスボスになるフラグ?
この時点で登場すると・・・最終フォームのかませ犬になりそう。
個人的には現時点ではグリオン様の方が面白いのでグリオン様にラスボスになってほしいですがどうなることか。

というわけで色々気になることはあったけれどもそれ以上に本編がよかったと思う 第31話 暗闇のふたり、互いを信じて。 感想でした。


以下 4月20日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

一ノ瀬宝太郎


宝太郎「俺、九十九とまた会えて本当に嬉しかったよ。でも君が九堂につらく当たるのはなんか・・・苦しいんだよ。俺さ、大きな夢が・・・ガッチャがあってさ。それを実現するには俺一人じゃ無理なんだ。仲間と力を合わせて同じ夢を見たいんだよ。今は・・・『ロミオとジュリエット』御厨の夢を叶えることがガッチャ。だから一緒に頑張ろう。力を合わせて」
静奈「昔と同じ。やっぱり宝太郎は優しいヒーローだね。覚えてないかもしれないけど私は君に救われたんだ。家の中がゴチャゴチャして居場所がなくて・・・そんな時、君はすごく大きな夢を私に語ってくれた」
宝太郎「覚えてるよ。俺もその時のこと」
静奈「結局、転校することになったけど宝太郎の言葉がずっと私を支えてくれたんだ。だからこうしてまた会えて嬉しくてつい九堂さんに嫉妬しちゃった。ごめんね。宝太郎のガッチャ。私も見たいよ」

そういえば宝太郎は人やケミーの心がわかる、理解できるって設定だったはずですがなんとなく心情は察することができるけれどもその気持ちがどんな原因で起きているのかは理解できていない?
というより嫉妬心が自分に無いから九十九やりんねの気持ちが理解できないってことですかね?
といってもスパナに嫉妬心というか対抗心を燃やしまくっていた時期もあるのでそういった感情が理解できないわけではないと思うのですが・・・恋愛感情が絡んだ気持ちの理解は難しいって話なんですかね。
なんにせよ宝太郎はまだまだ心も成長途中のヒーローという事で。

九堂りんね


りんね「私の・・・私の弱さのせいで・・・」
宝太郎「九堂、俺は大丈夫だ!だから戦え!」
りんね「うん」
アトロポス「りんねちゃん。彼女は君のせいで・・・死 んだよ」
りんね「あっ・・・あっ・・・」
ミナト「しっかりしろ九堂!まだ助かる。九十九なら心配ない!九堂!お前らしく戦え!お前が信じる自分のルールで!」
回想 九堂風雅「己を信じて進め」
りんね「何やってんだろ私・・・私は弱くない!ずっと一人じゃなかったから!目の前に一緒に戦う仲間たちがいるから!変身!」

今回脚本というか敵を2体倒す関係で精神攻撃が多重錬成されていて可哀そうなりんね。
ここで戦う意思を取り戻したのにこの後九十九からマインドアタックされてますしね・・・。
まあその分大幅に成長したともいえそうですが。もうアトロポスがお友達になって、と寄ってきても全く動じなさそう。
しかし「一人じゃなかった」から弱くないというのは若干気になるところ。グリオン様と戦った時も宝太郎たちを「支える」という意識で戦っていたはず。今回も最後は宝太郎と一緒に敵を撃破してますしね。この一人じゃない、という意識は最後まで変わらないのだろうか。
別に皆がいるから強くいられる、というのも悪くないんですが・・・自分のルールは自分で決める、のがりんねなので一人でも強い、ただガッチャするともっと強い、的な感じになってほしいような気もする。

クラーケンマルガムの幻影に翻弄される2人
りんね「一ノ瀬。私を攻撃して!私を信じて!」
宝太郎「わかった」
「スチームホッパー!」「フィーバー!」
静奈「なんで・・・宝太郎が九堂さんを⁉」
クラーケンマルガム「ハハハハッ!混乱し、ついに仲間の命を・・・」
宝太郎「あっ・・・あっ・・・」
アトロポス「あっけない最期だったね。りんねちゃん」
クラーケンマルガム「消えろ。フンッ!」
「YOACERBERUS!」「ストラッシュ!」
アトロポス「えっ?」
宝太郎「あっ・・・九堂!」
クラーケンマルガム「なぜだ⁉なぜ生きてる⁉」
りんね「日食。エクリプス。魂は凍りつき死者の仮面を身にまとう。でも翌日にはよみがえる。ネミネムーンの力が太陽の力を隠した」
アトロポス「自ら仮死状態に・・・」

この話。ロミオとジュリエットを搦めていてよかった、というのは感想の項目で書いたのですが・・・宝太郎がちょっと可哀そう。
一応スチームホッパーでキックしたので加減はしてはいるのですがキックした後完全に動揺してますからね。
まあ敵を騙すにはまず味方から、と言いますし作戦自体は成功していたのですがやっぱり宝太郎が可愛そう。
とはいえTTFCで観れるロミオとジュリエットの完全版を見ると宝太郎って演技できないし、セリフもあやふやなので宝太郎に演技させるのは難しいのですが・・・りんねは今回の件、そして今後について宝太郎ときっちり話し合った方がいいと思う。

静奈「ジュリエット。九堂さんに演じてほしい」
九堂「えっ?でも・・・」
静奈「私が見たいんだよ。九堂さんのジュリエット。お願い。宝太郎と一緒に演劇部を救って」
九堂「うん」

静奈「なんであんなふうに言ったんだろ。大正解だったけど」

静奈「最高だったよ!りんね!」
りんね「ありがとう、静奈」

お互いに名前を呼びあっている・・・宝太郎とりんねはいまだに名字なのに。
大抵のライダーってヒロインに対して名前呼びじゃないですか。宝太郎が名前を呼ぶのはいつになることか。
そういえば前の感想でデイブレイクが「九堂・・・りんね」と呼んでいたシーンがあるから未来ではお互い呼び方変わっているんじゃないか、と書いたような気がするのですがもしかしたらデイブレイクもいまだに九堂と呼んでいるのかもしれない。
普段からりんね呼びだったら「り・・・九堂」みたいな呼び方すると思いますし。まあ未来では結構早い段階でデイブレイク以外全員亡くなっているっぽいのでそこまで関係性が変化しなかったのでっしょう。
まあ宝太郎はともかくりんねにはお友達ができたという事で・・・アトロポスは頑張ってほしい。

黒鋼スパナ


クラーケンマルガムに幻影を見せられるスパナ
スパナ「なんだ?これは。はっ・・・鏡花さん?」
スパナを銃撃する鏡花
スパナ「うわっ!」
アトロポス「これが地獄の闇だよ」
スパナ「これは幻影だ。鏡花さんじゃない!」
攻撃を躊躇するスパナ
スパナ「ああっ頭ではわかっているのに・・・」

スパナに強化フォームがあるかどうかは別として。
この鏡花に対する思いは後半で何かありそうな気もする。鏡花が狙われて覚醒するのか。それとも鏡花がスパナを成長させるために何かするのか。
ただ鏡花が狙われるというのはスパナがライダーに変身した時にやっているので鏡花自身がスパナを成長させるために何かしらやりそうな気がする。
ライダーに変身した時にもミナトが「だがこれで悪夢が消え去るわけじゃない」とも言ってましたし・・・もう一度スパナがメンタルアタックされるに違いない。長谷川脚本だし。

ミナト


ミナト「心の弱さは強さにもなる。だがグリオンを失ったやつらの憎しみも強い。これからもっと大きな覚悟が必要になるぞ」
宝太郎「・・・はい」
りんね「私も・・・もう大丈夫です」

さすが心の弱さを突かれまくったミナト先生・・・説得力が違う。
それはともかくミナト先生はこれから戦わないのだろうか。錬金術でサポートはすると思うのですが。
ラケシスがヴァルバラドに鉄鋼するならミナト先生が変身して戦ってもいいような気も。心の弱さを強さに変えた先生ですし。
ただドライバーがないんですよね。ドレッドライバーを鹵獲できればワンチャンありそう?

アトロポス


グリオン?「アトロポス」
アトロポス「グリオン様」
グリオン?「何をぐずぐずしている。この力を使い早く・・・早く敵を取れ。グリオン様の敵を取るのだ!」
グリオンの姿からマルガムの姿となるクラーケンマルガム
クラーケンマルガム「フフフッ・・・」
アトロポス「仮面ライダーたちを・・・地獄の闇に」

今回メンタルにダイレクトアタックされているキャラが多いですね。
アトロポスまでも嫌がらせされている。本当にここの兄弟姉妹仲が悪い。
しかしこう見るとアトロポスのグリオン様に対する思いは本物ですね。それが作られたものなのか。それともアトロポス自身から生まれたものなのかは気になりますが。

クラーケンマルガムを撃破する宝太郎とりんね
静奈「ロミオとジュリエット・・・互いの愛を信じて・・・」
アトロポス「本当に・・・憎いよ・・・」

もうりんねをお友達に誘う事はできなくなってしまったアトロポス。
ここの憎いは・・・
グリオン様を倒した憎さ
自分にはいない互いに信じられるパートナーができた
が合わさった憎いですよね。多分。
初期から、いや1話の前からりんねをお友達にしようと頑張ってきたアトロポスなのにりんねが遠くに行ってしまった可哀そうなアトロポス。
長谷川脚本は敵も味方も容赦なくメンタルアタックされますね・・・仮面ライダーWの霧彦さんが嫁から幾度となくメンタルアタックされていたのを思い出してしまった。まあWは完全な長谷川脚本ではないですね。霧彦さんもナスカ覚醒させて名誉挽回していたので・・・アトロポスも頑張れ。
まあ嫁は嫁で霧彦さんが頑張って覚醒させたナスカ以上の性能をあっさり引き出していたりしましたが・・・長くなりそうなのでやめときます。

ラケシス


鏡花「えっ食べないの?ダイエット中?」
ラケシス「私は何も食べませんわ」
鏡花「ふーんそうなんだ。美味しいのに」

人形は食事がいらないっぽい?
しかしそれを知らないとなるとラケシスが鏡花の助手となって日が浅いっぽいですね。
グリオン様倒してから結構月日経過しているような気もするのですが。少なくとも進級してるし。
ただ鏡花は研究に夢中になると食事をしばらく摂らなくなるっぽいですし単に今まで研究室で食事する機会がなかっただけな気もする。

スパナ「消えろ。俺はお前のことを認めたわけじゃない。これ以上守ってやるつもりもない」
ラケシス「あら、ご心配なく。私も戦えますわ」
スパナ「なぜお前がヴァルバラッシャーを⁉」
鏡花「私がスパナのを複製したんだ。戦力が多いに越したことはないだろ」
スパナ「笑えないジョークだ。信用できない」
ミナト「脅威に備えるためだ。責任は俺が持つ」
ラケシス「よろしく。口の悪い猟犬さん」

前回の件、クロトーをかばった件については全くお咎めなしなのね。少しはあると思ったのですが。スパナも粛清しようとかそういった素振りもないっぽですし完全に味方扱いされている模様。
それはともかくヴァルバラドに鉄鋼するのは如何なものかと思うのですが。スチームホッパー程度の強さのやつが増えてもねえ。それよりケミーを多重錬成して戦った方が強そうだとは思うのですが・・・宝太郎が許さないか。
しかしこれはこれから完全な味方サイドで戦っていくよ、という描写にも見えますがそれ以上に死亡フラグに見える。次回クロトー回っぽいですがどっちか退場しそうなんですよね。
下手に前線に出られるようになったので戦闘中にどちらかがかばって退場しそうな気もする。

冥黒の王


鏡花「ところでさ。ウロボロス界で暗黒の扉が開きかけた時、得体の知れない怪物が現れたってスパナから聞いたんだけど君はその正体を知ってるの?」
ラケシス「私も詳しくは・・・。けどあれはきっと冥黒の王ですわ」
鏡花「冥黒の・・・王?」

暫定ラスボス?
ただ登場時期的に最終フォームのかませ犬になりそうですが、というのは項目で書いたので別の事を。
こいつが「暁の錬金術師」に倒された悪魔なんでしょうかね?ただその場合は名前が記録されていないってのは気になりますが。
なんにせよ本格登場は次回という事でどういった活躍をしてくれるのか楽しみにしています。


以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン

錆丸「でもジュリエット役がいないと練習が・・・」
りんね「代役でいいなら・・・私、やります」
御厨「それは助かるけどセリフは?」
りんね「大丈夫です」

静奈「すごいね。2人の互いを信じる気持ちにはかなわないよ。悔しいけど」
りんね「私こそ九十九さんにはかなわない。そう思った。正直へこんだ。だから私なりに頑張ることにした」

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