漫画 願いのアストロ 第6話 兄 感想

漫画 願いのアストロ 第6話 兄 感想です。

・感想

・・・すげえ。主人公だけ蚊帳の外だ。
主人公が全く介入しない過去の回想が流れて主人公が事情を全く知らないままいつの間に決闘が終わってしまっている。
連載始まってしばらく経過してこの流れならまだわかるんですよ。
でもまだ始まって6話じゃないですか。
で、みんなバラバラになったけど仲間にするならこいつじゃね?と説得・・・多分説得をしにいった相手の情報を全くしらない主人公というのはどうかと思ってしまうのですよ。
多分ヒバルはテラス以外の兄弟の情報を名前しか知らないと思う。

テラスを跡継ぎに勝手に指名したのはテラスを一番信用しているからじゃなくてテラスしか知らなかったのでは・・・と思えてきてしまう。
ヤンキー漫画にしても、もう少し主人公を魅力的に書いてほしい。
もしくはきっちり義を通す男として描いてほしい。
この主人公についていく兄弟がいるとは思えない。

まあ主人公批判はともかく。
コウとクランの話は良かったですね。
他の人の感想で書かれていた事なのですがコウのアストロ、阿修羅はクランとボタンの腕が合わさったものではないじゃないか、という考察が。
もちろんコウがクランの枷をぶっ壊したい、という願いもあったとは思いますが・・・「いつだって背中から頼れる手が伸びてきて」という兄、ボタンの両腕。
その兄がなき後、兄の代わりを務めようとしていたクランの両腕。
その4本の頼れる腕自身の力としたいと願い、背中から映える4本の腕のアストロが発現した可能性が高いですよね。考察の通りだと思われます。
なかなか良いエピソードじゃないですか・・・

そしてクランが発動させたアストロは変化のアストロ、チシャ猫。
親友のボタンに託されたコウのためを思い発現させたアストロ。
こちらも良いエピソードじゃないですか・・・
コウとクランが決闘してもそりゃ勝てんわって話にもなりますし。
このコウとクランのエピソードを単体で観たら非常に良いエピソード。
・・・やっぱり主人公はもう少し主人公した方がいいと思うの。
先に主人公でこの系統の話やるべきですよね。

しかし気になるのがアストロの性質。
元々強かった人間には強いアストロが発現しづらいって話にもなりますよね。
クランは元々ケンカ最強だったからこそケンカに関するアストロが発現しなかったはず。
自分の地位に満足しているやつはあまり強い性質のアストロを発現させづらいってことになりそうです。

となると元々強い上に地位も高かったにも関わらず独断で跡目から外されてしまった獅鷹のアストロは・・・まあどう考えても強いアストロになりますよね。
実力的にも権力的にも最強クラスだったやつがその地位から降ろされかけた直後にアストロが発現したとなれば。

まあ獅鷹はともかく他のキャラも発現したアストロで色々考察できそうな漫画だと思えてきた6話の感想でした。



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