仮面ライダーガッチャード 第38話 虹の彼方に 感想

ようやく超越者さんの心を理解できそうな 第38話 虹の彼方に 感想です。

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感想


次回予告でようやく超越者(笑)さんの本音が。
ギギスト「ケミーごときが創造主に盾突くな」ですよ。
今まで散々人間を理解する、理解するよ(笑)みたいな感じで他人を嘲笑しまくっていた理解できない超越者さんの心情をようやく理解できましたよ。

なんせ今週は・・・
頑張って宝太郎を追い詰めてマルガム化に成功・・・
したと思ったらタマゴンのせいで失敗。
タマゴンを割ろうとしたら同胞らしいスパナさん登場。邪魔される。
スパナとりんねを飛ばして卵わりに挑戦。
自分の分身らしい存在に散々邪魔されたけれどもようやく殻が割れてきてようやくガッチャ!・・・と思ったら実はタマゴンと宝太郎が自分の意志で殻を破っていました、という展開。
結局自分の分身らしいタマゴンに全て邪魔されて何もできず、何も言わずに退場。今週の出番終了。

とは言え(暫定)ラスボス。
次週は強者の余裕っぷりを見せてタマゴンから生まれたニジゴンを奪いにくるかと思いきや・・・

「ケミーごときが創造主に盾突くな」ですよ。
理解するよ、その気持ち。
自分の分身らしいタマゴンに散々邪魔されまくった挙句、その力を使われて自分の目的邪魔されるんですもんね。
そりゃ怒り心頭ですわ・・・理解できる。

しかしまだ最終フォームが登場した直後でしかも直接戦闘はしてない状態でこれだけ怒り狂っていると・・・やっぱりラスボスじゃなさそうな。
先週グリオン様を思うアトロポスの思いを「人形なりに親を慕うその心は理解する。だがその心も取るに足らぬまがい物にすぎん」と煽って下剋上フラグ成立させてましたしね。
ラスボスはやっぱりグリオン様しかいない・・・。
直接指導していたミナトに全く信用されず、自分が創ったラケシスに「あいつ怖いから嫌」とか言われていた人望の無さでは同レベルのグリオン様しか・・・。いや、アトロポスとお兄様がたに慕われていたグリオン様の信頼度の方がギギストよりドングリの背一つ分ぐらい高いはず。

なんにせよ前回は超越者さんによるバクサゲ調達!といわんばかりの展開でしたが今回、そして次回予告で超越者の心情が理解できた結果、バクサゲがバクアゲに変換された良い回だったと思う 第38話 虹の彼方に 感想でした。

以下 6月8日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

一ノ瀬宝太郎


タマゴン「もういいんだ、全て投げ出しても。ここは安全だから。宝太郎はここにいたほうがいい。君もケミーたちももう十分頑張った。よく戦ったよ」
宝太郎「ケミーは・・・みんな大切な仲間。ホッパー1も・・・俺は・・・俺は・・・ギギストを倒さなきゃ!」
タマゴン「なぜ君が戦う?君に特別な錬金術の才能はない。ドライバーを託されただけの普通の高校生だ」
宝太郎「えっ・・・そんなこと言われても・・・」
タマゴン「傷つくとわかっているのにどうして?」

勘違いをしていた。
宝太郎の中にタマゴンを封印したわけじゃなくガッチャードライバーの中にタマゴンを封印したみたいですね。
36話でギギストが宝太郎の中から直接取り出そうとしていたので宝太郎の中にあるかと思ってしまった。
ガッチャードライバーを使い始めたことで宝太郎に影響が出始めた?
ケミーの気持ちが理解できるなどの能力は全てタマゴンの影響?
暗黒の扉の鍵となるのはタマゴンの力?
使い続けることで宝太郎と融合した?ギギストがこちらの世界に来た直後にタマゴンの所在がわからなかったのはその時にはすでに宝太郎と融合していた?
などなど色々気になる点が。
とにかく宝太郎自身は普通の高校生らしいという事が判明。
なんてこった・・・お父さんは普通の息子をおいて旅に出てしまったというのか。ガッチャードライバー関連かと思ったらまったくそんな事はなかった。

宝太郎「外の世界には怖いことや悲しいこともある。でもこうやってオムライス作るみたいにいろんな人とケミーが混ざり合って最高のガッチャが生まれることだってある」
タマゴン「ああ・・・」
宝太郎「俺はホッパー1たちのことだって諦めない。まだ誰も知らない錬金術を見つけて復活させてみせるよ。たとえ何万回失敗したっていつか必ずガッチャする」
タマゴン「ああ・・・」
宝太郎「できた!俺特製ガッチャードオムライス!」

”卵に卵を食わせて説得する、傍から見たら鬼畜の所業(言い過ぎ)”と公式HPで言われている主人公よ・・・。
まあそれは冗談にしても宝太郎らしい最終フォームへの変身に思えます。
自分だけが変化するのではなくタマゴンにも成長・・・というか生まれること決意させ、その結果人とケミーが混ざり合って最高のガッチャが生まれる。
これまでの宝太郎の良さが詰め込まれた良いシーンだと思うのですが・・・これだけは言わせて。ガッチャードオムライスの色合いがアレでうまそうには思えない。やっぱり食欲減退色はきつい。
とはいえ人ではなく卵がたべるものとして作ったもの。その卵が美味しいと言っていることから間違いではないのでしょう。料理は相手のことを思って作るのが一番だから。
とすれば今までの宝太郎は自分の満足のために料理を作っていたことが多いように思えますがここにきてそれも変化したって事ですかね?
いや、カグヤ様の最後でカグヤ様が満足(多分)する料理を作っていたのでその辺から変化があったのでしょう。
もう肉大好きお兄様マルガムからも捨てられる肉料理を作る宝太郎はいない・・・。きっと。

タマゴン「本当は知りたかったんだ・・・外の世界のこと。宝太郎の宝物を。楽しそうだな、素敵だなってずっと眺めてたから。けどやっぱり怖くて・・・」
宝太郎「でも俺を守ってくれた。ありがとう。次は俺が君のガッチャをかなえる番だ。今度こそケミーも人も誰も傷つかない」
「みんなの心が青空みたいに晴れ渡る未来のガッチャを俺が作ってみせる!

宝太郎「だから一緒に行こう!」
タマゴン「いいだろう、一ノ瀬宝太郎。君を信じる!ゴンゴン」
宝太郎「さあ、ここから反撃だ!」

素晴らしき青空の会がここに生まれる・・・それは違った。
タマゴンが外の世界怖い、といったのはギギストの影響もあると思うんですよね。あいつ人の事理解する理解するよとか言いながら全く共感していないし。超越者から生まれてしまった被害者の心を晴れ渡してくれたのが宝太郎。
ただちょっと気になるのが「みんなの心」。みんなの中にアトロポスやクロトーも入っているのだろうか。クロトーは入っていそう。説得していたし。アトロポスはりんねがなんとかしそうな気もしますが・・・それはともかくこの「みんな」の中にどこまでの人を入れるのかは気になるところ。
ギギストとグリオン様は入らなそう。多分。

ミナト「なんて自由な錬金術なんだ・・・」
宝太郎「ああ・・・そっか!錬金術も料理と一緒なんだ!なんかコツがつかめたかも!」
蓮華「やっぱお宝ちゃんはお宝ちゃんや!」

ようやく錬金術のコツがつかめたかも、という主人公。
最終フォームでようやくコツが掴めた、というのもちょっと遅すぎる気もしますがそのきっかけが自由過ぎる宝太郎の料理というのが。まあ他の誰にも作れない宝太郎の自由過ぎる料理が元になっていると考えれば自由な錬金術が使えるようになった、というのは納得できる展開なのかもしれない。

宝太郎「ニジゴン。改めてありがとな。これからもよろしく」
ニジゴン「ニジニジするゴン!」
宝太郎「ニジニジ?何?その言葉。どういう意味?」
ニジゴン「エヘヘヘ・・・」
スパナ「お前が言うな」
錆丸「言えてる」

いや、ガッチャはなんとなくわかるでしょう。まあ「お前が言うな」と言われるのは仕方ない気もしますが。
ニジニジってなんだろうか。よくわからない。
宝太郎のガッチャと似たような意味合いなのだろうか。それとも「青空みたいに晴れ渡る」気持ちになった、的な意味?
なんにせよニジゴンはギギストではなく宝太郎から生まれた結果、宝太郎のような感性持ちになったという事で間違いなさそうです。

ホッパー1「ホッパーホー!ホッパー」
宝太郎「ありがとう。俺にまた宝物をくれて」
ホッパー1「ホッパッパー」
宝太郎「もう絶対離さないから」
ホッパー1「ホッパー!」
鏡花「あの子、錬金術の歴史を変えてくれるかもしれない。掟を破るビッグな夢も案外かなっちゃうのかも」
ミナト「そうだな。その道を俺たちで照らそう」

先生が先生らしいムーブをしている。
きっと先生は宝太郎の道を明るく照らしてくれるはず。なんせ連合幹部の内一人はギギストによって排除されたから。何人いるかは不明ですがあと二人減らすことができれば明るく照らすことが出来そう・・・という展開があるかどうかは不明ですが宝太郎は良い先生に恵まれたようですね。まあ宝太郎は宝太郎でグリオン様によって曇っていたミナト先生の心を晴れ渡してくれたので・・・良い先生というか良い師弟関係ですよね。
互いに互いを信頼していなかったミナトとグリオン様の師弟関係とは大きく違う。

黒鋼スパナ


ギギスト「仲間を思うその気持ち理解する。だが貴様のあるべき姿は別にある」
スパナ「どういう意味だ?」
ギギスト「貴様がまといし黒い炎。それは我から受け継がれたものなのだ。同胞よ」
スパナ「俺の力が貴様と同じだと・・・?」
ギギスト「我と共に来い」
スパナ「笑えないジョークだ。変身!」

受け継がれた、という事はスパナの家系がギギストから連なるものなのか。それとも宝太郎のように何かしらの影響を受けて黒い炎を使えるようになった?
スパナ両親ともに武装錬金術が得意って話もありましたし家系な気もしますが・・・そもそもギギストが元人間なのかどうかすら不明なのでよくわからない。
なんにせよ自分の分身ともいえるタマゴンから拒絶され、同胞と呼ぶ数少ない人間に避けられまくっているギギストがちょっと可哀そう。その気持ち理解する。


ギギスト「理解するぞ。自分の本質と向き合うのが怖いのだろう」
スパナ「俺はお前とは違う!」
ギギスト「これが黒い炎の真の力だ。フンッ!」
「ヴァンフェンリル」「マケンタウロス」
ファンタスティックマルガム「マケン!グリフォン!」

・・・どういう力?
マルガムを多重錬成するのが真の力?
ケミーをケミーの意志ではなく術者の意のままに変形、融合させるのが黒い炎の真の力って解釈でいいのかな?
まあ多分この辺はあとであると思われるスパナ強化回で判明する事でしょう。
・・・あるよね?強化回。最近のライダーは3人ぐらいは最強フォーム出してくれるし(リバイスでもインビンシブル、ギーツでもファンタジーフォームとか)スパナも強化フォーム登場を期待しています。

ギギスト


ギギスト「ん?フッ・・・フハハハハ・・・。そういうことか。理解するぞ。貴様の悲しみ、そして絶望を」

りんね「120年前の悪魔!あなたのことは絶対許さない!」
ギギスト「うっ・・・面倒だ!」
りんねたちを転送するギギスト

ギギスト「さあ我が手に戻れ!ついに我が手に・・・!うっ・・・!何っ!?」

宝太郎をマルガム化したと思ったら消え去って「ん?」
同胞を迎えにきたら邪魔が入って「うっ・・・面倒だ!」
タマゴンを割ろうとしたら勝手に割れて「う・・・!何っ!?」
あまりにもあんまりな扱いの暫定ラスボス。実力的には全力を出していないこともあって強者感のあるギギストですが言動が小物なんすよ・・・。
もう少しラスボスっぽいムーブをしてほしい、とは思ってしまいますがラスボスになれない気もする。ちょっと小物過ぎ。頑張れ超越者。

タマゴン


ミナト「鏡花!卵の・・・一ノ瀬の居場所は?」
鏡花「ああ。特定したよ。あの異常なエネルギー量・・・間違いない。あれは101体目のケミー」
アイザック「101体目のケミー!?」
ミナト「どの属性、レベルナンバーにも当てはまらない幻のケミーだ。一ノ瀬から出てきたということは風雅さんが101体目をドライバーに組み込んだという噂は本当だったのか・・・」
蓮華「ウソやろ!?」
鏡花「いや私だって信じられないよ。でもそう考えると全て説明がつくんだ」

タマゴンってケミーとして生まれていないにも関わらずケミー扱いされていたのはなぜだろうか。
ギギストも自分が作ったケミーはガイアードとドラゴナロスと言っていたのでタマゴンがケミーとして誕生→なんらかの原因で卵に戻る、みたいな事はなさそうだし。
ケミーは101体存在するらしい。ケミーカードは100しか存在しない。じゃあ101体目はどこかに封印された?ドライバーの中にあるんじゃね?みたいな噂になっていたのだろうか。
この辺の噂の出どころが気になるのですが本編では明かされない気もします。


以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン
今回かなり多め。

宝太郎「ここは?君は誰なの?」
タマゴン「ここは君の中だ。私は卵だ。まだ名はない。ずっと君のドライバーの中にいたんだ」
宝太郎「もしかして・・・君があの時、俺を・・・」
タマゴン「そうだ。ドライバーを通して私は君を見てきた。だから宝太郎を守りたいんだ」
宝太郎「そっか・・・」

宝太郎「い・・・今のは?」
タマゴン「大丈夫。この中は安全だ。ケミーカードの中と同じさ」
宝太郎「もしかして・・・君ケミーなの?」
タマゴン「どうかな。このとおり、まだ生まれていないからね。でも生まれたいとも思わない」
宝太郎「どうして?」
タマゴン「私はケミーが傷つく姿をたくさん見てきた。命を踏みにじられてマルガムになるのが怖いんだ・・・」
(おなかが鳴る音)
宝太郎「フッ・・・おなか、すいちゃった」
珠美「そんなにアピールしなくても、もうできますよ」
宝太郎「母さん?なんで?」
タマゴン「言っただろ?ここは君の中だ。君が望むものは全て具現化するんだ」
珠美「はい。母さんの特製のオムライス、召し上がれ」
宝太郎「母さん得意なフワフワのやつ・・・いただきます。ガッチャ・・・最高に美味しいよ!」

宝太郎「食べたい・・・?」
タマゴン「えっ!?いやいや・・・私、卵だぞ?それにこの中では栄養を取る必要なんて・・・」
宝太郎「まあまあ、そんなこと言わずに!待ってて。最高にうまいオムライス作るから!」
タマゴン「あっ・・・ああ・・・」
宝太郎「あっ味付け濃いほうが好き?タマゴン」
タマゴン「えっ!?タマゴンって私のことか?」
宝太郎「うん。フフッ・・・」

宝太郎「タマゴン・・・俺やっぱ戻りたい。みんなが俺の代わりに戦ってる」
タマゴン「だからって君が戦う必要はない。私と共にこの中にいればいい」
宝太郎「じゃあ一緒に行こうよ」
タマゴン「えっ・・・」
宝太郎「今までもガッチャードライバーの中から俺を助けてくれてたんでしょ?」
タマゴン「それはそうだが・・・」

タマゴン「うわあ・・・これを私に?」
宝太郎「うん。はい。食べてみてよタマゴン」
タマゴン「うわあ・・・うんうんうん・・・」
宝太郎「どう?」
タマゴン「美味しい・・・」
宝太郎「よかった。フフッ・・・」

宝太郎「みんな。待たせてごめん。ここは俺たちに任せて!」
りんね「一ノ瀬・・・!」
スパナ「これだから素人錬金術師は・・・」

ニジゴン「ゴンチャ!おいらはニジゴン」
宝太郎「あれ?そんなキャラだっけ?」
ニジゴン「エヘヘヘ・・・」
宝太郎「ケミーたちが苦しんでる・・・いこうニジゴン!」
ニジゴン「ゴン!ニジゴン!レッツラゴン!」

りんね《私のせいだ・・・私が絵本のことを話したから・・・》

りんね「きっと一ノ瀬も戻ってこない・・・ホッパー1がもう戻ってこないみたいに・・・」
蓮華「ええ加減にしてや!あんた仮面ライダーやろ?優等生ちゃんのこと後輩やけど尊敬してた。自分の決めたルールを真っすぐに信じる誰よりも強い女の子やって思ってたのに・・・あんたに憧れたうちがバカやった!」

スパナ「九堂りんね、遅いぞ」
りんね「銀杏先輩のおかげで目が覚めた。私は仮面ライダー。私も戦います!」

錆丸「宝太郎は・・・無事なんですか?」
鏡花「わからない。けどあの卵の中で何が起きてるかわからない以上、破壊されたら無事では済まない」

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