爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ15 錠とキー 感想

守りたい。錠の笑顔 バクアゲ15 錠とキー 感想です。

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感想


守られなかった・・・
ヤツデンワニみたいな例があるのでワンチャン生き残るかも、と思ってしまいましたが・・・まあ無理ですよね。
この手の人を襲わない特撮敵キャラはほぼ絶対暴走させられる運命。

しかしこの手のエピソードって最近みた記憶がない。
昔は一作品に一度はある定番の流れだったような気がするのですが。
ゼンカイジャーのバカンスワルドが近い気もしますがあれはちょっと違うし。
洗脳させて地球制服成功したのに上司をキレさせた結果、なんとなくいい話っぽく終わっただけだったはず。
他に思いついたのが・・・ゴセイジャーのコロとか?
まあこの辺気にし出したらキリがないので本編の感想を。

今回の話ってオチが分かり切っているからこそ途中が観ていられなかった。
だって人を守る、ブンブンジャーも守る!の錠ですよ。
暴走したら絶対にキー太郎倒すに決まってるじゃないですか。
その辺の判断を迷いはすれども間違わない錠なのでキー太郎と戯れるシーンでどんどん気分がバクサゲになってしまっていってしまう。
バクアゲが基本のブンブンジャーにしては非常に珍しい、バクアゲできないラストになってしまいました。

救いがあるとすれば一番守りたかった人々の笑顔を守ることができたことですが・・・誰か人々、ブンブンジャーを守る錠の笑顔を守ってほしいと思ってしまう切ない回。
まあ他の仲間たちもキー太郎を守りたかった、という思いを共有していたのも錠にとっては救いだったのかもしれないですね。

さてそんな切ないラストをぶっ壊すような次回予告。
ついに登場する追加戦士ですが・・・始末屋?
警察屋の錠とは完全に対立しそうなキャラのようですが果たしてどういった経緯でブンブンジャーの一員となるのか。
それともしばらくは第三勢力として戦う事になっていくのか。
色々気になる15話の感想でした。


以下 6月11日追記 シーンごとの感想・雑記です。太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

範道大也


大也「玄蕃から話は聞いたぞ錠」
錠「すいません・・・」
大也「君はそいつをどうしたいんだ?」
錠「倒さなきゃいけませんか!?こいつは人を襲ったりしないと思うんです!」
大也「それを本当に証明できるのか?」
錠「それは・・・俺が今夜一晩こいと一緒に過ごして証明してみせます」
大也「そうか・・・わかった」
射士郎「いいのか?」
ブンドリオ「大也・・・」

東映公式HPから転載
「自分がやりたいようにやる」をモットーに生きている彼は、同様に他人の意志を最大限尊重する人間…というのは、もうみなさまご存知かと思います。

という事で錠の意志を最大限尊重する大也。
9話で
射士郎「大也は言葉が足りないからな・・・」
とか言われていましたが言葉が足りないというより遠慮をし過ぎてあまり他人の判断に口を出せていなかったからな気がする。
その結果9話では他人の意志を尊重しすぎて戦隊が分裂しかけましたからね。戦隊としてやっていくには互いの意思疎通も必要だ、という認識に変化したっぽい?
まあ今回のは失敗すれば被害が出るのできっちり確認しておきたかった、というのもあるかもしれない。状況わかっていればフォローしやすいですしね。今回もサンシーター襲撃直後に駆けつけてましたし。
さらに言えば3話で未来の行動を完全に勘違いしていた事も関係あるのかもしれない。まあ大也も錠に限ってはそんな事はないとは思っていそうですが。

錠「大丈夫か?キー太郎」
大也「錠・・・証明できたようだな」
錠「はい!」

なんにせよ錠とキー太郎が無事な事を一番喜んでいたのは恐らく大也という事で間違いないと思います。

阿久瀬錠


錠「こいつを倒せば元の化石に戻るはずだけど・・・人を襲わない苦魔獣を俺は・・・」

感想の項目でも書きましたが最近この手のキャラ見ない気が・・・と思って調べたら「善玉怪人」って無茶苦茶いた。
とはいえ最初から人を襲わない怪人って大体即退場する気がする。
敵側から味方側になる怪人も最初は敵対していてそこから色々あって改心した、みたいな流れが多い気がする。ヤツデンワニとか。まあヤツデンワニは敵対する前に襲われて何もできなかったのですが。
最初から良い怪人の方がストーリー作りやすいから・・・というか1話で敵対している状態から改心してやっぱり処刑される、みたいな流れは尺の関係で厳しいのかもしれないですね。まあ怪人の元が人間だと敵対→改心、みたいな流れが多い気もしますが。
なんにせよ最近はあまり見ないパターンの回だったなあと思う回でした。

錠「肉食恐竜なら鶏肉か?草食恐竜なら野菜?あと魚もあるし・・・このシュークリームは俺のだからな」
カセキグルマー「カセキー!」
錠「あっ俺のシュークリーム!楽しみにしてたのに・・・まっお前が嬉しいならそれでいっか」

肉よりもシュークリームを優先する肉体派。
そういえばコイノボリグルマー回でも粒あん、こしあん両方確保していたし錠は甘党という事で確定ですね。
きっと中盤あたりで錠に甘味をお届けする回があるに違いない・・・。

錠「一晩暴れたりしなかったけど、これからも人を襲ったりしないよな?」
カセキグルマー「カセキー!」
錠「しっかし本当に「カセキー」しか言わないな。それじゃあ、お前の名は「キー太郎」でどうだ?」
カセキグルマー「カセキーッ!」

キー太郎・・・
なぜかクマのプー太郎を思い出してしまった。プー太郎もオーバーオールを着ていたからだろうか?
まあその辺はともかく最近の特撮キャラはド直球な名前を付けるキャラが多いような気がする。
多分宝太郎と錠のせい。英寿もちょっと怪しい。スパ太郎とか。

錠「目を覚ませキー太郎‼なんでなんだよ・・・うわあああーっ‼警察官の使命は・・・人々を守ること・・・大也さん!俺が・・・俺が倒します!」

錠「キー太郎・・・すまない・・・」
カセキグルマー「カー・・・!セ・・・キィ・・・」

この手のシーンって葛藤が長い印象がありますが錠は判断が早い。
とはいえこの後思いっきり躊躇してはいるので完全に割り切って戦い始めたわけではないのですが。
この辺は錠のハンドル、人々を守りたいという思いからなんでしょうね。
キー太郎は大切。しかしそれ以上に人々の笑顔が大切。そして倒すなら自分の手で。
錠の性格が活かされたバクアゲ・・・にはならないけれども重要なシーン。

錠「お届け完了です」
舞「ありがとうございました。これで無事に恐竜博が開催できます。楽しみにしていた子供たちも喜びます」
錠「では自分はこれで」
男の子「恐竜見たい!」
父親「おう。もうすぐだな。一緒に見に行こうな」
男の子「うん!」
父親「何見たい?」
男の子「T-レックス!」
父親「Tーレックスか。あれなーんだ?」
男の子「トリケラトプス!」
父親「おお!じゃああっちは?」
男の子「プテラノドン!」
父親「よく知ってるな、おい。じゃあ、あれは?楽しみだな・・・フフ」

エンディング
ブンブン「やって参りました。バクアゲでいきましょう」

この手のエンディングの入り方はどうなのかなと思ってしまう。
子供の笑顔を守り切ったけれどもそれを無言で見守る錠の切ないシーンが・・・と思ってしまう。
まあこれぐらいならシンケンジャーで殿の正体が判明した回のエンディングよりはマシですが。『CMのあと、みんなで一緒に歌を唄おう!』とかどんな顔で歌えばいいの、と思ってしまった。
とはいえバクサゲしたままよりもバクアゲた方が良いですからね。きっとその辺はブンブンが気を利かせて言ってくれたのだと思っておきます。

振騎玄蕃


玄蕃「お困りのようだねえ」
錠「玄蕃さん!いや違うんです!これは・・・今からみんなに連絡しようと・・・」
玄蕃「この近くにある倉庫を調達しといた。ひとまずそこに隠れるといい。誰かに見つかったらまずいだろ?」
錠「ありがとうございます!ほらお前もお礼言え」
カセキグルマー「カセキー・・・」
玄蕃「そこの非常口から出るといい」
錠「はい!失礼します。ほら早く行くぞ」
玄蕃「バイバーイ。ひとりぼっちの恐竜か・・・」

有能すぎる。
錠とほぼ同時にカセキグルマーを発見していたような気もする。そして状況を把握して即座に倉庫を調達。さらにはこの後大也に経費を請求。玄蕃は有能すぎる。
それはともかく「ひとりぼっちの恐竜か・・・」って何だったのだろうか?このセリフはよくわからなかった。

カセキグルマー


舞「まるで本物のシーミアサウルスのようでした」
錠「本物の?」
舞「はい。怪物になったのはシーミアサウルスの化石です。1億年前に生息していた恐竜で強靭な脚力を持っていたと考えられています」
射士郎「つまり生息時の特製が再現されているってことか」
錠「人が襲われる前に早く見つけないと!」
射士郎「そうだな。それにやつを倒せば元の化石に戻るはずだ」
未来「私たちは届け屋。化石を取り戻してお届けしますよ。ねっ?大也」
大也「ああ」
舞「ぜひお願いします!」
大也「ミッションは恐竜捜しか・・・バクアゲだな」

ちくしょう・・・シーミアサウルスって実在した恐竜かと思って調べてしまったじゃないか。架空の恐竜だったのね。
別に実在した恐竜を使ってもいいと思うのですが・・・恐竜団体からクレームでも来るのだろうか?怪人役に使うと。
多分そんな事はないと思うのですが・・・という事はあれですね。シュークリームを率先して食ってもクレームが入らないように架空の恐竜を使った可能性がありそう?
あの恐竜はそんなもの食わねえよ!というクレームも架空の恐竜なら入らないですしね。
こういった涙ぐましい努力の結果、錠のシュークリームが食われることに・・・なったのかどうかはしらない。

キャノンボーグ


錠「キー太郎に何をした!?」
デコトラーデ「ああ怖っ!逃げろ。怖い怖い・・・!
キャノンボーグ「なーに、彼の中に眠る野生の闘争本能をチューンアップしてあげたのですよ」

いくぜ限界なんてTune up Tune up・・・とでも言わんばかりの魔改造。
ブンブンジャーのOP、2番の歌詞はキャノンボーグのものだった・・・?
そうやってみると1番の歌詞はマッドレックスの歌詞に見えてきてしまった・・・。
冗談はさておき、なかなか非道な事をするキャノンボーグでしたがまあキャノンボーグって元々こういうキャラなので問題はない。
とはいえこれで視聴者的にはキャノンボーグに対するヘイトがたまったとは思いますが。
次回追加戦士が来ますがあっさり退場しないか心配。マッドレックスも登場から退場まで早かったし・・・。

射士郎「ハイウェイ空間も通らずに巨大化!?」
ヤルカー「すごいじゃないカー!それでこそカーの恐竜じゃないカー!」
錠「キー太郎!キー太郎!」
キャノンボーグ「おやおや、これはチューンアップの副作用ですか。ギャーソリンを無駄食いするだけで大失敗でしたね」

壊していくイノベーション・・・冗談は長くなりそうなのでやめときます。
しかし今回はいつギャーソリンを集めたんでしょうかね?
まあ恐竜型の怪人が逃げ回っているだけでギャーソリンはそれなりに集まりそうですが・・・それならお化け屋敷の中にでも苦魔獣を仕込んでおけば延々とギャーソリン集められそう。まあ基本的に苦魔獣って制御できないやつが多いので微妙な気もします。
しかし少量のギャーソリンで巨大化できるなら成功な気もするのですが・・・キャノンボーグは意図した結果とならなかった場合は失敗とみなすようですね。


以下、書き起こしたけれども感想・雑記に使わなかったシーン

錠「いた!」
カセキグルマー「カセキー!カセキーッ!」
錠「下手に刺激するとまた逃げられる・・・」
カセキー「カセキー!カセキーッ!うっうっ・・・」
錠「お前もしかして人が怖いのか・・・?」

カセキグルマー「カセキ、カセキ、カセキ、カセキ・・・!」
デコトラーデ「なんなんだ?あいつ。戦わずに逃げちまったぞ」
イターシャ「材料が古すぎたせいかしら?」
ヤルカー「そんな・・・!カーの恐竜が・・・」
未来「はあ~すっごい逃げ足だった」

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