仮面ライダーガッチャード 第44話 ディープな記憶が開くとき 感想

この話はグリオン様が復活する前ではダメだったのかと思ってしまった 第44話 ディープな記憶が開くとき 感想です。

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感想


いや、だってガエリアはすでに予言外しているじゃないですか。

ジェルマンに嘘の予言を伝えてジェルマンの賢者の石の欠片ガッチャ!する予定が失敗。既に偉大な失敗を重ねてきたギギストと二人してなんでだろう?と考えていたらグリオン様が登場して解説し始めてしまう。といったシーンがあったのが42話。
この時点でガエリアの能力は不完全なものだと証明されてしまったじゃないですか。それで私には未来が見える!未来は私の手の中にある!とか豪語されても説得力ないんですよ・・・。
グリオン様復活前にやっていればガエリアの術は偉大なのね。冥黒の王たちは戦闘力ではレインボーガッチャードには勝てないかもしれないけれども錬金術師を上回る術が使えるのね・・・と少しでも偉大なところを見せられたというのに。

という訳で今回ガエリアが予言した未来は外れる事は確定。
もう残り話数的にガエリアは次回加治木と聖さんの感動的なシーンのついでにあっさり処理されそうなしてしまってもおかしくはない。
もう少し偉大なところをみせて冥黒王。

そんな偉大なところが全く見えない冥黒王の事はさておき。気になるのがグリン様一家。
ラケシスは元になった人間がいることが確定。今回の話のテーマ。人間の本質はかわらない、という話に絡めてラケシスが人間になるかどうか、といった話になりそうですがそれはちょっとおいといて。

気になるのがアトロポス。
41話でパパであるらしいグリオン様が復活。
43話でパパに偉大な椅子を作ってクロトーをガン無視の状態でグリオン様から寵愛を受けるアトロポス。
これでアトロポスはグリオン様と共にエルドラドを作るために行動するんですね・・・と思っていたらなんか違う方向に。

ここにきてジェルマン支配下になったクロトーの心配をするアトロポス。
他にもりんねをストーキングしたり。
クロトーなんかどうでもいい、というグリオン様に対して思うところがあったり。
グリオン様が復活してからなんか変わった?と思ってしまうシーンが多々ありました。

今回の話にこのシーンが差し込まれたという事は恐らくこれらの描写はアトロポスの元になった人間が影響している可能性があるということ?
ホムンクルスは人間の遺伝子を組み込んだ錬金人形。アトロポスだけは他の兄弟姉妹と違って何か特別製でありそうですがそれでも冥黒王たちがアトロポスの事を人形呼ばわりしているのでホムンクルスであることは確定であるはず。
・・・冥黒王が根拠だとちょっと弱いですがそれはさておき。

アトロポスの元になった人間がいる事は間違いないはず。
それが今回のアトロポスの行動に影響を与えているのではないかと思うのですがそれが何なのか気になってしまう。
一番怪しいのは前回出てきた金剛真美とグリオン様の間に何かあって創られたのがアトロポスだと思うのですが・・・その何かが不明なんですよね。
カメドーンのような不完全な状態のケミーみたいな存在なのか。
それとも普通に二人の実子であるとか?その実子が失われたからグリオン様は永遠に変わらない黄金郷をアトロポスに与えようと思ったとか?

ただグリオン様も人形であることはほぼ確定。人形が子供を作ることができるのか、と言われれば微妙な気がする。
ただしラケシスを人間にしよう、という計画が進んでいるのでグリオン様も元人形なだけであって人間となっているのかもしれない。

実際アトロポスがどうなのかは不明ですがそろそろアトロポス関連の話は進めてほしいと思ってしまう。とはいえアトロポスの元になった人間はほぼ確定で明かされると思うのでどんな設定なのか楽しみにまっています。

余談ですがなぜアトロポスの元になった人間が明かされるかについてですが・・・クロトーだけ元の人間を設定していない(らしい)という可哀そうな設定が明らかになったので。
逆に言えばアトロポスは設定されているという事は間違いないはず。

という訳で恐らくハッピーエンドになる加治木と聖さんの話よりも偉大なガエリアも予言できそうにないグリオン様一家の行く末が気になってしまう 第44話 ディープな記憶が開くとき 感想でした。


以下 7月20日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

一ノ瀬宝太郎


スパナ「待て。ケミーの掟は社会の秩序を守るものであり個人の感情でどうこうするべきものじゃない。例外を作れば必ず混乱が生じる」
宝太郎「でも・・・!」
スパナ「先輩。今回は記憶の完全消去をすべきです」
ミナト「だがな、完全消去にはリスクも大きい」
宝太郎「そんな・・・人とケミーの共存に反対したり最近のスパナは冷たいよ」
スパナ「カメドーンの事件でもわかっただろ。ケミーは危険だ。だから掟がある。俺は昔からぶれていない」
宝太郎「俺は人とケミーの可能性を信じる!スパナだって・・・」
スパナ「話は終わりだ。鏡花さんに呼ばれているんでな」
宝太郎「おい・・・!」
ミナト「どちらも間違ってはいない。だからこそ難しい」

最近のスパナは冷たいよ・・・というのは本当にそう思う。
ただこれ宝太郎に冷たくしている訳じゃなくてきっちり現実を踏まえた上で人とケミー共存の夢について考えてほしいと思っているような気がする。
理由は宝太郎が夢を叶えられる力を手にしたから。
今までは宝太郎が夢を叶えたい、と願っていてもそれが叶うかどうかはわからない状態だった。しかしニジゴンをガッチャし錬金術も使えるようになってきた。ケミーも101体捕まえた。
冥黒王たちを倒して脅威を取り除けば宝太郎の夢を叶えられるところまで来ているんですよね。ただ現状ケミーとの共存をします、と宝太郎が言っても一般の人にいきなり受け入れられるわけでもないはず。下手したら世界の平和を乱す冥黒王たちと同類の扱いをされるかもしれない。スパナはそんな状況を危惧しているんじゃないでしょうか?
ミナト先生も宝太郎の夢を応援しつつある現状、他に宝太郎に危険性を言及できる人間がいない以上、自分が言ってやるのが先輩錬金術師としての責務だ、とか考えているような気がする。
そもそもスパナって錬金術で生み出された存在を完全に否定している訳じゃないんですよね。ラケシスが人間に戻ろうとするのを後押しをしているので。厳密に言えばラケシスもケミーと同様に管理されるべき存在だと思うのですがそれをしない以上、ケミーの存在をただ単に危険な存在であるとは思っていないはずなのですが・・・。
とにかくスパナが単に宝太郎に冷たくしているのではなく、何らかの考えがあって宝太郎に色々言ってくるのだと予想しておきます。

加治木亮


加治木「ああーっ!聖さぁーーん!!」
宝太郎「加治木。泣いてばかりじゃわからないよ」
加治木「この前、聖さんを夏祭りに誘ったらこのメールが・・・!」
「加治木君と会えばきっと楽しい。でもそれ以上に辛い気持ちになります。ごめんなさい。さようなら」
加治木「終わった!俺の運命の出会いは打ち上げ花火のようにはかなく散った!ああーっ!」
宝太郎「そんなことないって!諦めるな!きっとなんか理由が・・・」

16話で
加治木「何がクリスマスだ。サンタなんかに浮かれて。いいもんね。俺には『超常惑星』24時間生配信が」
こんなセリフがあったので聖さんとは完全に終わったものだと思っていましたがそうではなかった模様。
とは言え聖さんが続投するかは初期では決まっていなかったはず(10話で加治木と聖さんが記憶を失った後に再開するのは初期案では違った結末になる予定だったらしい)。今回の話自体は初期から予定されていなかったと思われます。まあライダーではよくある事。
次回どうなるかは見ものですが・・・まあさすがにハッピーエンドになるはず。終盤で2話使って友達の失恋話を描くとかさすがにしないでしょう。人間の本心云々の話になっているので人間は本質変われないのかも→やっぱり変われるんだ、的な展開になると予想。

ラケシス


鏡花「じゃあラケちゃん人間化計画の途中経過、報告するね」
宝太郎「はい。お願いします」
鏡花「この間の夏祭りのラケちゃんの表情に注目。最初は無関心だったのが・・・ほら最後はこの笑顔。人間になるって決意して「楽しい」って感情を獲得したんだ」
錆丸・蓮華「なるほど」
鏡花「で、次の実験に移ろうと思う。ポイントは2つ。1つは生体組織の再錬成」

鏡花「もう1つのポイントはラケちゃんのモデルの記憶だ」
錆丸「モデル・・・?」
鏡花「分析の結果、ラケちゃんの体から人間の因子が検出された。誰かモデルになった人間がいるって証拠だね。その因子に刻まれた記憶が生体組織に作用すればラケちゃんはより人間に近づくはず」
ミナト「封印された記憶の再生か」

ホムンクルスは人間を作り替えたのではなく人形に人間の因子を埋め込んだという事?
以前アトロポスがりんねに「死 んでくれる?」とやっていたのはやっぱりりんねの因子を奪ってお友達としての人形を作ろうとしていたんじゃなかろうか。
まあそれはさておきラケシスは人間に記憶を取り戻すことになりそう。ただこれは戻っても人間になれるわけじゃないんですよね。鏡花も言っているとおり「人間に近づく」だけ。
人間に戻る方法はいまだに不明ですが人間に戻れるのかどうか気になるところ。

余談ですが前の感想でグリオン様人形だから子供作れないんじゃね?と書いてしまいましたがよく考えればグリオン様に元になった人間がいるはず。人形のグリオン様が子供を作れなくても人間だったグリオン様が人間の子供を作るのは不可能ではないと思うのですがちょっと気になります。

鏡花「人の本質はそう変わるもんじゃないからね」
ラケシス「本質・・・」


鏡花「どうしたの?ラケちゃん」
ラケシス「怖いですわ。今まで私がしてきたことを考えたらモデルになったのもきっとろくな人間じゃない。その記憶を思い出せば人間になるのが嫌になるかも・・・」
スパナ「そうとも限らないだろ。自分に正直なのはお前のいいところだ」
ラケシス「スパナ・・・」
鏡花「どうする?決めるのはラケちゃんだ」

ラケシスの本質・・・ボルトみたいにねじ曲がったやつが好きそう。
グリオン様も適当にラケシスとクロトーを作ったのではなくアトロポスのサポート用に作った気もするので悪意が強そうな人間を素材にしていそうですが。
ただ現在のラケシスはそうは見えないんですよね。本質は変わっていないのか。それとも「そう変わるもんじゃない=変わる事はできる、つまり変わったのか。
どういった結末を迎えるのかはラケシスの心次第な気がしますが・・・どういった結末を迎えることか。
三姉妹全員が救われることはなさそうな気がしますが誰か一人ぐらいは望む結末が得られそうな気がします。
まあ望みが叶った瞬間退場するオチもありそうですが・・・ガッチャードは比較的明るい作風なのでラケシスは人間になりそうな気もする。

クロトー


ガエリア「より強い力を求めるのがクロトー・・・あなたの本質」
クロトー「私はただ取り戻したかった。なのに・・・!うわああーっ!ああーーっ!!」
ガエリア「かわいそうに・・・力では願いは叶いません。全てリセットしその苦しみから解放してあげましょう」
クロトー「胸の苦しさが・・・消えた」
ガエリア「私には未来が見えています。私に従えばあなたの願いは叶うのです」
クロトー「はいガエリア様」

グリオン様とジェルマンから力を与えられ、暴走していたクロトーが解放され・・・解放されていない。支配する相手が変わっただけじゃないですか。どうなるんだこれ・・・。
とは言え暴走状態は戻ったようですが・・・性格も初期に戻っているように見えるんですよね。本当に全てリセットされているような状態?
三姉妹への思いがどうなっているのかは不明ですが・・・クロトーは本質がかわらないまま退場してしまうのだろうか。

アトロポス


アトロポス「クロトーをどうするつもり?」
ガエリア「彼女の持つ星を正しく導いているだけです。あなたも私と共に来ますか?あなたの中にも見えますよ。とても興味深い星が・・・」

アトロポス「グリオン様。ガエリアがクロトーを使って何かたくらんでいます」
グリオン「アトロポス・・・何か君が困ることがあったのか?」
アトロポス「いえ何も・・・」
グリオン「慌てることはない。今は心安らかに過ごそう。父と子の大切な時間を・・・」
アトロポス「はい、お父さん」

アトロポスはアトロポスで何を考えているのか。
今週ラケシスとクロトーを(あとりんね)をストーキングしていましたが・・・優先順位は変化していないっぽいんですよね。あくまでグリオン様が一番。
前にラケシスを勧誘していましたがあれはジェルマン含む冥黒王を倒す可能性を高くするためだったはず。
グリオン様が復活した以上、違う道を歩み始めている他の姉妹に執着する理由もなさそうですが・・・アトロポスはアトロポスで家族に対しての思いが変化しているのかもしれない。

ガエリア


ガエリア「一ノ瀬宝太郎。ギギストもジェルマンも賢者の石を持つこの男にこだわりすぎたゆえ王の座を取り逃した」
グリオン「ガエリア。貴様は違うというのか?」
ガエリア「もちろんです。私は星のささやきを聞き未来を読める。黄金郷などという愚かな妄想にとらわれた、あなたには見えない正しき世界の姿が」
グリオン「星占いなど興味はないが私の軍勢がそろうまでの間お手並み拝見といこう」
ガエリア「つけあがるなよ人形風情が。あなたの天運は私の手の中にある」

感想の方で散々書いたのであれですが・・・思いっきり予言を外したのに「未来を読める」とか言っても説得力ないんですよ。
恐らく残り話数的に次回で散りそうですが少しは偉大なところを見せてから退場していってほしいと思います。
ただ次回予告見る限りガエリアと宝太郎は直接戦わない気がする。グリオン様の軍勢・ドレットルーパーのかませ犬になって退場しそう。

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