映画 仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク
ネタバレありの感想です。
ネタバレ注意。
感想
気になる事が多すぎる。
グリオン様・・・というより冥黒王は何をしたかったのか。
冥黒のデスマスクたちをなぜ作ったのか。
時系列はいつなのか。
などなど他にもあるのですがそれについては後述。
スパナの扱いが悪い。現代編と未来編でメインライダー達が分かれましたが、現代編のメインライダーは完全にカグヤ様になってしまっている。カグヤ様のパートナーがスパナみたいな扱いに見えてしまうんですよ。これはいったいどういう事なのか。
ドラマパートではせっかく自分と自分と同じ顔の敵幹部(ヘルクレイト)が存在したのにその敵幹部とは後半戦闘しているだけであっさり決着。アルザードとラキネイレスの方がそれぞれドラマパートで見せ場があったように思えてしまう。そもそもただでさえ短い現代編のドラマパートはカグヤ様と通りすがりの仮面ライダーに奪われているし。
戦闘面ではカグヤ様がゴージャス過ぎて・・・レジェンダリー使っていない分、あれでも抑え目でしたがそれでもカグヤ様に遠く及ばない活躍。さらにはガヴの引き立て役みたいなポジションにさせられており・・・ちょっとスパナの扱いが悪い。というか酷い。
蓮華お姉さんと錆丸先輩が活躍しているのにスパナは拘束されてグミを渡されていただけの印象が強すぎる。その後きっちりヘルクレイトを倒してはいるのですがもう少しスパナにカッコイイ見せ場を用意してほしい。錆丸先輩はテレビ版でもドレットルーパー単独撃破という見せ場があったんだから映画じゃそこまで活躍しなくていいじゃないですか・・・。蓮華お姉さんと錆丸先輩が善戦するも数に押されてガヴに助けられる、みたいな展開じゃダメだったのだろうか。
とはいえスパナを除いたメインライダーたちの活躍自体は良かったと思うんですよね。
ザ・サンのケミーカード関連の話とか。
あの辺は良かったと思うんですよ。
ですがそれだけにスパナの話が非常にあっさり終わってしまった上に引き立て役にされてしまったのが気になってしまう。もう少しスパナを活躍させてほしかったと思ってしまったガッチャード夏映画の感想でした。
以下気になったことについて雑記。文章修正中。
グリオン様
敵側で気になったのがグリオン様。
とはいえ今回はグリオン様の意思がどれほど残っていたのか不明なのでまずは映画情報の情報を整理。
完全ネタバレ注意。
デイブレイクの世界では16話でオロチマルガムに宝太郎が敗北。
グリオン様は宝太郎の片目を奪ったものの宝太郎を始末することなく生存させる。
その後ケミーカードを集めさせ冥黒の扉を開き、冥黒王の力を取り込む魔王グリオン(通称)となる。
魔王となった後は三姉妹を捨て、世界を蹂躙し続ける。
グリオン様と言えば27話で
「私は永遠に止まった時間の中で黄金に光り輝く美しき世界を眺め暮らすのだ」とエルドラドに至る事を目的としていたはず。それがなぜ世界を蹂躙していたのか。
他には41話で
グリオン「冥黒の檻の中で何度も夢に見た顔だ。その眼に金色の世界を映すまで私は消して滅びない」とアトロポスに語り掛けていたにも関わらずあっさりアトロポス含めた三姉妹を切り捨てたのは何故か・・・などテレビ版の行動を考慮するとおかしな行動が多かったのですが映画終盤でその謎が明かされることに。
グリオン様は冥黒王に精神を乗っ取られていたとのこと。
世界を蹂躙していたのは冥黒王による影響だったと思われます。
ただこれについても気になる事はあるのですが・・・グリオン様には関係ないので後述します。
とにかくグリオン様の精神はすでに冥黒王の物となっていたという事ですね。
テレビ版ではジェルマンの体とジェルマンが保有していた賢者の石の力を使って自身の体を再錬成していたグリオン様ですがテレビ版では自身の意思を保っている模様。
これはジェルマンの力だけを取り込んだのでグリオン様の意思を保てているのか。それとも今後影響が出るのかは不明ですが・・・少なくとも現時点(45話)では影響はない模様。
ギギストとガエリアがジェルマン退場後、賢者の石の力が戻ってこない事を疑問に思っていたシーンがあるので。
冥黒王の思惑通りであるなら冥黒王二人が雁首揃えて「なんでだろう?」とするシーンはないはずですよね。ガエリアはジェルマンに嘘の予言を伝えていたので全て未来を見通した上で芝居をしている可能性もありますが・・・他の冥黒王と同じ程度の力しかないはずのガエリアがそこまで読み通せる可能性は低そう。なのでテレビ版のグリオン様はグリオン様の意思で動いてる可能性は高いはずです。
今後他の冥黒王の賢者の石の力を吸収したグリオン様が冥黒王に体を乗っ取られる可能性はありますが・・・それは今後のテレビ本編で明らかになると思われます。
冥黒王
グリオン様の項目で書いた気になる事について。
なぜ冥黒王は世界を蹂躙しようとしたのか。
テレビ版でも最終目標は明らかになっていない冥黒王ですが現時点では世界を蹂躙するつもりはないはず。
世界を正しく導く、人類やケミーを全てマルガム化する、といった事は言っているのですがそれなら世界を蹂躙する必要はないはず。ライダーたちさえ始末してしまえば邪魔をする人間はいないですしね。少なくともドレットルーパー軍式に人間を集めさせギャーソリン的なものを集める必要はないはずなんですよ。
じゃあなぜ冥黒王は世界を蹂躙しているのか?
宝太郎から賢者の石の欠片を奪おうとしているのではないかと予想してみます。
テレビ版では賢者の石の欠片、タマゴンと宝太郎がガッチャンコしすぎて分離できないという話があったはず。
ギギストは宝太郎をマルガム化させることによって分離させようとしていたはずですが未来世界ではできなかったのではないでしょうか?
宝太郎の仲間を次々に殺害。さらに追い打ちをかけるように冥黒のデスマスクを作成。
それでも宝太郎からタマゴンを奪えないので世界を少しずつ蹂躙して精神的に追い詰めているとか。
テレビ版ではホッパー1マルガムを倒してしまった事によりマルガム化しかけた宝太郎がなぜ未来世界ではマルガム化しなかったのか不明ですが・・・もしかしたら一度マルガム化したけれども世界の惨状を見て精神的に追い詰められまくったタマゴンが宝太郎の中で完全に引きこもっていて取り出せなかった可能性はありそう?
なんにせよ未来の宝太郎の中にも賢者の石の欠片があるはずなのでそれを取り出そうとしている可能性はありそうです。
ただしギギストがカグヤ様回で
「世界の終末。それも面白いが・・・」と言っていた事から世界を滅ぼしても面白いかもね、といった感じで世界を蹂躙している可能性はありそう。
他にもグリオン様を乗っ取ったつもりでも実は制御しきれてなくて冥黒王とグリオン様の意思がせめぎ合った結果、世界が崩壊しかけている可能性はありそう。なにせテレビ版で散々醜態を晒している冥黒王だし。
今回グリオンはしょせん操り人形よ!といった勢いで登場しましたが実は封印されていてグリオン様の体が消滅するまで表立って行動できない可能性すらある。冥黒王だし。
この辺の説明を映画本編できっちり説明してほしかったところですが・・・テレビ本編のこれからの放送で冥黒王の真意が少しでも明らかになる事を期待しています。
テレビの現在の流れだと真意不明のままグリオン様がラスボスになりそうなので。
時系列
43話~44話の間?
44話冒頭で夏祭りに関しての話をしている事。
45話で加治木と聖さんが花火一緒に見れなかったね、と話している事。
映画のラストでは夏祭りと花火と浴衣りんねで締めていた事から恐らく44話前だと思われます。
映画では加治木が仮面ライダーいっぱいだあ、みたいな感じで浮かれていたシーンもあったし。
ただ加治木は錬金術に関してどこまで理解しているのか曖昧に見えるシーンが多くあったのでちょっと微妙ですが。
とにかく44話前である可能性が高いと思われます。
冥黒のデスマスク
なぜグリオン様(冥黒王)は三姉妹を捨て、デスマスクを作ったのか。
とはいえヘルクレイトとアルザードはわかるんですよ。
宝太郎を精神的に追い詰める為ですよね。
だとするとラキネイレスを選んだ理由がわからない。
恐らくデスマスクたちは死ぬ寸前の顔を再現しているはず。
アルザードの顔半分がただれていたはずなので。
ミナト先生とスパナの顔を使ってデスマスクを作るのは理解できるんですよ。
仲間の死に際の顔の敵が襲ってくるとか・・・宝太郎を精神的に追い詰めるのにはうってつけですよね。
じゃあなんでラキネイレスはラケシスの顔を使ったのか。これがわからない。
素直にりんねの顔を使えばいいのにわざわざラケシスの顔を使っているんですよ。
ここからは私の推理にはなってしまうんですけど・・・冥黒王がグリオン様を追い詰めるためにしたのではないでしょうか。
グリオンは俺の操り人形!とか言っておきながら実は制御できていなかった、という妄想を冥黒王の小目で書きましたが・・・グリオン様を精神的に追い詰め、体を乗っ取ろうとしたのではないでしょうか?
だからこそ三姉妹で最初に倒せたラケシスを使ってデスマスクを作成。グリオン様を精神的に追い詰めることでグリオン様を完全に乗っ取ろうとした可能性が?
この推理に問題があるとすればグリオン様は一ミリもラケシスに興味がないって事ですが。宝太郎にもあまり効果はない。
アトロポスやクロトー、特にクロトーにはこうかはばつぐんだ!でしたが・・・三姉妹ぐらい倒そうと思えばいつでも倒せるはずですしね。
単に脚本的に三姉妹に見せ場を作りたかっただけな気もしますが・・・それより私は自称全てを理解する冥黒王が他人の気持ちをこれっぽっちも理解しないで作成しただけの存在だと妄想しておきます。
もしくは冥黒王がマンモス哀れなヤツ!みたいなノリで作っただけなのかもしれない。
テレビ版では一番味方側に近いポジションなのに映画版ではラケシスだけ敵なあたり。
仮面ライダーガヴ
変身方法が斬新過ぎる。
まさかジッパーを開いてお腹を露出させるとか・・・。
と最初は思ったのですがお腹に直接ベルトを巻くライダーはいました。
アマゾンライダー・・・はちょっと違う?
セイバーのファルシオンとかアマゾンアルファとか。毎回ではないですが。
他にもなぜか全裸でベルトを巻く尻彦さん・・・じゃなくて霧彦さん。(ライダーじゃないですが)
他にも上半身裸を全裸と勘違いして変身した神とか。
とは言えジッパーを開けてお腹を露出。その後変身するライダーは初。個性的。
ただギミック自体はそこまで特殊なものではなさそうな感じも。
ドライバーにゴチゾウを食わせてフォームチェンジ、またはギミック発動するタイプっぽい。
今回はパンチを強化するグミを食わせていた模様。
それより気になったのが装甲がグミのようになっていたこと。
グミっぽい・・・というか弾力性のある装甲?
衝撃吸収する設定のフォームは今までにあったとは思いますが弾力性があるのは珍しいはず。
他には・・・主人公・ショウマが戦闘直後にお腹を空かせていた事。
ライダーに変身するとカロリーを消費してお腹が空くのか。
それとも常にハングリーな主人公なのだろうか。
前者なら創世の力を得た英寿ぐらい食料を食べそうな気もする。
後者ならゴーバスターズのイエローバスターのように戦闘中にも補給が必要になるとかありそう?
樹液を舐めて復活、みたいな展開があるのかもしれない。
仮面ライダードラド
強いのか弱いのかよくわからない。
一応プラチナガッチャードを倒した実績はあるもののレインボーガッチャードが全力を出せれば一人で倒せていたような気もする。
主人公補正を抜きにすればデイブレイク+マジェードよりガッチャーブラザーズ2体の方が強そうだし。
ジェルマンを倒した時ぐらい、やりたい放題すればレインボーだけで倒せそうなんですよね。
もちろんミラクル、シャイニングデイブレイクには遠く及ばないだろうしあまり強そうには思えない。
さらに言えばそもそも冥黒王って強くないですしね。
なにせ過去に逃亡した冥黒王がシャイニングデイブレイク単体に敗北しているので。
しかもあの絵本の内容によると「悪魔をまたたく間に滅ぼしてしまいました」とのこと。
伝承なので盛ってある可能性はあるのですが・・・テレビ本編でのジェルマンの醜態を見る限りシャイニングデイブレイクなら瞬殺できてもおかしくはないかなあと思ってしまう。
一応弱点つかない限りミラクル+シャイニングでも苦戦はするようですが・・・まあ強くはないですよね。
そんな悪魔以下のドラドなのでレインボー以下でもおかしくはないかなと思ってしまいます。
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