仮面ライダーガッチャード 第48話 黄昏にさよならを 感想

グリオン「君の持っている物は全て欲しかったのだ。私には君がもう一人の私のように思えた」が気になった 第48話 黄昏にさよならを 感想です。

映画のネタバレがあります。ネタバレ注意。

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感想


気になる事が多すぎてどこから書いてよいのやら・・・
まずはアトロポスについて。

結局アトロポスは退場。りんねの中に戻る結末に。
最終的に「守るよ、約束」と消えていったアトロポスでしたが、そういえばグリオン様復活以降は人を傷つけてはいなかったですね。
冥黒の姉妹やりんねをストーキングしていた&グリオン様に椅子を作っただけ。りんねとの指切りの約束をきっちり守っていたのは間違いない模様。

それは本当にお友達になりたかったりんねとの約束だったからなのか。
それとも自分自身の約束事だったからなのか。
19話。りんねがテレビ本編で初変身した回でりんねは
りんね「私のルールは・・・私が決める!」
と決意を固め変身していましたがりんねと約束をしたアトロポスも自分のルールは自分で決め、そしてそのルールに従って行動していたようにも思えてきます。
まるで同一人物だったかのように・・・同一人物だった。

次はスパナ。
強化フォーム来た!
ただ47話は完全に自分の思いだけを優先していたように思えるスパナの行動。個人的にはスパナの行動自体はどうかと思えたので次回は前回の独断ともいえる行動を払拭するような活躍を期待したい。
そして今から書いておきます。ギギストはお疲れさまでした。次回はスパナの新フォームにかっこよくやられてください。

最後はグリオン様。
次回スパナ新フォーム登場かつギギスト退場はほぼ確定なのでやはりグリオン様がラスボスか・・・。
まあラスボスとは言っても所詮賢者の石が集まっただけの存在。シャイニングデイブレイクに「悪魔をまたたく間に滅ぼしてしまいました」されてしまった完全体(ニジゴン除く)冥黒王だし強さ的には期待できない。
ミラクルガッチャードはケミーのサンが進化しないと使う事はできそうもないのですが東映公式HPによるとガッチャードも最終回限定フォームがあるっぽい。どうとでもなりそうな最終決戦。

それはともかく明らかになったグリオン様の狙い。
それは・・・いや、あまり明らかになっていないような気がしてきた。
というのも今回明らかになったのはアトロポスを風雅を追い詰めるための道具としか思っていなかったこと。それはほぼ確定。

目的はあくまでエルドラドを作る事なのはほぼ確定なのですが気になるセリフが。
グリオン「君の持っている物は全て欲しかったのだ。私には君がもう一人の私のように思えた」
・・・やっぱりグリオン様は風雅の因子から作ったホムンクルスでは?
となるとちょっと話は変わってくると思うんですよね。
実際はエルドラド云々は最終目的ではないと可能性が。一応グリオン様の目的なのは間違いないと思いますがそれもこれも全て風雅になり替わる事が目的では?と思えてきてしまう。

27話でのグリオン様は
グリオン「私は永遠に止まった時間の中で黄金に光り輝く美しき世界を眺め暮らすのだ」
と話していました。これは風雅が持っている物を全て自分のものとして、それを一生大事に抱えて生きていくよ、という宣言だったのでは・・・。
新しくものを作り出す気はない。風雅が持っている物を独占できれば良い。なぜなら私は風雅だからだ・・・みたいな。
風雅の全ての記憶、全ての所有物、そして存在をも私の物としそして私は生きよう、永遠に!
といったネオエクスデスみたいな考えをしているのかもしれない。ネオエクスデスと言っている事は正反対ですがそれはさておき。

とにかくラスボスはほぼグリオン様で確定。
あとはグリオン様の真意がどこまで明らかになるかが気になるところですが・・・多分全ては回収されそうもない。
そもそも最終回は宝太郎がメインの話になりそうだし。
さらに言えばグリオン様と言えば金剛真美との伏線もありますがその辺を回収していたら全く話は終わらないですしね。
恐らくグリオン様の過去とか設定はなんかそんな設定あるかもね、という匂わせで終わる気がする。

なんにせよ残るところ2話。
きっちりラストまでグリオン様が良い悪役を完遂して話を盛り上げていってほしいと思う 第48話 黄昏にさよならを 感想でした。


以下 8月17日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

一ノ瀬宝太郎


ガエリア「仮面ライダー!?どうやってこの空間に・・・?」
宝太郎「決闘に必要なもの以外は入れないのがルール。でも銃は必要な道具だ!」
ガエリア「こしゃくな・・・!」
風雅「君の発想にはいつも驚かされる」

風雅は「いつも」というほど宝太郎と一緒にいた記憶がない。
とはいえ義体で情報収集できていそうだし映画の世界の事も把握してはいそうだし常に見ていた可能性はありそう。
しかしこの決闘に必要なもの以外に入れない→じゃあ決闘に必要なものに変身しよう、という発想はどこかで読んだ記憶があるのですが思い出せない。
まあ思い出せないものはおいといて。
この後スチームホッパーでガエリアと戦えていたのが気になってしまう。これはレインボーブレスで強化されていたのだろうか。まあジェルマンもスチームホッパーで大ダメージ与えていたので宝太郎が錬金術を自在に扱えるようになったことでスチームホッパーも強化されたと思っておきます。
その割に最近ファイヤーガッチャードが出るたびに敗北しているような気もしますが多分気のせい。

九堂りんね


りんね「アトロポス・・・あなたは大丈夫なの?」
アトロポス「どうして僕の心配をするの?死にかかってるのは君のほうなのに」
りんね「そうだけど・・・あなたに人を傷つけてほしくない」
アトロポス「いつも他人のこと気にしてばっかり。君が僕のモデルだなんて・・・やっぱり信じられないな」

昔はともかく最近のアトロポスは他人の事を気にしてばっかりだったような気もする。
というか昔はグリオン様の命令第一。最近は姉妹やりんねも気になる、といった印象なので最初から人を気にしてばかりだったような。
自分の意思で行動していたのはそれこそりんねとお友達になろうとしていたぐらいじゃないですかね?
なんだかんだ言ってアトロポスのモデルはりんねだと信じられる。
東映公式HPによると初期案では違う方向性になる可能性もあったみたいですがこの展開には納得できます。

アトロポス「守るよ。約束」
ガエリアの攻撃からりんねを庇うアトロポス
アトロポス「うっ・・・」
りんね「アトロポス!アトロポス!そんな・・・どうして!?」
アトロポス「僕はずっと君がうらやましかった・・・お父さんから愛される君が・・・でも違った。本当に欲しいものは・・・りんねちゃんみたいな友達だったんだ」
りんね「なれるよ今からでも。だからしっかりして!」
アトロポス「いっぱい意地悪して・・・ごめんね」
りんね「うわああぁぁーーっ!!」

ここに来て捨てられるグリオン様・・・まあ先に捨てたのはグリオン様ですが。
しかし映画でもアトロポス(と他姉妹)はグリオン様から捨てられてるんですよね。映画グリオン様は冥黒王に完全に乗っ取られていたのでその影響かと思ったのですがそんな事はなかった。
映画だとりんねが死んだので人形はもういらない、と三姉妹も捨てたのでしょうかね?そもそもデイブレイクの世界だと風雅も死んでましたっけ?
その辺は長くなりそうなのでおいといて。
結局約束を守り通したアトロポスがりんねを庇って消滅する結果に。なんだかんだいってアトロポスはりんねとの約束を重要視していたんでしょうね。自分のルールは自分で決める、とアトロポスも決意していた可能性はありそうです。

アトロポス「勝ったみたいだね」
りんね「ありがとう。約束守ってくれて。今度は私があなたを・・・」
アトロポス「もういいんだ。僕は君の中に還るよ」
りんね「アトロポス・・・」

アトロポス・・・オールアップしてない(はず)だからまだ登場する可能性はありますよね。なんならもう一回りんねからホムンクルスを・・・それは色々とアレなので無いと思いますが。
ただこのままだとクロトーのガッチャは叶わないんですよね。三姉妹のガッチャは全員叶わないのか。それとも別の方向性でガッチャを見出すのか。気になるところです。

トワイライトマジェード


スペックを見て驚いたのですが意外にスペックが低い。ファイヤーガッチャーぐらい?最終決戦仕様だしもう雑魚もいないのでスペック盛っても良いと思うのですが。
それともケミーカードが進化したぐらいではスペックは大幅にアップしたりしないとか?まあレベルナンバー10を使ったスーパーガッチャードもそこまでスペック向上していないのでケミー単体が出せる能力はそこまで高くないって事ですかね?
ただそれでもアイアンガッチャードを超える程度のスペックがあっても良かったとは思います。その分、特殊能力を盛っているみたいですが。スパナ最終フォームはどうなることか。

黒鋼スパナ


スパナ「うっ・・・ここは・・・」
風雅のメモ「まずは体を癒せ。そのあとはこの実験室を好きにつかっていい」

思った以上に瀕死の重傷だったスパナ。宝太郎はピンピンしていたのに。
とはいえこれは101重錬成した反動もありそうですが。さすがに宝太郎もスパナをここまでボロボロにするつもりはなかったはず。多分。
しかし次回スパナの最終フォームが登場するようですがどういった経緯をたどるのか。
次回予告 スパナ「この光は一ノ瀬宝太郎が俺にくれた輝きだ!」という事で宝太郎が大きくかかわるとは思うのですが。
前回戦った時に過去の自分を思い出したのでそれ関連?
自分にも宝太郎のようなガッチャを夢見ていた時期があった。両親を失うなどの現実を経て夢はしょせん理想に過ぎないと悟った。しかし夢に向かって進み続ける宝太郎を見て自分も再度自分のガッチャをつかもうと思い至った。みたいな展開?
なんにせよ次回はきっちり、そして格好よく「変身」してほしいと思います。

グリオン


風雅「やはりアトロポスは10年前のりんねをモデルとして作ったのか」
グリオン「私はこれまで散々非道な行いをしてきた。だがアトロポスだけは守りたい!あの子は私のただ一つの光なのだ!」
風雅「君のことを許すことはできない。だが我々が力を合わせれば必ず2人を助け出せる」

このシーン。東映公式HPによると一瞬だけグリオン様が芝居しているシーンがあると書いてあったのですがどの辺だろうか。
風雅の「だが我々が~」のあたり?本当に一瞬過ぎてますが一瞬だけ表情が変化しているような。
それはともかくなんで三姉妹を作ったのか気になってしまう。アトロポスだけ作ればいいと思うのですが。
りんね=輪廻。運命っぽいから運命の三姉妹の名前を付けよう。三姉妹で一人だけいるのはおかしいから他にも二人作ろう。長女が一番小さくなったけどまあいいか。
みたいなノリで作ったのだろうか。まあこの辺は初期設定になかったと思われるので深く追求するのはやめときます。

グリオン「私はこんな形で君と戦いたくはなかった。覚えているか?私がまだ君と共に錬金術を探求していた頃のことを」
風雅「ああ」
グリオン「あの頃から私が抱き続けたこの感情を君は決して理解しないだろう。命を尊ぶあなたの思想は偽りの命を与えられた私にはあまりにも まぶしすぎた。しかし私はそれを蔑みながらもこの手で自分の娘を錬成した。君の持っているものは全て欲しかったのだ。私には君が・・・もう一人の私のように思えた」

感想の項目でも書きましたが気になるセリフ。
やっぱりグリオン様は風雅の因子から作られた気もする。ただし決定的な証拠もないし・・・最終回までにちょっとでも明かされると嬉しい。

グリオン「この人形を大切にしてきたのはまさに貴様のその絶望の顔を見るため。貴様の娘の力でキマイラはこの世を黄金に変えるのだ!」
ガエリア「私の紋章がグリオンに上書きされている!?」
グリオン「これでキマイラの所有権は私のものだ」
アトロポス「僕を助けに来てくれたんじゃ・・・」
グリオン「まだわからないのかい?お前を愛したことなど・・・一度もない」
アトロポス「グリオン様・・・」

結局グリオン様の目的はエルドラドっぽい。
エルドラドを作って何をしたいのかは謎ですが。
となると映画で世界を破壊していたのは冥黒王の影響っぽいですね。今回わざわざキマイラの特性を破壊から黄金への錬成(?)に上書きしていたので。
なんにせよ今までアトロポスだけに愛情を注いでいたのは演技だった、という事で。
いや、グリオン様が風雅の因子を持っていると仮定するならばアトロポスを本当に愛していた可能性があるのかもしれない。
映画で冥黒王の影響を受けていたのは確定。
現在のグリオン様もジェルマンを吸収しているので影響がないとは限らないはず。
ジェルマンにガッチャされる前はアトロポスを本当に愛していた。ジェルマンをガッチャしてからは影響を受けて今回のような事をしてしまった可能性があるのかもしれない。

クロトー


消滅するアトロポス
クロトー「間に合わなかった・・・!」

間に合わなかったクロトー。この時ラケシスを捜しに行っていたようですがラケシスがいても結果は変わらなかったとは思いますが。
それはさておきこれでクロトーのガッチャは叶わないことになりましたがどうなる事か。
暴走するのか。それとも残った家族(ラケシス)を優先するのか。ただ次回はラケシス回でもあるはずなんですよね。ラケシス庇って退場しそうな気もしてしまう。

ガエリア


ガエリア「なぜ・・・なぜ運命にあらがおうとする!?人は皆 怒りや悲しみに支配されるもの。だから星に示された運命を受け入れ心を捨てることが正しき進化なのです!かつての私もそうして人間を捨てた!」
りんね「あなたは間違ってる!どんなにつらくても自分の生き方は自分の心で決めなくちゃいけないんだ!」

冥黒王たちがどんな存在かよくわからなかったのですがこのセリフからすると三人とも元人間。賢者の石の力を使って人間を捨てたって事ですかね?
なぜ一つしかない賢者の石を使って3人の人間が冥黒王になったのか気になってしまう。その辺は次回ギギストが解説してくれるかも。
しかしガエリアはちょっと可哀そうな気もする。恐らくですが術を極めた結果、運命を知り過ぎてしまった。心が耐えきれなくなって捨てたっぽいですね。ある意味セイバーのストリウスみたいなキャラなのかもしれない。頑張って歌作ったけど全部本に載ってたよ。ついでに人類の歴史の終わりもあるのを知ったよ。じゃあ世界滅ぼそう・・・
いや、結構違っていた。まあなんにせよ運命を見過ぎた結果、運命を狂わされた人間ではあるのでしょう。

ガエリア「姿は変われど・・・あなたの未来は読める。あなたの攻撃など当たるはずが・・・ぐはっ・・・!」
りんね「えっ?うわっ!」
ガエリア「ぐああっ!バカな・・・!」
りんね「体が勝手に動いた!?アトロポス・・・私の中にいるの?」
アトロポス「僕とりんねちゃんがこうして一つになることはガエリアの読んだ運命の中にはなかったみたいだ。だから僕のことは予測できない」
りんね「アトロポス・・・一緒に戦ってくれる?」
アトロポス「いいよ」

結局ガエリアが未来を外したのはアトロポス関連。
グリオン様が復活したのもりんねの攻撃を読めなかったのもアトロポスが関わった為。
もしかしたら冥黒の三姉妹のアトロポスの由来が運命の糸を断ち切るアトロポスだったから、なのかもしれないですね。アトロポスの行動は星を読んでも見通すことはできなかったとか。
まあホムンクルスにそんな特殊能力があるとは思えないので単にガエリアの術が不完全だった可能性の方が高いですが。完全に運命を読む力があればそれこそストリウスのように世界滅ぼしてやるぜ!みたいな思考になっていたかもしれない。
なんにせよガエリアはメインキャラにも大きくかかわり、そして派手に散っていたよい悪役でした。
・・・ジェルマンもこの半分ぐらい活躍してほしかった。あいつ単なるゲスト強怪人ぐらいの扱いじゃないですか。

ギギスト


風雅「グリオン・・・これでお前のもくろみも ついえたはずだ」
グリオン「フン・・・キマイラは失ったが冥黒王が一人落ちた。結果は上々だ」
宝太郎「グリオン・・・俺は絶対お前を許さない!!」
ギギスト「いや・・・我が許そう。賢者の石を渡し再び我が人形となればな」
グリオン「フハハハハッ・・・!力を手にし高ぶる気持ち理解するぞギギスト。だが完全な力を手に入れるのは私だ。そして君たちを黄金の世界へ招待しよう。ずっと焦がれた私の理想郷へ」

今まで「なぜ見てるんです!」していたギギストがここに来て登場。まあ現状レインボーガッチャードには勝てないのは分かり切っているのである意味正しい選択ではあるのですが。その心、我は理解する。
ただ次週はスパナと戦うようなので・・・せいぜいキャノンボーグと一緒にカラフルな花火となってほしいと思います。
それはともかくグリオン様は冥黒王の影響受けてないですかね?今まで理解するぞ、とか言った記憶はないのですが。
ただ吸収したのはガエリアの賢者の石。運命がどうのこうの言い出してないので単にギギストを煽るために言っている可能性が高そう。グリオン様は元から煽りスキルだけは一流なので。

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