玄蕃の死に場所はここなのだろうか バクアゲ31 華麗なる挑戦 感想です。
感想
ネタに次ぐネタ満載のカレー回と玄蕃との対比がすごい。
いや酷い。
あまりにも落差あり過ぎるんですよ・・・下手したら玄蕃の死に場所になっていたかもしれない今回。
気になるのがマッドレックスの「俺を殺 せ」
そして玄蕃に止めを刺さなかったディスレース。
双方ともに何かしらの思惑があるっぽいですが・・・他のネタがカレーのスパイスのようにミックスされまくっていて何がなんだかわからない話になっていような。
とりあえず玄蕃は後にして今回の話。
サブタイトルはカレー漫画の華麗なる食卓っぽい。
冒頭の先斗はポルナレフ?
カレー勝負に至る流れは漫画版のミスター味っ子っぽい。
そして敵のカレーはタイパを除けば味平のブラックカレーのようなカレー。
現代の小さなちびっこにわかりやすく書くと仮面ライダーガヴの闇菓子のようなスパイスを使ったカレーに見える。
そして決着はアニメ版のミスター味っ子最終回のような展開。
ミラが作ったカレーの内容的にもリアクション的にも。
ちょっとネタをミックスしすぎですよ・・・カレーには無限大の可能性があるようですが本当にごちゃまぜし過ぎ。
そしてそんなやりたい放題の本編にドシリアスな玄蕃のシーンが挿入。
もう本当に色々混ぜ込み過ぎる。シリアス回とネタ回を混ぜてはいけない。
とまあ色々混ぜ過ぎたネタ回だったので次回は玄蕃中心のシリアス回になると思いきや・・・まさかのトッキュウジャー回。
3rd lapのティザービジュアルでトッキュウ1号が出ていたので登場するのはわかっていたのですが・・・まさかのメインがザラムこと虹野明。
思えば実な正体がアレで終盤ドが付くほどのシリアス展開をやったトッキュウジャーの面々に対して空気を読まずに死に場所を探しまくっていた、ある意味今回のカレーのような存在が虹野明だったなあ、と思い出してしまう。
いや、明は終盤空気は読んではいたのですが加入直後の印象が強すぎる。
なんにせよブンオレンジとトッキュウオレンジ・・・じゃない6号が絡む驚きの展開。
どうも死に場所を探す玄蕃とかつて死に場所を探していた明とで何かあるようですが果たしてどうなる事か。
なかなか面白い組み合わせなだけに展開が気になりますが・・・ちゃんとライト出るよね?ちょい役じゃないよね?
と恐らく必要ない心配をしてしまいそうなほど虹野明のインパクトが強かった。
とにかく玄蕃の死に場所はここではない事を期待したい バクアゲ31 華麗なる挑戦 感想でした。
以下 9月30日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
範道大也
大也「世界各地から取り寄せた幻のスパイスの数々だ」
レイカ「これ高かったんじゃ・・・?」
大也「気にしないでください。ミラのたっての願いですから」
未来「いや そういうことじゃなくて・・・」
大也「えっ?じゃあこうしよう。店のイメージチェンジだ。一流のインテリアを取りそろえ外観も作り直して本格志向のお客さんにアピールする」
未来「それもダメ!」
大也「えっこれも・・・?わかった。俺が向こうの店をまるごと買おう!」
未来「それは一番ダメ~!」
店の買収を提案する系主人公。
大也らしいというかなんというか・・・さすが
大也「そうだな。だから今の俺は聞こえた悲鳴は絶対に無視しない。誰よりも速く駆けつけて笑顔に変える。それがブンブンジャーだ」
な大也。あまりにも最速な解決方法。
まあ今回は笑顔にできませんでしたが。
余ったスパイスはブンブンカレーに使用してください。
鳴田射士郎
未来「みんな力を貸して!お願い!」
大也「わかった。俺がなんとかしよう。シャーシロと錠はライバル店の様子を見てきてくれ」
錠「オーライ!」
射士郎「いや俺が情報収集してこの店の戦略を考えるほうが・・・」
錠「いいから行きましょう!」
射士郎「えっ?あっ!えっあっ・・・大也・・・」
錠「ごちそうさまでした!」
結果だけを見れば射士郎の案の方が良かったのではと思ってしまう。
射士郎なら煮込み時間が足りない事に気が付いた・・・かもしれない。
「情報収集して戦略を~」と言っているので出来なかった可能性もありますが少なくとも大也よりはいい提案が出来そう。ただその後で結局ハシリ屋カレーに情報収集しに行ってカレーの呪いにやられていた可能性はありそうですが。
とするとやっぱり大也の提案は間違っていなかったのかもしれない。まあ射士郎の案でも呪いにやられたメンバーが増えるだけで最終的な結果はかわらなかったのかもしれないですが。
焔先斗
ビュン「どうした?先斗」
先斗「ありのままに今 起こったことを話すぜ。俺がカレーを食べようとしたら皿はすでに空になってたんだ」
ビュン「は?」
先斗「確かに食った。うまかった。だが食った気がしねえ・・・」
ビュン「おい先斗 大丈夫か?」
先斗「俺に・・・俺にカレーを食わせろ~~~っ!!」
ビュン「誰に話しているんだ!?」
先斗がポルナレフ状態に。
ただし今回のカレーについては
「催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ…もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
ではないんですよね。
カレーの隠し味(と言ってよいのか不明ですが)はディスレースの呪い。ある意味では催眠術。
そして作られているカレー、そして食事時間は間違いなく超スピード。
「もっと恐ろしいもの」はDIO様の時間停止でしたがそこまで恐ろしいものではなかったですね・・・いや十分おかしいか。
そもそも先斗は「誰に話しているんだ」という状態になってしまっていたのでハシリ屋カレーも十分に恐ろしいものですね。
ビュン・ディーゼル
ビュン「認めたくないものだな・・・このカレーのとりこになってしまったという事実を!」
ネタ満載回だったので見過ごしていた。
これも漫画ネタ・・・というよりアニメネタだったのかもしれない。
ガンダム1話、シャアのセリフっぽい。
ただ別に料理関係のネタではないし特に関係ないのかもしれない。ビュンは地球の色々なものにハマっているっぽいので最近ガンダムを見てつい言ってしまっただけな気もする。
ハリケンジャーのサンダールが関係しているなら別ですが今回の話には関係ないはず。
マッドレックス
マッドレックス「ブンブンジャーにブレキ人がいたとはな・・・教えてやる。ディスレースはこの奥だ。その代わりブーンレッドに伝えろ「俺を殺 せ」」
玄蕃「何!?」
マッドレックス「お前が生きて戻れたらの話だが・・・」
「俺を殺 せ」の意図はなんでしょうね?
ディスレースに操られるぐらいならライバルに殺 される方がマシとか?
もしくは「殺 せ」と伝えても実際に倒すことはしないはず。瀕死になればディスレースが何かしらリアクションをするはずなのでその隙を狙ってとか?
ただ「お前が生きて戻れたら」と玄蕃がメッセージを伝えてくれることをあまり期待していない風なセリフ。
そもそもライバルではあるものの大也の性格をそこまでマッドレックスが把握しているか微妙なのでブンブンジャーがディスレースの隙を作ってくれたらラッキー。できなくても自分でなんとかする、みたいな考えで言ったのかもしれない。
なんにせよ気になるセリフです。
トケイグルマー・セカンズ
ディスレース「やっぱタイパ最高!へへッ・・・時間や手間暇をかけるなんざ時代遅れよ」
イターシャ「ハシリヤン3秒クッキングのお時間です」
デコトラーデ「まずは材料を用意します」
イターシャ「はいこちらです」
ヤルカー「次にトケイグルマー・セカンズ頼んだカー!」
トケイグルマー「トッケーイ!早送りタイパ!1000倍速!」
1000倍速でカレーを作るデコトラーデとイターシャ
イターシャ「こちらに完成したものがご用意できました」
デコトラーデ「3秒どころか一瞬で出来上がり!」
ハシリ屋カレー。時間はともかく手間暇が超かかっているのでは?
既製品をそのまま使うのではなくサンシーターが555のアクセルフォーム並みのスピードで料理作っているだけにしか見えない。
タイパはいいのかもしれないですがサンシーターが過労死するんじゃ・・・。しかも超人気なので追加で作らないと回らないはず。1000倍速で動きまくって日に数百、下手したら数千人分のカレーを作るとか・・・意外にサンシーターは体力あるのかもしれない。
しかしトケイグルマーセカンズは自分が戦うのではなくマッドレックスあたりを1000倍速で戦わせれば一瞬でブンブンジャーを殲滅できたような。といっても未来が500倍速の速度に対応していたので厳しいかもしれませんが。とにかく使い方が色々間違っているような気がしないでもない。
デコトラーデ「しかもお客さんが食べる時間も早送り」
ヤルカー「ではそのプロセスをもう一度見てみるカー!」
一同「いただきます」
トケイグルマー「早送りタイパ!」
イターシャ「お客さん一人当たりの食事時間はわずか数秒!」
デコトラーデ「まさに究極の回転率・・・」
デコトラーデ・イターシャ「アップ!」
「ではそのプロセスを~」
これはギャバンネタなのだろうか。本当に今回はネタが満載。
さらに言えば食べる時間を云々はキングクリムゾンネタなのだろうか。時間をすっ飛ばすのと早送りは違うのですがみんな食べた事を認識できていないし。
しかし店の回転率を上げるために食べる時間を早送りとか・・・トケイグルマー優秀過ぎやしませんかね?
やっぱりこいつは使い方を間違えているとしか思えない。
敵味方自分問わず速度調整できる怪人はなかなかいない。
雑記
料理漫画・アニメネタが多いなあと思って色々書いてみたらブンブンジャーには全く関係ない事を書きまくってしまいました。
ブンブン「まったく・・・もう~大也は わかってねえなあ。カレーのことなら任せろ!正々堂々 味で勝負だ!」
一応スパイスに拘るのはカレー勝負ならありでは?と思ってしまう。
美味しんぼの至高のカレーはかなり高級品らしいチャックマサラが決め手だったし。いや?味と香りの重層的な組み合わせだったような?
まあその辺はさておき。そもそも美味しんぼのカレー対決は引き分けだった気もするし。
どのみち幻のスパイスを使ったカレーを一般的な価格で販売できるわけはないのでブンブンの言う通り幻のスパイスに拘らず味で勝負というのは正しいと思います。
ディスレース「こいつで さらにイノベーションだ。よし!これで呪いがかかるってわーけーよ!一度食べたら もうこのカレーなしでは生きていけなくなるぜ~!これぞコンシューマーのニーズに対応したドラスティックなブランディングってやーつーよ」
魔術的なカレーで有名なのは味平のブラックカレー。
東映公式HPでもブラックカレー?と書いてあったのでこのディスレースの呪いはブラックカレーで間違いないはず。
しかしブラックカレーは名前は聞いた事があるのですが原作見たことないな、と思ってkindleで買って読んでみました。
・・・これはちょっと展開がすごすぎる。いろんな意味で今じゃやれないですね。気になる方は原作を読んでほしい。
下記画像クリックでkindle版の販売ページに移動します
レイカ「数年前に父が亡くなって私が店を引き継いだんですが最近 近所に新しいカレー店ができて そっちにお客さんを全部取られちゃったんです。私のカレーがおいしくないから・・・」
未来「もう!またそうやって へこむんだから!」
錠「このカレーすっごいうまいですよ!」
射士郎「いい香りが鼻腔をくすぐるな」
大也「このカレーじゃダメなんですか?」
レイカ「父が残してくれたレシピのとおり作ってるんですが どうしても同じ味にならないんです・・・」
未来「うーん・・・きっと何かが足りないんだと思う。このままじゃお店がつぶれちゃう!みんな力を貸して!お願い!」
漫画版ミスター味っ子のような導入。
アニメ版では終盤味将軍グループとの対決がメインとなっていた(はず)ですが漫画版は陽ちゃんの知り合いの飲食店がライバル店が出来て困る→陽ちゃんが普通に経営努力をしている店をぶっ潰す、という展開が多かった印象。最終回直前のフライドチキン対決は色々と酷かった。
と思ったのですが同じ味が再現できなくて困る、という展開は美味しんぼとかが多かった印象。陽ちゃんはライバル店の味の再現は多いけれども店の過去の味再現は少なかった印象。弁当対決1回目も父親の弁当を再現するのではなくオリジナル弁当作りしてましたし。
味の再現は茶碗蒸しの回だったような。理屈はよくわからんがコンクリートにタケノコ放置したら灰汁が抜けたよ!みたいな展開があったはず。とにかく過去の味再現は少なかった印象。あとはおでん回とか?
ミスター味っ子はさておき。今回の話は煮込み時間が足りなかったという話。美味しんぼだと・・・お汁粉だかぜんざいの煮込み時間を増やして解決した、という回があったような気がする。
いや?あれは大量に作った方がおいしいから3日分を1度に作るよ、という話だったような?
それよりラーメン発見伝であった亡くなった兄の味が再現できない→季節によって煮込み時間など調整した方がいいよ、という話が近い気も。
まあそれはともかく・・・今回の話の要点は煮込み時間もきっちりレシピに記載しておくように、という話ですね。多分。きっと。
デコトラーデ「おいお前ら!そこの赤いのに店つぶされてもいいのか!?」
大也「何・・・!?みんな・・・!みんな離してくれ!これじゃ戦えない!」
未来「皆さーん!おいしいカレーを届けに来ました!」
大也「ミラ!」
未来「錠!シャーシロ!先斗!ビュンディー!どうだ!」
先斗「う・・・うまいぞぉぉぉぉーーーっ!!」
ビュン「うまい!!この味には何人たりとも追いつけない!」
口から謎の光線を放つ先斗とビュン
錠「こんなおいしいカレーがこの世にあるなんて・・・!!」
射士郎「今まで食べていたカレーはなんだったんだぁぁ~~~!!」
号泣する錠と射士郎
未来「よし!」
うまいぞぉぉぉぉーーーで光線を出すのはアニメ版ミスター味っ子で間違いないはず。
号泣するのもアニメ版ミスター味っ子であったような気もしますがちょっと思い出せない。今回先斗のポルナレフネタがあったのでジョジョ4部のトニオさんの料理ネタなのかもしれない。
なんにせよ小さなお子様たちには全くわからないネタではあるのですが最近の料理アニメなら大体こんなリアクションをしそう。
例えば食戟のソーマとか・・・ソーマって5年前に終わっているのか。最近でもないのかもしれない。
まあそれはともかくうまいものを食べると口から光線出したり巨大化するリアクションを味皇さまにさせたアニメ版のミスター味っ子はどうかしていると思います。
イターシャ「ディスレース様のカレーの呪いが解けたの?」
デコトラーデ「そんなうまいのか?」
未来「当ったり前でしょ!思いを込めたカレーだからね!」
これは最初見た時にアニメ版ミスター味っ子の最終回を思い出したのですがちょっと違うかもしれない。
味っ子は愛情だったし。漫画版のラストは香り米が決め手になったので友情。
まあなんにせよ思いを込めた料理はおいしいという事で。
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